ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アンネの日記 増補新訂版

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    ネタバレ

    いつかはと思っていたアンネフランクの家の訪問を前に。

    あまりに等身大で、あまりに才能に溢れていて、あまりに達観していて、どうしたってちぐはぐで。バイブルとして全世界で読まれていることを知っているからこそ、彼女を近くに感じられたことが嬉しかった。

    当時を生きていない人間には到底想像も及ばないあの家での日々を、不自由と形容して、いつだってユーモアを忘れないでいた、朗らかなあなたに、会える日まで。
    大切な言葉をありがとう。

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    2026年04月25日
  • ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1

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    20年以上ぶりに呼んだので内容殆ど忘れてた
    やっぱり瀬田貞二さん訳がいいな
    新訳が駄目なわけでは決してなく、完全に好みの問題です
    子供たちもだけど、何気に学者先生も好き
    が、私の最推しはアスランなのである

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    2026年04月25日
  • 連続殺人鬼カエル男

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    がーん!そんなことだったとは。謎解きで、どんどんと、反転していくが、最後のどんでん返しが、すごかったなぁ。最後の章は2度読みした。殺害方法や、暴力的な記述は、とても残虐なもので、オーディブル読書だったので、聞くのが嫌で、恐ろしく、10秒飛ばし読みとか、してしまった。しかし、ストーリーが面白すぎて、一気読み。

    中山七里さんの作品を、最初に読んだ時は、その残虐な表現が、嫌で聞くに耐えなく、途中でやめてしまい、それからなんとなく、七里作品は食わず嫌いだったのだ。

    しかし、中山七里さんのエッセイ的な本を読んだ時、小説に向き合う彼の姿勢、多作なわけ、読書や映画なども、なんでも多読で、なんでも見る。よ

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    2026年04月25日
  • 燻る骨の香り

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    大好きな大好きな千早さんの、香りシリーズ。
    香りシリーズが一番好きなので一気読みしてしまった!
    三部作で終わってしまうのが寂しい。

    シンと静まり返ってるのに、嘘と闇でぐちゃぐちゃしてた。
    人間離れした嗅覚を持っている…、秀で過ぎると生きづらいんだな。

    香りを想像しながら、感情を整理しながら。
    私にとっては香りは儚くて一瞬なのに、そうじゃない。
    確かに記憶と結びついてる…
    そう考えると、香りは執着と結びついているんだな。

    もっと続きを読みたかったな…

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    2026年04月25日
  • お前の死因にとびきりの恐怖を

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    飛んだ物騒なタイトルの今作。
    とある男子高校生の自殺にまつわる怪異についての話。 
    その死に姿は、周囲には薬や破れたお札らしきものが散乱し、自らの髪を嚥下していたという…
    何故そこまで恐ろしい姿で死ぬことを選んだのか…?
    前半部分と後半部分で読み心地が全然異なる作品でした。
    前半部分は、梨さんの得意なモキュメンタルホラー形式で、自殺や学校に纏わる噂話やインタビュー形式です。
    言わずもがな、不可解な点が多くて不気味です。
    しかし後半部分は、自殺した男子生徒の女友達パートが展開されます。
    彼がどのように自殺に至ったのか。
    存在しない怪異に怯え、どんどん壊れていく彼。
    そんな壊れていく姿を、一歩引い

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    2026年04月25日
  • 透明カメレオン

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    隠れた道尾作品の名作とのことなので読んでみた!
    主人公はラジオのパーソナリティ。
    声がとてもカッコいい分、見た目とのギャップにがっかりされることも多い。
    そんな彼は、「if」というバーで常連客達と夜な夜なくだらない話をしたりして過ごしている。
    そんなある日、「◯した…」と呟く謎の少女が…
    道尾秀介さんはミステリという形式を使って色んな試みをしている作家さんですが、道尾さん作品の中で一番胸に響きました。
    また、笑えるシーンが多めの作品でした。

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    2026年04月25日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

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    綾辻さんの問題作。
    最近何かと目にすることが多くなったので
    読んでみました。
    なんとなく噂は聞いてたし、グロいんだろうけどまぁ問題無いっしょと、軽い気持ちで手を出しました!
    グロいだけならテリファーみたいな感じで、全然余裕かなと思ってたんですけど…
    グロいだけじゃなく、読んでるだけなのにめちゃくちゃ痛いし◯ぬ程怖いしお手上げでした!

    双葉山に来たとある慈善サークルの8人を襲う、正体不明の◯人鬼…
    次々とサークルのメンバーが◯されていくのですが、そのシーンがまぁ恐ろしい。
    その手法が酷いんです。
    字を追っているだけなのに、綾辻さんの具体的過ぎる文章のせいで、残酷なシーンがクリアにイメージできて

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    2026年04月25日
  • スイッチ 悪意の実験

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    押しても押さなくても自分には関係ないけど、押せばある一家が破滅するボタン。
    そのボタンを一ヶ月間イヤでも意識しないといけない環境に置かれたとしたら、あなたはどうしますか……?

    デスゲームものみたいな悪辣な導入から始まったのに、読後感はなんかすごく爽やかでびっくり。
    人の悪意というものを覗いてみっか~ヘヘッみたいな気持ちで読み進んでたら逆に登場人物の善意に心打たれる場面ばっかり!

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    2026年04月25日
  • パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち

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    パンどろぼうがパンどろぼうになる前のお話でした。
    こんないきさつがあったのですね。
    パンを一口かじった時のパンどろぼうの至福の表情に息子と一緒に笑いました。

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    2026年04月25日
  • 赤と青とエスキース

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    一枚の絵をもとに展開される物語。
    同じ絵が登場するだけと思っていた物語たちが、最後に繋がるのが綺麗でスカッとしました。

    この物語の登場人物は、自分の好きなことややりたかったことができても何か足りないなと感じたり、このままでいいのか不安を感じています。しかし、ほんの些細なきっかけで今まで自分が信じてきた道に彩りが出て、希望を持てるようになるのです。
    それはまるで下書きの絵に些細なアクセントを加えることで、ガラッと新しいスタイルが確立されるように...

    どの章もほのぼのとしていて読んでてとても元気づけられました。
    ぜひ読んでみてください。

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    2026年04月25日
  • 人間標本

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    ネタバレ

    やられた!!!
    読み進める中で出ていた違和感を全部拾われて、二重に騙されたあとの慟哭が刺さった。蝶に明るくないので名前をインターネットで調べながら読んで、綺麗だと思いながら怖かった。モチーフがはっきりしている分、映像向きだけど猟奇的で無理だろうと思ったらドラマになっているとのことでまた驚く。インタビュー分もう少し続くと思っていた本編が悲しく終わったのもよかった。信頼できない語り手の使い方がうますぎた。すごい。

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    2026年04月25日
  • 虐殺器官

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    ネタバレ

    人間の思考は、言語や環境といった構造に強く支配されている。
    自分の意思だと思ったものが、構造によって引き起こされたものであるかもしれない。
    それでも、人は自分は選択の主体であるという感覚から逃れることはできない。構造によって導かれた選択だとしても、その責任を引き受けなければならない。
    この自由意思による選択が、どこまで主体的であるのか、その純粋性によらず人はその責任を、罪を、背負わざるを得ない。

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    2026年04月25日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ

    あたたかいけれど、残酷な現実を改めて見つめ直させられる感じ。とても新しい、答えが出ないタイプの作品だった。物語だからといってなんでもかんでもうまくいくように作られる作品も多いけれど、現実はそうじゃない。自分自身も知らぬ間に偏見を抱きつつ、人に接していたのかもなと考えさせられた。私も、清瀬と同じように心のどこかでは、手を差し伸べられた人は素直に受け入れるべきだと決めつけてしまっていたと思う。

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    2026年04月25日
  • 有頂天家族

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    こんなにいいファンタジー小説はない
    読んでいると京都に行きたくなるし、大学時代を京都で過ごしたかったとも思う。
    ふざけているのに涙が止まらない

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    2026年04月25日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎さんの本は2冊目。はじめてはオーデュボンの祈り。だけどアヒルと鴨のコインロッカーの方が好きだったなぁ。

    まさにどんでん返しって感じだったし、すべての状態が伏線で丸く収まっていくみたいな感じ。不思議な感覚の本。中学生くらいの頃からずっと気になってた本だから一気読みできて嬉しい。

    鳥葬のシーンで変わってしまった3人の関係性を感じて切なかった。なんだかんだいって若い子達のわちゃわちゃした感じが最後はちゃんと大人の本。

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    2026年04月25日
  • アルプス席の母

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    恐らく多くの母親が抱く息子に対する気持ちに溢れている小説なのだと思う。この小説を読むにつけ、中学・高校の自分自身を母親の目線で見つめ直すような経験をした。自分が受験に失敗してうまくいかなかった時、彼女を初めて母親に会わせた時、自分の母親はおそらくこんな気持ちだったんだろうな、としみじみと思った。親孝行をしないといけないなとか、これから息子の成長が楽しみだとか、おそらく読み手の立場によって違った方面からこころを熱く揺さぶってくる、とても良い小説に出会えたと思う。

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    2026年04月25日
  • 沖縄戦 なぜ20万人が犠牲になったのか

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    ネタバレ

    なぜ今、沖縄戦なのかを前置きに語ってくれたので、導入からスッと入り込めました。
    戦争の影が這いよってきている昨今……悲劇的な戦争被害を受けた沖縄に関して纏め上げた本書を読むことは、時代のうねりに飲み込まれず、自身の指針を保つために大きな一助となりました。

    流されないの大事!

    正直、まったく知識がなかったので、大きな衝撃を受けた一冊となりました。
    米兵に投降すれば助かったのに、それを許さない日本兵による害が想像以上に大きかったこと。
    民間人の犠牲を徒に増やすような限界状況。
    自決の強要……。
    直接の沖縄戦でなくとも、アジアや日中戦争における日本軍の暴挙も。
    自分たちもやったんだから、米兵もや

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    2026年04月25日
  • 乱読・乱談のセレンディピティ

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     感想を一言で言うならば、大変面白い本だった。
    私も筆者と同じく大学に籍を置いて学生を教育してきた。定年を間近に迎えて、この本の最も感動したフレーズは、『専門主義のいけないところはすぐに行き詰まること。さらにいけない事は新しいところへ踏み出す力に欠けることである。30年も小さい問題を専門にしていれば、人間がおかしくなる。生き生きとした知的活動など望むべきもない。』 まさにその通りであり、私の人生を痛烈に批判されてるように。これから乱読に励みたいと思う。しかしなかなかサロンのような知的好奇心で語り合える友人を見つける事は難しいと思った。

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    2026年04月24日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    これぞ叙述トリックって感じ。
    評判とかトリックについてとかあんまり調べないまま読んでたからミステリ要素なにって思ってたけど 、最後の数十ページの部分で頭が???になってた。
    解説を読んでもう一回読み返してトリックを理解して感嘆。確かに面白い。
    グロさは小説では初めてレベルで強烈だったけど、驚きぐらいで特に問題なく読めた。
    スラスラ読めるし、完全に騙されてたので、どんでん返しの展開に呆然となった。

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    2026年04月24日
  • 人生劇場

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    常に刺激を求めていく猛夫。理容師として大会での優勝を目指したかと思えば挫折。パンチパーマを北海道では先駆けて導入するも上手くいかず、遂には理容師を辞め、ラブホテル経営にまで手を出してしまう。嫁や子に手をあげるのは全く共感出来ないが、行き当たりばったりの様でも彼にしたら、その時はそうするしか無かったのだろう。まるで「横山やすし」だ。「ラブレス」「人生劇場」と読んだので「ホテルローヤル」も読まねばな。

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    2026年04月24日