小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
先輩に薦められて読んだ。
なにかが解決するような話ではなく、いち家族の物語。在日コリアンの存在は知っているが、法的・社会的に壁を作られている彼らの苦悩が少しだけ知れた。それを勉強させようとする物語ではないので、これだけで理解したというのは難しいけど。
どの登場人物も自分を強く持っていて、芯がある人たちばかりだった。それが逆に自分にはないところと感じて、もっと芯を持って行きたいと思った。
p289
最終的にカズはソロモンに嫌なことをしてしまうが、このページのカズの言葉が印象に残っている。
「平凡税はぱっとしない人間だと周囲に知られるという形で課せられる」
「自分はそのへんの人間と変わらないって -
Posted by ブクログ
ネタバレあなたはあなたでしかなく、私は私でしかないことを思い出す。お互いがはっきりした輪郭と異なる質感を備えていて,混ざり合ってなどいない。
よくないことが起こった時、問題を無かったことにはせず直視すること。混乱もある、だけどもそれも自分が求めているものを知る機会になる。
今起きていることを見ないようにして生きるのは、嫌だ。それは、自分を決定的に裏切ってしまうことのように感じた。
では、どうしたらいいんだろう?ようやく、自分で考え始めた。漠然と心を痛めるのではなくて、本を読み、ニュースを見て、発信している人のSNSを追いはじめた。
私も老いるあなたも老いる
関心を持つのは早い方がいい
もっ -
Posted by ブクログ
塩田さんに書く物語は、人生の難しさと、ダークな側面、そして希望だ。女性を知らない中学生の男子たちがとるクレイジーな行動、その時期特有の高揚感と期待感。こういうところが塩田さんらしい。それでいて、カツアゲされた男生徒の悩みもまた、親には言えないダークなものを含んでいる。起点になるのは、先生の甲子園に連れて行って試合を見ている途中に、無造作に見える所作で取られてしまった金額をちょっと越す金額の商品券を渡すシーン。その子は泣いた。
ただの見晴らしのいい道路で子供が轢き逃げされた裁判、取材する主人公が違和感を覚える。ほぼ無罪を勝ち取った幸せを壊す男、そして壊された男。その間には、1人の共通の女性がいた -
Posted by ブクログ
三宅香帆さんとの対談動画を見て、恩田さんに人間的な興味を持ち、「どんな文章を書くのだろう」と、お恥ずかしながら初めて手に取りました。(その日立ち寄ったのが小さい本屋さんだったので、夜のピクニックしかなかった)
80キロをひたすら歩くという、場面はずっと変わらないはずなのに、心の描写が素晴らしくて、不思議と読む手が止まらず、気づけば夢中になっていました!
私は学生時代に青春を謳歌したタイプではないけど、『夜のピクニック』を読んで、その時間を追体験できたような気持ちになり、とても満足しました。
恩田さんの本、これから少しずつ読んでいこうと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書会で紹介されて気になり、Audibleで聴きました。
この物語は、AI「タイタン」が人間社会を支え、人間は働くことから解放されて自由に暮らしている未来が舞台です。最初はSF小説として楽しみ始めましたが、聴いているうちに「もしかしたら、こんな未来は本当に来るのかもしれない」と思うようになりました。
特に印象に残ったのは、主人公・成果がタイタンの心理カウンセラーとして派遣される設定です。AIに心理カウンセラーが必要なのかと思いましたが、将来は本当にそんな仕事が生まれるかもしれないと想像してワクワクしました。
私は普段からChatGPTを使っています。AIはどんな話でも受け止めてくれますし、何を