小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
下巻はレオナルド・ダ・ヴィンチの後半生にどのような活動をしていたかが主に著されています。驚くのは、彼の好奇心旺盛な研究欲です。解剖学や天文学、自然科学など様々な研究を行っていたのはよく知られていますが、この成果を公に発表すれば、彼はさらに大きな名声を得ることになったはずですが、彼は時間が十分にあったにもかかわらず発表しなかった。自分の知的好奇心を満たすことが何よりも重要だったのです。彼の研究の成果を著したレスター手稿というノートがありますが、それは、現在はマイクロソフト創業者の資産家であるビル・ゲイツのもとにあるらしいのですが、一度肉眼で見てみたいものです。尤も、イタリア語の鏡文字は読めませんが。
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Posted by ブクログ
鎌倉近くに住んで、何度も鎌倉に遊びに行っていたこともあり、知っている地名に、情景が浮かんで、
また、鎌倉に行きたくなった。
紅茶も好きで、台湾茶も好きで、この喫茶店に行きたいなー
着物もいいなー
ここで、のんびり読書したいなーと思ったり。
人生の幕引きを考えてた主人公が、
いい出会いを重ねて、生きていくってのは、
素敵だけど、
出来過ぎじゃないー?
と、思っちゃうこともありつつ。
めちゃくちゃ男性に慕われるやん。
そりゃ、女の敵も多いわなー
「香りや味が薄れても、よいお茶はどこまでも美しい味わいを残すのですよ。女が死ぬまで女であるように。」
は、とてもよき。
「をんな」のくだりは、あまり響いてこなかった。
それでも、鎌倉の四季を感じれたので、星5つ。 -
Posted by ブクログ
ネットトラブル・炎上により彼女はもう元にはもどらない、というお話(?)。
仕事の失敗で担当を外された女性編集者はそのイライラを人気ブロガーへとぶつける。
一方、人気ブロガーのほうは奥さんが意識不明の状態にあり、仕事と子育てに追われながら、批判に対応していく。
両者の視点を交互に描きながら、お話が進んでいく。
最初に裁判描写があり、事件の顛末が明らかになっている。
どうやってそこに辿り着くのかを考えながら読み進めていくと、どうにもそういう結果にはならなそうだぞ、となる。
そして後半怒涛の真相が次々と明らかになっていく。
そことそこがつながって、あそことあそこもつながって、あれとこれもつながるんかーい!となる。
裁判描写があることで見事にミスリードさせられた感がありましたなぁ。
批判や誹謗中傷、それぞれに抱える事情があったとしても、他人にぶつけていいものなんて何もないんだな、ということがわかりました(?)。 -
Posted by ブクログ
1959年のSF小説であるが現代社会へのアンチテーゼになっているのが面白い。
これはSF小説でありながらハインラインの思想書でもあると感じる。
内容は軍人にならなければ市民権が得られないという現代の私たちから見たらかなり保守的でありラディカルな思想の元で描かれたSF小説である。しかし、本書を読み進めていくとこの制度にある種の合理性を感じ、更には現代社会の問題点を浮かび上がらせている。
この小説で描かれる社会では共同体の存続或いは繁栄がかなり重視されている為、軍人にのみ参政権が与えられる。軍人は自己を犠牲にして国や組織の為に尽くすものである。その責任感が大事なのである。責任感のない民間人に参政権を与えると共同体の為ではなく個人の為の選択になってしまう。
これは現代社会と対照的である。現代社会は個人の権利を尊重し過ぎるあまりに共同体が弱くなってしまっている。この辺りは今年出版されたテクノロジカルリパブリックにかなり合い通ずる部分である。
現代の社会ではある種の無責任さが蔓延している。行き過ぎた資本主義によって社会に貢献しなくともお金が稼げれば成功者。加速していく個人主義は共同体への責任逃れ。それに反してハインラインは共同体への責任の重要性を説いている。
軍人に参政権が与えられるのは頭がいいからではない。共同体への責任感を持っているからだ。これがハインラインの本書での明確な思想である。彼は権利や自由よりも共同体に対する責任を重んじている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとある出来事を契機に、そこに心を置かざるえなかった女性
それは執着なのか
執着が発するエネルギーの強さは、自分でもコントロールできない
きっと多くの人は、大人になるにつれ、その執着の花を枯らす
しかし執着で熱せられた命は
激しく輝き、燃える
前半は中学生パート
綿矢さんと年代か近いからか、共感できる話ばかり
その時の気持ちを思い出しながら、まぁ、思い出すのは苦い気持ちの所だけだけど、読み干した。
日常に大きな変化はない。
些細な変化を積み重ねていくなかで生まれた感情。
その感情は一時的なものなのか、違うのか。
戸惑いながら触れていく2人。
中学生という多感で冷酷な時期が、2人を悲しくも引き離していく
そこに感情を落としたまま、その時に執着している主人公。
後半は約20年後
主人公の執着さが、また引き寄せ、引き離さない。
空いた時間を埋めるのに戸惑いつつも、あの時の答え合わせをしていく2人。
しかし、相変わらずに同性という壁が彼女らをはばみ、襲ってくる。
自分の気持ちを再確認しながらも、突き進んでいくのは、執着がもつエネルギーか。
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