小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
競技クイズとは何たるか──。
生粋のクイズプレーヤーと、テレビが生んだクイズプレーヤー。
その2人がぶつかり合った時間は、実際にはそこまで長くなかったはずだ。
しかし、その刹那に、彼らのこれまでの人生の積み重ねが“答え”へと結びついていく。
この作品は、それを見事にやってのけているのだと感じた。
ある意味、彼らはクイズをしながら、走馬灯を見ることに近いことをしているのかもしれない。
また、私たちが普段テレビで見ている人たちは、世間から求められる偶像を演じているのかもしれない。
そう考えると、この作品はクイズの物語でありながら、メディアのあり方、そして受け手である私たちの姿勢も問いかけてい -
Posted by ブクログ
新装版ビート 警視庁強行犯係・樋口顕
これは傑作です。今回は最後の最後まで犯人を絞れなかった。「まさか、そこか。」と唸ってしまった。いつもより150ページくらい長い小説なのに最後まで一気読みした。警視庁捜査二課の島崎は日和銀行の行員富岡に脅され捜査情報を漏らしてしまう。捜査は失敗し、自責の念に駆られる島崎。そんな中富岡が殺された。島崎は自分の次男が脅迫の事実を掴み、富岡に会っていたことを知り、疑う。家庭内の絶対絶命の窮地に立たされたクライマックスでは、「樋口刑事早く現着してくれ」と祈らずにはいられなかった。涙無しには読めませんでした。降参です。読者の心鷲づかみされました。とにかく見事な大岡裁き -
Posted by ブクログ
ネタバレなんと巧みな物語!感心せずにはいられない。
「ブレイクショット」という一台の車の周りでさまざまな人間模様が繰り広げられる。
そしてブレイクショットはビリヤードにもかかっている。
主人公が入れ替わり立ち替わりで物語が進む様子は、まさにビリヤードのゲームが進んでいくようだったりする。
そんな中、明らかに現実世界にモデルがいる存在がいくつかいたりして、それらにど直球の批判的な眼差しが向けられることもある。
人にはそれぞれの複雑な事情があることを気にも留めず、憶測で判断し思慮なく表明する人々に対しては、特に批判的な表現がされている。
登場人物の苦悩や苦境が多い物語のため、ダークな面が多いが、最後には前 -
Posted by ブクログ
は〜〜面白かった!!これも2026本屋大賞に推したい!
M&A面白いやん....と思える本。
表明保証、後から実は〜...がないようにM&A業者が仲介して秘密保持契約結んで全部公にするんじゃないんかい??表明保証とかいるんかい?と思ってたけど、必要性がわかった
M&A、会社法、経営者とは、についてわかりやすくケーススタディで学べるいい本
経営者がどんな思いで会社を立ち上げたり、先代から継ぎ経営しているのか、そのバックグラウンドもよかった。
経営者は優しい・お人よしなだけでは社員を守れないんだなあ。
経営とは、株主のため?従業員のため?何を守りたいのか?何を成し遂げたい -
Posted by ブクログ
ネタバレとんでもなく面白い!!2003年の本、面白いものは20年以上経っても面白いし、語り継がれて今の私が読めることに感謝したくなる。
ブラジル移民。日系ブラジル人の背景にこんな歴史があったとは知らなかった。しかもそれが戦後のことだなんて。第一章を読み終え、ここからどんな悲惨な復讐劇になるのだろうかと思ったら……コミカルなツッコミを混じえつつ、周到に進んでいく様子に思わず応援?したくなる。うまくやったれ!!と思う。
間違いなくダークな世界だし、凄まじいほどの怨念に縛られているのに、“抜け作”やら“極楽トンボ”と何度も罵られるケイの軟派なキャラクターが話をシリアスにしすぎない。全てを飲み込むような凄みと
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。