小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
私は理系分野、特に応用的な授業を担当している。世の中が変わり、社会や人の意識の変化により、今までの理論や戦略では立ち打ちできなくなってきた。そのような時になぜか引かれる学問領域が歴史学であった。これまでの先人たちが何を失敗し、どのように考えてきたのかと言うことが非常に参考になった。ちょうどその頃、書店にこの本が並べられ目を引いた。私が自分の専門領域だけでは立ち打ちが行かないと感じたことが、この本の中に解として書かれていた。
『はじめに』の中に書かれていた。AI時代になって必要となる知識は、アジェンダの設定と仮説の構築であり、そのためには歴史、哲学、文学がいかに重要であるか、改めて感じること -
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ネタバレ
大学生時代に監督として撮影した動画が、映画祭でグランプリをとった絋と尚吾。絋は「美しい映像を撮ること」、尚吾は「上質な作品を創り上げること」を信念とし、2人は対照的な進路に進む。
有名な監督の元で監督補佐として働き始めた尚吾は、質の高い作品を作るために細部へのこだわりを追求する。同じ信念を持つチームで働くことを誇りにも思う一方で、YouTubeや動画配信などの別のプラットフォームの事ははなから否定的に捉える。しかし、世の中の可処分時間は新たなプラットフォームに奪われてゆき、所属する映画制作チームの資金状況も危うくなってゆく。
一方の絋は、学生時代の動画撮影の縁から、ボクシングジムのYou -
Posted by ブクログ
ええやん!長いけど。
DANGERとDANCERとかけてるのか…
あんまり、バレエとか分かってないけど、踊り子(ダンサー)は、危険。
よく水鳥が優雅に水面をスイスイ泳いでるように見えるけど、水面下は、激しく足を動かしてるような…
満州、シベリア抑留と凄い経験をしても、尚、踊るのはやはりDANGERなんかな。
これは、ダンサーの話もあるけど、戦中、戦後のツラい話しでもある。
ソ連のギリギリに参戦してきて、日本人をごっそり労働力として持って行くのには辟易とするけど、アメリカさんらも知ってるんやろな。
翠さんら、女性たちの悲惨なのも心に残る。
こんな事は、二度と起こさない!って誓って欲しい!
…
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Posted by ブクログ
寺地はるなの本を読むのは三冊目。
『川のほとりに立つ者は』もすごくよかったけれど、こちらも私にとって久しぶりのヒット本。あっという間に読めてしまった。
安西の父が最悪すぎて(ちょっと悪者すぎないか、という節もあるけれど)、そんな中で自分の居場所を切り開いていく碧の姿が清々しく、元気づけられる。
こんなふうに安西を愛して、自分自身を頼みに生きていく碧がすごいと思った。こんなふうに逞しくなりたい。
自分も安西みたいに周囲に甘やかされているなあ⋯と胸がチクリとしてしまったところもあった。日々頑張るしかないけれど。
食べる、という基本的なことがこれほど大切に愛おしく描かれている小説もなかなかないと思う -
Posted by ブクログ
ネタバレ保阪宗祐は刑務所の教誨師をしている牧師である。
罪を犯した人に反省をさせ、社会に復帰できるよう心のケアをしている。
そして罪人は神の前で赦しをうける。
そんな仕事(ボランティア)に宗祐はやりがいを感じていた。
しかしそんな矢先、実の娘が暴漢に殺害された。
殺害の手口はかなり悪質であり耳をふさぎたくなるほどの
恐ろしいものだった…。
犯人 石原亮平
石原は娘を含め4人殺害しているにもかかわらず
まったく反省せず、死刑の判決にさえ始終 薄笑いを浮かべ、殺人に対して
あんな楽しい思いしたんだから思い残すことなくいつでも死刑になってやるよ、と
早く死刑になりたいと願っていて、生きることに希望すらもっ