小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
おもしろかったー!!読み終えたくない気持ちで最後ツラかった…
正直、「神話大系」のみだと他の森見作品(有頂天、夜は短し)の方が好みだったけど、「タイムマシン•ブルース」を含めると「四畳半」が一番好きだ。
「神話大系」は話の性質上『私』と小津がメインで他のキャラが深堀りされていないように感じたのだが、「タイムマシンブルース」により明石さんをはじめとした他のキャラ達も魅力的に動き回り読んでいてワクワクした。
『私」というフィルターを通さない城ヶ崎、相島の二名がとても魅力的に見えたのは個人的に面白かった。特に城ヶ崎先輩がユーモラスで彼の活躍をもっと見たい。樋口・羽貫・城ヶ崎の大学時代?のエピソードと -
Posted by ブクログ
【書名と著者】
幻庵 上
百田尚樹
【目的】
百田尚樹の本を一通り読んでみるキャンペーンを勝手に開催してるから。
とくに本書は囲碁に関してほぼ知らない読者にどうやって面白く読ませるのだろうという興味から。
【読後感】
複数の世代に渡る囲碁サーガ群像劇。
囲碁のルールをほぼ知らなくても(最初は辛いが)読めてしまう。
ある意味、例えるなら小説版ヒカルの碁といってよい。
他の百田尚樹の著作に比べると説明が難解かつ、コラム的に外出ししているのは囲碁を知らない人を楽しませる工夫なのかなと感じた。
(一般に説明を会話で読ませる傾向あり)
名人を諦めたものの碁界の壁として立ちはだかる義父の一代記、少年時