あらすじ
英国推理作家協会賞を受賞した大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる!
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進する。「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。未曾有の読書体験を、貴方もぜひ!
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Posted by ブクログ
シリーズものの2作目ということを失念していたが、面白すぎて最後まで読んでしまった
理不尽な暴力に晒される誘拐被害者、理解不能な猟奇的連続殺人者、そして最後には救いを求められなかった凄惨な性被害者としてのアレックスの姿が描き出される
同時に彼女を追う刑事カミーユの再生の物語としても感動的だ
映画のように引き込まれる
暴力的でグロテスクな描写も少なくないが、展開のスピード感と脇役たちのユニークな個性に飽きる事なく最後まで読み進められる
動機や様々なテクニックが新鮮かと問われると厳しい部分はあるが、主人公のタフさとその裏に秘めた悲しみは女性読者を勇気づけるに余りある共感を誘うのではないだろうか
自らの受けた屈辱に対し華麗な復讐を(犯罪という形とはいえ)成し遂げるヒロインに胸のすく思いを持つ女性も少なからずいるように思われる
Posted by ブクログ
最後まで、どう展開していくのかわからないドキドキがあった作品。
本当にこの結末でいいのか……?と若干思いつつ、でも彼女が報われる(のか?)結末でよかったとも思った。今回の判事が好きでなさすぎて読むのを諦めそうになりもしたが、意想外な展開が予想外のタイミングで訪れる面白さがあった。
アルマンとのサイドストーリーがほっこりしてて好き。
Posted by ブクログ
話が進むにつれ、確かにどんどんアレックスの印象がコロコロ変わって引き込まれた。アレックスの過去が分かった時、私ならどうしただろうと考えさせられたがトラウマになる監禁を乗り越えてボロボロになりながらでも復讐をやりとげたアレックスそして最後の警察の正義、スッキリして終わった。
ミステリーかな?
レビュー等高い評価の作品で大どんでん返し的な内容との触れ込みから手にとってみました。内容描写等は丁寧な書き方をしていることでイメージは伝わりやすいです(残酷な描写も多々あるため映画化の際にはきついかも)。場面展開もアレックスとカミーユ、二人の人物の視点を交互に見せることで緊迫感がありました。しかし、最後の三部の内容が拍子抜け感があります。ここまで引っ張る上での犯人像の浮かびあがせかたに大きなインパクトはありませんでした、ここで大きく大どんでん返し的な書き方があれば評価はだいぶ違うものだったと思います。場面展開の急激な変化は多いのでその面では最初と最後の展開は大きく大どんでん返しなのでしょうが、ミステリー的な部分でもっとしてやられた感が味わいたかったです