小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレずっと気になっていたが、読めていなかった『モモ』。
ざっくりとした内容はNHK「100分で名著」を見て知っていた。
現在、ドイツ語学習者向け『モモ』を使ってドイツ語を勉強しており、この機会に読んでみようと思い選んだ。
序盤の100ページほどを読んだ時点で、「これって本当に児童書!?」と思った。
そして『モモ』が発表されたのは1973年だと知り、さらに驚いた。
ミヒャエル・エンデを予言者のように感じてしまうほど、現代を生きる私に刺さるものがあった。
文章やストーリーは子ども向けに書かれているが、これはぜひ大人に読んでもらいたい作品だ。
時間泥棒である「灰色の男たち」は、人々から時間を奪ってい -
Posted by ブクログ
ネタバレぽんぽんと言葉が飛んでくるような小気味良い文体で読みやすい。
最後のお話以外は主人公の行動原理が自分とかけ離れていて、より客観的にみているからかシュールに感じる部分があった。しかし、彼らが至って真剣なのもわかるし、モラルをぶん投げてまでやりたい強い衝動があるって、その間(瞬間?)は充実感が半端ないのかもしれない、とも感じた。
表題作では吐きつけてやりたい言葉を言えなかったのに、次のお話では言ってしまっていたオチが面白かった。
解説を読む前にこの感想を書いているからわからないが、綿谷先生自身(または同姓同名の別人)を登場させたのは自分への戒めとかなんだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小さなカフェを営む男の子の話から、そのカフェを訪れたお母さんの話、そのお母さんの子供が通ってる保育園の先生の話など、しりとりのように色んな人の話が描かれている作品。
どの話にも人との関わりがあり、それがどんどん繋がり、最終的には最初の話に戻ってきた。
色を題材にしてるのもオシャレだし、読み終わった後に表紙を見るともっと面白い。
全部が心温まる話ばかりで、とても美しく、ほっこりと幸せな気持ちになれた。
12篇もある中で、お気に入りの話を選べないくらいどれも素敵だった。
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再読(2026.2.1)
「きまじめな卵焼き」いいなぁ。フライパン1つ取っても、卵焼き用だったり、中華に向いて -
Posted by ブクログ
南フランスの別荘を舞台に、一夏のバカンスで起こった恋愛が主人公セシルの回想のような形で描かれる。セシルは17歳。母を15年前に亡くし、プレイボーイな父と2人で暮らしている。
南フランスの別荘へバカンスに来たセシルと父レイモン、そして愛人のエルザ。ある日、レイモンは別荘にアンヌという、亡くなった妻の友人である女性を招待する。アンヌは地位も教養もある立派な女性で、セシルは彼女から女性というものを学んだのだった。この「超然的な」女性の訪問は、3人の生活を一変させる。
レイモン、エルザ、アンヌの三角関係や、セシルとレイモンの父娘関係、セシルとシリルの恋愛関係が、「悲しみ」のベール越しに語られる。
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