ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 県庁おもてなし課

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    めっちゃ面白かった…んだけど、こんなボロクソ言って大丈夫?怒られん??と心配になるぐらいダメ出しの嵐。
    なので、巻末特別企画を読んだ時はホッとしましたー。
    《県庁ルール》と《民間感覚》がどれほど乖離しているか。
    吉門の手厳しい指摘は、公務員ではない自分にとっても結構刺さる部分が多かった。
    自分の名前を相手の意識に確実に刺しに行く。
    それが《名刺》だなんて考えた事も無かった。
    そんな耳に痛い言葉をしっかり受け止めて“お役所仕事”を抜け出そうと奮闘する掛水達を応援せずにはいられない。
    身近すぎて気づけなかった地元の魅力。
    普段見ている景色が、意識を変えるだけで全く違うものに見える。
    こんなん読んだ

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    2026年06月07日
  • みずいらず

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    染井為人さんのミステリー大好きなんですが、このような暖かい陽だまりのような小説も書くんですね。
    夫婦の短編8作に独身小説家の家庭に憧れる話。
    夫婦の話は、人物がリレーのバトンのように繋がり、小説家は誰なのかと思っていると、名前を見ると、あっと思った。
    各主人公は序盤は好きになれないけど、いつの間にか感動させられ、応援したくなる。
    何度も感動シーンがありました。
    夫婦みずいらずが、独りよがりにならないようにしないといけないと思った。

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    2026年06月07日
  • リカバリー・カバヒコ

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    毎日、不安だらけ悩みだらけですが、
    “日常の些細なこと”がきっかけで
    『また前を向けるよ!』と
    優しく教えてくれる作品でした!

    “何か特別なこと”が起きるわけではありませんが、
    自分は一人ではないと気がついたとき、
    周りの人たちから勇気をもらって
    少しずつ悩みから立ち直る
    登場人物たちの姿に元気をもらえました!

    誰だって悩むことはあるから
    落ち込まなくても大丈夫!
    きっと立ち直ることができる!

    悩んで視野が狭くなってしまう時に、
    周りの人たちの思いやりの暖かさに
    気がつかせてくれる作品です!是非!

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    2026年06月07日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    ネタバレ

    キッチン常夜灯シリーズのなかで1番好きかも
    1作目、2作目の主人公達や
    お馴染みの常連さんも出てきて
    行きつけのお店に来たみたいな雰囲気を
    読んでるだけでも楽しめた!
    シェフの料理、美味しそう〜〜

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    2026年06月07日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    読書備忘録997号。
    ★★★★★。
    ★3.5、3.5からの★5つ!
    やりましたよ!店長!
    やりましたね!京子さん!

    ワタクシはこの結末認めます!
    完全承認です!

    ★★ネタバレフレーバーをバンバン利かせています★★

    1作目から、店長のとぼけ加減には上司として無いわ!という意見も多いですが、明らかに作られたとぼけだった。想像の通り!
    そして、山本猛店長は主人公谷原京子さんが契約社員で入社したときから目に掛けていた。
    要するに買っていた訳ですね。

    たびたび店長が谷原京子さんを呼ぶとき名前を間違えます。
    それを京子さんは、バカバカバカ!いつまで名前を覚えないんだ!と貶します。
    違うんですよね~

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    2026年06月07日
  • 晴れの日の木馬たち

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     読み終えるのが惜しいほど、素敵な物語でした。
     主人公・中山すてらは、過酷な生い立ちの中で育ちながらも、倉敷紡績で働き、大原孫三郎との出会いや雑誌『白樺』との邂逅を通して、「小説を書く」という人生の道を見つけていきます。

     とりわけ心に残ったのは、大原孫三郎がすてらに向かって言う「あなたには書くことをやめない力がある」という言葉でした。

     すてらは、「私は書き続けたのではなく、書くことをやめなかった」と語ります。書くことは彼女にとって生きることそのものだったからです。
     
     この言葉を読んで、「何かをし続ける力」と「何かをやめない力」は似ているようで違うのだと気づかされました。
     「し続

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    2026年06月07日
  • 紙の動物園

    ネタバレ 購入済み

    抒情的なSF短編集

    SFのレーベルから出版されていますが、SF作品だけではなく、表題作はファンタジー要素があり泣けてきます。アジア的で抒情的な傾向は著者の作風でしょうか。SF作品は長編を読むのが大変なので、ちょうどいいボリューム感でした。

    #泣ける #感動する #切ない

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    2026年06月07日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    人は人生の終わりを目の前に突きつけられたらどうするんだろう、、私はどうするだろうと想像しながら読みました。凪良ゆうさんの心の描写をする文体が大好き。

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    2026年06月07日
  • 神去なあなあ日常

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    2010本屋大賞4位
    高校を卒業するのに全く進路が決まっていないししたいこともないし、全く焦ってもいないゆるーい男子が、担任と保護者が勝手に決めた山奥の林業研修生として送り込まれる話。
    日本の林業の奥深さにも触れられ、若い人が関わって行って欲しいなあと思う職業だっ。山奥の人々のコミュニティの懐の深さ、人情、繋がり、と18歳男子の恋愛感情が絡み合って山の生活にのめり込んでいく様子が読んでて楽しかった。
    また、山の神事、祭り事、の描写は読んでいて引き込まれたし、日本のどこかで今もきっとこんな風習が残っているのだろうと思わせてくれる魅力的な文章。読んでいて心が震え、じーんとした。深い背景✖︎軽〜い現

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    2026年06月07日
  • アルプス席の母

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    2025 本屋大賞 2位
    才能ある子供の部活を支えるってこんなに大変なんだ!とびっくりするとともに、利用する黒い大人っているだろうなーって、、フィクションだろうけど、現実を垣間見た気がした。主人公の男の子が誠実でまっすぐでお母さんの心の強さも素敵で本当に読みながら応援できた。世のお母さん方も子供達もまっとうに報われる世の中でありますように、と思わずにはいられない!

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    2026年06月07日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

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    1番好きな作家さんの1番好きな作品の続編で、文庫化するのをずっと待ってました!
    やっぱり私は千早さんの書く静かな空気のお話が大好きです。とても落ち着きます。
    巻末のインタビューで、「人と関わると加虐性がどうしても生まれる。特に恋愛においては。」みたいに言っていたのが、とても共感できて印象的でした。

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    2026年06月07日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    最後の話を読んで、その子には別の水槽に移ったつもりが実は大海原への入り口だった 生きづらさもみんなまるごと抱えてくれる海だ

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    2026年06月07日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まず、仇討ちについて調べている武士は何者?という疑問を抱きながら読み進めていった。

    次第に菊之助が父に殺されそうになったことが判明。なぜ?
    良い人だった作兵衛はなぜ博徒になったのか?

    目撃者も多く、完璧に行われたはずだった木挽き町の仇討ち。
    しかし、何かおかしい…。

    人情物でありミステリーである一冊。
    謎が解けた時、ほっとしてああ良かったという気分になった。
    (実は途中からだいたいトリックはわかっていたが)

    武士が話を聞いて回った芝居小屋の人たちの人生は苦悩に満ちたものだった。
    ひとり一人とても重たい内容。
    でもそういうことを笑い飛ばし、力強く生きていく逞しさがあった。

    このお話は勧

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    2026年06月07日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    誰もが自分は人生の主人公だと思っているが、誰かの人生の物語の登場人物でもあるということに気付かされた。

    二つの時間軸が交互に語られる方式。現在と過去で同じ登場人物がおり、読者はその空いた期間に何があったのか想像して読むことになる。想像するということは、ミスリードに誘われているということだ。伊坂幸太郎ワールドに今回も魅了された。

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    2026年06月07日
  • 警視庁文書捜査官

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    鈴木京香さん主演の「未解決の女」シリーズが好きで、特に決め台詞「文字の神様が降りてきたわー」に、くずし字が判読できたときの嬉しい感じと似た興奮を表しているのかなと原作に興味が湧いた。原作の表現はドラマより大人しめだったが、文庫の解説でも書かれているように、主役が真面目にコツコツという姿勢にこの作品の魅力があると思った。途中読み終わるのがもったいなくてペースが落ちた。著者の作品をこれから全て読みたいと思った。たくさんあることを知ってワクワクしている。

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    2026年06月07日
  • 二つの祖国(四)

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    東京裁判についてよく知ることができた。この本を読みながら、小林正樹監督「東京裁判」を視聴して、理解が進んだ。

    本で書いてあることは、全体の一部ではあろうが、この史実を知ることは日本人にとって大切なことであると思う。

    勝者である連合国側において、アメリカが戦争責任を天皇に負わせようとしないことに必死であったことを初めて知った。

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    2026年06月07日
  • 逆ソクラテス

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    伏線がまた、伏線を呼ぶ。そんな構成であった。内容だけでなく文体や、構成で読者を圧倒する。後書に書かれていた子供を主人公として書くからこそ使える語彙が減ってくるという難点を語彙以外の部分で解決しているように思う。
    心が晴れるような素晴らしい作品であった。

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    2026年06月07日
  • 風紋 上 新装版

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    知り合いから勧められたので読んでみたい。上巻で606ページもあり読み応えあり。ある日突然、母親が殺される話で始まり、その時、その周りの人々の思いや人間模様、葛藤などが描かれている。また、犯人側が見つかり、犯人側の周りの人々の人生の変貌や周りや世間の反応などシリアスな展開がはじまる。警察や報道関係者の動きも細かく描写されており、ウルッとくる展開も何度かあった。下巻に続くが楽しみで仕方ない。どういった展開になり多分どんでん返しがあるのだと思うと早く読みたくなる。
    話の進め方が非常に読みやすく構成されている。
    勧めてもらって良かった。

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    2026年06月07日
  • ゲームの王国 下

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    自分が今まで読んできた作品はある程度起承転結に沿って書かれてた。無駄に思えるような描写は多少あるにしても、全体通して見れば「結」に向かうような流れが存在していて、次の展開をイメージしやすかった。

    この作品はごっちゃごちゃ。結はもちろんあるにしても、時間軸、場面、キャラクター、幾度となくかき回されたし、「これいらなかったのでは?」という描写も多々。
    『言語化するための小説思考』に感銘を受けた身からすると、回収されない伏線が多くて腑に落ちない。

    けどあとがきで

    > ひとつだけ言えるのは「今の自分には書けない」ということです。本書の節々に、まだアマチュアだった僕が、暗闇の中で何かを見つけ

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    2026年06月07日
  • ぼくのメジャースプーン

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    何度も泣きました。10歳の純粋でまっすぐで、だけど信じられないくらい大人びている感情に、持っていかれました。だけどそれだけではなく、罪とは、罰とはと、自分ならどうするだろうかと禅問答のような頭の中での一人のやり取り。大人になった今、私は「何もしない」という選択をするかもしれない。だけど、おそらく割り切れないし、そんなぐちゃぐちゃで必死な感情の先に、人を動かす愛情があるんだろうとも思う。
    ぼくとふみちゃん。ぼくはふみちゃんが大好きで大好きで、どうしても何があっても、痛ましい孤独の世界から戻ってきてほしかった。「本当に優しい子なんだ。」
    本当に深い物語でした。

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    2026年06月07日