ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    最高。この本を読んで、読書は人生を豊かにすると知った。生涯忘れない本。
    作家さんって天才。どういう脳の構造になってるのだろう。

    0
    2025年11月30日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

    Posted by ブクログ

    344ページからの紅子の言葉が好き。
    「首になるのがそんなに怖い?私なんか、もう何もないのよ。全部なくなってしまった。全部取られてしまったのよ。だけどね、どうしても取られないもの、誰にも渡せないものがあります。それだけは、最後まで、死ぬまで、誰のものでもありません。それが、人の価値を決めるものです。それだけは、最後まで、死ぬまで、誰のものでもありません。立ち上がりなさい。人の誇りを持ちなさい!」

    最後の大苗梨枝の手紙を読んで鳥肌がたった。

    0
    2025年11月30日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

    Posted by ブクログ

    最初に読んだときは、癖のある紫子と練無のキャラクターに戸惑い読むことをやめてしまったが、日を改めてもう一度読むと、個性的な二人の掛け合いがとても面白く感じた。また、紅子に萌絵と似た雰囲気を感じた。
    ミステリとしては本格とは言えず、意外性などもとくにはなかった。ただこれは2000年頃に書かれた小説であるので、最近のミステリを多く読んでいる自分にとってはしょうがないことだと思う。
    森博嗣作品の1番の面白い点はやはり、ときどき「はっ」とあるいは「なるほど」と思わされるところだと思う。

    0
    2025年11月30日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。予想と違う展開が多くて、やめられなくて一気に読んだ。出てくる人がみんな一生懸命なのも、気持ちいい。
    最近は、章ごとに視点が変わる本に当たることが多かったのだけれど、この本は、最初から最後までずっと主人公の視点で書かれている。お話が途切れなくて、感情がよく伝わってきて、やっぱりいいなと思った。
    中学受験をした主人公と違って、ぼくは、高校受験が初めての受験になるのだけれど、ぼくの受験も、こんなふうになるといい。行きたい高校が見つかって、そのために家族にプレゼンをしたり、集中して勉強したり、大変だけど、やりたいことのためにがんばる。
    残念だったのは、『店長がバカすぎて』の武蔵野書店が

    0
    2025年11月30日
  • 赤いモレスキンの女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「ミッテランの帽子」がとても良かったので,同じ著者による本書も試してみた.

    ある朝に女性用のバッグを偶然拾った中年の書店主が主人公.いけないと分かりつつ,バッグの中身を見てしまう.持ち主に俄然興味が湧き,第三者の勘違いのせいもあり,謎の持ち主にニアミス....という大人のラブストーリーです.

    0
    2025年11月30日
  • 四季 秋 White Autumn

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    Vシリーズのねじれ屋敷で出てきた50歳を越えた保呂草が、いよいよ30半ばになる犀川に20年ぶりとなる久々の再会を果たすところは2シリーズを読んできたものとしては感慨深いシーンだった。

    滅多に驚くといった素振りの無い犀川が「本当に?」と驚いていたが、まあ当然だろう。
    しかし当時小学生の”へっくん”だった犀川がよく50になる保呂草に気づくものだ。
    やはり犀川の頭脳も相当な記憶力と瞬時にそれを引き出す事ができる回路を持っているということか。


    犀川自身も保呂草の胡散臭さには母親の紅子同様知っているものの、しかしそれが決して額面通りの悪ではないこともまたわかっている。そのため保呂草を庇い、保呂草は

    0
    2025年11月30日
  • 定食屋「雑」

    Posted by ブクログ

    女性の生き方と、料理、お金、
    この組み合わせを書かせたら、さすが!

    そして、いつも情けない男性が出てくるのも、面白い。

    いきなりの離婚を言い渡され、途方に暮れる沙也加と、
    先代から店を引き継いだぞうさん、
    二人のやりとりがとても温かい。

    めんつゆ、焼肉のたれ、醤油だけで、
    「雑」なのに、ちゃんとポイントは押さえて、
    美味しいと言われる料理を作るぞうさん、天才!

    夫婦の問題、家族の問題、飲食店経営の問題、
    そこへ、コロナが襲い掛かって、どうなることかと思った。
    商売はやはり、状況と共に工夫しないと続かない。

    それぞれの実の家族と疎遠になっても、身近にいる気持ちの通じ合える者同士、寄り添

    0
    2025年11月30日
  • 存在のすべてを

    Posted by ブクログ

    昔起こった二児同時誘拐事件について、様々な人物の目線を織り交ぜながら真相が読み解かれていった。
    読んでて物凄い衝撃がある!とかではないけど、とにかく丁寧に書かれていて、感情を揺さぶられた。
    誘拐のお話で泣きそうになるとは、、
    読み終わった後でタイトルを改めて見てみるとすごく深い意味が込められていることが分かる。
    読んだ後も余韻がずっと感じられるような作品だった。

    0
    2025年11月30日
  • ネバーランド

    Posted by ブクログ

    大人になりかけの男の子達は、大人になりたい、そして本当の自分を知る友人を互いの居場所にしていく。大人になった時にあれは青春だったと思うだろう。
    友人は家族には見えない本当の、これからの自分を知る存在となる

    0
    2025年11月30日
  • スピノザの診察室

    Posted by ブクログ


    独身なのに亡くなった妹の子どもを引き取り、将来を嘱望されていた大学病院をやめて小さな地域病院へと転職。
    車も持たず自転車で京都の街を往診する。
    治らない病気の人もどうしたら幸せに過ごすことができるのかと考えている主人公の人間性に魅力を感じながら読んだ。

    医療従事者の人、これから目指している人にぜひ読んでもらいたいとおもう本だった。


    0
    2025年11月30日
  • ウィンター・ホリデー

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!
    ヤマトさんと進くん、まわりのみんな、ゆきこさん。
    みんな優しくてあたたかい!

    今回は、年末からお正月にかけて。
    おせちの宅配やお年玉問題などなど。
    新人(後輩)大東くん。やまとさんさら学ぶものがたくさんあったんだろうな〜と。

    0
    2025年11月30日
  • コメンテーター

    Posted by ブクログ

    最高です!はちゃめちゃだけど本当に楽しい!
    本人にとって辛い症状なはずなのに
    Dr.伊良部と関わることでポップに受け止められる
    エピソード揃ってるのでぜひ連ドラ化してほしい!

    0
    2025年11月30日
  • 金の角持つ子どもたち

    Posted by ブクログ

    自分を変えることができるのは自分だけで、変わることができれば、自分はできるんだという自信になる。

    息子の人生は息子が決めればいいが、
    自信はず自分の人生を支えてくれることだと思う。そういうことを感じてもらえると嬉しいし、自分もそういう人生にしたいと思う。

    改めて、人は人に向き合う仕事がしたくて、できるならば純粋で、未来のある子供を相手にしたいと改めて感じた本だった。

    0
    2025年11月30日
  • 松村邦洋懲りずに「べらぼう」を語る

    Posted by ブクログ

    大河ドラマ「べらぼう」が始まる前に書かれた本だそうで、びっくり。
    松村邦洋さんと言えば、ススメ電波少年。
    子供の頃に大河ドラマにハマって、それから大河ドラマは全部見ているとのこと。
    それだけじゃなく、歴史について、よく勉強しているようで、脱帽。
    次のも読んでみたいな。

    0
    2025年11月30日
  • ハウスメイド

    Posted by ブクログ

    前科持ちのミリーは、ウィンチェスター家のハウスメイドとしての職を得ることに成功する。給与は申し分ないものの、彼女に与えられたのは粗末な屋根裏部屋。それでも今までのことを思えば充分すぎる好待遇に歓喜していたミリーだが、働き始めてすぐに違和感を覚える。異様に散らかり汚れる部屋、態度がすぐに豹変するニーナと扱いが難しいセシリア。庭師のエンツォも謎めいた警告を発する。家の主人であるアンドリューは唯一、まともで非の打ちどころがない人間に思えたが、しかし彼はなぜこんな異常な生活に耐えているのか……。読みだしたら止まらないサスペンスです。
    これは前半部分についてしか語ることができません。あとは読んでのお楽し

    0
    2025年11月30日
  • はるなつふゆと七福神

    Posted by ブクログ

    主人公は、富山県出身者。
    途中、リアルな富山弁が出てきてびっくり。
    後半は、何となく、頭の中で桃太郎電鉄のボンビーが暴れてました。

    0
    2025年11月30日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    一言メモ、みんな、それぞれ事情があって今を生きている

    前作『汝、〜』から、これを読んで、やっと、全部わかる、すごくスッキリとした終わりの本。結婚というスタート地点では、複雑な事情があって、ただ、今、これから、家族であることは、複雑な事情ではない、単純な愛情があるだけ。特殊な関係からスタートしているけど、全部がいい形に収まって、本当によかった。

    0
    2025年11月30日
  • 変な絵

    Posted by ブクログ

    犯人の動機は少し理解できなかったけど全体としては雨穴作品でダントツの面白さでした。これまでの登場人物たちと絵の正体が最後の最後で繋がり、事件の全体が見えた時の鳥肌が凄かったです。

    0
    2025年11月30日
  • スタイルズ荘の怪事件

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    住人がみんな怪しくて難しい事件だった。
    真相は意外にもシンプルでただ2人の人物の行動によって複雑になっているだけだったのはびっくり!
    ポアロシリーズはよくできているなと感じました

    0
    2025年11月30日
  • 恐怖の谷

    Posted by ブクログ

    ホームズシリーズで一番好きな作品。
    とにかくびっくりさせられる1部、2部の真相。
    そしてなんと言っても最後のかっこいいエピローグ。「恐怖の谷」を読んでから「最後の事件」を読むとまた違った面白さがあるのかなと感じた作品でした。

    0
    2025年11月30日