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Posted by ブクログ 2024年02月19日
海外ミステリーなので映画を観ているような長い長い話ではありますが、ミステリー好きには面白くてたまりませんでした。
アレックスの謎に迫り、深い闇に包まれた真相がずっと気になりました。
最後まで展開が一転二転となるところがまた読み応えあり。
途中、描写がリアルで、ホラーやミステリーが好きなほうでないと...続きを読む、読み進めるのはキツイかなぁと思う箇所もありました。
個人的にはこういうミステリーは好きなので大丈夫でしたが…。
読み終わった後に色々考えさせられて、切なくなるというかなんというか、ツライ部分もありました。ひとつ言えるのはアレックスは頭脳明晰な女性。女性なら学べる箇所もあるのではないかという点で関心が持てます。怖いというよりは、面白かったです。
Posted by ブクログ 2024年02月14日
地元の田舎で殺人事件があった、あんな田舎で包丁で刺されて殺されたみたい…。
ってな事でピエール・ルメートル、橘明美[訳] の「その女アレックス」
三十路の女性アレックスが見ず知らずの男にいきなり襲われ誘拐、監禁される。
かなり酷い状態で監禁され、その状況中でも何とか脱出しようと試みる...続きを読む。
カミーユを中心とする警察も血眼になって犯人と被害者を探すが…。
あんまりネタバレするといけないんで、ここ迄でw
本屋賞7冠達成したそうな!
期待感が強過ぎて読んだんで、ほんのチョット物足りなさが有ったけど内容はオススメ出来る程面白かった♪
初めの展開から何で?何で?な内容が繋がって、ひっくり返って行く面白さw
ピエール・ルメートルの他の本も読んでみたいな♪
2015年19冊目
Posted by ブクログ 2024年01月20日
ピエール•ルメートル初デビューです。
3部構成で各部でストーリーが変わり仲々読みご耐えのある内容でした。
簡単に言えば
1.誘拐編
2.逃走編
3.尋問編
というストーリー展開だと言えます。
アレックスの数奇な人生が徐々に明らかになって行き、殺人鬼ではなく復讐劇です。
非常に面白く素晴らしい...続きを読む小説です。
Posted by ブクログ 2024年01月19日
カミーユ警部のシリーズをこれから読むという幸運な人には「悲しみのイレーヌ」→「その女アレックス」→ 「傷だらけのカミーユ」の順番で読む事をお勧めする。単独作「死のドレスを花婿に」も文学作「天国でまた会おう」もお勧め。と誰かが書いていた
神作。まじで神作。ずっと面白かったし最高に私好みだった。拷問...続きを読むとかグロ無理だとキツイかもだけど
後ちょっとで読み終わる。
けど今のところアレックス自殺しちゃったし驚愕なところはないけど…めちゃくちゃ面白いけどね
ルイがそつなくかっこいい
最高。みんな最高。
アレックス頑張ったじゃん
Posted by ブクログ 2024年01月05日
前作イレーヌから読んだので人物理解してたので話に入りやすかったぁ^o^
でもカミーユ警部と部下のルイ、アルマン、上司のグエンだけ分かってればよかった感じ?
3部構成で、まずはアレックスが拉致監禁されます
怖い...
基本アレックスのお話ですが2部、3部と全く違う展開で、違う物語かっ⁉︎て感じです。...続きを読む
いやぁ...面白かったです〜、今作から読むので全く問題ない内容だと思いますが、アタシみたいな読解力イマイチの方は前作からのほーがいいかも笑笑
Posted by ブクログ 2023年12月19日
数々の賞を受賞しており、確か齋藤孝さんの本でも紹介されていた本。完全にネタバレします!
凄惨な犯行内容も書いてるので、グロいのが苦手な人は閉じてくださいね。
第1〜3部まであり、各部で見事に騙された。アレックス視点と警察視点が交互に展開される。
第1部では、アレックスが誘拐され悲惨な状況下に置...続きを読むかれる。特にネズミに狙われるシーンは恐ろしくて仕方がない。描写が細かく、映像としてイメージ出来るので、早く助けてあげてくれ!!と、何度も心で願った。
アレックスは何とか脱出でき、安堵。しかし、とんでもない殺人鬼と判明。え?アレックス??
第2部では、まるで歯磨きをするように、習慣のように男たちを殺していく。女も。殺し方が残忍。硫酸飲ませるのは正気の沙汰ではない。第1部ではアレックスの心情が詳細だったのに、殺害シーンは淡々としている。サイコパス?
最後は、まさかのアレックス死亡。え?アレックスー!!!
第3部は、警察視点。全てが収束する。
幼少期、アレックスは兄に継続的に暴行されていた。兄の紹介により、被害者となった男たちからも暴行を受ける。膣に硫酸を入れられたあげく、尿道は母親によりカテーテルを入れられる。母も隠蔽に関わる。書くだけでも吐き気がする凄惨さ。。
アレックスは兄に殺された。と、思ったが、他の方の感想をみて、それは違うようだ。
われわれにとって大事なのは、真実ではなく正義ですよ。
その言葉が、表している。
各部でアレックスへ対する感情が変わる。
「とんでもない犯罪者を追いかける警察」という小説はよくありそうだが、ここまで凄まじい展開が出来るのは本当に凄い。見事に騙されました!!何故アレックスは兄を殺そうとしなかったのだろうか??と、疑問に思ったが、殺す前に殺されてしまったのだろう。と、当初は思った。
しかし、犯罪者にする事が1番の復讐だったのだろう。
読み終わり最初に思ったのは、アレックス可哀相だな。
原題はAlex。しかし、その女アレックスと訳したのは素晴らしく、的確だと思った。
Posted by ブクログ 2023年12月03日
再読でべらぼうに面白いことを発見。残酷描写が苦手なので最初に読んだ時は拒絶反応が起きてしまったのかも、やり過ごすコツをつかんだので物語に入り込めた。評判どおりのすごい作品です。
Posted by ブクログ 2023年11月01日
すご。
4冊ぐらい書けそうな内容を詰め込んである。
思い付いても勿体無くてこの作品にはできない。とか謎に作家の気持ちになる。
4冊分の濃度だから若干読み疲れる。あと序盤は翻訳に慣れるまで違和感えぐい。
怒涛の展開も、最後のオチもよかった。
最近前評判高いやつハズレ多くて萎えてたけど、読んで...続きを読むよかった〜。海外の本、食わず嫌いやめたいね。
Posted by ブクログ 2023年10月24日
構成がうますぎる、やられました。
完全にノックアウト。
シリーズ物の二作目らしいが、
そんなことなど露知らず、いきなり本作を手にした。
が、前作を知らなくても十分におもしろい。
ここから本作の内容なのだが、本作は3章に分けられている。
1章の最後で、拉致された被害者の女って…
あれ?こいつ加...続きを読む害者なんじゃないのか?
読者目線では可哀想な拉致被害者でしかなかった女の別の顔が浮き上がってくる。
次の2章目もそうだ。
終盤まで猟奇的な殺人鬼の顔を見せ続けてきた女に、実はまた別の顔が潜んでいるのを感じ取る。
その予感だけを残して女は、この世を去る。
最終章。
女が去った後の世界を舞台に、
刑事らと女の近親者らが問答をする。
この問答の中から浮き彫りにされるのは、
幾重にも美貌や狂気、計略の仮面を被り続けていた女がひた隠しにしてきた、本当の目的。
そしてその真の目的が導かれる中で詳らかにされてしまう剝き出しの、
辛く寂しく、しかし誰にも救いの手を差し伸べてはもらえなかった女の少女時代の素顔。
くどくどと女の胸の内を女自身に語らせるような野暮ったい物書きはしない。
真実が、女の真の目的が明かされるその道程で、女がなぜ様々な仮面を被り続けてきたのか、その辛い道のりが逆算されていく。
冒頭で女がウィッグを付けて違う自分に、
違う人生に浸れる瞬間を楽しむ場面が描かれている。
女はもっと凄まじい仮面を付けていた。
そのメタファーであると同時に、
彼女の少女時代を思えばこそ、
束の間の着せ替えごっこに心遊ばせる彼女の純真さに胸が締め付けられる。
本作の中で彼女はよく泣く。泣いた。
しかし一度たりとも本当の胸の内は彼女の視点から我々読者には語られることはなかった。
非常に強い女。
その女、アレックス。
大変に力強く本作を表現し切った見事なタイトルだ。
大満足。完成度が高すぎて脱帽しました。
Posted by ブクログ 2023年10月11日
残虐なシーンも多いとの事でちょっと躊躇していたが、確かにそうだったが、それを吹き飛ばすほどの凄いお話だった。
一部、二部、三部で毎回感情がひっくり返ってジェットコースター気分で一気読み。
楽しい話ではない、非常に辛いし苦しい。
けれど最後には、ああそういうことか!!と驚き少し救われた。
Posted by ブクログ 2023年10月03日
お前の死ぬのが見たい…男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…
ヴェルーヴェン警部3部作の2作目。まさかまさかの繰り返し。感情が追いつかないぐらいの展開に翻弄された。
Posted by ブクログ 2023年08月13日
三部作の二作目。
誘拐され監禁されたアレックスの状況が痛々しく生々しいので「どうか助かってくれ」と思うのだが、物語が一変し殺人鬼アレックスとして同情できない硫酸を使った殺しが描かれる、しかしアレックスは自殺をし物語は終わりに見えるがアレックスの過去と異父兄との関係が明らかになる。
アレックスに対...続きを読むする読者の感情が波のように変わっていくと思う。
同情、嫌悪など。
真実ではなく正義を大切にした展開が良い。
前作は心をズタズタにされたがこちらは爽快感がある。
アレックスは自殺だが自分を殺したのは異父兄と思わせるような準備をしていたのが素晴らしいし、異父兄の過去の行いを知り、アレックスの思惑通りにさせたカミーユたちの行動が痺れる。
元々何も悪くなかったカミーユがこうした人生を送ることになってしまったことはとても悲しいが。
個人的にはカミーユの母の絵を送った人物を巡る流れが泣ける。
本編のアレックスの話よりもこちらの方が好き。
カミーユは元々ルイだと思っていたわけだが、そうではなさそうだと気づき、母の友人かと思い感謝のメールを送るが、最後にはっと気づく。
アルマンが倹約家であることがこの行いに対して感動をプラスしていると思う。
使い道を迷っていた絵画の売上がアルマンに渡され(受け取らなかったが)、葉書サイズした絵画を渡すことができたという。
暴力的でグロテスクな描写も少なくないが、展開のスピード感と脇役たちのユニークな個性に飽きる事なく最後まで読み進められる
動機や様々なテクニックが新鮮かと問われると厳しい部分はあるが、主人公のタフさとその裏に秘めた悲しみは女性読者を勇気づけるに余りある共感を誘うのではないだろうか
自らの受けた屈辱に対...続きを読むし華麗な復讐を(犯罪という形とはいえ)成し遂げるヒロインに胸のすく思いを持つ女性も少なからずいるように思われる
Posted by ブクログ 2023年12月01日
歳のせいか、ひどい話はあまり読みたくなくなってきた。
全力でひどい話だ。
最終章、カミーユは最悪のクソ野郎を追い詰めていくが、私の心は晴れなかった。
しかし、この作品は傑作です。
どうしようもなくひどいけど、とんでもない傑作でした…
読み始めたら、最後まで読まなけりゃダメですよ、絶対。
題名作者を見ても全然わからずとりあえずは読んでみようと手に取ったのですが読み進めるうちにどんどん作中に引き込まれどんな終わり方になるのか全く予想出来ませんでした。登場人物像も個性的でありながら悩み苦しみを抱えつつ事件を解明して行く過程がとっても面白いと思いました。
最後の結末まで飽きる事なく読み終え...続きを読むることが出来た非常に秀作だと思います。
何度も予想をくつがえされ楽しい読書体験をさせていただきました。しかし、こんなおもしろいものを書いて次からどうするんだろう? と余計な心配をしていたのですが、この後の作品も続々賞を取っていることを知り、次作が楽しみでしょうがないです。
ストリー展開が激しい上、情景が映画を観賞しているかのごとく、脳裏に浮かんでくる。アレックスはどんな過去があり、生い立ちはどうだったのか、物語の中盤から後半にかけ次第に明らかとなっていく。また、アレックスの足取りをつかもうとする刑事には個性あふれ、笑いを誘う人物として描かれている。
まさにこれまで味わ...続きを読むったことのない読後感がある。
Posted by ブクログ 2024年03月20日
前半とかすごい面白くて、え!?!?なんで??箱入れるのなんで?ってか普通に怖くね?知らない人にこんなことされるの、みたいな感じでワクワクで読んでたけどアレックスが脱走してからえ?何やってるのえ?え?みたいな感じでなんか場面についていけなくて流れるように人殺してるし、え?まって?準備良すぎない?みたい...続きを読むな感じだった。
あと、途中途中に入ってくる警察視点がわたし的に邪魔だなって思ってたけど実はこの本シリーズ物の2らしくて1と話が繋がってるらしい。
だから警察側の話もちゃんとやってたんか、、、。
最終的に結末終わったらああ、そういうことだったのか、、、。って感じで終わって最初はこういう最後のどんでん返し系とか結構あるよね普通に面白かった!って思って星3だったけどずっと心に残っててもっかいよみたいなって思い始めてきたから星4
Posted by ブクログ 2024年03月04日
面白かった。
日本の作品には無い過激な描写が盛り沢山で斬新だった。
行ったことのない街なのに勝手に情景が浮かんでいき、章ごとにとアレックスの印象がジェットコースター並みに目まぐるしく変わって行く。
まるで映画を見ているかのようだった。
警部側のターンが結構読み進めるの苦痛だったかな。亡くなった妻...続きを読むのことを語るシーンが多くて、それよりアレックスの話に戻してくれ!と思っていたんだけどどうやら続編だったのか。
前作読んでたらもう少し違う気持ちになったのかな…。
登場人物の行動に対する理由がしっかりと描写されているのがわかりやすく、納得できて面白かった。
「結婚してるの?」
「いや……離婚した。ていうか、手続き中……」
その言い方を聞いただけで、離婚が泥沼化し、高額の慰謝料を請求されているのではないかと想像できた。
とか。
Posted by ブクログ 2024年03月04日
・本屋大賞翻訳小説部門1位
・英国推理作家協会賞
・リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞(フランス/2012年)
・インターナショナル・ダガー賞(イギリス/2013年)
・『このミステリーがすごい!2015』海外部門1位
・「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門1位
・「ミステリが読みたい!」海外編第...続きを読む1位
・「IN★POCKET文庫翻訳ミステリー・ベスト10」第1位
残酷な場面が多くて好きではありませんでしたが、これまでに読んだことのない斬新なミステリーでおもしろかったです。
主人公への印象が大きく二転三転することに驚きましたし、警察側がたどり着く結論は、日本のミステリーにはなさそうで痛快でした。
誰だかは忘れてしまいましが、好きなミステリー作家が影響を受けた小説として『その女、アレックス』を挙げていたのを思い出して読んでみましたが、数々の賞を総なめにした名作だったんですね。それも頷ける新感覚なミステリーでした。
Posted by ブクログ 2024年02月06日
面白いが、とにかく長く感じた。
外国小説特有の文体のせいもあるだろうが…
アレックスに対する見方が章ごとに様変わりしていく。
アレックスの動機-女性の登場人物が猟奇殺人を実行する原因はたいてい似通っているので驚きはしなかった。
ラストの締めくくりが上手かった。
警察側の登場人物がすごくカッコ良...続きを読むい。
「我々にとって大切なのは真実ではなく正義」
この本がシリーズの二作目ということに途中で気づいた。
Posted by ブクログ 2024年01月22日
ピエール・ルメートルの『その女アレックス』は、一読してすぐにその魅力に引き込まれる作品でした。後に知ったことですが、この作品はカミーユ警部シリーズの第2作目ということで、シリーズのファンからは非常に待望されていた作品のようです。しかし、私のように前作を読んでいない読者でも、十分に楽しむことができるの...続きを読むがこの作品の魅力の一つです。
物語は、パリの都会で突如として起こるアレックスという女性の誘拐事件から始まります。彼女は見知らぬ男によって拉致され、その後、恐ろしい拷問を受けることとなります。この事件を受けて、パリ警視庁のヴェルーヴェン班が捜査を開始するのですが、捜査が進むにつれて、予想外の事実が次々と明らかになっていきます。特に今作では、ヴェルーヴェン班のメンバーたちのキャラクター性が際立っており、彼らの個性的な性格や背景が物語に深みを持たせています。
物語の進行とともに、アレックスの視点と警察の視点が交互に描かれる構成となっており、これによって読者は物語のテンポを感じながら、事件の真相に近づいていく様子をリアルタイムで体感することができます。中盤に差し掛かると、アレックスを中心とした謎が一新し、それまでの予想を覆すような展開が待ち受けています。この部分は特に、ルメートルの筆致の巧みさを感じることができ、一気に読み進めてしまいました。
最後に、この作品の最大の魅力は、そのスリリングな展開と謎解きのプロセスです。アレックスの監禁シーンは非常にリアルに描写されており、ミステリー好きならば絶対に読むべき一冊です。ただし、そのような描写が苦手な方にはしんどいので注意が必要です。
Posted by ブクログ 2024年01月08日
『このミステリーがすごい!2015年版』海外編第1位作品。本書は3部構成からなり、残忍な暴力描写と驚愕のストーリー展開で、読者を惹き付け、最終的には悲哀に満ちた完成度の高いサスペンス小説に仕上がっています❗
特に警察側の四人組が、それぞれ味のあるキャラクターで、冷酷で残忍なストーリーを少し中和させ...続きを読むてくれます。
読む人に寄っては好き嫌いが分かれる作品ですが、今年は主人公のカミーユ・ヴェルーヴェンシリーズの第1作目が出版されるとのことなので、読んでみたいと思います♫
Posted by ブクログ 2023年11月05日
【2023年138冊目】
最後の最後まで予想がつかない展開と綺麗な伏線回収。確かにこれは真のミステリー小説だと訳者が唸るのも納得でした。
読めば読むほどアレックスに対する印象が変わっていって、この女は一体何者なんだと思っている間に衝撃の展開が来たりして。第一章は序章に過ぎず、読み終わってみれば「そ...続きを読むういえば誘拐監禁から始まった話だったな……」と印象が薄れていることにもちょっと驚きでした。
ただちょっと、カバーに書かれてる売り文句が本著のハードルをめちゃくちゃ上げていたので、何も知らない状態で純粋無垢に読んだ方が絶対いい。「驚愕ポイントが来るんだ…!」なんて思いながら読むと、いざ来ても「ああ、これかぁ」と驚きが弱まってしまった気がしました。
どんでん返しミステリーではなく、カメレオンミステリーって感じの一作でした。
Posted by ブクログ 2024年02月17日
読み進めると、共感の対象がどんどん変わる。中々、得難い感覚だった。事実は小説よりも奇なり、という言葉があるが、事件を掘り下げるほど、まさに、奇なり、である。いや、これは勿論、小説なのだが。兎に角、面白い。
ネタバレになるので あまり書けないけど、
アレックス ドキドキして、強さに驚き、愛おしくおもい、3部ですべてが分かると 悲しい
出てくる人物もみんな個性豊かなで 優しい
いい
話 今年始めてで 当たりの本でした。
Posted by ブクログ 2024年02月23日
日本の作品にはなかなかない残忍さ。
フランスの警察ってこんなに横暴なの?
一筋縄ではいかない証言者が多数出てくるので、またか!となる。
カミーユ一作目を読んでないからか警察側に感情移入できなかったけど、これはアレックス中心なのでまぁ許せる。
Posted by ブクログ 2023年10月21日
結構前に出て、読もう読もうと思いつつ読んでなかった本。
ミステリでいいのかな?
誘拐されたアレックスという名前の女性と、その事件を担当した刑事カミーユの視点で描かれています。
結構話題になった本だったので楽しみにしていたのですが、期待していたほど「おぉ!!」ってなる話では無かったかな。
第一部はア...続きを読むレックスが誘拐された話でその最後の方で「え、そうなの!?」と思ったところが一番だったかも。
後味はあまり良くなかったです。
他のコメントが良すぎて期待しすぎてしまった。
まあ、でもよくできた話です。
ただし、好き嫌いは別れるかも。
いい意見は他の方にまかせます。
とりあえず妄想が多いので読むのが面倒になって、早く展開して欲しいなぁと思っちゃった。
あと、物語の中に感情移入できる人物や、惚れるような人物が現れたら...続きを読むもっと楽しめたと思うけども、私にはいなかったねぇ。
初めはなんとか読んでいましたが、展開がじっくり過ぎて飽きてきます。
結局、脱出したあたりから飛ばし読みになってしまいました。
アレックスの過去は同じ女性としてゾッとしましたが。
推論ばかりで結局真相はなんだったのか。
やっぱり海外ものはまどろっこしすぎて合わないようです。
レビュー等高い評価の作品で大どんでん返し的な内容との触れ込みから手にとってみました。内容描写等は丁寧な書き方をしていることでイメージは伝わりやすいです(残酷な描写も多々あるため映画化の際にはきついかも)。場面展開もアレックスとカミーユ、二人の人物の視点を交互に見せることで緊迫感がありました。しかし、...続きを読む最後の三部の内容が拍子抜け感があります。ここまで引っ張る上での犯人像の浮かびあがせかたに大きなインパクトはありませんでした、ここで大きく大どんでん返し的な書き方があれば評価はだいぶ違うものだったと思います。場面展開の急激な変化は多いのでその面では最初と最後の展開は大きく大どんでん返しなのでしょうが、ミステリー的な部分でもっとしてやられた感が味わいたかったです