ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • パンとペンの事件簿

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    語り手の職工さん以外はほぼ実在した人物であることを途中で気づいた。恥ずかしながら、勉強不足で売文社を知らなかったため、ネットで調べつつ読んだ。というより、オーディブルなので聴いた。
    ほのぼのした短編集だが、日本の暗黒の時代を背景としている。現在の社会主義者とはイメージが違い、普通の生活をするために戦っていた方達だと思う。
    その時代で正義の基準が異なるため、何が正しくて何が間違っているのか、しっかり自分の頭で考えよう。

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    2026年06月06日
  • リバース

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    ネタバレ

    すごく好きな本になったけど読後感が最悪すぎる
    これがイヤミスの女王か

    広沢が蕎麦アレルギーなのはすぐ気づいたし、やたら食べ物の描写があるから死因に食べ物が関係するのかなとは予想していたけど、こんな辛いことになるとは思わなかった。

    自分は誰かの特別な人にはなれないと思っていた深瀬を実は広沢の方は特別に思ってくれていたし、色々ありつつも彼女との関係も修復されたのに、こんな結末は辛すぎる…。頭おかしくなっちゃうよ。

    湊かなえは初めて読んだけど、人間の描写がめちゃくちゃ細かくて、かなり自分もダメージを食らった。
    無いものねだりというか、他人から見た自分と自分で思う自分ってかなり乖離があるよなあ。

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    2026年06月06日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    おもしろい。

    どんでん返しがいつ来るのだろうと思ったら来なかった。
    トリックとかは読むまで分からなかったけど、
    犯人は最初から怪しいと思ってた人だった。

    犯人がわかった上で、また読み返したい。

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    2026年06月06日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    毒親とか衝撃とか、そんな言葉で片付けてよい内容ではないと思いました。著者のジャーナリズムに心から敬意を評します。

    裁判官や弁護士の言葉、そして父親の支えによって気持ちが変わったというのが何より救いだと感じたし、最も印象に残りました。雑居房での生活で信頼できる人々に出会えたことも彼女の心を変えているのだと思いました。

    犯してしまった罪が消えることはないですが、裁判官の言葉のとおり、第2の人生ではご自身の人生を生きてほしいと思います。

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    2026年06月06日
  • たゆたえども沈まず

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    原田マハさんの作品は、私にとって感情移入させられる小説家の一人。
    この作品は、登場人物の感情が、フィンセントの作品と相まって、キラキラとたゆたえども沈まないように描かれているように感じた。
    本当に出会えてよかった作品。
    今のところ、人生のベスト5に入る!!
    ありがとうございました。

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    2026年06月06日
  • 老人と海

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    少年は老人を何くれとなく世話を焼いてくれる
    そんな少年とは船を別ち老人は一人船を出す
    大きな獲物と自分との一対一の対決 老人となってしまった彼には力はないが知恵がある そばに置いておきたい一冊

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    2026年06月06日
  • さらば! 店長がバカすぎて

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    最後はなんか店長を上から目線で諭してて面白かった。けどなんか綺麗にまとめた感もあり、でも結婚できてよかったな。
    店長は、やっぱすごい人なんだな笑
    というわたしの中のまとめ。いろんな意味で!
    わたしもフルネームで呼ばれたい!

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    2026年06月06日
  • チャックの数奇な人生 イフ・イット・ブリーズ

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    映画「サンキューチャック」が今年ベストを叩き出したので即購入しました。
    映画がほぼ原作通りだったことにびっくりです。
    恐怖のアプローチが違うのですが、原作は本としての良さ、映画は映画としての良さがありどちらも好きです。

    「ハリガンさんの電話」も「チャックの数奇な人生」もじんわりと心が温かくなりつつ、その隙間に背筋がゾワっとする瞬間を挟むというのが新感覚でした。

    あと初期作品を読むことのほうが多いので、キング=読みづらいと思っていたのですが
    今作は全くそんなことがなかったです。
    キング初心者におすすめしたい作品です。

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    2026年06月06日
  • 異邦人(新潮文庫)

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    不条理とは理屈の通らない不運、不幸。それは幸せとは真反対の現象である……そんな考えが覆される小説だった。
    人間は生まれてから死ぬまで等しく不条理の支配する世界で生きている。それはある意味で平等な幸せなのではないか?ムルソーの顛末を読み、そんな思いを抱いた。
    ムルソーは罪人なのか。殺人を犯した罪はある。だが、死刑を受けるほどの罪人ではない。善良で平凡な男だ。では何故、死刑判決を受けたのか?彼が自分自身、そして他者に真摯で誠実だったからだ。
    母の死に涙を流さず、悲しむ振りもせず、神を信じないと言う。アラビア人を殺した理由は「太陽のせい」。
    ムルソー以外の人間はどうか?皆、大なり小なりの嘘をつく。演

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    2026年06月06日
  • 羊と鋼の森

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    調律というものがこれほど奥の深いものだとは…

    幼い頃習ったピアノはすぐに辞めてしまい、大人になって独学で練習した時もバネ指になって辞めてしまって久しい。
    娘は細々と楽しんでレッスンを続けているけれど、我が家にあるのは電子ピアノ。
    調律師さんは、職場のピアノを調えてくださるのを時々耳にするくらい。

    音楽にあまり親しんでいなかったと言える私の人生が、なんだか無味乾燥したものに思えるくらい、丁寧に調律されたピアノの音色に憧れを抱いてしまう物語だった。

    宮下奈都さんが、家族で北海道に住んでいらした頃感じたであろう森の強さや美しさ。
    それが外村青年の素朴で素直な人柄ににじみ出ていて、調律を通して成

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    2026年06月06日
  • 燻る骨の香り

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    千早茜さんのニオイの描写が、本当に好き。
    本屋さんとかで、本を選ぶ時、本に限らず何かを選択する時または、大きく言えば人生の岐路にたったとき「嗅覚」が必要だと自分は思う。
    それを踏まえて本作に限らず、ブグログの皆様には以下の事は、極力やめていただきたい。

    ・自分が選択した本の酷評。

    自分が選択した「嗅覚」を否定している事に気付いているのだろか、、、

    鼻、ニオイ、クサイが使われている慣用句や諺は、たくさんあります。鼻であしらったり、鼻で笑うような事はやめて、読書って素晴らしい!と鼻を高くして言いたい!

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    2026年06月06日
  • 博士の愛した数式

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    中高生の時以来の再読。当時一番好きな本だった。こういう、ものすごい才能を持っているけど社会ではうまくやれない不器用な人ってとてつもなく惹かれるなぁ。大人になると、博士のルートへの眼差しによりグッとくる。野球も数学も全然興味ないのに、なぜか全部すんなりと頭に入ってくる。やっぱり良い本でした

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    2026年06月06日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    面白かったーーーーー!!!!大好きな本だ!!
    月曜に新宿東口映画祭で観に行くので予習してみた。ひたすらうさぎの穴に落ち続けていくような不思議な世界観で、魑魅魍魎をずんずん進む少女にメロメロになったーーー
    とにかく言葉選びが気持ちよくて、これが森見登美彦か、、、!となった。もっと早く読めばよかった。


    この当たりの言葉好きすぎる。

    諸君、異論はあるか。あればことごとく却下だ。P,123-4
    恥を知れ!しかるのち死ね!p147
    学園祭とは青春の押し売り叩き売り、いわば青春闇市なり!p154
    私は、国家と己の将来を分け隔てなく憂えながら日々を送り、ひたすら思索に耽って魂を練る男だ。154
    まるで

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    2026年06月06日
  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    さくさく読めて、凄く癒された!予想外の読後感!
    平凡で穏やかな性格ながら、バツイチ、無職、離婚の危機と、多々傷心の過去を持つ松尾純一郎。そんな純一郎が趣味として巡る喫茶店の、どのお店の雰囲気も素敵で、メニューも美味しそうなこと!行く先々で出会う喫茶店が、傷心の純一郎を慰めているような、そんな様子がじんわり伝わってきた。
    純一郎の過去はなかなかの出来事なのに、何とも哀愁漂う感じから目が離せなかった。何だろう、読みながら不思議な癒しを感じずにはいられなかった!でも、最後で離婚を決意した時に流れた涙のところは同じくほろっとしちゃった( ・-・̥ )
    一度は失敗した喫茶店経営を、エピローグでは再チャレ

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    2026年06月06日
  • 最後の相場師 新装版

    購入済み

    伝説の相場師の素顔

    伝説の相場師、是川銀蔵さんの素顔を描いた本です。
    胆力が凄いです。
    これからは、是川銀蔵さんのような相場師は現れないかもと思いました。

    #憧れる #スカッとする #カッコいい

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    2026年06月06日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    上巻の途中から面白くなってきて、上巻を読み終えた翌日に下巻を一気読み。
    『風が強く吹いている』も箱根駅伝を取り上げた小説として有名だが、この小説もそれと同様に、区間ごとに話を進めていくスタイル。

    異なる点としては、選手や監督など箱根路にいる人たちの目線と、テレビ中継のアナウンスをする人や中継号車の切り替えの采配をする人たちの目線が登場すること。これら複数の視点からのコメントが程よく絡み合っている作りが、秀逸だと感じた。
    なかでも、中継スイッチング指示を出す菜月を巡る描写があるからこそ、特定の選手だけを張り付いて描くのではなく、各集団の攻勢や順位の入れ替わりなどを交えて描写でき、それゆえに色々

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    2026年06月06日
  • PRIZEープライズー

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    ネタバレ

    予想に近い展開で進んでいくかと思いきや、途中からは予想を上回る展開でその「裏切られた感」が面白かった。
    編集者と作家の距離へのアンチテーゼ、誰しもが起こり得る承認欲求の肥大化やそれをメタ認知できないことの危うさ、賞レースや選考の裏側、出版業界の置かれた状況のリアル、を織り交ぜながらストーリーも面白くて読み応えばっちり。久々に「面白い!」と思える小説に出会えて幸せだった。

    カインについて、行動や口の悪さとその背後にある意識、そして行動や口調が柔らかくなる時、の対比であり違い、がつぶさに見て取れたのも村山さんという作家の描写の成せるわざだと感じた。この二面性があったからこそ、人の深みを垣間見られ

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    2026年06月06日
  • PRIZEープライズー

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    めちゃくちゃ面白かった。気持ちが分かるというかうううっってなってしまうところがいっぱいある。直木賞の選考の仕方とかすごい面白かったな。それこそ今年候補作がそろそろ発表なわけで、すごいどきどきできそう。

    天羽カイン先生、傲慢でわがままで女王様だけど、書くことには真剣で貪欲で尊敬できるところもいっぱいあった。
    気持ちわかるってなったところ沢山あったな。

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    2026年06月06日
  • 異類婚姻譚

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    【異類婚姻譚】テーマ:夫婦とアイデンティティ。少し遊び心あり(山芍薬になるところ)
    他人同士が夫婦になると、似てくる。それを「良い」ととるか「悪い」ととるか。
    ユーモア満載。
    「他人と一緒に生活をすることで自分の輪郭がぼやけていく」と、相手と顔が似る。
    相手との間に何かを挟むと、似ない。
    キタエさんとアライさんの間には「猫」がいたから、似ていなかったのかな。

    意味わからないところは「遊び」と思ったらいい。

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    2026年06月06日
  • らんたん

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    河井道さんの生涯を描くノンフィクション。とても面白く、夢中になって読みました。さまざまな出会いや困難を乗り越えながら夢を実現していく姿は、朝ドラを見ているようでした。
    女子が自由に学ぶことが難しかった時代に女子教育のために奮闘してくれて、今は性別に関係なく教育を受けらることに感謝。
    また、新渡戸稲造や津田梅子、大山捨松、野口英世、徳冨蘆花、有島武郎、平塚らいてう、村岡花子など、歴史上の人物とのつながりが描かれているのも面白かったです。一人ひとりの人物描写も魅力的で、偉人なんだけど血の通った人間として想像できました。みなさんつながって影響を与え合っていたことに驚きました。

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    2026年06月06日