【感想・ネタバレ】モモのレビュー

あらすじ

時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。

...続きを読む

「けれど時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。」

「時間がない」「忙しい」、口癖になっていませんか?
時短や効率にばかり気をとられ、大切なことをついつい忘れてしまう。本作は、そんな現代人に警鐘を鳴らしています。

児童書なのでとても読みやすくわかりやすいのですが、テーマ・内容共に深い作品となっており、子どもだけでなく、むしろ大人の方におすすめしたい一冊です。

すこし奇妙な格好をした、やせっぽち。
でもどこか不思議な魅力をもつ少女、モモ。
モモと一緒に時間を巡る冒険に出かけてみませんか?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

児童書に分類されているが、これは大人が読むべき本。本を読む暇もないほど時間泥棒に追われている人こそ、時間を割いて読んだ方がいい。

0
2026年02月08日

Posted by ブクログ

効率的に休みを使わないといけないという思いが強くてしんどくなりメンタルを壊してしまいました。そんな時にこの本と出会いました。特別な何かをしなくても良い時間、誰かと過ごす時間が人生を豊かにするのだなということを感じました。この本と出会って少し生きやすくなりました。

0
2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと気になっていたが、読めていなかった『モモ』。
ざっくりとした内容はNHK「100分で名著」を見て知っていた。
現在、ドイツ語学習者向け『モモ』を使ってドイツ語を勉強しており、この機会に読んでみようと思い選んだ。

序盤の100ページほどを読んだ時点で、「これって本当に児童書!?」と思った。
して『モモ』が発表されたのは1973年だと知り、さらに驚いた。
ミヒャエル・エンデを予言者のように感じてしまうほど、現代を生きる私に刺さるものがあった。
文章やストーリーは子ども向けに書かれているが、これはぜひ大人に読んでもらいたい作品だ。

時間泥棒である「灰色の男たち」は、人々から時間を奪っていく。
街の人たちは無駄を嫌い、予定を詰め込み、いつも忙しくイライラしている。
子どもたちでさえ、遊ぶ面白さよりも「将来の役に立つかどうか」が全てになっている。
大切な人との会話、触れ合い、自分を慈しむ時間。
そういうものがどんどん剥ぎ落とされ、1秒の時間も無駄にしないことが良しとされ、時間に振り回されながら生きている人々。
その姿が、現代の我々と重なった。
「仕事に役立つことをしろ」
「無駄なことをするな」
「タイパを考えろ」
そんな言葉が溢れている私たちの日常に必要な物語だと思った。

特に印象的だったのは、「時間の花」だ。
自分自身の時間というものを、こんなにも美しく、儚く描くことができるのかと驚いた。

物語の最後には、『作者のみじかいあとがき』が載っている。
このあとがきを読むと、子どもたちに向けたミヒャエル・エンデのあたたかい眼差しを感じることができる。
ぜひ最後まで読んでほしい箇所だ。

日常を過ごしていく中で一度立ち止まり、自分にとっての時間とは何か、大切にしたいものは何かを考えたくなる作品だった。

.

時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、だれひとり気がついていないようでした。じぶんたちの生活が日ごとにまずしくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていることを、だれひとりみとめようとはしませんでした。
(P106)

.

「時間がない」、「ひまがない」——こういうことばをわたしたちは毎日聞き、じぶんでも口にします。いそがしいおとなばかりではありません、子どもたちまでそうなのです。けれど、これほど足りなくなってしまった「時間」とは、いったいなになのでしょうか? 機械的にはかることのできる時間が問題なのではありますまい。そうではなくて、人間の心のうちの時間、人間が人間らしく生きることを可能にする時間、そういう時間がわたしたちからだんだんと失われてきたようなのです。このとらえどころのない謎のような時間というものが、このふしぎなモモの物語の中心テーマなのです。
(P401『訳者のあとがき』)

0
2026年02月01日

Posted by ブクログ

子どもの頃に愛蔵版に憧れていましたが当時購入できず、そのまま読むタイミングを失い大人になってから読みました。とても深い内容で早く読まなかったことを後悔しましたが、今の私が読んだからこそより深く理解出来た部分もあると思うので、今読めて良かったのかもしれません。
最近話題の絵本版がありそちらは5歳の子どもと読みましたが、絵本は物語の序盤のみなので、いつか我が子にも全編を読んで欲しいなぁと思いつつ、押し付けにならないよう善処したいと思います。

0
2026年02月01日

Posted by ブクログ

とても好き。
最初から最後まで、単語一つ取っても素晴らしい。

灰色の男が「これでいいんだ」と最期に言った理由、人間由来のものであると思ったら分かるような気がする。

0
2026年01月31日

Posted by ブクログ

面白かった。子供の頃に読んだことがなかったので、読んでみた。
小さい頃に読みたかったなあ。
小さい頃に読み継がれる理由が分かった。

一気に読んでしまった。
最初は、1話完結かと思って読んでたが、実はつながってて、時間泥棒の話が出てきてから面白くなってきた。
時間に囚われてるのは私だなぁ、、

0
2026年01月25日

Posted by ブクログ

内容 並外れた聞き上手のモモ。たくさんの友達と仲良く暮らしていたが、一方で、時間泥棒に時間をかすめ取られてゆく世間の人たち。そんなみんなを救うため、モモは立ち上がる。
感想 中年になっての再読。主人公のモモがほとんどしゃべらないことに、感銘を受ける。人との温かい交わりを「無駄な時間」として放棄する大人たちの姿もそうだが、「子どもの家」に集められ、既成の遊びを「将来のため」と称して遊ばされせられる子どもたちの描写に、戦慄が走る。「時間の花」という概念を、忘れずに持ちつづけたいと思う。子どもにもわかる言葉で書かれているし、子どもなりに受け止めるとは思うが、本来は大人のための寓話。

0
2026年01月23日

Posted by ブクログ

梟書茶房という池袋にあるカフェで、生まれて初めてタイトルやあらすじを伏せた本を購入した本。本の紹介が数行程度書いてあり、確か誕生日の番号に振られたものだった気がする。購入記録を振り返るとゆうに6年前、、よくもまぁここまであたためたなと。笑

十数年勤めた会社にほとほと嫌気が差してしまい、退職を決意し長め休暇をとっている現在ですが、このタイミングで読む気になったのもご縁を感じる。ベッポのように、自分の中のこだわりを大事に仕事をしていたのだけど、会社の方針や求められるスピードに自分がついていけなくなってしまった。自分を嫌いになっていく感覚、まさに灰色に景色が見えるかんじ。

幼い頃、死んだ顔をして満員電車に揺られる大人を見ていた違和感。
就活時代、今が人生の最大だから楽しんでと寂しそうな顔をして話してくれた部活でお世話になった憧れのOBの先輩。
趣味や余白を削った毎日なんてなんの楽しみもないよなぁと立ち止まるとわかるけど、必死に走ってたこの間までは、ここまでしっかり思いを巡らせられなかったろうな。

大人になった今、手にとり読むことができてよかった。ありがとうミヒャエルエンデ!

0
2026年01月18日

Posted by ブクログ

1年に一度の自分への贈り物は、時間にまつわるものが多い。
一昨年は、どうしても行きたい場所があり、ひとりの時間を。
去年は義母が入院中だったので家族でゆっくり過ごす時間を。
そして今年は、「時間」についての物語である本書を選んだ。

時間はいのち。
そう思って時間を大切にしてきたつもりだった。
それなのに『モモ』を読んで、私は本当の意味での豊かな時間の使い方ができていなかったのではないか、と考えさせられた。

町に現れた灰色の男たちは、人々に効率と節約を教え込み、時間を貯めることこそが豊かさだと信じさせる。人々は忙しくなり、会話や遊び、無駄に見える時間を切り捨てていく。その結果、心は次第に痩せ細っていく。
そして最も犠牲になったのは、子どもたちだった。
この辺りを読んでいて非常に耳が痛かった。

その変化に抗うのが、何も持たない少女モモ。
彼女はただ相手の話を聴き、共に過ごす。モモの存在は、人が人として生きるために必要な「生きた時間」を思い出させてくれる。

灰色の男たちとの対峙で描かれるのは、時間の奪い合いではない。
問われているのは、私たちがどんな時間を生きているのか、ということだ。

モモは、忙しさを当然として生きる大人に向けて、こう問いかける。

『節約された時間は、本当に自分の人生を豊かにしているのか』

ふと思い出した。
主人が、無駄な時間にこそ価値があると言っていたことを。
一見すると生産性がないように見える時間が、実は人にとってとても重要だ、ということを伝えてくれていたのか…

大切なことに気づかせてもらった。
今年の贈り物にこの本と出会えて本当によかった。
ずっと大切にしたい本がまた増えて嬉しい♪
(*´ー`*) 仁義さんアリガトウゴザイマス

半世紀も前の本だなんて信じられない…
もう一度、時間と向き合い、大切な人達と「生きた時間」を過ごしていきたいな(*´꒳`*)
今年もウン十年の付き合いになる大好きな友人達からの連絡に幸せを感じている(*´∀`*)
これこそが、私にとって生きた時間だ♪
それにしても…歳とったな笑

子どもとの時間ももっと大切にしていきたい。
子どもにもぜひ読んでほしいなぁ。本棚の目につく位置に、そっと置いておこう♪

0
2026年01月17日

Posted by ブクログ

時間どろぼうの灰色の男たちに立ち向かうモモ。
時間をつかさどるマイスター・ホラに時間の意味を教えてもらったモモ。
時間について考えるきっかけとなる一冊です。

0
2026年01月15日

Posted by ブクログ

究極に生産性や効率だけを考えて動くと、倫理観や感情が失われてしまう。
灰色の男に完全に支配されないというのは現実問題難しいが、少しでも立ち止まれるように。
"無駄な時間"とされるものも、ただ時間として存在している、もともと正当なものだったことを思い出せるように。

『時間とは、生きるということ、そのものなのです。』 (106頁)
時間に追われるように感じる日々だが、時にはくだらない話をして、笑って、最期に私の人生なかなか豊かだったじゃんと思えるといいな。


小話をひとつ。
田舎生まれ田舎育ちの親戚が東京に遊びに来て、平日の電車に乗った時の感想。
「みんな無表情で楽しくなさそう。電車が動いてる時はスマホ見て、止まったらドアに向かって一斉に吸い込まれていって、みんな同じ動きをしている。ロボットみたいだし、何かに操られてるみたいに見えた。」
モモを読んだ後ならはっきりわかる。
彼が見たものは灰色の男たちだったんだな、と。

0
2026年01月13日

Posted by ブクログ

豊かな時間の大切さを学んだ
現代ではモモ達と同じ暮らしは困難と思うが、自分のココロにゆとりを持つ時間を持つことはできる
まずは日々、自分時間を確保し読書や内省したい

0
2026年01月12日

Posted by ブクログ

名刺代わりの一冊を選ぶならこれを選びます。自分の中でバイブルのように大切な一冊。小学生の頃に読んでからも何十回と読み返しては忘れたくないものを思い出しています。きっとあなたもモモに救われるはず!

0
2026年01月08日

Posted by ブクログ

時間に追われ余裕がなくなって、家族や友達、恋人との時間を大切にできなくなるのは、誰にでも一度は心あたりがあるはず…自分のこれからの人生、時間をどう使っていくか考えさせられる 人間らしく生きることを可能にし、生きることの本当の意味を忘れないでいきたい

0
2026年01月05日

Posted by ブクログ

久しぶりに手に取った。
この世の中にいるのは灰色の陰気な男たちではなく、ピンク色のキラキラした妖精だ。私たちを刺激で誘い、楽しませ、時間を覇権者の私欲と変える。
モモはマイスターに会って時間を解放することができたが、私たちは誰に会えば時間を取り返してくれるんだろうか。

0
2026年01月05日

Posted by ブクログ

この作品が半世紀以上も前に書かれていたとは、驚きです。まさしく現代の社会を映し出しているようです。

完全無欠のビビガールはさながら数年前のロボット人形だし、カシオペイアというかめはまさに現在のAIロボットです。

この作品がひときわよいと感じた点は、モモのことば(セリフ)がいかにも子どもらしいことです。
多くの児童書が、言語化のお手本のように主人公のことばをすばらしく表現している点は、すてきな主人公にあこがれをもつ一方、こんなふうに豊かに表現できる子どもばかりじゃないと多少違和感を感じていました。

モモは信念を持ち勇気をふるいたたせて、奪われた心を取り戻しに行きます。孤独な少女がひとりで行動した点が好きです。

ファンタジーでありながら妙に現実味があり、とてもおもしろいお話でした。

0
2026年01月05日

Posted by ブクログ

”時間とは、生きるということ、
そのものなのです。
そして人のいのちは
心を住みかとしているのです。“

タイパ 時短 効率
ってそんなことばかり 気にしている
人間になると 時間泥棒の餌食になりそうですね

0
2026年01月04日

n

購入済み

何回か読んでいます

自身が小学生時代に初めて読み、こどもにも読み聞かせしております。
今回読書感想文を書くにあたり手元に本がなく図書館でも貸出中だったため、初めて電子書籍で読ませて頂きました。電子書籍には苦手意識がありましたが、嵩張らず、文字も見やすく、途中から読み始めるのも手軽に出来、電子書籍の良さを感じました。また繰り返し読みたいと思います。

#タメになる #共感する

0
2024年08月16日

ネタバレ 購入済み

時間どろぼうを倒せ!

「時間どろぼう」なる怪人の秘密結社と浮浪児モモの戦い。70年代ドイツの児童文学として、なかなかの傑作だと思う。
モモは直接戦うすべを持たないが、超常的な能力を持つ存在が手を貸すことにより逆転への道が開ける。
時間の人生哲学を優しくレクチャーしてくれる内容。

#深い

0
2022年09月29日

購入済み

良かった

時間に追われた現代人の皆さんに、ぜひおすすめです。

0
2021年12月25日

モモがんばれ

童話ではありますが 、いろいろ考えさせられました。作者はドイツ人だということで、同じヨーロッパでもスラブ系からは出て来ない話だと感じます。疲れていっぱいいっぱいになったときに、思い出して心の余裕を取り戻したいと思います。

#感動する #深い #タメになる

0
2021年04月24日

購入済み

良質なファンタジー。

児童文学とはいうものの、内容も深いですし、大人が読んでも充分楽しめる作品だと思います。
とても良かったです。

0
2020年05月08日

Posted by ブクログ

長かった…
読んでいる時にメモしたフレーズが何個かあり読み返してみた。
私がこの物語から受け取ったメッセージは"時間"。
時間にまつわる色々な事象から、私ならどうするか⁇問いを投げかけられた気分になった。

0
2026年02月07日

Posted by ブクログ

子どもの頃に読みそびれて、自分の子どもに買ってあげることができたので、ついでに読んだ。

大人でもこんなに楽しめるなんて。難しい言葉もなく、優しい心でゆったり読める本でした。

0
2026年01月18日

Posted by ブクログ

大人にも強く響く物語でした。私もすっかり灰色の男と契約を交わしていたのだと感じました。出会うべくして出会った一冊でした。

0
2026年01月16日

Posted by ブクログ

小学校高学年から読める本なので読みやすかった。
モモの話の聞き方が上手でなんでも話してしまうのも、時間が関わってると思うな〜。
私はめちゃくちゃ効率重視で動いてしまうから、もっと他に大事なことがあるんじゃないのか考えてみたい。

0
2026年01月15日

Posted by ブクログ

初めてこの本を読んだのは小学5年生ぐらいでした。それからこの本は定期的に読み直す大切な本になりました。
時間の大切さをこの物語は教えてくれました。「過労死」という言葉ができるほど現代の日本人はとても忙しいです。仕事ばかりに時間を使うことは果たして正解なのか。時間のあり方について学ぶことができる物語でした。

0
2026年01月15日

Posted by ブクログ

本文も面白かったけれど、巻末にある佐々木田鶴子氏の寄せた文章がとても興味深かった。
ミヒャエル・エンデ本人と直接言葉を交わした人の話を読めるとは思わなかった。
「初めてモモを読むならこの本を!」というSNSのアドバイスに従って、この出版社の、この版を選んで良かった。

0
2026年01月15日

Posted by ブクログ

本を読むことが苦手だった子供の時に、初めて夢中になって読めた本を思い出して、改めて読み返してみた。
あの時、何が面白いと思ったのかは分からないけれど、不思議な世界で起きた物語に引き込まれていったのだと思う。
時間をテーマにした本ということで、時間がないと嘆く大人になってから改めて読むと、新しい読み方ができる本だと思った。
時間は一人一人与えられていて、それをどう使うかはその人次第で、長くも短くもなるもの、小さな花を愛でたり、友人とおしゃべりしたり、そういったゆとりを持つことが人間らしい豊かさに繋がっていることが描かれていた。
忙しさに追われるだけでは時間が消えて行ってしまうので、ふと足をとめる時間をしっかり持っていきたい。

0
2026年01月12日

Posted by ブクログ

【時間】について考えさせられる物語

「時間を制する」「時間の使い方」こういったタイトルの本が書店に沢山並ぶようになりました。

なんでもない趣味に使う時間(読書や習い事、ジムなどではない趣味)
家族とテレビを見ながら会話をして笑い合う時間
仕事終わり居酒屋に行って今日の疲れを癒やす時間


その全てが、悪とされてしまってるのではないかと感じています。
将来の自分がお金で困らないように、人生を急ぐ。
(それも、大事なことです。)

コロナの時代もありましたが、商店街はガラリとし、近隣住民との会話も減り、上司とは事務的な会話ばかり。(もちろん、犯罪やハラスメントなどの被害が相次いでいる事実がそうさせたのもあります。)

ふと立ち止まり、人間の寿命が有限だったことに気づきます。
親と過ごせる時間はあとどれくらいか?
後回しにしていた大切な友人との食事、もしかしたら、明日、どちらかが事故にあってしまうかもしれない。
話はそれますが、嵐のコンサートに昔誘われたことがありましたが断りました。まさか、活動終了する日が来るなんて思いもしませんでした…後悔(泣)

人間と、人間との間に無限はありません。
人間が無限でないように。

もう一度、大切な人との時間を、大切にしようと感じる作品に出会えて、生きててよかったなと感じました。

0
2026年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心の豊かさとは何か。

私たち現代人は、いつも何かに追われていて、せかせかと毎日を過ごしているように思います。

一日があっという間に、一週間、そして一年も気付いたら過ぎ去っている。

私も「忙しい」を理由にして、蔑ろにしてしまったものがたくさんあると思います。振り返ると、もっと自分と、相手と向き合えばよかったと思う瞬間が頭に浮かぶ。

自分の時間も相手の時間も大切に、ゆっくりと立ち止まり振り返りながら過ごして生きていけたらいいなぁ。

0
2026年01月12日

Posted by ブクログ

後半の時間泥棒がうんぬんってとこより、時間泥棒が現れる前のみんなや世界の描写が大好きだった。その世界に流れているゆっくりとした優しい時間は、まさに読んでいる最中に私が浸かっていたベイジルタウンに流れているものとすごく近しいものがあるように感じて、なんだか居心地がいい、不思議な気分になった。
モモが人の話をただ聴いているだけで相手のイマジネーションがどんどん膨らんでいったり、喧嘩していた2人が仲直りしたり、物事が勝手に解決の方向に向かったりするっていうところがすごく好きだったし、無口なおじいさん道路掃除夫ベッポのモモへの思いやりや、想像力でどんなところにもモモを連れて行ってくれるジジの魅力の描き方にはすっごく心が温かくなってワクワクして、涙も出るほどだった。

読んでて面白かったのが、この本を早く読みたいがために会社の休憩をわざわざ同期が来ない時間にとって読んでいる私、少しでも暇があるとこの本を取り出して時々歩きながらでさえも読んでしまっている私って、なんかセカセカと時間を短縮してコミュニケーションを排除した孤独な時間に自ら身を置いてる、時間泥棒的な読み方をしてない?って思ったこと。
あと「時間泥棒」って言葉のニュアンス、日常生活でもときどき「話が長すぎて人の時間を奪ってる人」とかを指したりするけど、それって本来使い方逆なんじゃないかな?って思ったりも。この本の中では、とにかく時間を切り詰めて無駄な時間を1秒でも多くなくすことに全力を注ぐ(それが時間銀行にお金を貯めることになると信じ込まされているから)人のことだけどなぁ。と書いてて思ったけど、これは時間泥棒に騙されてる人のことか。時間泥棒自体は人から時間を奪う人で合ってるのか。難しい!

最後の作者のあとがきで、作者が汽車に乗り合わせたこのお話を教えてくれた人に「この物語を過去に起こったことのように話しましたが、未来に起こることとして話すこともできたんですよ」って言われたんだよって書いてたところも面白かった。この、作者が、これは自分が考えたんじゃなくて誰かから教えてもらったんですって言うことで、この本がノンフィクションであるかのように最後に魔法をかけて子どもの夢を守るの、「ルドルフとイッパイアッテナ」でもそうだったよなぁと思い出した。実際、私もまだあの話は猫が書いた物語を作者が代わりに出版したものだって心のどこかでは信じてる気がする。子どもの頃にかけられた魔法って解けないよなぁ。うつくしい。

そういえばこれ小さい頃からずっとママからおすすめされてた記憶があったんだけど、ママにモモ読んだよーって言ったら「あれ説教くさくてあんまり好きじゃない」って言われた。多分好きなのはパパの方だった…笑

0
2026年01月06日

Posted by ブクログ

学生の頃、読んで再読。ファンタジー。
子供向けかなと思いつつ、残り三分の一は面白くなって一気読みした。
モモの魅力と強さ、友情のお話。

0
2026年01月20日

Posted by ブクログ

「時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしている」

小学校の学級文庫に並んでいた1冊だが、合理性や効率化を追求した果てに、大切な何かを置き去りにしてしまった人にこそ刺さると思う
視覚味覚が肥えた現代人、聴く力はどうでしょうかね

0
2026年01月08日

Posted by ブクログ

この物語は、48年前の1972年に発表されたもの。
日本は高度成長期の只中だった。この後、バブル景気が訪れる。世界でも同じようだったのだろうか。
まさに「時間泥棒」が暗躍する時代、子供たちに向けて書かれたということがとても重要だったと思う。
しかし、この物語は年代を超え、大人にも読まれ、時代も超えて受け継がれる。
時間を酷使し、お金が動き、経済が右肩上がり。多くの人が儲かる話に乗って、やがてバブル崩壊、リーマンショック。染み渡るように広がっていくSNS・・・。
今ようやく、モノに縛られない価値観が生まれ始めた。モモと、思う存分遊べるだけの仲間でありたい。

0
2026年01月07日

「児童書」ランキング