小説・文芸の高評価レビュー
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家族との関係が他人から見たら普通に見えても実は問題があるという設定はいろんな小説にあるけど、カフネはその設定の塩梅とか家族のセリフの違和感・不快感がすごくリアルだったと思った。
家族と根本の考え方の少しのズレや違いが、家庭に大きな歪みを生むところがありありと描写されていた。
上記のような描写ばかりだと読むことがしんどくなってたと思うが、人との関係のおかげで、心が軽くなる描写がしっかりあったため読みやすかった。人と関わることで傷つくけど、料理やそこから伝わる人の思いやりが人を癒すシーンがとても好きだ。
あと言葉選びがとても綺麗で素敵だと思った。 -
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建設会社に勤める尾崎颯は、土砂降りの雨のなか、高校の同級生だった久遠愛と再会する。二人は同じプロジェクトの担当者として再び言葉を交わすようになるが、建築家のデザイン盗用疑惑によって計画は暗転。さらに尾崎の家庭にはスキャンダルが迫り、久遠もまた、癒えない心の傷を抱えていた。
頭の中ですぐに映像化できる美しく優しい文章で、4、50代のおじさん、おばさんの心を鷲づかみにするストーリー。
長崎と沖縄の離島の青くて眩しい空と海が目に浮かぶだけでも心がギュッとなるのに、そこに若いオッソーと久遠という瑞々しい2人がいるだけで、もう他には何もいらないっていうくらいに、満たされる。
そして、アラフォーにな -
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最初は子ども向けの作品かと思っていたが、侮るなかれ。上巻の感想にも書いたが、ミステリー小説として十分に読み応えのある作品だった。伏線回収やどんでん返しが好きな方にはオススメできる。
最初は人畜無害の噂話だったものが、どんどん増幅されて都市伝説へと変貌していく過程や、SNSによる憶測や拡散によって、捏造された「真相」に苦しめられる人々の姿。そこからは「人はなぜ物語を必要とするのか」という問いが浮かび上がってくる。それは『イン・ザ・メガチャーチ』や『ファイア・ドーム』にも通じる視点だと言えるだろう。
さらに興味深いのは都市伝説を解体する役割であるセンター自体が、最後には都市伝説になるという構造だ。 -
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他人から見えているのは輪郭だけで
中心は闇かもしれない。
その闇に呑み込まれないように
みんな必死に前向きに生きている。
自分で自分を諦めない限り
その闇から抜け出し
また立ち上がれると勇気をもらえた作品。
北海道が舞台で
北海道大学,旧北海道庁、北三条広場、札幌テレビ塔などの景色が沢山出て来て旅のお供にしたい。
フジサキ視点から突然の春風登場に始まり
衝撃の展開が続き、夢中になって読み進め
ミステリーとしても読み応え抜群。
・印象に残った部分
人は孤独でそばに誰がいようと
誰にも頼れないことはたくさんある。
むしろそんなことばかりだ。
けれどそれでも、彼には忘れないでほしいのだ。
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可愛らしい表紙とタイトルに惹かれて手に取った作品です。
本作は、日常生活や仕事の中で、商品や注意喚起などの情報を相手に分かりやすく伝える仕事をテーマにした物語です。
主人公の咲良さんが悩みながら成長していく姿に感情移入でき、物語としても最後まで楽しく読むことができました。中でも特に印象に残ったのは、「伝えたいこと」よりも「相手に伝わること」を意識して表現することの大切さです。各エピソードを通して、相手に合わせた伝え方がいかに重要かを改めて実感しました。
私自身、人に物事を説明したり、自分の考えを言葉にしたりすることがあまり得意ではありません。そのため、この作品は物語として楽しめただけでな -
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昭和、平成、令和と3つの時代を跨ぐ事件捜査のタスキリレー。各々の時代感覚がなければ、とても太刀打ちできないような一家殺傷事件に、湯浅、鎌田、草加、そして藤森をはじめとする刑事たちが挑みます。進む捜査で明らかになっていく、国外にも及んでいた巨大な陰謀とそれぞれの愛の形。
DNA鑑定も防犯カメラもない時代に起きた事件は、合理的な捜査手法もなく、地道な聴き込み捜査と刑事としての勘を結びつけながらも、湯浅と鎌田は一つひとつの事実を少しずつ明らかにしていきます。やがて時は過ぎ、科学捜査の進化とともにこの事件への世間の関心や記憶が薄れていく中で、その2人から事件担当を引き継ぐ草加の居場所も狭まっていき、 -
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バスチアンがファンタージエンの世界に入り込み、物語の中での冒険が始まる。
わくわくするような色んな風景や生き物が出てくるけど、ただ楽しいだけでは読めない。
ファンタージエンでバスチアンの望みが一つ叶うごとに、バスチアンは現実世界での記憶を一つずつ失くしていく。
記憶を失うごとに、何かを望み続けることが難しくなっていく。
力や権力を得るごとに、自分が本当は何者だったのか分からなくなっていく。
本当にものすごい設定だと思った。
最近流行りの異世界転生ものとは根本的に違う。強いメッセージ性を感じる。
物語の世界は、現実と対立するものではなく、現実をより豊かにする力を持っているはず。
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購入したのは発売日。
購入して、2.3ページ読み、毎日の日常だった本を読む=読書が困難になった。
文字を追いかけても頭に入らない、長続きしない…なんか疲れているのかな、おかしいなって思っているうちに、ドカンと来た。
仕事で何の予告もなく、トラブルに巻き込まれた。
上司には、私の接遇が悪いからと一括。
こちらの言い分も聞いてくれなく、ただただ反省の日々。
ある日朝起きて、仕事に行く支度をしていたら、過呼吸を起こした。
読書所ではない。
本屋に行っても息苦しいく、この空間から逃げなくては…
電車に乗って、本を広げても集中出来ずに、息苦しく、身体のあちこちから、多量の汗…
限界。
絶対行きたく