ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 地球星人(新潮文庫)

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    一般に正しいとされている生物としての行動今作品では結婚して子供を産んで母になるサイクルに弾かれた人達の苦難と立ち直り方を描いた作品。自分の中にもマジョリティとはかけ離れた価値観があることが多々あると感じていたが、なんとか合わせて生きようと思わなくても苦しみながら自分の道を探す方法もあって全てが同じではなくていいのだろう。
    奈月の夫が近親相姦を試みた時その手があったかと思った。時には常識の外側から自分を見ることも必要だと思った。

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    2026年05月18日
  • 消滅世界

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    とても興味深い内容だった。自分が生きてきたこの世界の当たり前が、果たして正しいのか、こういう未来もあり得るのか、いろいろなことをぐるぐる考えながら読んだ。リアルな不気味さが非常に後味が悪く、暫く他の本を読む気にならなかった。実写だとより気持ち悪くなってしまいそうではあるが、映画も観てみたい。

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    2026年05月18日
  • 普天を我が手に 第一部

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    昭和元年に生まれた全く立場の違う子供たち4人。昭和100年を描く三部作の壮大な物語の第一巻は、彼らの親世代の話。
    そのテーマと本の分厚さから手に取るのを躊躇していたが、読み始めたら止まらない。奥田英朗ならではの軽妙なテンポが、次々と視点の変わるメリハリの良さも相まって、文章なのにスピード感が凄い。
    次巻からいよいよ子供世代の話になると思うが、数奇な運命が絡み合う伏線は既に張られているので、否が応でも期待が高まる!!

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    2026年05月18日
  • ほどなく、お別れです 遠くの空へ

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    今回もとても良かったです。
    このシリーズ、大好き。

    実際私の母の葬儀の時に葬儀場の担当の方が心無い方で
    『時間がないから早くしろ』とか小さい子が静かにできないのは仕方ないことなのに
    『静かにさせて下さい!』
    などと言われた人もいて不快だったと告げられました。(もちろん静かにさせる努力はしていたらしいので尚更不快だったそうです)
    その時に
    『物語だから無理だけど、少しでもこの中に出てくるような人達のように気遣ってくれればなぁ…』
    と思ったものです。

    話はそれてしまいましたが…今回は古くからのベテランさんが引退することが軸になっていました。
    新旧入れ替えです。
    そしてもう一つの軸はコロナ禍を乗

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    2026年05月18日
  • ブレイクショットの軌跡

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    プロローグから相当枚数を経てのエピローグ。バタフライエフェクト!と叫びたくなり、善性を信じさせてくれた著者に心から感謝したいです。

    やっぱり真っ当に生きたい。

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    2026年05月18日
  • ダイナー

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    ネタバレ

    面白くてあっという間に読み終わってしまいました。
    平山先生が書くグロテスクなシーンは相変わらずとても痛そう…
    拷問の描写にはいつもヒヤヒヤします。

    殺し屋しか来ないダイナーの店員となってしまったオオバカナコ。
    そのダイナーで腕を奮うボンベロと相棒の菊千代、ダイナーの客たち。

    ボンベロとカナコの距離感というか、関係性の変化がとっても魅力的です。
    ボンベロが今までのウェイトレス達への感情と違うものをカナコに抱いているのがあったかい。
    カナコの言動にはちょこちょこイラッとしますが、それよりも店で起きるハプニングの方がずっとインパクトが大きくて…

    "ありがとうなんて言われることなんかし

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    2026年05月18日
  • 火喰鳥――羽州ぼろ鳶組

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    ネタバレ

    お相撲さん、軽業師(イケメン)、理系男子(陰陽師?)…などを集めて〈火消しアベンジャーズ〉的なものを創ってゆく導入部からもうわくわくだったし、
    クライマックスの火事シーンでは、火消したちもさることながら、奥方の深雪さんの活躍がかっっこよすぎて!
    若干キャラが薄いかと思っていた新之助くんも、ラスト近くで、おぅ、君はそんな特技が…!となるところなども良い。良すぎた。
    田沼さんや鬼平さん(父)も込み込みで、ハコごと推せる、ぼろ鳶組。

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    2026年05月18日
  • バンクハザードにようこそ

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    中山七里さんの幅広さには毎回驚かされる。

    自殺した友人の敵討で、友人が勤めていた銀行を経営破綻させるなんて。
    音楽関係が全くない中山七里さんは初めてかもしれない。

    中山さんのミステリー好きだけど、本書も好きだ。
    面白すぎて一気読みでした。

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    2026年05月18日
  • 猫を処方いたします。

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    猫をきっかけに?中心に?問題が解決していくお話。
    どのお話も読み終わった後にほっこりしたり、泣きそうになったり、なにか心に感じる感じがする。、

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    2026年05月18日
  • エピクロスの処方箋

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    何度も涙が込み上げて空を見上げた。
    意思の疎通ができなくなった患者に語りかけること、それが患者の家族の孤独を癒すこと。
    医療は人を癒せない、人を癒すのは人なんだと。
    自分はどんな風に老いて死んでいくのだろう。それまでどんなふうに生きて誰かと関わっていけるのだろう。

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    2026年05月18日
  • ぼくらとモリボウのひみつの時間

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    ネタバレ

    ユウタ、ルイ、ハジメは二年生。ある日、ルイがたいいくかんのうらできみどりいろのへんな生き物を見つけた。そいつは小さなボールくらいの大きさで、イノシシの赤ちゃん(ウリボウ)に似ていたので、モリボウと名付けて3人でそだてることにした。モリボウは体全体に草や木が生えている。だから、3人は木と草がいっぱい生えているみどり山でこつそり飼おうときめた。モリボウは草や木を食べてどんどん大きくなっていく。ちょっと悲しくて優しいお話です。

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    2026年05月18日
  • 父の回数

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    2026年5月18日。短編集。家族とは!?というほど正面切っての問いかけではなく、こういうこともある、という感じか。

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    2026年05月18日
  • なずな蕎麦 花暦 居酒屋ぜんや

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    ネタバレ

    お花ちゃんが18で熊吉が22かぁ。物語も進むわけですねー。
    しかし、お花ちゃんは攫われ気質(/ _ ; )
    産みの親は子供を道具としか考えてないのかー!
    無事にぜんやに帰ることができて、良かった、良かった(^^)

    ハラハラした今回。次はほっこりした話がいいな。

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    2026年05月18日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    あまりに面白くてページをめくる手が止まらず、一瞬で読み終えてしまった。
    本の最終盤、旧江戸川で発見された死体は富樫慎二ではなく別人であるという大どんでん返しを読んで鳥肌がたった。
    本の最後に明かされる事実を知る前の自分は、靖子に対する愛の力だけで常人には思いもつかない方法をめぐらし靖子と美里を守る石神をただすごいと思った。愛というものがここまで人を動かせる力を持つのかと驚いていた。
    だけど本の最後では、石神が2人を守るためにやってきた真実が明かされ、ラスト自首をした靖子から謝られ、石神は苦しみ絶望しながら叫び続けた。
    そんな本のラストを読んで、石神の持つ靖子への想いは愛でも足りず表せない、この

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    2026年05月18日
  • 未来

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    湊かなえ作品ということで、心して読みました。いつも自分の内面にあるドロっとした言葉にしにくい感情を触ってくる文章に、途中で苦しくなりました。
    後少しで読み終わるというその時も、このまま読み終わらなければ、きっと次にこの本を開くのはすごく時間がかかりそうだったので、一気に読みました。
    最後まで読んでの感想は「良かった!」とすっきりとは言えないけど、読み切れて良かったと思います。映画も観に行きました。章子が本当に30歳になった時に幸せであって欲しいと思います。

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    2026年05月18日
  • たべるノヲト。

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    本書は俳優の松重豊さんによる日々の食べ物にまつわるゆるいエッセイです。『孤独のグルメ』でお馴染みの松重さんですが、韓国の歌手のソン・シギョンさんとNetflixで『隣の国のグルメイト』という番組の中で、本書で登場するお店に二人が訪れたことで本書を知りました。

    松重さんの文章はまさに『孤独のグルメ』の吾郎を思わせる、どこかお茶目でのんびりとした語り口で、終始楽しみながら読みました。

    本書の魅力をさらに引き立てるのは、あべみちこさんのイラストです。超絶技巧で料理をリアルに描く一方で、お皿や文字は落書きのようなゆるいタッチで表現されているのが特徴です。旭川在住とのことで、旭川のおいしいものが描か

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    2026年05月18日
  • アノマリーの追憶 天久鷹央の推理カルテ

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    やはり『天久鷹央シリーズ』は最高。その魅力は登場人物にある。もちろん、医学系の知識に基づくトリックや推理も著者一流なのだが、他の作品との違いはそれである。どんどん読みたくなるので困ってしまう。
    本巻は、長編と短編との中間のような感じで、これもまた良い。

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    2026年05月18日
  • i

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    シリアから養子として迎えられた主人公・アイが、「自分はなぜ選ばれたのか」「存在するとはどういうことなのか」を問い続ける物語。読んでいるうちに、戦争や貧困などの社会問題に対して、自分自身もどこかで“難しい”の一言で片付け、無意識に目を逸らしていたのかもしれないと考えさせられた。

    アイはとても優しく、繊細で、頭の良い人物だからこそ、周囲から愛情を受けながらも、自分の存在意義について深く悩み続けていたのだと思う。自分の幸せを願う気持ちと、この世界の誰かの幸せを願う気持ち。そのどちらを優先すべきなのか、アイはずっと揺れ続けていたように感じた。しかし最終的には、そのどちらを願うことも決して矛盾していな

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    2026年05月18日
  • さみしくてごめん

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    ネタバレ

    友人に勧められて読みました。
    笑いあり学びあり、ワードセンスが面白くてスラスラ読めた。考えることって楽しい。
    普段何気なく行っていることを、見れば見るほど分からなくなる感覚。分かった気にもなってしまう感覚。知れば知るほど知らないことが増えるなぁ。

    共感できるところも、そんな見方もできるのか!と驚けるところも沢山あって、読んでいてとても楽しい1冊でした。ペットボトルの蓋を開ける時に手のひらを負傷するの自分だけじゃなかったんだ。
    永井さん、勧めてくれた友人、ありがとう。

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    2026年05月18日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    もしもっと小さい頃に読んでいたら、将来の夢が動物学者になっていたかもしれないと思うほど、研究の様子が面白く描かれていた。本著を読んでからは、何気なく歩いている時でも鳥の鳴き声が聞こえると、あなたも今頑張っているのねと優しい気持ちになるようになった。

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    2026年05月18日