ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 親鸞(しんらん) 完結篇(上) 【五木寛之ノベリスク】

    Posted by ブクログ

    小説「親鸞」全6冊の5冊目。とうとうここまで読みましたという感じ。京に戻った親鸞が、長男の善鸞や弟子の唯円らと暮らしながら、また延々と悩み続ける。取り巻く登場人物も、親鸞の先の京での生活で因縁を持つ者たちで、高齢者がぞろぞろ。親鸞自体90才まで生きた人だが、この巻では81才までが描かれる。

    0
    2026年07月03日
  • 凍りついた香り

    Posted by ブクログ

    長編だったけど読み始めたら止まらなかった。プラハの旅は、私の心も美しく輝いていくようにも思えた。
    スケートするルーキーは彼の心そのもので、今頃は天国でたくさん踊ってジャンプしたり、スピンしているのだろうと祈りのような気持ちも覚える。算数を教えていたという最後のくだりは、私にとっても衝撃的。やっぱり大好きなものに、そこに戻っていくんだなぁとつくづく思う。 お腹いっぱいになった小説でした。

    0
    2026年07月03日
  • 木曜組曲 〈新装版〉

    Posted by ブクログ

    なぜ作家は亡くなったのか。みんなの軽口とともに4年前の事件が明かされていく。スリル満点。どこかお芝居を見ているみたいにテンポいい。

    作家の時子が亡くなって、しばらく経った。うぐいす館にみんなが集まる。ベテラン編集者のえい子が料理を作っていた。つかさに尚美、静子、絵里子。1年ぶりの顔合わせ。フジシロチヒロという人からカサブランカの花束が届いていて、メッセージがついていた。「皆様の罪を忘れないために、今日この場所に死者のための花を捧げます」と書いてある。フジシロチヒロは時子が最後に書いていた小説の主人公の名前だった。静子さんが、自分が時子を殺したと言い始める。みんなは4年前のおさらいを始める。

    0
    2026年07月03日
  • 本日は、お日柄もよく

    Posted by ブクログ

    ちょうど衆議院解散から総選挙が行われる時期に読んでいました。高市さんの30分スピーチを聴きながら、これももしかしてスピーチライターが書いたのかなと思っちゃいました。

    心を動かすワード選び、話し方、間など、たかが手段だろうとなんとなく軽く見ていましたが、伝えたいことを最大限伝えるために必要だなと実感しました。

    私は伝えるのが下手な方で、伝えたいことが整理できていない場合は事前に整理するように心掛けています。でも、この本を読んで、それだけじゃないのかもと気付きも得ました。

    0
    2026年07月03日
  • 少女

    Posted by ブクログ

    2人の少女の周りで運命が交錯×2。お互いがリスペクトしているとわかったとき、安堵でいっぱいになった。どんでん返しも怒涛の伏線回収も気持ちよく、読み応えがある作品。湊かなえはやっぱり面白い。

    0
    2026年07月03日
  • フェアリー・テイル 上

    Posted by ブクログ

    ファンタジーが苦手な自分としてはこの直球すぎるタイトルに怯んだ。しかもコロナ禍で発表された作品で尚且つ著者75歳の時の作品。不安しかない。しかし、そこはキング!さすがというか、そんな年齢でなんでこんなに引き込まれる物語を描けるのか?特に最近のキングは凄まじい。とはいっても、まだ上巻だし、ストーリー的には異世界に入ってからの展開次第ではどうなるかわからないから油断は禁物。
    登場人物としては、まず頑固な老人と老犬に主人公の高校生がからんでくるのだけれど、この犬がいい。こんな犬使うのずるい。泣ける。犬好きはいちころだ。主人公の青年もただただ清純な青年というわけではないところもいい。異世界に向かう動機

    0
    2026年07月03日
  • 流浪の月

    Posted by ブクログ

    本屋大賞受賞作
    温かくなったり不安になったり寂しくなったり悲しくなったり
    心がかき乱されっぱなしの読書体験
    優しさも相手を遠ざける、真実と事実は違う
    悪意ではなく優しさや正義感、自分がよいと思うことをしているだけなのにそれで追い詰められる人もいる
    無もなき愛の形
    色々と考えさせられるけど
    読む手は止まらなく引き込まれる作品

    0
    2026年07月03日
  • 青の炎

    Posted by ブクログ

    高校生の連続殺人。

    1度着いた炎は消すの難しい
    正しい手段ではなかったけど、間違ってはいなかったと思うよ

    0
    2026年07月03日
  • 生きるぼくら

    Posted by ブクログ

    祖父が米作りをしていたので、米作りの様子がちきんと書かれていてよかった。米作りは毎年気候を気にかけながら草や害獣とも戦い、その都度水量や肥料などを調整しながら収穫まで休むことはない。でも無駄なことは何もなくて人生と米作りは意外と似ているのかもしれないと思う。手塩にかけると言うけれど、そうやって自分も愛でていきたい。失敗しても何度でもやり直せる。

    0
    2026年07月03日
  • 斜め45度の処世術

    Posted by ブクログ

    買い物に行きたくない?と聞かれたら、まるで自分が行きたいから買い物に行ったようになり、意志の所在が曖昧になるので行きたくない。買い物に行きませんか?なら、相手の意志なのでオッケーらしい笑

    スーパーの買い物で、レジの店員に今晩何を作るか悟られたくないので、カレーの材料にプラスしてブロッコリー(これをフェイクブロッコリーと呼ぶ)や、シチューのルーを買って、わからなくする。
    店員に意思を奪われたくないので、マックに行ってほんとは月見バーガーを頼みたかったのに、店員から薦められたら、ビックマックを頼んでしまうなど、さまざまな作者の捻くれ者エピソードが笑えた笑

    最後の謝辞も感謝人狼という捻くれスタイ

    0
    2026年07月03日
  • 幻夏

    Posted by ブクログ

    相馬の過去にも絡むお話で、やるせなくて切ない。読み終わった後は物語の中に入りこみすぎてちょっと呆然としてた(笑)子どもって純粋で、時に残酷。

    23年前の「あの夏」の情景描写が美しくて、この物語の切なさをいっそう際立たせている気がした。『幻夏』ってタイトルはピッタリだなと…。登場人物達の内面が丁寧に描かれているから、一人一人に思いを馳せてしまう。

    メインの3人のキャラクターがとても良い。世話焼き?でちょっと抜けてる?アリキリだったらギリギリス?な鑓水さんをますます好きになったな。

    0
    2026年07月03日
  • 流浪の月

    Posted by ブクログ

    第三者から見たらそれは歪な線を描いているが
    本人や相手の中ではそれはまっすぐな線を描いている
    一つの事象に対して多角的な見解ができる小説でした。
    人の繋がり、教育、三者目線での考え方、
    全てが勉強になりました。
    シンプルにいい話でした。

    0
    2026年07月03日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

    Posted by ブクログ

    与えられた物語 押し付けられた物語を、
    信じない。
    正しいかどうか自分の頭で考える。
    たった1人の民主主義はない。
    一人ひとりがそうしなければ民主主義は保てない。

    戦後の話だけど、今もかわってないんじゃないかって思う。上のひとにのまれたり、横を見て言葉を飲んだり、遠慮したり。日本人にはこの血が流れてる。

    とにかく、たくさんの人に読んでほしい。





    0
    2026年07月03日
  • 倒産続きの彼女

    Posted by ブクログ

    設定がなるほどと思った。
    ミステリーは設定と関係性をどう読み解くかが面白いところだがキャラクターと関係性を見て後半は特に気になって読み進めることが出来た。
    また、別の小説も読んでみたい。

    0
    2026年07月03日
  • 竜馬がゆく(一)

    Posted by ブクログ

    最初に読んだのは高校生だったので、今から45年前。2回目は20歳のころ。3回目は結婚して子供が生まれたころ、だから今から30年前。
    で、今回還暦を迎えるにあたり、この長い小説の4回目に挑戦します。
    今回は初、文庫版での読み。
    1巻目は竜馬(龍馬ではない、司馬遼太郎は意識して”竜”馬としたらしい。)が江戸へ剣術修行に旅立つところから始まる。高校生のころひたすら坂本竜馬がカッコよくて、ただあこがれだけで読み進めたが、歳を重ねるとちょっとづつ感じ方が変わってきたので、還暦の今、竜馬とどう向き合い、感じ方がかわるのか、楽しみ。

    0
    2026年07月03日
  • クロワッサンとベレー帽 ふらんすモノ語り

    Posted by ブクログ

    『上等舶来 ふらんすモノ語り』(1999)の改題文庫版。
    前半が「ふらんすモノ語り」。もとは「日本経済新聞」連載、50回分。フランスにまつわるアイテムについての鹿島流の解説。後半は、雑誌等に載せたフランス関連のエッセイ、35篇。
    初回に読んだ時には読み流してしまったのか、再読すると、いろんな発見がある不思議なエッセイ集。たとえば、2つほどあげると、
    「イギリスの五カ国?」。12世紀から15世紀にかけて、ボルドーを含むアキテーヌ地方はイギリスの領土だった。ボルドーと言えば、ワイン。でも、ボルドーのワインは19世紀まで(つまり運河網ができるまで)、パリではほとんど知られていなかった。では、それまで

    0
    2026年07月03日
  • 小説 すずめの戸締まり

    Posted by ブクログ

    ◼️ Q.(問い)
    「自己実現」とは何か?

    ◼️ A.(答え)
    つらい過去と向き合い、受け入れ、前に進むこと

    ◼️ What(要点をひとことで言うと?)
    つらい過去と向き合い、受け入れ、前に進んで生きていく

    ◼️ Keywords
    - 作品の位置づけ:東日本大震災に対する新海監督の「喪の作業」
    - 君の名は:時空を越えて彗星衝突を回避する → 否認・抗議
    - 天気の子:雨が降り続く東京で生きていく → 絶望・失意
    - すずめの戸締まり:後ろ戸を締める旅をする → 離脱・再建
    - メタファー
    - ミミズ:つらい記憶・経験
    - 溢れ出ると地震が起きる=感情が揺さぶられ

    0
    2026年07月03日
  • パンク侍、斬られて候

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    この作品について語るのはとても難しいし、そもそも語る必要すらないのかもしれない。馬鹿馬鹿しさに加え、残酷描写も含みかなり人を選ぶ作品なので読む際は注意が必要。ただ個人的には独特な世界観に冒頭からグッと引き込まれ、とても面白いと思った作品。

    宗教団体腹ふり党により混乱した世の中を超人的剣客、掛十乃進が鎮圧する(自作自演)というストーリー。

    括りとしては時代小説になるが、言葉遣いも現代語が普通に出てきたり、人語を話す猿や超能力を使うキャラも出てくるなど、とにかくめちゃくちゃでカオス。それでいてスラスラ読めて面白いのは、支離滅裂にならないギリギリのラインを攻めている作者の文章力の高さであると感

    0
    2026年07月03日
  • 生きものたちの部屋

    Posted by ブクログ

    宮本輝さんの本が売れてお金持ちになった後のエッセイ。

    ひとの人生って、そんなに変わるのね。

    沢山読んで、苦悩しながら書いて。ひとの縁があって成功を掴む。ちょっと偉そうになっていく姿も面白い。ひとって今も昔も変わらないなー。

    0
    2026年07月03日
  • 白夜行

    Posted by ブクログ

    その分厚さに気押されていたため長い事積読になってましたが、読み始めてみると驚くほど読みやすくあっという間に読み終えてました。物語は2人の主人公を軸に幼少期から大人までの20年弱にも及ぶ年月を描かれますが、主人公主観は一切無く、その周りの人々の目線で進みます。ですので、実際に主人公らがどう言った感情なのか、どのような葛藤があったのか等の細かい描写は無いのである程度想像になります。800ページを超える長編ですが、散りばめた伏線回収は見事で最終章でそうだったのか!と唸りました。
    勧善懲悪では無くダークでノワール的要素も強く、非常に心惹きつけられる内容ですので、未読の方はその厚さに気負いせず是非読まれ

    0
    2026年07月03日