小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語は、幼稚園に通う朝斗と、養子縁組を通じて彼を赤ちゃんの頃に迎え入れた栗原佐都子とその夫・栗原清和の三人が過ごす穏やかな日常から始まる。何気ない日々の中で、たびたびかかってくる無言電話がわずかな違和感として積み重なり、日常に少しずつ不安が差し込んでいく。
ある日、「片倉ひかり」と名乗る女性が家を訪ねてくる。この段階では、ひかりは朝斗の生みの親だと嘘をついて現れた謎の人物として描かれており、その直後、警察が現れて「この女性を知らないか」と問いかけてくる。ここで物語は切り替わり、朝斗の生みの親である片倉ひかりの過去へと場面が移る。
ひかりは厳しく真面目な親のもとで、孤独と反発を抱えながら育ち、中 -
Posted by ブクログ
一気に読んでしまった。
とにかく出てくる人物がみんな躍動的で、読みながら映像を見てるような感じで最後まで面白かった。
どのようにして平氏は源氏に負けるのか。
平氏視点から見る視点がとにかく新鮮で、
かの有名な義経の鵯越の奇襲は平氏から見るとこうも恐ろしいのかと。突如戦況が変わることで、あっと負けてしまうあっけなさ、負けたあとに失うものの多さが、唐突すぎるスピード感と、気持ちが追いつけない次々くる試練に気持ちが追いついていけない。
そして何より平氏から見る義経に対する底知れぬ恐怖が作品通じて表現されている様に感じた。
例えば、フィクションや漫画なんかでは敵方の話やどういった性格なのかを細かく書 -
Posted by ブクログ
象徴と理不尽と真実が詰め込まれた恐ろしい小説だと感じた。
カフカの「変身」に似たものを感じるが、それよりもう少し人間の弱さ(ある意味強さ?鈍さ?)に踏み込んでいる気がする。
多くの国で翻訳され評価されたことに納得する。
このような状況は、形を変え、私たちの周りに大小多く存在している。
そして、そんな不毛な場所にすら、時間と共に根をおろしてしまう。
普遍的な人間の真実を描いているから、時が経っても色あせない作品なのだと思う。
2003.7.2
男の変化が面白い。女に情を抱くようになり、最後にはそこの生活から抜け出せなくなっている。「希望」という名の溜水装置は、生活の定着の象徴のように見える -
Posted by ブクログ
謎の宝石商と、正義感あふれた大学生のお話、
シリーズ1巻 持ってる
*ピンクサファイアの正義
は、まさに主人公の持つピンクサファイアにまつわる
お話。
これがすごくいい。ちょっと泣かされたわ
*ルビーの真実
ピジョンブラッドのルビーの鑑別に来たお客様のお話
ハラハラする場面も、心あたたまる場面もあって。
気になる同級生谷本さんの存在も、
いいエッセンス
*アメジストの加護
アメジストを買いにきたホストのお客が、
酔い潰れて倒れてるのを発見した主人公。
この話も楽しい
*追憶のダイヤモンド
訳ありの煤で汚れたダイヤモンドを持ち込んだお客のお話。
どこまでも誠