ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 言語化するための小説思考

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    ネタバレ

    小説というものについて、明晰に分析し、わかりやすく説明した名著。これまで小説を読むうえでぼんやり思っていたことも含めて言語化されて整理され、それをまた小説を書く側の視点から説明してくれており、今後小説を読むうえで非常に役に立つと感じた。
    小説は作者と読者のコミュニケーションである、ということが一貫して述べられており、また以下のような視点も面白かった。
    ・自分の「小説法(=小説についての好み、考え方)」と作者の「小説法」を知ることで無駄な時間を費やさずに読書を楽しむことができる。
    ・小説を書くときには、「抽象化をして個別化する」
    ・「文体」とは「情報の順番」である
    ・「伏線」という言葉は嫌いであ

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    2025年12月24日
  • 政と源

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    下町育ちの幼馴染の老人2人が、なんとも言えない心地よさを生み出しています。
    2人のキャラや、2人を取り囲む人々のキャラが絶妙で、あっという間に読み終わってしまいました。

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    2025年12月24日
  • 傍聴者

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    ネタバレ

    花音の描写がエロい。そして、またまた気づけず。久しぶりに折原一を読んだが、やはり好きだ。「〇〇者シリーズ」、今後集めていきたい。

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    2025年12月24日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争小説は苦しくなるから、ゆっくり、心の調子が良いときに読もうと思っていたけど、読み始めたらすごい勢いで読んでしまった。女性を守るために戦うセラフィマ。敵とは誰なのか。今この瞬間の平和に心から感謝するとともに、自分の目の前で母親が、家族が、友人が、同僚が殺されたら、自分はどうするのか。銃弾や迫撃砲が飛び交う中で生活すると自分はどうなるのか。戦争に行くのは男だけじゃない。しかと心に留めておきたい。

    最後に、この本では犬が死にます。

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    2025年12月24日
  • 赤と青のガウン オックスフォード留学記

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    本屋さんで目立つところに置かれベストセラーになっているのは気が付いていたけれど。
    「ヒゲの殿下の娘によるイギリス留学日誌が面白いらしい」‥程度の認識で読み始めた自分が恥ずかしい。“プリンセスの留学”から想像していたあれこれの先入観を根底から覆され、異国でひとり奮闘した“彬子さん”の素顔‥感受性や努力を惜しまない姿勢、エピソード引出しの多さに魅了されてしまった。月刊誌『Voice』2012年4月号から連載が始まった留学記。25編それぞれの四字熟語の見出しも楽しく、文庫化あとがきも驚き。

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    2025年12月24日
  • ホーンテッド・キャンパス 夜を視る、星を撒く

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    久々に読んだけどこの回も面白かった!
    もう両思いなの確定の2人。
    小山内くんまで応援したくなっちゃうの笑える笑

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    2025年12月24日
  • 華氏451度〔新訳版〕

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    本を作ること、所有すること、読むことを禁止された世界の話。

    本が禁止された世界で考えることをやめる人々の様子が事細かに描かれ、現代と似たものがあると思い、恐ろしさをおぼえました。
    考えないから、本は悪だと疑いもせず、なぜダメなのかを知ろうとしない。
    誰もがスマホを持ち、本を読む人が減った今、深く考えることが減ったように感じます。

    「国民には穀物生産量1位を当てるクイズを出しておけ」とモンターグの上司の言葉がありました。
    現代でもランキング形式のクイズ番組が増えたように感じます。
    当たると嬉しいけれど、それがなぜ1位なのか実はあまりよくわかっていない、知っているだけということが多い。

    本は

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    2025年12月24日
  • 告白

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    この作品がデビュー作と思うと、著者のポテンシャルの高さを感じずににはいられません。その後も名作を書き続けていますが、改めて湊かなえという作家の凄さをマジマジと見せ付けられてしまいました。
    内容も、キャラクターも、最後の締め方も良かったです。

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    2025年12月24日
  • 風の歌を聴け

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    どんなことも、風のように吹き飛んでいく。
    そして深い井戸に入り込んでしまったような悩みごとは、突然現れた横穴から陽の光のほうへと出ていくこともできる(それがまぶしく輝く陽光ではなかったとしても)。

    今考えているぐずぐずした気持ちや浮かばれない気持ちは、時間とともにどこかへ行くのだろう。

    そう思えた良作だった。

    ーーーーーーーーーー

    「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

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    2025年12月24日
  • フォース・ウィング2―鉄炎の竜たち― 下

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    本屋大賞翻訳部門1位になったフォースウィングの続編です。

    千ページを超える長編ですが、読み始めたら止まりません。

    主人公に襲いかかる様々な逆境。竜とのつながり、仲間たちとの助け合いなど、色々な要素がてんこ盛りに入っています。

    映像化も決まっているらしいのでそれも楽しみ。

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    2025年12月24日
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟

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    著者の作品の中では珍しく、読み終わったらホッコリする作品です。
    時間軸に対するキャラクターの配置が見事にはまっていて、読んでる途中で訳が分からなくなることもなく、非常に読みやすいです。

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    2025年12月24日
  • 正体

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    原作があると知らずにドラマを観てしまったけれど、結末がわかってもなお面白く、より考えさせられる小説でした。
    とにかく、作者の後書きが素晴らしい。
    作品というのは、登場人物がどんどん動き出していって、最後には作者でも変えられない運命に突き進んでいくものなのかなと思い、切なかった。

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    2025年12月24日
  • 細長い場所

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    最高、大好き。
    この年末に今年のBEST10更新することになりそう。

    生と死の間のような輪郭のはっきりしない世界
    時の流れも曖昧で、瞬間は永遠でもある

    ほぼ固有名詞はなく、遠くには人が住んでいたような街が見える
    そこにいる存在の輪郭は曖昧で、町は輪郭だけが曖昧

    そんな世界で編まれる短編9篇

    実体を持っているのかいないのか、そもそも実体に意味があるのか分からない世界で、かつての自分の手がかりを探したり、人であった頃の感情に触れてみたり。


    「今ここにいること」それが全てて意味なんてない

    最後にこの世界の種明かしがされるけど、そんなことはどうでも良くなるくらい全ての話に魅了された

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    2025年12月24日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    ネタバレ

    走の走ることが好きという真っ直ぐで純粋な部分が美しくて好きになる。
    走はずっと我慢できずに手が出てしまう性格に向き合ってた。走はそれを弱さだと認めて、清瀬という強い人を見て、自分も強くなりたいと思い、成長していく。走は素直で逞しい人間なんだなと思った。
    駅伝は、足が速いだけでは乗り越えられないいくつもの壁があるものなんだと知った。
    走が駅伝を目指す過程で強さの秘密みたいなものに徐々に触れていく瞬間が印象的だった。
    「強さとはもしかしたら、微妙なバランスのうえに成り立つ、とてもうつくしいものなのかもしれない」という言葉が印象に残っていた。
    そうして強くなった走が9区でみせた走りは美しくて、走の研

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    2025年12月24日
  • 警視庁公安部外事四課 オルガントレード

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    鷹樹烏介『警視庁公安部外事四課 オルガントレード』徳間文庫。

    書き下ろしシリーズの第3弾。

    今回もなかなか読み応えがあった。ウズガラーヤの残党による事件と中国の臓器売買組織という新たな闇の勢力が描かれる。

    最近の日本は犯罪も国際化している。外国人による犯罪増加もさることながら、海外に拠点を置いた特殊詐欺事件やトクリュウ型の強盗殺人事件なども目立つようになった。

    中国などでは日本よりも貧富の差が大きく、共産国と言いながら、闇で過激な経済活動が行われているのだから始末に負えない。

    今回は中国の闇ビジネス、臓器売買組織に警視庁公安部外事四課のはみ出し者たちが果敢に挑む。


    警視庁公安部外

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    2025年12月24日
  • 続 窓ぎわのトットちゃん

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    ネタバレ

    ​Audibleで聴きました。前作から42年ぶりの続編。

    特に印象に残っているのは、戦争の描写の具体性です。お父さんが徴兵され、遠くからでもその姿を目に焼き付けようとする別れのシーンには胸が詰まりました。終戦から5年経っての再会や、シベリア抑留の過酷さなど、現代の生活からは想像もできない事実に圧倒されました。

    ​また、野菜を送ってくれた人を頼っての疎開や、母と離れ離れになりかけた満員列車の恐怖など、一つひとつのエピソードがあまりに鮮明で、まるでその場にいるようなヒヤヒヤする感覚を味わいました。

    ​戦後、NHK専属女優として自分の個性を貫いていく姿にも感銘を受けましたが、何より驚かされたの

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    2025年12月24日
  • Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

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    キングが前線に出てくる話はやっぱり面白いと思います。マコトとタカシの関係の深さも最高です。
    他の三作も面白かったですし、IWGPシリーズの中でもオススメの一冊です。

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    2025年12月24日
  • グラスホッパー

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    ストーリーと、それに合わせた癖のあるキャラクターたちがバチっとハマっています。何度読み直しても、スリリングな展開にドキドキしてしまいます。説明は要らないので読んでみろ、と強気でオススメ出来る一冊です。

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    2025年12月24日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画を観たあとに読みました。

    上下巻合わせると結構なボリュームがありますが、面白くてどんどん引き込まれてしまいました。

    はじめの料亭での立花組VS宮地組の抗争など、映像だと刺激が強すぎて
    観ていて辛くなるシーンがありましたが、
    本だと文章表現の美しさが一番に感じられて、とても良かったです。

    映画を観た後なのでどうしても登場人物は俳優の顔で置き換えられますが、置き換えても全く違和感がありません。
    改めて、表方裏方関係なく、映画に携わる人全員が本気で作った作品だったんだなと感じました。

    映画では全ては描かれていないディテールの部分も
    本で読むことができたので良かったです。

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    2025年12月24日
  • コンサバター 失われた安土桃山の秘宝

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    今回は狩野永徳の落款が記された屏風の修復?なぜイギリスで?そして修復の手掛かりを探してケントと晴香は京都に?すべて日本語で書かれているから違和感なくあっちにきたり、こっちにいったり。イギリス内の移動だけでも大変なんだろうな。ケントと父のすれ違いの原因は?なんか、いい話で終わったはずなのに、最後ケントはいずこへ?

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    2025年12月24日