小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
「あの本、読みました?」の本屋大賞特集回で一番気になっていた作品。
本書を執筆された際のあるエピソードが胸にグッときて…!
甲子園常連校を倒すことを夢見て、大阪の高校に進学することにした息子・航太郎。母・菜々子も大阪に拠点を移すことに。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
噂には聞いていたけれど、高校球児の母の大変さが想像以上だった。
実はちょっと憧れてたんだけど…( ..)՞
すごすぎる父母会心得も寄付の話も実話なの…?
父母会で菜々子に辛く当たる親たち。
明らかにイビリのようなこともあったし、菜々子目線だと嫌な気持ちになる場面も多々あったけれど、相手の親の行動や言動の根底には菜々子と同じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ足立美術館で王昭君の肖像画をみた時、どこかでこの美女の物語を読んだ、と記憶をたどり、この本の「明妃曲」をもう一度読んでみました。
王昭君は前漢時代に匈奴に嫁がされた(多分実在する)悲劇の女性です。この「明妃曲」では「私」と「田津岡」という、ともに匈奴という民族に心惹かれた二人の交流から、王昭君の物語が語られます。
王昭君は後宮から匈奴へ貢物のように嫁がされ、好意をいだいた王の息子ではなく、年老いた王に娶され、自殺をはかりますが未遂に終わります。その息子から「しばらく待ってほしい、父はまもなく死ぬ」と言われ、老王が亡くなった後、息子が王となり、王昭君を娶ります。その後は子供を産み、2度と祖国へ帰 -
Posted by ブクログ
逢坂冬馬さんが現代日本を舞台に執筆された作品とのことで、SNSで告知を見掛けてから読むのを楽しみにしていた。
移り変わっていくブレイクショットの所有者を通して、現代日本社会の諸相と複雑なドラマを奇跡のような構成力で描き切った傑作。
楽しみにしていたけれど…分厚い!
分厚さに怯みつつ読み始め、序盤は読みにくさを感じたけれど、読み進めると面白くなってきて、中盤過ぎた辺りからはページを捲る手が止まらなかった。
これほどまでに現代日本が描かれた作品って、きっと他にはないんじゃないかな。
登場人物たちのような境遇に置かれた人たちは、実際に日本のどこかに存在していそう。
近年、日本で興味・関心が持た -
購入済み
祝アニメ化
この話には、篠川栞子が主人公の前シリーズの登場人物が多数登場します。前シリーズを読んでいないと面白さと理解度がかなり損なわれると思うので、未読の方は読んでおく事をお勧めします。篠川扉子が主人公の新シリーズにはあまり登場しませんが、今回は前シリーズで私の最推しの篠川文香が活躍してくれます。これだけでもう星5つです。前シリーズでは元気いっぱいの高校生だった文香もすっかり大人の女性として描かれていましたが、玉岡昴と絡むシーンでは昔の面影がちょくちょく顔を出して、読んでいて微笑ましかった。三上先生、これからも文香の登場シーンをお願いします。
-
Posted by ブクログ
時は平安時代末期。
平清盛の異母弟でありながら、清盛と折り合いが悪く冷遇される分家(池殿流平家)の棟梁・平頼盛が、家の子郎党を守るため、持ち前の推理力を武器に、平清盛・木曾義仲・源頼朝といった時の権力者たちと対峙し、激動の時代を生き抜いていく様を描いた連作時代ミステリー短編集。
ミステリーとしての完成度はもちろんのこと、平頼盛という人物の生き様・矜持が見事に描かれていて、歴史小説としても一級品の面白さ。
主人公・頼盛のキャラクターがとても良い。
童顔・眉目秀麗で、当時としては高齢の50代を迎えてもそうは見られない若々しさ。屍体検分の能力・推理力・洞察力。時の権力者を前にしても堂々と振る舞う -
Posted by ブクログ
「人が替わっても必ず結果を出す」というタイトルに惹かれて読みました。
11年の間に優勝が8回、なぜこれほど勝てるのか?
詳細は読んでいただくのが1番ですが、ロジカルかつ人間愛のある方なのかなと思います。
人財育成について、とても参考になる本だと思います。
以下、備忘録。
⚫︎27 知る、理解する、行動する、定着させる、伝えるが成長のステップとなる。
⚫︎これからの指導は、失敗を責めるのではなくフィードフォーワードで
次はこうしよう、明日はこうしよう。問題を解決する方向に導く。
⚫︎11理論の裏付けなき指示が人のやる気を奪う
→これは大変納得感がありました。
-
Posted by ブクログ
若年性アルツハイマーだと宣告され残された時間は自分のしたいように生きたいと思ったエミルと旅の同行者となった黒ずくめの謎めいたジョアンヌ。
前半では明かされなかったジョアンヌの過去が少しづつ明かされると同時にエミルは徐々に病気が進行していき、章が変わる度に違うエミルが現れる。それは胸が痛くなる展開。それでもかわいそうで見てられないと思わないのはエミルとジョアンヌが何度も挫けそうになりながらもその瞬間瞬間を真摯に生きたから。とてもそんなふうにはできない。私だったらどうするだろうと考えてしまった。
最後にあることが明かされ、、とうとう涙腺崩壊。
悲しいとか可哀想とかじゃなく今胸に拡がっているのは静 -
Posted by ブクログ
ネタバレ命と愛、生きる喜びについての感動大長編
今年No.1の感動を味わえる1冊。
2026年本屋大賞(翻訳小説部門)の受賞納得の作品でした!
旅の続きの展開が気になって一気に読めた◎
あ、旅っていいな…。
いつか行ってみたい。
でも、やっぱり1人の旅よりは、誰かと行く旅のほうが楽しそうだな。
エミルとジョアンヌの関係性がいい。
でも、読み進めれば、読み進めるほどエミルがどんどん記憶をなくしてしまうシーンは涙なしでは読めなかった。
最後に主人公が亡くなってしまう展開はあまり高評価は少ないんだけど。
ほんとうに感動して、涙が止まらなかった。
「自分はどんなふうに生きたいのか」
という自身のこ -
Posted by ブクログ
「マカン・マラン」を初めて読んだ時に感じられた。自分を大切にする話に感動して、今回、2作目を読みました。
兄弟、親、いろんな立場でそれぞれが周りと自分を比べ、自分の意志と葛藤している生きづらさを、そうだよなと感じながら読み進めた。
兄に兄の意思があったように、自分には自分の意思がある。
幸福の裏には、いつも寂寥が潜んでいるの。
恐らく自分が認めなかろうと、理解しなかろうと、娘には娘の人生があり、その責任のすべては最終的に娘自身が負っていくしかないのだから。…その挑戦を選んだ娘を見守ってやるくらいのことしか、親にできることはないのかもしれない。
自分らしく生きていくため、無理に頑張らなくても -
Posted by ブクログ
ネタバレここまで読んだライツヴィルシリーズの中で一番面白かった。
十日間のうち、八日目の最後まで殺人が起きない。それまでは、伏線なんだろうとは思いつつもこれがどう繋がってくるんだろうと思うような出来事が色々と発生する。エラリーの心の声が別フォントで表記されておりそれがツッコミみたいになってて(特に三日目)面白かったんだけど、結末を知るとこの心の声の部分でエラリーが犯人の狙い通り考え動いてたということがより明らかになっている…。
途中サリーとハワードの無計画な感じにもそれに協力してしまうエラリーにも若干イライラしたが、そういうイライラも回収してくれる結末になっていた。
犯人がエラリーのファンであることな
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。