感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月25日
本を愛する人にもそうでない人にも届く本です。
ありえないような本から、小説として完成しているエピソードまで、いろんな物語が詰め込まれた本。
何より、もっとたくさんの本を読みたい、と思わせてくれました。
Posted by ブクログ 2024年03月30日
少しだけ浮く本の話が特に好きです。
1人がみんなと繋がろうとしなくても、1人でも繋がりがあればみんなと繋がれることがほっこりしました。
ほんとにクスッと笑えるものから感動で涙が出るものまで幅広い本たちが集められていてお気に入りです。
Posted by ブクログ 2024年03月29日
192ページ
1500円
9月15日〜9月15日
その本は、表紙に二人の男の名前が書いてありました。ある王様が作った本でした。本の好きな王様は、年を取り、目がほとんど見えなくなりました。王様は二人の男に、世界中をまわって『めずらしい本』の話を集めてきてほしいと言いました。一年後、戻ってきた二人は一...続きを読む晩ずつかわりばんこに王様に話をします。『その本は…』
二人がかわりばんこに話している感じが伝わってくる構成だった。始めは、変な感じと思って読んでいたけど、少しずつ このスタイルに引き込まれて、次はどんな本だろう、とワクワクしていた。又吉さんの『交換日記の本』、吉武さんの『ソの本』が面白かった。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
目が見えなくなった本が好きな王様のために2人の男が珍しい本を探しに出かけるという設定。
ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さんが書かれたストーリーがたくさん。
イラストにも癒されます。
Posted by ブクログ 2024年03月06日
二人の男(ヨシタケさんと又吉さん)が本が好きな王様のために世界中を旅して珍しい本の話を聞かせる物語。
全ての話は「その本は……」から始まり、第一夜、第二夜、第三夜……と、又吉さんパートとヨシタケさんパートが交互に続いていく。
ヨシタケさんは絵本で、又吉さんは短編小説やショートショートでたくさんの...続きを読む物語を王様のために綴っていく。
めちゃくちゃ面白い。自分の中のバイブルになりそうな一冊。いや〜読んで良かった。あらゆるパターンの物語を、それこそ思考実験のように書き連ねている。
「その本は、とんでもない速さで走っているため読むことができない」
「その本は、人を選ぶ」
「その本は、その国の人間はみんな持っている」
「その本は、遺跡の中で見つかった。遺体の口の中に入れられていた」
などなど、めちゃくちゃドキドキする始まりが多い。
読まれて読まれてボロボロの本には、その本に書かれている物語のほかにもう一つの物語があるというのが心に残ったなあ。
———紹介(公式より)———
本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。
王様は二人の男を城に呼び、言いました。
「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」
旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅。
Posted by ブクログ 2024年03月04日
年老いて目が見えなくなった王様は、二人の男を呼び出しました。
王様は二人に、世界中を旅して『珍しい本』の話を聞いてきて、自分に教えて欲しいとお願いしました。
二人の男は世界中を旅するためのお金をもらい、それぞれ旅立ちました。そして一年後、二人は帰ってきて、それぞれ王様に語ります。
「その本は…」
...続きを読む
又吉直樹さんは文章で、ヨシタケシンスケさんは絵と文字で「その本は」から始まる物語を語ります。
交互に絵と文で語られる不思議なお話や面白いお話、思わず涙するお話、とても楽しく読めました。
一時間もかからず読み終えることができ、短編でもあるので、じっくり本と向き合って読むというより、何かの待ち時間やちょっとした隙間時間に少しずつ読むことができると思います。
作家、絵本作家の頭の中をのぞいたような気持ちになれました。オチも好きです。
Posted by ブクログ 2024年02月04日
竹内春と岬真一の話が良かった
感動する話だった
「その本は」の最後、本にまつわる話は全部でっち上げで王様にもらった旅の費用を自分の生活費にしていたことが分かった時、
確かにあんなにたくさんの話を集めるのに
1年で足りるか?と思った
Posted by ブクログ 2024年01月26日
年末年始に著者のお2人がこの本を朗読するという贅沢なラジオ番組を聴き実際に読んでみました。
作風の違うお2人が綴る物語はファンタジーあり哲学ありただのネタ?ありで飽きさせない。独創性溢れるそのバラバラな物語たちを一遍の物語として成立させているのが「その本」の面白さかなと。エピローグの、そう来ましたか...続きを読むというオチが、らしくて好き。
Posted by ブクログ 2024年01月08日
私の大好きな又吉さんとヨシタケシンスケさんの本なので、胸を躍らせながら読みました。
クスッと笑わせて、それでいて涙を誘うようなエンディング。
ボロボロの本が主人公の物語を
息子に読み聞かせていたら、
感極まって涙腺が崩壊。
そんな小粋な物語がたくさん詰まった宝箱のような本でした。
Posted by ブクログ 2024年04月06日
全部小ネタのような内容かと思っていたから、第七夜にとても引き込まれた!
又吉さんが書く学生の青春小説をもっと読みたいと思った!
個人的には世界に8冊しかない本の話と、少しだけ浮く本の話が好き。
Posted by ブクログ 2024年03月28日
最近、子供の絵本がきっかけで知った絵本作家『ヨシタケシンスケ』さん。ちょっとマイブームです。
このヨシタケシンスケさんが、又吉直樹さんと共著した大人の絵本です。
個人的には第7夜の『竹内春』と『岬真一』の物語が好き。冒頭の『その本では誰も死なない』というセリフが、かなり強く伏線になっている。あぁ、...続きを読む切ないな。
今後もヨシタケシンスケさんの他の作品読んでみたいなー。
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本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。
「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。
お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。
そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」
旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!
Posted by ブクログ 2024年03月24日
始まり方も終わり方も良かった。王様が聞いた13夜はどれも初めて出会うお話で、幸せな気持ちのまま旅立った。そんな終わり方を私もしたい。第7夜は竹内春と岬真一の話。最初に戻ったら『その本は誰も死なない』から始まっていた。なんだかホッとした。個人的には第6夜のお父さんの話が一番好き。第9夜のお父さんの話も...続きを読むそうだけど、どこか悲しいだけじゃない話が心に残った。桜の花びらとか、折りしわとか、細かい遊び心が楽しくて、時間を置いて再読したら新しい発見がありそうな本。
Posted by ブクログ 2024年03月22日
買ってきてすぐに読んだが、あまり思ったこと違う感じで進まなくて一時中断。久しぶりに読んでみたらすいすい、読めた。きっと今が読み時だったのでしょう。第七夜でやられました。胸がきゅっとなりました。そして最後はそうきましたか〜とまた最初に戻って読み出しました。
Posted by ブクログ 2024年02月26日
本好きな人は共感するんじゃないかな、本を手に取れなくなる日がいつか来る。その日がすごく先だと良いな。今読んでる本の記憶が思い出せると何回でも頭の中で読めるな。そうなったら良いな。って私はいつも思ってる。
王様に語られるお話の中で、私は世界一ロマンチックな本の話、ボロボロの本の話、志半ばにして叶わな...続きを読むかった夢の本の話がすごく好きです。
Posted by ブクログ 2024年01月19日
『あるかしら書店』にも少し似た、“本”愛にあふれた一冊。ヨシタケシンスケさんと又吉直樹さん、組み合わせた人すごいな。不思議な相乗効果が。面白いのかシリアスなのか哲学的なのかはっきりしないところが良い。
Posted by ブクログ 2024年01月01日
本には、いろんな可能性がある。
ボロボロになるまで読みたいお気に入りの本を見つけたいし、ヨシタケシンノスケさんの絵を生きているうちにいっぱいみたい
Posted by ブクログ 2023年12月28日
作家として、発信者としてのお二人の「本」論と感じた。誰かに届けるための、ただ1人に伝えたい思い、救い…
確かに本を読んだ時に、「これは私のための本だ!」と思うことがあるけど、もしかしたら、本当に私のために書かれたのかもしれない、なんて思った。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
想像とは違っていたけど、それもまた良し。同じテーマの交換日記かな?悲しい話の本もあり、楽しい話しの本もある。そして最後はみんな同じことを想像するんだ。その本は。。。
Posted by ブクログ 2024年04月06日
一個一個が個性のある物語でとても面白かったです。
特に面白かったのは
自分のことが書かれた雑誌が売ってあり、電話番号なども書かれていたので誰かから連絡がくるかと思いきや、誰からもこない。
という物語です。
主人公はあれだけ、自分のことが書かれた雑誌を読んで怖がっていたのに最後に無表情になっていたので...続きを読む、それが売ってあるのに、逆に誰からも連絡がこないことが怖いと思ったのかな?と思いました。
しかもちゃんと二人の男が、ヨシタケさんと又吉さんだったので、面白いなと思いました。
Posted by ブクログ 2024年03月25日
文字も大きく、さくっと読めた。
はじめは、ナニコレ?状態。私にはわからない世界観でやめようかなと思った。
でもなんだかちょうど半分くらい進んだあたりで2人の作り出す世界に引き込まれてた自分がいた。
どんなふうに制作された本なのか、はじめにか後書きで記してほしかった。気になる。
Posted by ブクログ 2024年02月02日
▼本をめぐる、言ってみればショートショート集です。ヨシタケシンスケさん×又吉直樹さん、というのがいかにも「今売れ売れの、ちょっと洒落たふたりが気の利いた本を出してますよ」感が満載で、編集側の「ドーダ心」が良く分かります(笑)。
(又吉栄喜さん、じゃなくて直樹さんですね。えらい違いです。うーんなんかど...続きを読むっちにも失礼な言い草)
▼で、こういうのはかつて村上春樹さんを筆頭に山ほどあって、どれもけっこう悪くない。そしてこの本も悪くなかったです。素敵。
又吉さんのショートショートと、ヨシタケさんのショートショート(イラスト付き)が、交互に現れる。
▼ただ、本への愛が毛穴から噴き出てたまらない感で言うと、ヨシタケさん単著の「あるかしら書店」の方が圧倒的ではありました・・・どうしても比べちゃう。
Posted by ブクログ 2024年02月02日
スラスラ読めるけど深くて難しくも感じる本でした。
言葉にするのが難しいですが今の私が言葉にするなら、その本は掴もうとするとスルっと手から逃げて掴めない本…のような感じがしました。
何回も読んだり、何年後かに読んだら違う感想を持ちそう。
Posted by ブクログ 2024年01月04日
帯に抱腹絶倒ってあったけど、そんな感じでは全然なかった。
でも、はっとさせられたり、こわーってなったり、じんわりしたり、色んな『本』のお話がぎゅっと詰まってた。
そんな、ボトルに手紙を入れて海に流すようなことを人間は本という形に託して、ずっと作り続けてきたのである。。。このお話が印象的。
Posted by ブクログ 2023年12月30日
先日読み終えた「あるかしら書店」が面白かったので手にしてみました♪
思わず吹き出しそうになるストーリーもありましたが、全体としては☆3.3ってとこかな。
本の概要
本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。 「わしは本が好きだ...続きを読む。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。 お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。 そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」 旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。 お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!
Posted by ブクログ 2024年01月08日
作家・芸人の又吉直樹さんと絵本作家ヨシタケシンスケさんのコラボ作品。
1つのストーリー仕立てだけど、各編ごとに又吉さん、ヨシタケさんと交互になっている。
本の紹介なので必ず「その本は…」ではじまる。
最後のさいごのオチは、又吉さんヨシタケさんらしくクスッとさせてくれる。
全般的に、
又吉さんのは...続きを読む想像力ゆたかで凡人には理解がおいつかないことも。
ヨシタケさんは日常にありそうでなさそうな、フフって笑いがこぼれる作風。
個人的に好きだったのは…
◾️又吉さん
「第7夜」その本は、誰も死なない。
小学生の男女児の交換日記の話。
子どもっぽくも相手に寄り添おうとする心情があふれてて良い。
最後まで読んで、今ふりかえって最初に戻ってみたら、おおっ!となった。
◾️ヨシタケさん
「第2夜」その本は、1歳の息子にクチャクチャにされてしまった
「第12夜」その本は、評判が悪かった
日常のちょっとしたことを丁寧に拾ってくれるヨシタケさんだからこそ、こういう小さな気持ちを大切に描いてくれる。大切にしたい本。