ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 宇宙探偵ノーグレイ

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    SF×探偵という好みど真ん中の本だったので読んでみた。主人公が何度も同じ失敗を繰り返す様を見ることになるので、愚かだなあと情けなく感じてしまうが、見ている分には面白い。
    心理描写が表面的で、感情を動かされることはなかった。よくも悪くも軽く読める。多少のグロ耐性が必要な章あり。

    設定は好きなのでこういう話をもっと読みたい。無限に続編を出していてほしいなあ。

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    2026年08月22日
  • フリーター、家を買う。

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    ネタバレ

    病気の親がいる私にとって、刺さる話だった。優しくしなきゃいけないのに、つい当たってしまう。心情がすごくリアルで本当に経験した人しか書けないのではないか、苦しさが救われた。どこがやるせない現実で、人は生きていかなければいけないから、演じて、許して、そんなことも必要なんだと思う。

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    2026年08月22日
  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    感想ではなく読書メモレベルのことになってしまって申し訳ないが、私は文字だけの本が苦手だった。太宰治の人間失格を、数ページ読んでは数週間置いてを繰り返し、あのページ数を2ヶ月かけてようやく読み切ったほどである。
    そんな私に、300ページほどの作品を…!?と思ったが、結果としてこの作品は、見事に私を本の沼に落としてくれた。

    謎の匂いを嗅ぎ取り、首を突っ込む天久鷹央とそのブレーキ役(できてない)の小鳥遊の二人で織り成すこの物語は、最初の河童事件や最後のオーダーメイドの毒薬まで、私を全く飽きさせることは無かった。
    キャラクターに深みを感じることは今のところできていないが、この先の作品でどんどんと理解

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    2026年08月22日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    軽井沢にある銀河ホテルの手紙室で千種類もあるインクからそのときの自分の気持ちに合う色のインクを選び手紙を書く設定が素敵
    手紙を書くことで気持ちが整理されそれぞれ前進している姿から前向きな気持ちになれる

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    2026年08月22日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    SCPなるものをよく知らない(超常生物?を取り扱ったクトゥルフ神話的な体系という理解)まま、SFホラーという分類に惹かれて購入。いやー面白かった。「反ミームなる概念が存在したらどうなるだろう」というSF的・思考実験的面白さもあり、知覚すること自体が脅威になるというホラー的恐怖感もあり、それでいてストーリー自体は最終的に「U-3125というでっかい強いラスボスを倒そう」というシンプルなところに着地するのがいい。認知戦のステップごとの視点の転換も鮮やかで、小難しい概念をポンポン投げ込まれながらも最後まで飽きずに読めた。

    細部で理解しきれてないところがありそうだから、いつか再読しよう。カバーのよさ

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    2026年08月22日
  • ハイジ 上

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    1952年の訳である。スイスの遺産でこれがあるためにスイスの旅行に行くのが日本人といっても過言ではない。アニメであまりにも有名になったために知ったつもりになっていた。実際の小説を読んだかどうかも覚えていない。ただ、文字の学習や学習の理論がうまく小説に生かされていることには驚きである。

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    2026年08月22日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    とてもいい本。
    この時間、今この瞬間を大切にできるヒントが身近にそこらじゅうにたくさん転がっているのだと。
    情報が溢れている今だからこそ、大切な時間をどう過ごすか。
    「お茶」を通じて教えてくれる。
    小さな心の変化や気づき、続けるから見えてくる世界。どんな日も意味がある。ただ見落としてるだけ。
    細かな季節や時間の流れを大切にしていきたいと。
    そう思わずにいられない素敵な本でした。

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    2026年08月22日
  • 777 トリプルセブン

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    伊坂さんの殺し屋シリーズは実のところ初めて読んだのだけれどもこんな面白いんですね。バラバラのピースが合わさったときの衝撃がね、もうね。ハァ〜〜〜、、メタリックカバーも格好良すぎてずっと眺めてしまう。

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    2026年08月22日
  • 彼女が最後に見たものは

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    ネタバレ

    面白かった…!!時系列や主観をさまざまに切り替えるややこしい構成ながら、その構成によって感情の揺さぶりは増幅されている。
    松波と瑠美奈の交流が心温まるも切なく、最後の一行に松波の覚悟が詰まっている。三ツ矢が、二人組に覚悟を問うシーンと対比されていると思った。ただ松波の覚悟は心こそ震わせるものの、作品の倫理上許容されない。結局真実を隠し通すことはできないし、その方がきっと犯人のためにもなるのだろう。本人たちの視点からは相手の本心が見えないものの、読者の視点から観る2人の交流には心を動かされた。

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    2026年08月22日
  • パチンコ 下

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    在日でもなく、この時代の日本に暮らしたわけでもない著者が、なぜここまでの物語を書けたのか。それが不思議でならない。そこにまず驚きを感じながら読み進めた。

    多くは事実に基づいているのだろうが、物語である以上フィクションも相当混じっているはずだ。それでも破綻することなく、最後までぐいぐい読ませる。四世代にわたる家族の物語を丁寧に描きながら、一人ひとりのキャラクターがしっかり立っている。
    女性主人公には、正直なところ、ややいらだつ場面もあった。なぜそこでその行動を取るのか、と。ただ、それが母親というものなのだろうとも思う。
    大河ドラマのような壮大な物語でありながら、同時に、紛れもなく実在した歴史の

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    2026年08月22日
  • この夏の星を見る 上

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    辻村作品の中では、知名度の高くないほうかと思う。

    でも上巻を読む限りではとても面白い。
    コロナ禍の中高生が、天体観測を通じ、地域を越えて結びつく話。

    コロナ禍文学みたいに一括りにされ、陳腐化されたのかな。
    結構好きだけどな。こういうストーリー。

    家族シアターのキャラが再び出てきたのも嬉しい。
    まだ、こういう仕掛けを盛り込んでくれるんだ。楽しい。

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    2026年08月22日
  • ラスト・ワルツ

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    ジョカゲシリーズが終わってしまった。
    まだまだD機関の活躍を読みたい。

    「アジアエクスプレス」の鳩おじさん好き。









    「ワルキューレ」の真木よ……涙
    生きていた時をちゃんと出してくれてありがとうございます!!

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    2026年08月22日
  • 燻る骨の香り

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    香りシリーズの完結編で10年前の小川朔と新城の様子が懐かしく、瑞雲堂一家の嘘が暴かれていくとてもドキドキする内容でした。最後に一香との仲の良さがわかり嬉しくなりました。

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    2026年08月22日
  • むらさきのスカートの女

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    ネタバレ

    面白い!
    淡々とじわじわと狂気が伝わってくる。
    一人称視点でありながら、その視点の人物そのものに一番狂気を感じるところがたまらない。
    最後、むらさきのスカートの女の始めと同じ状況になるというのも面白い。

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    2026年08月22日
  • 私たちの世代は

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    感染症流行の影響で生活の中にもさまざまなな影響があった。それを理由に自分の行動に制限をかけてしまうこと。できない理由にしてしまうこと。
    行動する人はするし、しない人はしない。
    考えさせられた。
    最後はみんなが一歩を踏み出すことができて嬉しくなった。

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    2026年08月22日
  • 聖母

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    私は読書スランプというか読書イップスというか、時々そういうものに陥るのです。新聞もネットニュースもSNSもマンガも読めるのに、なぜか本だけが読めない時がある。ひたすら自然に回復するのを待つしかないのです(タチの悪いことにその間にも積読は増えます)。
    しばらくして回復傾向が見られた時に、風邪の時のお粥のように私はイヤミスを読むのです。どういう訳かコレが効き目抜群なのです。


    真琴が女性であるということは、31ページの登場とほぼ同時に疑いを持ち、37ページ辺りで早々に確信しました。
    これはあえて分かりやすくトラップを仕掛けることでメインの謎を遠ざける技法だな、この件はほぼ無視して良さそうだな、な

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    2026年08月22日
  • アリアドネの声

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    最高でした。あらゆる意味で「光」の物語だと思います。違和感を残して終わるかも思いきや……からのあのラストに涙を止められませんでした。あまりにも良すぎて、感想も上手く出てこないです。この作品も私の中で傑作とさせていただきます。読んで良かった。

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    2026年08月22日
  • まどろみの星たち

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    子どもたちの成長だけでなく親御さんの向き合い方など様々なことが描かれていた
    自分の両親はどんなふうに育ててくれたのかなと聞きたくなるような作品でした

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    2026年08月22日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    どんでん返しと言えば必ず挙げられる作品、というある意味ネタバレがある状態で見ても尚、ラストの鳥肌は止められませんでした。当然最初から読み返してしまいました。どんでん返し以外にも蒲生稔という男のどうしようもなさ、雅子の生理的嫌悪すら覚える息子への所有欲など生々しい部分を描きつつも、樋口周りはサスペンスとして直球に読んでて楽しかったです。読んで良かった。心の底からそう思える作品でした。

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    2026年08月22日
  • 傷痕のメッセージ

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    ネタバレ

    血が繋がっているからといって親子になれる訳じゃない

    ガツンと切り離された様に感じた始まりから、遺言による病理解剖。
    父親との関係に迷い続ける千早が、遺された謎を追う内に、警察官としての正義・夫としての妻への思い・父としての愛情に悩みながら生きた穣の生き様を知る。

    言葉に込められた想いに切なくなりました。

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    2026年08月22日