ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 〈あの絵〉のまえで

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    ほのぼのとしたお話の短編集、それぞれにストーリーの核心となる絵画が出てきて⋯⋯
    ⋯⋯なんか癒される1冊でした

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    2026年08月23日
  • 晴れの日の木馬たち

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    マハさんを、たっぷりと堪能できた小説だった!

    マハさんの描かれる、困難に立ち向かう女性。
    主人公すてらは、病気の父の治療代を稼ぐため、
    わずか12歳で、工場で働くなんて、たくましすぎる。

    大原孫三郎、児島虎次郎は実在の方で、
    大原美術館のホームページも見たが、
    この本の中のストーリーに生き生きと溶け込み、
    素晴らしい人格者であり、感動した。

    小説家とアートを絡めた、マハさんだからこそかけた小説だ。

    ラストでイサから託された小石、胸がキュンとなった。
    うまいな~!


    「書くことをやめない力がある」とイサからの言葉。

    「書くことをやめないのは、生きることをやめないから」
    小説家も芸術家

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    2026年08月23日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    推し活制限法
    日本国民に英語の勉強を義務付けへ
    つるべを取られて
    コロシヤとユキオンナ
    魔法罪
    もう、ディストピア
    自転車武装条例
    ありがとう、虎太郎
    ショートケーキの夜

    が好き

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    2026年08月23日
  • AX アックス

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    ネタバレ

    兜が亡くなった後の克己の描写で、克己は本当によく兜を見て育ったんだと気づき涙が出る。思えば兜とのやり取りの中で素っ気ない態度を取りながらも、妻に追い詰められる兜をさりげなくフォローしていた。
    殺し屋の現場よりも妻の機嫌をひたすら窺う家庭の方がピリピリと緊張感がある。この家族をもう少し見ていたかった。

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    2026年08月23日
  • ぎょらん(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死んだ人が残す思いの玉。大概恨みつらみでは?というのが最初の考えたこと。老衰で死ねたらいいよなぁと思いながら、病気とか事故で人はだいたい死ぬし、何かしら後悔が多いよなと思った。
    この作品最大の盛り上がり所はやはり主人公の母親が亡くなるところではあると思うのですが、その一節のこの手を離すときが来た。という1文には涙が止まらなかった。いつか別れるし、いつか会えなくなるとわかっていても、いざその時までは実感できないのは人の性を上手く表現していると感じた。

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    2026年08月23日
  • 博士の愛した数式

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    美しい数式の世界を織り交ぜ、記憶が80分しか持続しない数学者と母子の交流を描く。第1回本屋大賞受賞作品。読みやすく数学が苦手は私でも興味深く学べた。登場人物の成長していく姿が勇気づけられる

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    2026年08月23日
  • トヨトミの野望

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    日本の巨大自動車メーカーをモデルに、熾烈な権力闘争や世襲の闇、出世の階段を巡るドロドロとした人間模様を描いた骨太な経済小説。作中で描かれる自動車業界特有の安全問題、環境規制への対応、グローバル規模の国際問題などは、現実の歴史や事件を彷彿とさせる生々しさがあり、実在の人物や関連事案とリンクさせながら読み進めると圧倒的なリアリティと没入感が味わえる。組織の頂点を目指す者たちの野望と、その裏で翻弄される現場の葛藤が鋭く切り取られた、ビジネスパーソンなら思わず引き込まれる一冊。

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    2026年08月23日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    なんやこの天然気取りの女は。と思ったのが最初。本当に占いの能力あると思ってたから、最後の逆転劇は面白かった。ただ、あまりにも超常的能力がすぎませんか?何見ただけで犯人わかるて。そこは盛りすぎな気がしたけど、見事覆されたので何も言えません。面白かった

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    2026年08月23日
  • かがみの孤城 下

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    心が暖かくなる希望のお話でした。この作品を多くの人に読んでもらいたいです。伏線回収も幸せな気持ちになりました。

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    2026年08月23日
  • 詩を書くということ 日常と宇宙と

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    太陽のように周りを明るくしてくれて
    川のように柔軟に変化して流れて
    土のようにどっしりと構えて
    火のような情熱を絶やさない

    クスッと笑えるユーモアをお持ち

    だからみんなにこれだけ愛されて読まれてきたのですね

    きれいなだけではつまらない

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    2026年08月23日
  • かがみの孤城 上

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    正直、最初の方は読んでいて「これ面白くなるのか…?(正直、主人公に共感できないかも…)」と思いながらも、主人公の学校に行けなくなった経緯が分かり始めてから次へ次へと読み進めたくなる本でした。

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    2026年08月23日
  • 好きになってしまいました。

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    私にとって公共の場で読めない作家が二人いる。
    朝井リョウと三浦しをんである。
    この二人が作家として世の中に送り出してきた著作はいずれもしずばらしい。人間の営みのなかにある愚かさも尊さも描いていて、ファンである人は多いことは想像に難くない。
    しかし、エッセイは違う。いや、広義の意味では違わない。二人のエッセイも小説作品と同じくとてもおもしろい。本当に、マジでおもしろい。おもしろすぎて普通に声出して笑ってしまう。
    私はわりとゲラなので笑ってしまうハードルが小学1年生がやるゴム飛びくらい低いのだが(ゴム飛びっておもしろいよね、小さいころめっちゃやってた)、それを差し引いたとしても日常においての目の付

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    2026年08月23日
  • ハムレット ――シェイクスピア全集(1)

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    ネタバレ

    別の方の訳でハムレットを読んだ1年後、本作を松岡和子さんの訳で拝読しました。

    ローゼンクランツとギルデンスターンは初見時にあんま注目してなかったけど、今見るとハムレットがすごく辛いな。旧友だったのに敵側に……。最後に処刑ってなって『良心はちくりとも痛まない』ってハムレットが言うシーンは悲しかった。
    ふたりのことあんまし友だちだと思ってないからこんなこと言ったのかなって思ってたけど、逆な気がする。ハムレットは彼らのことを好きだったんじゃないかな。ハムレットは愛する人に裏切られ続けるよね。旧友ふたりもだし、ガートルードさんもだし、オフィーリアちゃんもだし。もしかしたら叔父も。
    (この雰囲気、意外

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    2026年08月23日
  • オセロー ――シェイクスピア全集(13)

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    ネタバレ

    堂々とデズデモーナさんに「悪口だけが私の取り柄」と言うイアーゴー。騙す側の彼が「特技は悪口だ」と公言してるのは意外だ。オセローもデズデモーナさんも身分のある人だから、誠実なフリをして近づく悪党には慣れているのかな。だからむしろ悪口が得意なんて言うイアーゴーが正直に見えるのかも。もしくは道化みたいで接するときに警戒心が薄くなるのかも。

    しかし「正直」という言葉がしょっちゅう出るね。オセローはイアーゴーを正直と言いすぎ。だから心の内では彼を疑ってるのかなとも思う。後戻りできないから正直だと信じようとしてる、みたいな。

    面白いくらい鮮やかに騙されていくので、ラストを見るまでは悲劇か喜劇か分からな

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    2026年08月23日
  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    浜北の書店でふと気になって買った一冊。
    短編はあまり呼んだことがなく、物足りなく感じるかと思っていたが、そんなことはなくとても読みやすく面白かった。月まで三キロの舞台は近所ということもあって、風景がありありと浮かんできて感傷的な気持ちに浸ることができた。知らない間に、「県道360号 月 Tsuki 3 km 」標識の麓で色んな思いに耽る人がいるんだろうな、そんな思いをかすかに抱けた。

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    2026年08月23日
  • 車輪の下で

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    ネタバレ

    中学校の教科書でお馴染みとなった『少年の日の思い出』を書いたヘルマン・ヘッセの、代表作のひとつ。

    描写がとにかく美しい!
    私もこんなふうに文章をうまく扱えるようになりたい。

    ハンスが機械工になる道を選んだのはアウグストがいたからな気がした。
    思い出が別れを告げてくるところが切ない。ハンスがそれに気づかないところも。

    他者の思いに翻弄される少年だった印象です。
    彼も別の選択肢はあったのだろうか。

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    2026年08月23日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めて読んだ伊坂作品めちゃくちゃ面白い。
    習慣と信頼は大事だなと改めて思わされた。
    信頼があるからこそ、見えないところで自分を信じて協力してくれる仲間がいることに涙。
    車にバッテリーが入りエンジンがかかるだけで涙するシーンは滑稽だけど、胸にきますよね。
    私は、いきなり国から追われる日がきたらどうなるだろうな。利権には勝てないよな。
    でも、青柳は逃げ切れたから勝ったんだなと思った。

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    2026年08月23日
  • 肉弾

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    プロローグ

    肉と肉とがぶつかり合う
    ほとばしる汗と体液
    叡智を超えた技と体位が繰り広げられる

    やがてお互いが絶頂を迎える
    それが……



    本章
    『肉弾』である   
    壮絶な肉弾戦に★5

    いゃ〰、本作も素晴らしいかった
    河崎秋子さん『愚か者の石』に次ぐ2作目であるが
    両作ともに素晴らしい!
    素晴らし過ぎる!


    気弱で人生を惰性に生きてきた青年が、父親に連れられて狩猟にでるが、そこに突如ヒグマが現れ
    狩る側から狩られる側へ
    人は絶体絶命の窮地に立った時、文字通り!?
    一皮剥けるのだ!
    そして野犬と共闘し狩る側へ
    ヒグマを追い詰めていくさまは圧巻だ
    納得の大藪春彦賞である



    エピローグ

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    2026年08月23日
  • 夏の災厄

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    めちゃくちゃおもしろかった。
    医療ミステリー、パンデミック、パニック、社会派…どの枠組みにも属しているのにシンプルに小説として面白さが勝ってる感じ。
    読みやすい上に、展開も凄まじい、だが大袈裟でもなく情緒的すぎず、淡々としているようで常に緊迫している。出てくるキャラクターも全て良い。95年の日本なので時代錯誤的な部分はあるだろうが、95年の日本を色濃く出してるからこそできる展開がそこかしこにある。この500ページの本を簡単に人に勧めてしまいそうになる。

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    2026年08月23日
  • 君のクイズ

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    すごく面白い。言語化できないけどとても好きな作品だった。
    主人公視点がずっと続くのに、彼が思慮深いからか、思考に広がりがあるというか、展開がちゃんとあって。
    たまたま最近読んだ、アガサクリスティーの春にして君を離れと対比して、視点となる主人公の人間性がかなり違うのでそれぞれの面白さがあるなあと感じた。

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    2026年08月23日