小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
読もうか迷っている人宛に書きます。
①この本を読むなら「今」です
本書は2025年3月発売。私が読んだのは2026年2月ですが、この「リアルタイム感」は今しか味わえない。例えば5年後にこの物語を読んでも面白いだろうけど、「ああこんな感じだったなー」と少し遠く感じてしまうかも。
②『同志少女よ……』とは全く別物です
題材も、構成も、物語の面白いポイントも、全く違います。どっちが優れているとかも比較はできないと思います。下手に前作の印象を抱えたまま「あれを超えられるか!?」という読み方をするよりは、一旦忘れて0から読んだ方が楽しめるはず。その上で、どっちが好みとかはもちろんあると思いますけどね -
Posted by ブクログ
これまで読んできたドキュメンタリー書籍の中でも、極めて完成度の高い一冊だと感じました。できるだけ多くの人に読んでほしいと心から思います。
冤罪発生の事前事後という幅広い時間軸の中で、警察、検察、被害者、告発者や協力者それぞれの行動や考えが細かく丁寧に述べられています。それを報道する立場の心情も絡ませてあり、極めて完成度の高いと言えます。
どうか警察、検察を中心に冤罪を生んだ組織が本件を徹底的に検証し対策を講じることで、二度と同じような過ちを侵さないよう務めることを祈るとともに、多くの一般市民が本件を知り、公権力に対する抑止的理解力を深めてほしいと願ってやみません。 -
-
Posted by ブクログ
やなせたかしさんに関する本は時々無性に読みたくなります。
ことばや理屈ではないところからこどもたちが引き寄せられていく「アンパンマン」の生みの親でいらっしゃるところから興味を惹かれ、折にふれて、いろんな本を読んでいます。
希望を、生きる力を、決して堅苦しくない形で届けようとしてくださるお姿、人を喜ばせるためにご自分の持つものをさっと差し出されるその姿勢に、人としてどう生きるかという自分のあり方にも大きな影響を受けています。
これからもやなせ先生が大切にされてきたことや「アンパンマン」たちが大切にされる世の中であることを改めて願いました。 -
Posted by ブクログ
まだ字も書けないほどの小さな女の子が戦争のために家族から離れて疎開した。
家族からたくさん愛されてきた小さな妹。
両親の心配をよそに元気に疎開先へ出かけていく。
その後疎開先でどんどん元気をなくしていく様子が字のない葉書からありありと伝わってくる。
その変化に胸が締め付けられた。
どんなに心細く苦しかっただろう。
お母さんもお父さんも居ても立っても居られなかっただろう。
子どもたちの無邪気さ、健康、安全基地、時には命を奪ってしまう戦争の理不尽さをひしひしと感じた。なぜ人間はそんな愚かな行為に繰り返し走ってしまうのか。
小さな妹が無事に大きくなってよかった。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。