ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ありか

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    ネタバレ

    こんなにもワンシーンの情景が映像のように浮かぶ小説は初めてかもしれない。
    特に、水曜日の3人での夕食での会話とか。
    長回しのフィルムのよう。

    誰の日常にもきっとよくある1コマなのに、なんだかとても大切で温かくて切ない。
    好きな人と生きる人生の幸せを、じんわりとかみしめる。

    別れた夫の弟と交流するという設定以外は、誰にでも起こりうることばかりだし、割と静かに流れていく日常。
    ものすごくドラマティックな展開というわけではないのに、美空の揺れ動く心を繊細に描いているから、すごく感情移入して、まるで自分のことのように思いながら読んでいた。

    毒親の描写はリアルだなと思った。
    ネグレクトでも暴力でも

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    2026年08月06日
  • ちょっと今から仕事やめてくる

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    ネタバレ

    『ちょっと今から仕事辞めてくる』 を読むのは、これで3〜4回目になります。
    結末も展開もすべて知っているはずなのに、今回も途中で何度も涙が溢れ、号泣してしまいました。初読のときとはまた違う深く温かい感情が込み上げ、この本は間違いなく「私の人生を陰で支え続けてくれている特別な1冊」だと改めて実感しています。

    最初にこの本を開いたのは、中学1〜2年の頃でした。当時は単純にストーリーとしての起承転結が面白く、「すごく良い話だな」という爽やかな読後感を楽しんでいました。
    ですが、今振り返ると、この本との出会いは私の人生の大きな分岐点になっていたのだと思います。

    私はその後、中学3年生、高校2年生で

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    2026年08月06日
  • なぜ「あしか汁」のことを話してはいけないのか

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    ネタバレ

    おもしろかった…
    「堕ちた儀式の記録」に似たものを感じたけれど、ストーリーや構成は全く違う。
    「あしか汁」の謎に迫っていくところまでは少し退屈に感じたけれど、中盤からはほぼ一気読み。
    ヒトコワ系と聞いていたけれど、半分くらいはオカルト要素があった。
    衝撃だったのは最後で、それまでずっと、丁寧に淡々と話していた筆者が急に激情的になり、本当の目的を吐露するページ。
    よくあるパターンのネタバラシではあるけれど、それまでの調子とのギャップで思わずギクッ!!としてしまったし、怖かった。
    そういう意味ではヒトコワかもしれない。

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    2026年08月06日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    森見さんの新釈みたい笑。いや新釈じゃないし、舞台はそのままだけど笑。
    おいセリヌンティウス、という感じですね笑。

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    2026年08月06日
  • ハウスメイド

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    めちゃめちゃ面白かった!!
    翻訳もの苦手かと思ってたけどすごく読みやすい。

    かっこいい男性に惹かれるときの甘い気持ちとか
    実はそうだったの!?のドキドキ感と
    えぇ、あなたも!?みたいな…
    本当にどこを読んでもハラハラするし、ドキドキするし久しぶりにこんなに楽しい読書ができました( ᵒ̴̷͈ ⌑ ᵒ̴̶̷͈ )

    これは次巻絶対買う!

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    2026年08月06日
  • お探し物は図書室まで

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    そういうキャラクターもありなのか笑。

    自分の中でも本の力というか、出会うべきタイミングの本なんかもあったりして、そばにある本を大事にしていきたい。

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    2026年08月06日
  • ミステリが最強の文芸である “世界でいちばん”のトリック技法

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    ネタバレ

     これまでに読んだ創作指南書のどれよりも参考になりました。ミステリーまでとは言わずとも、ひた隠しにされている謎の要素があると、ページを捲りたくなるのは頷けます。ダブルミーニングや知識差を活かした伏線など、伏線の張り方にも種類があり使い分けられているのだなと感じました。まぁ、自分がやったら、分かりやすい伏線と言われてしまったので、10人中7人以上は騙せたらいいと本著に書いていた目安を目標に、手元に残して研鑽を積みたいです。

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    2026年08月06日
  • 本日は、お日柄もよく

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    スピーチライターのお仕事物語。様々なスピーチが登場するがどれもグッとくるものがある。20代の結婚式の友人代表スピーチをする前に出会いたかった本。政治の話も出てくるが、駆け引きが面白い。

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    2026年08月06日
  • 人文知は武器になる

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    非常に勉強になった。組織や時代の構造を理解しようと努め、解像度を上げることがどんな仕事においてもパフォーマンスにつながる。自分と世界というような二項対立ではなく、諸行無常で揺れ動く中で、自分と世界との関係性の中に真理を見る。

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    2026年08月06日
  • レディ・ルーの秘密の手紙

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    好きなシーンはトラウマシーン
    残酷なのに、切なくて美しいシーンだった
    トラウマの回収もラストも爽快だった

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    2026年08月06日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

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    めちゃくちゃ良かった。6章に分かれてるけどそれぞれが少しずつ繋がっていて。
    人は誰しも他人と比べてしまう。あの人と比べて自分の方が”足りている”ところを探してしまう。あの人よりは良い、と。でも逆に、あの人より自分が”足りていない”ところにもすごく敏感で。なんで他の人は恋人がいて結婚していて子どもがいて素敵な家庭を築いているのに自分はできないんだろうとか。でも他の人と比べなくていい。自分のなかの”幸せ”を見つけられればそれでいい。自分軸でいいんだって思える本当に心温まる本だった。

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    2026年08月06日
  • ライオンのおやつ

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    自分が健康なうちならと読み始めた本ですが、途中から体調不良になり、色々検査をして、命にすぐさま影響があるようではないんですけど、体が弱っていく中で読み終えました。
    ユーモラスで美しい文章。逝く人々のその心の描写は心を打つものがありました。 偶然ですが 知り合いの名前と同じ 登場人物が何人も出てきてちょっと コミカルでした。

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    2026年08月06日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    この本には私が茶道をかじっていた高校生の頃に出会いたかった。とても良い読書体験だった。
    季節を楽しむことができるようになる、ということだけは実感していたけれど、この本を読むと茶道に関わる全てのものが豊かで美しい数々だったと気付ける。
    エッセイとしても秀逸。
    言葉が美しい。感覚を言葉にするのに長けた書き手だと感じた。

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    2026年08月06日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝をさまざまな視点から描いている作品。
    本戦に出られなかった学生たちが学生連合チームとしてそれぞれの想いを持ち、走る姿はやはり胸を熱くさせる。そして、ランナー視点だけでなく、それを伝えるメディアの視点からも描かれておりとても新鮮な気持ちだった。 
    個人的に、こういうスポーツや青春みたいな題材が好きというのもあり、一緒に応援しながら気持ちよく読めた。こんなにのめり込むことのできるものと出会えたら、こんなにも胸を熱くできる仲間たちと出会えたら、そんな時間を過ごせたら、、、登場人物たちがとても羨ましく思える作品でした。
    ドラマ化、期待しています!

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    2026年08月06日
  • 偏差値70の自転車競技部 ステージ1 中学受験編

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    偏差値70超えの賢い小学生、優しい心の持ち主だけど、どこか俯瞰して生きている。そんな彼が自転車に出会ってその魅力にどんどんのめり込んでいく。ロードバイクを通して育む友情、自分の人生の先を照らしてくれる大学生や先輩方との出会い、家族内での葛藤、とても丁寧に描かれた主人公の気持ちと世界観。まだまだ子供だな〜と思うと同時に、一緒に青春を走っているような気持ちにさせてくれた本だった。
    ロードレースそのものの駆け引きも、マラソンみたいと思いながら楽しく読み進めれた。

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    2026年08月06日
  • 神都の証人

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    ものすごい長いドラマだった
    戦時中から時代を超えて冤罪に取り組む法律家たちの長い戦いと苦悩を描いた物語
    無実と人権を回復するのにこれほどまでに高いハードルがあるとは…一度にらまれたら終いなのか
    殺人事件ほど大きくなくても日常のちょっとした事件で疑いをもたれることがあったとしたら…誰の身にも起こりうる話だと思うと恐ろしくなる
    長い物語なので一度に読み切れないけど、とにかく続きが読みたくてちょっとの時間でも本を開く力をもった作品だと思った

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    2026年08月06日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    ネタバレ

    三束さんが冬子に恋愛感情を持っていたかはわからないけど、二人の空間が心地良かったのは確かだと思う。嘘をついていたのは仕事のことだけなのか、それとももっと大きな何かだったのか。その”見えない部分”も含めて、この作品は最後まで答えを明かさない。そういう意味でも『すべて真夜中の恋人たち』というタイトルなのかなと思った。

    三束さんに出会ったおかげで光や色の見え方を知って、冬子は人を見る目も少し変わったんじゃないかな。
    私も、その人が一番輝ける光の当て方で接することができる人になりたいと思った。

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    2026年08月06日
  • 法廷占拠 爆弾2

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    ネタバレ

    映画「爆弾」を観て、すぐに法廷占拠爆弾2を読みました。映画同様に世界観に惹き込まれて、想像できない事態に物語が進んでいく中で、登場人物それぞれ個性的で大変面白かったです。個人的には類家とスズキの再戦をもう一度みたいですが、きっと本書の終わりかたが美しく、スズキはもう世の中に出てくることはないのだろうと思いました。

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    2026年08月06日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    いろんな年代の人が本屋に集まりそれぞれ悩みを抱えている。
    そんな人物たちに自己投影して、今を乗り越えたいと思えた。
    そんな深い話ではないですが、自分にはそう感じました。

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    2026年08月06日
  • 水滸伝 十九 旌旗の章

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    全19巻という長さに少し身構えていましたが、読み始めると梁山泊の男たちと一緒に戦っているような感覚になり、気付けば最後まで夢中で読み進めていました。
    梁山泊に集う108人は決して正義の英雄ではなく、それぞれが過去や信念を背負いながら、自分なりの理想を貫こうともがいています。
    だからこそ、一人ひとりに感情移入してしまい、誰かが散るたびに、本当に仲間を失ったような喪失感がありました。
    戦いや軍略の描写は圧巻ですが、それ以上に印象に残ったのは、人を信じることの難しさと、志を次の世代へ託していく姿でした。
    登場人物が非常に多く、前半は人物関係を整理しながら読む必要があり、戦が続く巻では少し冗長に感じる

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    2026年08月06日