【感想・ネタバレ】モモのレビュー

あらすじ

時間どろぼうと、ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語。人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う、エンデの名作。

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「けれど時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。」

「時間がない」「忙しい」、口癖になっていませんか?
時短や効率にばかり気をとられ、大切なことをついつい忘れてしまう。本作は、そんな現代人に警鐘を鳴らしています。

児童書なのでとても読みやすくわかりやすいのですが、テーマ・内容共に深い作品となっており、子どもだけでなく、むしろ大人の方におすすめしたい一冊です。

すこし奇妙な格好をした、やせっぽち。
でもどこか不思議な魅力をもつ少女、モモ。
モモと一緒に時間を巡る冒険に出かけてみませんか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

友人からこの本のことを聞いたり、ネットで話題になっていて前々から気になっていた。頭の端の方で読みたいなぁとずっと思っていたところ、日本出版から五十周年を記念したオレンジ色の装丁が出ていて、それに惹かれてついに購入。
とても良かった。時間貯蓄銀行により、無駄な時間を削り、余暇もなくやるべきことに追われてしまう思考になってしまった人々と、主人公モモの意志を持ち続けて悪の組織に立ち向かう姿。
「無駄な時間を削ることは、人の心を狭め、廃れさせてしまう」ということをファンタジーの中で鮮やかに描いている。無駄な時間にこそ、自分に帰れるし、自由だよね、思った。
カシオペアのキャラが個人的に結構好きだった。

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今まで読んできた中で1番大好きな本です。
登場人物、物語の流れ、雰囲気が自分に刺さりすぎる本で、昔から読んでいます。

私的な話ではありますが、小学校4年の頃から双子の片方の兄妹と英語に興味あって勉強するために英語版のモモを買ったりして、2冊の本(モモと星の王子さま)を交換っこしながら英語を学んでいました。アニメや実写映画も沢山見返しました。

現代社会と重なる部分があり、きっと今の世の中にぴったりな本なのではないかと思います。作者の短いあとがきにはかなり衝撃受けましたね。
読んでる時に脳内でアクションのイメージが再生できるくらい飲み込まれる本です。ほんとにずっとワクワクしながら読めて読んでも読んでも飽きません。
特に俺は登場人物の中でカメのカシオペアが大好きで、最後のモモとの別れの時は毎回ショックを受けながら読み返しています笑

自分に一番影響のあった本で、世界で1番好きです。
時間への向き合い方を考えさせられる本です。正直児童向けというか、全ての人間が読むべきです。

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2026年04月21日

ネタバレ 購入済み

時間どろぼうを倒せ!

「時間どろぼう」なる怪人の秘密結社と浮浪児モモの戦い。70年代ドイツの児童文学として、なかなかの傑作だと思う。
モモは直接戦うすべを持たないが、超常的な能力を持つ存在が手を貸すことにより逆転への道が開ける。
時間の人生哲学を優しくレクチャーしてくれる内容。

#深い

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2022年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この歳になるまで実は読んだことがなく、日本語版刊行50周年ということもあり記念のダブルカバーになっていたので、いい機会だからと手に取ってみた。

児童文学だし、ちゃちゃっと読めるだろうと思って息抜きがてら読み始めたけど……すみません、児童文学だと思って完全に舐めてました。私が子どものときだったら読み切れてた自信がないです。というか子どもが読むには若干難しいような気がしなくもない。すっかりおじさんになった私ですらちょっと大変だった(もともと読む能力が低いという事実からは目を逸らすものとする)。この本をスラスラ読んでいる子どもは文学に選ばれし特別な才能を持っているに違いないので、そんな子を見かけたら文学界の未来のために必ず保護するように。

時間をテーマに、人間の時間を奪う灰色の男たちと、それによってゆとりを失い荒んでいく周囲の人々、それに主人公モモはどのように立ち向かうのか、というお話なのだけど、これを50年も前に書いてたってマジ!?まさにコスパ・タイパを気にしすぎる現代人のことを揶揄したとしか思えない内容なんですけど。先見の明ありすぎやろ……。そう考えると今の若い人たち、特に中高生くらいの子どもたちに読んでもらいたい作品であることはたしか。無駄とまでは言わないけど、身にならないかもしれないことに時間を消費するのも、人間関係を良好にし、幸福な人生を築くのに必要なことなんだとわかってくれると思う。そういう意味では児童文学的な教訓を授けてくれる作品でしたね。

にしても主人公のモモには何か出生の秘密とか、特別な能力があるのかと思ってたけど全然そんなことないのね。強いて言うなら類い稀なる聞き上手っていうくらい。物語がクライマックスに差し掛かるまで特に何かやったわけでもないし。児童文学の主人公としては結構異質な存在かもしれない。ただそれに見合うカリスマ性みたいなものはあるのよ。いつの間にか神輿を担がれるみたいな。教団の教祖さまの才能があるから今すぐ宗教法人を立ち上げたらいいと思う。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子供の頃に読んだはずだが、内容を殆ど覚えておらず。改めて読んでみて、これは大人こそが読んで理解出来る物語なのでは…と感じた。何十年も前の作品なのに、描かれている人間の生活が、まさに現代のそれで、怖くなった。時間がない、タイパ、コスパ、効率重視… 。今の社会は時間泥棒に時間を盗まれている…。スマホから離れて、何もしない時間、あえてゆっくり丁寧に物事に取り組む、友達や家族ともっと話す、そういう事をもっと大事にしたいと思う。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

名作枠、「時間」を主軸に人間としての在り方を問うてくる
50年以上も前に、「急かされる社会」を描いていて、便利な機械の登場以前から、今みたいな悩みや懸念があったんだなと。予見できていたんだなと。

当時の受け止められ方が気になりますね

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おお〜〜昔に読んだことのある作品でしたが、もうほとんど覚えておらず新鮮な気持ちで読み進めることが出来ました。子供向けながら長編で、小学生が読むはじめての長編よな〜と改めて思いました。文字もちゃと小さいし…。
内容は今!まさにタイパなんて言われてる現代を風刺しすぎている作品で、時間泥棒に時間を盗られた人々は時間に追われ話をする間もないくらいに働いている、それを元に戻すために主人公である少女のモモが奮闘するというストーリー。大昔の作品なのに、現代のほうが刺さってるなあと言うのが面白かったです。今読むことこそ大事だなぁと。もちろん少女のモモが廃墟に住んでで家族もおらず保護もされずで、こっちからすればそれってどうなの!?と思わずにはいられないけどそれが幸せな世界なのだからそれでいいでしょう。友達たちが掃除のおじちゃんとおしゃべりの観光マンなのもまた良い。時間泥棒が得体の知らない存在なのも怖く、愉快で不思議な存在でした。もしかしたら私達も知らぬうちに時間をとられているのかも…?
しかしモモが時間博士のところに行っていたのが1ヶ月というのは驚きました。そんなに経っていたの???という。そりゃぁ環境も変わっておりますよ。モモを孤独にさせるために友達たちの環境を変化させるというのは少女にやるにはエグいですよね…。
最後には時間泥棒たちを消滅させ(本当に消える)、モモたちは幸せに暮らしましたとさで終わりましたが、果たしてこの世界は私たちと同じ世界にはなり得ないのでしょうか。
時間には追われないで生きたいですね。

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2026年05月11日

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