ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夏への扉〔新版〕

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    いつまでも色褪せない、人生の一冊。
    一番好きな本はって聞かれたら絶対これと答えている

    とはいいつつ、しばらく読んでなかったから十数年ぶりに読み返してみた。株の配当金やエンジニアなど難しい話が多く、初めて読んだ小学生の頃の自分は全く理解できていなかったが、大人になったら今読むとちゃんと理解できてより楽しめた。

    一応SFという括りになるのだろうけど、それに収めてしまうのはあまりにもったいない、希望に溢れる爽やかで美しい物語。

    どんなに打ちのめされても、未来はきっといいものだと思わせてくれる、かといって綺麗事すぎない、このバランスの良さが好き。
    夏への扉、どこかにあるのだろうか

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    2026年02月01日
  • 血盟団事件

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    縄文の著書 中島岳志 による昭和深掘り。
    これを読みながら近代に至るまで幕末から深掘りするしかないか…と思わされた。

    縄文にも取り上げられていた太田竜や本書に登場する井上日召のような、左右問わずピュアリティが高い人間が私は好きなようで、少年期のエピソードを読んでいてついつい肩入れしてしまうのだけど、スピリチュアル界隈で以前から言われている 宇宙の法則 がここでも登場し、参政党以前に右翼とスピリチュアル界隈の結びつきがあって非常に興味深い。
    後の縄文に繋がる文脈で書かれていて、相変わらず調査の深さ、範囲の広さ、精度がすごくて中島岳志の著書をもっと読んでみたくなる。

    また、当然ながら法華経につ

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    2026年02月01日
  • 地獄くらやみ花もなき 伍 雨の金魚、昏い隠れ鬼

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    第5弾!

    地獄出張所は、誰なるかは、前回でひと段落。

    3話あり!(ほぼ2話)

    「狂骨あるいは金魚の幽霊」
    蘭鋳(ランチュウ)品評会でも有名な家。
    その一家での事件。

    北原白秋『金魚』とともに…3人を…
     ……

     母さん、帰らぬ、さびしいな。
 金魚を一匹突き殺す。

     まだまだ、帰らぬ、悔しいな。
 金魚を二匹締め殺す。

     なぜなぜ帰らぬ、ひもじいな。
 金魚を三匹捻(ね)じ殺す。



    ちなみに、ランチュウ独自の飼育法
     ランチュウには個体の形体、色彩、泳ぎ方を審査する「品評会」という文化があるため、愛好家は品評会で良い成績を出す個体を育成するために「親魚の選定」「繁殖」「仔引

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    2026年02月01日
  • ルルとミミ(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    シリーズ二冊目。イラストと装丁がとっても素敵。

    夢野久作だと聞いてきっと幸せな終わり方ではないのだろうと思ったけれども。
    でも本当にルルとミミは可哀想だった?どうして語り手はそう言ったの。こんなにも幸せそうなのに、現世で生きることが全てではないでしょうに、と思わせられた。

    鐘を作るという象徴的なお仕事を大人になる前から兄妹でひたむきに取り組むその姿勢が、父の死とか背負う悲しみはあれど、とても美しかった。

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    2026年02月01日
  • 龍神の雨

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    ネタバレ

    最高に面白かった!面白いという表現は不適切な内容かも知れないが、別々の兄弟と兄妹がどう交わるのか?初めは全く関係ないように見えて徐々に明かされる伏線回収はさずが道夫さん!さすがです。

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    2026年02月01日
  • 満月珈琲店の星詠み

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    満月珈琲店のブックカバーに一目惚れし、購入しました。
    その後、小説があることを知って読んだのですが、暖かくて、占星術に興味を持つ内容でした。
    ライトな感じで1時間半くらいで気軽に読めるところも良く、急いで続編も購入しました。
    疲れていて、心が不安定だったので、自分も占星術を見てみたいと縋ったところがあったのかもしれません。

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    2026年02月01日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

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    快楽と苦痛に対する考察が素人の自分にもとてもわかりやすく飲み込めた。英語の和訳本だとどうしても「訳しました感」のある文章で読みにくくなりがちだがこの本はかなり自然な文章でかつ読みやすかった。

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    2026年02月01日
  • 恋じゃなくても

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    ネタバレ

    タイトルより深めのお話でした!
    主人公の凪は、婚約者の浮気が発覚し、あてもなくフラフラしている時に、78歳の女性、芙蓉に「ついておいで」と言われ、拾われる。
    芙蓉は結婚相談所の相談係をしながら毎日自分のために生きている女性だった。
    芙蓉と、その周りの人々、様々な機会を得て、凪は恋とは何かはわからなくても、人を好きになることや自分を大切にすることについて考え始める…

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    2026年02月01日
  • 光のとこにいてね

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    一日で読み切ってしまった。
    小学校2年生→高校1年生→社会人29歳と話は三つの時間で進んでいくんだけど、どの2人も本当に可愛くて..
    自分も親の顔色ばかり気にして生きてきたから、ユズと重なる部分があった。
    「光のとこにいてね」って良い。祈りとか、願いのような。
    結局2人の関係性って何なんだろう。言葉では言い表せないものだね。

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    2026年02月01日
  • 踊りつかれて

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    自分の言葉には責任を持ちたい。
    それが、見えない相手に対してでも、自分が誰かを明かさなくても。
    口に出すだけじゃない。
    それは、ネットでもSNSでも同じ。
    活字にして公にしたら、伝わってしまうもの。

    後から取り返しのつかない思いはしたくない。
    後悔しても時すでに遅し。

    犯罪になりうるかもしれない。

    そんな悲劇を小説にしたこの作品。
    ネット社会の問題だけでなく、人生の厳しさ、人とのつながりも深く描いている。

    読み応えのある話で、いろいろ考えさせられる内容だった。

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    2026年02月01日
  • わたしの知る花

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    大号泣。寝る前に読む話じゃなかった。一人の男にまつわる話かと思って読み進めていたけど、男女の話というか。唯一無二の関係性について描かれた話だと思う。色々な人の視点から描かれることによって増す平の魅力とか、奥深さが結末につれて涙を誘う。最近読んだ本の中で、というか今まで読んだ本の中で1番泣いたかもしれない。愛だな

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    2026年02月01日
  • 女王さまの休日 マカン・マラン ボヤージュ

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    また頑張ろう!と思わせてくれる小説。
    優しさに触れられる小説。
    番外編が出版されてとても嬉しかったです。著者の古内一絵さんに「多謝」です。読者の私は、このシリーズの世界が大好きなのです。小籠包の表紙が「歓迎光臨」と手招きしているように思えました。

    今回は台湾のお茶、食べ物、観光地、歴史を満喫できました。特に歴史は、今だからこそちゃんと知ることが出来てよかったです。

    ぽんと背中を押してくれるシャールさん。賑やかなジャダさん。そしてさくらさん。3人それぞれの台湾でした。留守番の真奈さんの思いも、シャールさんは、しっかりと受け止めてくれていました。

    ちょっと元気がほしいときには、このシリーズが

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    2026年02月01日
  • 紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官

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    ネタバレ

    2026/1/31
    再読。1回目は文庫じゃなかったのだね。
    たぶん1回目も同じこと書いたと思うけど、刑事の二人が地域のボスババアに騙されへんのめっちゃ気持ちいい。
    それだけでスカッとする。
    この回は善人ぶった実は支配したいタイプの人が数人出てきて胸糞悪いけど、それをバッサバッサと斬っていくの気持ちいいね。
    新しい仲間も有能だし。
    あと珍しい赤堀先生の弱音も聞ける。
    もう1回頭から読んでもいいけどもったいないからまたにする。
    川瀬先生もっと書いてくれ~。頼む~~。

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    2026年02月01日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    最近読んだ中で一番印象に残っている本。
    人気なのにはそれなりの理由があり、読みやすいながらもとても心打たれる内容だった。

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    2026年02月01日
  • 夜明けのすべて

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    とってもよかった!サクッと読めるボリュームに登場人物の抱えてる思いが、丁寧に書かれていて、かつ読みやすい。
    重さに程度はあれ、一人一人が何かを抱えていている。
    そんな中で、どう日々に向き合っていくか、
    瀬尾まいこさんの本は間違いないだろうと、何気なく手に取った本だったが、仕事のことばかり考えて、鬱々していた自分にピッタリだった。

    この先の2人の関係が気になるので、続編、待ってます

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    2026年02月01日
  • わたしたちが孤児だったころ

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    冒頭は1930年代で主人公クリストファー・バンクスは20代なかば。ロンドンで、子供の頃からの夢だった探偵として認められつつある。
    クリストファーは子供時代を上海の租界(外国人居留地)で過ごした。父親はイギリス貿易会社の社員で、母は上海の人々がイギリスが売りつける阿片で苦しんでいることを許せずにいる。そして自分たちの不自由のない生活には中国人たちを阿片付にしていることで父を責める。
    クリストファーの一番の友達は日本人一家のアキラだった。二人とも異国で暮らしているのだが、自分の国は上海だと思っている。子供なりに人生を見つめる独自の理論や哲学、自分を保つための嘘もある。
    だがクリストファーの父が、次

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    2026年02月01日
  • 冷蔵庫探偵 蔵前怜子

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    連作短編集
    冷蔵庫の中身を見てプロファイリングするフードコーディネーターとその相棒役の刑事が事件を解決するストーリー
    個別の事件とは別に、過去の事件の謎が…
    是非続編を!

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    2026年02月01日
  • 香君4 遥かな道

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    圧倒的な世界観

    人間中心の世界に、疑問を投げかけてくる物語

    作者 上橋菜穂子さんは児童文学者、SFファンタジー作者であり、文化人類学者
    前作「鹿の王」では「日本医療小説大賞」を受賞
    そして、児童文学のノーベル賞と言われる
    「国際アンデルセン賞」も受賞しています


    人間が自分たちの都合に合わせて自然のバランスを崩したその結果は自分たちへと戻される

    この社会を成立させる為、支配者の決断は何が最善なのか!

    読みながらどう決断すればいいのか、分からないながらずっと考えてしまいました

    温暖化による気候変動や地球環境も心配だし
    食糧の時給率も低いし先が心配になりました

    文庫版は4冊になってい

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    2026年02月01日
  • 日の名残り

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    映画公開時に、映画を見て小説も読んだんだけどまったく理解してなかった、と思う。
    カズオ・イシグロのノーベル賞受賞(受賞から数年経っちゃってるけど)でちゃんと読んでみることにした。

    1956年、オックスフォードの由緒正しいお屋敷ダーリントンホールに勤める初老の執事スティーブンスは、今のご主人ファラディ氏の休暇に伴い小旅行を計画した。ダーリントンホールは以前は名門貴族ダーリントン卿の持ち物だったが、卿の死後アメリカ人富豪ファラディ氏が屋敷を買い取り、スティーブンスはそのまま新しいご主人に仕えている。政財界に携わり世界の情勢に影響力を持つイギリス人貴族と、戦後の自由なアメリカ人。ご主人の違いにも悩

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    2026年02月01日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝を毎年楽しみにしている1人です。
    一方で、予選会まで見れておらず
    箱根本選しか見ていなかったことに対して、自分の箱根駅伝の見方が限定的だったことを実感した。

    私自身陸上部で駅伝を走ったことがある。
    部員たちの想い、襷の重みを感じたことのある私にとって涙なしでは見れない作品だった。

    学生連合の選手ならではの葛藤など、とても丁寧に描かれている。下巻もとても楽しみにしています。

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    2026年02月01日