あらすじ
妻の親友の家に招かれた僕。バーベキューを楽しんでいると急に離婚裁判が始まり……怖すぎるのに笑えてくる〈ブラック綿矢りさ〉全開! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。解説=ふかわりょう
悪いのは不倫した「僕」だってもちろんわかってます。でも……。胸の奥でざわつく本音がスパークする表題作「嫌いなら呼ぶなよ」。プチ整形を明かしたら職場で執拗にいじられた「私」。吹っ切れて一発逆転を狙ったら、まさかの大成功?(「眼帯のミニーマウス」)。いっそ開き直って人生のリミッターごと外せ! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。パンクな毒が炸裂する、綿矢りさの真骨頂。
感情タグBEST3
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めーっちゃ面白かった
やっぱ人間って嫌な生き物だなーとも思った
最初の眼帯のミニーマウスは拗らせてる癖にポジティブシンキングで読んでて笑える
メンヘラからしたらめちゃくちゃ共感の嵐
私は眼帯のミニーマウスがお気に入りだった
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綿矢りささんめっちゃおもろい。
あれ?これってどっちが悪いんやったっけ?ってなるくらい開き直った主人公とか出てきて、どの作品もいい感じに毒が回ってて笑ってしまいました。
綿矢さんの作品はどれもワードセンスが良くて、どの作品も飽きずに読めるのですが、今回のはセンスもいいし、好きな作品すぎて一気読みしました。
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2026年7冊目『嫌いなら呼ぶなよ』
綿矢りささんの作品はこれが初めてだったけど、
なんだこの文章…面白すぎる。
簡単な表現をとことん分解して書いていて、
感情や思考の解像度が異常に高い。
整形、アンチ、浮気、老害
今っぽい闇が、ポップに書かれてるのも癖になる。
特に、「老は害でも若は輩」の終わり方が最高。
これは綿矢さん沼にハマりそうな予感。
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ぽんぽんと言葉が飛んでくるような小気味良い文体で読みやすい。
最後のお話以外は主人公の行動原理が自分とかけ離れていて、より客観的にみているからかシュールに感じる部分があった。しかし、彼らが至って真剣なのもわかるし、モラルをぶん投げてまでやりたい強い衝動があるって、その間(瞬間?)は充実感が半端ないのかもしれない、とも感じた。
表題作では吐きつけてやりたい言葉を言えなかったのに、次のお話では言ってしまっていたオチが面白かった。
解説を読む前にこの感想を書いているからわからないが、綿谷先生自身(または同姓同名の別人)を登場させたのは自分への戒めとかなんだろうか。
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好き!傑作
爆笑しながら読んだ
捻った表現でも感覚的にすっと馴染むというか本当に上手だな〜と唸るような文章がたくさんでこれぞ読書の愉悦って感じで最高
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綿矢りさから見た世の中、毒々しくて性格悪くて安心する。全編面白い、コロナ禍懐かしい。
・眼帯のミニーマウス
自分を綺麗にすることが単純に好きな強い女の話。誰よりも目立って、誰よりも正体不明でいられる安らぎ、ちょっとわかる。
整形でもなんでも自分の信念に沿って進む人は強い、見ててスカッとする。そうありたい。
・神田タ
好きがアンチになる心理。好きな人が幸せじゃないと少し安心するのは分かる。
・嫌いなら呼ぶなよ
浮気男の修羅場での心理。女との恋愛を《アイデンティティーだから。生業。業の深い、明日を生きるためのエネルギー。だから僕はこれを一生失くせない。》と言い切って1ミリも反省しない主人公おもろい、でも人の恋愛で本気で怒る人ってモテる人への嫉妬なのかもね。
・老は害で若も輩
なんもこだわりなくなあなあに生きたい人の内面にもこんな面白さがあるんだね。
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巻末の話「老は外で若は輩」が特におもしろかった。めんどくさいやつっているし、あーもうなんでもいいってなる内田に共感したw その点では(?)若輩者のよう
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まず装丁がびびっとな感じで好き。
内容も負けないくらいファンキー短篇集。
読みやすかったので一気読みでした。
「嫌いなら呼ぶなよ」
怒られてるのに変な所に
気が行っちゃう感じ、
トイレから脱走する妄想、
親に怒られてた昔の自分そのもの共感。笑
「老は害でも若も輩」も大好き。
ババア死ね。返信が気になります。
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街角や社内にいたら、少し有名人になりそうな人々の、いわゆる“悪目立ち”しそうな人々の見ていそうな景色を疑似的に見せつけてくる4つの作品の短編集。
表題作「嫌いなら呼ぶなよ」は少し主観の人物の考え方が理解できてしんどくなる。
社会が求める人物像と、自信から出力できる人物像のベン図の、重なっているところの自分というものをせっかく作り上げたのだから、それで享受できるものを素直に受け取って何が悪い事があるのか、という感じ。
どの時代にも“絶対的な正義”となる立ち位置はあって、そこを確保した者は、強い。
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難しい理屈をこねまわすような小説ではない。
フツーの人が、せっかくなんとか平穏に消化していた日々に、突然、イレギュラーの神や、蹉跌の悪魔がやってきたときの、やるせない心理描写を、丁寧にやさしく描いてくれている。ニンゲンはかくも哀しい毎日を送っていて、それでもブツブツ言いながら生きていくものだ、と、わかってくる。とてもありがたく、ちょっと元気がでる(かもしれない)中(短)編集。
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久しぶりに綿矢りささんの本が読みたくなり読んでみました。
コロナ禍がテーマになっているようで、当時の異常な空気感を思い出しながら読みました。
あの時はワクチンを打たない、旅行するなど少数派の人には人権がないほどの非難が浴びせられました。
違うものに対してはどんな攻撃をしてもいい、今回の短編4話からもそういう攻撃性がありありと感じられます。
綿谷さんの書くリアルなこういう嫌な女性いるよねというのを噛み締めながら読むのが好きなのですが、今回もそこについては非常によかったです。ただ短編なので物足りなさはありますが…
眼帯のミニーマウスで「マスクで口が隠れると、本当に怖かったのは口だとわかった。攻撃してくるのはいつも醜い口だ。」という一節があるのですが、ここには非常に共感しました。他人を貶めようとする人の口元は酷く歪むので怖く感じるんですよね…
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コロナ禍が背景にあって今っぽく読みやすい本だったなあと思った
不倫の章が特に、情景が具体的に想像できて自分が体験してるかのような気分になれて面白かった
YouTuberの話もあーこういう人いるよねって笑えて面白かった
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キャッチーな内容なのかなと思ったけど、毒々しい内面とか心理描写がひっくり返るほど気持ちよく、辛辣で正直にかかれてて、読んでて楽しかった
「長所と短所は確実に繋がっていて、どちらかを失えばもう片方も消滅しちゃう、それが人間の抱える最大の因果だ」
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初めての綿矢作品でした。
あまり見ない一人称視点の話し言葉が地の文で、慣れるまでは少し読みにくかった。(誤字なのか、わたしの語彙力不足なのか、理解できないところもあった…)
が、読み進めるにつれて、あまりにも高解像度でイヤ〜な人間関係を描いているこの作品に没頭していた!
あるある、と思わず頷いてしまう場面も。
人間関係や心情だけでなく、この世界を見る上での視点が面白いと思った。
特に好きだったのは、ネイルの隙間を笑っている口と表現していたこと!まさか、そんな風に見えるなんて思ってもいなかった。
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めっちゃ面白かった!綿矢りさ作品初めて読んだけど、かなりパンチ効いてて満足度高かった〜 強い言葉を使ってるのに、同時に繊細な描写もあってこの人はすごい才能の方なんだなと思ったわ
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綿矢節がすぎる。作者を見ずに読んでも一瞬で綿矢作品とわかるであろう、ぶっ飛びにぶっ飛んでいる一冊。
いつも突飛な発想と展開に驚かされ、登場人物には呆れもする。が、ページを繰る手が止まらないのは、「もしかして自分の中からも、菜箸で鍋底の奥の奥をつつきまくったら突然にゅるっと出てくる感情なのだろうか」と、うっすらと知らない私の気配を感じてしまうからなのかもしれない。
どんどん濃度が増していく、綿矢さんの脳から放出された作品たち。これからもドキドキしながら追いかけていきたい。
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綿矢りささんの作品はこれが2作目。
そして初の短編集。共通点は「コロナ禍」。
(ついこの間までこんな社会だったなぁ…)と懐かしさもあった。
全体的にとにかくパンチの効いた登場人物ばかり。
「こんな人にはなりたくない」「できれば関わりたくない」と思う人達ばかりだが、一歩間違えれば誰もがそっち側になりかねない、そんなリアリティのあるキャラが読んでいて癖になった。
以下は備忘録
●眼帯のミニーマウス
『オーラの発表会』の主人公「海松子」と再開できて嬉しかった。
そして、あの海松子が"クラスメイトの一人"の感覚で会話にさらりと出てきたところで、(あ、この短編集も絶対クセ強キャラばかり出てくるやつだ)って確信した。
●老は害で若も輩
えっと、読者である自分は一体何を読まされているの?笑となった。
これはノンフィクションなのか?と疑問が頭の片隅に残りつつも、あまりの面白さにイッキ読みしてしまった。
Posted by ブクログ
登場人物の感性がやや常識からずれており、そのぶん戦闘力が高く、読んでいて気持ちよかった。
「常識からずれていること」と「生き物として魅力的であること」はまた別の話である。
霜月という造形美の男が、不倫で責められている最中ですら、自分の美しい顔に惚れ惚れしている描写がある。
呆れちゃうけど、垢抜けない夫婦よりも魅力的だよね(^^;;
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この中で言うと個人的に「眼帯のミニーマウス」「老は害で若も輩」が好きだったなぁ。
なんというか、綺麗にスッキリさせてくれる感じ。はぁ、なるほどそういうオチが来るのか!と面白く読めた。
反対に「神田タ」と「嫌いなら呼ぶなよ」この二つのストーリーは全然響かなかった。うーん何が言いたかったのか想像が出来なかった。
ただ、共通して言えるのは解説のふかわさんの言葉にもあるが、直接は言えない言葉をどストレートに綴ってあって、その言葉のセンスがとんでもない。でもどこか共感するところもある。そこが親近感を沸かせて面白いと思わせてくれるのかもしれない。
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短編集。
本のタイトルにもなっている嫌いなら呼ぶなよは、奥さんの友人の家で開かれた新居祝いパーティで自身の不倫を問い詰められ、全く悪気なく対応する主人公。
小さい頃は嫌いだったら嫌いだから仲間はずれやいじめをしていたのに大人になると嫌いでも最初はニコニコしてパーティにも呼んで最後取り囲み不倫を問い詰めるようなことをする
大人ってそういうものだよなあとおもいました。
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綿谷りさ節が私にはあまり合わないのかも……?
文体に勢いがあるからスラスラ読める、けど登場人物に共感はあまりできないというか、そもそも共感を求めていないのか?
私は多分登場人物に共感したいんだなーと思った。
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日常の戦いを描いた短編集
主人公も周りの人達も含め個性強いキャラが多い
自分の好きを貫きつつも目立ちたがり屋で承認欲求が強い女の子(眼帯のミニーマウス)
職場では大人しい子を演じているが推しに注目されたいが故にアンチコメントをしまくる女の子(神田タ)
浮気がバレて奥さんとその友達に詰められるナルシスト男(嫌いなら呼ぶなよ)
年上の女性作家と女性ライターの間に挟まれる若手男性編集者(老は害でも若も輩)
正直「嫌いなら呼ぶなよ」は登場人物全員が苦手で
自分もハムハム宅に閉じ込められているような気分で読んでいて胸糞悪かった(笑)
強いて言えば「眼帯のミニーマウス」が一番共感はしやすかったかなぁ
顔面に包帯を巻いて出社して周りの人をドン引きさせる行動はスカッとした
けど主人公は今後これを超える程の承認欲求を得るのは難しいだろうな
Posted by ブクログ
久々にぴえんの顔文字使いたくなった
コロナ時代の神経質さやネガティブな感情が鮮明に思い出される
タイトルのセンスも好き
ただ、登場人物のあだ名がスッと頭に入らなくて苦戦した
他の作品も読んでみたい
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初綿矢りさ作品。装丁にも惹かれる。
4つの独立した小説からなる。共通テーマは、「コロナ」と「女の本質」みたいなところかな。「眼帯のミニーマウス」が女子女子しててちょっと読み進むスピードが落ちたが、「神田タ」「嫌いなら呼ぶなよ」「老は害で若も輩」と次第にスピードは上がった。特に後ろの2作品は男性目線なので読みやすかった。
若い自分にまだまだこれからだ、と期待する自分や、アルコールとせめぎ合う正気の保ち方など、なるほどこう書くのかと思うことがたくさん見つかった。「嫌いなら呼ぶなよ」ってタイトルだけでもう内容も何も分からないけどあるあるーってなってしまう絶妙なタイトル。かなりピンチなはずなのに冷静に、怖いぐらいに客観的に自分のしたことや思い、今取るべき態度を分析する主人公がなぜか憎めない。
「老は害でも若も輩」もいいタイトル。ややこしい女性作家を自分の名前で登場させている感覚も面白い。
Posted by ブクログ
たとえ何か思いがあったとしても、言語化できるほどの語彙力は無く、外部からの影響は受けやすいけどその分確固とさかした自分の意見というものが無く、結局空っぽのまま、ばれないように賢しげなる顔つきで澄ましているのを見透かされた気がした。
今の私だ。
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面白いぐらい関わりたくないなと思う人が出てくる短編集。
それぞれの話で面白い人が出てくるが、共通点はそんな自分が大好き。周りは迷惑してるけど、みんな幸せそうだなと思った。
Posted by ブクログ
今回、綿谷りささんの作品を初めて拝読しましたが、横面張り倒されました。衝撃でした。
眼帯のミニーマウスは若者言葉や若者特有の価値観・ノリが文章に存分に詰め込まれていて、思わず作者の顔をネットで調べると上品なお姉さまのような著者の写真がでてきて一人で驚きました。笑
毒々しく悪意や偏見に満ちている四遍の作品。理解不能な主人公たちの言動や思考に驚かされましたが、自分と違いすぎて逆に面白く清々しかったです。こういう作品の楽しみ方もあるのかと知ることができました。他の作品もよんでみたいです。
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眼帯のミニーマウス
同僚の根掘り葉掘りがリアルすぎて鳥肌。
悪意がない顔で踏み込んでくるのを、耐えろと言われるのが現代なんだと思った。
勝手にキャラを作られて、そこにハマれないと浮く。
主人公が抜け出した方法に「その手があったか」と思わされたけど、
本気で対抗した途端、周りが割れ物扱いになる感じがいちばん気持ち悪い。
これが現実。
神田夕
現代のSNS時代のリアルそのもの。
推し活は流行っているけど、度を越えると
日常の自分とネット上の自分の境界線が壊れる。
仕事ではうまくやれているのに、
YouTubeのコメントでは平気で辛辣になり、アンチになる。
その良し悪しがわからなくなっていく感じが本当に怖い。
結局、何事も距離感。
それを失うのがいちばん危ない。
嫌いなら呼ぶなよ
不倫した男性をみんなで攻める空気に、
悪いことをした人間なら正義のナイフで心を壊していいのか?とも思った。
夫婦の問題でもあるはずなのに。
でもこの作品でいちばん怖いのは、責められる側じゃなくシタ夫。
自分の話なのにどこか他人事で、白黒をつけず、
当たり障りのない言葉を並べて冷静でいるところが一番ずるい。
何人もの女性と不倫して、結局何も背負わない。
そして現代は、
そういう白黒つけない男に惑わされ、狂わされる女性があまりに多いと感じた。
「老は害で若は輩」、正直いちばんスカッとした。
何歳でも老害になり得る、確かになぁと妙に納得。
これ本当の話?と思うくらいリアルで面白かったし、
大人同士のメールの言い合いが生々しい。
敬語の煽りほど恐ろしいものはない。
全作通して、
眼帯のミニーマウスと老は害で若は輩が特に刺さった。