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Posted by ブクログ 2023年01月19日
目が見えなくなる伝染病が急速に伝播しパンデミックになる世界。一人、なぜか病に罹らず目が見える女性が主人公。身の危険を感じ、「見える」ことを隠しながら家族や仲間の世話をするのだが、食べ物がない、トイレもいけない、情報も途絶え弱肉強食、世界が無法地帯と成り果てる中、彼女たちは苛烈な状態に追い込まれる。
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Posted by ブクログ 2022年06月08日
とても面白かった。
最序盤からトップスピードで気が抜けない展開が続く。
登場人物がやや多く、会話に鉤括弧が付いておらず多数の会話が連続して入り乱れるため誰の発言なのか熟読する必要があったが、翻訳を担当した方はもっと大変だっただろうなぁと思った。
残酷なシーンも多いが読み応えがあった。
この作品が好き...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月02日
『はじめての海外文学』でおススメされており、気になったので手に取った一冊。作者はノーベル賞作家、J・更マーゴで、もともとはポルトガル語の小説である。視界が真っ白に染まり失明する病が流行り、目の見える人間たちによって構築されてきた組織や世界が崩壊していく様子が、唯一視力を失わなかった女性中心に戦々恐々...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月09日
だれしも死の次に怖いのは病気、次に盲目になることではないか。
次々と、人々が盲人になっていく話。
見えなくなった目に広がるのは、白の闇。
ヒッチコックの映画を彷彿とさせる、決まり悪い臨場感。
私も目が見えなくなるのでは?と、本から汚染物質を感じるくらいの迫力。
自分も周囲の者も全員盲目になった...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月12日
ある1人の男性が突然失明した。それも目の前が真っ暗でなく、真っ白になる失明に。伝染性の失明は瞬く間に国中へ飛び火していき、政府が恐ろしい隔離政策をとっていき…という、ディストピアものにしてパンデミックもの。新型コロナ大流行の時期に復刊されたのは何ともすごいタイミングだと思う。
ヒトの集団が一番恐ろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月03日
始まりはかなり面白くて、読むのが楽しかったのだが、途中から何故か苦痛になってきて、後半はまた、面白く読めた。
自分が失明してしまったら、それはもうものすごい悲しいことだと思うのだけれど、この物語のように、一人を除く全ての人が失明している世界に身を置かれたら、俺はどうなってしまうのかな。
会話にカギカ...続きを読む
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