小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
とても良かった!
青山美智子さんの連作短編集は好きなので、楽しく読めた。
それぞれの章で主人公の人物が別の話では脇役だったり、影響を与える人だったり。主人公でいた話では分からなかったその人の別の一面や内面を知ることもできて、物語がとても厚みのあるものになった。
読後感はとてもあたたかく、じんわりと泣きそうになった。
人と人のつながり。巡りめぐって顔も知らない誰かを支え助けられること。とてもあたたかな物語だった。
自分もまた誰かに支えられていること、身近な人こそ、その愛を当たり前にしないように、透明にしてしまわないように、ちゃんと気づいて見つめられるようになろう。
新月は見えなくてもきちん -
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扉子ちゃん、見た目は栞子さんに似ているようだけど、タイプはちょっと違うね。私のイメージでは、栞子さんは人付き合いが苦手な頭脳派で、実働部隊は五浦君にお願いするスタイル。智恵子さんに対しては対抗心あり。逆に扉子ちゃんは、智恵子さんに少し似ているのかやや行動派で、恭一郎君は扉子ちゃんに引っ張られている感じ(若干のハルヒ味を感じる)。ただし、栞子さんや智恵子さんにはまだ叶わない、と本人はわきまえている。今回、栞子さんはカメオ出演程度だったけれど、今後二人の協力プレイが見られるのだろうか。エピローグの不穏な感じをどう決着させるのか、今回の裏で栞子さんと五浦君が何をやっていたのかにも関係してくるのかな。
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最近は研修で忙しく、久しぶりに読書の時間がとれた。大切な時間に何を読むかかなり悩んだ。久しぶりの読書が長編だとハードルが高く感じたので、短編で探すことに。そして目に入った短編三冠の帯。これは期待が高まる。
面白いの一言。これに尽きる。
特に「死人宿」は自分の好きなタイプの小説で良かった。イヤミス好きならお勧めです。
謎解きもありつつ、後半にかけて焦燥駆られる気持ちで読み進め、頁を捲る速度が早くなる感じ。最後も良かった。
その他には、「柘榴」の終わり方が印象的だった。
後半になるにつれて、段々と雲行きが怪しくなってくる感じが怖かった。
父親目線で語らなかったのが、あえて良かったのかも知れな -
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東京、新宿で認可保育園でありながら夜間保育を行う「つづきの保育園」内海文乃はこの保育園の夜間保育「ほしの子部屋」に勤めている。子どもたちは保育園で夕食を食べ、お風呂に入り、親が迎えにくるまで、布団を並べてみんなで眠る。そこには様々な事情をかかえた親が、子どもたちを預けにやってくる。夜間コンビニで働いている外国人、看護師と医者で夜間勤務がある家庭、キャバクラで働く母親など、子どもと一緒に生きるために働いている。連絡帳を書かない、大声でクレームを言う、子どもを迎えに来ないなど…保育園からすると一見「問題のある保護者」は実は心の中にたくさんの葛藤や悩みを抱えている…保護者の悩みと文乃先生は向き合いな
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よかった。引き込まれた。
思春期のころの、ザリザリした気持ちや、不安定な友人たちとの関係、小さなことを何倍も大きく感じて思い悩んだり、あからさまなイジワルをされて唖然としたり。
好きなあの人の気配をずっと気にして過ごしたり、嫉妬されたり、優越感を感じて逆に罪悪感を持ったり。あの頃はいろんな気持ちが入り乱れて、いつも持て余していたな。
でも、試験や受験で区切られて、刻々と時間は過ぎていったから、なんだか思い出すと甘く切ないよね。
知らないことも多かった分、世界はきらめきに満ちていたかもしれない。
そんな思春期特有の気持ちを思い出せたというのは、特別な読後感だった。辻村深月さん、すごくうまいと思 -
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ネタバレやなせたかし先生の人生が丸ごと詰まってた。アンパンマンが出来るまでの話が長すぎる。大器晩成の人生が書かれてる。そして、いろんな人と出会って、いろんな才能を少しずつ開かせていく様が書いてある。人の事を「あの人のこんなところがすごい」と言えるのも才能なんだよな。……本にするときにわざわざ妬みを書かないのはわかるけど、それにしても有名な人たちと出会いながら、ひょうひょうとしたやり取りで関われるのすごいなと思う。
なんていうか、『人タラシ』な気がするんだよな。これだけいろんな人から「これやらない?」と声をかけられるのも才能だよね。
同時に時代の変化も感じる。戦前と戦後の空気感は本当にガラリと変わった