【感想・ネタバレ】冬晴れの花嫁 くらまし屋稼業のレビュー

あらすじ

「一日だけ、儂を晦まして欲しい」――飴売りの仕事を終え、日本橋の波積屋で鮃の昆布締めと肝を肴に一杯やっていた平九郎の元に、口入れ屋の坊次郎が訪ねてきた。幕府御庭番の曽和一鉄という男が、くらまし屋に仕事を依頼したいと話を持ちこんできたという。なんと依頼主は、老中松平武元――。虚、御庭番、道中奉行……次々とすご腕の遣い手が現れる中、くらまし屋は、殿さまの命をかけた想いをかなえることができるのか!?続々重版の大人気シリーズ第五弾、益々絶好調。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

まず、タイトルにある "花嫁" と、ある登場人物の再会のシーン...、本を読んでいて嗚咽が漏れそうになる事って本当にあるんだなと。
此度のくらまし屋は過去最難関のミッションに挑みました。七瀬が考え出した驚きの作戦とは。平九郎と "虚" のアクションシーンも必見

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2025年12月08日

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ネタバレ

2025/4/17
泣いちゃった。
娘との会話のとこが始まった時、あまりにもドラマチックでやり過ぎじゃね?っていう私の中の一部の意見も読んでるうちに端っこにぎゅうぎゅうに押しつぶされた。
横で泣いてる平九郎にやられた。
田沼意次が敵の敵だから頼もしいね。
このシリーズではいったんスッキリ勝って欲しい

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2025年04月26日

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まさに幕政の中枢である老中をくらませるという派手な4作目。
困難な依頼をこなすトリッキーなアイディアも、そのなかでの平九郎の大立ち回りも魅力がある。
虚の首魁もなんとなく見えてきたし、平九郎も心強い後ろ盾を得たので物語の折り返しを感じる。

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2024年11月19日

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今回のくらまし屋は比較的平和に物語が進み、そしてこれまで以上にハッピーエンドな構成だったため非常に心地よく読めました。
そして、徐々に明らかになるくらまし屋一味の素性がかなり克明になってきて次回作への期待も高まります。

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2024年09月21日

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依頼人が老中松平武元と破格の大物で、くらまし屋を阻もうとする側の顔ぶれが自然と豪華になっている。
具体的には、道中奉行の篠崎瀬兵衛や御庭番頭の曽和一徹が再登場して、誇りと信念、技量を見せつけてくれる。今村作品ではしばしば「尊敬すべき敵」が描かれるが、彼らはまさにそれ。感情移入する人物に迷ってしまう場面多数。
両陣営の対決に虚が絡む本編の面白さは言わずもがなであったし、森鴎外『舞姫』への返歌を思わせる終幕も素晴らしかった。
物語が大きく物語が動くことを予感させるエピソードも用意されており、大いに楽しませてもらった。

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2024年07月24日

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ネタバレ

老中松平武元の依頼。御庭番の曽和一鉄がその人柄に心酔していく様子が見て取れる。くらませるためのトリックも面白いが、最後、娘と交わした会話、母が残した父への想いが、熱かった。
一つだけ、私の知識不足からだとは思いつつ、老中は町人のお雪相手とはいえ、結婚を考えるほど真剣交際をしていたにも関わらず、子どもができていたこと。この時代で、この関係性では、あまり婚前交渉をするのがしっくりこなかった。

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2024年07月15日

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シリーズ5作目だが、毎回趣向を変えて来るのがすごい。泣かせる話やったなあ~ そして最後に全巻の最後の話の続きが。いやあ、気になるわ~

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2023年09月25日

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ぐぬぬぬぬ
やってくれたなぁ!今村翔吾さんよぉ!

うちは三姉妹なもんでね
父と娘の話に弱いのよ
しかも嫁入りの話とあってはもうあかん
的確に弱点を突いてきました
なかなかの策士ですわ

そして今回もシリーズ通してのお楽しみ「ぼろ鳶シリーズ」のちら見せかあるんですが、それとは別に田沼意次ががっつり登場してきました
ついに両方のシリーズにまたがる登場人物の爆誕です
こちらの今後も楽しみ

様々な関わりを見せる今村翔吾さんの2大シリーズですが、あちらが陽とすれば「くらまし屋稼業シリーズ」は陰の物語と言えるのではないでしょうか
徐々に明かされる登場人物の暗い過去や悲しみ、くらまし屋に依頼する人たちもそれぞれに悲しみを抱えているように思えます
そしてそこから逃げるためにくらまし屋に頼るのです

「ぼろ鳶シリーズ」が人の強さを描いているとすれば「くらまし屋稼業シリーズ」は人の弱さに焦点をあてている
そんな風に思えます
ただし今村翔吾さんが見据えているゴールはどちらも同じなのではないか
そんな気がするのです

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2022年08月21日

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夏の戻り船と同じく依頼人の身柄を複数の勢力が狙う難易度の高いくらまし。
ピンチの時に颯爽と現れた平九郎がかっこ良かった。
依頼人の本懐を遂げる場面は感涙必至。
公儀隠密の情報網すごい。

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2022年04月14日

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内容(「BOOK」データベースより)
「一日だけ、儂を晦まして欲しい」―飴売りの仕事を終え、日本橋の波積屋で鮃の昆布締めと肝を肴に一杯やっていた平九郎の元に、口入れ屋の坊次郎が訪ねてきた。幕府御庭番の曽和一鉄という男が、くらまし屋に仕事を依頼したいと話を持ちこんできたという。なんと依頼主は、老中松平武元―。虚、御庭番、道中奉行…次々とすご腕の遣い手が現れる中、くらまし屋は、殿さまの命をかけた想いをかなえることができるのか!?続々重版の大人気シリーズ第五弾、益々絶好調。

令和3年2月18日~20日

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2021年02月20日

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今作では親子の絆に思わず目頭が熱くなる場面も。
物語の輪郭が少しずつ見えてきて、続きが気になって仕方ありません。シリーズが進むほど深みが増し、物語の魅力が一気に広がっていく一冊でした。

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2025年12月02日

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今回の依頼人は幕府の中枢、老中の松平武元。しかも1日だけくらましてほしいとの無理難題。どうするくらまし屋。今回も感動物でした。

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2025年08月23日

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今回の依頼主は、これまでのシリーズで一番の大物、江戸幕府の権力者、天下の老中・松平武元。一人になることがほとんどない状況で「一日だけ姿をくらましたい」という願いを叶えるために奔走するくらまし屋達のプロの仕事がカッコ良い。老中の願いを叶えるため掟の解釈を変えたり、権力や地位等関係なく依頼人を扱う姿には、平九郎達の優しさを感じた。
様々な立場の人達の思惑が入り混じっていくのを感じるラスト。これからどんな戦いが繰り広げられていくのか、楽しみ。

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2025年08月12日

購入済み

晦まし屋、平九郎の仕事の1年

堤平九郎が裏稼業とする「晦まし屋」のこの1年は、正月から本草家、阿部将翁を皐月15日までに故郷、南部の村に届ける約束に始まったのである。高尾山で大勢の幕府家臣が警護する中、いわゆる監禁状態の将翁を救い出し、江戸湊に連れ出して船で南部の村に約束の期日に送り届けることが出来た。

次は、3年前に解散した鰄党の残党が堅気になって江戸で働く中、鰄党の別の組に属した銀蔵が描いた筋書き、亡くなった頭の一万両の在処を平九郎が知っているという筋書きで、平九郎は利用され接触されるのであった。元鰄党の和太郎は、蕨宿で平九郎を脅して聞き出そうとしたが、逆に平九郎に斬り殺された。当の銀蔵は早々に姿を消す。仁吉の番が来て、仁吉が多勢の浪人を連れて平九郎の前に現れたが、平九郎の剣の強さが勝りやはり殺された。この物語は、人物が入れ替わったりと、複雑な話しであるとともに、どこか不穏な場面があり恐ろしいと感じた。

そして、最後は師走の二十日に1日だけ晦まして貰いたいという話しが飛び込んだ。幕閣、老中松平武元の依頼だった。
武元は今でこそ上野国、館林藩藩主あるが、若い頃は次男で部屋住みの気楽な若者時代を過ごした。江戸の街に出る機会も多かったのだろう、紙屋の娘と知り合いになり、借金で傾きかけているお店の稼業に助言するのである。それでお互い惹かれ合い二人は将来を約束し合う仲になった。そして紙屋の娘は武元の子を身籠もったが、娘が生まれて、今将に二十日に結婚するという。その様子を一目見たいと願ってのくらまし依頼であった。「虚」という不信な凶暴団を相手に、殿様の側用人曽和一鉄の協力で、江戸の中川の一之江の渡しで、殿様が娘の婚礼を無事見送った。
どの仕事もしんどいものだった。

この物語で、1年の仕事内容を述べるには私には能力不足である。地名など宿場も色々あるし、もしかしたら草加宿だったかもしれないとあやふやな記憶は否めない。登場人物も多いし、平九郎だけでなく相手方も優秀な家臣が出て来たり、又入れ替わりもあり複雑な物語だと感じた。しかし、解らないこと、理解出来ないことが、歴史を語る上では多いと思う。自ずから調べても良いし、他人に尋ねても良し。そのままにしておいて、ある時偶然に答えに出会うこともあるだろう。
要は、そんなことに臆することなく読んでくれと作者は語りかけているようで、ふっと安心している。

#泣ける #感動する #タメになる

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2025年07月04日

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シリーズ第5作目。

5作目にして、今のところ最高だった。
通勤電車の中で涙しそうになったよ。あぶねー。

ぼろ鳶組シリーズでも登場している大物「田沼意次」が本シリーズでも当時。これだけでもテンションは上がる。

その上、お話が泣ける。
ラストは本当に泣きそうになったよ。

娘を想う父の気持ちとか、感情移入するなという方が難しい。
いや、良かった。星は3つの気持ちではない。4つ。4.2とする。

あと、どんどん田沼意次出てきて欲しい。

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2025年04月10日

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ネタバレ

田沼様が出てきた!やはり他の作品と繋がりがあると読者としてはニヤニヤが止まらない。引き続き大筋の謎も垣間見れたし、仲間が増えたりと娯楽小説として満腹である。

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2024年04月04日

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自分にもしもうひとつの人生があったなら。分岐点での決断って難しいけど、なにより難しいのは選んだ人生を後悔なく進むことかな。

渡しでの描写にもらい泣きでした。

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2023年07月16日

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今回のくらましはかなり趣向が違ったけれど、掟を破ってでも対応する価値がありましたね。
老中という役職ではなく、その背景にある想いが良かったのと、対応した結果として新たに加わった仲間が心強そう。

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2023年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

くらまし屋第五弾。
幕府御庭番の曽和一鉄。
なかなか良い男だった。
最初、年配の男をイメージしていたせいで、
終盤若かったことがわかり、少し混乱。

これまであまり戦いのシーンにはワクワクしなかったんだけど、今回、殿を逃すために立ち向かった一鉄が良かった。
そしてピンチになれば平さんが現れてくれると信じてた。
虚との戦いはまた持ち越されたけど、
ひとりで立ち向かうのは大変そうだ。

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2023年01月05日

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くらまし屋への繋ぎ方法が敵方に知られているだけで無く、集合場所の居酒屋が裏取引のある口入屋や幕府御庭番にまで知られてしまったと余計な心配をしてしまう。それもあり、今回は老中の晦ましという大仕事。人手は必要だったがトリックとしては簡単だった。ただ仕事は成し遂げたが、敵方に察知されて危うい場面も。娘を思う親父達の気持ちにホロリとさせられる。
御庭番や道中奉行同心との連携や、最後の章では解決への期待を抱かせる。娘も無事なのだろうか?

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2022年03月23日

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老中の松平武元自らの1日だけのくらましを請け負った。理由がちょっと青臭かったが、曽我家の規模は大きかった。夢の国の榊総一郎と初音が気がかりだ。

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2021年07月17日

Posted by ブクログ

「新しい年が来るたび、人は何かを捨てようとしたり、何かを始めようとしたりするものだが、概してその決意は続かない。人はそのように弱い生き物であるのに、懲りずにまた心に誓う。それも含めて人の弱さであり強さである。」 ええなぁ。今回もまた涙がちょちょ切れたわ。

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2021年04月25日

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「1日だけ晦まして欲しい」という奇抜な依頼をしたのは老中松平武元。若かりし頃に夫婦の契りを交わしたものの叶わなかった武元には実は娘がおり、その娘の輿入れを一目見たいと一世一代の我儘を願ったのだ。商人にやつした武元を父とは知らずに、会ったことのない父への思いを語る娘お元(おちか)と武元との一度だけの邂逅が初雪の景色と相まって何度も美しく描写されていた。
シリーズ第5段では七瀬の素性も明らかになった。謎に包まれたくらまし屋メンバーの過去が少しずつわかってきて今後、どうなるのかますます楽しみ。

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2025年10月12日

Posted by ブクログ

くらまし希望の者が、いよいよ大物になってきた。

如何にしてくらますかよりも、虚の者達との立ち合いが好き。

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2024年08月05日

Posted by ブクログ

塞王の楯を読んで、他の作品も読もうと手に取った作品。まさかシリーズの五巻とは途中まで気づかず、うっかり。
それまでがわからないので、途中まではいまひとつだったけれど、最後にかけてググっと面白くなった。父と娘のやりとりも泣ける…。
シリーズ一作目からきちんと読もうと思う。

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2023年08月29日

Posted by ブクログ

「くらまし屋稼業」の5冊目。
前作の最後に驚かされてどうなることやらと思い本作を開いたが、こちらの思いは全く放置されたまま、今回は老中・松平武元を晦ます話、って…。

高尾山で対峙した御庭番・曽和一鉄や上尾宿の殺しを洗う道中同心・篠崎瀬兵衛が登場し前作前々作を思い返している内に、武元はもとより田沼意次までも登場。老中・酒井忠寄との権力争いも見え隠れして、この話、どれだけ話が大きくなっていくのか。
今回は老中を晦ますという難しいミッションをどうクリアしていくかというところは勿論の見所だが、それ以上に武元や一鉄、篠崎や同じく道中同心・乾の人となりや胸中がじっくりと描かれ、平九郎・赤也に続いて七瀬の出自も明らかになるなど、シリーズの今後のための節目になる話だったように思える。
話が大きく出た割には武元の依頼の大本がなんとも哀しく可愛らしく、願いを叶えた今井の渡しでのやり取りや亡き母が娘に遺した手紙の存在に泣かされた。

でもって、また最後の最後だけ出てくるのね。さて、これからどうなる?

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2023年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ


今回のくらまして欲しいという依頼人は老中、松平武元。
大物でした!できるのか?まるで怪盗ルパン並みじゃないかーいとツッコミ入れたくなりながら読みました。今回も3人のお仕事、キラリ冴え渡っていました✨

過去の恨みは、簡単には消えないものですね。敵の阿久多、御庭番、道中同心、味方?との攻防は一気読みでした♬
ラストは、うるっと

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2022年07月06日

Posted by ブクログ

シリーズ第5弾。

今回の依頼は、老中・松平武元の「たった一日だけ姿をくらましたい」とのこと。
その願いの理由も、さもありなんという感じではあるが、何故か切なく読み取れる。

赤也に続き、七瀬の正体も明らかにされたが、くらまざるを得なかった理由までは今だ明らかにされず。
茂吉に至っては何も明かされず
平九郎の妻子の行方、虚の正体など、まだまだ謎は盛りだくさん。

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2022年04月25日

Posted by ブクログ

シリーズ第五弾。

今回は、老中・松平武元を特定の日に晦ますという依頼が入ります。
生き別れの娘の花嫁姿を一目見たい、という松平武元ですが、老中の身を案じる田沼の手配でガチガチの厳戒体制がとられ、しかもその中にはくらまし屋メンバーが最も警戒する男の一人、道中同心の篠崎瀬兵衛の姿もあり、まさに難易度MAXという状況です。
毎回、意表をついた“晦まし“で楽しませてもらっていますが、今回も“ほう・・”と感心するような見事な手際を見せてくれます。このようなすごい作戦を思いつく七瀬ですが、今回は彼女の驚きの出目が明らかになります。
そして、“虚”からの刺客を撃退すべく平九郎達と共闘する、お庭番の曽和一鉄や、瀬兵衛の同僚・乾京介など、味のある新キャラも登場し、どんどんシリーズに深みが出てきていますね。
そして、前巻から「終章」の内容にザワザワしっぱなしの私です。“夢の国”の状況をもうちょい読みたいところですが、この小出し具合が続きを楽しみにさせるのでしょうね。

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2021年02月17日

Posted by ブクログ

10月-7。3.5点。
くらまし屋シリーズ。
今回は、老中が「一日だけ」くらまして欲しいという依頼。

面白い。泣かせる。
いつもの敵も上手く登場させた。赤也、七瀬の正体にも近づいて。。急展開。

田沼、初登場。ぼろ鳶での活躍もあり、今後に期待。

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2020年10月07日

Posted by ブクログ

<くらまし屋稼業>シリーズ第五作。

シリーズが進むに連れ、話もスケールアップしていく。
今回の依頼人はなんと、老中・松平武元。それも一日だけ姿を晦まして欲しいという。
『くらまし屋七箇条』のその七、『捨てた一生を取り戻そうとせぬこと』、つまり一度晦ました後は元の生活に戻ることは出来ないというのがくらまし屋に依頼するときの決まりなのだが、老中の願いは一日だけ姿を晦まし、再び元の生活に戻るというものなので、その決まりに反する。

だが老中の話を聞いていれば叶えたくなる人情もくすぐられるし、結局平九郎は老中が老中であるために『かつて捨てた一生』を『取り戻そうとせぬこと』と解釈して引き受けることにする。
しかし老中がたとえ一日とは言え、フリーになってしまうということは、老中の足元を掬う者、命を狙う者にとっては絶好のチャンス。
謎の集団『虚』、御庭番、道中奉行などなど、様々な者たちの間隙を突いてどうやって老中を晦ますのか。

久しぶりにスケールの大きな晦まし工作を見られて楽しかった。やはりくらまし屋はこうでなくては。
『虚』側の目的も段々と明らかになってきたようだが、今回は平九郎とのガチンコ勝負は決着着かず。次回への持ち越しということか。
そして前作の赤也に続き、七瀬の正体も明らかに。只者ではないとは思っていたが、なんと平九郎以上の身分だった。もちろん今はくらまし屋だが。

『虚』との対決に備えて、平九郎と共同戦線も出来てきた。
最後は前作に引き続き『虚』の惣一郎とあの人との交流も描かれる。
どういう結末になるのか楽しみだ。

他のレビュアーさんのレビューを読むと、作家さんの他のシリーズとのリンクもあるようだ。そちらも読んでみなくては。

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2019年10月22日

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