カウンセリングとは何か 変化するということ

カウンセリングとは何か 変化するということ

ビジネス・実用
1,540円 (税込)

7pt

「新書大賞2026」大賞受賞!

人生の変わる場所──。
カウンセリングが、いま社会へとひらかれる。臨床心理学の歴史に打ち立てられた、新たな金字塔。

■精神分析、ユング心理学、認知行動療法、家族療法、人間性心理学──
バラバラに乱立する心理学を俯瞰し、メタな原論が示される。
■身体を動かす、世界を動かす、からだを動かす、視点を動かす、心を揺らす──
カウンセリングは聞くだけじゃない。アクティブに5つの介入がなされる。
■いかに生き延びるか、いかに生きるか──
カウンセリングには二つのゴールがある。生活を守ることと、人生をちゃんと生きること。

「カウンセリングとは、近代の根源的なさみしさのなかで、人が可能な限り、正直に、率直に、ほんとうの話をすることを試み続ける場所である。」──「5章 カウンセリングとは何だったのか──終わりながら考える」より

【目次】
まえがき ふしぎの国のカウンセリング
第1章 カウンセリングとは何か──心に突き当たる
第2章 謎解きとしてのカウンセリング──不幸を解析する
第3章 作戦会議としてのカウンセリング──現実を動かす
第4章 冒険としてのカウンセリング──心を揺らす
第5章 カウンセリングとは何だったのか──終わりながら考える
あとがき 運命と勇気、そして聞いてもらうこと

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カウンセリングとは何か 変化するということ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    カウセリングとは何か
    それは生活を回復するための科学的営みでもあり、人生のある時期を過去にするための文学的営みである
    すごい文章だと思います

    0
    2026年10月26日

    Posted by ブクログ

    本書は、臨床心理士である著者が「カウンセリングとは何か」という根源的な問いに対し、予備知識を持たない初学者に向けて多角的な視点から解説を試みた一冊である。

    カウンセリングという名称自体は広く浸透しているものの、その具体的な内容や実像について明確なイメージを持つ者は必ずしも多くないだろう。しかし本書を通読すれば、その歴史的変遷や学術的立場にとどまらず、実際の現場で何が行われ、カウンセラーがどのような思考プロセスでクライエントに向き合っているのかについて、きわめて鮮明な解像度を得ることができる。

    構成は平易かつ論理的であり、初学者にとって不可欠な重要概念については、反復によって丁寧な定着が図られている。一般論による概念整理に続き、具象化されたカウンセリングの事例が提示されるという展開の繰り返しが、理解度を確実に押し上げている。

    さらに本書の白眉は、単なる知識の伝授にとどまらず、読み手に対して自然と自己の体験や内面に引き寄せて思索させる示唆に富む点にある。読み進める過程で度々読書の手を止め、自身の生を省みることになる読者は少なくないはずだ。

    苦境における実効的なオプションとしてカウンセリングを正しく位置づけられたことは、一種の心理的安全性をもたらす。現在進行形で困難に直面している者はもちろんのこと、予防的・長期的な人生の糧として「対話」の効用を知っておきたいすべての人に強く推奨できる傑作である。

    0
    2026年10月20日

    Posted by ブクログ

    カウンセリングとは何か、言葉を尽くしてわかりやすく解説されていた。
    私はこれまでカウンセリングとは、「迷える子羊」が「絶対的な先生」からありがたいアドバイスを受けて心が解放されるようなことだと思っていた(それこそ宗教や占いだな)。けれど、カウンセリングにはそこに向き合う2つの心があって、双方の信頼関係を築いていくこと、そして本当のことを話すことが大切なのだと書かれていた。そのことがとても印象に残った。

    孤独や孤立は人を簡単に追い詰めてしまう。こころの非常時に、科学的な知識と専門性をもって寄り添ってくれるカウンセラーの存在がとても頼もしいと感じた。

    0
    2026年10月19日

    Posted by ブクログ

    解説本でもあり、思想本でもあり、物語でもある、そんな多面的な印象を受けた本だった。
    著者は文学がお好きなのであろう。
    名台詞が散りばめられており心に響く箇所がたくさんあった。
    カウンセリングは「作戦会議として」「冒険として」の2段階がある。「作戦」では、まずソーシャル(世界や環境)やバイオロジカル(身体)に介入し「生存」を確保。続いてソマティック(からだ)やコグニティブ(視点)に介入し更に現実を整える。その上でまだ足りないユーザーには「冒険として」のカウンセリングが始まる。これはサイコロジカル(心)への介入で「実存」を見つけることだ。心には鎧とスライムがあり、スライムを出すことが必要。その際に、カウンセラーはユーザーの対人関係の転移によってぶつかり破局し引き出す。そこから新たな世界が始まるとのこと。「実存」をぐちゃぐちゃにしながら「生存」しているユーザーの例を読むと苦しくなった。生活を守ることで人生(心・実存)が死んでしまうことがある。
    冒頭のルソーの言葉は、自由な個人になるために必要なのは、ほんとうの話を告白することだというメッセージ。人権概念ができたからこそぶつかったのが心の悩みであるという着地に深く頷いた。日々の小さなことも、「作戦会議としてカウンセリング」を実行し、時に「冒険としてのカウンセリング」が必要なのか自問自答してみたいと思った。

    0
    2026年10月18日

    Posted by ブクログ

    腑に落ちることがたくさんあった。
    読みものとしてだけでなく、実践できるヒントがたくさんあった。
    救われた気持ち。

    0
    2026年10月07日

    Posted by ブクログ

    おすすめしてもらった本^ ^
    全然堅苦しくなくて、まるでカフェで親しい人のお話を聞いているみたいな感覚で読めちゃいました。

    「変わる」って、今までの自分を否定して別の自分になることじゃなくて、
    自分のことを少しずつ分かってあげることなのかもしれない!

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    すごい本に出会ってしまった。

    いちばん感動したのは、カウンセリングに対して何の知識もない自分でも全く飽きることなく最後まで一気に読み切れる作品だったこと。書かれている内容以前に読者を惹きつける文章力にただただ驚愕。

    もちろん内容も素晴らしかった。特に、「自己ー心ー世界モデル」を知れたことはこの本を読んでみて一番の収穫。カウンセリングとは何か以前に心とは何かという問いにここまで明快な答えをもらえるとは思ってもみなかった。数学の公式や定理を始めて知ったときのような感覚を味わい、そして、現実世界との向き合い方も学ぶことができた。これは私にとっては自分の生き方、あるいはこの本でいうところの実存にも影響を与えてくれるほどの衝撃だった。

    カウンセリングのユーザーは今後間違いなく増加する。その相手がプロのカウンセラーなのかAIなのか、占い師なのか、サークルなどの集まりなのかはわからないけど、自分がほんとうのことを話せる相手をより多くの人が必要としている。カウンセラーにはなれないけど日常生活の中でそうした人たちの助けになりたい。本の内容が良すぎて、読後にこんな青くさい感想が出てきてしまいました。おすすめです。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    カウンセリングは自分にとって身近ではなく、近寄りがたいものです。本屋でベストセラーという触れ込みで手にしたところただ者ではない雰囲気があり読むことにしました。実際、帯にあった金字塔といううたい文句にふさわしい充実の一冊と思う。自己ー心ー世界モデルに基づくカンセリング体系は秀逸だった。生存と実存のいずれを対象とするのかという議論もなるほどという感じです。読んで、カンセリングへの距離が縮まったかというと、そうでもない。慎重に近づくべきなんだろうな。

    0
    2026年10月02日

    Posted by ブクログ

    自分が思うカウンセリングの枠を超えて、生存と実存のカウンセリングについて理解を深めることができました。

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    小説を読んでいるみたい。
    言葉はすごい。
    時間はすごい。
    会話はすごい。
    人間は一人で生きる生物ではない。
    良い物語でした。

    0
    2026年09月23日

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