ジョゼ・サラマーゴの作品一覧

「ジョゼ・サラマーゴ」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • 白の闇
    初作家。この作品の成功により、ノーベル文学賞を受賞。人間とは、個人と文明について、善悪とは・・・etc。あらゆる物事を全人類(ほぼ)失明という事象を用いて寓話的に淡々と、時に神の視点を挟みながら記された天から人類に齎された(——作者曰く、突然"全人類が失明したらどうなるのか"という…)書物ではなかろ...続きを読む
  • 白の闇
    目が見えなくなる伝染病が急速に伝播しパンデミックになる世界。一人、なぜか病に罹らず目が見える女性が主人公。身の危険を感じ、「見える」ことを隠しながら家族や仲間の世話をするのだが、食べ物がない、トイレもいけない、情報も途絶え弱肉強食、世界が無法地帯と成り果てる中、彼女たちは苛烈な状態に追い込まれる。
    ...続きを読む
  • 白の闇
    とても面白かった。
    最序盤からトップスピードで気が抜けない展開が続く。
    登場人物がやや多く、会話に鉤括弧が付いておらず多数の会話が連続して入り乱れるため誰の発言なのか熟読する必要があったが、翻訳を担当した方はもっと大変だっただろうなぁと思った。
    残酷なシーンも多いが読み応えがあった。
    この作品が好き...続きを読む
  • 白の闇
    ある日突然、失明が伝染していく。視界が白の闇に包まれる。
    失明も怖いけれど、全ての人が盲目になった世界で一人だけ目が見えているというのも壮絶です。
    何も見えない世界で理性を保てるのは、その人自身の理性なのか、やっぱり「彼女には見えている」という“見られている”意識なのか……。
    一人だけ失明しない人物...続きを読む
  • 白の闇
    わたしたちは目が見えなくなったんじゃない。わたしたちは目が見えないのよ。目が見える、目の見えない人びと。でも、見ていない。

    ***
    暗い作品の得意な私でも読むのに少々骨が折れた作品だった。読んで、考えて、手が止まる。とても面白く、そして恐ろしい作品。現在のパンデミック下で、状況は違えど同じようなこ...続きを読む

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