小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ステップファミリーの妻、不妊治療をする歳の差夫婦の夫、離婚危機に直面したやり手営業マン、夫の定年後の妻、新婚夫婦、夫が早期退職者となったカウンセラー、妻が更年期障害となったサラリーマン、70代の夫が終活を始めた主婦、独身生活を謳歌する小説家が紡ぐ家族愛の短編集。
「正体」や「悪い夏」などでお馴染みの染井為人さんの作品。
この作品を作者を知らずに読んだ方は、どうしようもなくやりきれないものが多い染井さんの作品と知ったら驚くと思う。
人は死なないし、目を瞑りたくなる場面もない。読後に残るのは家族を配偶者を改めて大切にしようという思い。
特に、結婚生活四半世紀を過ぎた夫婦が、それぞれこの本を -
Posted by ブクログ
命を区切られた人とその周りの人たちの日々を描いた七編からなる連作短編集。
泣き疲れてしまった…。
“あとがき”を読んで、もともとは独立したお話を集めた短編集になるはずだったものを 重松さんが恩師の急逝をうけて全面的につくり直したことを知った。
どうしても、そうしたかった。と…
「生きること」と「死ぬこと」、「のこされること」と「歩きだすこと」を
まっすぐに描いてみたかった。
そう書かれていた。
「生きること」「死ぬこと」「のこされること」「歩きだすこと」……
私はいい歳をしてすぐに泣くけれど、まだ何もわかってないのかもしれない。
いつか わかる時がくるんだろうか…。
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Posted by ブクログ
ネタバレ映画化されていると知ったときは、「なんだこのタイトル?」と思った。でも実際に読んでみると、その意味はすぐに分かった。
【秘密を知っているクラスメイト】くんや【根暗なクラスメイト】くんという呼び方は、映画ではどう表現されていたのだろう。何かの伏線なのかと思っていたら、終盤でようやく名前が出てくる。志賀春樹。志賀直哉と村上春樹を組み合わせたような名前だな、と思った。
志賀と桜良のやり取りは軽くて読みやすい。「スウェーデンのことわざみたい」という表現も出てくるが、本当にそういうことわざがあるのか気になって調べたら、特に元ネタはなかった。
志賀は陰キャっぽいけれど、桜良とはきちんと会話ができるし、 -
Posted by ブクログ
最高!!
今村さんの作品はほんっとうに人物が魅力的。
だからと言って人物メインではなく、
あくまでも歴史小説らしく史実に基づく背景があり、
日本人なら一度は聞いたことのある歴史上の人物が、命を吹き込まれて登場するのも本当に引き込まれる大きな要素になってる。
そしてなんと言っても、穴太衆の技術の魅せ方たるや。
河原で何気なくやったことのある石積みを、気の遠くなるような長い時間をかけてやっと、あの石垣は出来上がってるというのは、月並みな表現しか出来ないけどすごいな、と。
しかもこの令和の現代も穴太衆の技術を継ぐ方がいらっしゃるとは、、、
より物語が生きている、と実感させられます。
ネットにあ