小説・文芸の高評価レビュー
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あの歴史上知らぬ人がいない楊貴妃さんが、ライチ好きだったのはわりと知られた話なのだが、そういえばライチは腐りやすく、蜜漬けならともかくどうやって生を食べたのだろう??という謎に迫った作品。
私が清のドラマを見た時は別の方法だったし、そっちで正解なのでは?と今でも思っているが、ドラマティックさでいえば本書ほどドラマティックな運び方はない。
それにしても、日本人でも生ライチが食べられる現代は贅沢だなぁと思う。
李善徳は家のローンを組んだばかりだった。職場に戻ると、ライチの蜜煮を皇帝が食べたがっているので無事に取り寄せるようにとの詔勅が下る。だが詔勅には細工がしてあって、蜜煮ではなく、生ライチを取 -
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ダイスキな作品です♡
面白かったです♡
ネクロマンシーというのは降霊術のことのようで、フェイスウォッシュをテストするために手につけて洗い、白く綺麗になった手を見て「おばあちゃん!」と叫んでしまったことから、あることが始まります。
白くて綺麗な手をしていた祖母を思い出して、「おばあちゃんの手みたい」と言いたかっただけなのに、感動してつい大きな声でおばあちゃんを呼ぶように言ってしまったことがキッカケになりました。
主人公は、後々、降霊術について本で調べます。そして、それが起こる条件が身の廻りにあったことに気付くのでした。
他にもいろいろなことがいろいろと附合する(分かりにくいですよね、 -
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翻訳小説にありがちな読みにくさが無く、リーダビリティの高い小説。
2人の魅力的な主人公、エミルとジョアンヌが、それぞれの問題を2人で乗り越えながら旅をする。
若年性アルツハイマーのエミルが、ジョアンヌにとってどういう存在だったのかが判明する後半からは、また物語が違う方向へ動いていく。
最後は悲劇的な終わり方になる違いない運命なのに、ずっと希望がある。その希望に向かって読者も伴走していく。
そしてその期待に背かない、そういう物語だった。
魅力的な言葉をジョアンヌがエミルに教えていくのだが、読者である私にも刺さるものがあった。
「最も深くて悲劇的な旅立ちは、結局はなされなかった旅立ちである -
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映画もとてもよかったので再読。単行本も持っているが文庫でも買ってしまった。映画を見終わってから違いを楽しむのも良い。それぞれの章で話者が変わる形で進み、涙なしには読めない箇所も多々。最初と最後であだ討ちの印象ががらりと変わる。出てくる人みんな優しくて菊之助がかわいがられてて心温まる。久蔵の妻が特に好き。ネタバレなしにみる、もしくは読んでほしいけど、オチを知ってからでも楽しい。時代小説をあまり読んだことがない方でも楽しめるように思う。実写映画ってそんなに期待できない偏見があるが、出演者がほんとうによかった。特に茶室でのあの3人の話し合いは涙を堪えられなかった。笑いと涙のバランスがとても良い。早々
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ネタバレ(記入途中)
読んで良かった。もっと早く読めばよかった。
町田そのこの作品は初めて読んだけど
こんな素晴らしい本を書く人なんだと
一気にファンになった。
文章の読みやすさ、飽きのこない展開の速さとテンポ感、登場人物やその背景、心理描写、社会問題、メッセージ性。
どこを取っても素晴らしく、そこの要素を絶妙なバランスで300pほどの本にぎゅっと詰め込んであるのが本当にすごい。
・ALSの義父の病状が悪化し、半狂乱になった母親が貴瑚の頬を打ち責め立て、貴瑚が絶望の心を知るシーン
・絶望の中、美晴とアンさんと出会い、居酒屋でアンさんに中華餡かけの茶碗蒸しを食べさせてもらうシーン
は思わず涙が出た。 -
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今回は、事件が勃発!
◾️春菊は調和する
料理教室の新しい生徒、水野裕美さんが主人公。
幼稚園児がいるお母さんで、結婚して太ってしまった旦那さんにダイエットをさせるために、料理教室へ。旦那さんが痩せないと、神経質になっていた。
家族3人で、菜の花食堂にディナーを食べに来た時も、旦那さんに食事制限を。
社内結婚で、イケメンで人気者の旦那さんと地味な自分が、不釣り合いとコンプレックスを持っていた裕美さん。旦那さんを太らせたのは、妻の管理が悪いからと悩んでいた。
そして、旦那さんが、最近仕事をする同僚の女性にもヤキモチををやいていた。それを靖子先生が解決。
◾️セロリは変わっていく
ある -
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白鷺(はくろ)とは 白い浄衣を纏い 山道を跳ぶように歩く 叡山における回峰行者を指して用いられる比喩である─。
寛政8(1796)年 比叡山 延暦寺。
成し遂げることができなければ “死” とされた〈北嶺千日回峰行〉に挑む32歳の恃照。
彼は ある特殊な生立ちを抱えていた。
そしてその後 恃照は自らと同じ境遇をもつ17歳の太之助を弟子として預かることになる──。
「この世には おらぬはずの者」
恃照と戒閻(太之助)。真逆のようでいて、抱えている屈託は同じもの。
戒閻を目の当たりにすることで 恃照は自らの心の奥底を覗かざるをえなくなる。
俗世から隔離された場所ではあるけれど そこ
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