嫌いなら呼ぶなよ

嫌いなら呼ぶなよ

770円 (税込)

3pt

妻の親友の家に招かれた僕。バーベキューを楽しんでいると急に離婚裁判が始まり……怖すぎるのに笑えてくる〈ブラック綿矢りさ〉全開! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。解説=ふかわりょう

悪いのは不倫した「僕」だってもちろんわかってます。でも……。胸の奥でざわつく本音がスパークする表題作「嫌いなら呼ぶなよ」。プチ整形を明かしたら職場で執拗にいじられた「私」。吹っ切れて一発逆転を狙ったら、まさかの大成功?(「眼帯のミニーマウス」)。いっそ開き直って人生のリミッターごと外せ! 心に潜む「明るすぎる闇」に迫る全4作収録。パンクな毒が炸裂する、綿矢りさの真骨頂。

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嫌いなら呼ぶなよ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こ、これは令和の猛毒小説!
    特に最高なのは「老は害で若も輩」。
    どこの職場でもあるあるなのに殺傷力が高い三者揉めw
    主人公の狂っていく様、決して大事じゃなくてちっぽけな逆襲なのがまたいい!
    全章共感できた私も猛毒!?w

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    初作家さん。タイトルから世の中へのうっぷんを感じさせ、目次を見ただけだとよく分からなかったけど、あとがきがふかわりょうさんなら間違いないと信じて読みましたᵕ̈*
    独特な表現に読みにくいと感じる部分も少しあったけど爆笑本でしたᵕ̈*
    最後の終わり方好きです‪

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    正直、綿矢りささんは苦手だと思っていました。

    最初の短編からぴえんとかでできて、これは苦手な女子らしいドロドロで攻撃力のある作品かなと思っていたのですが、
    語り手の一言一言の感情の解像度が高くて、攻撃力は変わらずあるんだけど、良くも悪くも誰もが共感ができると感じました。

    容赦なくボコボコに殴られ

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    SNSで見かけた奇抜な色味とタイトルに心惹かれすぐ買いに行きました。

    4つの短編になってるんですが、いい感じに人間のこういうとこあるよなぁって嫌な部分とかをユーモアを交えて書かれてて、本当に皆こんな大変な世界で頑張ってるよほんとに…とまで思えてきました。

    女の世界の水面下で行われる熾烈な争い

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    とても好みで面白かったです。
    嫌いなら呼ぶなよ、老は害で弱も輩
    この2作品が特に好きでした。
    どちらも終わり方が最高で
    思わずニヤニヤ、笑い声が出てしまいそうでした。
    綿矢さんの他の作品も、読むのが楽しみです!

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    これこれこれ!こんな本を求めていた。いかにも身の回りにいそうな人達の内面。性格の悪い人たちの内面にフォーカスしたこんな本。

    自分が悪いのに被害者面する感じ、一点に着目すると他が見えなくなってしまう感じ、そして、自分の責任を感じそうになるや否やそこに紐づく他責を心中で**辿り、**逃げようとする感じ

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    面白かった!!☆5!!
    なんだろうなあ、この面白さ。すっごく面倒くさい主人公たちなのになぜか憎み切れないというか。ここまで内面をさらけ出してくれるとむしろ面白くなっちゃう。でも絶対関わりたくないんだよなぁ~。特別な安全圏から迷惑を被らずに超至近距離からその人を観察できるっていう、小説ならではの特権を

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    ストレスと疲弊と心の消耗、周りからの圧力や常識、そして今回はコロナ禍も。
    綿矢りさ作品は様々なしがらみや苦しみから、の解放の仕方、爆発の仕方がすごく好きなのだが、今回は少し捻られていた。
    「眼帯のミニーマウス」
    は仕返しの仕方は面白かった。
    イジったことをいじり続ける根性悪に対しての、仕返し。
    勧め

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    度数高めで癖が強めのアルコールみたいな本でした。
    最初の話の文体からかなり癖が強くて、最後まで読むのを諦めようかなと思いつつ読み続け、気付けばそれが癖になってました。

    誰しも心に抱える毒を、代わりに思う存分吐き出してくれたみたいですっきりします。
    特に最後の話は、序盤からにやにやしながら読んでいて

    0
    2025年12月02日

    Posted by ブクログ

    実は初めて読んだ綿矢さん。めちゃくちゃ面白いじゃないですか。毒が効きまくってる。

    表題作「嫌いなら呼ぶなよ」
    ママ友ファミリーのバーベキューパーティーでの公開処刑、ゾクゾクします。

    「老は害で若も輩」
    作家とフリーライターのメール喧嘩に巻き込まれた編集者のやりとりとか本当にありそう。

    正論を並

    0
    2025年11月24日

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