小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレマユのことを殴る描写なんてないし酒に酔って暴れるようなやつだったっけ?って思ってたんだよなあ。ずーっと東京に揉まれておかしくなっちゃったと思ってたけどまじかよ。マユはもうイニシエーション・ラブをとっくのとうに終えてたってことか。たつやの方の回想で絶対なんてないと知ってしまい、自分の価値を守ろうとしてたって追憶は目を背けたくなっちゃうね。付き合った最初は完璧だと思っちゃうんよな。まあたつやがしょうもないやつだから他の部分では共感出来んけども。ただ1つ思えるのは罪悪感の感じることは人生でしない方がいいし人を比べられるほど自分は偉い人間でもないってこと
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Posted by ブクログ
映画を観返したので、原作も読もうということで。
大学一年生のときにお誕生日プレゼントでいただいた本。
映画はライトな感じの仕上がりだけど、原作のほうが重たくてすきだ。
オーケストラの曲の音楽描写が実際の楽曲を聴いているみたいでよかった。
岬先生が協奏曲を演奏するシーンがすき。
あのシーンが映画であったら良かったのにな。
映画の終わり方も嫌いじゃないけど、原作のほうがわたしはすきだ。
重たくて、ドビュッシーの楽曲と、タイトルが染みる。
名古屋の町並みや、バスに乗って移動しているときに見える車窓、ホールの匂いや劇場のしんとした音、
中山七里先生の一日密着動画が凄すぎたので、作家読みをしていて動画を見ていない人は探してぜひ見てほしい、 -
Posted by ブクログ
とある選書サービスで選書してもらった本。
海外を旅したり、そこで暮らしたりする本、学生の時は大好きでよく読んでいた。本の影響を受けて実際にバックパッカーしてみたり、楽しかったなぁ。社会人になってから、地に足つけて生きることの心地よさを知ってしまった。そのうち次第に海外への漠然とした憧れも落ち着いてきて、いつのまにかこういうジャンルを手に取らなくなっていた。
今回選書サービスでは、事前に読書に関するアンケートがある。その中の興味のあるジャンルで「旅」にチェックを入れたから、この本が選定されたのかもしれない。
とにかく選書のおかげでこの本に出会うことができた。著者フウさんの鬼の行動力とちょっとしたできごとも面白がることのできる視点、そして軽妙な語り口で、気づいたら一気に読み終えてしまった。
色んなエピソードの中でも、特に◯×△の記号感覚の違いの話が好き。著者は本屋併設のカフェを任されており、接客のほか、軽食やお菓子なども作っている。ある日食材の管理のために、簡単な在庫管理表をつくった。十分に在庫がある場合は◯、在庫少が△、在庫なしが×。ヨルダン人の店長はナイスアイデア!と言って目を輝かせたが、フランスやイタリア出身の同僚たちはハテナ顔。記号の意味がピンと来ていないのだ。直感的に理解するための記号なのに、そうでないなら意味がない。結局◯×△管理は不採用となった。
当たり前だと思っていたことが当たり前じゃないと分かった瞬間って面白い。誰かの当たり前に合わせるのもいいけど、そこからみんなの当たり前を新しく作っていくことができたら素敵だなって思う。
フウさんは、日本で生きていると自然と意識してしまう枠にとらわれない生き方をしていると思う。だって、いくらその本屋に一目惚れしたからと言って、行ったこともない馴染みのない国の本屋に住み込みで働こうと思わない。
でもヨルダンの本屋にいる多国籍な仲間たちは、みんなフウさんと同じくその本屋を気に入って、それぞれの国から単身で集まってきている。
だからか、そこではフウさんの生き方がスタンダードに見える。日本では特別だと思っていたことがここヨルダンの本屋では当たり前で、日本で当たり前とされていることが特別なものに見える。
「普通」や「当たり前」ってなんだろう。その場所それぞれに異なる「普通」や「当たり前」があるんだろう。色んな場所に行って、いろんな「普通」をたくさん自分の中に集められたら、人生がもっと気楽で面白くなりそう。海外に行くと価値観が変わると言う話をよく聞くけれど、こういうことなのかも。私も日本を飛び出したくなってきた!
学生時代、海外そのものにワクワクしていたあの頃の気持ちが蘇ってきた。早くここを飛び出して旅に出なくちゃ!っていう今思うとよく分からない謎の衝動も思い出した。
社会人になって、すっかり忘れていた学生時代の私の心を思い出させてくれた本でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ男ともだち「ハセオ」の魅力に、もう、まいってしまった。爛れた空気を纏わせながらも、子供のように無邪気で遠慮がなく、よく笑う。そして、神名が弱っているときには寄り添い見守ってくれる。そんな存在、羨ましすぎる。二人は大学の先輩後輩で、ハセオの部屋に入り浸っていたが、男女の関係になったことは一度もないという。優しい恋人とも、所有欲の強い愛人とも、うまくやっているようだった神名が、うまくいかなくなって傷ついた時に助けてくれたのもハセオだった。迷いがあった仕事にも自分の気持ちに正直になり、信念を持って進む神名の強くしなやかな姿が素敵だ。
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