ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • イクサガミ 神

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    ネタバレ

    面白かった。
    良質なバトル漫画を文字で読む、そんな体験。
    物語の展開が早く、序盤のスピード感と早々に味方サイドから死者が出る展開も良い。
    これはしょうがないことではあるが、途中から急にこれまでほとんど出てこなかったキャラが出てきたのはやや唐突感はあった。
    結局この手の話は最終的に何人か生き残るのかなと思っていたが…そうきたか。
    ギルバートさんとカムイコチャがかっこいい。

    ラスボスはまさかのアイツだし、幻冬斉もそう来るか…という感じ。

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    2025年11月29日
  • 丘の上の洋食屋オリオン はなむけのひと皿

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    オリオンに出てくる洋食とスイーツはシンプルだけど、とても美味しそうで、近所にこんなお店があれば常連になりたいと思ってしまう。身も心にも寄り添ってくれるお店。

    今回オリオンを訪れた人たちが抱える悩みもどれもひしひしと伝わってきたけど、桃のムースケーキのお話が一番好きでした。

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    2025年11月29日
  • 神に愛されていた

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    一人の作家とその作品を愛した女性のストーリーです。作家が作品を生み出す大変さを垣間見ることができました。
    初めて読んだ作家さんだったのですが、とても好きになりました。ほかの作品も読んでみたいです。

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    2025年11月29日
  • むらさきのスカートの女

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    今村夏子さん、初めまして。
    大好きです。

    語られる視点が、私にとっては初めての視点で、それがとっっても新鮮で面白くて大好きでした。

    信頼出来ない語り手とも言えるのかもしれないけど、それとはなんかまた感じ方が違う、本当に不思議な読書体験でした…!!

    どういうことかというと、語り手が、「むらさきのスカートの女」を追う「黄色いカーディガンの女」なんですね。

    その黄色いカーディガンの女から見た、むらさきのスカートの女を語ってくれるのですが、ストーカー状態なので、ほぼ作者が神の視点でむらさきのスカートの女の全ての行動を語ってるように思うんですよ…でもふとした瞬間に本当の語り手である黄色いカーディ

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    2025年11月29日
  • 入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください 2

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    もしこれが映像化されたら恐ろしいことになります。
    だから絶対にしないでください。
    特に「万引き」の章だけは絶対に。
    想像しただけで寒気と震えと、そして爆笑が…。

    今作は前作よりもパワーアップした印象です。
    そしてまた、中途半端に終わっているのできっと次作も。
    期待しています。

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    2025年11月29日
  • ラヴクラフト全集3

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    ラヴクラフトの代表である「クトゥルフ神話体系」が恐らく全集の3巻に集約されていると思われます。
    ただ、ラヴクラフトにはパターンがあります。不気味さを出すための工夫ではあるんですが、このパターンがとてもわかりにくくしているので、要注意です。以下の3つにパターン分けします。

    1.副詞の多用と唐突な自動詞。
    →「名状し難い」などから始まる、修飾語やら副詞、形容詞の乱発が始まったら、固有名だけ見つけて読み飛ばしても大丈夫です。ただし、唐突に自動詞で終わったら、いったん読み返すのもありです。完了系は重要な要素である場合がほとんどです。
    2.クトゥルフ神話に代表される名称は眷族が言う
    →明確にアザトース

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    2025年11月29日
  • 飼い犬に腹を噛まれる

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    タイトルにもなっているだけあって、飼い犬の左馬助くんのエピソードのインパクトはすごい。
    食べ物のエピソードがどれも素敵。なぜかお腹が減るのではなくお腹いっぱいの幸福感に似た心地になる文章で好き。

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    2025年11月29日
  • シャーロック・ホームズの凱旋

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    めっちゃ面白かったです!
    ヴィクトリア朝京都が舞台になっていて、ホームズシリーズをあまり読んだことがない自分でも大丈夫でした、

    きんぎょのワトソンを推します

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    2025年11月29日
  • 熟柿

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    前半は特に主人公の行動に共感出来ず、若干イライラするところもあったけど、読む手が止まらず、徐々に寄り添っていく自分がいた。
    熟柿。そういう時間が必要なときもあるのかもしれない。

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    2025年11月29日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    美術館に行きたくなりました。私も絵と対話をしたい。美術品との向き合い方を教えてくれる。たかが絵、されど絵...。いい意味でも悪い意味でも人の心を写し、時代を経ても誰かの心を写していくんだなァ。ゆいを。

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    2025年11月29日
  • 心霊探偵八雲2 完全版 魂をつなぐもの

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    2巻もおもしろい!
    新キャラ石井雄太郎が加わって、ますます賑やか。
    (よく転ぶのがなにかの伏線かと思ったけど、今のところそういうキャラなだけなのかな?)

    両眼の赤い男は、金田一少年の地獄の傀儡師みたいで先が気になる。
    これはいつか八雲と晴香が恋人になったりするのかなー。

    事件の結末も少し考えさせられるものがあった。

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    2025年11月29日
  • 栞と嘘の季節

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    堀川と松倉の幼馴染でも親友でもないクラスメート(クラスメイトと表現しないところがまたよき)という関係性が面白さを加速させてくる。会話をみると淡々としていて、でも情に厚いところもある。学校という小さな社会で起こる事件で、違和感は気付けたり気付けなかったり、ほとんど後者だけど、確かに言われてみれば違和感で、だけど淀みなく進み、終始楽しめました。

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    2025年11月29日
  • 世にも奇妙なマラソン大会

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    書店員が選ぶMBTI別おすすめ書籍なんてXの投稿が目について、ESTPにおすすめらしい本書を読んでみた。
    マラソンも、冒険も、難民も、なーーんも興味も知識も無い私だけど、もうめちゃくちゃ面白かった。
    完全におもしれー男にメロメロである。
    著者の高野さんもすごいけど、ESTPにはこの本がおすすめですよとPOPを作った書店員も同じぐらいすごいわ。

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    2025年11月29日
  • 十戒

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    ネタバレ

    まいが好きになる
    うわまたここで来たのね

    主人公もメンタル強すぎ

    二人でタッグくんでなんかストーリー見れたら嬉しいなあ

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    2025年11月29日
  • 詩羽のいる街

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    人に親切にすることを仕事にしている詩羽が親切をする人を主人公にした連作小説。
    マンガ家を夢見る青年、自殺をしようとしている中学生、嫌がらせを趣味にしている人の話、ガルテリのイベントにからんだ話がどれもおもしろく、後でまた出てくるところがよりストーリーへの思い入れを深くしているように感じる。
    詩羽は触媒で、人と人をつないでいくが、少しネガティブなことを持っている人にポジティブを与えていく。本、マンガが物語のポイントになるのも、本読みには個々に楽しめる点と思う。

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    2025年11月29日
  • 家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

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    ネタバレ

    目から鱗。
    でも、すごく自分にしっくりと来る生き方指南書だった。
    私の目指すべき方向は、きっとこっち。
    稲垣さんとそっくり同じにすることは難しいだろうけど、目指したい。

    モノは、管理しきれなくて、常に片付けないと減らさないとという気持ちが頭のすみにあって落ち着かない。
    このモヤモヤはきっとこのまま一生消えないよ、と突きつけてくれた。
    思いきらねば。

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    2025年11月29日
  • 人間みたいに生きている

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    ネタバレ

    最初の方は、泉さんは達観していて掴みどころのない人で、全てを理解してくれる大人だと思っていたけどそれも主人公が「理解者である」と思い込んでいたから。
    そうやって、相手に自分の理想を押し付けて、そこから外れたらそんなの貴方じゃない、ってなる気持ち、私も高校生の頃思っていたなぁ、、
    人間ってなんだろう、どこまで条件が揃ったら人間なのかな?誰しも、周囲には理解されないようなことがあるよね。
    唯だけじゃなくて、泉さんも自分をさらけ出して改めて互いに向き合うことが出来てよかった。

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    2025年11月29日
  • たゆたえども沈まず

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    芸術を新たな視点から楽しめた。印象派をより深く楽しめる気がする。
    わたしも、たゆたえども沈まず、弱さや葛藤に向き合っていきたい。

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    2025年11月29日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    友人のトモと共同生活をしていた一橋桐子76歳。トモに先立たれてしまい、生きる甲斐がなくなってしまった。将来にも不安しかない。パートの清掃員もいつまで続くかわからない。いっそ刑務所に入った方がいいのでは?と犯罪を試みる。偽札、闇金、詐欺、誘拐など試すが、ほぼ成功しない。やや成功しても、事情聴取で結局不起訴になってしまう。ただそのために職を解雇され、賃貸の保証会社にも降りられてしまう始末。そんななか、殺人の依頼が舞い込む。

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    2025年11月29日
  • そして誰もいなくなった

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    中学生の時、あまりの面白さにリビングで深夜3時ごろまでコッソリ読んだ記憶...。この本がミステリーの面白さを教えてくれたんや...!

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    2025年11月29日