ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • クロエとオオエ

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    ネタバレ

    久しぶりに読んだ、有川ひろさんの著書。ハイスペックながらも初恋に翻弄されるオオエと我が道を行く可愛いクロエのお話しに、有川ひろさんの作品だなぁと心躍りました!宝石という馴染みのないジャンルに単純にそうなんだ〜と思いつつ、人間関係の描き方が素敵でした✨クロエは頼任視点だと破天荒で掴みどころないミステリアスな少女なのに、本人視点になると意外と普通に感じてしまい、本人の美学に沿って素直に生きることがこんなに人を惹きつけるのかと感動しました!自分には馴染みのない真似できない生き方ではありますが、根底にあるかっこよさの根っこのようなものは案外日常の中で感じるものと似通っているものなのかもと思います。

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    2026年07月07日
  • 眠れない夜は体を脱いで

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    ネタバレ

    彩瀬まるさんの作品は2冊目。
    一つずつの作品が手でつながっている。
    ほっこりする作品。
    最近、青山美智子さんの作品を読んでいるせいで、こういう話を連続で読んでいる。
    色んな人が実はつながっているという感覚が好きです。
    「マリアを愛する」がまさかの!百合!!!でびっくりした。
    でも、マリアの考え方が好きです。
    自分を押し付けず、相手を苦しめたくないという思いが本当の愛で素敵だった。
    「鮮やかな熱病」は、この年齢でこの考え方で来てしまった方がこんなに簡単に買われるのはちょっとリアリティが薄いかなぁとは思ったけど、自分を偽らずに生きて生きやすくなった時代になったのだなと。

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    2026年07月07日
  • きみは赤ちゃん

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    妊娠7ヶ月の時に読んだ。日常をすごくリアルに書いてあり、読んでいて共感する点も多かった。また笑ってしまうような表現によりとても読みやすい。赤ちゃんに会えるのが楽しみになった。産後にもまた読んでみたいなと思う本。

    中でも好きだったフレーズや内容
    p155:わたしはきみに会うために生まれてきたんじゃないかと思うくらいに、きみに会えて本当にうれしい。
    p277:赤ちゃんと過ごしてきた時間を分かり合えるのは世界中で旦那、たったひとりなのだ
    p283:誕生日おめでとうっていうのはきっと、この一年無事にみんなが一緒に生きることができたっていうことに対するおめでとう、そして来年も同じようにみんなでこの日を

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    2026年07月07日
  • 医人の夢

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    高校生向けかもしれないが読みやすい。医師になりたい高校生が悩み色々な人にアドバイスしてもらいながら現実を知っていく。医師は理不尽に耐える、厳しいけどそのとおりなんだろう。医療に正解はないだろうし、相手は素人だから間違えたり思い違いしたり体調が悪いから医師に当たる人も多い。正義に燃えて医師になり想像と違うと思ったりするのかな。著者の限りある保険料や医療を必要な人に届くようにという思いは痛いほど伝わる。いい本でした。

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    2026年07月07日
  • まほろ駅前多田便利軒

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    便利屋の多田と、同級生だが言葉を交わしたことのない行天が再開し、昔からの連れのように自然とお互いに必要な存在になっていく様子がとても心地よく、どこか切なさもあるストーリーだった。
    何かしでかすんじゃないかとヒヤヒヤさせる変わり者?の行天だが、直接真正面から関わった人にしかわからない純粋さと優しさを持ち、それに触れて多田が少しずつ解けていく様子が見える。
    何気に星も好き。

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    2026年07月07日
  • カフェーの帰り道

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    本屋さんで話題になってること、装丁がなんだか目をひいたので、読み始めました。
    カフェーという言葉がなんだか古風でおしゃれだなと思ったら、大正のカフェーのお話からはじまり納得しました。表紙の和柄も、店員さんが着ている着物の柄なんだと思うのですが、作中にでてくるどの柄かは分からないので、調べたいです。

    最初、不倫の話かぁーと思ってなかなか進まなかったのですが、まったく私の想像とは違って、読み終わった時には泣いていました。語り手と年代がうつろいながら進む物語ですが、どのお話も良かったです。
    最初に心を掴まれたのは、「稲子のカフェー」で、稲子から見たタイ子のあとに、タイ子から見た稲子の印象が書かれた

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    2026年07月07日
  • 余命一週間の探偵として

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    ネタバレ

    原題【NOT QUITE DEAD YET】
    ホリー・ジャクソンの新作ということで楽しみにしていた一冊。600ページ超の大作ながら一気読みだった。
    ハロウィーンの夜に突然の襲撃に遭った主人公が、余命一週間の間に自身の殺人事件を解決しようと奮闘するという、強烈な物語に序盤から引き込まれた。

    27歳の何者にもなれなかった女性という立場(かつて自分も通ってきた)で、限りある時間を自分だったらどう過ごすだろうと考えながら読み進めた。家族や親しい人たちに感謝を伝えるために、会ったり電話したり、昔の日記帳を処分したり、デジタル遺品整理でもするかな、いやおそらく絶望感に押しつぶされて、泣きながら過ごすのが

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    2026年07月07日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    差別することはレッテルを貼ること。
    無知だと、知らず知らずのうちに自分も誰かにレッテルを貼ってしまっているのかもしれない。
    だから、知ろうとしなくちゃいけない。
    多様性の中で生きるということは、傷つくし傷つけられるし、誰かを傷つけているし、生きづらい。
    そりゃ多様性なんてないほうが、ラクかもしれない。だけど、たとえ生きづらくなったとしても、知ろうとすることをやめちゃいけないと思った。
    知らないことを、もっと知りたい。
    これってエンパシーですよね?

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    2026年07月07日
  • 赤と青とエスキース

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    『リカバリー・ガバヒコ』はこのレビューを書いている今も本屋で平積みにされている。これまで読んだことのなかった、青山美智子さんの作品を続けて3冊読んだ。

    本作はなるほど秀逸だ。
    「エスキース」を読者へ説明するくだりを目で追いながら、私も「漫画でいうならネームだな」と、思った。
    ひとつの絵画と共に時を巡る、ラブストーリーと各々の人生。絵画はたしかにそれを支える額縁もまた大切なのだ。
    私もらくがきのように絵も描くし、散文を書くように読書もするけれど、鑑賞する対象はそれぞれの心に生きる。アートはそれを観る人々によって、何世紀もの時を超え息づく。そして生き続ける。
    エピローグでそれぞれの章が絵を描いた

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    2026年07月07日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    題名のインパクトに負けて読んだ。
    大学生の自分、今この本に出会えてよかったと思う。
    手段と目的の逆転、生きがいではなく死にがいを求めてしまう、変わるもの、変わらないもの。
    受け入れることもまた一つの手段である。
    時系列が少し入れ替わってるこの感じ好きかもしれない。もう一度読み直したくなる。パラパラ見ただけだが、細かな伏線が張り巡らされている。これ系は最初は少し面白みを感じないけれど、読んでるうちに抜け出せなくなる。“読みがい”がある。
    確かに自分も誰かのために何かをやっていないと、何かをやっている自分でないと落ち着かない。これは人間共通なのではとも思うけど。

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    2026年07月07日
  • レーエンデ国物語

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    ネタバレ

    《革命の話をしよう。》
    この言葉で始まるレーエンデの物語。

    レーエンデの聖母と呼ばれる ユリア・シュライヴァ
    その父 ヘクトル・シュライヴァ
    そして トリスタン・ドゥ・エルウィン

    面白かった~
    その世界観は、正に正統派ファンタジー

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    2026年07月07日
  • ひらいたトランプ

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    『ABC殺人事件』で言及されていたポアロの理想的な事件。若い女性がやたら怖い、ってのと二転三転する真犯人までの流れが面白かったというおぼろげな記憶だけあった。
    ブリッジを知っていたらさらに楽しめるかなと読み始める前にgeminiにルールを聞き、ゲームアプリでなんとなく遊び方が分かったところでスタート。思ったよりルールを知らなくても関係ないな?とはなったが、ロリマー夫人の記憶力が恐るべきものであることだけは分かった。なかなか出たカードも覚えられないし一回一回のカードを取れるかどうかだけに必死になってしまうんだけど、ゲームの振り返りを聞くにむしろ冒頭のオークション部分がゲームの鍵というか、流れを物

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    2026年07月07日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    エンタメとして現代小説ばかり読んでおり、学びになる本も読むべきではないかと悩んでいたところ、本書に出会いました。
    難解な本に挑戦する意義や古典の面白さが伝わってきて、とても興味を持ちました。特に安田登さんのパートが印象的で、関連書籍を読んでみたいと思います。

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    2026年07月07日
  • トットひとり(新潮文庫)

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    面白い!けど、切ない。これまで徹子さんと親交のあった方々とのエピソードが満載。
    小説かと思うくらい徹子さんの人生にはたくさんの出会いと経験があって、それをずっと大切にされているのが分かる。昔の記憶を細かく覚えているのがすごい!子どもの頃から天真爛漫でチャーミングな徹子さん。今90代になってもずっと女性として輝き続けていて本当に素敵だと思う。



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    2026年07月07日
  • マーブル館殺人事件 下

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    カササギシリーズの第三弾。感想は上下巻合わせてのものです。

    変わらずの作中作とリンクする感じでの事件。とてもおもしろかったです。なんというか、この手のシリーズものって前がどんな話だったんだっけ?ってなることがよくあるんですが、これまでのネタバレ込みでの話になってるのでいろいろと理解しやすいし、前作前々作を下敷きにしている分その後の話に深みがある。変にネタバレに配慮したせいで登場人物の行動がいまいち説明がつきづらかったりとかありますからね。あああの時のあれが今作のこのキャラクターの動機になってるんだ、とか。

    しかしこの作者の特徴なのかもしれないけど、語り手がひどい目にあいすぎるよな。なんかも

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    2026年07月07日
  • 鬼平犯科帳[決定版](五)

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    シリーズ5作目は粒ぞろい。
    名作の呼び声高い「山吹屋お勝」、平蔵の人情味が光る「女賊」、宿敵・網切の甚五郎との死闘を救ったのは?「兇賊」が特に面白い。

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    2026年07月07日
  • 目には目を

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    少年事件の被害者と加害者とその家族。被害者の家族が加害者を殺人する事で、話は始まります。被害者の家族に加害者の情報を伝えたのは誰か?その謎を解くノンフィクション作家。彼女がたどり着く答えがこの小説のテーマの中心です。ミステリーでありながら、色々と考えさせられる作品でした。

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    2026年07月07日
  • 日航123便墜落事件 四十年の真実

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    先日読んだ元海上自衛隊幹部の撃墜説の真相、を思い浮かべながら読み進めたが、内容は雲泥の差であり、自衛隊幹部の青山氏への批判、非難は全く根拠が感じられなかった。
    自衛隊にとっては青山市の説は、到底認められるものではない。そのためにはでも、陰謀論として、いかに指定しようとするかのための本であったということが明確になった。

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    2026年07月07日
  • ありか

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    何度も泣いた。小さい子を子育てする私にはとても共感してしまう作品だった、というか手にとるタイミングが完璧だった。


    「美容院を出ると、「今ごろお菓子を食べてるかな」「お義母さんと何して遊んでるのかな」とひかりのことばかりが思い浮かんだ。お義母さんのことを用しているし、ひかりはいつも義母の家で楽しんでいる。だけど、どうしたって、自分一人でゆっくりしていると気にかかるものだ。自由だと喜べるのは一時間が最大かもしれない。
    時計はまだ三時。あまり早く戻ると、お義母さんの厚意を無にしてしまう。私はショッピングモールに向かった。ひかりが生まれてから、おしゃれをすることはなくなり、欲しいものはぐっと減った

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    2026年07月07日
  • じっと手を見る

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    めっちゃ良かったーーーーー初、窪美澄さん。
    朝井リョウさんの『一万円で本を買う』YouTubeより推薦されていて、同期でよく話題に上っていた窪美澄さん。千早茜さんを読み出してから内面を抉るような恋愛小説とか少しずつ読めるようになって、窪さん気になってた。
    描写は意外と温かみはあるけど生々しすぎず読みやすかった。
    それよりもなんか、登場人物たちの不完全な部分が曝け出されていて読んでいる最中「ううぅ…」となるんだけど痛すぎないというか…殴られて痛いはずなのに、抉られて泣きたいはずなのに、ものすごく分かるから抱きしめたくて。

    不完全なものが不完全なものに頼り、頼られる、という危うく柔い世界。
    鎧の

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    2026年07月07日