白の闇

白の闇

1,430円 (税込)

7pt

突然の失明が巻き起こす未曾有の事態。「ミルク色の海」が感染し、善意と悪意の狭間で人間の価値が試される。ノーベル賞作家が「真に恐ろしい暴力的な状況」に挑み、世界を震撼させた傑作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

白の闇 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「他者の視線によって人間は自己を形作る」

    この小説を読みはじめたとき、一番に驚愕したのは、著しい改行と括弧の排除、登場人物全員の名前が明かされないことでした。
    こうした特殊な手法は、読んでいるこちらを有無を言わさずミルク色の海の中に引き摺り込むようで気味が悪く、それでいて登場人物達の内面をこれでも

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    運転中の男が突然失明した。目の前に広がるのは漆黒の闇ではなくミルク色の白い闇。車から助け出した男、失明した男を診た医師、待合室の患者たち……失明は次々に伝染して……。ノーベル賞作家の傑作長編→

    怖かった。「地球上のすべての人が目が見えなくなる」と、こんなことになるのか……と、ショックを受けた。まさ

    0
    2024年07月27日

    Posted by ブクログ

    目が見えなくなる伝染病が急速に伝播しパンデミックになる世界。一人、なぜか病に罹らず目が見える女性が主人公。身の危険を感じ、「見える」ことを隠しながら家族や仲間の世話をするのだが、食べ物がない、トイレもいけない、情報も途絶え弱肉強食、世界が無法地帯と成り果てる中、彼女たちは苛烈な状態に追い込まれる。

    0
    2023年01月19日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    最序盤からトップスピードで気が抜けない展開が続く。
    登場人物がやや多く、会話に鉤括弧が付いておらず多数の会話が連続して入り乱れるため誰の発言なのか熟読する必要があったが、翻訳を担当した方はもっと大変だっただろうなぁと思った。
    残酷なシーンも多いが読み応えがあった。
    この作品が好き

    0
    2022年06月08日

    Posted by ブクログ

    人びとの目がいきなり見えなくなった。ただひとりを除いて。ということで何が起こるかについての小説である。ポルトガルの作家とあるがアメリカの状況でもおかしくない。いまのコロナの状況での推薦本であった。

    0
    2021年03月11日

    Posted by ブクログ

    だれしも死の次に怖いのは病気、次に盲目になることではないか。

    次々と、人々が盲人になっていく話。
    見えなくなった目に広がるのは、白の闇。

    ヒッチコックの映画を彷彿とさせる、決まり悪い臨場感。
    私も目が見えなくなるのでは?と、本から汚染物質を感じるくらいの迫力。

    自分も周囲の者も全員盲目になった

    0
    2021年02月09日

    Posted by ブクログ

    ある男が交差点で車を待機させてる間、唐突に視界全体がのっぺりとした白に覆われるという形で失明したことをきっかけに、国中でこの失明が伝染した。
    この荒唐無稽な設定の上で、全ての人が失明したら何が起きるのか、目が見えることを前提として作られた社会はどのような事態に陥るのか、を残酷なまでに克明に描き出した

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    固有名詞が一切出てこない。
    『 』で会話が書かれていない。
    なのに個が判断できるし、どんどん読み進められる。
    面白い作品に出会えた。
    もちろん、訳者の多大な尽力にも感謝。

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    目の前が真っ白になる感染症。具体的に作中で表現される世界は救いがない。その惨状を自分だけが見えていたら…?段落は多用せず、鉤括弧を使わない作風がそんなものは不要だと言われているようで、特に効果的。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    突然失明する感染者が慢性。隔離された病院では、まともな食事、排泄、清潔が保たれず、自尊心を失っていく。極限状態に追い詰められた時の暴力性や、崩壊していく日常は生々しく、恐怖がこびりつく作品だった。翻訳の言い回しは慣れない。

    0
    2024年08月24日

白の闇 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す