小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
感想ではなく読書メモレベルのことになってしまって申し訳ないが、私は文字だけの本が苦手だった。太宰治の人間失格を、数ページ読んでは数週間置いてを繰り返し、あのページ数を2ヶ月かけてようやく読み切ったほどである。
そんな私に、300ページほどの作品を…!?と思ったが、結果としてこの作品は、見事に私を本の沼に落としてくれた。
謎の匂いを嗅ぎ取り、首を突っ込む天久鷹央とそのブレーキ役(できてない)の小鳥遊の二人で織り成すこの物語は、最初の河童事件や最後のオーダーメイドの毒薬まで、私を全く飽きさせることは無かった。
キャラクターに深みを感じることは今のところできていないが、この先の作品でどんどんと理解 -
Posted by ブクログ
SCPなるものをよく知らない(超常生物?を取り扱ったクトゥルフ神話的な体系という理解)まま、SFホラーという分類に惹かれて購入。いやー面白かった。「反ミームなる概念が存在したらどうなるだろう」というSF的・思考実験的面白さもあり、知覚すること自体が脅威になるというホラー的恐怖感もあり、それでいてストーリー自体は最終的に「U-3125というでっかい強いラスボスを倒そう」というシンプルなところに着地するのがいい。認知戦のステップごとの視点の転換も鮮やかで、小難しい概念をポンポン投げ込まれながらも最後まで飽きずに読めた。
細部で理解しきれてないところがありそうだから、いつか再読しよう。カバーのよさ -
Posted by ブクログ
在日でもなく、この時代の日本に暮らしたわけでもない著者が、なぜここまでの物語を書けたのか。それが不思議でならない。そこにまず驚きを感じながら読み進めた。
多くは事実に基づいているのだろうが、物語である以上フィクションも相当混じっているはずだ。それでも破綻することなく、最後までぐいぐい読ませる。四世代にわたる家族の物語を丁寧に描きながら、一人ひとりのキャラクターがしっかり立っている。
女性主人公には、正直なところ、ややいらだつ場面もあった。なぜそこでその行動を取るのか、と。ただ、それが母親というものなのだろうとも思う。
大河ドラマのような壮大な物語でありながら、同時に、紛れもなく実在した歴史の -
Posted by ブクログ
私は読書スランプというか読書イップスというか、時々そういうものに陥るのです。新聞もネットニュースもSNSもマンガも読めるのに、なぜか本だけが読めない時がある。ひたすら自然に回復するのを待つしかないのです(タチの悪いことにその間にも積読は増えます)。
しばらくして回復傾向が見られた時に、風邪の時のお粥のように私はイヤミスを読むのです。どういう訳かコレが効き目抜群なのです。
真琴が女性であるということは、31ページの登場とほぼ同時に疑いを持ち、37ページ辺りで早々に確信しました。
これはあえて分かりやすくトラップを仕掛けることでメインの謎を遠ざける技法だな、この件はほぼ無視して良さそうだな、な
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。