ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 楽園のカンヴァス

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    ルソーとか絵画とか、ひいては芸術に関してめちゃくちゃ興味が湧くような文章が素晴らしい。
    多分内容よりもこの面が刺さった人多いと思う。おれも。

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    2026年05月19日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    ネタバレ

    おどろきの日記文学。9歳年下の奥様との美食の毎日は食欲の深さとしての業を感じる。都会の高級料理店での相場は理解できないが、毎日の料理代としてはあり得ないレベル感。こんな食事を摂っていて長生きできるのはほんと羨ましい。老耄の境地での美食の極地を感じた。合間に入るエッセイ等も深い味わい。長年のファンとしてこの本を読めたことに幸せを感じた。

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    2026年05月19日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    S&Mシリーズの登場人物だけでなく、自分は未読ですが森先生の他シリーズ(Vシリーズ?)の登場人物も出てきているようです。Vシリーズは未読ですが、そちらも気になります。
    今作の中では、最後の「素敵な模型屋さん」がとてもよかったです。なんとなくノスタルジックでちょっと不思議な世界観がまさに素敵な作品でした。羽海野先生の解説もとても素敵でした。
    とてもおもしろかったです!

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    2026年05月19日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    短編集、全てとってもよかったです。長良川が特によかった。泣きました。どの話も、実際の土地、駅名が出てきて物語を思い返しながら行きたくなりました!メモたくさんしちゃった。

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    2026年05月19日
  • 光雨往来

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    短編だったけどすごく温かい内容でどれもよかった。雨の日に現れる郵便局の話が読まれなかった手紙はきちんと読まないといけないという哀しい話が印象的でお茶の話は今抹茶がブームになっている現時点での問題点を取り上げていて考えさせられる話ばかり。
    台湾の人が書いた本じゃないのに台湾に寄り添った内容となっている

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    2026年05月19日
  • Another 2001(上)

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    ネタバレ

    Another無印のネタバレも含みます。


    葉住さんと想くんのやり取りが歯がゆい。
    もう少し優しくしたって〜と思うが。

    赤沢さんが死者として登場するの続編ならではの面白さがある。
    Another原作無印で受けた印象とは少し変わってだいぶん優しくて面倒見がよい。アニメでの赤沢さんの印象に近い。
    しかし最後には殺さなければなのか。

    恒一くんも登場して欲しいな〜夜見山に居ないから出ないかな?
    千曳さんがずっと労しい。 

    パワーバランスの話に加えてミサキの名前が出てその瞬間に云々て事はそういう事なのかな?

    悲惨な終わり方だったな上巻。どう決着をつけるのか気になります。 
    面白かった、下巻も楽

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    2026年05月19日
  • 高宮麻綾の引継書

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    ネタバレ

    白か黒か、っていう性格めっちゃ私。負けず嫌いなところとか、自信の乱高下の感じとか、上司に怖気付かずに提案する感じとかもめっちゃ私。(あと、心の中での敵への悪態。)もちろん、人前で態度に出さないけど!
    今後は、高宮麻綾みたいに図太く生きていくのもありかも。なるほど、ひとつふたつの組織から出禁食らっても別になんともないな。そもそもクビってそんなに起こることでもないし、ちょっと無理してでも努力と挑戦し続けようかな。まあ、今とそんなに変わらないか。
    周りに恵まれてるから、高宮麻綾のように憤慨したりはしないけど、ひとりよがりで傲慢な人にはならないように気をつけようと思う。
    詰めが甘くならないように、今後

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    2026年05月19日
  • 忌館 ホラー作家の棲む家

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    作家って凄いとまた思った。
    真実味を読者に与える為に乱歩や様々な作品を
    散りばめて、解説する。
    そこに嘘を潜ませる。
    作品内の本が読んでみたいと探し始めたら、
    その作家の勝ちである。
    どこまでが本当なのか?
    罠だらけで、そこかしこで恐怖を抱きながら、
    罠にどっぷりハマってしまう。
    まんまとハマりながら、三津田ワールドを楽しみ、
    恐怖の罠に浸かった。
    本当に人形荘はあるのだろうか?
    今では、道も坂も整備されている様だが、
    作品中の場所は存在する。
    あなたは、この罠から退け出せるのだろうか?

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    2026年05月19日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    首相殺人の容疑者となり、ただただ逃げる青柳。
    その中で青柳の人生をなぞりつつ、今まで出会ってきた森田、カズ、樋口、轟、岩崎、両親との信頼。働いていた時の習慣など。
    どの場面でも伏線が貼られている。
    そして綺麗に回収してくれる。
    人間の最大の武器は、習慣と信頼
    痺れる。
    推しはロックに生きる岩崎英二郎
    とにかく彼はキャバクラ嬢と浮気したらしい

    読者私の母が鬱病になった際、父が母に家族はいつでもどんなときでも味方だ。と言葉をかけていた。
    そんなことを思い出すラストシーン。
    『痴漢は死ね』
    痺れる。憧れる。

    元カノ樋口 大変よくできました。
    こんなにも締まりのいい作品とはまた出会えるのだろうか。

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    2026年05月19日
  • クローゼットファイル 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介

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    服を見れば、その人のクセや体の状態など、あらゆることを見抜く特技をもつ服飾ブローカーの桐ヶ谷京介が未解決事件の解明に挑むクライムミステリーの第二弾。
    前作「ヴィンテージガール」は長編だったが、こちらは短編集。
    どちらかというと、短編の方が合っているかも。

    破天荒ながら卓越した古物の目利き力をもつ水森小春、前作で京介&小春と信頼関係?を築いた刑事の南雲など、お馴染みのキャラも登場。

    服飾を手がかりに事件を紐解いていくという手法、斬新さを感じつつも、ネタ切れも早いのではと思っていたのだが、毎話異なる観点からちゃんと完成度の高い話が成立していて、よくもまぁこんなにいろいろアイデアが出るものだなと

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    2026年05月19日
  • 高宮麻綾の退職願

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    相変わらずオモロい!食品商社の内実をリアルに描きつつも、eスポーツという実験的な市場を取り入れ、またその苦悩もリアルに描く。さらっと読めるが没入感ありでオススメ!

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    2026年05月19日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    前評価に違わず、面白かった。描写には全然ついていけないので、ガンガン読み飛ばしても耐えられる濃いSF。ロッキーの見た目に関しては果たして想像通りなのか、これは映画で確かめたい案件。ロッキーが正装したところ、特に確認したい。

    主人公のポジティブさが凄まじい。宇宙空間で、この賢さと行動力。そしてロッキーとの友情。最後まであらゆるトラブル対処に何度も何度もトライするところ。そしてロッキーを想うところ。そしてあのエンディング。本当にいいものを読んだ。

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    2026年05月19日
  • チャックの数奇な人生 イフ・イット・ブリーズ

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    ハリガンさんの電話とチャックの数奇な人生が収録。どちらも大変面白くとにかく読んでみて欲しい!

    「ハリガンさんの電話」

    扱いきれない力を与えられた現代の我々の物語かと思った。

    今の時代ハリガンが言う様にスマホはこれまでのルールを破壊してしまった。これまで特権階級のみが扱えていた、例えば株式変動をリアルタイムで確認できる事やメディアという機能を個人が扱える様になった事などを全ての人が限りなく安価に扱える様にしてしまった。そしてスマホは時に人を死に追いやることもできる。これは誇張なしに神話の神々に匹敵する力と言っても良い。
    作中の二人の死はキングの物語の世界観だとハリガン霊が原因とも取れるし、

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    2026年05月19日
  • アルセーヌ・ルパン対明智小五郎 黄金仮面の真実

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    ほんと、この作者の広げる話の風呂敷は計り知れない。
    ルブラン、乱歩、ドイルの作品がこんな形で紡がれるのかという、何とも贅沢な作品。
    多分、通勤電車で読んでる時はニヤついてたんだろうな、と思うほど面白かった。
    子供の頃から読み親しんだルパンと同い年になったというのも感慨深い。

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    2026年05月19日
  • 木洩れ日に泳ぐ魚

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    ネタバレ

    ひとつの謎に対する真実を追う中で写し出される人間の感情
    恋愛モノなのかミステリーなのかサスペンスなのか 全体で見たらどこかの括りだと捉えられるかもしれないけど
    ひとつは純愛であって ひとつは人間のありのままが否応にも描かれてる
    「2人で大きな罪を共有したら 今ここで彼に殺されて2人で死んだら、一生自分と彼を繋ぎ止めるものが出来るかもしれない」という焦燥感が痛くて苦しいほど伝わってきた
    最後に薄れていった相手への興味は保身からか真実の発覚からか分からないけど
    その時の感情全てがあまりにもリアルで
    視点が交互に入れ替わるのに「今どっちだっけ?」ってならなくて自然に話と動作主の感情が入ってくる書き方

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    2026年05月18日
  • 杉森くんを殺すには

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    本当に盛大にネタバレを書きますので、今後本書を読む可能性がある人は以下のコメントだけ見て速やかに引き返してください。
    個人的には、本書は全中高生とその親が読むべきと思うくらいの好著だと思う。
    主人公のヒロと、同じ経験をしたことがある者として、そう断言したい。




    高校一年生のヒロは、ある日、友人の杉森くんを殺害する決意を固める。
    それまでに、「やり残したことはすべてやる」「なぜ杉森くんを殺したいかの理由を書き留める」こととし、その日に向けて決意を新たに生活をスタートする。
    妙な決意を固め、妙な行動を取り始めたヒロに対し、周りの人たちは当初困惑こそするものの、それで彼女を置き去りにすることは

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    2026年05月18日
  • 黒牢城

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    歴史物と聞いてしばらく読まずにいたが、とんでもない。やはり米澤穂信だった。歴史物にこんな形で米澤穂信ミステリーが織り込まれるとは。史実を知らぬ方が最後まで楽しめた(だろう)。村重や官兵衛の情報が何もなくても最高のエンターテインメントを味わえるでしょう。

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    2026年05月18日
  • あかずめの匣

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    過疎村、禁足地、因習、などなどこの手のワードが好きな人には刺さる話だと思いました。
    挿絵や写真はないので、視覚的恐怖を煽られることがないのも個人的には高評価。笑

    第1〜4章まで、各章のメインとなる登場人物は違いますが、いずれも「あかずめ」に何かしらの形で関わりを持っており、プロローグ・エピローグを通してそれらの「答え合わせ」ができる…というのはお見事でした。

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    2026年05月18日
  • 魔眼の匣の殺人

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    2026.5.18再読終了

    現実と非現実
    予言が必ず当たることがベースにあって
    そのベースに的確な推理を乗せる。
    犯人の謎を解いても
    まだその後に謎を残す。

    シリーズもの独特の世界観がありながらも
    前作を損なわないように気を使う。

    次回作を手元において
    復習を行なった今回。
    さぁ、ここからは次のストーリーの出番
    次はどんな現実と非現実でしょうか?


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    2026年05月18日
  • 信州善光寺門前 おやすみ処にしさわ商店

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    悲しみを抱いている人、大切な人を亡くし苦しんでいる人、心に傷を抱えている人に是非手に取ってほしい作品。

    この本を読んだことで悲しみが癒えることはなくても、前に向かって進んでいくためのキッカケや、欲しかった言葉が必ず見つかる。

    『一生に一度は善光寺参り』
    人は辛い時、苦しい時に何かにすがりたくなると思う。そんな時に長野の雄大な自然の中で、善光寺参りをし、豊かな自然の恵みをいただき、また明日から前を向いていくための英気を養うことができるのかもしれない。

    善光寺周辺の様子が細かく描かれているので、本当に実在するお店のように思える。

    この街の雰囲気と登場人物達の心情がマッチして、本を読みながら

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    2026年05月18日