ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 猫の傀儡(くぐつ)

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    ネタバレ

    猫の問題を解決するために人を操る傀儡師に任命された猫が主人公の物語。すべては猫目線で進行する。
    失踪してしまった憧れの先輩である順松を探すミスジはその過程で様々な猫たちが持ち込む問題を解決し、ついでに人間の問題も解決していく。
    猫が主人公の人情物(猫情物?)で新しかった。様々な猫たちのかわいらしさと生きることの大変さ、義理人情(猫情)が生き生きと綴られていて大満足の読後感。

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    2026年07月03日
  • 永い言い訳

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    物語全体を覆うのは、決して明るいとは言えない、けれどどこか洗練された静かな空気感。悲劇をいたずらに煽るのではなく、淡々と、しかし鋭く人間の空虚さを描き出すその筆致は、不思議と「スマート」で、大人のおしゃれな小説という印象を受けた。
    この物語の主人公・衣笠幸夫と、事故で妻を亡くしたもう一人の男・陽一。二人はどちらも「未完成な大人」だと感じた。
    特に幸夫の姿には、ある種の痛々しさと普遍的な弱さを見る。彼は幼い頃から斜に構え、他者との距離感を測りすぎて、本来経験すべきはずの泥臭い人間関係を避けてきたのではないか。その足りない部分を、ずっと妻のナツコに補ってもらっていた。夫婦というよりは、自分の欠落を

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    2026年07月03日
  • 団地のさんにん

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    これって、ノエチが考えてなっちゃんが書いた絵本っていうことだよね。
    なっちゃんがもういないということを知っていて読むと切ない。

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    2026年07月03日
  • 滅びの園

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    しばらくぼうっと空を見上げてしまった。

    残酷なディストピアなのに、こんなに美しく描けるのは恒川先生の文章力なのだろう。

    「わたしの絶望は、誰かの希望。」という言葉の重みが突き刺さる傑作。

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    2026年07月03日
  • 看守の流儀

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    面白かった!!

    第1話 蜷川という受刑者が薬をアルミケースごと飲み窒息しそうなところに、火石は口の中だけ取り出して救急車を呼ぶ。意識は戻らない。受刑者たちに薬を配っていたら、ドスンという物音がした。若年性の認知症が疑われていた。
    刑務所では暴動、逃走、事故死は防がねばならない。

    昨日出所したばかりの源田が行方不明。源田を探しに叔父のところに向かう。来ていないし、連絡もないと言われる。彷徨うように探したが見つからない。墓で見つけた。更生施設には昔のムショ仲間がいたので、逃げてきたという。

    蜷川が亡くなる。親族には引き取りを拒否される。本の間から遺書が見つかった。自殺だ。

    第2話 勝田は極

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    2026年07月03日
  • 小学館ジュニア文庫 三つ子ラブ注意報! モテ男子の目黒くんたちの甘すぎる溺愛バトル!?

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    ひまりちゃんかわよい♡
    最後のこうくんの告白キュンキュンしすぎた…
    学校で借りた本だからもう一回借りたいな・^・

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    2026年07月03日
  • 香君3 遥かな道

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    ネタバレ

    オゴダ藩の海上の島へ攫われたアイシャとオラムはあり得ない光景を目にする
    その間も、はるか昔に絶えたはずのオオヨマは数を増やしオアレ稲を食い尽くす勢いで、オゴダの藩王母と帝国はオラムの提案に乗り危機を乗り越えたかに見えたが、アイシャの耳にはずっとオアレ稲の呼び声が聴こえていた
    呼び声に惹かれてやってきた、新たな脅威の出現に脅かされる3巻です

    初代の香君たちがオアレ稲を手にした時も、餓死者を減らしたい 民を救いたいという気持ちだったでしょうに、オアレ稲は人には扱いきれない正に「喜びと悲嘆の稲」らしい展開になりました
    必死に足掻くアイシャを始めとした香使たちと、この世界の理を超えたオアレ稲がどう決

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    2026年07月03日
  • 出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと

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    すごく面白かった。
    単に普段読まないジャンルの本で興味が出るものがあればなと、本の紹介本程度に思ったいたが、全く違った。
    悩みがある中で自分の好きを貫いていく話。自分もそうありたいと思う一方、自分の凡な個性にがっかりする。

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    2026年07月03日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    読みやすくて出会えてよかった作品
    大事な人たちの52ヘルツのクジラの声を聞き取れる人間になりたい
    そして聞き取ってもらえる自分にもなりたい

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    2026年07月03日
  • コメンテーター

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    伊良部先生に再会!

    今回も深みがあるのに感じさせない軽妙さで引き込まれた。

    伊良部先生の治療、表面的には破天荒でハチャメチャなんだけど、どこか理に適っているというか、腹落ちするところがある。

    自分も心療内科に通っていてやめちゃったけれど、伊良部総合病院に通えていたらずっと通えていたかも。あるいは早々に寛解か。

    マユミさんに注射打たれたい。

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    2026年07月03日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    うー。
    どの立場から感想を語るべきかわからん。

    幸乃が安らかに眠れていればと祈るばかり。

    ただただ面白かった。

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    2026年07月03日
  • 血は争えない

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    ネタバレ

    昭和、平成、令和。不破。王大威。息子。
    近藤。歩美,。姉さん。兄。腹違い。
    血。岡谷組。石国豪。台湾人。
    中国マフィア。近藤雄也。王心賢。
    タイトル通り。

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    2026年07月03日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

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    ぼろ鳶第十巻にして、零話、再読完了です。

    やっぱり面白いですね。面白すぎます。

    今回は、いわゆるエピソード0。
    源吾さんが若い頃のお話です。

    源吾さんの親父さんは、やはり火消頭取ですが、その手腕は派手なものではなく、目立ちません。というか、むしろ全然活躍してないようにも見えます。
    なので源吾さんは親父さんを嫌います。

    そんな中、火も煙もいつもと変わらず、人が一瞬で倒れる面妖な火事が起こります。
    これを重く観た江戸の火消たちは、次代を見据えて、若い火消に対し火事場には出ないように厳命します。これに反発するのが、源吾さんをはじめとする「黄金の世代」。
    それから、てんやわんやでスリリングな展

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    2026年07月03日
  • 痛い人たち

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    めっちゃ面白い。芸人ミステリー。
    終始どこかコメディチックなのだが、ミステリーとしてもしっかりしていて文体とリアリティの塩梅が絶妙だった。最後には「人はどういう時に笑うのか」まで踏み込んでいたのがすごい!

    あらすじ
    主人公は矢場北太郎というピン芸人。鳴かず飛ばずの芸歴15年目。
    ふだんは劇場でピン芸を披露しているのだが、すべり続けている。
    (鯉劇場という劇場の名前が面白い。上のクラスの芸人が出演している龍劇場にはもちろん出演できていない)

    そんな北太郎の唯一の救いは、ローカル局の情報番組のロケのレギュラー。
    なんとも運が強く、交通事故で急遽休むことになった先輩の代演を探していたマネージャー

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    2026年07月03日
  • AIガバナンス入門 リスクマネジメントから社会設計まで

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    タイトルに「入門」とあるように誰にとってもとっつきやすいよう分かりやすく書いてくれているため、情報工学など理系分野に疎い自分でも読み進めることができた。
    初版は2023年。それから3年近く経過しているため、今この本を読むのは有用なのだろうか?と思ったが、読んでよかったと感じている。著者自身がAI進化のスピードが速いことを認識しているため、長い歴史の中で人類が大切にしてきたことを根底に置きながら話を進めてくれているからだ。AIを活用して最終的に目指すのは人類の幸福。その幸福の基盤となるのは、基本的人権、民主主義、経済成長、サステナビリティなどの基本的価値。長い歴史の中で築き上げてきた基本的人権と

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    2026年07月03日
  • もろこしご飯といこみ豆腐 千光寺精進ごよみ

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    慈恵尼(じけいに)が庵主(あんじゅ)を務める、目黒の尼寺・千光寺(せんこうじ)のシリーズ第2弾。
    人の懐にするりと入り込む、ほんわかした雰囲気の慈恵尼。
    そして、人を使うのがうまい(和清尼/談)
     やってみる? やってみて、簡単だから。 それじゃお願いね。
    誰も断れない(笑)懐に入り込まれてしまうから。
    摘み草に誘い、一緒に料理を作り、手を動かしながらだと不思議と話が引き出しやすくなる。人前では話しづらい事もあるから。

    五のつく日に女たちの話を聞く集まりがあり、終わった後にはみんなでお経をあげて、食事をする。
    慈恵尼たちの素朴だが心尽くしの美味しい料理に、泣いていた女も、人の話に割り込んで憎

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    2026年07月03日
  • 魔眼の匣の殺人

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    エンターテイメントとしても、ミステリーとしても楽しめました。
    結末は前作よりも驚きがあり個人的にはこちらのほうが好きです。

    人は死に対しての畏怖の念、生への執着にとらわれてる←ここに着目した
    人間の脆さや弱さを焦点に置いたような
    作品でした。

    確かに欲深い人というのは、生への執着も大きいので、それを手にするためには殺人すら厭わないのでしょうかね。
    人の欲というものは怖いです。

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    2026年07月03日
  • 死にたがりの君に贈る物語

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    人気覆面作家の突然の訃報と未完の作品に絶望したファンたちが、物語の舞台を再現し共同生活を送るという話です。
    設定が斬新で、作家自身がファンに紛れ込む展開には良い意味で裏切られました。
    登場人物の行動や心理描写にやや強引さを感じる部分もありましたが、それでも、物語の力や作家と読者の関係性について深く考えさせられる一冊で、読後には温かい余韻が残りました。

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    2026年07月03日
  • 獣の奏者 IV完結編

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    ネタバレ

    エリンの人生過酷すぎる…
    家族の時間を過ごしている時はどうか幸せになって…と思っていたので、最後の結末が本当に悲しかった。
    闘蛇と王獣を戦わせたらどうなるんだろうと思っていたけど、想像を超えた大惨事で、もう少しエリン達が早く真実を知っていれば…と本当にどうしようもない気持ちになった。でも王獣が人間に縛られず野に放たれるようになったのは良かったのかな。
    全体的に苦しかったけど、心に残る良い話だった。

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    2026年07月03日
  • ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~

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    本が読めない体質の大輔は、普段はとても人見知りだが本のことになると人が変わったように饒舌になる美しい女性、栞子のもとでビブリア古書店の店員として働くことになった。栞子に内心心惹かれていたところ、昔の恋人が現れる。彼女との再会を機に、大輔は栞子との仲を少しだけ深めることとなる(栞子は本のことだけに夢中で恋愛感情などないのだが、大輔とはお互い名前で呼び合うようになる。)。そして明らかになる栞子の過去、母親のこと。
    本にまつわる謎をわずかな手がかりから解き明かす栞子がすごい。普段はとても内気なのに。
    そして女性慣れしていない大輔の栞子に対する恋心の行方は。続きがとても楽しみ。

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    2026年07月03日