小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ自分が本当に信じてることってなんだろう?自分が何が支えになってここまで生きて来れるようになったんだろう?とかそんなことを考えたりもした。自分の事で照らし合わせれば、新入社員からずっと営業をしてて、『本当にこれでおじいちゃんになって退職してもいいのだろうか?』と考えることが多く、副業したりとか転職したいとか思って行動したりとか色んなことをしてきた。でもそれってサラバ!を読んだら姉がずっと探してた何か『化け物』?なのかもとか思ったりもした。自分自身に正直に心動かされるもの、それが自分が本当に信じれることなのかもなと思った。あとサラバってどんな意味なのかを考えた時に化け物になれない自分にサラバって意
-
Posted by ブクログ
ネタバレ私はセンチメンタルな気分になると本を読みたくなるだが、そんな時にちょうど心に響く良作だった。
主人公の千鶴とその母親である聖子。2人を取り巻くそれぞれ複雑な境遇の恵真と彩子。少しずつ背景は違うもののお互いの足りない部分を補い合って共同生活を始める。一つ屋根の下、同じ時間を共有することで心を通じ合わせていく展開に心温まった。
主人公と母親のすれ違いにより、自分の不幸をその境遇のせいにし続ける。どうしようもないことなのかもしれないが、いつかはその呪いから解放されなければならない。辛くても自分の人生は自分のものだ、と聖子の言葉が思い起こされる。
また、聖子は認知症患者であり、「かえりたい」と口にする -
Posted by ブクログ
定時制高校に通う人物たちがある教師を中心に織りなす学生生活の短編集。
学園ものとはいえ、舞台は定時制高校。
そこに通う人は様々で、心に傷を負ったり、勉学についていけなかったり、時代のせいで学校に通えなかったり。
それぞれの人が年齢も性別も背景もバラバラながら、全日制の高校生とは違う生き苦しさとやるせなさを抱えながら学校生活を送っていた。
そんな生徒の前にある理科教師が現れた。
彼は日中は大学で研究者をやる傍ら、夜は定時制高校で理科と数学を教えていた。
彼は教科を教える以外にもやりたいことがあった。
それは定時制高校に科学部を作ること。
難しい人間関係や周囲との能力差に疲れ果てた人でも、自然が -
Posted by ブクログ
めーっちゃ面白かったんだけど!
初めの頃はうわー女子のこの感じ懐かしいすごい嫌な気持ちになる〜って思って読んでた
大人になって一番楽になったのって女子グループに属さなくていいことだ
班決めの人数や体育のペアを気にしなくっていいってこと、すごく楽だ
社会人サイコー!
徳川どんどん魅力的に見えてきて怖い
ラストの徳川完全に私の中で河瀬よりもイケてた
どんな話やねんと思ったしちょっと所々表現がグロかったけど(グロ耐性ないのでこの程度でウワっとなる)オーダーメイドってそういうことねって感じだった
読み終わるとタイトルの意味納得
それで事件はやらないんだ、これどうやって終わりつけるんだろって思ってたけ -
Posted by ブクログ
マスゴミという言葉が何故存在するのかよくわかる事例だなと思った。ちゃんと調査報道なんてしないし、一報が間違ってても何の責任も取らない。特に文春記者は別視点の報道に対する苛烈な記事まで書いてたけど、何の反省もしてなさそう。不愉快さが半端なかった。
原告はどういう精神状態なのかよくわからない。サイコパスみたいなことなのか、代理ミュンヒハウゼン症候群みたいなものなのか、得体が知れなさ過ぎて恐怖しか感じない。よく病院の人とか弁護士団はこの人たちを信じたよな。なんか人を信頼させるようなものがあるんだろうか?
校長や教育委員会、被告の教師もみんななんか問題があって、実際ちゃんとした大人なんてほとんどい -
Posted by ブクログ
-——
「大人」をお休みする日があっても、
それは「わたし」を生きるため。
-——
どくどくと鼓動が高まるのを感じる。
言葉一つ一つの情景がぱあっと広がって、
どこかで感じたことのある記憶と結びついて、弾けていく。
生きるのに必要な言葉たちがぎゅっと詰まっていて、そんな言葉たちで脳内を溢れさせることが出来る幸せを噛み締めている。
"
心に水を与えよう。
湯船にお湯を溜めて、
そっと足をくぐらせてみる。
枯れた枝々に水を与えるように
生活に自らの血をめぐらせていく。
水を求める心はわたしにもまだあるから。
わたしはわたしを潤すことができるから。
" -
Posted by ブクログ
-------
ことばと出会い、
ことばと育ち、
ことばを疑い、
ことばを信じた。
-------
日常に欠かせないことばたち。
だけど、割と意味なんて後回しでその場のノリで使ってることの方が多い気がする。
反射的に、息をするように何気なく言葉を消費している気がする。
永井玲衣さんのことばの解釈を読んで、ああ言葉って生もので生きてるんだよなって。
誰かが、周りが使ってるからその言葉を使う。これって結構危険なのかも。
ことばから、今の世界について哲学的に考える面白い一冊。
"「哲学」というのは厄介な言葉だ。哲学、それは学問でありながら営みである。行為である。世界の不可解さに立ち止 -
Posted by ブクログ
急に再読したくなった「深く、しっかり息をして」。
川上未映子さんの文章に触れたくなる時がある。
どこまでもまっすぐで、丁寧な言葉たち。めっちゃ忙しい時に、一節だけ読んで「穏やかでいよう」となる本。
カバー外した時の装丁が好き。
エッセイは特に装丁に遊び心があることが多くて、紙の単行本を買ってしまう..。
そもそもエッセイは一節が短めだから、ついつい買ってしまうし、読んでしまう(?)..。
"だから、本当に大切な人とは、できれば離れないほうがいいと思う。一緒にいることがすべていい結果を連れてくるとは思わないけれど、わたしたちはとにかく忘れてしまう生き物だから「今」で繋がっていない -
Posted by ブクログ
会話のテンポが心地よくて、くすっと笑ってしまう一冊。
一穂ミチさんの描く人物達は、みんな現実を懸命に生きていて、その懸命さに救われる。
"男女の間だけじゃなく、仕事でも友人関係でも、時には家族の間でさえ、自分の値打ちを絶えず示し続けていなければ酸素を摂取する権利さえ分不相応であるような、世の中の空気が苦手だった。"
"そのいちいちに店員さんは「はい喜んで ー!」と声を張り上げていた。たまに「はい仕方なく ー!」と本音を混ぜても誰も気づかないのに、忠実に繰り返す。"
"「それでも、自分で噓やと思って言うことって人にも届かへんのよ」" -
Posted by ブクログ
久々にあのやっかいな神様に出会いたくて再読。
本当に青山美智子さんは、登場人物たちのつながりが素敵で、脇役がいなくて、心が温まる。
これから何度も読むであろう一冊。
"「あこがれて真似して学んで、自分を生きながら自分だけのものにしていくんじゃ。だけど、そのうち自分も誰かの前になにかを落としていることを知る者は、ほとんどいないかもしれんの」"
"「人はみんな、誰かがうっかり落としたりわざと置いていったりしたものとめぐりあって、やみくもに欲しがる。でも、ただ拾うだけでは本当に自分のものにはならないんじゃよ、決してね」"
"「私、最近思うんだよ -
Posted by ブクログ
せわしない毎日、見逃してしまいがちな大切なこと。
それは小さすぎて、意識しないと見えないようなものなのかもしれない。人によっては、それは単純な行いでしかなくて、でも視点次第ではそれは幸せだったりする。
帆坂悠さんの、視点からはちゃんと掬っていて、大切に抱え込んで残していて。
今読んで良かった。
"「一緒にいることで、大丈夫になる」
そんなふうに、生活に溶け込む愛を掬い上げていけたらいい。2人だったらどこに行っても指の形はピースじゃん。
お一人様ではなくお二人様になるんだ。"
"人生の主語は自分であり、相手にあってもそうあってほしいと願う。自分本位に振る舞うとい
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。