あらすじ
英国推理作家協会賞を受賞した大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる!
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進する。「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。未曾有の読書体験を、貴方もぜひ!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まるで長い長いシリーズ作品を読んだようないい意味の疲労感!
誘拐事件で残虐な男に捕まった女を助ける話かと思えばそんなものは序章の序章。きっかけに過ぎないどんでん返しのどんでん返し!アレックスという女についての印象が読めば読むほど2転3転してどこに味方したらいいのかわからなくなります。
全てが回収されて、行動の意味が分かった瞬間のアレックスへの慈悲が湧いて、あいつくそったれ!と思いました笑
そしてカミーユ警部がそこまで好きじゃないなぁと思っていたけど、最後何を思って締めくくったのかを感じとったら「良い奴じゃーん」って笑
この作者さんに初めて出会いましたが他の作品を読みたくてしょうがないです!
Posted by ブクログ
三部作の一作目である悲しみのイレーヌを先に読むことを猛烈にオススメしたいです
二転三転、最後の締め方、キャラの深み、そしておまけっぽいもう1つのどんでん返し
ミステリーを読んでて、『うわ、そことそこ繋がんねや』ってなった時のあの笑ってしまう感じを久々体験できて痺れた
文句なしの満点!
Posted by ブクログ
どんでん返しの名作として紹介されていて、読むことに。
だが実際はどんでん返しの一言で片付く内容ではなく、重く、グロく、暗い推理が続く。
監禁されている側とそれを探す警察側の目線、両方で書かれていて、答え合わせをしながら話が進むが最後の答えは賛否両論あると思います。
読んだ後のディスカッションがかなり捗る作品だと思います。
Posted by ブクログ
いろんな賞とっててずっと気になってたのだけど、やっと読めたー!!
ちゃんと先に悲しみのイレーヌ読んでから読みました!ってか日本は先にこの2作目のその女、アレックスを翻訳出したのね。すごいな…一作目の後日から始まるから、もろに一作目のネタバレ食らうというのに…
中は3部構成になってるんですけと、それぞれが全く違った感情で読みました。
一作目で何があったか知らないと主人公のカミーユにの心情とか共感しにくいかと思ったんですが、どうなんでしょう?私はもうカミーユ…!!!とひたすら頑張れ!って思ってた。
あと同じ捜査メンバーのルイとアルマンがいい味だしてますよね。特にルイなんて全オタク好きそうな設定じゃん?
カミーユ1人が頑張るってより、みんなで協力して、しかもお互いを尊重しあってる感じが好きですね。カミーユが2人を信頼してて、信頼してる部下がいるって読んでてすごく安心する。
最後の章はひたすら悲しみと怒り…
3作目はどんな感じなんだろう?
描写がグロくて痛々しいのでちょっと読んでて辛いんだけどミステリとしては面白い。
Posted by ブクログ
前作は相当辛いエンディングだったが、だからこそ本書は相当楽しめた。展開や視点がどんどん変わっていくたびに驚きがあり、稀有な読書体験だった。ルメートルにハマりそう。
Posted by ブクログ
三部からなる一冊。各章でアレックスへの感情をどんどん変化させられる。
二部、アレックスがとある計画を進める中、自身の身の上を思って泣くシーンが何度かあるのだけれど、「なぜ泣くのか、身勝手じゃないか」と思っていたが、その後綺麗にひっくり返された。
読ませ方がすごくて一気読み。読者までもがアレックスの手の上で踊らされていたような読後感だった。
Posted by ブクログ
30代の美しい(そしてちょっと太りやすい)女性アレックスがおひとり様生活を満喫中。唐突に誘拐され、監禁され、嬲り殺されていく。彼女を探すのは同じく妻を誘拐で亡くした偏屈低身長刑事。間に合いますように、と願っていた。途中までは。アレックスが自力で脱出するまでは。
衝撃、驚愕、そしてものすごく深い深い悲しみが残り、2回読み返して更に悲しくなった。冒頭の楽しい買い物、おしゃれな食事、ひとりの晩酌。なぜ彼女はひとりなのか。なぜ彼女は恋愛を諦めたのか。なぜかつらを買い、太ったり痩せたりし、健康に気を遣って美しさを保ち、男を誘惑するのか。なぜ監禁されても心配する友人がいないのか。なぜ男を殺すのか。なぜまだ息があるうちに、男の喉に硫酸を流し込まなければならないのか。
アレックスは猟奇殺人犯ではない。狂人ではない。最初から最後まで、完璧なまでに被害者だ。心も身体も。カミーユ刑事がそれに気付いてくれたことで、何かが救われたのならいいけど。そして最後の最後に仕掛けた罠は、とにかく見事としか言いようがない。
尚、低身長刑事カミーユの物語はシリーズものっぽい!彼の家族や背景も気になるところ。
Posted by ブクログ
とんでもないものを見てしまった、という感覚になった
不思議な読後感でした
読む順番は、悲しみのイレーヌ→その女アレックス→傷だらけのカミーユですのでお気を付け下さい
Posted by ブクログ
本作を読み進める上で、アレックスの人物像が2転3転どころか5転はしたと思う。狂気的であり、賢く、哀れなその女に同情していいのかわからず、複雑な心境で読んだ。
警察側の個性がすごく豊かで、緊迫感ありユーモアありのやりとりがとても面白かった。
ラストがあまりに衝撃的で、少し考えないと状況を読み込めなかった、面白い!
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おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。
映画のように引き込まれる
暴力的でグロテスクな描写も少なくないが、展開のスピード感と脇役たちのユニークな個性に飽きる事なく最後まで読み進められる
動機や様々なテクニックが新鮮かと問われると厳しい部分はあるが、主人公のタフさとその裏に秘めた悲しみは女性読者を勇気づけるに余りある共感を誘うのではないだろうか
自らの受けた屈辱に対し華麗な復讐を(犯罪という形とはいえ)成し遂げるヒロインに胸のすく思いを持つ女性も少なからずいるように思われる
引き込まれました
題名作者を見ても全然わからずとりあえずは読んでみようと手に取ったのですが読み進めるうちにどんどん作中に引き込まれどんな終わり方になるのか全く予想出来ませんでした。登場人物像も個性的でありながら悩み苦しみを抱えつつ事件を解明して行く過程がとっても面白いと思いました。
最後の結末まで飽きる事なく読み終えることが出来た非常に秀作だと思います。
おもしろいなぁ
何度も予想をくつがえされ楽しい読書体験をさせていただきました。しかし、こんなおもしろいものを書いて次からどうするんだろう? と余計な心配をしていたのですが、この後の作品も続々賞を取っていることを知り、次作が楽しみでしょうがないです。
その女、アレックス
ストリー展開が激しい上、情景が映画を観賞しているかのごとく、脳裏に浮かんでくる。アレックスはどんな過去があり、生い立ちはどうだったのか、物語の中盤から後半にかけ次第に明らかとなっていく。また、アレックスの足取りをつかもうとする刑事には個性あふれ、笑いを誘う人物として描かれている。
まさにこれまで味わったことのない読後感がある。
Posted by ブクログ
警察小説として凄い。
ミステリとして凄い。
どんでん返しが凄い。
衝撃度が凄い。
読むべきフランスミステリ。
ハヤカワミステリマガジン
21世紀翻訳ミステリベスト!第4位
刊行2011年
邦訳刊行2014年
リーヴル・ド・ボッシュ読者大賞(フランス)
英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞
本屋大賞 翻訳小説部門 第1位
週刊文春ミステリーベスト10
このミステリがすごい!
受賞。
ハヤカワミステリマガジン
21世紀翻訳ミステリベスト!
を読み進む旅は
この本に出合って、
大きな驚きと邂逅した。
フランスミステリの金字塔にして、
言葉で尽くせない深い思いを
読者に与えずにはいられない本作は、
まさにミステリファンならずとも
読んでおきたい垂涎の作品だ。
本作は「悲しみのイレーヌ」に続く
カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ
の第2作となる。
本国フランスでは
前作から数年おいての刊行となるが、
前作が序章に思える
そのインパクトは筆舌に尽くしがたい。
満を持しての第2作で
ピエール・ルメトールは
世界中に衝撃と慟哭をもたらした。
非常勤看護師であるアレックスは
自分の魅力を熟知しており、
夜な夜な、それを利用して
男たちを魅了していた。
ところが、ある日。
アレックスは夜道で
見知らぬ男に殴打され、、
車でいずこへと
連れ去られてしまう。
警察もこの誘拐事件を知ることとなり、
被害者不明のまま、
生命の危険を意識して、
緊迫した捜査が始まる。
指揮するのは前作で苦悩の底に立ち、
数年捜査の第一線から離れていた
カミーユ・ヴェルーヴェン警部。
かつての部下だった
ルイ・マリアーニとアルマン、
上司のジャン・ル・グエンら、
かつてのメンバーが集ってくる。
そこに対峙するのは、
予審判事のヴィダール。
第一部はアレックスの視点と
警察の視点が交互に
描かれながら、進んでいく。
いやがおうにも高まる緊張感。
カミーユたちの捜査により、
容疑者が浮かび上がる。
そして、被害者女性の
救出へと警察は動いていく。
ところが。
第二部になると、
物語は大きくその様相を変える。
次第に判明してくる被害者女性の姿。
そして、驚天動地の展開。
ところが。
第三部で物語は
さらに大きく変化する。
同じ現象が
与えられた情報によって
次々と見え方を変えていく
恐ろしさと驚き。
私たちの物語の最後で
これまでにない慟哭へと導かれる。
このミステリは
アレックスという女性の人生を描き、
その捜査を通じて、
カミーユ警部の再生をも写していく。
その女アレックス。
この女性の存在を
忘れることはできない。
Posted by ブクログ
ルメートルによるカミーユシリーズ第2作目。この作品でこの作家は売れっ子になったという。確かに、どんでん返しが続き、興奮のまま一気に読んでしまった。
Posted by ブクログ
見たことのない設定と展開のミステリー小説だった。警部たちとアレックスの視点が短く交互に語られていて、謎が解決していく感覚と謎が深まっていく感覚を同時に味わえた。アレックスが連続殺人鬼であることも、殺人の動機が筋が通っていたことも意外だった。わざと通り魔のように見せる描き方が新しかった。アレックスが被害者→加害者→被害者に見える形も新しい。種明かしがぬるっとする感じも面白い。淡々と情報が記されているだけなのだが、勝手にこちらが予想して、そして裏切られる。作者はアレックスの最後を嘘なくありのままに描いたはずなのに、自分はアレックスはトムに殺されたものなのだと思った。短いスパンで見ればおそらくミステリー、サスペンスのオーソドックスな手法が多分に使われているだろう。特に最後の「指紋鑑定が終わるまでの時間稼ぎの尋問」や「自分の自殺を他殺に見せる」などは斬新な発想ではない。おそらく容疑者エックスの献身とかの方が遥かに洗練されていると思う。ただ、物語全体としての展開が斬新だったと思った。刑事もアレックスも人間の行動心理学とかに詳しいのが憧れた。
Posted by ブクログ
被害者は加害者でもあり、そして、、、と先の読めない展開がおもしろかった。
序盤から匂わせていた過去や計画はわかりそうでわからない。明かされたアレックスの秘密は予想していた内容よりさらに酷かった。
カミーユ、ルイ、アルマン、ル・グエンのチームワークがとてもよい。お互いに信頼しているからこそ干渉しすぎないところが最高。
『悲しみのイレーヌ』より出来がいいのはわかるけど、やはり出版順は守ってほしかった…。
Posted by ブクログ
誘拐事件をきっかけに、不可解な事実が何度も浮かびあがっては推測を覆してくる。どんでん返しもさることながら、前作に引き続き登場人物が魅力的だった。残酷な描写も多く、鬱々としたストーリーではあるが、登場人物たちの振る舞いや、仲が深められる様子が心地よかった。三部作の最後、傷だらけのカミーユも読みたいと思う。
Posted by ブクログ
誘拐監禁されたアレックスが可哀想…と思ったらとんでもない硫酸連続殺人するし、と思ったらそれには心締め付けられる理由があるし…で目まぐるしく変わっていく展開に驚き。
終盤、今までテンポ良かったのに兄への尋問シーンだけ無駄に長くてしつこくない?と思ってしまった。そこだけは残念。
Posted by ブクログ
話が進むにつれ、確かにどんどんアレックスの印象がコロコロ変わって引き込まれた。アレックスの過去が分かった時、私ならどうしただろうと考えさせられたがトラウマになる監禁を乗り越えてボロボロになりながらでも復讐をやりとげたアレックスそして最後の警察の正義、スッキリして終わった。
Posted by ブクログ
あーあーあー、失敗した!これは先に「悲しみのイレーヌ」を読むべきだった!
結構ネタバレ含んでる気がします。
読み終わった時点では既に「傷だらけのカミーユ」まで文庫化されてたんですよねぇ。
両方読もうと心に誓うのでした。「死のドレスを花婿に」も気になる。
それにしてもアレックス、壮絶だった…。
Posted by ブクログ
いい意味で何回も想像を裏切られる作品だった。
哀しい女のおはなしでもある。
アレックス・・・。
描写はグロい。
警察チームはベストチームであったね。カミーユ、ルイ、アルマン、そして上司(名前忘れた)がそれぞれ良いキャラクターでした。
新聞の書評で見て よかった
ネタバレになるので あまり書けないけど、
アレックス ドキドキして、強さに驚き、愛おしくおもい、3部ですべてが分かると 悲しい
出てくる人物もみんな個性豊かなで 優しい
いい
話 今年始めてで 当たりの本でした。
Posted by ブクログ
展開が読めない作品と聞いていたので、冒頭からアレックスは信用できない語り手かも…と色々疑いながら読み始めたが、まさか連続殺人鬼が獲物の身内に手を噛まれた構図から始まっていたとは思わなかった。
全編を通してアレックスは嘘を語っている訳ではないが、本当に吐露したい思いはモノローグでも発さなかったので、動機や目的がぼんやりしたまま最終章へ向かう。そこで浮かび上がってくる彼女の人生があまりに惨く、殺人は肯定できないが、環境が人をつくる典型だと感じた。
カミーユ警部サイドの同僚との掛け合いや、母親の肖像画を巡るエピソードにはほっと息をつけたが、正直それでは相殺できないくらい事件の全体像がどろどろでグロテスク。読み終えても、アレックスという女性の存在が読者に苛烈に刻まれるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
前回の読書会でお借りした本、その2。
読み始めたら止まらない系の小説。
暴力描写が結構エグいので、
万人にはおススメできないけど、
登場人物のキャラクターも話の構成も
本当に面白かった。
以下、ネタバレ。
3部構成になっていて、
1部ごとに主要キャラクターである
アレックスに対する印象が変わる。
2部くらいまでは、
TBS系のドラマ「アンナチュラル」
を思い出したりして
(あれより1部で遭遇した「酷い目にあう理由」
がどうしようもない悪意由来なので
かなりヘビーだが)、
ほうほう、なるほど、なるほど…、
と思いながらどんどんページをめくっていった。
1部の監禁されているシーンは、
翻訳の迫力も凄い。
アレックス視点の文章なので、
暴力描写が強烈で、痛さも寒さもしんどさもそれをひっくるめた恐怖の感情も、
そりゃあもう読んでいるだけでメンタルに来そうなくらいに生々しくて
「早く読んでしまいたい!」
という気持ちになる。
そうかと言って
入れ替わるカミーユ視点だって陰鬱なんだけど。
初っ端から相当レベルのイヤミスだ。
だからこそ読み始めてしまえば
先が気になって、気になって…。
久しぶりに休みを1日潰す勢いで読みきった。
3部でもう一回転印象が変わり、
彼女の行動の意味が判明して
物語が閉じられるのだけど、
わたしの印象だと、
ラストの展開はそれまでの物語に対して考えると少し弱いと思った。
監禁される前の被害者との関わり、
出会いはどうだったか、
詳しい記述がないのでわからないが、
監禁後の被害者との出会いはよりサイコパス味を出す叙述トリックを狙ったものか、
偶然性が強い描き方をされていて、
彼女と被害者との関係性に説得力がないように感じたのも、ラストが消化不良に感じた理由かもしれない。
結局どうして20年以上経過した彼らの居場所がわかったのか、についても
カミーユたちの、
限りなく真実に近そうな「仮説」で説明されただけで、きちんと決着していない気がする。
もう少し別角度からのカタルシスを期待しながら読んでいたので、
わたしにとっては結末が中途半端で、
消化不良も感じてしまった。
それにしても、
読中そこはかとなくずっとイヤな感じを引き摺りながら、
ラストで特に事件には関係なく挟まれたカミーユに贈られた絵画のエピソードには浄化されるような気持ちになる。
この部分だけでも記憶に残る読書になった。
Posted by ブクログ
面白かった。誘拐から始まり連続殺人と、次から次へと展開されていく。悲しい過去や動機が明らかになっていく。結末も意外だった。人から借りた本で、表紙にまず驚きました。内容は良かったです。
Posted by ブクログ
アレックスが監禁され、こんな酷いことをする犯人はどんな奴なんだろうと思っている時点で、アレックスの計画は始まっていたし、私もまんまと騙された。
Posted by ブクログ
誘拐監禁されたアレックスが、計画していた壮大な復讐計画は読み始めでは全く分からず、敏腕刑事のカミーユの調査が進むにつれて全貌が明らかになる。
結末が凄い。
Posted by ブクログ
自分の全てをかけた犯罪。
その前に誘拐されるという誤算。
どんな目に遭おうとも、逃げきってやり遂げた犯罪、復讐。
最初の方は、誘拐犯の目的も、彼女の名前も、彼女だから誘拐したという彼の行動も何もわからないまま。
無差別に殺される男たち…と思ったら…。
一気に読んだけど
他のコメントが良すぎて期待しすぎてしまった。
まあ、でもよくできた話です。
ただし、好き嫌いは別れるかも。
いい意見は他の方にまかせます。
とりあえず妄想が多いので読むのが面倒になって、早く展開して欲しいなぁと思っちゃった。
あと、物語の中に感情移入できる人物や、惚れるような人物が現れたらもっと楽しめたと思うけども、私にはいなかったねぇ。
飽きてくる
初めはなんとか読んでいましたが、展開がじっくり過ぎて飽きてきます。
結局、脱出したあたりから飛ばし読みになってしまいました。
アレックスの過去は同じ女性としてゾッとしましたが。
推論ばかりで結局真相はなんだったのか。
やっぱり海外ものはまどろっこしすぎて合わないようです。
ミステリーかな?
レビュー等高い評価の作品で大どんでん返し的な内容との触れ込みから手にとってみました。内容描写等は丁寧な書き方をしていることでイメージは伝わりやすいです(残酷な描写も多々あるため映画化の際にはきついかも)。場面展開もアレックスとカミーユ、二人の人物の視点を交互に見せることで緊迫感がありました。しかし、最後の三部の内容が拍子抜け感があります。ここまで引っ張る上での犯人像の浮かびあがせかたに大きなインパクトはありませんでした、ここで大きく大どんでん返し的な書き方があれば評価はだいぶ違うものだったと思います。場面展開の急激な変化は多いのでその面では最初と最後の展開は大きく大どんでん返しなのでしょうが、ミステリー的な部分でもっとしてやられた感が味わいたかったです
最悪な読後感
評判が高いので期待して読んだが、ミステリーというよりはスプラッター小説とでも言ったほうが良いくらい、
あまりの残虐さに途中で何度も挫折しそうになり、読み終った後も、その日一日中不愉快な気分だった。
ストーリーも期待はずれ、どうしてこんなに評価が高いのか理解に苦しむ。
女性は読まないほうがいいです。