小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者から読者へのメッセージにある通り、医療系にありがちな派手さがない。感動を誘うような奇跡は起きない。ただ直向きに病気と向き合う患者と医師の姿があるのみ。言葉を選ばずに書くと、胡散臭さがないので受け入れやすい。小説の中だけではなく、現実世界のどこかで存在しているような気さえする。
治らないと言われている病気を患う患者の家族だが、この小説はそんな人の心にも寄り添ってくれるとてもあたたかい内容だった。
心に留めておきたい言葉をいくつか抜粋
P150〜
医者にできることは、患者の病気を治すことに決まっているだろうってね。病気が治れば患者は幸せになるんだから、そこに力を尽くせば良い。でもね、病気 -
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潤は元々日本語と同じ潤うとか豊かの意味だが発音がルンのための、英語のrunを想起させるのでネットのスラングで豊かさを求めて中国から逃げるの意味になっているそうである。潤日で豊かさを求めて日本に行くという意味になる(潤も日も四声なので下がる発音)
さて、この本は日本に生活の拠点を移す中国人がどのような事情で、また何を求めてあるいは何から逃れて日本に来ているのかについて綿密な取材に基づき書かれた本である。
資産を守るために日本に来る人、熾烈な受験戦争から逃れるために日本に来る人、リベラルな言論空間を求めて日本に来る人などである。日本が文化的に中国と似ていることも日本が魅力的な逃亡先に選ばれている理 -
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1950年代に、石垣市で生まれ育った今井さんのエッセイ本。
石垣島での暮らしや家族の事、県外で結婚・出産・育児をこなした事、会社勤務から起業までのキャリア形成、自己実現と人との繋がりなど、現在進行形で活動する今井さんの背中から、色々と学ぶ事は多いと思いました。
タイトルにある通り、今井さんのお父さんのはウミンチュ(漁師)。戦後の沖縄で行われていた「ダイナマイト漁」のエピソードには、とても驚かされました。戦争と沖縄復帰という時代背景が、ウミンチュお父さんの人生にも大きく関わっている様子がこの本に描かれています。
今井さんのライフステージごとに、それぞれ見所ある物語が詰め込まれています -
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あの、正直なめてました。インターネットくんなのでこれまでのWEB掲載の記事なんかをまとめただけの本なんでしょ~?と思っていたら、肉厚なエッセイがたくさん読めて、最高。
私は目的(ライブとか野球観戦とか)ありきで旅行先を決める上、かなり旅をスタンプラリー的に捉えている自覚があり、かつその行為に楽しさを見出せるタイプ(事前に計画した旅程通りに行動できると嬉しいという気質)なのだが、それは自分が身軽で若いからこそできる行為でもあり、将来どうなるかなんてわかんないし、そのときはそのときでまた違う旅を楽しめたらいいな、と思えました。ブックデザインへのこだわりも素晴らしかった。紙で本を読むことの意義! -
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ネタバレ短編集。
どれも面白い。全部元カレの名前が書いてあって話が進んでいく。
どの話も好きだけど、町田その子さんのすべてはカーテンの中と山内マリコさんの2つ年上がよかった。
すべてはカーテンの中は浜崎あゆみのappearsの歌詞みたいなことを話しているところが印象に残った。どんなにオープンなカップルでもそういうカーテンをしてるだけっていう表現。たしかにそう。結局付き合ってる者同士にしかわからんことばかりだもんね。
2つ年上は恋愛の話なんだけど無職の私に刺さった。失敗なんてしたくない、最短ルートで進みたい。これって恋愛だけじゃなく人生の全てに通じるから。でも、無理なんだよね。最短ルートでは進め -
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ネタバレ児童文学のような、素敵な作品だった。
大きい穴とかいてダイアナといういわゆるキラキラネームを持ち、絵に描いたようなTHEギャルといった母と二人で暮らす少女ダイアナ、上品で育ちのいい何も不自由しない家庭で育った彩子。
正反対のような存在の少女の二人の10年間が描かれている。
ダイアナより彩子の方が良い環境・良い家庭すばらしい両親の元で育っていると多くの人は思うだろう。
それでも、なにをかもをもっていても、彩子はダイアナがうらやましい。
もちろんダイアナも彩子がうらやましい。自分にないものを持っているお互いをずっときらきらした存在だと感じ、大切にしている。
そんな二人だったがある日仲違いし、そ -
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4人の会話が面白くて楽しくて、ほかの作品でもまたこの4人でやってほしいです!
作家さんならではの、「この先はこう進むのでは?」「いや、まだこれだけページがあるから私ならこういう展開にしますね」などの予想を聞けたのも面白かったです。
それだけでなく、みなさん結構ふざけていて「名前が覚えられない!」とあだ名をつけたりツッコミを入れたりしながら話しているのがすごく良かったです。
作家さんたちの対談というと、もっと堅苦しいものを想像していたけど、そんなことはなくて友達同士で本についてあれこれ話しているような楽しさがありました。
「罪と罰」はハードルが高い作品というイメージがあって今まで読もうと思 -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなに面白い小説を読んだのはいつぶりだろう。
読みながら、読み終わってから、ずっと考えていた。
小説を読む人がうっすら目をそらしてることがある。
それは「本当に面白いと思っているのか?」ってこと。自分はミステリとホラーを読むけれど、
心のどこかにある「これはいつもの展開だな」「見た記憶あるな」。心が動くのは新規性がある時だけ。
グルメがゲテモノにたどり着く感覚も、本読みという観点では多少わかる気がする。
じゃあ、なんでTCRはこんなに面白いんだと、俺は切れそうだった。
よくあるガール・ミーツ・ガールの展開にSFを加えただけ。それなのに、こんなに面白い。
小さい頃に何度も読みふけった冒険小
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