小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
鴻上さんが元特攻隊の佐々木友次さん(同時92歳)に実際にインタビューした話を元に、彼の生涯と特攻隊の真実を書いています。
お国のため自ら志願し散っていったというのは指示した側が作ったイメージで、実際は命令だったそう。
出撃後に特攻されられることを知り、言葉を失う隊員達。
生きて帰っても死んだことにされ、今度こそ死んでこいと怒鳴られる……酷すぎます。
死んだと報告しているため、生きて戻った特攻隊員を軟禁する寮まであったとか。
そんな中爆弾は落とすことが出来る、無駄死にする必要はないと話す岩本大尉かっこよすぎる。
上層部があまりに無能で衝撃でした。
敵艦隊に突っ込むのはすごく難しい、死んだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ首相パレードの中、ラジコンヘリによって爆発が起きた。首相は即死で、その犯人に仕立て上げられたのが、2年前宅配中にアイドルを助け、一世を風靡した青柳雅春。
マスコミから犯人と大々的に報道され、身に覚えのない証拠が次々と出てくる。青柳は無罪を証明することができるのだろうか。
600ページ超えの長編であり、途中中だるみを感じたが、後半になればなるほど読む手が止まらなかった。
世の中のほとんどの人が青柳を犯人であると認識している中、青柳は逃げる。「人間の最大の武器は、習慣と信頼」であり、今回の青柳はそれを痛感したのでは。
前半ではたくさんの人が登場し、たくさんの出来事が起こるが全て後半で回収される -
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私の新聞嫌いを直してくれた本。新聞って、なんか敷居が高くて堅苦しいイメージがありませんか? 遠い外国の話とか、政治の話とか、自分とは遠い世界の話というか。でもでも、なかなかどうして、読ませてくれるコラムもあるんですよ。
著者の竹内政明さんは、読売新聞の朝刊コラム『編集手帳』の書き手。歴代のコラム執筆者の中でも特に名手だとの定評のある方。その方が、これならばと特に選んだ文章が並んでいます。見開きで一日分の短い文章なので、お手軽。文章修行としてもお勧めです。
この本を読んだのはずいぶん前なのですが、未だに新聞を見るたびに思い出しますし、その度ににまにま笑ってしまいます。私、たぶん一生人生楽し -
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ネタバレ思いがけず、仕事というものについて考えさせられる本だった。
飯山と大地が夜中まで奮闘する姿に、朝から晩まで、なんなら朝から翌夜まで働いていた頃の自分が重なった。エネルギーのほとんどを仕事に注いでいて、働いている時間はあっという間に過ぎて、身体的にはキツくてもアドレナリンが出続けている感触がずっとあった。そのぶん、仕事以外のストレス要因が邪魔でしょうがなかった2年間だった。
"本当のプライドは、看板でも肩書きでもなく自分の仕事に対して抱くもんなんだ。どれだけ自分と、自分の仕事に責任と価値を見出せるかさ。"
今働いている環境で自分がしていることは顧客に見えない努力がほとんど。 -
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ディクソン・カー『夜歩く』を読んだので、同じ題名の横溝正史探偵小説を。
金田一耕助長編では、本陣殺人事件、獄門島に続く三作目。
横溝正史は「首なし死体といえばあるお約束(ネタバレ回避のため伏せます)があるが、それの次の段階のものを書きたい」としたもの。
『夜歩く』は、むかーーし映画だかドラマで『夜歩く女』という題名で見て、なかなか面白かったという印象だけ覚えている。しかし読んでみると、これ映像化はか難しいというか、この雰囲気、このトリックの醍醐味を出しづらい気がする。
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語り手は「三文探偵小説家」の屋代寅太。彼は学生時代に知り合った仙石直記から「実家で何やら事件が起きそうな嫌な予感が -
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Posted by ブクログ
京極作品にしてはやたら薄い本だな?と思い手に取ると十代の若者向け講座を文字起こししたものだったらしく、全編話し言葉で書かれていてあっという間に読んでしまいました。
講座のタイトルが「たたかわないために〜語彙と思考」だったようで、つまりこの世を地獄と見立てた上で言葉と思考でこの地獄を乗り切るにはどうすればいいか、という内容でした。
第一部では人間が言葉を会得して世界の認識をどのように変えたか、言葉の利点と欠点、言葉によって生じる思い込み、思い込みで感情や思考、行動を操作する、操作されうる危険性、そういった前提を語り、後半の第二部では実際の地獄では言葉を使ってどうやってたたかわずに済ますかを教
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