小説・文芸の高評価レビュー
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いつまでも色褪せない、人生の一冊。
一番好きな本はって聞かれたら絶対これと答えている
とはいいつつ、しばらく読んでなかったから十数年ぶりに読み返してみた。株の配当金やエンジニアなど難しい話が多く、初めて読んだ小学生の頃の自分は全く理解できていなかったが、大人になったら今読むとちゃんと理解できてより楽しめた。
一応SFという括りになるのだろうけど、それに収めてしまうのはあまりにもったいない、希望に溢れる爽やかで美しい物語。
どんなに打ちのめされても、未来はきっといいものだと思わせてくれる、かといって綺麗事すぎない、このバランスの良さが好き。
夏への扉、どこかにあるのだろうか -
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縄文の著書 中島岳志 による昭和深掘り。
これを読みながら近代に至るまで幕末から深掘りするしかないか…と思わされた。
縄文にも取り上げられていた太田竜や本書に登場する井上日召のような、左右問わずピュアリティが高い人間が私は好きなようで、少年期のエピソードを読んでいてついつい肩入れしてしまうのだけど、スピリチュアル界隈で以前から言われている 宇宙の法則 がここでも登場し、参政党以前に右翼とスピリチュアル界隈の結びつきがあって非常に興味深い。
後の縄文に繋がる文脈で書かれていて、相変わらず調査の深さ、範囲の広さ、精度がすごくて中島岳志の著書をもっと読んでみたくなる。
また、当然ながら法華経につ -
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第5弾!
地獄出張所は、誰なるかは、前回でひと段落。
3話あり!(ほぼ2話)
「狂骨あるいは金魚の幽霊」
蘭鋳(ランチュウ)品評会でも有名な家。
その一家での事件。
北原白秋『金魚』とともに…3人を…
……
母さん、帰らぬ、さびしいな。 金魚を一匹突き殺す。
まだまだ、帰らぬ、悔しいな。 金魚を二匹締め殺す。
なぜなぜ帰らぬ、ひもじいな。 金魚を三匹捻(ね)じ殺す。
…
ちなみに、ランチュウ独自の飼育法
ランチュウには個体の形体、色彩、泳ぎ方を審査する「品評会」という文化があるため、愛好家は品評会で良い成績を出す個体を育成するために「親魚の選定」「繁殖」「仔引 -
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また頑張ろう!と思わせてくれる小説。
優しさに触れられる小説。
番外編が出版されてとても嬉しかったです。著者の古内一絵さんに「多謝」です。読者の私は、このシリーズの世界が大好きなのです。小籠包の表紙が「歓迎光臨」と手招きしているように思えました。
今回は台湾のお茶、食べ物、観光地、歴史を満喫できました。特に歴史は、今だからこそちゃんと知ることが出来てよかったです。
ぽんと背中を押してくれるシャールさん。賑やかなジャダさん。そしてさくらさん。3人それぞれの台湾でした。留守番の真奈さんの思いも、シャールさんは、しっかりと受け止めてくれていました。
ちょっと元気がほしいときには、このシリーズが -
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冒頭は1930年代で主人公クリストファー・バンクスは20代なかば。ロンドンで、子供の頃からの夢だった探偵として認められつつある。
クリストファーは子供時代を上海の租界(外国人居留地)で過ごした。父親はイギリス貿易会社の社員で、母は上海の人々がイギリスが売りつける阿片で苦しんでいることを許せずにいる。そして自分たちの不自由のない生活には中国人たちを阿片付にしていることで父を責める。
クリストファーの一番の友達は日本人一家のアキラだった。二人とも異国で暮らしているのだが、自分の国は上海だと思っている。子供なりに人生を見つめる独自の理論や哲学、自分を保つための嘘もある。
だがクリストファーの父が、次 -
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圧倒的な世界観
人間中心の世界に、疑問を投げかけてくる物語
作者 上橋菜穂子さんは児童文学者、SFファンタジー作者であり、文化人類学者
前作「鹿の王」では「日本医療小説大賞」を受賞
そして、児童文学のノーベル賞と言われる
「国際アンデルセン賞」も受賞しています
人間が自分たちの都合に合わせて自然のバランスを崩したその結果は自分たちへと戻される
この社会を成立させる為、支配者の決断は何が最善なのか!
読みながらどう決断すればいいのか、分からないながらずっと考えてしまいました
温暖化による気候変動や地球環境も心配だし
食糧の時給率も低いし先が心配になりました
文庫版は4冊になってい -
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映画公開時に、映画を見て小説も読んだんだけどまったく理解してなかった、と思う。
カズオ・イシグロのノーベル賞受賞(受賞から数年経っちゃってるけど)でちゃんと読んでみることにした。
1956年、オックスフォードの由緒正しいお屋敷ダーリントンホールに勤める初老の執事スティーブンスは、今のご主人ファラディ氏の休暇に伴い小旅行を計画した。ダーリントンホールは以前は名門貴族ダーリントン卿の持ち物だったが、卿の死後アメリカ人富豪ファラディ氏が屋敷を買い取り、スティーブンスはそのまま新しいご主人に仕えている。政財界に携わり世界の情勢に影響力を持つイギリス人貴族と、戦後の自由なアメリカ人。ご主人の違いにも悩
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