小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
めっちゃ面白かった…んだけど、こんなボロクソ言って大丈夫?怒られん??と心配になるぐらいダメ出しの嵐。
なので、巻末特別企画を読んだ時はホッとしましたー。
《県庁ルール》と《民間感覚》がどれほど乖離しているか。
吉門の手厳しい指摘は、公務員ではない自分にとっても結構刺さる部分が多かった。
自分の名前を相手の意識に確実に刺しに行く。
それが《名刺》だなんて考えた事も無かった。
そんな耳に痛い言葉をしっかり受け止めて“お役所仕事”を抜け出そうと奮闘する掛水達を応援せずにはいられない。
身近すぎて気づけなかった地元の魅力。
普段見ている景色が、意識を変えるだけで全く違うものに見える。
こんなん読んだ -
Posted by ブクログ
読書備忘録997号。
★★★★★。
★3.5、3.5からの★5つ!
やりましたよ!店長!
やりましたね!京子さん!
ワタクシはこの結末認めます!
完全承認です!
★★ネタバレフレーバーをバンバン利かせています★★
1作目から、店長のとぼけ加減には上司として無いわ!という意見も多いですが、明らかに作られたとぼけだった。想像の通り!
そして、山本猛店長は主人公谷原京子さんが契約社員で入社したときから目に掛けていた。
要するに買っていた訳ですね。
たびたび店長が谷原京子さんを呼ぶとき名前を間違えます。
それを京子さんは、バカバカバカ!いつまで名前を覚えないんだ!と貶します。
違うんですよね~ -
Posted by ブクログ
読み終えるのが惜しいほど、素敵な物語でした。
主人公・中山すてらは、過酷な生い立ちの中で育ちながらも、倉敷紡績で働き、大原孫三郎との出会いや雑誌『白樺』との邂逅を通して、「小説を書く」という人生の道を見つけていきます。
とりわけ心に残ったのは、大原孫三郎がすてらに向かって言う「あなたには書くことをやめない力がある」という言葉でした。
すてらは、「私は書き続けたのではなく、書くことをやめなかった」と語ります。書くことは彼女にとって生きることそのものだったからです。
この言葉を読んで、「何かをし続ける力」と「何かをやめない力」は似ているようで違うのだと気づかされました。
「し続 -
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2010本屋大賞4位
高校を卒業するのに全く進路が決まっていないししたいこともないし、全く焦ってもいないゆるーい男子が、担任と保護者が勝手に決めた山奥の林業研修生として送り込まれる話。
日本の林業の奥深さにも触れられ、若い人が関わって行って欲しいなあと思う職業だっ。山奥の人々のコミュニティの懐の深さ、人情、繋がり、と18歳男子の恋愛感情が絡み合って山の生活にのめり込んでいく様子が読んでて楽しかった。
また、山の神事、祭り事、の描写は読んでいて引き込まれたし、日本のどこかで今もきっとこんな風習が残っているのだろうと思わせてくれる魅力的な文章。読んでいて心が震え、じーんとした。深い背景✖︎軽〜い現 -
Posted by ブクログ
ネタバレまず、仇討ちについて調べている武士は何者?という疑問を抱きながら読み進めていった。
次第に菊之助が父に殺されそうになったことが判明。なぜ?
良い人だった作兵衛はなぜ博徒になったのか?
目撃者も多く、完璧に行われたはずだった木挽き町の仇討ち。
しかし、何かおかしい…。
人情物でありミステリーである一冊。
謎が解けた時、ほっとしてああ良かったという気分になった。
(実は途中からだいたいトリックはわかっていたが)
武士が話を聞いて回った芝居小屋の人たちの人生は苦悩に満ちたものだった。
ひとり一人とても重たい内容。
でもそういうことを笑い飛ばし、力強く生きていく逞しさがあった。
このお話は勧 -
Posted by ブクログ
自分が今まで読んできた作品はある程度起承転結に沿って書かれてた。無駄に思えるような描写は多少あるにしても、全体通して見れば「結」に向かうような流れが存在していて、次の展開をイメージしやすかった。
この作品はごっちゃごちゃ。結はもちろんあるにしても、時間軸、場面、キャラクター、幾度となくかき回されたし、「これいらなかったのでは?」という描写も多々。
『言語化するための小説思考』に感銘を受けた身からすると、回収されない伏線が多くて腑に落ちない。
けどあとがきで
> ひとつだけ言えるのは「今の自分には書けない」ということです。本書の節々に、まだアマチュアだった僕が、暗闇の中で何かを見つけ -
Posted by ブクログ
何度も泣きました。10歳の純粋でまっすぐで、だけど信じられないくらい大人びている感情に、持っていかれました。だけどそれだけではなく、罪とは、罰とはと、自分ならどうするだろうかと禅問答のような頭の中での一人のやり取り。大人になった今、私は「何もしない」という選択をするかもしれない。だけど、おそらく割り切れないし、そんなぐちゃぐちゃで必死な感情の先に、人を動かす愛情があるんだろうとも思う。
ぼくとふみちゃん。ぼくはふみちゃんが大好きで大好きで、どうしても何があっても、痛ましい孤独の世界から戻ってきてほしかった。「本当に優しい子なんだ。」
本当に深い物語でした。
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