小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
まず、人文知とは何かというと「人間と社会を理解するための知識・教養」のことなのですが、大学で哲学部や文学部が意味のない学部だとか言われていた身とすると(文学部出身)ざまあwという気持ちになった。※なお自身が教養があるかは不明。
内容はめちゃめちゃ熱い本で面白かった。
個人的には日本は欧米諸国に対して、ヘコヘコしすぎているような感覚があって、だけど日本は明治維新〜戦後の復興にかけて、失敗はあっても常に前を向いて、自分たちらしいやり方で立ち上がって来た歴史を誇るべきだと思う。「魔改造」という言葉で説明されていたけど、アメリカの資本主義や民主主義をよくわかんないまま既存の仕組みとミックスして使って -
Posted by ブクログ
全くピアノも弾けず、音楽についての知識もないのに、読んでいるだけで自分も演奏しているように息切れすらしてくる。
そして登場人物の演奏が終わった時には一緒に安堵を感じてどっと疲れているような感覚。
登場人物みんなの人生が描かれているのがとても素敵だし、それぞれの生活に音楽がずっとそばにあって寄り添って生きているんだなと思ったし、これからもそうなんだろうなと感じた。
みんなが報われる結果を期待して、その通りになってくれたからとても気持ちが良く読み進められた。
自然の中に音楽を聴く、という意味では海でのんびりこの本を読めたことはとても正解だったなと思った。
疲れることなく上下巻を一気に読める -
Posted by ブクログ
2026年出会えて良かった本ランキング1位
学生時代、自分は恵まれていて、努力した分だけ報われきた。ところどころ小さな挫折はあったけど、概ね自分の思い通りの人生を歩めてきたと思っていた。
社会人になって、同期で唯一、配属希望が通らず、なんで自分だけ?って、頑張っても思い通りにならないことがあるって初めて知った。
それでも目の前の仕事も一生懸命頑張ってきたつもりだったし、異動希望もずっと出しているけど、なにもかもうまくいかず、深い深い暗闇から抜け出せない感覚でいた。
まだ仕事は楽しくなれていないけど、この配属だったからこそ、出会えて良かったと思える人や、こんな声かけができる人になりたいと -
Posted by ブクログ
人生初エッセイがまさかの平子さんの。
夫婦観がうちとめっちゃ似てるところ多くてびっくり!
「結婚は人生の墓場」とか「同棲するなら自分の部屋ないと無理」とか結婚を語る日本人ってたしかにネガティヴなことしか言わないイメージ。
ここまでポジティブに語れるのって残念ながら今の日本じゃまだまだ稀有。でもここまで大っぴらに奥さん好きを公言できるのが普通の感覚になってくれると、確かにいいなぁと思った。
やっぱり何事も捉え方・考え方次第。
今後仮にもし「付き合い始めた時から変わっちゃった…」とか思うようなことがあれば、また読み返したい。
要するに家宝です。 -
Posted by ブクログ
すご〜い!!
緻密に編み上げられた物語が
鮮やかに反転する凄まじい衝撃に
浸っています!!
舞台は社会から隔離された刑務所
そこは過ちを犯した者と
彼らを監視する看守たちが対峙する
嘘と真実が混ざり合う場所…
淡々と職務をこなす彼らも
一人ひとりが胸の奥に
譲れない「流儀」と誰にも
言えない秘密を抱えている…
全5編からなる連作短編集だが
どれも一級品のミステリーで
ページをめくる手が止まりませんでした!
この作品の真の凄みは終盤に待ち構えていて…
それぞれの話に散りばめられていた
何気ない違和感や小さなピースが
最終章に向けて怒涛の勢いで
一つの「巨大な真実」へと
繋が -
Posted by ブクログ
俵さんの長い文章は初めて読んだけど、世界を見る目が鋭くて、アウトプットされる言葉はきめ細かいな、さすがだなと感じた。そのうえ筆者のポジティブシンキングに裏打ちされる暖かい表現の数々がぐっとくる。
自分も言葉を磨いてこんな文章が書けるようになりたいな。
- 4章「クソリプに学ぶ」P92
- P182
"「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」"
多数のいいねをもらうことが目的となりがちなSNS時代。大切な人からの一つのいいねで充分である。
- 9章「道長の「あの一首」」P192
有名な「この世をば我が世とぞ思ふ望月のかけたることもなしと思へば」という一首。