小説・文芸の高評価レビュー
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今回もとても良かったです。
このシリーズ、大好き。
実際私の母の葬儀の時に葬儀場の担当の方が心無い方で
『時間がないから早くしろ』とか小さい子が静かにできないのは仕方ないことなのに
『静かにさせて下さい!』
などと言われた人もいて不快だったと告げられました。(もちろん静かにさせる努力はしていたらしいので尚更不快だったそうです)
その時に
『物語だから無理だけど、少しでもこの中に出てくるような人達のように気遣ってくれればなぁ…』
と思ったものです。
話はそれてしまいましたが…今回は古くからのベテランさんが引退することが軸になっていました。
新旧入れ替えです。
そしてもう一つの軸はコロナ禍を乗 -
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ネタバレ面白くてあっという間に読み終わってしまいました。
平山先生が書くグロテスクなシーンは相変わらずとても痛そう…
拷問の描写にはいつもヒヤヒヤします。
殺し屋しか来ないダイナーの店員となってしまったオオバカナコ。
そのダイナーで腕を奮うボンベロと相棒の菊千代、ダイナーの客たち。
ボンベロとカナコの距離感というか、関係性の変化がとっても魅力的です。
ボンベロが今までのウェイトレス達への感情と違うものをカナコに抱いているのがあったかい。
カナコの言動にはちょこちょこイラッとしますが、それよりも店で起きるハプニングの方がずっとインパクトが大きくて…
"ありがとうなんて言われることなんかし -
Posted by ブクログ
ネタバレあまりに面白くてページをめくる手が止まらず、一瞬で読み終えてしまった。
本の最終盤、旧江戸川で発見された死体は富樫慎二ではなく別人であるという大どんでん返しを読んで鳥肌がたった。
本の最後に明かされる事実を知る前の自分は、靖子に対する愛の力だけで常人には思いもつかない方法をめぐらし靖子と美里を守る石神をただすごいと思った。愛というものがここまで人を動かせる力を持つのかと驚いていた。
だけど本の最後では、石神が2人を守るためにやってきた真実が明かされ、ラスト自首をした靖子から謝られ、石神は苦しみ絶望しながら叫び続けた。
そんな本のラストを読んで、石神の持つ靖子への想いは愛でも足りず表せない、この -
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本書は俳優の松重豊さんによる日々の食べ物にまつわるゆるいエッセイです。『孤独のグルメ』でお馴染みの松重さんですが、韓国の歌手のソン・シギョンさんとNetflixで『隣の国のグルメイト』という番組の中で、本書で登場するお店に二人が訪れたことで本書を知りました。
松重さんの文章はまさに『孤独のグルメ』の吾郎を思わせる、どこかお茶目でのんびりとした語り口で、終始楽しみながら読みました。
本書の魅力をさらに引き立てるのは、あべみちこさんのイラストです。超絶技巧で料理をリアルに描く一方で、お皿や文字は落書きのようなゆるいタッチで表現されているのが特徴です。旭川在住とのことで、旭川のおいしいものが描か -
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シリアから養子として迎えられた主人公・アイが、「自分はなぜ選ばれたのか」「存在するとはどういうことなのか」を問い続ける物語。読んでいるうちに、戦争や貧困などの社会問題に対して、自分自身もどこかで“難しい”の一言で片付け、無意識に目を逸らしていたのかもしれないと考えさせられた。
アイはとても優しく、繊細で、頭の良い人物だからこそ、周囲から愛情を受けながらも、自分の存在意義について深く悩み続けていたのだと思う。自分の幸せを願う気持ちと、この世界の誰かの幸せを願う気持ち。そのどちらを優先すべきなのか、アイはずっと揺れ続けていたように感じた。しかし最終的には、そのどちらを願うことも決して矛盾していな