小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
探検家・角幡唯介が挑んだのは、太陽が昇らない「極夜」の世界。グリーンランドの最北の村から始まる、あまりに無謀で、あまりに美しいノンフィクションの記録だ。
「極夜の果てに昇る最初の太陽を見たとき、人は何を思うのか」。その純粋な好奇心から始まった旅は、想像を絶する過酷なものだった。荒れ狂う自然の猛威、忍び寄る獣の影、そして極限の飢え。ついには愛すべき相棒の犬を「食料」として見なければならないほど、彼は追い詰められていく。
しかし、この本の真髄は「凄惨さ」だけではない。冒頭で描かれる「妻の出産」という生命の誕生と、80日の暗闇を抜けて目にした「最初の太陽」。著者は生死の境目を彷徨う中で、その二つの光 -
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Posted by ブクログ
読む本読む本でおすすめされていたので、「そんなにいいなら…」と思って手に取りました!
登場人物のキャラクターや「時間泥棒」という言葉は児童書らしくてかわいいのに、読んでいくうちに、どこか現実世界につながる冷たさというか、ゾワっとする怖さもあって不思議な感覚に…
静かな時間を過ごしてると、「何かしたほうがいいかな?時間無駄にしてないかな?」と焦ることがある自分を思い出して、もしかしたら私も知らない間に時間泥棒に洗脳されて、時間を取られてる側なのかも…と感じ、ちょっと鳥肌が立ちました(汗)
ありきたりですが、「自分にとって本当に大切な時間とは何か?」を自然と立ち止まって考えたくなる本。
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Posted by ブクログ
山本文緒さん、大好きだった。
学生時代、何冊も読んだし、何度も読んだ。
亡くなられた時は、寂しかった。
本作も、その頃に読んだなかの1冊。
新装版が出ると知り、気づいたら購入してた。
(旧版も、たぶん実家にあるはずだけど)
社会人になって、20年近く。あの頃とは違った感想を得る。
仕事のつらさ、厄介な人間関係、他人への妬みと羨望……仕事のネガティブさが、こうも身に迫って感じられるなんて。
一方で、今日は今日、明日は明日。どんなにつらくても、嫌なことがあっても、明日の仕事へ向かう推進力は、たとえ小さくても、あの頃より確かだ。
奥付を見たら、作者がこの作品を書いたのは、32~33歳頃のことらし -
Posted by ブクログ
堂場瞬一さんの作品はやっぱり面白い!!
父親たちの意思を引き継ぐように立場が違えど、捜査一課の高峰と公安の海老沢の捜査していく様がカッコいい✨
さらに、この作品
昭和が終わり、平成がはじまったばかりのまさにそのときっていうのも個人的にツボ♡
平成から令和に変わったとき、しっくりこなかったワタシとしては、その時を思い出したり…(笑)
平成アイテムであるポケベル登場するのですが、ワタシ使ったことないし(いまだに使い方がさっぱり分からない(;´∀`))…
公衆電話は使ったことあります!!
という作品のなかで、時代を感じることができるのは、小説の凄いところ
作家のみなさんを心から尊敬します