ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 砂漠

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    起承転結というより、少し色んな体験をした大学生の日常を覗き見している感じ。
    ひとりひとりのキャラクターがすごく立っていて読んでいて楽しかった。西嶋が東堂のキャバクラに行くお話が好き。最後の莞爾が実はお前たち5人組が羨ましかったみたいなニュアンスの話を卒業式でしているのがまさに学生の心の中って感じで青春を感じられた。

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    2026年09月28日
  • 少女

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    え、あなたも!?君が!?みたいな感じで全てが繋がってて面白かった。

    湊かなえ作品の中で上位に入るくらいには刺さった

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    2026年09月28日
  • ぼくのメジャースプーン

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    かなり好きなお話だった。
    主人公が何て言うのか?
    ふみちゃんはどうかるのか?
    先が知りたくて、一気に読みました

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    2026年09月28日
  • 影まで愛して

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    ネタバレ

    アイドルおたくなのだが何故か坂道系にハマってこなかった。なので影山優佳さんは卒業後に自分が好きな男性アイドルとドラマやバラエティ番組で共演をしたことで顔と名前が一致した。

    書店の目立つ場所に置いてあり名前からとっただろう本のタイトルが印象的で手にとって読んだ。

    読んでみたら元アイドル現女優さんとは思えない程に人間らしい文章が書いてあって大好きな1冊になった。生理の話とか今までだったらタブーだったかもしれない。容姿の話や性別についての話やペットとの日常だったり。

    逆にアイドル時代をよく知らないからこそ変な偏見やイメージがなく読めたのもよかったのかもしれない。これからもぜひ文章を書き続けてほしいなぁ

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    2026年09月28日
  • 流浪の月

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    勉強の本ばっか読んでて、小説読めて無かったモヤモヤ?が土日でこの本を読めてスッキリした!
    やっぱり読書は良いですね。

    朝井リョウの正欲を思い出すような内容で、
    アブノーマルであるが故の社会とのギャップ、理解されない不条理さが描かれていてズシンと来た。

    デジタルタトゥーを刻まれた主人公の2人はどこにも居場所が無いかもしれないが、裏を返せばどこにでも行けるということ。

    重く悲しいことが続くけど、2人はそれでも等身大の幸せを感じられる瞬間がきっとある。そんな希望を感じられた。

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    2026年09月27日
  • スター

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    何かを創る仕事をしているひとには刺さるはず。

    特に私はSNSで活動しているので、刺さり、えぐられ、八つ裂きにされ、最終的に転生した。

    細部に神が宿ると信じ、質を求め続ける尚吾。
    自分の感覚を信じ、センスを磨き続ける絋。
    大学生の2人が共同監督で作った映画は、映画通の中では名の知れた賞を獲る。

    その後、
    尚吾は有名映画監督に弟子入りし、
    絋は小さなボクシングジムのYouTube動画作成を手伝い始める。

    映画界では、高品質なものを提供できる一方で、時間がかかる上に、有料だから拡散されにくく見てもらうハードルも高い。

    YouTube界では、無料で拡散されやすい一方、消費されるスピードもはやく、そのペースに合わせて生産するため質の担保が難しい。

    単に映画とYouTubeの比較だけではない。
    質とは何か、価値とは何か、時代で変わったものは何かを問う話。

    質が良いとは言えないコンテンツを毎日SNSにあげつづけ、
    ただ続けてきたという事実と、
    それに応じて増えたフォロワーの数だけで評価されている気がしていた。

    自分は何もすごくないはずなのに、
    ないものをまるである様に見られている気がしてならなかった。

    続けられる事が才能?
    そんなの才能じゃない。

    みんな毎日歯磨きして、顔洗って仕事行ったり家事したりしてるだろ。

    私はそんなものではなく、偽物が通用しない世界でも輝ける唯一無二の才能が欲しかったんだと思う。

    読み終わった今も、私は新しい道標を見つけられていない。
    だけど、差し出すものには自信を持てる自分でいたい。
    と思った。

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    2026年09月27日
  • 傷モノの花嫁4

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    文庫版もいよいよ五行結界動乱編・後編。
    隊長さん達集結!ってことで隊長さん達のイラストでダブルカバーでした。
    紅椿家の家族の物語が辛かった。
    そして、後ろの方に小噺がいっぱいでキャラ読みするファンならホントにお得な一冊だと思います。

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    2026年09月27日
  • 赤と青のガウン オックスフォード留学記

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    ただただ、皇族初の博士号という裏表紙と、彬子女王が留学されて博士号を取られるまでにどんな物語があるのか気になって、手にとった本だったので、読む前は、どれも自分にとっては遠すぎて、想像もできないんだろうなと思っていたけれど、とても遠い存在でいらっしゃるのに、まるで近くで見ているみたいに身近に感じるくらいすんなり入ってきて親しみを感じる。気取らず、けれども気品を感じる作品で、深く感銘を受けました。
    何か一歩踏み出す勇気と前向きなれる、そんなパワーを読んでいていただいた気がします。

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    2026年09月27日
  • 帳の向こう

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    面白くて一瞬で読み終わってしまうし、これもう2回も3回もこれから読むんだろうなと直感で感じるような一冊。
    加速する資本主義社会と競争社会と監視社会で疲弊している現代人と、「疲れたー」って言ってもいいじゃないか!って言説が今の自分(の状態と価値観)にあまりにもマッチすぎた。必読。

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    2026年09月27日
  • カフェーの帰り道

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    とても心が癒された。ほっこりした物語。
    100年前、今より裕福でもなく、便利なものもない。
    戦争は始まるし、決して良い時代ではないのに、何故か羨ましいと思えた。
    『カフェー西行』に行ってみたい、というか、働いてみたい。

    大正の終わりから戦後にかけて、上野の片隅にある『カフェー西行』で働く女給たち。
    一人一人にスポットをあてた短編集。
    それぞれの女性たちが魅力的で、絶妙に絡んでいくのもまた面白い。
    和服にエプロンのカフェというのもハイカラだったんでしょうね。
    朝ドラを見ているような感覚で、とても読みやすかった。

    美登里、好きだなぁ(笑)

    いつの世も、戦争だけはあってはならない。

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    2026年09月27日
  • 魔法の国のベイキング大会

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    ネタバレ

    そこまで悪い人物も登場せず(若干いるけどしつこくない)、良い人ばかりで気持ちよく読めた。最後に優勝を譲るところが素敵だったと思う。周囲からネガティブなことを言われ続ければ卑屈になってしまうのも仕方ない、と思う一方、自分の価値を決めるのは自分なんだよねと改めて思った。自分も周囲と比べて落ち込み気味なので、心に留めておきたいな。

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    2026年09月27日
  • 厭世フレーバー

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    記録を書いていなかった本を家で発掘、再読。2005年に単行本化、2008年に文庫化されたというのを見て、20年前かと慄く。

    20年前から今日まで、そのフレーバーは変化しているのだろうか。心情描写は今と変わらない気がする。しかしスマホもSNSも出てこない。この家族はすれ違いながら暮らしている。

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    2026年09月27日
  • ひなたの中継点

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    本屋で帯を見て購入。
    帯通り、新世代の小説。ミステリー、スポーツ、青春。この1冊に濃く深く収められている。青春小説なのか?青春を過ぎた我々にこそ読みごたえがあった。
    あの頃のこと、時代に流されていたこと、忘れようとしているだろ?胸に深く突き刺さった。私だけだろうか?他にもいるだろ?
    クセのない読みやすい文体。なのに、後をひく。不思議な感覚。
    駅伝の季節にまた読み直してみる。
    第33回松本清張賞大賞作品。
    若い新人作家であることに後から驚いた。

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    2026年09月27日
  • 三の隣は五号室

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    ある部屋に住んだ歴代住人達の日常生活を描いた話。主人公は人というよりも、部屋そのものであるように思える。

    歴代住人の生活が順番に描かれるのではなく、些細なつながりを起点にして、住人の様子が描写が目まぐるしく行ったり来たりする。解説で村田沙耶香も触れているように、住む時期の異なる住人が同時に存在している感触を持った。この空間を固定したがゆえに可能になった、他の物語にはない時間性がこの作品にはあり、こういう物語の描き方があるのかと驚く。

    何でもない日常が、本人達の知らないところで、つながったり、重なったりすることに感動した(月並みな表現だけど‥‥‥)。日常生活の細部を描ける長嶋有の長所が上手く生きた作品だと感じた。

    補足だが、時事ネタを丁寧に盛り込んだ点も、ある住人の残酷な未来が飾られることなく一行でポンと置かれていてぞくっとするところも、良かった。

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    2026年09月27日
  • 正欲(新潮文庫)

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    小説のあらすじに「読む前の自分には戻れない」とあったけど、本当にそうで、価値観変わるほどの衝撃を受けた。

    この世に生きる全ての人に読んでほしい。

    人間誰しも生きていくうえで持ち合わせている「欲」の話。

    多様性を受け入れようなんて言っている時点で、あなたは正しいほうの人間なんでしょうね、おめでたい人間ですね、あくまでも理解する側の人間なんでしょうね、といわれてるようで、そんな自分の考えの浅はかさにやるせない気持ちになった。

    簡単に、共感できるとか、そういう気持ちも分かるよ、なんて言えなくなる。
    ただ、佳道と夏月の会話で一番印象に残っているシーン

    「その人、ひとりでいないといいね」

    「誰も、ひとりでいないといいよ」

    このことを、ただただ祈って生きていくしかないと思った。

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    2026年09月27日
  • 世界99 上

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    グロテスクな描写も結構多く、読み進めるのが辛い部分もあったが、平野啓一郎さんの「分人」を連想せずにはいられない。少なからず人間みんな色んな自分を使い分けてるし、自分にも当てはまる部分が沢山あり、なんだろう、、後ろめたいような、でも肯定されてるような不思議な感覚。世界99の自分っていう概念はすっと受け入れられる、知ってるようなまだ知らないような、自分でも分からないけど。

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    2026年09月27日
  • 月の影 影の海(下) 十二国記(新潮文庫)

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    めーちゃくちゃおもしろい!!!!!
    月の影 影の海以外未読の場合は解説読むな!!!!!!めっちゃネタバレくらって泣いたから!!

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    2026年09月27日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    ネタバレ

    ブク友さんの本棚でよくお見かけして気になっていました。
    「あのとき売った本、売れた本」をきっかけについに手に取りました。

    独特の世界観、文調に、これは合わないかもと心配したのですが、気づくと夢中になりました。
    現実と幻想の間をふわふわし、脳内はジブリのようなアニメで展開しました。

    今の気持ちは、京都大学に通いたい!です。
    このお話は京都という舞台だからこそ、より幻想的で、かつ現実的にも感じられるのかなと思いました。
    不思議なのに、ありそうで、でもやっぱり不思議で、とてもオモチロかったです。

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    2026年09月27日
  • 禁忌の子

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    冒頭のインパクトがありつつも、伏線の張り方と回収の仕方が見事すぎました。
    先の展開が気になって読み進めていたのもあって、読み終わるのに数時間かかったけど全然苦ではなかったです。むしろ読み終わったあとの満足感がすごいです。

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    2026年09月27日
  • タイム・アフター・タイム

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    高校生の頃の尾崎と久遠、そして20年後再会後の尾崎と久遠。それぞれの時の苦悩がとてもリアルに描かれていました。再会後の2人の距離がとてもいいなと感じました。
    そして、誠治とチャンプが何も言わず2人を見守ってくれているところがよかったです。
    読み終えてからもう一度読見返したくなりました。

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    2026年09月27日