小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
いろんな外国に行ったことはある。登山も好きなほうで日本でも海外で登山経験はある。
でもこの3人のトレイルツアーほどわくわくしたことがあるだろうか。旅行で音声を録音するということがこれほど面白いものになるとは思わなかった。すべて撮影者が3人なのだろうか、機種も違うのだろうか、入っている写真も素晴らしい。
物語がニューヨークから始まることも意外だ。タイトルであるmidnight pizza clubという名前、ネパールにトレイルに行くという発想、3人の個性、過酷な自然環境、どれも他の本では味わえないものだ。とても良い読書体験をさせてもらいました。
タトパニ ネパール語で「熱い水=温泉」を意味す -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々にル・グゥインを読んだ。やっぱり大好き。
・オドレンの娘 墓に毎日そなえものをして復讐を約束する娘、日本のホラーっぽい。中盤、息子は母を責め、娘は母の愛人を責めるところがル・グゥイン節と感じた。
・火明かり すごく久しぶりにゲドに会った感じがした。彼がのびのびと旅立って行ったので、見送れて良かったと思った。
・講演など 「夜の言葉」などに収録されていて既読だったが、何回読んでも面白い。全てに納得するわけでもなく全てに同意するわけでもないが、面白い視点だと思う。文化基盤を異にする日本では特に(洋風)ファンタジーの影の部分は見えづらいので、この視点は覚えておきたいと思う。
※確かに欧米 -
Posted by ブクログ
ネタバレはい。おもしろかったです。登場人物がそんなに多くないのもあったし、文章がわりと短く区切られていたので非常に読みやすかった。海外作品に抵抗があるんだけど……っていう人はこの本から読めばいいよ。と思うくらいにスラスラ読めた。
帯やSNS上の評判からなにか恐ろしいことが起こるのは知っていたから覚悟して読んだのだけど、ホラーの類ではなかったのがちょっと意外でちょっと安心。ホラー小説も読むようにはなったけど、怖いのが苦手なのは今もそんなに変わらないチキン野郎なもので。
タイトルからも「家政婦は見た!」的なものも想像していたけど、そういうのでもないっていうね。でも方向性は違うのものの、サスペンスではある -
Posted by ブクログ
長嶋先生特有の人間描写、言葉の選び方がそれぞれ光っています。夏のプールの水面に映る水しぶきが、同じに見えてもいっ時いっ時すべてが違っているように唯一無二の輝きです。私は特に長嶋先生がもとより大好きなので贔屓目も入ってしまうのだけれど、小さな事柄の楽しみ方の向かう方向、行き着くところが同じ気がするので。
マンションの中庭の子どもプール、地域の市民プール、果ては与那国、ロンドンにまで場所を広げての人と人のかかわり合い。それぞれの視点から淡々とそれでも心根は熱く読み込めて何度もページをひっくり返しながら。
夏の濃い緑の林の木漏れ日、プールの塩素のかすかな匂い、暑すぎる日差しが感じられる小説です。
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