ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 告白

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    ネタバレ

    熊太郎の報われなさが切なくてもどかしくて愛おしくすらあった。

    「あかんではないか」
    って言うのは簡単だと思う。
    けど俺は熊太郎みたいな人を理解できる人間でありたいと思った。

    「あかんかった」
    で終わる熊太郎の生涯は
    食うに困らなくなった俺たちが
    本当は自分のことしか考えてないのに中途半端な倫理観を持ったあげく
    平和ボケしてひとの気持ちを想像できなくならないように警告してくれてるような気がした。

    文体はとっても読み易くて河内弁が軽快で個人的にはワードセンスも抜群で
    酢醤油
    あたりから声に出して笑うほどニヤニヤして読んだ。

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    2026年08月03日
  • 名画で読む「音楽の秘密」

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    2048円

    ★再読

    リラ・キャボット・ペリー

    芥川龍之介とか中島敦とかは文章量少ないけど重い気がする

    アレキサンドル・デュマが芸術性がない大衆小説家ってほんと分かる。モンテ・クリスト伯とか長いから躊躇するけど、読んでみると意外と軽くて面白いんだよね。文章量が多いから重いとは限らないと思う。

    中野 京子
    (なかの きょうこ、生年不詳)は、日本の作家[1]、ドイツ文学者[2]、西洋文化史家、翻訳家[3]。北海道生まれ[4]。1979年、早稲田大学大学院修士課程修了[5][6]。オペラ、美術などについて多くのエッセイを執筆する。2007年に発表された『怖い絵』を端緒とする『怖い絵』シリーズ

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    2026年08月03日
  • 能面検事の挫折

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    冒頭の話、「能面」になるきっかけのお話なのね。
    御子柴弁護士はドラマでしか見てないけど、このシリーズに登場とは。調べたら宝来弁護士も御子柴シリーズに登場していて、今後も能面検事シリーズに彼らが登場するのを期待。
    御子柴は最強の敵になりそうだけど、共闘もあるかな。
    このシリーズへの期待度がさらに高まる。
    しかし、美晴に成長の兆しがないのが、なんだかなー、なのである。

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    2026年08月03日
  • 舟を編む

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    初めて自分の辞書を手にした記憶は、小学校の高学年の頃。
    担任の先生に、「家にある辞書を何でもいいから学校に持ってくるように」と言われた。
    次の日から私たちは、お題の言葉を調べては、付箋を貼ったり、マーカーを引いたり。それはそれは夢中になってたくさんのページを捲った。
    自分の知らない言葉や意味、漢字や歴史があるのだと知った。
    あの時のわくわくした気持ちを思い出した。

    小学生の私たちが夢中になったあの辞書たちは、どれだけの人の想いを背負って、どれだけ長い時間をかけて、私たちの手元に届いたんだろう。

    人の手で紡がれた言葉の舟のおかげで、私たちは大人になった。

    今日もどこかで、馬締、西岡、岸辺、

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    2026年08月03日
  • このドキュメンタリーはフィクションです

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    最初から最後まで面白く読めました。編集者の意思が入っていないドキュメンタリーは無いのだから、どんな映像作品でも、丸ごと信じちゃだめだと改めて思いました。映像編集者(監督)は、なんらかの物語を作り、視聴者をハマらせようと工夫をこらしています。ドキュメンタリーに限らず、報道やバラエティ番組でも、ルポ(文書)でも、提供する側には何らかのたくらみがあることを、消費者側は常に意識しておきたいものです(面白かったら忘れそうだけど)。

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    2026年08月03日
  • とりあえずウミガメのスープを仕込もう。

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    おいしいもの 美味しい 
    しあわせ みんな
    心 仲間 繋がる気持 ……

    食をそこに置いて
    周りに人がいて
    それぞれの想いがあって
    温かい空気がその場をつつむ

    明日への気持をありがとう

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    2026年08月03日
  • 新装版 森崎書店の日々

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    古本屋さんが沢山ある神保町の景色が見えてきて、ぜひ!本好きとしては行ってみたいと思いました。
    オーディブルで聞いたので、映像は自由に想像出来るドラマを観ているかのような感じでした。
    サトルさんも桃子さんも、神保町にいる皆さんも個性豊かで、ゆっくりとした時間の流れの中で、人として生きる温かさを感じました。

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    2026年08月03日
  • まいまいつぶろ 御庭番耳目抄

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    「まいまいつぶろ」に続き、胸が熱くなりました。
    この本を紹介してくださった方々、ありがとうございます!

    忠光は生涯 家重に仕え、家重の口になる以外はたとえ城外であっても家重のことを一切話題にすることはなかった。
    それは一途に家重のため、口以外にはならないと徹底しており、その姿勢には分かるの者にしかわからない、自身への厳しさ、家重への思い一筋だと思う。
    人から何かを戴くと賄賂になると、頑なに一切を貰うことを断じた。

    それを知っているのも御庭番として務めていた隠密の万里。
    3代に渡って将軍とその周りの人たちを陰ながら見守ったり、警戒したりと、彼の生き様も恐るべし。。。

    良いものを読ませていた

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    2026年08月03日
  • 藍を継ぐ海

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    収録された5編、どれも展開の運びが見事だった。地質や隕石、絶滅種といった硬質な題材から入りながら、いつのまにか人の営みの話へと滑らかに移り変わっていく。派手な仕掛けはないのに先が気になって仕方なく、一編ごとに違う土地・違う人生を歩いた読後感がある。捨て回がひとつもない短編集は貴重だ。全編を通して、その土地に積もった時間の厚みが静かに残る。

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    2026年08月03日
  • 京都寺町三条のホームズ : 11 あの頃の想いと優しい夏休み

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    やはり、円生は、なかなか魅力的。
    イヤミなところは残るけれども。
    円生から見た、今までのこと、
    面白かった。

    ホームズと円生の間にはやはり、何か、離れられない、何かがあるのかも?正反対のようで、本質はかなり、似ているのかもしれない。

    ホームズから見た、葵との最初の出会いも、楽しく、読めた。

    事件は起こらないけど
    今までのこと
    思い出しながら
    読むことができた。
    ファンには、たまらなく
    楽しい、面白い、
    シリーズでした。

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    2026年08月03日
  • 線は、僕を描く

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    ネタバレ

    水墨画を目の前に見ていないにも関わらず、
    読み終わった時、美しい画をたくさん見たような、穏やかな気持ちになった。



    『自分自身の幸福で満たされているからじゃない。誰かの幸福や思いが、窓から差し込む光のように僕自身の中に映り込んでいるからこそ、僕は幸福なのだと思った。』

    この言葉が、読者である自分にもあたたかく差し込む光のように感じられた。
    教員である自分に、子どもたちの幸福や思いが、自分に映り込んで人生を鮮やかにしてくれていると思えて、幸せな気持ちになれた。

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    2026年08月03日
  • カフェーの帰り道

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    小説は創りものだろうが、そんなことは忘れてその世界に入っている
    それぞれの女の事情と気持ちが染み入ってくる
    何よりも話のつくりがいい
    そして戦争へ向かい傷ついていく時代の風を感じている

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    2026年08月03日
  • 杏のパリ細うで繁盛記

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    はじめて杏ちゃんの本を読みました。杏ちゃんは愛があるなぁと感激しました。

    世界遺産が好きで、歌が上手で、とても知的でユーモアセンスも持ち合わせていて、、とても魅力的な方だなと日頃から思っていましたが、この本を読んでさらに好きになってしまいました。
    とても愛があり、力強くて、人間力があるのです。彼女の紡いでいる暮らしに、感じることに、とても魅せられました。3人の子育てはさぞや大変!!!と想像するけれど、彼女は自分の好きもたくさん持っています。人にも犬にも暮らしにも、まっすぐ向き合う様子がキラキラしていて、なんだかまぶしかったです。
    巻末のヤマト記には号泣でした。

    文章が上手でとても読みやすか

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    2026年08月03日
  • ゆうべの食卓(新潮文庫)

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    お寺の檀家の草むしり80あるらしいが20人程、終わって自己紹介あるが要らん要らん、知らない人ばかりだしここで交流の発展ないよ。
    満足 こんな面白い短編小説をオレンジページでやっていたとは、これだけ短くて読みやすくて心に残るって凄い 受賞作だけでも凄いが~いやいや凄いで片付けられない。小5の買い食いも角田さんの教育方針なのか味があるし タイの元妻と現妻のは面白いな 引き継いで交差すればいいのに、というか昔の読みたくなる なんか本が増えていくが記憶が消える本が増えるって事だよね、ダメだなぁ

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    2026年08月03日
  • 皇帝の薬膳妃 麒麟の祝福と緋色の決意

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    ネタバレ

    良かった。

    黎司帝、薫胡の主役カップルだけでなく、マゴイであり、帝の異父兄だと判明した尊武まで主要キャラがとりあえず、それぞれ落ち着くべき場所に落ち着き、第一部のラストとしては大変良い落としどころで終わったのではないかと思う。

    もっとも、すべてを捨てざるを得なかった尊武の今後はかなり厳しいものにはなるだろう。それでも、空丞将軍に
    ー私を帝の敵にしたくなかったら、薫胡をこの国の皇后にすることだな。
    と、最後に言い渡したところは、何とも清々しい。

    惚れた女への恋着も含め、世俗の欲を超越することができた彼は、恐らく今後ももう二度とマゴイの忌まわしい宿命に負けることはないのではないだろうか。

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    2026年08月03日
  • 猫と罰(新潮文庫)

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    読みやすさ満点。ストーリーのテンポもいいので、なんか軽率に読みたいなという人におすすめ。時間がどんどん飛んでいくので、その最後に持っていくにはちょっと軽いかなという感じもあるけど、それでも素敵なストーリーとキャラクター

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    2026年08月03日
  • むらさきのスカートの女

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    最初はむらさきスカートの女の異常行動を楽しむ小説かと思っていたら徐々に内容が移り変わっていった。ストーリーの時系列が一本でわかりやすく尻上がりに面白くなる作品だった。

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    2026年08月03日
  • 雲の墓標

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    阿川弘之氏が、ご自身の海軍体験を踏まえ、特攻隊員・吉野次郎の日記という形で創作した小説です。

    おそらく初めて読んだのは二十歳頃。本棚に残っている新潮文庫の発行年を見て、そんなことを思い出しました。いつかまた読もうと、そのまま残していた一冊です。

    若い頃、この小説をどう受け止めたのかは覚えていません。ただ、日記は昭和18年12月12日に始まり、昭和20年7月9日の遺書で終わります。

    文学の道に進みたかった二十五歳の青年の生涯を、同じくらいの年齢で読んだ私は、おそらく衝撃を受けたのでしょう。そして今回、ようやく再読して、あらためて 当時の青年達のこの静かな精神の強さに心を打たれました。

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    2026年08月03日
  • 笑え、シャイロック

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    ネタバレ

    入行三年目の銀行員・結城が配属されたのは、日陰部員と囁かれる渉外部。

    落胆する結城はある日、上司である伝説の不良債権回収屋・山賀に伴われ、小さな町工場を訪ねる。

    多額の負債を抱え破産寸前の工場を、山賀は鮮やかな交渉術で救うことに成功。

    山賀の美学に惚れ込んだ結城は、彼の背中を追い業務に邁進する。
    だが、山賀が何者かに殺され。

    巨大銀行の闇に立ち向かう男たちの熱き想いが炸裂する渾身の金融ミステリ!

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    クセつよ借金まみれから回収していくだけでもおもしろいのに、そこに殺人事件ま

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    2026年08月03日
  • 神様の暇つぶし

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    歳の差の恋愛は時々聞いたり目にしたりすることはあるけれど自分にはあまりよく分からなくて、この本を通してその人たちの恋愛を垣間見ることができた感じがする。

    出会いも別れも綺麗に描かれていてとても読みやすい小説。あっという間に読んでしまった。
    一線を超える前の二人の関係とその後の関係は距離感がやっぱり違うんだけど、超える前の二人のむず痒い感じがとても良かったなぁと思った。

    読んでよかった!と思える1冊。

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    2026年08月03日