【感想・ネタバレ】嫌いなら呼ぶなよのレビュー

あらすじ

妻の親友の家に招かれた僕。バーベキューを楽しんでいると急に離婚裁判が始まり……怖すぎるのに笑えてくる〈ブラック綿矢りさ〉全開! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。解説=ふかわりょう

悪いのは不倫した「僕」だってもちろんわかってます。でも……。胸の奥でざわつく本音がスパークする表題作「嫌いなら呼ぶなよ」。プチ整形を明かしたら職場で執拗にいじられた「私」。吹っ切れて一発逆転を狙ったら、まさかの大成功?(「眼帯のミニーマウス」)。いっそ開き直って人生のリミッターごと外せ! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。パンクな毒が炸裂する、綿矢りさの真骨頂。

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ネタバレ

ぽんぽんと言葉が飛んでくるような小気味良い文体で読みやすい。

最後のお話以外は主人公の行動原理が自分とかけ離れていて、より客観的にみているからかシュールに感じる部分があった。しかし、彼らが至って真剣なのもわかるし、モラルをぶん投げてまでやりたい強い衝動があるって、その間(瞬間?)は充実感が半端ないのかもしれない、とも感じた。

表題作では吐きつけてやりたい言葉を言えなかったのに、次のお話では言ってしまっていたオチが面白かった。

解説を読む前にこの感想を書いているからわからないが、綿谷先生自身(または同姓同名の別人)を登場させたのは自分への戒めとかなんだろうか。

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2026年02月01日

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好き!傑作
爆笑しながら読んだ
捻った表現でも感覚的にすっと馴染むというか本当に上手だな〜と唸るような文章がたくさんでこれぞ読書の愉悦って感じで最高

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2026年01月31日

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ネタバレ

Audibleで聴了。
率直な感想は「怖かった」です。

特に表題作『嫌いなら呼ぶなよ』での不倫した夫の響かない謝罪や、『老は害で若も輩』でのインタビュアーとの噛み合わない応酬。
音声で聴くと、まるで自分が「透明人間」としてその場に閉じ込められ、逃げ場のない密室で罵倒や言い訳の応酬を目撃させられているような息苦しさがありました。
​登場人物たちは大量の言葉を尽くしていますが、誰とも分かり合えておらず、ただ一方的に傷つけ合っている。「一生分かり合えない断絶」をまざまざと見せつけられました。
​しかし、その怖さと同時に、人間が「言葉を選び抜く」ことによって、ここまで他者を攻撃できるのかという凄みに、感動すら覚えました。

音声という「弾丸」で撃ち抜かれる体験は十分にしたので、次は紙の本で、その鋭利な言葉の刃をじっくりと確かめてみたいと思います。

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2026年01月21日

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ネタバレ

ずっと手に取ってなかった事を後悔した 衝撃的に面白い 面白くて悔しい、しかし巡り会えた今が読みどきだったと思える

嫌い/苦手なあの人も、裏でこんぐらい頭グルグルして傷付いたり諦めたり諦めきれなかったりちょっと強がったり、な人間的要素が多い人だったら良いな もしそうだったらちょっとは周りの人のことを好きになれるかも 人の優しさを信じる小説は好きだし心の支えになるけど、たいぶ精神整ってる時以外は、これはフィクションだ!って結局閉じちゃうから 人の愉快さを信じるっていう方向性は初めてもらえた物差しかも

グルグルグルグル考えるのがしんどくて何も考えない日々に逃げよう慣れようとしてたけど 私も私なりの哲学を元にグルグルして愉快な人になりたいな

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2026年01月18日

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ネタバレ

眼帯のミニーマウス

同僚の根掘り葉掘りがリアルすぎて鳥肌。
悪意がない顔で踏み込んでくるのを、耐えろと言われるのが現代なんだと思った。

勝手にキャラを作られて、そこにハマれないと浮く。
主人公が抜け出した方法に「その手があったか」と思わされたけど、
本気で対抗した途端、周りが割れ物扱いになる感じがいちばん気持ち悪い。
これが現実。

神田夕

現代のSNS時代のリアルそのもの。

推し活は流行っているけど、度を越えると
日常の自分とネット上の自分の境界線が壊れる。
仕事ではうまくやれているのに、
YouTubeのコメントでは平気で辛辣になり、アンチになる。
その良し悪しがわからなくなっていく感じが本当に怖い。

結局、何事も距離感。
それを失うのがいちばん危ない。

嫌いなら呼ぶなよ

不倫した男性をみんなで攻める空気に、
悪いことをした人間なら正義のナイフで心を壊していいのか?とも思った。
夫婦の問題でもあるはずなのに。

でもこの作品でいちばん怖いのは、責められる側じゃなくシタ夫。
自分の話なのにどこか他人事で、白黒をつけず、
当たり障りのない言葉を並べて冷静でいるところが一番ずるい。

何人もの女性と不倫して、結局何も背負わない。
そして現代は、
そういう白黒つけない男に惑わされ、狂わされる女性があまりに多いと感じた。

「老は害で若は輩」、正直いちばんスカッとした。
何歳でも老害になり得る、確かになぁと妙に納得。

これ本当の話?と思うくらいリアルで面白かったし、
大人同士のメールの言い合いが生々しい。
敬語の煽りほど恐ろしいものはない。

全作通して、
眼帯のミニーマウスと老は害で若は輩が特に刺さった。

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2025年12月29日

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こ、これは令和の猛毒小説!
特に最高なのは「老は害で若も輩」。
どこの職場でもあるあるなのに殺傷力が高い三者揉めw
主人公の狂っていく様、決して大事じゃなくてちっぽけな逆襲なのがまたいい!
全章共感できた私も猛毒!?w

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2025年12月02日

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初作家さん。タイトルから世の中へのうっぷんを感じさせ、目次を見ただけだとよく分からなかったけど、あとがきがふかわりょうさんなら間違いないと信じて読みましたᵕ̈*
独特な表現に読みにくいと感じる部分も少しあったけど爆笑本でしたᵕ̈*
最後の終わり方好きです‪

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2025年11月30日

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正直、綿矢りささんは苦手だと思っていました。

最初の短編からぴえんとかでできて、これは苦手な女子らしいドロドロで攻撃力のある作品かなと思っていたのですが、
語り手の一言一言の感情の解像度が高くて、攻撃力は変わらずあるんだけど、良くも悪くも誰もが共感ができると感じました。

容赦なくボコボコに殴られたのではなく、綺麗にスパッと切られた感覚。非常に面白かった。

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2025年11月24日

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SNSで見かけた奇抜な色味とタイトルに心惹かれすぐ買いに行きました。

4つの短編になってるんですが、いい感じに人間のこういうとこあるよなぁって嫌な部分とかをユーモアを交えて書かれてて、本当に皆こんな大変な世界で頑張ってるよほんとに…とまで思えてきました。

女の世界の水面下で行われる熾烈な争い

好きも行き過ぎると狂気になるよね、わかる。
熱中するのも深く世界に入り込めるけど、溺れて、良いも悪いも分からなくなって戻れなくなるよね。
だから、程よく栄養補給くらいが丁度いい。

やってる事は悪いんだけど、人間逃げ道を塞いで多勢で責めるのはいじめと同じなんだよね。

最後のお話は最高に面白かったです。
社会の中で苦しむ中でも穏便にでも早急に進めなきゃ行けない出来事。
最後は爽快すぎて笑ってしまいました。
綿矢さんの表現が分かりやすく情景まで浮かぶところがすごいですし、気持ちが良かったです。

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2025年11月22日

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綿矢りささんの作品はこれが2作目。
そして初の短編集。共通点は「コロナ禍」。
(ついこの間までこんな社会だったなぁ…)と懐かしさもあった。
全体的にとにかくパンチの効いた登場人物ばかり。
「こんな人にはなりたくない」「できれば関わりたくない」と思う人達ばかりだが、一歩間違えれば誰もがそっち側になりかねない、そんなリアリティのあるキャラが読んでいて癖になった。

以下は備忘録

●眼帯のミニーマウス
『オーラの発表会』の主人公「海松子」と再開できて嬉しかった。
そして、あの海松子が"クラスメイトの一人"の感覚で会話にさらりと出てきたところで、(あ、この短編集も絶対クセ強キャラばかり出てくるやつだ)って確信した。

●老は害で若も輩
えっと、読者である自分は一体何を読まされているの?笑となった。
これはノンフィクションなのか?と疑問が頭の片隅に残りつつも、あまりの面白さにイッキ読みしてしまった。

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2026年01月25日

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ネタバレ

 コロナ禍以降の社会的空気を色濃く映し出した、四編から成る短編集。整形の告白、推しへの過度な愛着、不倫、老害/若害といった題材はいずれも現代的だが、読後に残ったのは、単なる時事性というよりも、人間の内面に潜む本音そのものだったように思う。
 登場人物の多くは、率直に言って人格的に好ましいとは言い難い。倫理的にも感情的にも、共感が難しい場面は少なくない。それでもなお、不思議と完全には突き放すことができなかった。「理解できてしまう」感情が、読者である自分の内側に引っかかり続けたからだと思う。
 とりわけ表題作「嫌いなら呼ぶなよ」では、その感覚がより強く意識された。不倫関係にある当事者に非があることは明らかだ。ただ、それを「正義」として集団的に断罪する側も、少し距離を置いて眺めてみると、同じくらい醜く、どこか滑稽にも映った。本当に嫌悪しているのであれば、関係を断てばいいはずなのに、あえて呼び出してしまう。その行動に、人間の卑小でいやらしい心理がはっきりと表れているように感じた。
 綿矢りさの文章は、本作においても相変わらず鋭く、中毒性がある。穏やかな笑顔のまま、内面の闇を丹念に煮詰めて差し出しているかのような印象を受けた(あくまで想像ではあるが)。読んでいるあいだは奇妙な爽快感があり、読み終えたあとには、じわじわとした居心地の悪さが残る。その余韻も含めて、個人的には強く印象に残る一冊だった。

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2026年01月25日

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シンプルな言葉の組み合わせなのに、こんなにも攻撃力を持つのかと驚きの連続だった。
初めての綿矢りさ作品。面白い。

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2026年01月08日

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 綿矢りささんは、芥川賞を受賞された「蹴りたい背中」以来の再開でした。長年お目にかからず恐縮です。
 若い女性の内面をあるがままに描かれた内容でしょうか。巻末のふかわさんの解説がとてもわかりやすく言語化してくれていて読後の納得を深めてくれました。
 それぞれの人の闇を露出した場面を幾つも描いて頂いてハラハラさせられてばかりでした。毒なのか刃なのか奥深い心の中からじわじわと発せられる悪鬼が怖い。

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2026年01月04日

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生まれた時代は違えど本とはその人の人間性をぶつける場所なんだなと改めて思った。作者のモノの見方に脱帽。

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2026年01月01日

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世の中の常識からは逸脱した価値観を持つ登場人物たち。きっと声を大にして言えないことは誰にでもある。
それを行なっている当事者だったり、エンタメ感覚で批判している人たちだったりがいて、面白かった。

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2025年12月31日

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ちょっと痛くて癖の強い登場人物たちの人間らしく痛快な現代復讐劇の短編集。

現代的で独特な表現や造語が多いし、主人公たちは突拍子もないのに、共感できる人の繊細さと図太さと狂気が描かれてた。
「ババア死ね」で終わるなんてかっこよすぎた。

特に好きだったのは『眼帯のミニーマウス』

「自暴自棄でヤケになってるというか、とことん全部さらけ出せば誰か一人ぐらいは私を理解してかわいそがってくれるのではないかっていう甘えた期待する気持ちが、絶望の底にある。」
自己肯定感低いのに、自尊心は高くて、承認欲求強いのに、自己隠蔽欲求もあるそんな生きづらい女の子の強くて脆い感じ好きだったなぁ!
気づいたら応援してた。

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2025年12月24日

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眼帯のミニーマウスがお気に入り。
心理描写がえぐすぎる!
人の主観を混じり気なく書けるのがすごいな。みんなこんな本みたいに何かを抱えて生きてんだ…….終わり方もパンクで、いい意味で余韻ない!爽やかで苦くて痛くて面白い、初めての感覚の小説でした。

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2025年12月21日

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ストレスと疲弊と心の消耗、周りからの圧力や常識、そして今回はコロナ禍も。
綿矢りさ作品は様々なしがらみや苦しみから、の解放の仕方、爆発の仕方がすごく好きなのだが、今回は少し捻られていた。
「眼帯のミニーマウス」
は仕返しの仕方は面白かった。
イジったことをいじり続ける根性悪に対しての、仕返し。
勧められた通りに整形したと嘯き、顔中包帯を巻いた。
仕返し中の、誰よりも目立ちつつ、誰にも見られない安らぎ。
誰にも何も評価されない、評価の外にいることで得られる安心感。
包帯を外し、人の目から、自分の目から解き放たれたはずが、うっすらと残っている。

「神田タ」
もまた、SNS上でいくら炎上しようとこちらを見向きもしなかったから、物理的に炎上させる。
好きでイタかった推しを嫌いになれたけど、本当は好きでいたかった。

「嫌いなら呼ぶなよ」
自己愛に満ち溢れた男性が主人公。
最後まで反撃できずに終わったのが良かった。
綿矢りさ作品は心の中の言葉と、現実で話す言葉の乖離が好き。
心の中でひたすら自分を保つために繰り広げる言葉たち。
消化不良で終わることで、昇華される感情。
情けなさ。

「老は害で若も輩」
3人の言葉の応酬、リズム感が心地よく不快。
若輩である主人公のイキり方が最後で輩感出しまくりの文章で終わり、良かった。
好きな終わり方。
自尊心に塗れた上っ面を剥がされ、自ら剥き出しにする姿は清々しい。
作家役の名前を綿矢りさとするのもなんだか格好いい。

煮詰めたドロドロした感情に清々しさを感じさせる天才。

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2025年12月05日

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度数高めで癖が強めのアルコールみたいな本でした。
最初の話の文体からかなり癖が強くて、最後まで読むのを諦めようかなと思いつつ読み続け、気付けばそれが癖になってました。

誰しも心に抱える毒を、代わりに思う存分吐き出してくれたみたいですっきりします。
特に最後の話は、序盤からにやにやしながら読んでいて、締めの勢いには誰がどう見ても笑ってると思うくらいには笑ってた気がします。
こんなことあるよね(当然ないんですが)、もしこんなことが起こったらこう出来たら爽快感あるよねと思えた本でした。

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2025年12月02日

Posted by ブクログ

実は初めて読んだ綿矢さん。めちゃくちゃ面白いじゃないですか。毒が効きまくってる。

表題作「嫌いなら呼ぶなよ」
ママ友ファミリーのバーベキューパーティーでの公開処刑、ゾクゾクします。

「老は害で若も輩」
作家とフリーライターのメール喧嘩に巻き込まれた編集者のやりとりとか本当にありそう。

正論を並べる奴らへのパンチが気持ちいい〜

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2025年11月24日

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登場人物の感性がやや常識からずれており、そのぶん戦闘力が高く、読んでいて気持ちよかった。

「常識からずれていること」と「生き物として魅力的であること」はまた別の話である。

霜月という造形美の男が、不倫で責められている最中ですら、自分の美しい顔に惚れ惚れしている描写がある。
クズではあるのに、どこか無敵で、垢抜けない夫婦よりもよほど魅力的だと思ってしまった。

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2025年11月22日

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 面白いぐらい関わりたくないなと思う人が出てくる短編集。
 それぞれの話で面白い人が出てくるが、共通点はそんな自分が大好き。周りは迷惑してるけど、みんな幸せそうだなと思った。

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2026年01月26日

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今回、綿谷りささんの作品を初めて拝読しましたが、横面張り倒されました。衝撃でした。
眼帯のミニーマウスは若者言葉や若者特有の価値観・ノリが文章に存分に詰め込まれていて、思わず作者の顔をネットで調べると上品なお姉さまのような著者の写真がでてきて一人で驚きました。笑
毒々しく悪意や偏見に満ちている四遍の作品。理解不能な主人公たちの言動や思考に驚かされましたが、自分と違いすぎて逆に面白く清々しかったです。こういう作品の楽しみ方もあるのかと知ることができました。他の作品もよんでみたいです。

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2026年01月25日

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うおお、なんか衝撃っ!
癖は結構ありつつも、読みやすい文章で、さすが綿矢りさって感じです。「ひらいて」は高校の時読んだけど、全然こんな感じでは、なかったような…。
主人公が若者でもそれになりきる小説家の凄さを感じた。やっぱり物事を俯瞰的に見ているのかな?
読んでいて「推し燃ゆ」を思い出した。
登場人物がみんな尖ってて、個性がある感じが今の時代だなって思わせられる。特にコロナ禍を描いていて、その時にあった時事ネタがあり、あ〜懐かしってなった。

矜恃が何回も出てきた気がする…。
→自分の能力を信じていだく誇り。プライド。

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2026年01月18日

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「眼帯のミニーマウス」「神田タ」が好きでした。カンダタ、すごいタイトルだ。
やっぱり私は女性視点の作品が(綿谷さんでは)好きなのかなと思う。なんか切なさがあるよね。謎に。

笑えるのは後半の二作(男主人公)なんだけど。
作家・綿谷のメール文面、どうしてこんな人をイラつかせる、内容ふざけてるけど絶妙に本気か…?と惑わせる文章が書けるのか??傍から見るとネタとして最高に面白いが、自分が内田なら怒りを無理やり抑えようとした結果生理的な涙を流してると思う。
「老害」という便利な言葉でまとめて年上女を冷笑しようとする内田もなんかリアルだ。いやでも老害とか関係なく対人間としてめんどくさいね。

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2026年01月10日

Posted by ブクログ

登場人物がうざい笑
でもそれを打ちのめすというか、全く気にしていないキャラもスカッとする。

綿矢りささんは今回が初めて。
今後もマークしていきたい。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

心象表現が凄まじすぎて、もうやめて…という気持ちになった。内容は面白いんだけど、読後感としても爽快!だとは思えなくて、あまり手元に残しておきたい本ではないかなと…

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

嫌な人間がたくさん出てくる短編集。嫌な人間だけど、悪人ではなくて、無自覚なイタい人を描いた感じ。
最後の1話が面白かった。
綿矢さんがほんまにこんな人やったらどうしようと思いつつ、老害感にクスッとなった。

売る

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

全体的にブラックなのが癖になる
いちいち文章が面白い
眼帯のミニーマウスめちゃくちゃよかった、整形をいじられすぎた末路、ちょっとスカッとした

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

毒づいたっていいよねって思える本でした。

私は普段から心の中で
「コンニャロめ!」
「っざけんなよ!」
「何もないところで蹴躓いてしまえ!」
「しかも何度も!同じところで!」
「で、蹴躓いて恥ずかしって振り向いてもだれもいないって毎回なれ!」
とショボい呪いをかけるタイプ。
で、そんな自分に罪悪感を抱いて、
「私って性格悪いよなあ」
ってアバーってなっちゃうのですが、
この本を読んで
「ま、いっか^ ^」
って、ショボい呪いに拍車をかけることなりました。

もし、私と同じように小さな罪悪感を抱えてる方がいましたら、読んでみてください。
罪悪感が消えますから^ ^

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2025年11月29日

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