ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • やがて海へと届く

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    あの日を境に帰らぬ人となった親友__
    あなたを忘れることは許されないよね?
    人は突然死ぬ、その人が抜けた穴はいつしか埋まり、世界は何事もなく回り続ける。ように見えるだけで、死者が残したものに生者は影響を受け続ける。
    "忘れてはいけないのは当たり前"それに対するまっすぐな意見にはっとさせられた。そして、彩瀬さんの叙情的な描写がとても好きです。

    この本を読んだことで、災害を体験していない私が分かり得なかった部分に少し触れることが出来た気がした。でも、それはほんの一部であるということ。

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    2026年04月29日
  • 花束は毒

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    ネタバレ

    憧れの存在である真壁が脅されている事を知り、中学時代に従兄弟を助けてくれた先輩の探偵北見に調査を依頼する。ゾッとする真実に驚き。
    真実からまた新たな真実にいく展開がおもしろかった。
    最後がなんとも言えない、イヤミスに近いような感覚。もし話したとしても、どうなっていくのか分からない結末にヒヤッとする。
    思っていた以上にスラスラと読めた!織守きょうやさんの作品読んでいきたい。
    あと個人的に北見と木瀬のコンビ好きだな〜まだまだ見たくなった。

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    2026年04月29日
  • 何者

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    ネタバレ

    主人公と自分がすごく似ているタイプの人間だ。人間失格を読み、これは私の事ではないかと錯覚した中学生の頃を思い出す。
    主人公の立場で安全な所から物語を傍観していた我々が、ラスト30ページ、いきなり当事者となり追い詰められる。こんなに読んでいて苦しくなる小説は初めてかもしれない。
    自身もTwitterの裏垢で愚痴を書き、不幸なフリをして承認欲求を満たしている。自分は他の人とは違う、かわいそうな人間。誰か認めてくれるはず。という感情には見覚えしかない。
    ラストが変にハッピーエンドっぽくないのもリアルで良い。さすが直木賞。想像を上回る良い作品に出会えて幸せ。

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    2026年04月29日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    ネタバレ

    上巻の感想です。
    楽しい、そしてピアノが聴きたくなる(実際に読み終わったらきいてた)。

    ころころ登場人物が変わるが、物語が複雑になるわけでなく、そうそう!この場面でこの人の感想や思考が見たい!ってなります。
    早くこの人がピアノを弾いてる時にどう思っているか読みたいと思うと、気がつけば私の脳内でも音楽が流れていました。うまく表現できませんが、自分ってこんなに文からイメージできるだと嬉しくなりました。

    下巻も楽しみな作品。誰が入賞するかな?

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    2026年04月29日
  • 母親になって後悔してる、といえたなら―語りはじめた日本の女性たち―

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    圧巻。日本社会と名ばかりの父親に腹が立って仕方がない本。母たちが健やかに暮らせる社会になりますように。

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    2026年04月29日
  • なんなん自分

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    お姉ちゃんとの話はかなりグッときました。
    ユースケさんの家族の話は今まで聞いたことがなかったので、新鮮でした。
    さまざまなことに敏感だからこそ、書けるお話ばかりで、生きにくいことが仕事に繋がっている。
    そして、夢がなくても素晴らしいと心を押された。

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    2026年04月29日
  • 人文知は武器になる

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    矛盾を内包した二項を抱えたまま受け入れることができる。正解を説明はできないが感じることができる。この辺が日本を俯瞰した時の国民性で、それを理解するには他国性を知らざるを得ない。自分を知るためには「他者ではない」ことを活用する必要がある。
    そんな感想が出てきました。一個人というよりは国家間の話だが、日本人を俯瞰することは自分を知ることにもつながると思う。CotenRadioで言っていたことを一旦まとめた感じの一冊。

    自分は何をしたいのかを考え続け、正解はないからわからないけど意志を持って決断する。その繰り返しだと思いました

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    2026年04月29日
  • ホテル・ピーベリー<新装版>

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    のどかなハワイ島の様子や長期滞在者たちとのその場限りの軽い関係性、そして人目を忍んで楽しむ不倫関係…旅行が引き起こす自墜落な雰囲気が好きだった。

    主人公と同じく、ハワイ島へ逃避行するつもりで読んでいたが、不審な死亡事故が起こり、物語が急展開していく。謎めいたホテル滞在者たち、そして、いきなり明かされる真相…後半はサスペンスの渦に巻き込まれていって、見事に物語に魅了されてしまった。

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    2026年04月29日
  • 箱庭の巡礼者たち

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    もう、グワングワンね。恒川光太郎はほんと(いい意味で)変な物を書く。
    ジャガーワールドと少し世界感の雰囲気が似てる気もするけど、こっちは異世界全振りって感じ。こんなSF味強いとは思わなかった。
    読後のカタルシスもジャガーワールドと似てる気するけど、いやぁよかった。
    滅びの園でも感じだけど、「自分は一体何を読まされてたんだろう」って。

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    2026年04月29日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    前作よりも泣いてしまったと思う。
    ハイブリッドペットボトルロケット
    沢山の大人達を巻き込んで、支えられて、
    でも自分達で何度も試行錯誤し、開発してゆく高校生の姿はキラキラ輝き、眩しくて涙が溢れる。
    前作メンバーのその後も応援したくなる。

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    2026年04月29日
  • 戦争と平和(一)

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    トルストイの超大作。対ナポレオンのアウステルリッツの戦いを控えたロシアとその戦闘を描いた第一巻。人間の心理と風景を書かせたら、やっぱりトルストイが一番。アンドレイ公爵が戦場でたどり着いた境地が美しい。19世紀始めのロシア上流社会の雰囲気を味わうことができる古典。

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    2026年04月28日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    非常に良かった。
    今年読んで良かった本はなんですか?と年末に聞かれてこの本を答えるのではないかと思うほど良かった。

    まずは、日常生活で、感じる「あの」感情を、活字でこんなにも美しく書かれているのか、と感動した。
    私が普遍的に何となくで感じていた感情が全て文字として紙に書かれている、それがどんなに救いのある事か、というのを久しぶりに体験した。

    ネットで書かれている多くの事は、世の中の9割が後ろ指指したとしても、結局事実は2人しか知らないのだな、というのも当たり前なのかもしれないが
    批判された2人の話を読んで、実感した。

    ネット記事を多く目にする、飲みながらその話を適当にしてしまう私に何故か

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    2026年04月28日
  • ぬすびと

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    とても良かった。
    気が強いようで実は面倒見のいい鳴海にすごく好感を持った。売られた喧嘩は買うような性格だから勘違いされることも多いだろうけど。。
    暖のゆるい感じもよかったし、読後にいい余韻が残る本だったな。

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    2026年04月28日
  • アクティベイター

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    この手の作品を書くと冲方丁と言う作家は、物凄いエンターテイナーくと冲方丁と言う作家は、物凄いエンターテイナーだと思うな。
    月村了栄さんも、この感じの作品の時が一番筆が冴えてると思うよね。
    でも、二人とも違った感じの作品を書いた時は、僕的には少しガッカリする事が多くなるのは好みの問題かな。
    今回は、メチャ面白かった!!

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    2026年04月28日
  • 星を編む

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    〜自分もやりたいのにみっともないって殻で自分を覆ってできないから僻んでるの。

    やっぱり、凪良ゆうさんの紡ぐ言葉が好き。

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    2026年04月28日
  • 法廷遊戯

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    視力の対価は視力を奪うことで許してあげなさい。それが目には目をの意味だよ。

    目には目をって言葉よく聞くけど、大事だな〜と思った。
    結城の冷静さを私も欲しいと思った。

    -装丁が綺麗で好きな感じだった。

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    2026年04月28日
  • 禍(新潮文庫)

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    自分にとってはまだ未開拓な部分の多い
    ジャンル“ホラー”の短編集。

    身体のどこかのパーツという一貫したテーマがあるのだけれど、
    いい意味で全くそれを感じないくらいいろいろな切り口が楽しめる。
    “珠玉の”短編集という枕詞がよく似合う1冊。

    小田さんは非常に寡作ということですが、
    まだ単行本としてまとまっていない短編もあるということで、
    今後出版される作品は楽しみに待ちたい。

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    2026年04月28日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    去年1月に発行された『謎の香りはパン屋から』の続編。
    今作からても楽しめる作りになっているが、やはり前作を読んでからの方がもっと楽しめる。

    相変わらず読みやすい文体で物語が綴られるのが特徴。読み疲れが一切しなかった。
    そして、読み終えるとパンが食べたくなってくるのも変わらない。今回特に食べたくなったのは塩パン。特にあんバター塩パンの描写に思わず喉が鳴った。
    パンに関する蘊蓄もあり、読むだけで知識も増える。
    なお、謎解き、ミステリー要素は前作よりもはるかに薄い。だが、そんなことは些事に感じられる程、妙に引き込まれるのが不思議なところだ。
    これは多分3も出るだろうな。次巻も楽しみである。

    ちな

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    2026年04月28日
  • わたしの献立日記

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    食はその人の生き様を表す。堂々26年間の記録は、1日たりとて食を疎かににしなかった歴史であり、その豊かさに驚かされた。特に、献立一口メモのレシピは生活の知恵の報告だ。凛とした著者の姿と重なった。

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    2026年04月28日
  • C線上のアリア

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    ネタバレ

    日記を追うシーンはいつも通り不気味な雰囲気が漂いながらも、終盤は優しい気持ちになれる場面が多く湊かなえさんの少し違った面が見れた1冊。

    本の上下巻を人生に例えてその扱い方で人となりを示す表現がとても面白かった…。この装丁……ノルウェイの森既読でよかったー!

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    2026年04月28日