小説・文芸の高評価レビュー
-
-
Posted by ブクログ
今回は、鳥越新之助を助けるために、これまでの主だった登場人物が皆、集結する。
前半は「いったいどうなるのか」とハラハラしたが、後半に進むにつれて少しずつ事情が明らかになり、江戸の火消し仲間が次々と集まってくる展開には胸が熱くなった。火消したちの個性もこれまで以上に強く描かれていて、思わずニヤリとしてしまう。
特に、秀介とゆかりのある藍助の活躍には目が潤んでしまったし、内記には「そう来たか!」と思わされた。慶司がすっかり「に組」に馴染んでいることも嬉しかったし、「に組」の面々がいつも以上にぶっ飛んでいるところも面白い。
これまで登場してきた人物たちが、それぞれの持ち味を発揮しながら一つの大 -
Posted by ブクログ
同シリーズの従来作にはない、イラストと文学の融合の仕方だった。最初のページから、ウィリアム・モリスを連想するような装飾性に引き込まれた。色彩の鮮やかさも、同シリーズの中で際立っている。屹立する巌に向かって、ハルロオと呼びかける、その情景の豊かさ、ページをめくるたびに違った表情をもって現れる。
同シリーズはこれまで、名作古典文学の文章と、それにどう関係するのかわからないイラストレーターの趣味のようなイラストとが、ただ併存しているように思えるものが多かったが、本作は、両者がきちんと融和して一塊となり存在していた。文字の色や配置にもデザイン性が高い。書籍のデザインとしてとても良い一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃ面白かった!!
登場人物が綺麗に一周するあたり、
そして、空に吐いた唾が自分に掛かってくるあたり、
秀逸で本当にグイグイ引き込まれて、
あっという間に読み終えた。
どの短編も主人公が憎めなくて、
いい奴ではないけど、
「あるよね、そう言う気持ち」って、
共感できる部分もあり。
表紙の綺麗さと、内容のギャップ。
「流星」と「吐き気」と言うタイトル内のギャップと、
納得のいくタイトルの回収。
個人的に、最後、指輪を投げずに飲み込むってのが良かった。
投げると、次の新しい出会いがあるのも違う気がするし、
環が完結する感じがよき。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。