心はどこへ消えた?

心はどこへ消えた?

850円 (税込)

4pt

あなたは心を見つけ出す

夫が嫌いな上品な老婦人、段ボールにひきこもる少年、悲劇のヒロインを演じる女性……臨床心理士の著者は、日々の出来事やカウンセリングを通して出会う人々の大きな重荷を背負った心が変化する瞬間を掬い上げる。あなたが見失ってしまっている心にもう一度出会うためのヒントが詰まったエッセイ集。
解説・辻村深月

単行本 2021年9月 文藝春秋刊
文庫版 2025年2月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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心はどこへ消えた? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近好きな東畑さんの本。
    この本はエッセイで、1つの話が短くてサクッと読める。

    話の中に出てくる、クライアントとのやり取りが興味深かった。あ、そういう返しをするんだ、と思うところがたくさんあった。

    他の本にも書いてあったけれど、カウンセリングはその人のこころを指摘することではなくて、ただ聞くこと

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    東畑さんのエッセイは面白いっ!こんなに面白く書けるなんてズルいと思うくらいに面白い。

    文春への連載記事をまとめた一冊である。

    本の内容とは離れるが、この本のあらすじには、1年間の連載のなかで東畑さんが何を考えていたかという「舞台の裏側」が書かれている。
    いつか本を書きたいと思う私にとって、この舞

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    大きな物語に飲み込まれ、小さな物語が見えなくなっている。しかしカウンセリング室には様々な人がやってきて、小さな物語が確かに存在している。クライアントは自分がなぜ不調に陥っているのかをわかっているつもりでいるが、著者という他者に心を預かってもらうことで、行動の背景にある本当の心に気づいていく。直面する

    0
    2025年08月11日

    Posted by ブクログ

    序文とエピソードのギャップでいきなり心を掴まれました。
    1つ1つの短いお話の中でも二重人格…?と疑うくらい文章に波があって面白く、なのになぜか1つの話を読み終わった後に毎回種類の違う余韻が来て、(良い意味で)サクサクとは読み進められず、毎日少しずつ読み進めるのが楽しみになっていました。
    時代の変化な

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    心理士である著者が行うカウンセリング、その1つひとつのエピソードと、そこから著者が感じた「心」についてのエッセイ集。
    心理学、心、というと、興味はあるが読み解くにはとても深遠なものであり、その関連書はさくっと読めるようなものではない、というイメージがあった。
    だから、この本はそんな「ふつうの」感覚を

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    非常に素晴らしいエッセイだった。

    日常のたわいもない話とカウンセリングの話と、ふしぎなかたちで混じり合い、気持ちのよい読後感へといざなってくれる。

    久々によいテキストを読んだ感触がある。
    藤田翔平のテキストを以前読んだ気持ち良い読後感と同様な感じを感じた。

    0
    2025年05月03日

    Posted by ブクログ

    『正欲』を解説の言葉に惹かれて本を購入。
    結果、とてつもなく面白かった。
    心の動きを丁寧に間欠的に面白く、時に深く悲しく書かれていた。
    人間味のある禁煙日記は大好きだ。日常系ギャグ漫画みたいに笑いながら読んだ。とあるクライアントの話には泣きながら読んだ。心が動く。
    この本を読む間は、物語を読む自分の

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    単行本が出た時にあ読みたいかもと思ったもののずっと後回しにしていて、今般文庫化されたのを書店で見つけ遅ればせながら読みました。

    で、とても面白かった。学術・読み物(エッセイ)・ユーモアのバランスがとてもいい。解説の辻村深月さんが『お守りみたいだ』と書かれていたのもすごく納得でした。本作も含め自分が

    0
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    当たり前の日常からコロナ禍になり、みんな心が混雑していた。
    心が少しざわついた時、よく分からないと足掻いたりしてもいいじゃかいか!と思わせてくれるバジーさん。
    寄り添ってくれる、そう思える本でした。

    0
    2025年03月18日

    Posted by ブクログ

    心とは、実際のところ、なんなんだろう?

    本書『心はどこへ消えた?』は、臨床心理士・東畑開人という、いかにも心理のプロっぽい先生が、めちゃくちゃ人間くさく共感しやすい“バジー・東畑”という第二人格を生み出し、そのバジーが出会う人々との間に、心という“目には見えない何か”を浮かび上がらせる――そんな週

    0
    2025年11月11日

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