ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 陰陽師 飛天ノ巻

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    ネタバレ

    再読。

    収録作品は7篇。
    天邪鬼
    下衆法師
    陀羅尼仙
    露と答へて
    鬼小町
    桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと
    源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと

    いやはや面白い。1巻と比べると少し優しさが増したかなぁ。
    それにしても平安時代から「宇宙」という言葉があったとは。

    ──中国の古書『尸子』に、"上下四方を宇といい、往古来今を宙という"との記述がある。

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    2026年09月16日
  • タイム・アフター・タイム

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    楽しみにしていたこちらの本、やっと読めた。
    青春、純愛がギュッと詰まった本。まさに私の好きなタイプの恋愛小説!
    「汝、星のごとく」を思い出してしまうのは、初恋の初々しさと海が近くにある島の雰囲気のせいかな。
    再会してしまったオッソーと久遠。今と昔を行ったり来たり、近づいたり離れたりしながら進んでいく物語にすっかり引き込まれてしまった。
    自分の心もつられて、学生時代に戻ったり現在に帰ってきたり…となってしまって。
    新聞小説だったようだけど、毎朝少しずつ読んでいたら、先が気になって仕方なかっただろうなと思う。一気読みできて良かった。
    きっといつか映像化されると思うので、期待して待っておこう。

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    2026年09月16日
  • 天才はあきらめた

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    ここ10年間で1番良かったドラマだった。

    細かいシーンの描写、記憶力、言語化を伴い、山ちゃんのお笑い格闘記が綴られている。吉本合格時の寮生の祝福、初のバーライブ、限界期の大吾の言葉、シズちゃんと和解後のM1など感動シーンも沢山あった。
    若林の締めもいい弄りと言葉だなあ。

    読んでて心が暖まる最高の一冊。

    (おそらく自筆と思われる)各章末の日記文が生々しくて泣ける。

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    2026年09月16日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    物悲しい終わり方だった。人生を歌舞伎に捧げた喜久雄が最後は幸せだったのか、それとも孤独を感じていたのか、ずっと考えさせられる。

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    2026年09月16日
  • 月の立つ林で

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    青山美智子さんらしい連作短編集
    人生に迷いつまずきながらも、必死に生きていくことで、見えない光を、見ようてすることで、少しずつ優しい光が見えてきそうな、そんな、おはなしの数々でした。
    見えないけれど、そこに存在する新月が常にお話しの中にあり、物語と連動して神秘的な雰囲気もありました。

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    2026年09月16日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    ありふれた言葉しか出てこないが、ものすごい作品だった。映画は3時間でも全然足りていない。これはNHKの大河ドラマ並みに1年のクールでやってほしい。

    映画は映画でよくまとめてあったが、私としては徳次との関係をもっともっとクローズアップしてほしかった。喜久雄と徳次の宿命のような関係は、来世でも続くような気がする。

    原作のほうが明るい内容で人物についても丁寧に描かれているので、読んで本当に良かった。
    とくに藤駒の娘綾乃は喜久雄を恨んでグレてしまったが、春江のおかげで幸せな結婚ができたのが素敵。
    彰子も映画よりなかなか遣り手で、喜久雄をプロデュースする人脈があるのも強い。
    幸子も新興宗教にハマったが、最終的にみんなから頼られ幸せな老後を送れて幸せだった。

    私は余韻を残すというか、あとは読者のご想像におまかせしますというエンディングはあまり好きではない。そのためちょっとファンタジーっぽい終わり方はほんの少しだけ残念に感じてしまった。でもやはり一気読みしてしまいましたが(笑)

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    2026年09月15日
  • カササギ殺人事件 下

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    上巻でも?となったのに下巻の冒頭でも?となる。違う小説なのかと見直すが、そういうわけでもない。まぁそういう展開なのかと理解はしつつも、誰が犯人なのかは気になる。読み進むにつれ、引き込まれていくこの小説は一粒で二度美味しい。

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    2026年09月15日
  • 暗黒館の殺人(二)

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    ネタバレ

    まさに4巻中の前巻を起承転結の起だとするなら今作は承にあたる巻だったと思う。

    ようやく暗黒館の"殺人"の部分が見えてきて、島の船が使えなくなったり、橋が壊れていたり、電話が使えなくなったり、テレビが見えなかったり……と色々と暗黒館を外界から遮断していく展開はまさにクローズドサークル。(元から外界とは縁がないけど)
    やっと殺人も起き、いい具合に謎が提示されていくことから前巻とはまた別の意味で面白くなってきたと感じた。

    相変わらず他館のオマージュを入れつつ、河南くんは一向に調子が良くならないところはムズムズするところではある。早くいつもの調子を取り戻して欲しい……。

    美鳥と美魚は相変わらず好きですねぇ、これは揺るぎません。
    玄児は記憶がなくなってしまった原因につながる話がされたり、ダリアの宴の時の様子からちょっと怖い存在に見えてきた。
    中也くんは宴の影響もあり調子悪いですね。でも伊佐夫との会話ではちょくちょく彼のこと心で舐めてるのは笑いました。

    次は転の巻になるんですかね。楽しみです!!ちなみに暗黒館一の分厚さ(泣)


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    2026年09月15日
  • invert 城塚翡翠倒叙集

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    前作「medium」に続く、霊媒探偵城塚翡翠シリーズの第2作。
    数多のミステリランキングを総嘗めした衝撃の前作に続く本作、どうしても期待が膨らんでしまいます。
    しかし、そのハードルも容易く超えていく綺麗でいて豪快なミステリーに思わず唸ってしまいました。

    今回は「倒叙集」という作風なので、おおよそのプロットが決まっています。
    予め犯人はわかっていて、犯行の様子も最初に明かされる。メインとなるのは犯人と探偵の攻防なので、いわゆる「どんでん返し」が起きにくい作風です。
    起きにくいはずなんですが、、
    相沢沙呼さんの魔法にしてやられました。

    私は、完全に作者の手のひらの上で転がされたな、と思うミステリーが1番面白いと思っています。
    そういう意味で、ここまで面白い作品が読めることが本当に光栄です。
    これからもそんな作品を読み続けたいです。

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    2026年09月15日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    ものすごく面白かった。こういう、現実世界に絶妙に空想が混じったシュルレアリスムっぽい雰囲気は、どこまでも空想と解釈が広がるので大好きです。

    「夫が風呂に入らなくなった」という問題は、パートナーが世間的に批判されるような状況になったとき、あなたはどこまでその人を愛せるか?と問うているように感じた。義母から批判され、職場を失い、それでも風呂に入らない(入れない)夫を、あなたは責めるのか、それとも寄り添うのか。

    ところどころ妻の圧倒的な生活に結びついた愛情を感じる言動があり、でも責めたい衝動と葛藤し、この人はほんとうに夫のことを愛しているんだなあと切ない気持ちになった。

    終盤の台風の後のシーンは解釈がむずかしいなあ。夫が出てこないのも不思議だし、魚をまた飼おうとしているのも。捉え方によってはものすごくダークなように解釈できそう。

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    2026年09月15日
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件

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    一杯どころか五杯くらい食わされた(⊙⊙)絶賛夏休み中の小鳩と小佐内の緩い謎解き集かと思っていたら見事なクリティカルカウンター
    甘さに隠れるほろ苦さの余韻が素晴らしい
    この雰囲気でも本格ミステリになるのか
    続きがとても気になります

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    2026年09月15日
  • 赤と青とエスキース

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    一枚の絵画がゆるく繋がる話かと思ったら、しっかり繋がってた。気づいてなかったところはもう一度読み直してしまった。

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    2026年09月15日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    様々な悩みを抱えたお客さんが訪れるカフェ「マカン・マラン」。一人一人と真摯に向き合い、丁寧に接する店主・シャールの姿が印象的だった。相手に合わせて出される飲み物や料理には温かさが宿り、それ以上に、人との出会いや縁の尊さを感じさせてくれる。シャールがかける一言一言には重みと優しさ、そして温かさがあり、お客さんだけでなく読者自身も救われるような言葉に何度も出会えた。

    様々な過去を背負った人々が登場する中で、シャール自身もまた、決して平坦ではない過去を持っているのかもしれない、とふと感じさせられる。だからこそ、相手の気持ちに寄り添えるのだろう。マカン・マランは、人の心の拠り所になるような場所であり、自分自身も辛いときにはこの本のページへと戻ってきたいと思わせてくれる一冊。続編もぜひ読んでみたい。

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    2026年09月15日
  • 流浪の月

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    自分の優しさとは何かを疑う契機となる。
    事実と真実は違う。

    固定概念に縛られた優しさを
    人に押し付けていないか考えさせらた。
    普通ってなんなんだろう
    普通じゃないといけない理由ってなんなんだろう
    自分の考えを人に押し付ける前に
    相手の意見を聞ける人間になりたい

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    2026年09月15日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ラゴスの旅、旅のラゴス。

    世界やラゴスの旅の目的について小さな説明のみで話が進んでいく。他の惑星から人類が来たが文明は失われたようだ。ラゴスが膨大な人類の蔵書を読み進めるにあたっての工夫も面白かった。哲学や詩などを理解することは難しいということ、歴史を土台として人文的な理解を深めていったこと。

    また、最後、死出の旅に出るであろうラゴスへの呼びかけで終わり、氷の国の有無も定かではない、最期まで旅人であったろうラゴスの人生を思い、大きな余韻を残し実際に鳥肌が立つほどであった。

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    2026年09月15日
  • カナエトメイ 怪奇専門探偵事務所3

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    シリーズ第3弾。

    呪いが視えるメイと怪異専門探偵事務所を営むカナエ。

    カナエは警察官時代に、幼い娘と夫を無惨に殺されていた。
    その犯人を見つけるために奔走する。

    今回は真相にずいぶん近づいた感じ。
    相手は普通の人間ではないかも?

    メイの瞳も気になる。

    2人は悲願を成し遂げることが出来るのか。

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    2026年09月15日
  • 銀座「四宝堂」文房具店

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    文房具が大好きで
    特に便箋、メモ帳のような紙関係は
    使う予定もないのについ買ってしまう

    そんな私にハマらないはずのない一冊だった

    文房具店の店主を主人公に
    それぞれの話に中心人物がいる短編が5編

    どれがいいと決められないくらい
    じんわり温かい気持ちになれ
    時に涙もあふれてくるような優しい話ばかり

    シリーズの続きが既にたくさん出ているので
    しばらく楽しめそう

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    2026年09月15日
  • 殺し屋の営業術

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    ネタバレ

    痛快お仕事小説。
    主人公の活躍の続きが読みたくてたまらないなと思っていたら、作者がすぐにおかわりを用意してくれており、大変ありがたくいただきますと、そういう気持ちになりました。

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    2026年09月15日
  • 異常【アノマリー】

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    ネタバレ

    面白かった。様々な群像劇で、重複者によって簡単に物語的救済を与えられるのではなく、SFとして素晴らしい結末を迎えたのが面白かった。感想を書いていて思い出しても鳥肌が立ってくる。最高。

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    2026年09月15日
  • チームⅣ

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    やば…嗚咽。゚(゚´Д`゚)゚。

    泣くでしょこれ。゚(゚´Д`゚)゚。


    あの学生連合で走った箱根駅伝から17年。

    舞台は再び箱根の地へ。

    ぶつかり合う選手たち。

    俺たちは何のために、誰のために走るのか…。

    答えが出ないままレースの火蓋は切られた。

    勝つのは一体誰なのか、走る答えは見つかるのか…!!!


    です!!!

    え?情報が足りないって?我が儘だなぁもう。

    浦は出てきますよ。

    山城も出てきますよ。

    そしてスペシャルゲストにあの吉池監督のお孫さんも出てきますよ。

    おしまい!

    あとはチーム①から順に読んでくだされ。

    4巻で熱い涙が止まらなくなるから!!!

    どうでもいいけど、この本の裏表紙と私の着物パジャマの色が同じ♡笑

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    2026年09月15日