【感想・ネタバレ】その本はのレビュー

あらすじ

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世界中のめずらしい本を探し、その本の話を聞かせるよう王様に命じられたふたりの男。ふたりは旅に出て探してきた、さまざまなめずらしい本の話を、一夜ごと王様に語り始めるー。 泣けて笑えて胸を打たれて、ラストはさすがのオチに大笑い! お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

全ての話が「その本は」から始まるけれど、2人とも全く違う本ばかりだった。
ヨシタケシンスケさんが書く又吉さんが可愛くてツボだった。
又吉さんの作品も読んでみたいなと思った。
まさかすぎる結末だった。
2人が捕まっているところイラストで石を投げられているのが、ヨシタケシンスケさんで、ヨシタケシンスケさんの優しさ?を感じた。
本でしたも読んでみたいなと思った。

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正直9割はふざけた内容だけど、ヨシタケさんの第6夜と第12夜は本当にそんな本があったら読んでみたいと思った。希望を失った人が立ち直るまでのストーリー・・自分、今どん底からもがいてるんで。もし立ち直れたら自分も書きたいかも。誰かを救うのは、自分を救う事になるんだなぁ。どちらも人生につまづいた人にオスス
又吉さんの第7夜と第9夜(の、結婚式の話が)泣けた。7夜は絵本作家を目指す小5の岬と転校生の春ちゃんとの話なんだけど、交換日記がほほえましくて、ラストいきなり離れ離れになってしまって岬くんが30年後大人になって本を出すのだけど、もう涙が止まらない
第9夜は娘の結婚式でトランペットを吹きたかった父親が病気になり、結婚式のために演奏ビデオとメッセージを残していて、そのビデオから10年後に結婚式で流されるのだけど、もう、たった4ページなのにもう涙が止まらなくなった。
ちなみに、旅をしてお話を集めるよう王様に言われたのに、全てのお話はでっち上げ笑
で、家でゴロゴロして生活費に使った事がバレて有罪になるラストが面白い。9割はツッコミがいのあるボケネタなので、ツッコミ練習にももってこい。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少し前に「本でした」を読んで面白かったので、先に出版されたこちらも読んでみました。
やっぱり面白かったです。
装丁も素敵です。

全部よかったですが、特に印象に残ったのは以下の箇所。

第五夜
ボロボロの本のおはなし。
最後の一文の締め方が、気持ちがキュッとなって好き。

第七夜
交換日記のおはなし
質のいい短編小説に会えました。
序盤とてもほっこりしていたのに途中から雲行きが怪しくなり・・。
結末は明記されていないけれど、一行目の「その本は、」の説明通りであって欲しい。
岬くんが安易に絵本作家にならなかったところも好きなポイント。
お互いの描いた絵の吹き出しに台詞を入れ合うのは、
「本でした」の構成に通じるものがあるなーと思いました。

第十夜
本と人が入れ替わるおはなし。
本来いるべき場所に帰れてよかったね。
ヨシタケさんのお話は絵が可愛くて字も手書き(多分)で、見ていて楽しいのです。

寝る前に少しずつ読もうと思っていたのに一気に読んでしまった。
久しぶりに又吉さんの長編小説を読みたくなりました。

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2025年11月16日

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ネタバレ

「本は読むときによって面白さが変わる」

「悲しみが消えない人もいる。自分の決めた正しさに、添うことができない人もいる。しかし、たとえ楽しくなくても、それは間違いでは無い、ということを。たとえ正しくなくても、生きらることをやめる理由にはならない、ということを。」

「どんな人も、自分自身を救うことはできない。できるのは、自分以外の誰かを救うことだけなのだ。だからこそ、誰かを救う努力をしなければいけないのだ。他の誰かに、自分を救ってもらうために。」

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2025年10月31日

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ネタバレ

その本は…

又吉さんとヨシタケさんの2人があらゆる「本」に関する物語を交互に語るという「本の話」の短編集で、奇想天外なものからしっとりとした話まで様々な物語が綴られている。


導入の、本が好きだから本に関する物語を集めろ。というのは、「物語を綴じてあるもの」が本なのに、
聞くだけだと「物語」は楽しめるが、大好きな「本」を感じることができないから
「面白い物語」ではなく、珍しい「本に関する話」を探してこい。ではそれこそ本末転倒で、喜劇と言うより皮肉めいていて面白い。

始めは短いアイデア勝負の大喜利みたいな話が続くが
段々ストーリー性のある物語になっていく。

オチを知っていると、回数を重ねるにつれて物語を作るのに慣れてきている描写にも見えてくる。

本筋ではないが
最後、もし王様が生きている時にバレていたらどうなっていたのだろうか。

面白い話が聞けたから良い。と言って許すのか、
騙したな!と怒るのか、
それとも…二人の作家としての能力を評価して、新しい本を書けと命じるのか…

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

又吉とヨシタケさんの本。
どちらの話も、独特な視点での話であったり、クスリとくる話や、ジーンと少し切ない余韻を残す話だったり。 王様に頼まれて、世界中を旅して色んな話を集めて披露するというストーリー。

最後のオチで、まさかの披露した全ての話はそれぞれが家の中でぐだぐだしつつ生み出されたものだと知る

そのことから本は、文章は、絵は、、
自由な発想で、1人の人のものとは思えない多種多様な物語が生み出されるものであると改めて知る。発想は自由なのだ。
そしてそれは世界の全員でなくても、誰か1人にでも届けばいいという願いが込められている。いつかわたしも「これは自分のための物語だ。」と思える一冊に出会ってみたい。

特に好きだった話は、「しおり」を食べる本、その本は誰もなくならない、その本はまっしろである、その本は夢の中では読めない。かな。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

王様に命じられ「珍しい本」の話を聞いてくる旅にでた2人の男。

2人が語る「珍しい本」の話がちょっと不思議で面白い。特にヨシタケシンスケさんのパートは短くてクスッと笑えるのが多い。
イラストも可愛くて良いし、オチも予想外で良い。

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2025年11月23日

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