小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
葬儀に関わる仕事をしている方々にスポットを当てたルポルタージュ。
葬儀業界への就職を希望する専門学生、湯灌や復元、エンバーミングを行う人たち、火葬場で働く人たちへの丁寧な取材を読む事ができる。
特に衝撃だったのが、ご遺体の復元をされる際に、本来であれば感染防止のためにゴム手袋をしなければならないのに、ご家族の前だからという理由で素手で復元作業を行い、その都度ひっそりと消毒液に手を浸していた場面。これはもう本当に素晴らしいプロ意識だと感じた。
ご遺体を背負って運んだり、湯灌や復元の際にご遺体に話しかけながら作業を行ったり、こんな仕事だからと見下されたり、火葬場で喉仏がないと怒鳴りつけられたり、様 -
Posted by ブクログ
雪の静けさから始まる物語に、中高生の自殺という重いテーマ、そして主人公が仲の良いグループという設定が重なって、読み始めてすぐに『ソロモンの偽証』を思い出した。「これは絶対おもしろい」と期待が一気に高まった。
8人の高校生のうち、どうしても気になってしまう“名前”。ただの設定ではなく、物語全体に意味を投げかける仕掛けのようで、上巻ではその意味は明かされなかったので下巻に期待です。
最初は状況を深刻に受け止めきれなかった彼らが、少しずつ「思い出せない何か」と向き合わざるを得なくなる過程は本当に苦しい。閉ざされた校舎の寒さが、そのまま心の温度にも影響してくるようだった。
読みながら何度も思った -
Posted by ブクログ
映画が観たくて、だけど現在はゆっくり映画が観られない環境なので本書を手に取った。
原作がWEBゲームであることは知っていたのだけれど、ゲームは未プレイ。
ゲームの恐怖感をただなぞり伝えるだけの映画だったらきっと残念だろうなぁなんて思っていたが、本書はとても面白かった。
ホラーは苦手なので、自分が当事者となるゲームはちょっとプレイできそうにないけど、映画はいつか観よう。期待しちゃう。
物語の中で起こる様々な異変や登場人物たちの設定などに一貫した軸がぶれずにあって、物語の短さを差し置いたとしても、まったく無駄のない伏線回収、そして感情の機微に感じられた。 -
Posted by ブクログ
面白かった!読売日曜の書評にあってすぐ買いに行った。この前の古生物学者の奥さんといい、世の中には面白いエッセイを書く人がたくさんいて嬉しい。最近重い長編が多かったからちょっと休憩って感じでエッセイを挟んでみたけど、また面白いエッセイストに出会えた。アフリカ系のお父さんと日本人のお母さんのハーフなのかな?外見によることでの生きづらさがたくさんあったんだと思う。文章が上手。使う語彙も面白い!小学生前後の幼い思い出がたくさん綴られていて思わず爆笑して共感しきりのものがあったり猫の話ではじーんとしたり、小学生時代ってホントめんどくさかったなみたいな自分のこと振り返ったりしながらとても楽しく読んだ。世の
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