ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 「フランス文学」はいかに創られたか:敗北から国民文学の形成へ

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    フランス文学の概念や位置付け、どうやって形成されてきたかの学問的な解説。
    普仏戦争での敗北やパリコミューンを経た社会の混乱により、フランスの政治的劣等性を教育に問題があるととらえた。
    文学は社会の表現であり社会を補足するものとして、国民文学としての文学を教育に取り入れ小論文と原典解釈を制度化することにより、教育の抜本的改革を行なった。ブルジョワなどの限られた人々だけではなく、国民全体の教育に力を入れて地方にも総合大学を作った。

    第三共和制のもとではミソジニー思考だったので埋もれていた女性文学に今日が当たっている。

    難しくて読み進めるのに時間がかかったが、社会をよりよくしていくための教育の重

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    2026年02月01日
  • ようやくカレッジに行きまして

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    自分もオーストラリアでワーホリをしていたので、光浦さんのカナダのカレッジでの苦労などなど解像度高く想像ができました。

    50代でカナダのカレッジで学ぶことの大変さがヒシヒシと伝わってきて、そこに加えて日本で当たり前だった考え(力を合わせる、他者を思いやる、など)が通じない中でどううまく周りと協調していくか?を考えながら郷に行っては郷に従って卒業までこぎつける姿にさすが!と思いました。

    第一言語を使わないコミュニケーションだからこそ、いつも気になる小さいことが気にならない不思議、だからこそストレスレスだったりすること、わかるなぁ〜と感じました。

    コメディアンの方だけあって、シェフとのやりとり

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    2026年02月01日
  • こゝろ

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    ネタバレ

    高校の時に授業で初めて読んだ。その時の現代文の先生の教え方が上手で、こころに隠された細かい心理描写だったり、風景の表現の仕方の工夫だったりを教えて貰った時、ただ読書が好きで本を読んでいたけど、今まで私は表面的にしか物語を受け取ってなかったんだってショックを受けた覚えがある。
    先生やKの些細な心の動きに、自分一人で読んでいたらきっと気がつけなかった。面白さに気づかせてくれたからあの時の授業には本当に感謝してる。
    1番感動したのは、襖が先生とKの心の壁を表していたこと。閉まっていることが多かった襖が、最後Kが自殺した時に開いている⋯⋯ゾッとしたし素晴らしいなとも思った。

    こころの単元が終わってす

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    2026年02月01日
  • 生きとるわ

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    ネタバレ

    中盤からきつかった。
    顧客からお金騙し取るの成功して、
    2回目行く時、なんか次もいけそうな感じ、むしろバレるなって言う感情で読み進めてしまった。

    冷静に考えたら、間違いなく誘き出されているのに。上手くいけ、彼に光をと。岡田もたぶん屑なのに肩入れしたくなるのは、可哀想な人を救ってあげたいっていう私の偽善心なのかも。

    たしかに横井はどこでもいるし
    自身もそんな時があるんだろうと客観視できた


    家族の関係性がたくさん出てきてきたのもよかった。横井と父、元妻と両親、神と神の子
    この目線で見ると、愛の形は歪んでても間違いではないよな。

    プールへの飛び込みという強烈なシーンが、信頼と裏切りと言う形

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    2026年02月01日
  • ヨルノヒカリ

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    ネタバレ

    畑野さんの作品は2作目だが、今回も良作だった。何かしらの側面でマイノリティ側にいる登場人物の細かい心情が上手く描かれていると感じた。「普通」は歳の近い男女が2人きりで一つ屋根の下に暮らすなんて、恋人や夫婦関係でなければおかしい、周りからしたら心配になるような事案だが、その不安や疑念をよそに、恋愛とも家族愛とも違うが、互いを大切に思うひかりと木綿子さんだけの関係を築いていこうとする姿が眩しいと思った。また、手芸のシーンが多いため、ハンドメイドの作品を買ってみたくなったし、自分でも何か簡単なものを作ってみたくなった。

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    2026年02月01日
  • 蒼穹の昴(1)

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    素晴しい小説です。

    中国の清朝末期のお話で、幼い糞拾いの貧しい家に生まれた「春児」が、真実しか言わないとされる易者である「白太太」に、

    ――汝は必ずや、あまねく天下の財宝を手に入れるであろう・・・――

    と、夢のような予言をされ、それを一心に信じ、大総管へと上り詰めてゆく中国ロマン小説なのですが。

    まず、春児と文秀の関係、やりとりが多く、文秀が殿試に登第し、状元で進士となるまでの経緯を綴る。

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    2026年02月01日
  • 地検のS Sの幕引き

    購入済み

    単純な勧善懲悪ではなく

    シリーズ三作目にして完結編。どのようにしてこのシリーズを締めくくるのかワクワクして読んだ。なるほど単純な勧善懲悪ではなく、このような結末も有るのだなと感銘を受けた。二転三転するストーリーも大変に読み応えがあった。ただ主人公があまりにも完璧すぎるのが、ちょっと気に放った。

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    2026年02月01日
  • ある愛の詩

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    あの青の世界、青年のピュアな心が、どうしようもない力で私を世界に引き込んで来て、それこそ1日中、違う世界に片足を突っ込んでるような浮遊感を纏っていました。

    読み終わって号泣しました。

    結末がどうとか、そういうんじゃなく、
    とにかく

    こんなに深くて、優しい恋愛小説に出会ったのは、初めてかも知れない。
    青年の純心と、おおらかで強く優しい心とその大きさ、重さを感じました。

    余韻が、丸1日続いたよ。

    読み終えた後にこんなに優しい気持ちになれる小説って、凄い。

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    2026年02月01日
  • 幽民奇聞

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    『風の古道』や『金色機械』など、これまでの恒川先生の作品を思い出す話だった。でも、新しい。
    ユーモアと殺伐さと感動が入り混じっていて、一言では言い表せない読後感だった。

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    2026年02月01日
  • 青い鳥文庫版 (総ルビ)獣の奏者(8)

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    上橋 菜穂子さんの超長編ファンタジー作品

    主人公は少女エリン
    巨大なヘビ「闘蛇」を操って戦争をする世界で
    闘蛇を育て飼育する村で母と2人で暮らす
    母は獣医でありエリート闘蛇キバの面倒を見る仕事をしている
    やがてキバの死をきっかけに母とエリンの運命は大きく変化していく
    母の死後、様々な運命に翻弄され、母と同じ獣医を目指すエリンは
    闘蛇をも凌駕する王獣にも触れ獣を戦争に利用するので無い道を考えるようになる
    王獣と心通じる唯一の人となったエリンは、王国の、世界の存亡をも握るようになり
    そして運命に翻弄される。。。

    エリンの一生と想像を絶する世界観が五感をくすぐるファンタジー
    児童書ですが夢中にな

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    2026年02月01日
  • 花唄の頃へ くらまし屋稼業

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    大身旗本の次男、三男(いわゆる金持ちの次男坊)の四人組が何者かに狙われてくらまし屋を頼る話(ざっくりあらすじ)

    狙われている側がしょーもない奴等でイライラするがラストはスッキリ。前巻の伏線回収も含めて大好きなお話。

    この話、好きすぎる……なんとまぁ、キレイな伏線回収。前巻の時にどこに絡むのかな?と読んでいたから後半びっくりした。
    平九郎のこれからにも必要な回なんよ……たまらん……。
    前巻「冬晴れの花嫁」もめちゃくちゃ素敵な話やったけど、今回も最高。涙でぐしゃぐしゃやもん。
    炙り屋も……うう……

    今回敵側に動きはないから、これは次回なんかな?そういう意味でもこのシリーズほんま目が離せない。

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    2026年02月01日
  • ジュニア空想科学読本15

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    チコちゃんの頭の大きさや、ノラネコ軍団のパンの大きさ、エスカノールの神父リッタ、浦島太郎が溺れないかなどは気になってたので面白かったです!
    確かにドラえもんはどうやって物を持っているんだろう??

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    2026年02月01日
  • 青の純度

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    ネタバレ

    よくできてる!うっとりしました。

    青の純度というタイトルからして、
    文学的な、詩的な物語を予想して読みはじめましたが、実はミステリー。
    しかも良質。読後感もすっきりさわやか(?)

    ハワイの話がたっぷり入っていて、
    不器用な自分にとって「2冊目として読むハワイ本」でした。勉強させていただきありがとうございました。

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    2026年02月01日
  • それでも旅に出るカフェ

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    前作を読んでから週末にゆっくりとこのお話を楽しみたいと思い楽しみに待っていた一冊でした。
    期待通りすごくワクワクする作品でもあり、少しミステリアスな雰囲気も味わえる素敵な作品でした。

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    2026年02月01日
  • 森にあかりが灯るとき

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    売れないお笑い芸人から介護士になった星矢。特別養護老人ホーム「森あかり」で働きはじめ、介護の仕事の現実に直面していく。

    綺麗事だけでは済まされない、介護の現実が物語に反映されています。そのため、楽しいだけの話ではありません。現実の重さにしんどくなるような描写もあります。しかし、そこに微かにでも希望を見出せるような光を灯してくれているのが、藤岡陽子さんらしい作品だなと思いました。

    看護師として働いていると、特養ほどではありませんが、介護の仕事も担います。その身体的な負担感はよくわかりますし、命を預かるという重大な責任に押しつぶされそうになる時もあります。星矢が、新人の頃の自分と重なって見え、

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    2026年02月01日
  • デスチェアの殺人 下

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    ポーのカウンセリングから始まる事件。謎のカルト集団とタトゥー。読めば読むほど悪質な真実。
    二転三転する展開は、今までの作品を上回る。もうこのシリーズほんとにすごい。
    そして登場人物たちへの愛が止まらないのよ。
    ポーとティリー、ドイル、フリン、ナイチンゲール。
    だからお願い。そんな結末にしないでー!次が待てなすぎる!!!

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    2026年02月01日
  • デスチェアの殺人 上

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    ボタニストから続いてのワシントン・ポーシリーズ。
    続きが出るたびに前作より面白い。
    PTSDに苦しめられるポーがカウンセリングを受けている場面から始まる当作。
    ティリーは?ドイルは?何があったの?と止まらない。
    下巻に続く!

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    2026年02月01日
  • 警視庁科学捜査官 難事件に科学で挑んだ男の極秘ファイル

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    著者の経歴があんまり輝かしすぎる
    リアル出来杉くん、しかも勇者!
    エピソード強すぎて、すげー!しか出てこない
    常に現場の捜査員の人たちへのリスペクトがあって、短中長期でやり遂げたいことも明確に定まってて、組織人としてお手本すぎ
    かっちぇええぇえ!!

    てか土谷氏絵うまぁ!げぇ!
    お勉強できて、記憶力もずば抜けてて、応用力も発想力もあって、さらに字も綺麗な上に画力まであるのに、なんでオウム?
    もったいなぁ!なにしてんだよ!まじで!

    著者はほんとにすごい
    男のくせに…は言っちゃダメだけど言うけど、妬み嫉みはまじでしょーもないからやめとけよ
    どの組織にも天才とアホがいる不思議
    日本の警察に著者がい

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    2026年02月01日
  • 文字禍・牛人 アニメカバー版

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    文字禍が特に良かった。
    いまだに言語がブームとかもあるし
    SNSにも溢れている
    感覚より文字が先に来て、感覚の方を
    鈍らせる。本来とらえているはずの細かな要素も
    言葉に集約され抜け落ちていく。
    言語化されて少しでも納得したらそれ以上は
    思考を停止する。
    でも言語化しようとしないと誰とも共有出来ない。
    そもそも共有する必要があるのか?

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    2026年02月01日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    「まさかそんな」と思いながらも「ありえない」とは言い切れない不気味さがあり、ハラハラしながら読み進める。
    クスッと笑える会話やエピソードが最後にほろっとくる伏線になっていたり。
    最後の最後まで裏切られ、救われ、それでも逃げ続ける青柳を、こちらも頑張れ頑張れとページをめくる手がなかなか止まらない。

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    2026年02月01日