あらすじ
時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。
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「けれど時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。」
「時間がない」「忙しい」、口癖になっていませんか?
時短や効率にばかり気をとられ、大切なことをついつい忘れてしまう。本作は、そんな現代人に警鐘を鳴らしています。
児童書なのでとても読みやすくわかりやすいのですが、テーマ・内容共に深い作品となっており、子どもだけでなく、むしろ大人の方におすすめしたい一冊です。
すこし奇妙な格好をした、やせっぽち。
でもどこか不思議な魅力をもつ少女、モモ。
モモと一緒に時間を巡る冒険に出かけてみませんか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本が恐ろしいのは、50年前の作品ってことと、児童文学ってこと。50年後を生きる私の生きる社会の苦さやままならなさも、モモや灰色の男や時間の花を象徴として喩えて物語にしてしまったところ。なんかもう、私なんかが語ることがない。余韻や余熱や想像が、意味を持たない。感じたこと沢山あるのに、いろんなこと重ね合わせたのに、自分の言葉にならない。なにを書いても、しっくりこない。
物語の中で、時間も、贅沢な余白も、人間の心の病も全部綺麗に隙なく描き尽くされているから、巨大な伏線を、綺麗さっぱり見事に回収して、鮮やかに着地して完結してる。物語が完璧でこれ以上、言うことがなくなるんだね。自分の言葉で置き換える必要がないって言うか、結論はとっくに出たって感じ。解釈の余地なんてない。いらない。
なんだか鳥肌がたちそうだ。挿し絵もエンデ様が自分で描いたんでしょ?どれだけすごいんだよ!!それでもどうしても書きたいから時間についてありきたりなことを書かせてもらうと。笑
時間がないって本当に人からいろんなものを奪うと思う。余裕がなくなって、楽しくなくなって、笑顔や思いやりが消える。そして個性がなくなり、気力もなくなって灰色になっていく…人間としての余白も消える。慌ただしい毎日の中で、いろんな大事なものが削ぎ落とされていく。自分の心に耳を傾けることも忘れて、いつしかその方法も分からなくなっていく。心を亡くすで忙しい。宮迫のCMが浮かんだ。
子どもにとって大事だと思う遊び。大人もそう思っているはずなのに、その環境も時間も、かなり限定的になっていると思う。情報とものが溢れる世の中で、目に見えるものは持っているのに貧しい。体を使って、肌で感じて、人と触れ合ってぶつかって。道草をしてボーッとアリを眺めることからしか得られないものがある。無意味で自由で生産性のない遊びの贅沢さ。
効率やタイパを重視して灰色の男たちに捧げた時間は、スマホに消える。結局何のために時間を節約してたの?
大人になったけど、遊びや余暇や趣味は大事にしていたい。そういう余白が、人生を豊かにすると思う。ゆったりと今を感じる余白を持って、心豊かに生きていきたいなって思った。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
結末の情景を思い浮かべて、
心底よかったと思った。
作者のあとがきも
児童文学ならではの温かみがあって
とても良かった。
せかせかしている自分に、
おい時間泥棒に盗まれてるぞ と
教えてあげよう。
Posted by ブクログ
作者の後書きが全てだも思う
「過去に起こったことのように話しましたね。でもそれを将来起こることとしてお話しても良かったんですよ。」
現代も共働きだったりスマホばっかしてたりで子どもとの時間が取れないなんていうけど
これを読んでたらいつの時代も子ども最優先とはいかない矛盾があるんだろうな
そんな中でも子どもに向き合う時間、自分や大切な人に向き合う時間を大切にしなければと思える作品
Posted by ブクログ
児童文学とは思えない。
大人こそ読むべき本だと感じた。
忙しない現代社会において、時短、タイパという言葉がよく聞かれるが、時間を節約する意味とはなんなのか、人間らしい時間の使い方とは何なのかをとう一冊。
Posted by ブクログ
ずっと気になっていたが、読めていなかった『モモ』。
ざっくりとした内容はNHK「100分で名著」を見て知っていた。
現在、ドイツ語学習者向け『モモ』を使ってドイツ語を勉強しており、この機会に読んでみようと思い選んだ。
序盤の100ページほどを読んだ時点で、「これって本当に児童書!?」と思った。
そして『モモ』が発表されたのは1973年だと知り、さらに驚いた。
ミヒャエル・エンデを予言者のように感じてしまうほど、現代を生きる私に刺さるものがあった。
文章やストーリーは子ども向けに書かれているが、これはぜひ大人に読んでもらいたい作品だ。
時間泥棒である「灰色の男たち」は、人々から時間を奪っていく。
街の人たちは無駄を嫌い、予定を詰め込み、いつも忙しくイライラしている。
子どもたちでさえ、遊ぶ面白さよりも「将来の役に立つかどうか」が全てになっている。
大切な人との会話、触れ合い、自分を慈しむ時間。
そういうものがどんどん剥ぎ落とされ、1秒の時間も無駄にしないことが良しとされ、時間に振り回されながら生きている人々。
その姿が、現代の我々と重なった。
「仕事に役立つことをしろ」
「無駄なことをするな」
「タイパを考えろ」
そんな言葉が溢れている私たちの日常に必要な物語だと思った。
特に印象的だったのは、「時間の花」だ。
自分自身の時間というものを、こんなにも美しく、儚く描くことができるのかと驚いた。
物語の最後には、『作者のみじかいあとがき』が載っている。
このあとがきを読むと、子どもたちに向けたミヒャエル・エンデのあたたかい眼差しを感じることができる。
ぜひ最後まで読んでほしい箇所だ。
日常を過ごしていく中で一度立ち止まり、自分にとっての時間とは何か、大切にしたいものは何かを考えたくなる作品だった。
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時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、だれひとり気がついていないようでした。じぶんたちの生活が日ごとにまずしくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていることを、だれひとりみとめようとはしませんでした。
(P106)
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「時間がない」、「ひまがない」——こういうことばをわたしたちは毎日聞き、じぶんでも口にします。いそがしいおとなばかりではありません、子どもたちまでそうなのです。けれど、これほど足りなくなってしまった「時間」とは、いったいなになのでしょうか? 機械的にはかることのできる時間が問題なのではありますまい。そうではなくて、人間の心のうちの時間、人間が人間らしく生きることを可能にする時間、そういう時間がわたしたちからだんだんと失われてきたようなのです。このとらえどころのない謎のような時間というものが、このふしぎなモモの物語の中心テーマなのです。
(P401『訳者のあとがき』)
Posted by ブクログ
子どもの頃に愛蔵版に憧れていましたが当時購入できず、そのまま読むタイミングを失い大人になってから読みました。とても深い内容で早く読まなかったことを後悔しましたが、今の私が読んだからこそより深く理解出来た部分もあると思うので、今読めて良かったのかもしれません。
最近話題の絵本版がありそちらは5歳の子どもと読みましたが、絵本は物語の序盤のみなので、いつか我が子にも全編を読んで欲しいなぁと思いつつ、押し付けにならないよう善処したいと思います。
Posted by ブクログ
とても好き。
最初から最後まで、単語一つ取っても素晴らしい。
灰色の男が「これでいいんだ」と最期に言った理由、人間由来のものであると思ったら分かるような気がする。
Posted by ブクログ
面白かった。子供の頃に読んだことがなかったので、読んでみた。
小さい頃に読みたかったなあ。
小さい頃に読み継がれる理由が分かった。
一気に読んでしまった。
最初は、1話完結かと思って読んでたが、実はつながってて、時間泥棒の話が出てきてから面白くなってきた。
時間に囚われてるのは私だなぁ、、
Posted by ブクログ
内容 並外れた聞き上手のモモ。たくさんの友達と仲良く暮らしていたが、一方で、時間泥棒に時間をかすめ取られてゆく世間の人たち。そんなみんなを救うため、モモは立ち上がる。
感想 中年になっての再読。主人公のモモがほとんどしゃべらないことに、感銘を受ける。人との温かい交わりを「無駄な時間」として放棄する大人たちの姿もそうだが、「子どもの家」に集められ、既成の遊びを「将来のため」と称して遊ばされせられる子どもたちの描写に、戦慄が走る。「時間の花」という概念を、忘れずに持ちつづけたいと思う。子どもにもわかる言葉で書かれているし、子どもなりに受け止めるとは思うが、本来は大人のための寓話。
Posted by ブクログ
梟書茶房という池袋にあるカフェで、生まれて初めてタイトルやあらすじを伏せた本を購入した本。本の紹介が数行程度書いてあり、確か誕生日の番号に振られたものだった気がする。購入記録を振り返るとゆうに6年前、、よくもまぁここまであたためたなと。笑
十数年勤めた会社にほとほと嫌気が差してしまい、退職を決意し長め休暇をとっている現在ですが、このタイミングで読む気になったのもご縁を感じる。ベッポのように、自分の中のこだわりを大事に仕事をしていたのだけど、会社の方針や求められるスピードに自分がついていけなくなってしまった。自分を嫌いになっていく感覚、まさに灰色に景色が見えるかんじ。
幼い頃、死んだ顔をして満員電車に揺られる大人を見ていた違和感。
就活時代、今が人生の最大だから楽しんでと寂しそうな顔をして話してくれた部活でお世話になった憧れのOBの先輩。
趣味や余白を削った毎日なんてなんの楽しみもないよなぁと立ち止まるとわかるけど、必死に走ってたこの間までは、ここまでしっかり思いを巡らせられなかったろうな。
大人になった今、手にとり読むことができてよかった。ありがとうミヒャエルエンデ!
Posted by ブクログ
1年に一度の自分への贈り物は、時間にまつわるものが多い。
一昨年は、どうしても行きたい場所があり、ひとりの時間を。
去年は義母が入院中だったので家族でゆっくり過ごす時間を。
そして今年は、「時間」についての物語である本書を選んだ。
時間はいのち。
そう思って時間を大切にしてきたつもりだった。
それなのに『モモ』を読んで、私は本当の意味での豊かな時間の使い方ができていなかったのではないか、と考えさせられた。
町に現れた灰色の男たちは、人々に効率と節約を教え込み、時間を貯めることこそが豊かさだと信じさせる。人々は忙しくなり、会話や遊び、無駄に見える時間を切り捨てていく。その結果、心は次第に痩せ細っていく。
そして最も犠牲になったのは、子どもたちだった。
この辺りを読んでいて非常に耳が痛かった。
その変化に抗うのが、何も持たない少女モモ。
彼女はただ相手の話を聴き、共に過ごす。モモの存在は、人が人として生きるために必要な「生きた時間」を思い出させてくれる。
灰色の男たちとの対峙で描かれるのは、時間の奪い合いではない。
問われているのは、私たちがどんな時間を生きているのか、ということだ。
モモは、忙しさを当然として生きる大人に向けて、こう問いかける。
『節約された時間は、本当に自分の人生を豊かにしているのか』
ふと思い出した。
主人が、無駄な時間にこそ価値があると言っていたことを。
一見すると生産性がないように見える時間が、実は人にとってとても重要だ、ということを伝えてくれていたのか…
大切なことに気づかせてもらった。
今年の贈り物にこの本と出会えて本当によかった。
ずっと大切にしたい本がまた増えて嬉しい♪
(*´ー`*) 仁義さんアリガトウゴザイマス
半世紀も前の本だなんて信じられない…
もう一度、時間と向き合い、大切な人達と「生きた時間」を過ごしていきたいな(*´꒳`*)
今年もウン十年の付き合いになる大好きな友人達からの連絡に幸せを感じている(*´∀`*)
これこそが、私にとって生きた時間だ♪
それにしても…歳とったな笑
子どもとの時間ももっと大切にしていきたい。
子どもにもぜひ読んでほしいなぁ。本棚の目につく位置に、そっと置いておこう♪
Posted by ブクログ
時間どろぼうの灰色の男たちに立ち向かうモモ。
時間をつかさどるマイスター・ホラに時間の意味を教えてもらったモモ。
時間について考えるきっかけとなる一冊です。
Posted by ブクログ
究極に生産性や効率だけを考えて動くと、倫理観や感情が失われてしまう。
灰色の男に完全に支配されないというのは現実問題難しいが、少しでも立ち止まれるように。
"無駄な時間"とされるものも、ただ時間として存在している、もともと正当なものだったことを思い出せるように。
『時間とは、生きるということ、そのものなのです。』 (106頁)
時間に追われるように感じる日々だが、時にはくだらない話をして、笑って、最期に私の人生なかなか豊かだったじゃんと思えるといいな。
小話をひとつ。
田舎生まれ田舎育ちの親戚が東京に遊びに来て、平日の電車に乗った時の感想。
「みんな無表情で楽しくなさそう。電車が動いてる時はスマホ見て、止まったらドアに向かって一斉に吸い込まれていって、みんな同じ動きをしている。ロボットみたいだし、何かに操られてるみたいに見えた。」
モモを読んだ後ならはっきりわかる。
彼が見たものは灰色の男たちだったんだな、と。
Posted by ブクログ
豊かな時間の大切さを学んだ
現代ではモモ達と同じ暮らしは困難と思うが、自分のココロにゆとりを持つ時間を持つことはできる
まずは日々、自分時間を確保し読書や内省したい
何回か読んでいます
自身が小学生時代に初めて読み、こどもにも読み聞かせしております。
今回読書感想文を書くにあたり手元に本がなく図書館でも貸出中だったため、初めて電子書籍で読ませて頂きました。電子書籍には苦手意識がありましたが、嵩張らず、文字も見やすく、途中から読み始めるのも手軽に出来、電子書籍の良さを感じました。また繰り返し読みたいと思います。
時間どろぼうを倒せ!
「時間どろぼう」なる怪人の秘密結社と浮浪児モモの戦い。70年代ドイツの児童文学として、なかなかの傑作だと思う。
モモは直接戦うすべを持たないが、超常的な能力を持つ存在が手を貸すことにより逆転への道が開ける。
時間の人生哲学を優しくレクチャーしてくれる内容。
モモがんばれ
童話ではありますが 、いろいろ考えさせられました。作者はドイツ人だということで、同じヨーロッパでもスラブ系からは出て来ない話だと感じます。疲れていっぱいいっぱいになったときに、思い出して心の余裕を取り戻したいと思います。
Posted by ブクログ
幼い頃に読んだ覚えがあって、少なくとも家にはあって、懐かしさを思って手に取った。結局、全く読んだ覚えはなかったけれど、小学生の自分には理解できなかったからかもしれない。
物語の中の人や街は、今の世の中と同じで、いつも時間がなく、指の間から大切なものがすり抜けていく焦燥感が描かれていた。時間とは何か。自分もいつも時間を無駄にしてしまうので、与えられている時間を大切に過ごしていきたいし、それを伝えられる人間になりたいと思った。
Posted by ブクログ
効率的に休みを使わないといけないという思いが強くてしんどくなりメンタルを壊してしまいました。そんな時にこの本と出会いました。特別な何かをしなくても良い時間、誰かと過ごす時間が人生を豊かにするのだなということを感じました。この本と出会って少し生きやすくなりました。
Posted by ブクログ
長かった…
読んでいる時にメモしたフレーズが何個かあり読み返してみた。
私がこの物語から受け取ったメッセージは"時間"。
時間にまつわる色々な事象から、私ならどうするか⁇問いを投げかけられた気分になった。
Posted by ブクログ
子どもの頃に読みそびれて、自分の子どもに買ってあげることができたので、ついでに読んだ。
大人でもこんなに楽しめるなんて。難しい言葉もなく、優しい心でゆったり読める本でした。
Posted by ブクログ
小学校高学年から読める本なので読みやすかった。
モモの話の聞き方が上手でなんでも話してしまうのも、時間が関わってると思うな〜。
私はめちゃくちゃ効率重視で動いてしまうから、もっと他に大事なことがあるんじゃないのか考えてみたい。
Posted by ブクログ
初めてこの本を読んだのは小学5年生ぐらいでした。それからこの本は定期的に読み直す大切な本になりました。
時間の大切さをこの物語は教えてくれました。「過労死」という言葉ができるほど現代の日本人はとても忙しいです。仕事ばかりに時間を使うことは果たして正解なのか。時間のあり方について学ぶことができる物語でした。
Posted by ブクログ
本文も面白かったけれど、巻末にある佐々木田鶴子氏の寄せた文章がとても興味深かった。
ミヒャエル・エンデ本人と直接言葉を交わした人の話を読めるとは思わなかった。
「初めてモモを読むならこの本を!」というSNSのアドバイスに従って、この出版社の、この版を選んで良かった。
Posted by ブクログ
本を読むことが苦手だった子供の時に、初めて夢中になって読めた本を思い出して、改めて読み返してみた。
あの時、何が面白いと思ったのかは分からないけれど、不思議な世界で起きた物語に引き込まれていったのだと思う。
時間をテーマにした本ということで、時間がないと嘆く大人になってから改めて読むと、新しい読み方ができる本だと思った。
時間は一人一人与えられていて、それをどう使うかはその人次第で、長くも短くもなるもの、小さな花を愛でたり、友人とおしゃべりしたり、そういったゆとりを持つことが人間らしい豊かさに繋がっていることが描かれていた。
忙しさに追われるだけでは時間が消えて行ってしまうので、ふと足をとめる時間をしっかり持っていきたい。
Posted by ブクログ
【時間】について考えさせられる物語
「時間を制する」「時間の使い方」こういったタイトルの本が書店に沢山並ぶようになりました。
なんでもない趣味に使う時間(読書や習い事、ジムなどではない趣味)
家族とテレビを見ながら会話をして笑い合う時間
仕事終わり居酒屋に行って今日の疲れを癒やす時間
…
その全てが、悪とされてしまってるのではないかと感じています。
将来の自分がお金で困らないように、人生を急ぐ。
(それも、大事なことです。)
コロナの時代もありましたが、商店街はガラリとし、近隣住民との会話も減り、上司とは事務的な会話ばかり。(もちろん、犯罪やハラスメントなどの被害が相次いでいる事実がそうさせたのもあります。)
ふと立ち止まり、人間の寿命が有限だったことに気づきます。
親と過ごせる時間はあとどれくらいか?
後回しにしていた大切な友人との食事、もしかしたら、明日、どちらかが事故にあってしまうかもしれない。
話はそれますが、嵐のコンサートに昔誘われたことがありましたが断りました。まさか、活動終了する日が来るなんて思いもしませんでした…後悔(泣)
人間と、人間との間に無限はありません。
人間が無限でないように。
もう一度、大切な人との時間を、大切にしようと感じる作品に出会えて、生きててよかったなと感じました。
Posted by ブクログ
心の豊かさとは何か。
私たち現代人は、いつも何かに追われていて、せかせかと毎日を過ごしているように思います。
一日があっという間に、一週間、そして一年も気付いたら過ぎ去っている。
私も「忙しい」を理由にして、蔑ろにしてしまったものがたくさんあると思います。振り返ると、もっと自分と、相手と向き合えばよかったと思う瞬間が頭に浮かぶ。
自分の時間も相手の時間も大切に、ゆっくりと立ち止まり振り返りながら過ごして生きていけたらいいなぁ。
Posted by ブクログ
寓話・教訓のお話。登場人物は魅力的で特にほら話が得意なジジが時間泥棒に金持ちになる夢を叶えられて、その生活を維持するために物語を量産してスケジュールに追われていく姿がリアル。 この物語は寓話でおとぎ話なのだが、時間泥棒に時間を奪われた人々の姿にリアリティがある。そのために、むしろ時間泥棒に奪われている人の方に親近感を抱くほど。ここが素晴らしい。 良い児童文学はおとぎ話の中にいる現代的な価値観を持った人物をちゃんと描いている。ハリボテではなく生きている人物が出てくる。