小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ中二の九月、マレーシアから帰国した花岡沙弥は、三年生の風変わりな先輩に目をつけられる。督促女王と呼ばれるその人は、沙弥を「ギンコウ」に連れ出した。
ほのかな恋心、友達、人間関係に悩む沙弥の前に現れた先輩は、沙弥を歌詠み、言葉の世界へと誘う。
2017年講談社児童文学新人賞受賞作
2019年度中学入試最多出題作
中学入試最多出題で話題になっていて手に取りました。
題名の意味がわからないながらも、可愛い響きだなと思っていました。意味が分かった時は、おお!そういうことかとすっきりしました。
沙弥の作る歌にマレーシア語が混じっているところがとても良かったです。
恋が成就しなかったところは切ないな -
Posted by ブクログ
ネタバレ少しのボタンの掛け違い、僅かな意見や感覚の相違、現在自分が置かれている状況のみや、物事を一方向からしか見ることが出来ない精神の未熟さ等からとんでもない事態を引き起こす可能性があるかもしれないということをこの作品を通して学んだ気がします。
この作品は、離婚により元妻と一緒に暮らす中学生の息子がある日突然学校の同級生を殺害してしまったことが端緒となり、それまで自分が如何に息子のことを考えていたつもりになっていたのかに気が付いた父親が、何故息子がそんな事件を引き起こしてしまったのか、息子が発していたSOSに何故自分は気が付けなかったのか苦悩し、また警察に捕まってしまってから一切事件について話をしよ -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての本格SFでした。
5万年前の死体「チャーリー」が発見され、疑問が優秀な科学者達から噴出し、百家争鳴状態となるも、ハントがすべてをつなぎ合わせ、謎が解ける。
ハントがこれらの謎を解くに至った場面は、「ガニメデ」から木星を見たときでした。月の5倍の大きさで様々な色を発して輝く木星、大きな感動から心が無の状態になり、唐突にチャーリーの心情に至り、そして…。この部分の表現は素晴らしかったですね。
さらに、ここでやや鼻持ちならないキャラとして描かれていたダンチェッカーが、最後の謎たる人類の起源について解明する。最後は素晴らしいキャラとなってましたね。
エピローグではその裏付けとなる場面が登場。ル