ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夜明けのすべて

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    パニック障害もPMSも、病名はあれど、その本当のしんどさは他人にはわからない。前半はその病気の絶望感と孤独感が漂っていたが、読むにつれて、心がじんわりあたたかく、霧が晴れていく感覚になった。

    現代社会を生きる私たちにも、こうした人に言えないしんどさ、つらさを抱えている人は多いはず。

    二人に幸あれと願いたくなる。

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    2026年04月04日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    「恋とか愛とかやさしさなら」
    タイトルから勝手に純恋愛ものかなあ?なんて想像していたら全然違った!
    一癖も二癖もある作品で、人間の心理の奥深いところまで見えてしまうストーリー。
    場面設定も、「本当にあったら自分からどうしよう?」を考えてしまうリアルさで、一気読みしてしまう面白さでした。

    一度の過ちが人生をに付き纏う。
    昔なら逃れられたかもしれないけど、デジタル時代の現代だから、逃れられないよね。
    莉子と啓久の最後はなんとも言えない切なさが残る。

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    2026年04月04日
  • 人よ、花よ、 下

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    終わりが近づくにつれて、段々寂しくも悲しくもなった。
    色々な考えがある中、予定通りにはならない。
    それでも選択なく人命を守る為に立ち上がる多聞丸さんは素敵だと思います。

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    2026年04月04日
  • おもかげ

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    久々の浅田次郎。瀕死の意識不明だが、意識が外へと飛んでいく。全ての時代において地下鉄が関係している。途中から涙が止まらない

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    2026年04月04日
  • 作家で食っていく方法

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    ありがたい。
    これ読んで、自分は作家になりたくないと気づけました。売れるもんを書く方法を読んでめちゃくちゃ楽しくなさそうと感じました。
    毎日かかさずコツコツ書くということの大切さ。
    才能がないというより、楽しんでやっていける運命ではないということだな、とスッキリしました。

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    2026年04月04日
  • あなたが僕の父

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    一人っ子で上京、そして高齢の親が実家で一人暮らし、彼女も都内。

    親との関係は必ずしも良好ではなく、これまであまりちゃんと話をしてこなかった主人公。

    仕事は在宅勤務可能な求人広告会社に勤務中

    そんな中、彼女との暮らしよりも父との暮らしを選び、父との関係の再構築をしていく。
    そんな中で、父の老いと自分の老いを感じながらも、前向きに新たな生活を送る主人公と父にやさしいスポットライトを当てた心温まる一作。

    人生はタイミングの連続。
    自分が10年後、どんな暮らしをして、親やパートナーとどんな関係性(物理的にも心理的にも)でいたいのか?を考えさせられた。

    主人公が直面している境遇が、数年後自分が

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    2026年04月04日
  • 明鏡 東京湾臨海署安積班

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    このシリーズはサクサク一気に読めて面白い。
    今回は犯罪捜査より臨海署内の問題を、安積が庶務係のように対応解決する、ある意味で平和な一冊であった。
    安積班の5人のキャラクターもお馴染みになり、安定した物語の展開を次作にも期待してしまう。
    軽く面白い警察小説と思う。

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    2026年04月04日
  • ただいま神様当番

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    ネタバレ

    めっちゃ良かった〜。
    「坂下」のバス停に毎朝並ぶ5人を、それぞれ主人公にしたオムニバス。
    みんな、ある朝バス停で見つけた落とし物(自分が欲しがっているもの)を見つけ持ち帰る。すると翌朝腕にデカデカと「神様当番」という文字が書かれて、高橋留美子の漫画に出てきそうなちっちゃいお爺さん(自称神様)が「お当番さんみつけた」と現れて、お願い事を言ってくる。
    神様の願い事は、ひいては主人公の願い事で、それが叶うと「神様当番」の文字も神様も消えていなくなる。
    現状に満足していない主人公たちが、神様のお願いをきこうとするうちに、すてきな未来を手にしていく。
    素敵な素敵なお話ばかりでした。

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    2026年04月04日
  • 十戒

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    ネタバレ

    方舟より先に十戒を読んだ者の感想です。






    特殊すぎる環境、ご都合主義的なツッコミどころ満載ではあるけれど、それ以上のどんでん返しは楽しむのに充分でした。

    冒頭は登場人物の把握や状況説明がやや長く苦痛さがあったものの、事件発生後はトリックの種あかしが気になりすぎ読む手は止まらなかった。

    種明かし後、未読の方舟への言及があったため、未読の私にはちょっと辛いものだった。その後方舟も読んだが、その点を加味して比べても十戒の方が好みだったかな。自分のためだけではなく否応が無しの犯行とも読み取れたから。しかし犯人の相変わらずの狡猾さは健在でそれには恐れ入りました。

    4.5

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    2026年04月04日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    ネタバレ

    毎回読んでるだけで食欲そそられる。食べ物の描写が好き。
    どこでも通用しないと思い込んでいた料理人の話が身に沁みた。「自分が何がしたいのか、何を一番守りたいのかを分かる」「居場所は自分の足で立っていると自ずとできる。無理やり見つけるものではない。」「何歳になっても人生やり直せる」

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    2026年04月04日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 下

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    キャサリンとラングドン教授が真実に近づいていく。CIAの界域を生み出すプロジェクトと、キャサリンの出版物をなんとしても止めようとし、命まで狙っている狙いと背景が明らかになっていく。大使館、キャサリンとラングドン、CIAそして、サーシャとその庇護者であるゴーレム。ゴーレムの正体が、実は複数の意識を持つ多重人格であったことがキーとなり、すべての謎が一つになっていく。CIAの陰謀、野望と、サーシャ。アメリカに行きたいという映画を見ていたストーリーなど、伏線も回収しながらマンハッタンのシーンで終わりに向かって収束する壮大なストーリー。シークレットオブシークレッツ、秘密の中の秘密。
    文中で何度か交差する

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    2026年04月04日
  • 人魚が逃げた

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    222ページ
    1600円
    2026年3月26日〜4月2日

    青山さんらしい作品で、やはり好きだなぁと実感。短編集だけど、話がつながっているところや、心温まるラストになっているところがいい。人魚って、やっぱり人なのか、と思っていたら、本当に人魚の話。アンデルセンの人魚姫の話は、そういえば昔、あまり好きではなかったなぁと思い出したりして。

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    2026年04月04日
  • 食堂かたつむり

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    小川糸さん初めて読んだ。表紙からゆっくりと進んでいく話かと思ったら全然ジェットコースターだった。インド人彼氏に家財道具から箪笥貯金まで全て持ち逃げられるところからスタート。そこから食堂を開店するまでや食堂オープンからの料理への知識の豊富さがすごすぎる。食べ物に例えられる情景とか心情とかも様々であっという間に読み終わった小説だった。

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    2026年04月04日
  • あいにくあんたのためじゃない

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    著者・柚木麻子さんの作品は初めて読みました。どの作品も先が読めないエンターテイメント感溢れるものばかり!寓話として良くできているなと感じた感じた「BAKFRSHOP MIREY'S」「スター誕生」はNHKの単発ドラマの原作として使ってもらいたいと思わせる心に刺さる作品でした。奥田英朗作品、伊坂幸太郎作品が好きなかたは、特に刺さるのではないでしょうか

    過去のブログ記事が炎上中のラーメン評論家、夢を語るだけで行動には移せないフリーター、もどり悪阻とコロナ禍で孤独に苦しむ妊婦、番組の降板がささやかれている落ち目の元アイドル……いまは手詰まりに思えても、自分を取り戻した先につながる道はきっ

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    2026年04月04日
  • 九龍城砦Ⅱ 龍頭

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    九龍城砦シリーズの二冊目を読んだ。

    本作は一冊目からの前日譚で、主人公は九龍城砦を統括する〈龍城幇(ロンシンボン)〉の頭目、龍捲風(ロンギュンフォン)の若き日の物語。一冊目がトンチキで少年漫画っぽい痛快さだったのに対し、二冊目は戦闘描写がぐっとスマートになり、ノワールな雰囲気になっている。

    舞台は1950年代の英国統治下の香港。中国本土から大量の難民が押し寄せ、社会は混沌としていた。その中で幅を利かせていたのが<青天會(チンティンウイ)>という組織。力で物を言わせる<青天會>に抗うため、龍捲風は仲間を集め、〈龍城幇〉を立ち上げた。

    「龍頭」とは組織のリーダーのこと。<青天會>の龍頭はゴリ

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    2026年04月04日
  • カラフル

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    とても読みやすくて面白かったです。
    今まで深く考えてこなかった車椅子ユーザーの気持ちを理解しようとするきっかけになると思います。
    伊澄が六花と出会って気持ちが変化していくところ、二人が打ち解けていくところが良かった。

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    2026年04月04日
  • ロボット・イン・ザ・ガーデン

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    レトロなロボットが庭に佇むかわいい表紙に惹かれて購入しました。

    帯にある「タングロスには、いやはや困った」という言葉の意味を読みはじめてすぐにわかりました。

    とにかく、作中のロボット、タングがいちいちかわいいんです。もうそれに虜で夢中で読んでしまいました。

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    2026年04月04日
  • 富士山と生きている ―富士山をめぐる水のたび―

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    日本人には欠かせない山、富士山。
    富士山の解説絵本としてもわかりやすいし、人と山との関わりについても勉強になる科学的な絵本。

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    2026年04月04日
  • 貝殻航路

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    『貝殻航路』久栖博季

    私は生まれも育ちも札幌だけれど、
    釧路や根室には子どもの頃から何度も足を運んできた。

    同じ北海道とはいえ、
    札幌から6時間、7時間とかかる遠い場所。
    大人になってからは自分で車を運転して、
    なぜだか引き寄せられるように道東へ向かった。

    重く垂れ込める霧。
    夏でも肌寒いほどの冷たい空気。
    潮の匂い。
    そして、どこか哀しみをまとった異国めいた気配と、
    不思議な拒絶感。

    納沙布岬にも幾度となく足を運んでは、
    海の向こうの異国の輪郭が見えないかと、
    ずっと目を凝らしていた。

    そんな馴染みのある空気感が、本作では
    とても静かな時間の流れのなかで描かれていて、
    何度も記憶を

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    2026年04月04日
  • 踊りつかれて

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    僕はSNSはやっていない。匿名性という盾の元で心無い言葉が飛び交う世界、面と向かっては言えるはずない言葉が存在できる世界をどうしても好きになれないでいた。だからこの物語のスタート自体に強く惹かれた。そこから始まった物語は、登場人物たちの人生を追っていく形で深みを持ち始める。誰も楽には生きられていない。でも、自分でない誰かを認めて尊重しながら生きていくことはかくも美しいかとこの物語を読むことで知れた。人を傷つける言葉や態度より、人を尊ぶ言葉や態度を持てる人間でありたい。

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    2026年04月04日