小説・文芸の高評価レビュー
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何かに偶然出会って心が変わったことはないし、
何かに救われたこともないけれど、
音楽は60年生きてきた中でずっとそばにあった大切な存在。
角田光代さんはトトはんのお母さん、
エッセイはたくさん読んだけど小説は未経験。
エッセイの角田光代さんは気づいていないだけでずっとそこにある身近なものを日常のわかる言葉で紡いでくれる人。
音楽を主題とした作品とのことで期待して初めて手に取った。
エッセイの印象と変わらない心にすんなり入ってくる言葉の数々、
隅々まで丁寧でテンポよく流れるように読み進められた。
ミステリー小説ではないと思うけどいろんな可愛い謎解きがとても楽しい。
救いがある未来があるエンディン -
Posted by ブクログ
読みにくい。長編じゃなくて、短編連作の形の方が読みやすかったんじゃないなと思う。最後はわりと面白く読めた。
関東全域にすごい暴風雨が到来。鉄道は計画運休し、桜石家では家族全員集合した。父和則は電機会社に勤めていて、母冴子は専業主婦。兄の海は鉄道会社勤務、妹舞花は体操大学の大学生。
玄関に男が倒れて発熱している。こんな環境下だからべしょべしょに濡れている。基地局が倒れてしまったのか携帯電話は繋がらない。アンテナごあさっての方向に向いたのだろうかテレビも映らなくなっている。ミナトと名乗った男を着替えさせて、お布団に入らせる。
結論から言うと、海は鉄道会社を辞めていて、そのあと別会社に勤務した -
Posted by ブクログ
「時間の節約?でも、だれのために?」
このフレーズを見た時にハッとした。そういえば何のためなんだろう、と。生活や人生を豊かにするはずの節約に追われ苦しめられていたんじゃないかと。気づいたら私も時間貯蓄家になっていたようだ。
AIも発達してより時間短縮が選ばれる時代になったけど、時間をかけて考えたり作ったりする楽しみを忘れないでいたいなと思った。物事の本質はそこじゃないものね。
時間という概念を深く考え、ドキドキハラハラする展開もありつつとても楽しく読めた。
一番好きなシーンは亀のカシオペイアが、
「サキノコトハ、ワカリマス。アトノコトハ、カンガエマセン!」
と言ったところ。最高! -
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今、この瞬間を味わう。心がほどける一冊。
茶道を通して「今」を五感で楽しむヒントが詰まった本。お湯の「とろとろ」した音や季節の和菓子の描写が本当に美しくて、読んでいるだけで心が洗われます。
特に響いたのは「心にも季節がある」という考え方。いい時も悪い時も、どちらが良い・悪いではなく、その両方があるから人生に「奥行き」が出る。そう思えたら、雨の日も冬のような停滞期も、ふっと愛おしく感じられました。
「雨の日は、雨を聴く」
つい過去を後悔したり未来を不安に思ったりしちゃうけど、大事なのは「今」この瞬間に没頭すること。
季節の和菓子や茶花にワクワクし、上品な世界観に癒やされる……。毎日を「日日是好日 -
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初めての、角田光代さん。
表紙のカラフルさに惹かれて買いました。
過去・現在そして未来と、くすかと新の気持ちの変化が描かれている。特にくすかの体験は胸を熱くさせた。
人生は楽しいことばかりじゃない、辛い苦しいことが都度都度襲いかかってくる。どうしても生きることに必死で視野が狭くなるし、生きる価値を考えてしまう。
その時にふとしたところで流れてくる音楽。生きる価値に相当するもの、心の琴線に触れた瞬間に無色な世界から一気に世界が色づいていく。また時生との出会いも影響を受けたと思う。彼との出会いが、くすかの心を更に強くしたんじゃないかと思った。
また、くすかが新に、お父さんはなぜいなくなったの -
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ネタバレホロコーストの前にも同じような虐殺があったとは知らなかった。
またレオンがアメリカに渡ったとき、アメリカ人は第二次世界大戦で僕らも配給制になり、肉とバターが減った。と、それを聞いたレオンは自分の過酷な過去を話すと相手の事を軽んじてしまうだろうから。と、過去を話すのをやめたと。凄く感銘を受けました。私なら、いやこっちの方が過酷だった!と言いそうだがそれをしないレオンは人間ができてるなと思った。その経験をしたからこその判断だよな。
何でこの本を知ったかというと、通勤中は毎日コテンラジオを聴いていて、深井さんが主にこの本に触れていて読んでみたいと思いました。よくあんな上手く話せるよなと思いながら読ん -
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ネタバレゲーム・都市伝説解体センターの小説版。
年末にプレイしてハマってしまった怪異の一人です。
実況プレイや解説動画で書かれていた伏線がどんなふうに描かれているのか、あの衝撃と雰囲気をもう一度味わうべく読み進めています。
やはり面白い!!これはミステリーなのか本当のホラーなのか。絶妙な線をついていて、それでいてSNSへの提唱や人間の本質もゲームよりかなり深く書かれていて本ならではのトシカイの世界線が楽しめました。
6編からなる章の半分までが載っていて、後半のあの衝撃を早く味わいたいです。
最後にこの作品をアニメ化したときの声優陣を自分なりのキャスティングにしたので読むときの参考にしてください。
福
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