ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 月まで三キロ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    絶望しているときに読むべきものだと思った。私は、まだ22歳。絶望するには、若すぎる。でも登場人物には、凄く同情したよ。最初は順風満帆でもそれがいつまでも続くか分からない。分かろうとする努力が大切だと思ったな。感情を人にぶつけるのは本当に大切なことだと思うと同時にそれをしないことも大事だと思う。極端は良くない。ゼロヒャクで決めない。月まで3キロ。妙に惹かれたそのタイトル。見てみると、生きる希望を見つけることの大切さを伝えたいような気がする

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    2026年07月04日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    朝井リョウさんがこの作品で小説の面白さに目覚めたとテレビのインタビューでコメントされていましたが、確かに第三部まで次の展開から目が離せず、最後まで面白く読みました。

    第三部の巻末に、作者の佐藤さんが執筆の参考に取材した麻溝台高校陸上部のメンバーとの座談会があり、4年間にも及んだその取材の中で世代交代なども見守ってきたことを知ると、本当に時間をかけて丁寧に作られた作品なんだなと感銘を受けました。

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    2026年07月04日
  • 兇人邸の殺人

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    ハラハラしながらも、続きが気になりつづけ、中だるみも一切なく一気に読み終えました。
    後半はミステリーたっぷりで
    続編が気になる終わり方で
    私には珍しく、だんだん面白くなってくるシリーズです。

    今までのシリーズ作品3冊ともに、
    ミステリー要素もストーリー性もバラバラで徐々に好きになった作品でした。

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    2026年07月04日
  • スピノザの診察室

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    主人公の「マチ先生」。おそらく医者としてすごい腕の持ち主なのでしょうに飄々としたイメージが伝わる文体が好きです。

    そして、心に残るフレーズも多い。

    「地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ」

    「患者の顔が見えるということは、共感するということです。共感というのは、心にとってはなかなかの重労働でしてね。とくに悲しみや苦しみに共感するときには、十分に注意が必要です。度が過ぎると、心の器にヒビが入ることがあります。ヒビだけなら涙がこぼれるのみですが、割れてしまえば簡単には元に戻りません。それを、精神科の世界では発病と

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    2026年07月04日
  • YOYOKA

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    初めて彼女の叩く”Good Times Bad Times”をYouTubeで観た時の衝撃たるや…

    この動画からYOYOKAの人生は180度変わり、そして12歳にして一家で渡米を決意する

    この本は、アメリカに移住したい人、アメリカで仕事をしてみたい人、子供をアメリカに留学させたい人、にとってきっとやる気と背中を押してくれる一冊

    YOYOKAちゃんの言葉はもちろん、両親が体験した苦労も書かれていて「思い立ったら吉日」をガチで成し遂げる一家の波瀾万丈の物語です

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    2026年07月04日
  • 死刑囚最後の日

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    死刑囚である語り手は、残りの一週間の生で重ねた思考を独房内で綴っていく。

    「死刑囚の思考を細かく示したこのノートには、死刑判決を下す連中に対する教訓が含まれている。思考する頭、人間の頭を司法の天秤に乗せるとき、今よりは慎重になるはず。死刑という手っ取り早い制度に苦悩は傲慢に続いていく」

    「今わたしがこうして書を綴っているが、今の自分の命を救うことなど出来はしない。自分が登った後の死刑台を壊すのは何の意味があるのか。自然も自由も何もかも、わたしのモノではなく、未来の同じ立場になるはずだった人間のモノ」

    「自分が罰せられるのは当然だが、自分か居なくなることによって寡婦となる母や妻や娘

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    2026年07月04日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

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    世間の当たり前と比較して自分が足りていない(この本では結婚)と思う場面で、自分の中に正解を作ることが大事だと思った

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    2026年07月04日
  • 丘の上の洋食屋オリオン 雨上がりのごちそう

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    読んでいて心地よく好きなシリーズ
    定番の洋食なのかもしれないけれど、どれも美味しそう。

    初めの2つの話はくるみちゃんの存在自体が励みになる話。

    職場体験の女の子に、接客の心構えから教える二人がすごく良かった。今後も登場するのかな?
    蒼くんの拗ねたくなる気持ちすごくよくわかる。

    閉店する書店の夫婦の話が一番好きでした


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    2026年07月04日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    ミステリー好きの皆さん、見逃してませんか?
    表紙やタイトルに【惑わされないでください】。

    美少女霊媒師の翡翠と小説家香月による殺人事件を解決する連作短編集。と見せかけて、連続殺人犯を追うひとつの長編です。
    それぞれの章も独立して面白く、殺人犯が明らかになると息をのみ、最後は…えっ!…(絶句)という素晴らしい体験ができます。

    なお、解説によると、当初のキャッチコピーは「すべてが、伏線」だったそう。考え人、天才。

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    2026年07月04日
  • カフカ断片集―海辺の貝殻のようにうつろで、ひと足でふみつぶされそうだ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    よく分からないのになぜか惹きつける

    うまくいかないことは、うまくいかないままにしておかなくては。さもないと、もっとうまくいかなくなる
    囚人は、実際には自由の身だった。彼はもともと囚われてさえいなかったのだ
    祈るように書く

    中断なしにカフカは一気に書こうとした

    自分の城の中にある、自分でもまだ知らない空間。それを開く鍵のような働きが、多くの本にはある

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    2026年07月04日
  • 最後の晩餐

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    どの作品も短編でも読み応えがあり、大満足の一冊。

    最後の晩餐をテーマにしているけれど、どの作品も切り口が違っていて面白かった。
    江國香織さん、寺地はるなさん、角田光代さんが好みでした

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    2026年07月04日
  • 倫敦スコーンの謎

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    小市民シリーズロスの中、こういう短編集が出たのは、ファンとしてはありがたい。短編でありながら、それぞれ繋がっているところもあり、読み応えありましたよ

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    2026年07月04日
  • しっぽのカルテ

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    動物の病気がメインの話かと思って、なかなか手が出てなかったのですが。まいりました。動物病院を舞台に、訪れる人たちの人間模様がさすが村山さん。動物たちは喋れないし、飼い主よりもきっと先に旅立ってしまう。中でも高齢女性と愛犬の話。身につまされた。だから飼い主は元気でいなきゃいけない。一気に読みました。

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    2026年07月04日
  • ゴリラ裁判の日

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    ネタバレ

    第64回メフィスト賞受賞作。
    言語を操り、言葉によるコミュニケーションが可能なメスのゴリラ・ローズが愛する夫を殺されたことで裁判を起こす物語。
    あまりにもインパクトの強い主人公とダイナミックな展開、考えらさせられる内容エンタメ小説としてとても面白かったです。仮に裁判を起こしたとしても読者のほとんどが被告側が勝訴するというだろうと考える内容に、どうやってここから面白くなっていくのかという所が見どころの作品。それに加えて、ローズへの優しさで包んだ中に隠れた利権や名誉など完全にきれいな人が出てこない作品の中で、ローズは自分とは何かを考えていく群像劇であり、リーガル作品でもある異色な物語に引き込まれま

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    2026年07月04日
  • 神都の証人

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    直木賞の候補作。
    これまでこの素晴らしい作品がノーマークだったが、ブク友の皆さんのおかげで、この本と巡り会えました。
    冤罪がテーマで戦前から令和まで続くので、重苦しいし、ヤキモキする場面が多い。語り部は8歳で父親が強盗殺人の容疑で逮捕された谷口波子。
    父親は死刑判決を受ける。
    父親を支援する人達が長くて苦しい戦いを続けるのだが、父親の疑いは晴れるのか?
    父親が冤罪なら、犯人は誰なのか?
    500ページ弱の大作で、電車で立ちながら読むのは辛かったが、時間を忘れてしまうほどのめり込んだ。

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    2026年07月04日
  • おつむの良い子は長居しない

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    伯山ラジオにて紹介されていたことをきっかけに購入・読破。

    役者さんは凄い!と思わしめるとともに、役について深く考えたからこそ出せる、味のある文章に引き込まれてイッキに読み進めてしまった。

    ところで「HOTEL」観たことないんだよねえ。いずれ観賞したいところである。

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    2026年07月04日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    今年(2026年)日本で舞台が上演されたので
    個人的には小説の方が物語の世界に入り込めた
    戯曲版と違い冒頭はポアロのシーン
    私が観た舞台は片岡鶴太郎さんがポアロ役なんですが、
    舞台は舞台で面白かったのですが、
    私個人的にそもそもエルキュール・ポアロを日本人が演じるのは無理があると思っているので、
    小説の方が頭の中で好きなキャスティングで読めるので良かった。

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    2026年07月04日
  • おいしくってありがとう 味な副音声の本

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    世の中の美味しいもの沢山しれる!
    改めて自分は食に対する興味も強いし、食に関するエッセイを読むとワクワクするなと気づかせてくれた

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    2026年07月04日
  • 金田一耕助ファイル1 八つ墓村

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    ネタバレ

    初めて読んだ。映画も見たことない。9月に新しい映画が公開されると知り予習として。令和の今読んでも先が気になって一気読みしたくなる面白さなのはすごい。

    落武者の呪いが残る村で起きる連続殺人事件を金田一耕助が解決する、としか内容を知らなかった。間違ってはいないけど、実際に読むとイメージしてた推理小説っぽさはだいぶ薄い。それより伝奇小説の面が濃い。犯人の手がかりを追ったり落武者の残した宝を探したり鍾乳洞をうろつく場面がかなり多い。主人公も金田一耕助ではない。村一番の有力者一族の後継者の青年。小説は彼の手記の形式で書かれている。

    読んでいて犯人は最後までわからなかった。重要人物がどんどん死んでいく

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    2026年07月04日
  • ありか

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    ページターナーだ。
    早く続きが読みたくて、目がどんどん活字を追っていく。脳の処理が追いつかないような早さで。

    母と自分、自分と子どもとの関係性を対比することで、いわゆる「毒親」から逃げることができた美空。

    美空は実母からの愛情を受け取ることはできなかったけど、颯斗や宮崎さん、そらくんのママや義母など、周りの人の優しさに恵まれて自分の居場所とやるべきこと、「ありか」を見つけられたんだね。

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    2026年07月04日