ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 水車小屋のネネ

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    長い…長いのだが、最後まで読むべき本な気がして、少しずつ読み進めていった。忘れたくないページが多くて、付箋をつけながら本を読んだのは初めて。
    「自分はおそらく姉やあの人たちや、これまでに出会ったあらゆる人々の良心でできあがっている(p.407引用)」
    8歳で身勝手な母から逃れ、18歳の姉と暮らし始めた律から、大人になってこんな感情があふれてくることに、ぐっと胸が熱くなった。出会った人々の良心を受けとめ、その良心を忘れずに誰かにつなぎながら人生を進める律を、そしてこの美しい物語を書きあげてくださった津村先生を誇りに思った一冊でした。

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    2026年07月05日
  • 今夜はジビエ

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    丁寧なパッチワークの様な暮らしが綴られたエッセイ。
    山小屋での心身共に豊かな時間に、読んでいるだけで癒される

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    2026年07月05日
  • 月の立つ林で

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    とても良かった!
    青山美智子さんの連作短編集は好きなので、楽しく読めた。

    それぞれの章で主人公の人物が別の話では脇役だったり、影響を与える人だったり。主人公でいた話では分からなかったその人の別の一面や内面を知ることもできて、物語がとても厚みのあるものになった。

    読後感はとてもあたたかく、じんわりと泣きそうになった。
    人と人のつながり。巡りめぐって顔も知らない誰かを支え助けられること。とてもあたたかな物語だった。

    自分もまた誰かに支えられていること、身近な人こそ、その愛を当たり前にしないように、透明にしてしまわないように、ちゃんと気づいて見つめられるようになろう。
    新月は見えなくてもきちん

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    2026年07月05日
  • ビブリア古書堂の事件手帖V ~扉子と謎めく夏~

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    扉子ちゃん、見た目は栞子さんに似ているようだけど、タイプはちょっと違うね。私のイメージでは、栞子さんは人付き合いが苦手な頭脳派で、実働部隊は五浦君にお願いするスタイル。智恵子さんに対しては対抗心あり。逆に扉子ちゃんは、智恵子さんに少し似ているのかやや行動派で、恭一郎君は扉子ちゃんに引っ張られている感じ(若干のハルヒ味を感じる)。ただし、栞子さんや智恵子さんにはまだ叶わない、と本人はわきまえている。今回、栞子さんはカメオ出演程度だったけれど、今後二人の協力プレイが見られるのだろうか。エピローグの不穏な感じをどう決着させるのか、今回の裏で栞子さんと五浦君が何をやっていたのかにも関係してくるのかな。

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    2026年07月05日
  • 水車小屋のネネ

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    暖かい気持ちになれる本。
    何気ない毎日も優しさに気づくことが出来れば幸せを感じることは出来ると思わせてくれる。
    周りの評価を気にしたり、世間体を気にしがちな今の自分にはホッとするような作品でした。

    誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ。

    景色は別に拗ねるわけでもなく、何の惜しみもなく輝いていた。

    出会った人が分けてくれた良い部分で自分はたぶん生きてるって

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    2026年07月05日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    5つのストーリーセラーと5人の女性。それぞれの女性たちがバベルの会に入会しているわけでもなく、どこかしら関係があるという、物語の核との絶妙な距離感。そして登場人物たちは文学を知り、気品を備え、どこか儚い。めちゃくちゃ面白い、という風な物語ではないので、この慎ましくも謎に満ちて刺激的な雰囲気を楽しめる人におすすめ。

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    2026年07月05日
  • つばさものがたり

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    言葉では言い表せないほど感動しました!この本に出会えて良かった。

    家族とケーキ屋を開いたパティシエの君川小麦。ところが苦難が待ち受けていて…

    甥の叶夢(かなむ)と彼にしか見えないレイの頑張る姿が微笑ましかった。ラストは忘れられません。

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    2026年07月05日
  • 正体

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    ストーリー性は単純でとても読みやすい。
    没入感があり読み応えもかなりある。
    一気読みで、最後のエピローグまで逃さず読んだ。オススメの一冊。

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    2026年07月05日
  • 復讐は合法的に

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    4つの短編全てにミステリー要素もあって、スッキリする復讐が面白かった。
    Show must go on!

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    2026年07月04日
  • 赤縄 神田職人えにし譚

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    シリーズ完結!すっきり完結!
    とても良かった!良かったなあ!

    ここまで頑張って繋いできた咲と修次の縁が綺麗にまとまってほんっとに良かった!!

    読み終わってにっこりなって、このお話を書いてくれてありがとう!って思える作品がまた一つ増えたよ嬉しいね!!
    たくさんのあったかい気持ちをありがとう!!

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    2026年07月04日
  • あのこは貴族

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    映画版が大好きで何度も繰り返し観ていて、ふとそういえば原作読んでないなと思い読み始めました!

    映画版にはないシーンも多々あり、復習するような形で読めて面白かったー!

    自分が上京組なこともあり、基本的に美紀に共感。。。
    自分で自分の幸せを見つけていくというこの話の大きな軸(特に明言されているわけではないけど)がすごく好き!あと、女性同士の義理の話も面白かったなー。

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    2026年07月04日
  • 満願(新潮文庫)

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    最近は研修で忙しく、久しぶりに読書の時間がとれた。大切な時間に何を読むかかなり悩んだ。久しぶりの読書が長編だとハードルが高く感じたので、短編で探すことに。そして目に入った短編三冠の帯。これは期待が高まる。

    面白いの一言。これに尽きる。

    特に「死人宿」は自分の好きなタイプの小説で良かった。イヤミス好きならお勧めです。
    謎解きもありつつ、後半にかけて焦燥駆られる気持ちで読み進め、頁を捲る速度が早くなる感じ。最後も良かった。

    その他には、「柘榴」の終わり方が印象的だった。
    後半になるにつれて、段々と雲行きが怪しくなってくる感じが怖かった。
    父親目線で語らなかったのが、あえて良かったのかも知れな

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    2026年07月04日
  • 藍を継ぐ海

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    伊与原さんの作品は自然科学と人の感情が交錯する描写が綺麗なところが好きです。ティムの言う「ハイダ族の考え方」は自分が考える理想の生き方でもあり、共感しかないです。

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    2026年07月04日
  • まどろみの星たち

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    東京、新宿で認可保育園でありながら夜間保育を行う「つづきの保育園」内海文乃はこの保育園の夜間保育「ほしの子部屋」に勤めている。子どもたちは保育園で夕食を食べ、お風呂に入り、親が迎えにくるまで、布団を並べてみんなで眠る。そこには様々な事情をかかえた親が、子どもたちを預けにやってくる。夜間コンビニで働いている外国人、看護師と医者で夜間勤務がある家庭、キャバクラで働く母親など、子どもと一緒に生きるために働いている。連絡帳を書かない、大声でクレームを言う、子どもを迎えに来ないなど…保育園からすると一見「問題のある保護者」は実は心の中にたくさんの葛藤や悩みを抱えている…保護者の悩みと文乃先生は向き合いな

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    2026年07月04日
  • 十戒

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    前作「方舟」に引けを取らぬ怒涛の展開がここで見られるとは思ってなかったので、非常に驚いた。作中は「ふんふん、怖いねー」ぐらいだったのだが、最後の結で「えー!あの時のあれはこれ!?これがあれなの!?」って結びつくのがすごかった。
    語彙力を高める方法のひとつとして読書があるのに、この感想での語彙力が低下しているのは如何なものか…笑

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    2026年07月04日
  • 光待つ場所へ

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    よかった。引き込まれた。
    思春期のころの、ザリザリした気持ちや、不安定な友人たちとの関係、小さなことを何倍も大きく感じて思い悩んだり、あからさまなイジワルをされて唖然としたり。
    好きなあの人の気配をずっと気にして過ごしたり、嫉妬されたり、優越感を感じて逆に罪悪感を持ったり。あの頃はいろんな気持ちが入り乱れて、いつも持て余していたな。
    でも、試験や受験で区切られて、刻々と時間は過ぎていったから、なんだか思い出すと甘く切ないよね。
    知らないことも多かった分、世界はきらめきに満ちていたかもしれない。

    そんな思春期特有の気持ちを思い出せたというのは、特別な読後感だった。辻村深月さん、すごくうまいと思

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    2026年07月04日
  • R62号の発明・鉛の卵(新潮文庫)

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    これが70年前に書かれてるのが信じられない!表題作と、「耳の値段」がよかった。とくに「鉛の卵」は第四間氷期を思い出すようなSFでめちゃくちゃ面白くて一気に読んだ!

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    2026年07月04日
  • アンパンマンの遺書

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    ネタバレ

    やなせたかし先生の人生が丸ごと詰まってた。アンパンマンが出来るまでの話が長すぎる。大器晩成の人生が書かれてる。そして、いろんな人と出会って、いろんな才能を少しずつ開かせていく様が書いてある。人の事を「あの人のこんなところがすごい」と言えるのも才能なんだよな。……本にするときにわざわざ妬みを書かないのはわかるけど、それにしても有名な人たちと出会いながら、ひょうひょうとしたやり取りで関われるのすごいなと思う。
    なんていうか、『人タラシ』な気がするんだよな。これだけいろんな人から「これやらない?」と声をかけられるのも才能だよね。

    同時に時代の変化も感じる。戦前と戦後の空気感は本当にガラリと変わった

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    2026年07月04日
  • 透明な夜の香り

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    静謐で湿度の高い話だった。
    朔と一香の穏やかなやり取りに初めは癒され、じわじわとアレ……?と思いつつ読み進め、“そうやって彼女を所有するのはどんな気分”で鳥肌が立った。
    恋愛小説として消費するのは違うのでは思いつつ、どうしても途中から2人の関係性にばかり注目して読んでいた。
    執着と愛着ではなく、愛と執着の違いについて考えていこう、朔。

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    2026年07月04日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    パートナーシップにはそれぞれのカタチがある。
    「みんなしてることだから」「2人だけの問題じゃないんから」
    何かあった時には「2人の問題だんだから」と突き放すのに、型にはまらないだけで、「嫉妬」という名の呪縛の言葉の並べてくるのは何故だろう。

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    2026年07月04日