ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • PRIZEープライズー

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    「どうしても直木賞が欲しい」
    作家天羽カインは本を出せばベストセラー、映像化作品多数、本屋大賞にも輝いているが直木賞は受賞できない。評価されないのは何故?

    昨年の直木賞と芥川賞はどちらとも該当なしで話題になったのと本屋大賞3位と言うのもあり、興味を持ったので手に取りました。
    直木賞を選考する上での内容や作家の苦悩、作家と編集者との関係性やプレッシャー等、普段分からない濃い内容で面白かったです。
    読んでいるこちらにもピリピリと緊張感が伝わってくる迫力と登場する作家のクセの強さが印象的でした。

    作家と編集者の努力の結晶をこれからも楽しく読ませていただきます。

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    2026年06月07日
  • 風と共にゆとりぬ

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    笑えるエッセイなのに
    ときどきハッとする言葉が出てくる。

    単なるおバカエピソード集だと思っていたら、
    その合間に人間の尊厳や生き方について考えさせられる言葉が散りばめられていた。

    自分の中にある弱さ恥ずかしさを隠さず言葉にすることで、
    初めて社会の中での自分の輪郭が見えてくる。
    そんなことを気付かされる一冊だった。

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    2026年06月07日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    この作品は叙述トリックが使われているということを知っていたので本気でトリックを見抜こうとしたが結局何一つ見抜けなかった。さも読書につっこんで欲しそうな意味ありげな言葉でなくたんたんと日常の中で全てが伏線になっていてトリックに気づけなかった。序盤家族関係に違和感を覚えたが終盤にはそのことなどとうに忘れていた。終始圧巻の筆致で読む手が止まらなく最後の文を読んだあとすぐに読み直したいと思った。総じて精巧なトリックでとても良質なミステリーだと感じた。

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    2026年06月07日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    独ソ戦を戦う少女狙撃兵の話。壮絶なテーマを扱っていながら読みやすく、期待以上に面白かった。臨場感があり、戦場の異様な空気を味わうことができた。撃つということの悪魔的な魅力すら分かるような気がした。

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    2026年06月07日
  • 盤上の向日葵(上)

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    埼玉県の山中で白骨の遺体が名駒・初代 菊水月作 錦旗島黄楊根杢盛上げ駒(しょだいきくすいげつさくきんきしまつげねもくもりあげごま)とともに見つかった。埼玉県警の2人の刑事が名駒の来歴を追う。なぜ遺体は名駒を抱いていたのか?

    文庫本では上下巻になっており、上巻では2人の刑事が名駒の来歴を追うのがメインのストーリーライン。もう一つのストーリーラインではタイトル戦が行われており、そのタイトルに挑戦している異色の経歴の棋士 上条桂介にもスポットが当たる。

    この上条桂介の子供時代からの話が展開されるがひたすら不憫で可哀想でした。一方で刑事たちが駒の来歴を追う旅はなんとも面白い。辛いと面白いが交互に来

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    2026年06月07日
  • 容疑者Xの献身

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    東野圭吾といえば…という代表作。
    映画を観て満足していましたが、改めて原作を読んでみたくなり、今更ながら読みました。

    情景も浮かび、人の心情も目に見えているかのように描かれていて、名作と呼ばれるだけある読み応えのある作品でした!!
    最後のトリックには驚かされます。
    本当に面白かったです。

    他のガリレオシリーズも読みたくなりました。

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    2026年06月07日
  • 存在のすべてを

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    前作「罪の声」で示された緻密な構成力と、社会派ミステリーとしての説得力が強く印象に残っていたため、本作にも自然と期待が高まった。その期待を大いに上回るように、読み始めてほどなく、物語の世界に引き込まれていく。

    物語は、誘拐事件に関する取材メモという生々しい導入から始まる。その臨場感と先の読めなさが、どんな結末へ向かうのかという期待と不安を同時に抱かせてくる。

    未解決事件の真相を追う新聞記者という軸は王道でありながら、展開は決して予定調和に収まらない。思いがけないところから糸口が見つかり、そこから一気に物語が加速していく。この過程で示されるのは単なる事件の真相にとどまらず、何を拠り所として生

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    2026年06月07日
  • 丘の上の洋食屋オリオン 雨上がりのごちそう

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    本当に大好きな大好きなシリーズ。
    くるみさんと真湖さんと蒼くん、3人の素敵なお店に素敵な料理たち、こんなの心がほぐれないわけがない。
    私と似ている病気の登場人物、憧れる夫婦、自分が小説の中に潜ったような、そんな感覚を味わいながらあっという間に読んでしまった。美味しいご飯を、美味しいまま食べられる幸せを私も取り戻したい。

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    2026年06月07日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争の悲惨な内情を伝えるのは、小説という手段が優れている、と思う。
    戦争に巻き込まれるのは、いつも一般市民。そして、懸命に意味を考えながら、納得する物語を紡ぎ出すしかないのか…。

    スターリンが死んで、フルシチョフがその恐怖政治をソ連なりに正そうとした、と最後のところにあった。プーチンが亡くなれば、今のウクライナ戦争をまた誰かが正してくれるのではないだろうか…と期待をせずにはいられない。

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    2026年06月07日
  • オリンピックの身代金(下)

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    1964年10月10日東京オリンピック開会式、これより体育の日として祝日となる。

    全ての日本人が誇らしく語るオリンピック開催に、ひとり立ち向かう島崎の様子はまるで風車に挑むドン・キホーテのよう。

    現代世界で起こっている“テロ”と違って、島崎の起こした「テロリズム」は大きな時代のうねりに逆らう覚悟を持ったささやかな抵抗。

    「人の上に立つということは、一等謙虚であらねばならないのだが、今の浮かれた日本でそれを自覚する者はいない。資本主義を盲信し、陽炎のような足場のない繁栄に、集団で酔っている」……60年たった今も変わらない。

    ともかく、東京オリンピック開会式は無事に終わる。だから、ミステリ

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    2026年06月07日
  • 誘拐犯 下

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    ネタバレ

    ケイト刑事シリーズ2作目。
    とにかくケイトが自分に自信がなくて後ろ向きな性格なので、こんな主人公なかなか珍しいと思う。
    はじめての恋愛でやっとわくわくしてきたのに、まさかの展開。まあ何かあるとは思ったけど…
    3作目が早く読みたい!

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    2026年06月07日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    ネタバレ

    おもしろい!

    シジュウカラが鳴き声によってコミュニケーションを取っていること、その鳴き声には文法があることを、どうやって解明していったのか。素人にもよくわかるように表現されていて、とても楽しく読むことができた。

    鳥が文法を駆使していることを解明するのに、ルー大柴がヒントになっていたとは!

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    2026年06月07日
  • モンスター解体図鑑 討伐・解体・調理まで!? 完全図解マニュアル

    購入済み

    面白い…

    実在しない生物なのに本当に存在しているかのような解体マニュアル本。
    ダンジョン飯も同じようなことを思ったけど、解体方法も詳しいしなんか説得力があるんだよなぁ。
    同名モンスターでも伝承やら出典やらによって、違う特徴があったりするけれど、これは読み物としても面白いと思う。
    そして読んだ人はきっと食べてみたいと思うだろうなぁ。

    #憧れる #タメになる

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    2026年06月07日
  • 中野「薬師湯」雑記帳

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    <poka>
    中野での18年間が懐かしいです。
    <だいこんまる>
    銭湯には給湯器が壊れた時に何度か行きました。

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    2026年06月07日
  • 幽民奇聞

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    すごくいい。内容も雰囲気も文章も全てが好き。
    江戸時代から明治へ。キと呼ばれていた集団について。鬼とか妖怪とか常識外にあるもの。明治初期くらいまではそういったものたちが存在できる余地があった、その闇の部分、懐の深さがなんとなく恐ろしくもあり魅力的でもある。

    『ジャガーワールド』で初めて恒川光太郎さんの本を読んでめちゃくちゃ面白かった。『幽民奇聞』は舞台も雰囲気も全く違うけどどちらも不思議な魅力を持つ本。他の作品も読んでみたい。

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    2026年06月07日
  • 木(新潮文庫)

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    <poka>
    屋久島の話がよかったです。
    <だいこんまる>
    NHK「神様の木に会う~にっぽん巨樹の旅~」もよく見ています。

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    2026年06月07日
  • 激しく煌めく短い命

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    640頁のボリュームで描かれる主人公の感情(喜び・葛藤・後悔・価値観の違い・不安・覚悟など)が、とても濃厚で激しく揺さぶられました。
    環境よりも、自身の内側の偏見が一番問題であること。
    短い一生に無駄にできる時間などないことが覚悟となること。
    大切ですが、日々の生活で忘れそうになるので、覚えていたいと思った。

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    2026年06月07日
  • 地下室の手記

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    <ぼくは病んだ人間だ。…僕は意地の悪い人間だ。およそ人好きのしない男だ。ぼくの考えではこれが肝臓が悪いのだと思う。もっとも、病気のことなどぼくにはこれっぱかりもわかっちゃいないし、どこが悪いかも正確には知らない。(P6)>
    元官史の語り手は、おそろしく自尊心が強く、極端な迷信家で、あまりにも自意識過剰で、とても臆病で、際限なく虚栄心が強く、他人との交流もできず、心のなかで鬱屈を抱えている。
    遺産によりまとまった資産を手に入れた語り手はペテルブルクの片隅のボロ家に引き込んだ。そんな生活をしてもうすぐ20年にもなる!やることといえば心の鬱屈を手記にぶちまけるだけ。
    あれも気に食わない、これも嫌い、

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    2026年06月07日
  • 自衛隊海外派遣 隠された「戦地」の現実

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    積読を遅ればせながら2026に読み終えた。PKOにおける自衛隊海外派遣に関するものであるが、最近の防衛装備品に関する方針の転換や、より踏み込んだ他国との連携の理解の一助になるかと思い読み始めた。
    自衛隊の海外派遣についての書籍は、多くは否定的な論調であるイメージであるが、本書は公文書(多くが黒塗りではあるが)、ここから国会答弁と現場のギャップを明らかにすると共に、他国軍との対比により課題を明らかにしている。
    そこで終われば☆3~4かなというところであったが、第5章において日本の制約を踏まえての貢献について論じている点をが評価できる。
    また、現に防衛省はこの方向で取り組んでいる点についても、答え

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    2026年06月07日
  • 考古学者だけど、発掘が出来ません。  多忙すぎる日常

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    <poka>
    考古学者はたいへんですね、ほんとに。
    <だいこんまる>
    だから楽するために「神の手」が降臨するのです。

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    2026年06月07日