小説・文芸の高評価レビュー
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平凡に見える日常の裏側に潜む不穏さや、人間の弱さ・欲望をじわじわと浮き彫りにしていく作品。物語は大きな事件や派手な展開に頼るのではなく、登場人物たちの心理や関係の歪みを丁寧に積み重ねることで、読者にじっとりとした緊張感を与える。そのため、読み進めるうちに「何かがおかしい」という感覚が徐々に膨らみ、気づけば抜け出せない空気に引き込まれていく。
特に印象的なのは、人間の現実的で生々しい描写。善悪がはっきり分かれるわけではなく、誰もが少しずつ歪んでいて、その積み重ねが状況を悪化させていく過程がリアルに描かれている。この点が作品に深みを与える一方で、読後にはすっきりした解放感ではなく、重たい余韻や不 -
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オモコロで何度も繰り返し読み続けている大好きな城戸さんの『悪魔情報』が書籍化されたと知り、すぐに購入しました。
収録されている作品はどれもかつてのインターネットの空気感×城戸さん独特のユーモアで、「あの頃のネットって本当に面白かったな」と「新しい面白さだな」の両方を味合わせてくれました。
スレの住人たちはどこか他人事のようでありながら不思議な一体感を持っていて、顔も知らない相手とこんなにも奇妙で楽しいやり取りができることにワクワクしていた時の気持ちを思い出しました。
そして『悪魔情報』に登場する『悪魔情報』はどこか愛嬌があって、思わず「ちょっと可愛いな」と感じてしまう魅力があります。
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今野敏さんと言えばさまざまなシリーズものを手がけています
やはり代表作は『隠蔽捜査シリーズ』ではないでしょうか
ブク友さんの中でも着々と竜崎ファンは増えていますしね
しかーし、竜崎だけではないです!
『隠蔽捜査シリーズ』と並ぶ代表作として、人情味溢れる刑事たちが活躍する『安積班シリーズ』も推すべきではないでしょうか
臨海署のメンバー好きです
安積係長好き
村チョウ好き
須田も黒木も桜井もいい
だけどやっぱり紅一点!
水野がだーいすき♡
(やっぱり美人好きかい!)
竜崎!竜崎!竜崎!って言ってるそこのあなた!
まだ『安積班シリーズ』読んでないなら読みなさいよぉ〜!
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編集者としてのノウハウが書いてるのかな〜と手に取った期待を良い意味で裏切られた。
20代半ばで、キャリアやこれからの人生について漠然と不安な気持ちになることも少なくない中、人生の先輩から背中を押してもらえるような言葉に出合えた。
その一つが、「自分の人生を一番諦めてはいけないのは、一番見下してはいけないのは、自分自身。」
想定外のことが多かったり、将来への不安に心が持ってかれそうになる日もあるけど、どんな状況も楽しんでみる遊び心を忘れず、自分らしく進んで行こうと思えた。
一個一個の言葉がスッと入ってくるので、活字が苦手な人にもおすすめしたい。 -
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この小説は前から気になっていたのですが、一気に読みました。
気になる題名です。
読み終わり、ますます、身につまされた内容でした。
主人公は57歳、無職、バツイチの松尾純一郎、これが、喫茶店巡りをするのですが、まあなんだかイラッとする。わたしも、わかってないなあ、と言いたくなります。なんかぼぉーっとしている。色々ヤバイ状況なのに焦りもしないで、考えもしないで、喫茶店巡り。
しかし、多くの同じくらいの男は多かれ少なかれ同じように日々を流されて生きてきたかもしれないとも思うのです。だからこそ、自分も同じようだからこそ、イラッとするのかなと思いました。
最終的に、自分自身の喫茶店(最初に潰れたものと違 -
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ネタバレNetflixドラマの原作。ドラマは見ていませんが、プロデューサー兼主演が岡田准一というので、いかほどの作品かと思い読んでみることにした。
時代背景のため旧字の漢字が多用されているものの、ふりがなが多く慣れてしまえば読むのに支障はない。講談社文庫はふりがなは元々多めだったか。
大義名分があるような戦国時代劇とはちょっと違って、この戦いはゲームですね。バトルロワイヤル時代劇か。バトルのルールは『呪術廻戦』の死滅回游に似ている?と思う。
まだ1冊目なので後を読まないと評価しづらいが、読みやすくて話の進展もさくさくしていて飽きない。今村翔吾さん、他の作品も読んでみたくなりました。
ちなみにカバーイラ
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