ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 神様のカルテ

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    遅まきながら、本作を読み始めるきっかけはNHKのあさイチに夏川草介先生が出演していたのを見たから。夏目漱石などの文学オタクで現役医師。優しそうなお人柄に、作品を是非読みたい!となった。

    地域医療のど真ん中で激務に忙殺される医師栗原一止(いちと)。
    信州を舞台に地域医療現場の大変さをリアルだけどコミカルに描き、笑いあり泣きありの素晴らしい作品だった。
    医師として人として患者の最期に向き合う一止。第三章、安曇さんのお話では号泣した。

    こんな先生に診てもらいたい。

    大学病院と中核病院の役割の違いや、医師の勤務地の選択、深夜の救急外来の過酷さなど初めて知る事が多く、とてと勉強になった。医療従事者の方々のご尽力があるからこそ私達の健康が守られているのだなぁ、と再認識させられた。
    医療従事者の皆様、ありがとうございます。

    一止が今後どのように成長していくのか、見守るために、続編を読んでいこうと思います。

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    2026年09月13日
  • 小説家になって億を稼ごう(新潮新書)

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    タイトルの通り小説の書き方も書いてある。しかしそれ以上に業界の話が面白い。小説を書きたいと思ってる人以外が読んでも楽しめる。

    同じ著者の

    「杉浦李菜の推論」

    を読む前に読むと、より小説の内容を楽しめる。

    出版業界の裏側がてんこ盛り。

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    2026年09月13日
  • アフリカから来たランナーたち 箱根駅伝のケニア人留学生

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    夢中になって陸上を見ているのに、
    単に「見て」いただけで、
    「ケニア人ランナー」を「視て」いなかった。

    受け入れのきっかけや歴史、関わった数々の人々、
    ランナーたちの様々な背景やその後、
    しっかりした取材から紐解かれるそれらは、
    とても読み応えがあった。

    これらかも、陸上の熱烈ファンの一人として、
    彼ら彼女らの故郷を、生活を、人となりを、
    思いを馳せながら、より応援していきたい。

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    2026年09月13日
  • 可燃物

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    警察×本格ミステリと硬派な作風にも関わらずスラスラと読める。
    その上五編全ての真相で驚かされる傑作だ。

    特に表題作の「可燃物」は最後まで真相の足がかりすら掴めず、全てが明らかになった時には「えーっ!」と声をあげてしまった。
    現実で同じ事件が起きたら、犯人不明のまま迷宮入りしそうだ。
    人間を見ることを第一に捜査する葛警部だからこそ、可燃物の正体に辿り着けたのだろう。

    葛警部の人物像などまだまだ余白があり、世界観も広げられそうなので是非シリーズ化してもらいたい。

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    2026年09月13日
  • 塩狩峠

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     勉強をサボる邪な理由で読みはじめた本書。しかしながら、読み終えて良かったと思っている。満足している。
     私は宗教には無縁、関心もない今なのだが、どれほど人の価値観に影響を与えるものなのだろう。  
     昨今の少なくとも私が見聞きする情報は、いかに未来が不確定で不安なものか、そのためにいかに過ごすかというような、どうしても自己中心的考えになってしまうもので溢れているように思う。故に、犠牲がテーマのひとつでもある本書はとても胸が痛い。
     さて、今から私には何ができるかと考えるとしましょうか。

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    2026年09月13日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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     勉強をサボる邪な理由で読みはじめた本書。しかしながら、読み終えて良かったと思っている。満足している。
     私は宗教には無縁、関心もない今なのだが、どれほど人の価値観に影響を与えるものなのだろう。  
     昨今の少なくとも私が見聞きする情報は、いかに未来が不確定で不安なものか、そのためにいかに過ごすかというような、どうしても自己中心的考えになってしまうもので溢れているように思う。故に、犠牲がテーマのひとつでもある本書はとても胸が痛い。
     さて、今から私には何ができるかと考えるとしましょうか。

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    2026年09月13日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    帯に書いてありましたが、これは本当に親子で読むと楽しそうです。
    もちろん、ひとりで読んでも楽しいです。
    面白くて一気に読み終わることでしょう。
    “児童書”と侮るなかれです。

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    2026年09月13日
  • ユージニア

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    これは、犯人を当てることが目的の推理小説ではない。むしろ、事件を通して「人は人をどう見るのか」を考えさせられる作品だった。

    ある名家で起きた毒殺事件。
    生き残ったのは、盲目の少女・緋沙子ただ一人。

    数十年後、事件を再調査するため、関係者へのインタビューが行われる。

    証言を読み進めるうちに、あたし自身も「もしかして緋沙子が……?」と疑わずにはいられなかった。

    でも、最後に彼女の胸の内に触れたとき、その疑いは一気に切なさへ変わった。

    盲目で、美しくて、知性があって、勘も鋭い。
    そんな「特別な人」だからこそ、周りは彼女を恐れ、勝手なイメージを作り上げてしまう。

    被害者なのに、誰にも信じてもらえない。
    周りから作り上げられた「特別な人」という物語の中で生きるしかなかった彼女を思うと、胸が苦しくなった。

    人は、自分とは違う存在を恐れてしまう。
    そしてその恐怖はいつの間にか、
    「あの人ならやりかねない」
    という根拠のない先入観に変わってしまうのかもしれない。

    最後、彼女はもう「美しい人」でも「盲目の少女」でもなく、ただの一人の人間としてそこにいた。

    そのときの彼女の痛々しさと、どこまでも報われない孤独が、ずっと心に残った。

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    2026年09月13日
  • 死にゆく者の祈り(新潮文庫)

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    中山さん作品はやっぱりハラハラでページをめくるのがとまりません。死刑が確定した友人とのお坊さんと囚人としての出会い。人を殺せる人でないことはよくしっている。死刑執行までにできることを精一杯行う。友人の心は開かれるのか?命を救ってくれた友人の死刑はとめられるのか??ハラハラ‼️

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    2026年09月13日
  • ループ

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    呪いのビデオの話からこんな壮大なSFにつながるなんて思いもしなかった。マトリックスでプロジェクト・ヘイル・メアリーだった。
    映画のリングしか見ていなかったので、単純なホラーだと思っていたのがもったいない。映画しか見てない人にはこの3部作をぜひ読んでもらいたい。また、コロナウィルスを経験し、AIの進化も凄まじい今なら、当時読んでいた人たちもまた違った感想を持つと思うので再読もありだと思う。

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    2026年09月13日
  • ロイヤルホストで夜まで語りたい

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    各々のロイホの思い出に私も浸りました。家族や友達、1人…いろんな場面と共にあるロイホの思い出、お気に入りの食事が描かれていて、行きたくなりました。そして夜に読んだことを後悔しました。文章の飯テロでした。

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    2026年09月13日
  • 救いたくない命―俺たちは神じゃない2―(新潮文庫)

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    面白かった
    恩師の手術は残念な結果になったけどこれが現実でテレビドラマに出てくるようなスーパー外科医は幻想なんだなと

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    2026年09月13日
  • 坊っちゃん

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    ネタバレ

    とても活気があり、普通の人は思い付かないようなことをするー それが「坊ちゃん」である。
    友人に囃し立てられ二階から飛び降りたら教師になり先生にこっそりあだ名をつけたり
    読んでいると坊ちゃんの活気が生き生きと伝わってくる
    お勧め

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    2026年09月13日
  • 翠雨の人

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    評伝ではなく小説、と唱えながら読む。表紙の絵素敵。奈良岡とその孫の女性の構成はよい額縁。米沢評伝がもう15年以上前の本だと気が付いたのは収穫。けっこう覚えているもの。女性であることの気概のようなものがわりと背景に引いている書き方なのは時代か。

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    2026年09月13日
  • 私たちの世代は

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    冴ちゃんのお母さんがすてき。おおらかで朗らかで、人に優しくて、あたたかい。
    新型コロナがなかったら、違っていたかもしれないけど、それが良い未来ではないかもしれない。そんなことはわからないから、今と先をみて、いい心持ちで前を向いて歩いていきたい。そんなことを考えさせてくれる物語だった。

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    2026年09月13日
  • オーロラが見られなくても

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    異国の情景と登場人物の生きる現実に対する心情描写とのバランスが良くて、程よく感情移入できた。
    短編だからこそ、その国の描ききれなかったであろう部分を自分で見に行きたいと思った。
    旅行へのモチベーションを上げたいと思って読んだが、正解だった!

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    2026年09月13日
  • 鬼門の村

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    ネタバレ

    実話怪談や民俗学ホラーが好きな人は好きだと思う。

    考えれば考えるほどこわい話なのだけれども、主人公がどこか超然として言いつけを守っているので、怖さが和らいでいる。そこが読みやすくしていると思う。これで主人公が平気で現地のものを飲み食いしたりゴリゴリに怪異に巻き込まれていたら死ぬほど怖かったな…

    一見関係ない、数々の実話怪談がじわじわと繋がって言って、じわじわとこちらに迫ってくる。この実話怪談自体もめっちゃ面白いのがすごいのだよな。

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    2026年09月13日
  • 魔女のスープ 残るは食欲 2

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    文庫で読んだ作品を読み返したく単行本で再読。 羨ましいくらい立派な頂き物をしても、消費しきれず煮たり漬けたりして転生させたり、料理を作ってるうちにあれもこれも加えてしまい再現不能な魔錬成をしてしまう姿は共感しかない。 いつかやろ~と思ってまだ作ってないニラ豚、2月のニラでぜひやりたい。

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    2026年09月13日
  • 地雷グリコ

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    ドラマ化されるそうだが、その前に読めて良かった。
    電車の移動中に読むのだけど、流石にその中でゲームの状況を全て理解するのは難しい。その点を割り引いても面白い。

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    2026年09月13日
  • エピクロスの処方箋

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    京都巡りしたいなぁ、お菓子付きで。
    マチ先生は中村倫也のイメージで、映像が浮かぶ小説。
    映像になっても、原作の良さはそのままのはず!

    心の在り方、思考の在り方、生と死、幸せとは…
    これまでも問いながら生きてきたけど、
    マチ先生との出会いで新たな視点をもらえた気がする。

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    2026年09月13日