小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
最近親族が亡くなって家族葬を執り行ったのだが、葬式は故人がきちんと成仏するためにある、ただそれだけの儀式だとばかり思っていた。それもそうかもしれないが、それだけではなく、残された私たちのためという面もあることがわかった気がする。
故人に対する後悔の気持ち、あるいは感謝の気持ちなど、ぐちゃぐちゃになったあらゆる感情こそ、きちんとけじめをつけて最後は晴々とした前向きな気持ちでお別れを告げるためにある儀式なのだということ。それを、この作品を読んだということと、家族葬をあげた貴重な体験という双方のおかげで、腹の底から理解できた感じがした。それだけでも、この作品と出会えて本当によかったと思う。
また、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ好みの話ばかりで嬉しい。
あっという間に読めた。
人間を一歩引いて皮肉ってる感じと、美化されないのがいい。と思ったら解説読んで納得。
リアリズムの拒否。人間不信、虚無の先のSF。
その後を追う一読者の自分もまた現実逃避の読書にSFを多く選んでいて、刺さってる。
治療(結局は他者と比べての自己肯定感。劣等感があっての成長。最後のオチもええなぁ)
気まぐれな星(人間の優しさと愚かさ)
解決(設定おもろ)
景品(物を手に入れる価値観)
運の悪い男(好きなやつです)
初雪(SF戦争の先)
美の神(ラスト最高)
奇妙な社員(爆笑)
が好き -
Posted by ブクログ
天性の身体表現力を持つ「萬春」をバレエ仲間、叔父、元バレエ仲間で今は違うことで春と関わりのある友達の目線で彼を語っていく。
私はバレエのことは全く知識がないけれど、そんな私でも「こんな感じなんだろうな」と想像ができるくらい表現が細かい。春が何を感じそれをどう自分のなかに落とし込んでどう表現するのかワクワクしながら読んだ。
いわゆる「天才」だけれど、「枠にはまったまま生きる」に違和感を覚え、学校という縛られる存在にも違和感を覚え、心の孤独のようなものを抱えてきた春。読んでいて人との接し方に少し距離がある感じがした。それと遠くにどんどん行ってしまう感じがした。
「改めて考えてみて気付いたのは、人生 -
Posted by ブクログ
【参考文献】
『異常快楽殺人』平山夢明
っておい!
まぁノンフィクションだからええけどね
恐らくこれに登場するエド・ゲインっていう殺人鬼をモデルにしてるんだが、エド・ゲインに関する参考文献は平山夢明さん一本という潔さ
やるな内藤了(どこに感心しとんねん)
はい、というわけでね
2巻目で「猟奇犯罪捜査班」がまだ発足していないという驚愕の展開に震えております
そしておそらく立ち上げメンバーとなるであろう6人のキャラ立ちがエグい、最高
わい、大好きやからな!
個性的なメンバーが、強い絆で結ばれて事件を解決みたいなの大好きやからな!
ジャッカー電撃隊とか大好きやからな!
というわけでこっちのシ -
Posted by ブクログ
第167回直木賞受賞作品。孤独とか誰かを失うとかの主題としている、ひっそりとした短編集。
第1話 綾には弓ちゃんという双子の姉妹がいた。でも脳出血で亡くなってしまった。今、綾には麻生さんという彼氏がいる。弓ちゃんにも村瀬くんがいた。
第2話 真は高校1年生の夏、おばあちゃんのうちに行った。母は父の単身赴任先の京都に行こうと言ったが、京都には海がない。海で思い切り夏を満喫したいのだ。お隣の相川さんの娘さんが離婚して赤ちゃんを連れて帰ってきている。幼馴染の朝日もやってくる。
第3話 みちるのおかあさんは亡くなっているが、しゃべれないけどいつもそばに居る。おとうさんには見えないみたいだ。おとう
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