ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 白い巨塔(四)

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     財前が窮地に立たされる次巻を想像して、ワクワク。こんなに主人公が追い詰められてる事に楽しみを覚える小説って珍しい。
    急ぎ最終巻を読みます。

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    2025年11月30日
  • 喫茶とまり木で待ち合わせ

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    ⭐️喫茶とまり木で待ち合わせ
    あぁ、読み終えたくなかった。「喫茶とまり木」で交差する温かい人間模様。ほっこり、疲れた心が癒される。
    「自分の息のしやすい場所で、自分に合った生き方をしたらいいんだ」夏帆の言葉が沁みた。ラストの来客に感涙!何度も喫茶とまり木に来店するだろう。

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    2025年11月30日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    これもまた、最高だった。
    悩んでいる時も、そうでない時に読んでも、シャールさんの言葉はいつも響く。私にとってお守りのような本です。

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    2025年11月30日
  • 眩(新潮文庫)

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    かなり面白かったです。
    長野県小布施の岩松院の本堂の天井にある、葛飾北斎が89歳の時の絵「八方睨み鳳凰図」はお栄が描いた部分もあったことが興味深い。近年、お栄が「吉原格子先之図」などの作品を通じて「江戸のレンブラント」と呼ばれるような実力が既に「八方睨み鳳凰図」を描いた頃からあったということが、分かりました。

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    2025年11月30日
  • 大ピンチずかん2

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    読みました。
    第1巻に比べると感動レベルは下がりましたが、それは、期待レベルが上がったからです。

    アメリカンドッグは、日本の食べ物で、アメリカのコーンドッグを真似て作った食べ物だそうです。
    勉強になりました。

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    2025年11月30日
  • パンどろぼう

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     子供ももう大きくなって、絵本を読む機会が、なくなったが、ふと本屋で手に取って読んだところ、設定の良さ、ストーリーの単純さ、絵とのマッチが上手く合わさっていて、これは読む工夫で子供とも何度も読める本であり、ヒットしたのも頷けると思った。
     何よりパンに目と鼻の穴をくり抜き一体となる泥棒の姿に、何処か願望も相まって心掴まれる人が多くいるのではなかろうか。

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    2025年11月30日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    ネタバレ

    中二の九月、マレーシアから帰国した花岡沙弥は、三年生の風変わりな先輩に目をつけられる。督促女王と呼ばれるその人は、沙弥を「ギンコウ」に連れ出した。
    ほのかな恋心、友達、人間関係に悩む沙弥の前に現れた先輩は、沙弥を歌詠み、言葉の世界へと誘う。

    2017年講談社児童文学新人賞受賞作
    2019年度中学入試最多出題作


    中学入試最多出題で話題になっていて手に取りました。
    題名の意味がわからないながらも、可愛い響きだなと思っていました。意味が分かった時は、おお!そういうことかとすっきりしました。
    沙弥の作る歌にマレーシア語が混じっているところがとても良かったです。
    恋が成就しなかったところは切ないな

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    2025年11月30日
  • ライオンのおやつ

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    小説読むスイッチを入れてくれた、私にとって出会いの一冊。
    涙が出て、出過ぎて、とまらなくて困った。
    こんなに涙、わたしにあったの?というくらい。

    人に何かオススメする本は?と聞かれたら
    迷わずこれ。

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    2025年11月30日
  • 牡猫ムルの人生観

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    教養ある天才猫が自らの人生を綴った奇書
    いかなる人物がこのようなプロットを組めるものかと調べたところ、著者は裁判官にして作家、画家、作曲家であるドイツの鬼才
    漱石のデビュー作は本作に着想を得たとされるが、2つの物語が錯綜する本作の構成は卓越している
    未完だからこその良さもあると割り切るしかないが、続きが読みたかった

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    2025年11月30日
  • Aではない君と

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    ネタバレ

    少しのボタンの掛け違い、僅かな意見や感覚の相違、現在自分が置かれている状況のみや、物事を一方向からしか見ることが出来ない精神の未熟さ等からとんでもない事態を引き起こす可能性があるかもしれないということをこの作品を通して学んだ気がします。

    この作品は、離婚により元妻と一緒に暮らす中学生の息子がある日突然学校の同級生を殺害してしまったことが端緒となり、それまで自分が如何に息子のことを考えていたつもりになっていたのかに気が付いた父親が、何故息子がそんな事件を引き起こしてしまったのか、息子が発していたSOSに何故自分は気が付けなかったのか苦悩し、また警察に捕まってしまってから一切事件について話をしよ

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    2025年11月30日
  • ブルーマリッジ

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    ネタバレ

    結婚と離婚、男と女、上司と部下、昔と今では随分と印象が変わった事柄が多い。しかし、昔の価値観で接すると現代では大きく取り上げられ標的の的になり今の生活を続けることはできなくなってしまう。昔はなぜかそれが許されていたという意味では改善されたという反面、価値観のアップデートがうまくできない人は老後の人生に不安を覚える怖さもあると感じた。無自覚の加害は誰しも大なり小なりあるはずで、今後の人生では同じ過ちをしないよう思いやりをもって生活していきたいと感じた。

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    2025年11月30日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人6

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    今回は夫婦の話が多かった。支配人夫妻、素敵です。2人で趣味を楽しめるなんて羨ましい。紗良と要もそろそろ進展するのかな?次巻では何かがありそう。

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    2025年11月30日
  • 虚構推理 忍法虚構推理

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    漫画が先行している2篇と忍法帖が収められている
    忍法帖では作中作が素晴らしかった
    究極のだしを求める料理人、殺人事件、賢者の石、妖怪と忍者のバトル
    無茶苦茶のようで話として惹き込まれてしまった

    本作に限らずだが、虚構推理は何か伝える仕事をしている人が読むと学びになる
    事実そのままでは相手に受け入れられることは少ない
    事実の要素を踏まえて相手が飲み込めるには如何ストーリーだてた方が良いか
    これは日常でも有用な考え方と思う

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    2025年11月30日
  • ねじねじ録

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    小説「ふたご」もすごく好きだったが、やっぱりこの方の文章はすごく密度が濃くて、書きたいこととの向き合い方が丁寧で真摯というかんじがして、とても好きだった。雑草とそうでない植物の線引きを考えてたときとか、飲みすぎて気が大きくなってたときとかのエピソードがよかった。

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    2025年11月30日
  • 文字禍(乙女の本棚)

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    文字の精霊によって人が支配される話は面白かった。絵がないと多分意味が分からなく読めかなったかも。石書で死んでしまった字を調べていた老博士、字の精霊の怖さを知る
    でも字によって記憶力の低下、目が悪くなる、情報過多など現代でも字の精霊はいると考えてしまう。自分も字の精霊に囚われて目も悪くなり多くの時間を字に費やしている。。。

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    2025年11月30日
  • 15歳のテロリスト

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    難しい題材だけど、個人的には刑法39条と並んで少年法も不要。それぞれの苦しさが伝わり読むのがしんどい。復讐の連鎖とやり場の無い感情により結末を心配したが、ミステリーとして見事だったので◎

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    2025年11月30日
  • 星を継ぐもの

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    ネタバレ

    初めての本格SFでした。
    5万年前の死体「チャーリー」が発見され、疑問が優秀な科学者達から噴出し、百家争鳴状態となるも、ハントがすべてをつなぎ合わせ、謎が解ける。
    ハントがこれらの謎を解くに至った場面は、「ガニメデ」から木星を見たときでした。月の5倍の大きさで様々な色を発して輝く木星、大きな感動から心が無の状態になり、唐突にチャーリーの心情に至り、そして…。この部分の表現は素晴らしかったですね。
    さらに、ここでやや鼻持ちならないキャラとして描かれていたダンチェッカーが、最後の謎たる人類の起源について解明する。最後は素晴らしいキャラとなってましたね。
    エピローグではその裏付けとなる場面が登場。ル

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    2025年11月30日
  • 明日も会社にいかなくちゃ

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    今のタイミングで読めて良かったです。
    今、会社に行けていない中で読み始めて、読書をする力もなかったのですが、この本は私の心に自然と物語が入ってきて読みやすかったです。

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    2025年11月30日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    エンパシーは、小さなことであれば夫婦喧嘩、大きなことなら人種差別のような、いろんな争い、思い込み、決めつけなんかにグラデーションを与えてくれる能力な気がする。

    日常の視界を、少し広くしてくれるような1冊でした!

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    2025年11月30日
  • ラーメンと瞑想

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    宇野さんとTさんとの対話は何か点と点を繋んでいくたしかなやりとり。一見難しそうな話をしているようで、まじめなテイストからふいに面白くなったりもする。新しい扉の先で始まるのは何か。個人的にはとん太と松石のエピソードが良かった。特に立ち食い蕎麦こそ自分と向き合う貴重な時間に違いないと思う。とん太はなんだか心温まる。

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    2025年11月30日