小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
アートにまつわる短編集。
原田マハさんの本を読むと、美術館に行きたくなる。
収録作のほとんどは、物語の中に実在する絵画のエッセンスが入ってる感じ。
最後の「道」だけは、架空の絵画を巡る話だった。
この話が一番好きだった。
私自身は絵画というものに明るくないので、作品というより画家の背景に目を向けて見ることが多い。でもこの話を見ると、アートに対して抱く感情は人それぞれなのだなと。
それこそ、その人が生きてきた今までの生活で趣味趣向はそれぞれ変わるし、どんな作品が刺さるかなんて誰にもわからない。
上白石萌音さんのあとがきも良かった。
いまどれだけ有名でも、最初はみな無名の画家である。そこから誰 -
Posted by ブクログ
とても好みで面白かった!毎日同じような生活を送ることに何の不満もなく過ごしていて平穏を求めるところに共感。普段と少しでも違うことをすると自分にとっては一大イベントなのに、平木さんやまさかさんにとっては非日常が日常なんだなとギャップを感じるところにも共感した。自分よりも下な女が好きという夫とのじんわりしんどい結婚生活と、身も心もボロボロになっていた不妊治療、両親との冷め切った関係性などの過去の話を全て受け止めて肯定してくれるまさかさんの存在が唯一無二で羨ましかった。付き合うとなるとその先のことを考えなければいけない風潮があるし、結婚はもう懲り懲りで45歳という年齢の主人公にとってまさかさんと決め
-
Posted by ブクログ
ネタバレチンギス紀14 萬里 を読んだ。
全体を通して、モンゴルとホラズム国の戦が描かれていた。これだけ戦の詳細が長く描かれるのは、かつてジャムカ、アインガ、タルグダイの三者連合と草原の覇を巡って戦った戦以来だと思う。非常に熱い。
また、チンギスにとって重要な人物との別れと、新時代の若者の出会いが交錯する1巻でもあった。
・チンギスの弟カサルが病で死んだ。カサルは、ナイマン王国併合戦の総大将として敵の兵站切りを長い時間かけて実行し、ナイマンを滅ぼした時から、将軍としての存在感を増し始めていた。その後、主役級の活躍は少なかったものの、モンゴル東方司令軍総大将として、安定した軍の運営と統治を見せていた。モ -
Posted by ブクログ
ネタバレチンギス紀16 蒼氓を読んだ。
ホラズムとの戦が、ついに最終盤を迎えている。イナルチュク、トルケン太后、サロルチニ、ワーリヤン、ウダラル、華蓮といったホラズムの主要な登場人物が退場し、ホラズムの残党は消えかかりつつある。モンゴルの方も登場人物がかなり限定されていた印象で、チンギスの周りのソルタホーン、ジェベ、スブダイ、ボロルタイが多くを占めていた。モンゴルの強さは最後まで圧倒的。チンギスがテムジンだった頃から注力してきた鉄の生産と強力な兵站は、モンゴルが最強たる所以。
前巻で将軍として円熟味を見せていたジョチが、いきなり病に倒れてしまった。ジョチ結構好きだったから悲しいし、チンギス・カンの長男 -
Posted by ブクログ
ネタバレチンギス紀17 天地を読み終えた。
長かったチンギス紀がついに終わった。言葉では言い表せない感情。本を読んでこんな気持ちになったことはない。希望、絶望、別れ、悲しみ、満足、高揚。全てがあった!
まずは17巻の振り返りする。
・チンギスの長男ジョチが闘病に末に死んだ。最後、チンギスはジョチの元を訪れて話をした。これまで息子の扱いに困っていたように見えたチンギスだが、最後にジョチに見せたものは、愛情と言ってさしつかえないだろう。ジョチも思い残すことなく死ねたはず。
・トーリオが長い旅の末、チンギスと出会った。タルグダイのことを語るチンギスが、僕は好きだと思った。やっぱりテムジンだった頃の彼が好き -
購入済み
寝たら記憶がリセットされる今日子さん
毎回初めましての挨拶をしなくちゃいけないというのが面白い設定だった
ミステリー小説だけれど伏線が散りばめられている訳では無いので、一緒に犯人を推理していくタイプでは無いのかなーと思った -
Posted by ブクログ
山田風太郎の「人間臨終図巻」全4冊をほぼ読み終わったところです。
この本の中には、内外の 英雄、武将、政治家、作家、芸能人、犯罪者などの著名人の臨終の様をまとめて記載されています。
私は自分の年に近い第四巻(77歳~121歳)から読み始め、
今では寝る前に読む本の定番となっております。
また、家内も現在第二巻をベッドにもちこんでおります。
所で、この「人間臨終図巻」は亡くなった年齢の若い順に書き起こされております。
15歳で亡くなった八百屋お七から121歳で亡くなられた「泉 重千代」、それにナポレオンなど海外の人など923人方々の臨終の姿を書き起こしておられます。
例えばこうです。
ご記 -
Posted by ブクログ
やはり満点にしよう。
はっきり言って、わからないヒトには全くわからない内容なのです。かなり実名に近いけれど、匿名のドキュメンタリーだから。
逆に、その時代にリアルタイムで「週デ」「別デ」のモデルとなった雑誌を読み、自身が「熱狂」した記憶があれば、読みながらあの頃の感覚に浸れるはず。強くそう思います。
とにかく、当時を多少なりとも知っている身からすれば、そのリアルさに驚くのです。
登場する作家、作品名、さらには小柳編集長まで…そして、「別デ」のキャッチフレーズも。(本作の出版が集英社なのも納得ですよ…)
1974年に創刊された別会社の「あの雑誌」についても…あ〜、きゃー、と心で叫びながら読みま -
Posted by ブクログ
進と大和の出会いと夏休みを描いた「ワーキング・ホリデー」の続編!
今度は冬休みからホワイトデーあたりまでが描かれている。
この本でついに大和と由紀子が再開する。それも進とその友達の計画によって。小気味いい会話が多めでテンポよく進む話の中で、たびたび出てくるジャスミンの深い言葉が心に刺さる。
感動の家族の話が進む裏で、大和とかかわりのある人たちの人生も進んでいく。サブ的なキャラクターたちの絡み方がすごく良くて、一人一人の魅力が凄まじい
続編を買いたくて調べてみたら、スピンオフがあるみたい。さっそく買ってみよう。大和と由紀子のその後まだ描かれてないんだな。気になる
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。