ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

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    2024 本屋大賞
    成瀬の個性がキラリと光り、ともすればいじめられそうな浮いたキャラなのにひょうひょうと我が道を行く成瀬が痛快。全く深くないけど、読み終わった後の爽快感、楽しめた感は満載。

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    2026年06月06日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    読みやすく、ストーリーも良い。それに加えて他の本やそれに関係する知識を知れる機会になる。この本を読むと次読む本が決まって良い。しかし、推理小説としては物足りないと感じる人もいると思う。

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    2026年06月06日
  • テスカトリポカ

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    おもしろそうで買ったけど、グロいって感想を見て&分厚さで敬遠しちゃって長らく積読。
    でもちょっと刺激的な本が読みたいな〜と思って読みました。
    もうとにかくグロい。し、長い。のですが、中毒みたいにひまを見つけては読んでました。最高だった…!!
    サクサク人は殺されるし、殺し方がグロすぎる。でもアステカ神話と絡み合って始まるビジネスの世界にどんどん引き込まれていき、もう面白すぎる!文章もすごく好きだった。
    これどうやって終われるんだろう?とずっと気になっていたけど、個人的にはラストもすごく好きでした。
    最後の参考文献の多さに驚いた。すごく勉強をして書かれたんだろうな。本当にあった話じゃないの

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    2026年06月06日
  • 犬がいた季節

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    動物が関係する話は、泣くのがわかるのでしばらく読めませんでしたが、もっと早く読めば良かった。本作は皆さんが書いているとおり、主人公が犬ではなく、犬がいる進学校の高校生の青春小説。
    時代設定は、今の50代前半。プリプリやブルーハーツ、尾崎に安室は出てくるけど、アユは出でこない。いわゆる就職氷河期世代。引く手あまたの時代からの変換期に生きる、言い方はよくないけど、中心地から離れた地域の現高校生の親世代の話です。
    じわつと泣かされるけど、悲しくはない。むしろ東京生まれは羨ましい。そんな青春でした。いい作品です。

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    2026年06月06日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    やっぱりミステリはおまけだと思う。メインは人間関係のドラマ。
    今回は叙述トリック的なものはなかったかな?
    林が橋のところで話してた先生って誰だろう。

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    2026年06月06日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    この本を読んで、人でも物でも「ご縁」があるというお話が、とても好きでした。

    なりゆきとか偶然とか、たまたまそうなったことの積み重ねで今の自分がいる。そう考えると、日常のすべてが奇跡みたいな偶然でつながっているんだなって思えます。これからは、その偶然をもっと楽しんでいきたいです。一回切りの縁にも、ちゃんと意味があるんだなと思えるようになりました。たとえ一度きりでも、あれは「ひまわりの種」だったんだと思えば、すごく優しいイメージに変わります。

    無数の手がどこまでも繋がっていく光景を想像すると、なんだか心がじんわり温かくなりました。自分がどこかで誰かを幸せにできているかもしれないし、そうありたい

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    2026年06月06日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    とても面白かった!靖子に事実を伝えてしまうと計画が台無しになってしまうゆえに事実を隠して背負って自首する石神、真相に辿り着いた故に、計画を台無しにすると分かってても靖子に伝えなければと行動する湯山。重過ぎる事実を知ってしまい自首するしかない靖子。メインの登場人物全ての気持ちが分かる。誰も幸せになれない切ない結末で、心にずーんときた。

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    2026年06月06日
  • 迷路館の殺人〈新装改訂版〉

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    二段構えの叙述トリックに完敗。
    仮に片方は真相に行き着いても、もう片方は厳しい。
    とある作品で痛い目を見たはずなのに...。
    見事に騙された自分が悔しい!

    そしてこの作品はスピード感が凄まじい。
    事の展開が過去一と言わんばかりの早さでした。
    そのため誰が誰が話してるかわかりにくくならず読みやすい。
    もちろんこれは読者にとっても長所でもあり、短所でもあるけど。

    館ミステリーは読み返しが苦にならないので、次も楽しみながら読めそうだ。


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    2026年06月06日
  • 天国はまだ遠く

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    序章部分が自分ごとのようで
    読んでて共感だらけ。

    田村さんとの距離感も、絶妙でよかった。

    私も近いうちに
    自然が豊かなところに行きたい。
    緑って大きな力があるよね〜

    森林浴をしたような読後感でした。

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    2026年06月06日
  • 生殖記

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    冒頭から、語り部?スタートに戸惑う。読み進めていくうちに、なるほど、タイトルの『生殖記』に合点がいく。

    同性愛個体の心の声、内なる想いを生殖器さんが代弁してくれる。
    皮肉を交えて。過去についた生体について、主人公について、ヒトについて。

    近い将来、もし事実婚が実現しても、絶対に公言しない人がいる。封殺された状況下で育った彼らが、制度が整っても(遅いよ...)って話。同じ人間でも、こうして内なる声を殺して生きている人がいる。異性愛個体であることを墓にもっていく覚悟で生きている。胸がチクりと痛む。

    めちゃくちゃ難しい題材なのに、胸が痛むのに、めちゃくちゃくおもしろかった!

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    2026年06月06日
  • 鹿の王 水底の橋

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    【あらすじ】
    名著『鹿の王』に続くシリーズ第二作。黒狼熱(ミッツァル)に端を発する動乱が終息した後、オタワル深学院の天才・ホッサルは、清心教祭事医・真那(まな)の誘いを受け、清心教医術発祥の地である安房那(あわな)に赴く。領主の娘が患う奇病の治療法を求め、花部山地へと足を踏み入れたホッサルは、清心教医術の起源に触れる。かかるなか、次期皇帝の選定に纏わる陰謀が、彼とその伴侶であるミラルの関係にも変化を齎すことになりーー。

    【短評】
    前作『鹿の王』の記憶が色褪せないうちに次作に挑戦である。私が前作を読んで気になっていたのは「ヴァンとユナのその後」と「オタワル医術と清心教医術の和合」であったため、

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    2026年06月06日
  • 落日

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    幼い頃の経験の答え合わせが出来て良かったけど物語の途中で亡くなっている人達が居て哀しい物語でも有った。

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    2026年06月06日
  • アナヅラさま

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    ほんとにこのミステリーがすごい!でした。

    どんでん返しものとして衝撃ではありますが、それに加えて都市伝説という流行りと重なる相乗効果が生まれ、読者を誘うのにぴったりな作品はないと思います。
    6月はpride monthと言われ、性の多様性を呼びかける毎年の恒例行事は今や勢いを増している事で、少しネタバレを挟むとすれば、レズビアンを含む意外な作品性も持っているため今作は特に読まれやすいことかと思います。時たま多様性を含む作品性はポリコレと揶揄されることもございますが、作品を読めば納得した筋の通る話でもあり読みやすいでしょう。ただ性被害や性暴力の残酷さ、性犯罪を扱う作品でもあり、小児性愛のえぐみ

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    2026年06月06日
  • DANGER

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    一気に読みました!
    ボリショイ・バレエ団の来日を盛り上げていくため連載記事を書くことなった果耶先輩と長瀬くん
    2人でバレエダンサー振付師久我一臣のインタビューを軸に、久我氏の幼少期から戦争の話が続きます
    バレエ特有の肉体に無理のかかるポーズがことごとく、この世のものとは思えないほどの美しいもの
    そのために、女性の持つ本来の肉体にいつか重大な事故に繋がるほどの無理をかけ続けなければバレエの理想に近づけないと言うなら、その理想の型そのものを修正してゆくという久我氏…
    そして創作バレエを考え、シニアのためのコンクールでパ・ド・ドゥの部分だけ、久我氏と果耶先輩で踊るという
    バレエのため体を故障し心も故

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    2026年06月06日
  • 未明の砦

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    大手自動車メーカーの若い非正規労働者4人が、共謀罪により、逮捕されようとしていた。その裏には大手企業と政治家、そして公安警察が絡んでいた。

    現代版蟹工船。

    過労死を隠蔽工作したり、悪いことはなかったことにしようとする超大手企業&公安警察VS過酷な労働条件と低賃金で働く派遣工や期間工などの非正規労働者。勝手に決められた規則に反旗を翻す彼らを応援せずにはいられなかった。

    フィクションとはいえ、公安警察ってこんなに怖いの?これじゃあ、戦前、戦中の特高警察と同じ。そして、日本って、労働において(ジェンダーにおいてもだけど)も全然先進国じゃないなぁとも感じた。

    メーカー勤務の身内が、新卒研修で3

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    2026年06月06日
  • ととはり屋敷

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    面白かった!比嘉家の両親、七人兄弟のうち生き残ったのは、琴子と真琴だけ。兄弟たちの最期のストーリーの短編。自分たちと普通に接してくれるほんの少しの人を大事にするという心情のために次々と命を落とした兄弟たち、クズのような父親は死んだあとまで迷惑な存在に。真琴も無茶をするから今後心配。比嘉姉妹シリーズがまだまだ楽しみ!ととはりの正体が意外だった。

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    2026年06月06日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

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    これを18歳が書いたのか!と最初は驚いたけれど、18歳だから書けたのかもしれない。
    恋愛は人をどうさせるのか、自由を求める気持ち、全編がなんだか哀しくて愛しい。
    舞台は南仏の夏、退廃的で虚無的な雰囲気にはいい大人きなってもやっぱり憧れます。
    新訳の新潮文庫の装丁も素敵。

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    2026年06月06日
  • 神様の暇つぶし

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    好きな人から勧められた本。
    主人公と重なる部分がありグッときた。
    忘れられない人、忘れたくない人を思い出す1冊でした。

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    2026年06月06日
  • ナミヤ雑貨店の奇蹟

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    初めてミステリーではない東野圭吾さんの作品を読みました

    タイトル通り、「奇蹟」の連続

    物語の登場人物が過去と現在を通して
    繋がっていること
    生かし合っていること
    全てが奇蹟のようだった

    最後の「白紙にならどんな地図も書ける」
    大切にしたいです素敵な言葉にも出会えました

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    2026年06月06日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    伊与原新の短編6編+1編。
    問題を抱えたり行き詰まったりの主人公たちが、様々な分野に詳しい人と出会います。

    ・天体に詳しいタクシー運転手
    ・雪の結晶を集める気象台の職員
    ・博物館の元館長
    ・温暖化を研究している兄
    ・定食を食べに来る研究者
    ・火山を研究する教員と学生

    科学って、理路整然としたクールなイメージがあるのですが、逆にそこに「心情や境遇に左右されない揺るぎない安心」みたいなものも感じるのかなぁと思ったり…

    どれも「この後いい方向に向かうといいな…」とじんわり感じられるラスト。雰囲気と読後感が好きです。

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    2026年06月06日