ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 作家で食っていく方法

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    冒頭にもある通り、本著における「作家」とは商業出版の小説家のことですが、小説家以外の職業においても当てはまる部分がとても多かったです。理由は著者の今村さんが、読者がよろこぶものを書こうという意識をなにより重視しているから。そしてそれはどんなモノづくりにも共通することだから。
    わたしも小説家を目指したことはありませんが、広義の「作家」ではある(+本が好き)のだろうなと感じており、得られるものはたくさんありました。
    「ちょっとスランプで・・・」と言った言い方は、作家であることをカッコつけているだけだと喝破していたり、量からしか質は作られないのでどんなことがあっても毎日書けと言ったり、大変に勉強にな

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    2026年06月07日
  • わたしの日々が、言葉になるまで 小説家に学ぶ言語化のコツ

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    本を読んだり、SNSに投稿するようになり
    自らの言葉について気をつけるようになったので、手に取った。
    わかりやすくまとめられていて学びになった。
    後半に載っていたエッセイが素敵で感動した。

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    2026年06月07日
  • 「書き出し」で釣りあげろ

    ネタバレ 購入済み

    書き出しの指南書

    伊坂幸太郎氏の小説のようなオシャレな書き出しの書き方の本ではなく、(「心をとらえる最初の一文」と作者が言うような例文は引用されていますが)物語に引き込むための書き出しについて解説された本です。作者はストーリーが何についてのものであるべきかをシンプルに「トラブル」と説明しています。この「トラブル」を要約ではなくシーンとして描き、きっかけとなる出来事、最初の表層の問題、最初の表層の問題の帰着点、核心の問題、核心の問題の帰着点、と順番に深めて書いていくというのが、この本の要点です。良書だと思います。

    #タメになる

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    2026年06月07日
  • 四維街一号に暮らす五人

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    『四維街一号に住む五人』は『台湾漫遊鉄道のふたり』で国際ブッカー賞を受賞した楊双子さんの小説。

    日本風古民家シェアハウスに住む五人の女性の物語。

    四維街一号は台中に実在する日式建築。「日式」とは日本風のこと。戦前、日本が台湾を統治していた時代に建てられた建物です。

    だから畳や雨戸があり、住人たちは靴を脱いで生活しています。

    この小説、とにかく美味しそうな台湾料理がたくさん登場します。

    「蛤仔鶏湯(ハマグリと鶏肉のスープ)」、「獅子頭(大きな肉団子)鍋」古いレシピ本の「芋泥(タロイモのスイーツ)」、生焼雞。

    台湾では季節や体調にあわせた薬膳料理がポピュラーで、焼酒鶏(薬膳スープ)もそ

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    2026年06月07日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    いわた書店の1万円選書でチョイスされた本。

    端的に言うと、連続殺人鬼・サックマンは誰なのかを軸にしつつ、台北の廣州街に住む3人の少年たちが、ままならない人生に痛めつけられながらも友情を育み、そして壊れていくさまを描いた物語。

    ただ、登場人物たちの関係はやや複雑で、友情だけでは言い表せない複雑な感情がにじんでいて、終盤に向かうほど、できごとの意味が変わって見えてくる構成がみごと。なかでも、最後に近い場面で交わされるやり取りは、失われた時間への痛みと、なお残るつながりの温かさが感じられて、とても胸に残りました。

    いろいろと分かってくるp296以降まではやや前置きが長く退屈に感じるかも知れませ

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    2026年06月07日
  • シャーロック・ホームズは引退しました

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    ベイカー街221B宛の手紙の中から始まる探偵譚
    まだまだ階級差の大きかった 1932年の時代感を想像しながら、お嬢様探偵の活躍にハラハラドキドキ!
    お仕事小説的な要素もありつつ、読みやすくて、とっても楽しかった〜
    シリーズ続編にも期待♪

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    2026年06月07日
  • ひまわり

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    何回か涙をこらえながら読んだ。後発的な障がいを自分が負うことになったら、想像もできないけど、当事者しか体験できないことを少しでも感じられて、本当に貴重な読書体験だった。

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    2026年06月07日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    【作品から受けた印象】
    わずかな光も通さない、黒くて、厚い雲・・・

    暗雲に覆われているような、母と娘が過ごした年月に目を背けたくなった。
    でも、この本を手に取った以上、私たちは最後まで読み進め、真実を知る必要がある。知ることで、自分や誰かを助けることに繋がるかもしれないから。

    【感想】
    ページをめくる手が重い。
    本を読んでいて、こんな感覚になるのは初めてだった。

    娘が母親を殺めた凄惨な事件。
    当時、事件の背景として大きくクローズアップされていたのは、母親による教育虐待と9年にも及ぶ医学部受験の強要だった。
    その衝撃的な報道に、心を痛めたのを覚えている。

    本書は、この凄惨な事件を描いたノ

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    2026年06月07日
  • あの夏のクライフ同盟

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    <poka>
    クライフの本を読んでサッカーの勉強をしました。中学で1得点、1勝。
    <だいこんまる>
    センターフォワードってやつね。

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    2026年06月07日
  • 蝶の眠る場所

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    ネタバレ

    めちゃくちゃよかった!
    冴木や容子さん、武虎さんたちがとった行動が、愛する人たちへの思いからくるものだったことが切なかったです。中でも武虎の結子への愛情深さの描写はすごく印象に残りました(流産のことを伝えなかったこと)

    あと、「死とはさなぎから蝶が飛び立つようなもので、肉体という殻を脱ぎ捨てて別の自由な存在になることなのだ」という1文もとても印象に残りました。

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    2026年06月07日
  • 禁忌の子

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    ネタバレ

    語彙力がなくなる。文字で誰が犯人か自分でも分かってく感じがよかった。二転三転するのがたまらなかった。3人めが分かった時のあの感覚は一生忘れない。読んでよかった。

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    2026年06月07日
  • 骸の爪[新装版]

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    ネタバレ

    面白かった!
    そしてとても悲しいお話でもあった。

    私は仏像について全然知らなかったのだなぁと実感(阿修羅像だって本物を見に行ったことがあるのに、乾漆像だとはこの本を読んで初めて知ったし)
    仏像のことをよく知っていれば、笑う千手観音のことはすぐにピンときたのだろうな。でも道尾さん、あんな真っ暗で仏像だらけの所によく一人で行けるなぁ。私ならカメラは次の日明るくなってから探しに行く。怖いから。

    最後の最後まで人が死ぬとは思わず、何とも後味の悪い話だった。

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    2026年06月07日
  • 水車小屋のネネ

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    そうだ、私がずっと素敵だと思っていたのはこんな世界だったんだ。そう思って、本当に温かい気持ちになりました。
    とりあえず訳ありな環境の中で、それが悲壮感や重々しい空気をあまり感じさせなかったのは、軽やかな作者の文体や表現の仕方だったのだと思う。ずっとラフな手書きの温かい漫画の様で、ずっと必死じゃないのに一生懸命で。
    次の世代にバトンを渡していくということ。その温かな繋がりの中に、ネネが愛くるしくそこに居る。
    愛で溢れて愛を繋いで愛を注いでもらって、だけどそれはどこまでも穏やかな川の流れの様な、素敵な繋がりのバトンでした。
    私はそんな社会が、それを幸せだと感じられる人が、一人でも多く、この幸せをシ

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    2026年06月07日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    大阪のパン屋さんで起こるちょっとした事件を、漫画家でもあるアルバイト店員が推理する物語の第二弾。推理のあとは、心に温かいものが残る。

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    2026年06月07日
  • 犬たちの詩

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    イラストも詩の内容も温かいので、読んでいて心がじんわりと温かくなる。犬を飼っている人なら、共感する内容ばかりで、更に愛犬への愛が増した。
    「私の好きな景色 君にも好きでいて欲しい」という詩が凄く好きだった。

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    2026年06月07日
  • 殺し屋、続けてます。

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    面白い。
    シリーズものは減速するのに、期待を超えてきた。

    登場人物の個性もいい。
    何故か憎めない登場人物達。
    決まり文句。
    毎回バラエティに富む構成。

    第3段期待しちゃう。

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    2026年06月07日
  • HACK

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    ネタバレ

    金融、税金、法律、IT、北朝鮮、中国、人間心理。
    表社会の仕事では型にはまる事を求められます。
    犯罪というものは、表社会とは違い、型があるものの抜け道を探す事を求められます。
    型にはまりきった頭がよいと言われる人たちが作った制度が、破られていく様子にスカッとしてしまうのは、型にはまる事から抜け出したいという気持ちがあるからなのでしょうか?

    最後の2文は、ITシステムと人間の心について語っていると考えました。
    帯の文と合わせて読むと、「対になってるじゃん!」と気が付きます。
    きちんと全文を読まなければ、最後の2文はただの文章にしかなりません。
    全文を読むことで色がつきます。
    それに気が付き「綺

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    2026年06月07日
  • エッジ 下

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    ユビキタスが面白かったのでこちらも続けて。三体の世界観を少し身近にした感じ。
    科学がもたらす恐怖でディストピアなんだけど、前向きになりたくなる言葉を残してくれて、読後感は良い。
    もっとたくさんの作品を残してもらいたかったです。

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    2026年06月07日
  • キネマの神様

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    映画はすばらしいですねえとどこかの映画の評論家が言っていたように、映画は素晴らしいものだと思わされる1冊。
    映画の評論をきっかけに家族を救う物語。
    いわゆるシネコンではなく、ニューシネマパラダイスのような映画館は街中に少なくなってきていて、今やサブスクなどでも映画を観ることはできるけれど、そういった映画館も行ってみたいと思える1冊。

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    2026年06月07日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(上)

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    連続殺人に予想できない展開、読む手が止まらず一気読みしてしまいました。もちろんミステリというだけでは終わらず、この先大切にしたい言葉がたくさんあった物語。

    「君が生きているというそれだけで、人生を投げずに、生きることに手を抜かずに済む人間が、この世の中のどこかにいるんだよ。不幸にならないで」

    自分以外のしあわせを願うとき、そこに純粋な愛情以外を持たないようにしても、執着、嫉妬、孤独、いろんな感情が混ざって、大切な関係をいつのまにか壊してしまう。大切にしようとしたのに、気づいたら壊れてしまってた…誰かのために生きたいと願う感情は綺麗なだけではない危うさを持つ最大のエゴなのではと思いました。

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    2026年06月07日