小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公と自分がすごく似ているタイプの人間だ。人間失格を読み、これは私の事ではないかと錯覚した中学生の頃を思い出す。
主人公の立場で安全な所から物語を傍観していた我々が、ラスト30ページ、いきなり当事者となり追い詰められる。こんなに読んでいて苦しくなる小説は初めてかもしれない。
自身もTwitterの裏垢で愚痴を書き、不幸なフリをして承認欲求を満たしている。自分は他の人とは違う、かわいそうな人間。誰か認めてくれるはず。という感情には見覚えしかない。
ラストが変にハッピーエンドっぽくないのもリアルで良い。さすが直木賞。想像を上回る良い作品に出会えて幸せ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に良かった。
今年読んで良かった本はなんですか?と年末に聞かれてこの本を答えるのではないかと思うほど良かった。
まずは、日常生活で、感じる「あの」感情を、活字でこんなにも美しく書かれているのか、と感動した。
私が普遍的に何となくで感じていた感情が全て文字として紙に書かれている、それがどんなに救いのある事か、というのを久しぶりに体験した。
ネットで書かれている多くの事は、世の中の9割が後ろ指指したとしても、結局事実は2人しか知らないのだな、というのも当たり前なのかもしれないが
批判された2人の話を読んで、実感した。
ネット記事を多く目にする、飲みながらその話を適当にしてしまう私に何故か -
Posted by ブクログ
去年1月に発行された『謎の香りはパン屋から』の続編。
今作からても楽しめる作りになっているが、やはり前作を読んでからの方がもっと楽しめる。
相変わらず読みやすい文体で物語が綴られるのが特徴。読み疲れが一切しなかった。
そして、読み終えるとパンが食べたくなってくるのも変わらない。今回特に食べたくなったのは塩パン。特にあんバター塩パンの描写に思わず喉が鳴った。
パンに関する蘊蓄もあり、読むだけで知識も増える。
なお、謎解き、ミステリー要素は前作よりもはるかに薄い。だが、そんなことは些事に感じられる程、妙に引き込まれるのが不思議なところだ。
これは多分3も出るだろうな。次巻も楽しみである。
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