小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
Adoの幼少期から直近のワールドツアーまでの半生を描いたノンフィクション小説。なぜこの若さで半生記なのだろうと思ったが、幼少期から思春期にかけての挫折、(本人の真面目な性格が理由だと思うが)そこからくる徹底的な自己否定、自己嫌悪の段階を経て、アーティストに成るという憧れの夢をかなえ、順風満帆と思える充実した活動を行っている現在、過去の「自分」とこれからの「Adoと自分」の在り方をどうしても見つめ直してみたかったのだと思う。
2026年8月現在23歳の若い女性が10代の頃の失意の日々について語るというのは、記憶というにはほんの最近の生々しい現実のことであり、とりわけ両親との関係について書くとい -
ネタバレ 購入済み
伏線を残しつつも最高の読後感
一気読みしたらちょうど一部完結。
董胡と尊武のやり取りが好きでしたが、この巻で董胡と黎司が隠し事なく話してるのを見てこちらまで安心感を覚えました。
読み終わるまで一部完結とは知らず、この巻か次巻あたりで完結すると思っていたこともあり、尊武はここで退場してしまう可能性が高いと考えていたため嬉しい誤算。
楊庵はなんとも言えない終わり方になってしまった。それがすべてではないだろうが麒麟の力の被害者という側面を考えると、このハッピーエンド感にほんの少しモヤッと感じてしまうところもあるので続編で幸せになってくれると信じたい。
二部はマゴイ関連の話がメインになりそうな気がするけど弟宮や華蘭の話も読みたいし -
Posted by ブクログ
有名な本なのは知っていた。
でも、タレントさんが書いたからでしょ、なんて思ってた。
全然違う。これは本当に素敵な本だった。
読みながら当時の状況に思いを巡らせたり、
自分の子どもだった時のことを思い出したり、
そして、今、自分の子どもたちのことを思ってみたり。
そんなことを考えながら、時々涙が出そうになった。
印象的だったのが「それからさー」という話。
みんなの前でお話をするときに、話なんて何もない!と言う子。校長先生が、話を作ろう!と、その子の話を引き出していく。
そして、みんなの前で話ができて、拍手につつまれる。
こうやって書くと、これだけのことなんだけど、でもなぜか印象的な話だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ空き巣犯が逃げ込んだナミヤ雑貨店。
そこに投函されていく相談。
主人公達がそこに逃げ込んだのは偶然か運命か。
登場人物がどんどん繋がっていき、途中からはこの人はどこに繋がってくるんだろうかとわくわくしながら読んでいました。
最後に伏線を綺麗に回収していく様子と無駄だと思う文章が1文もないまさに奇跡のような小説でした。
一つ気になったのは、空き巣犯達が答えてた質問に対してのお礼が過去のナミヤさんにいってることもあると思うんだけど、それってナミヤさんは答えた記憶が無いけどお礼だけきてるってことなんですかね。
浪矢(なみや)さんの「ナヤミ相談」という発想がまず巧い。
「でたらめな相談でも一生懸命考 -
Posted by ブクログ
おっとりした人たちが出てくる短編5篇で構成されていて、ちょっと悲しい話もあるけれど、全体に落ち着いた雰囲気の作品。そして時々笑えた。
まだまだ女性の人権は認められていない時代で、上野のカフェー西行の女給たちはどちらかというと恵まれている人たちだと思う。
それぞれの短編毎に主人公が変わり、時代も少しずつ進行していく。タイ子、美登里、セイ、園子、幾子と出てくる女給はみな個性的で、とても面白かった。
オーナー兼コックの菊田がまたいい味を出していて、ホッとさせる。それでいて戦争によって命を落とすという事の理不尽さもジワジワと伝えている。読んでよかった。
-
Posted by ブクログ
衝撃的。
最近いい小説にたくさん出会っているけど、この小説ほど心の琴線に触れたものはない。
超おすすめ。
特に生きる意味とか考えちゃう30代40代の方!
物語としての起伏がほとんどないうえに、最初に詳しすぎるやろ!というレベルの家の細かい描写から始まるのでとっつきにくい感じがするけど、がんばって読み進めてほしい。
家の物語。
空き家となり取り壊される家に、かつて縁があった青年が忍び込みスケッチをする。
スケッチするたびに四十年前、三十年前、二十年前に住んだ人の記憶がテクストに流れこむ。
青年は家に住んだ人々のことを知らない。
住んだ人々もお互いのことを知らない。
だけど家の記憶を通して、
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。