小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
sf小説のようで設定が突拍子もないこともあるが、表現していることは実に現実世界をうまく表しているように感じた。
人はその場その場で他人に合わせることで生きており、本当の自分というものは存在しない。状況次第で何通りもの性格を使い分けている。
その中でも自分と共鳴する人たちだけのコミュニティで生活しており、そこが“本当の”自分の世界だと感じている人も多いのではないか。
しかし、世界が根本から揺らぐような出来事が起き、自分がいた世界が俯瞰的に見えるようになる。そうすると自分が当たり前だと思っていた世界が実はとても狭かったことに気づく。
このように、言葉にしにくい微妙な感覚をクリアにしていると思う -
Posted by ブクログ
●麦本三歩の好きなところ
私が思う麦本三歩の好きなところは、他人の好きを否定しないこと。
今回、登場した新キャラ「普通の先輩」。
さいしょは普通に見えた先輩。しかし実は、タトゥー持ちでポリアモリー同性愛者で女装男子と同居しているという、とんでもないエピソードの持ち主。
そんな世間的な普通とはかけ離れた先輩でも、三歩はあえて「普通の先輩」と呼び続けることにしました。だって、先輩にとってはそれが普通だから。
彼女のいいところは、どんな相手の立場になって想像して、寄り添おうとすること。
でも、時々周りを見ないで突っ走るので「もうちょっと冷静に考えなさいよ」と言いたくなるのですが。
●「好 -
Posted by ブクログ
いい子なんですよ。三歩ちゃん。だからこそ前回「好き」って書いたけれども、やはり人間、100%好きなんてありえないので。
当然、苦手なところもある。
彼女はよく言葉を噛むんだけど、それがとてもかわいい。(悠木碧さんの朗読では特に!)でもそれが時にあざとくも感じる。
そして、思ったことがそのまま口に出ちゃうのなんでなの。
ミスをして落ち込むけれど、反省して次に活かそうとしない。さらに二日酔いで「もう酒飲まない…」と言いながら、また同じ過ちを繰り返す。
先輩の披露宴で飲みすぎ、ズッコケてワインをぶちまける。
あ…こういうの、私も若い頃やったわ。さすがに結婚式ではコケなかったが。だから若い