小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
お酒はほぼ飲めない私が、島の名前に惹かれてたまたま古本屋で手に取ったこの本。
ぱらぱらと開いてみると、そこから何かがひらりと落ちた。拾ってみると地元酒屋の世界のウィスキーフェアのチラシ切り抜きだった。フェア開催日は2015年。10年以上前にこの本の持ち主の方が、「このエッセイを読んだらきっとウィスキーを飲みたくなるだろうよ」と言わんばかりに託してくれたメッセージに、なんだか心が温かくなった。結局古本を購入して、チラシと共にオーストラリアまで大切に持ち帰ってきた。
村上春樹氏のエッセイの言葉選びが好きだ。ウィスキーの味を、音楽や文学に例える村上氏特有の表現も読んでいて心地良い。一緒に旅をされた -
Posted by ブクログ
前半(特に音楽関係のところ)はなかなか話が進まず、読み進めるのに苦労した。しかし、後半は一気に読めた。
SNSについて考えさせる小説、ということになるのだろうか。誹謗中傷を書き込む人には是非読んでほしいと思うが、彼らに限らず、現代を生きる全ての人、SNSを利用する全ての人に「想像力」が求められているのだと思う。他人を貶して今だけ、自分だけが楽しければいい、そんな人間が増えていまいか。相手の心の痛みを想像する力を我々はなくしてしまったのではないか。
それがSNSに原因があるのかはわからないが。
後半は面白かったし、SNSについて考える機会になった点でも読めてよかった本。だから、星5つ……かとい -
Posted by ブクログ
冒頭で高野さんは自身の「間違う力」について語っていますが、私はその後の「間違ったまま突っ走る力」にやられて高野作品を読んでいます。
ヤバいとわかっていても引き返すという選択肢は更々なく、あえて「乗りかかった船状態」を作ってから「困ったなぁ」と言ってるとしか思えない。
毎回それを期待しているし、本書も期待通りの出来事が3件。
「世にも奇妙なマラソン大会」
サハラ砂漠でフルマラソンに参加。ずっとなんで?が止まらないけど、読み終えると謎の清々しさがある。
「ブルガリアの岩と薔薇」
これは以前読んだ「メモリークエスト」の後日談。ミッションを終え帰国するために利用したバスで、岩のようなおじさんと出会
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