ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ちょっと今から仕事やめてくる

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    まさか泣くとは思ってませんでした。

    「ちょっと今から仕事やめてくる」なんてタイトル、
    ブラックで働く新卒男子の話だよね、という軽い気持ちで手に取りました。
    だけど読み進めると、かつての私の心情を思い出し、数時間で読み終えてしまいました。

    「小説だし、現実はそんなファンタジーなことは起きないよ」って思うけど、ヤマモトがこの小説には現実にいます。
    だから、辛いけど逃げ方がわからない方は隆を自分の名前に置き換えて読んでみたらどうでしょうか。
    逃げてもいいんだよって、ヤマモトが温かい手で貴方の手を握ってくれるはずです。

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    2025年11月29日
  • 猫ミス!

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    猫が出てきて幸せそうならもうなんでもハナマルにしちゃうけど。
    やっぱ長岡弘樹さん作品は良かった!
    知らない作家さんだと、菅野雪虫さんも良かった!
    芦沢央さんと恒川光太郎さんはもともと好きなので…

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    2025年11月29日
  • 過疎ビジネス

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    「求む!水戸黄門!」

    年齢:75歳以上
    経験:不問(但し副将軍経験者優遇)
    時給:応相談
    福利厚生:弊社所有別荘(西山荘)宿泊無料

    全国各地を巡り、悪徳商人越後屋と悪代官の悪だくみを暴き、印籠を掲示し高笑いするだけの簡単なお仕事です
    未経験の方でも弊社の助さん格さんが丁寧に指導いたします
    天下領民に感謝されるお仕事です
    笑いの絶えない職場であなたの力を存分に発揮して下さい

    ご応募お待ちしております

    いやマジで!(マジかよ)

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    2025年11月29日
  • 容疑者Xの献身

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    東野圭吾初心者はこの事件の真相全く持って予想できなかった笑笑
    湯川と出会わなければ真相は明らかになってなかったのかもしれないな〜

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    2025年11月29日
  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    人間は考える葦である。
    本当にそうなのかもしれない。
    人間はこんな素晴らしい作品をかけるのですね。
    そりゃ空くらい飛べるよな~。

    悪を可能にさせるのは知能である
    とはよく言ったもので、
    無知は決して罪などではなく、
    紛うことなき純粋さなのだろう。
    それは善悪の次元に存在しない。

    では、人の知能を人工的にあげることは罪なのだろうか。
    物語中でチャーリーが、白痴が禁忌を犯し、
    普通を知ることは罪であるはずがない。
    と言う意のことを言っていて、
    私は自分の至らなさに泣きそうになった。
    彼は産まれた時から彼以外の何者でもなく、
    ひとりの人間であり、知る権利があるのだ。
    その方法をさずけること、それ

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    2025年11月29日
  • 明け方の若者たち

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    20代前半の、甘酸っぱさとほろ苦さが同居した青春がそのまま小説になったような一冊でした。読んでいる間ずっと、「ああ、自分にもこんな時期あったな」と、ページをめくるたび昔の自分に再会するような感覚に襲われます。

    ヴィレッジヴァンガードでよく分からない本やお香を衝動買いしたり、深夜の公園で少し背伸びしたような会話をしたり。

    あの頃の“自分が特別な物語の中にいる気がしていた”無敵感——今思えば青くてちょっと恥ずかしいのに、なんだかんだ一番楽しかった時期でもあるんですよね。
    作中で描かれる「人生のマジックアワー」という言葉が本当に象徴的で、あの一瞬のきらめきは二度と戻ってこないからこそ胸をつかまれ

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    2025年11月29日
  • ジャガー・ワールド

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    ネタバレ

    この物語は、たぶん、あなたが想像しているような「単純な復讐劇」じゃない。

    もちろん、血と、炎と、激情はある。
    でも、その場面に至った人物のそれぞれが 深く掘り下げられている

    「見かけ」だけじゃない人生の奥深さを、遠慮なく見せつけてくる。

    淡白な文体。

    次の瞬間、何が起こるか分からない。

    まるで、この世界を支配する法則が、唐突に切り替わるように。ページをめくる手が止まらないのは、その静かな筆致の向こうに、人生の真実が詰まっているからだ。

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    2025年11月29日
  • 護られなかった者たちへ

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    宮城県で餓死事件が二件続けて発生する。
    その二人の共通点を探っていくと、8年前に福祉事務所で生活保護申請を断った事に端を発する事件に突き当たる。
    生活保護の闇に焦点を当てていて、社会の理不尽さに胸が痛くなる本。
    どんでん返し部分は後半には気づけてたけど、それでも楽しめたし、カンちゃんが最後にSNSに投稿した文章に涙が止まらなくなった。

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    2025年11月29日
  • 白夜行

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    堀北真希の実写で観たことあり。30年程前に読んだことがあったが、久しぶりに読んでみました。年齢を重ねてもなお、素晴らしい作品だと思いました。切なく苦しくしたたかな感情の揺れ動きと事件。とても面白く読みました。

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    2025年11月29日
  • おつかれ、今日の私。

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    初めてジェーン・スーさんの本を読んだ。大きくうなずける話が多くあり、2度読み返した。お疲れ様、と背中をそっとポンポンとしてもらった気がした。今の私のタイミングが合ったというのもあるかも。言葉の使い方や表現も私にはしっくりきた。別の本もぜひ読んでみたい。

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    2025年11月29日
  • 家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった

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    すんばらしく良かった。最高。

    どう見積もっても壮絶に見える作者の人生だけど、全然重たくなくて、
    かといって逃避している訳でもないそのバランス。
    生きていくうえで辛い経験は必ず誰しもあるわけなので、辛いことはしっかり辛いと認めつつ、
    でもちゃんと向き合い、家族で支え合い、笑って乗り越える。
    たっぷりのユーモアと愛情の豊かなるバラエティに元気もらえた感動傑作エッセイでした。

    多分今後の人生を含めても上位に入るといっても過言ではないくらいベスト笑った本。

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    2025年11月29日
  • 昭和16年夏の敗戦 新版

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    ネタバレ

    いろいろと話題になってしまったドラマの元となった本。

    この夏に『日本のいちばん長い日』を読んだが、この本も私の「ちゃんと知ってなきゃいけない話リスト」に加わった。

    "事実"を畏怖することと正反対の立場が、政治である。(p.256)

    戦争後終わって80年経って、進歩があったのだろうか。

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    2025年11月29日
  • 幻夏

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    何度も胸がギューっと苦しくなった。
    あーー素晴らしく面白かった!
    こんな作品に出会えると、読書しててよかったー!!!って思う。

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    2025年11月29日
  • 続巷説百物語

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    それぞれの事件が独立してそして最後に一つになって""御行""となる、読んできた全てが破片となって事実の形を示す見事さ。流石の一言。
    間を挟まず一度に読んだからこその充実感と達成感。流石に面白すぎるのである。

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    2025年11月29日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    物語全体に流れる穏やかな空気と
    自然の描写や小さな救いの積み重ねが
    とても読んでいて心地がいい ⸝⸝ᵕ ᵕ⸝⸝

    今日も頑張ってみようかな」と勇気を貰える ◎

    ミクジに会ってお告げを貰ってみたいな … ⸝⸝⸝

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    2025年11月29日
  • 深夜特急6―南ヨーロッパ・ロンドン―(新潮文庫)【増補新版】

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    長い旅が終わった。
    1巻から読み通して間もあけつつ約半年、いやもっと言えば、1巻だけ読んで投げてしまったのは4年も前だったか。

    きわめて個人的な話だが、僕は続き物の本が苦手だ。司馬遼太郎なんかはいろんなシリーズの1巻だけを読んで放っておきどおしだし、そもそも複数巻というだけで尻込みして手を出せてすらいない本も多くある。
    それでいて(元は3巻本とはいえ)6巻に及ぶこの小説を読み通せたのは、やはりデリーからロンドンへ、という地理的なタテ軸が明確にあったがゆえだろう。

    いずれにせよ、長い「積ん読」を経て、僕の中の沢木氏もようやくロンドンに到達した。
    感化されてアテのない旅に出るにはいささか手遅れ

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    2025年11月29日
  • その本は

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    とても面白かった。
    形式にとらわれない、物語のオムニバス。
    特に好きなのは第7夜の「その本は、誰も死なない。」。
    読み進めると少年時代を思い出すこそばゆい気持ちと惹かれ合う二人のやり取りにジンとくる優しい話に感じるのだけれど、最初に提示されている「誰も死なない」に引っ張られて少し不安をはらんで物語が進む。
    それぞれの物語に出てくるキャラクター、例えば第7夜なら子供ならではというか、又吉ならではなのか、ヨシタケシンスケさんならではなのか、「本」との向き合い方がなるほど〜わかる、と思えるんだけれどどこか独特で、クスクス、ゲラゲラ、ハラハラ、ジーン、いろんな感情に振り回される。王様が二人から物語を聞

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    2025年11月29日
  • お探し物は図書室まで

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    図書室という静かな場所を舞台に
    人生に少し迷っている人たちが
    “ 自分の道 ”を見つけていく物語 。

    大きな派手な展開はないけれど 、
    一つ一つの言葉が胸にやさしく響いてくる * *

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    2025年11月29日
  • 一九八四年[新訳版]

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    やっっと読み終わった。マジ何ヶ月かけたんだこれ読むのに。もーーほんっっとになんか色々忙しくてタイミングなかったんだよ。
    まぁ、読み始めたのは9月ですね。旅行の飛行機で読もうくらいの感覚で買いました。あとまぁ、友達が村上春樹好きで、1Q84おすすめしてくれたからさ。
    この感想書く前に、現状の私を説明していいですか。ありがとう。
    まぁわけあってNPO属してみたわけですよ。理由はいっぱいある。
    なんかワンチャン休めに海外滞在できそうってのと、他者とうまく協力する経験をもう一つやるかってのと、多分自分が嫌いなタイプだから一回属してみてから判断するかってのと。こんな感じで。
    でそのNPO、まぁ、ボランテ

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    2025年11月29日
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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    だいぶ前に読みました。ジャーナリストとはこんなにも自ら動いて検証して記事に書く人たちなのか、と驚きました。桶川の本も読みましたが、この人の本を通じて、新聞やニュース報道されている内容をそのまま鵜呑みにしてはいけないのだな、と思いました。そして、警察に目をつけられて犯人に仕立てられたら抜け出すのはとても困難だということも。。未だに冤罪事件が無くならないのですからね…。

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    2025年11月29日