小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ミステリ作家の三馬太郎が自然豊かな八百万町ハヤブサ地区に移り住んではや4年。すっかりハヤブサ地区に馴染み、作家だけでなく、地元消防団の一員としても忙しい日々を過ごしていたとき、太郎は消防団員として、ある若い女性の水死体を引き揚げる。彼女の死は自殺なのか、他殺なのか。真相究明がなかなか進まない中、太郎はとある文学賞にノミネートされる。最大のライバル候補は、今をときめく美貌の歴史ミステリ作家・北原未南。だが、未南に不可解な疑惑が持ち上がる。
前作以上に面白かった。
女性の死の謎。北原未南の疑惑。若き町長、様々な謎、疑問が解明されていく様が、まるで絡まった紐がスッと解けていくよう。田舎ほど周りの目が気になり、世間体を気にするんだよね。
穏やかで美しい自然がたくさんあるハヤブサ地区。そこにも過去には悲しい出来事があり、その歴史背景はとても勉強になった。
今回もハヤブサ消防団員が大活躍。特に、宮原分団長がいい味出してて、憎めないんだよなぁ。 -
Posted by ブクログ
実際にあった事件(大竹市強盗殺人事件・三菱銀行人質事件)をもとに描かれたフィクション。銀行立てこもり犯の男と、彼を取り巻く母と女を追う。戦争の傷跡がまだ生々しく残り、人権意識も希薄だった昭和の時代に、男と女の業が連鎖していく様はどうしようもなくかなしい。逃れたくても逃れられないやるせなさのなかで、其処此処にじっとりした生活感のようなもの、人間臭さにじみ出る様子はエンタメとして正に一級品だった。男を中心とした人間関係ではあるが、男だけが悪者でその生涯を負うという構図ではなく、どちらかといえばその隣にいた女(母・恋人)の側から真相に迫る様子が面白かった。
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Posted by ブクログ
現在35歳、子供1人と夫の3人家族
小夜子のパーソナルと重なる部分も多くスラスラと読み終えました。
30代女性は何かしら苦労や悩みを抱えてるなんて良く耳にしますが
みんなそれぞれ悩みながらも自身の心地よいを探してもがいているんだなと感じた。
なぜ私たちは年齢を重ねるか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。
現状のまま生きていく選択をするだけが人生ではないよな、まだまだこれからたくさんの出会いを求めて新しいことにチャレンジすることを忘れないでいようと思えたことば。
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