小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレおじいちゃん、まだそばにいてよ。
もっと物語を聞かせて――
本作で、『このミス』大賞受賞作
『名探偵のままでいて』シリーズ完結!
祖父の「楓。煙草を一本くれないか」
この一言で始まる謎解き
それに加えて、本作に登場するミステリ作品と、岩田と四季と楓のミステリ談義、四季と楓の恋模様を見るのが大好きだった。
これが見れなくなるのは、寂しい。
魅力的なキャラが多く、かなり完結を惜しむ1冊。
でも、おじいちゃんの推理が冴え渡るまま、話が完結してくれたのはよかったなと思う。
ドラマ化とかしたら、面白そうだなと思う◎
とても、ミステリーとして楽しいシリーズなので、是非オススメの1冊です。 -
Posted by ブクログ
人類が不老不死を獲得した「もうひとつの日本」が舞台。不老処置後100年で死ぬべきとする「百年法」の是非をめぐるお話。ぶっ飛んだ設定ではあるが、思考実験といってもよさそうなリアリティがある。
不老不死と聞くとユートピアのように思ってしまうが、社会的なレベルで考えると、そんなに単純にはいかないのだな。ユートピアにするのもディストピアにするのも為政者次第ということか。
そして、ふりかえって現実の日本の高齢化・老害化をみると、これを単なるエンタメ小説として終わらせられない怖さもある。
本文の前に「登場人物一覧」が出てきて身構えてしまったが、エピソードごとに視点が大きく切り替わるため、読んでいて混 -
Posted by ブクログ
東大海洋研究所のウナギチームによるアフリカへのラビアータ捕獲調査の紀行文。
本書でも、また解説の高野秀行氏も触れているが、あくまで調査目的であって冒険目的ではないし、冒険をするための行動は一切とっていない。にもかかわらず、命からがらのアフリカ大冒険になっており、まさにあえて冒険をしている人よりも冒険をしているのにそのことに気付いていない人の方が面白い。
旅が進んで危険度が増していくと、マラウイがとんでもない先進国に思えてくるし、「クマモト」で盛り上がっていたのが遠い昔に思えてくる。
ウナギの絶滅危機についてはよく話題になり、それゆえ私もウナギにはほとんど手を出さないようにしているが、いつか彼ら