小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ夏の文庫フェアで購入。
タイトルは以前から知っていたのと、「やはり夏には夏の本が読みたい!」ということで選書しました。
乙一さんの作品は久しぶりに読みましたが、どんでん返しが大変効いていて、一気読みは免れないです。
「夏と花火と私の死体」では、主人公である五月が序盤に死体となってしまいますが…その後も視点が変わることなく、五月(の死体)目線で物語が語られるのが大変新鮮でした。
初めは犯人である弥生ちゃんの行動に驚きましたが、健くんと縁さんの狂気っぷりにさらに驚愕。
犯人ではありますが罪悪感を抱え、死体が見つかりそうになる度に怯える弥生ちゃんが実は一番人間じみているのでは?という結論に至りま -
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「ツキない話」というポッドキャストを通して交絡する様々な人間模様が描かれる。
「ツキない話」というのが上手くて、「尽きない」であり「月無い」つまり新月のことでもあるんだろう
月はそこにあるだけで(例え新月で月が見えなくても)こちらの生活を見守ってくれている。
その様子を人間の存在になぞらえて、そこにいなくても表現していなくても、自分を見守り励ましてくれていると気づけるというストーリー
高評価の理由は、月のあり様と人間の存在を自然に融合させている点とそれを日常生活におけるストーリーで書くことで読者にも「自分を見守ってくれている誰かがいるかも」と感じさせる点にあると思う。 -
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プロローグ
酷暑の新作ミステリー第三弾!
“石球城”という13の塔からなる城
その13の密室で13の殺人が行われた
13の密室の謎をどう解き明かすのか!?
この超絶的悶絶!
しかと見届けよ!
本書
『石球城』殺人事件★Super5
akiさんの本棚から
素晴らしい作品をご紹介いただきました
いつもありがとうございます
氷と暗闇が支配する“石球城”
そして13の塔と灯火を護る13の巫女だち
クローズド・サークルと化した城にとある侵入者が現れる
その直後から、クローズド・サークルの塔にいる
巫女たちがひとり、またひとりと殺されていくのだが…
設定も各13にも及ぶ謎解きも、そして全 -
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読みながら涙がぽたぽたとこぼれ落ちる経験は久しぶりでした。
とにかく言葉選びが素敵で、文章が綺麗で。特に風景の表現がいちいち美しくて。
1つも取りこぼしたくなくて、途中でもう1回最初から読み直しました。
特に表題作がほんとうに良くて....
『斉唱』『長良川』も大好きです
結局一貫してるのは「愛」なんだけど、それが、完璧じゃないのが、心に刺さった理由なんだろうな。
静かで、もどかしくて、時に棘があって不誠実で。その中に描かれた愛だからこそ、強く惹き込まれたんだと思う。
この本は私にとってかけがえのない一冊になりそうです
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◼️椿姫
・朝日に溶け出した -
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戦後まもない沖縄に、ニシムイ美術村と名付けられた画家たちのコロニーがあった。「ニシムイ」とは、沖縄の言葉で「北の森」という意味だそうだ。首里城から見て北側に位置する森の中に、その集落は造られた。そこで、東京美術学校を卒業した若い芸術家たちーー玉那覇正吉(たまなはせいきち)、山元恵一、安谷正義(あだにやまさよし)、名渡山愛順(などやまあいじゅん) ら、のちの沖縄画壇を背負って立つことになる画家たちが、絵画やカードを制作して米軍関係者に売り、生活の糧を得ていたという。
戦後の沖縄で、軌跡的に出会った日本人画家とアメリカ人医師の話。決して買い手の為に描くのではないというプライドと、現実の葛藤。
最 -
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ネタバレ宇江佐真理、9冊目は読んで後悔しない短編小説。
藤沢周平を尊敬する作家として最も充実していた時期の作品群は、駄作なしの傑作揃いです。
本作も6篇の短編集なので勝手にランク付してみる。寸評は評価A以上の作品のみ。
【S=傑作、A=秀作、B=並、C=駄作 】
♦「ため息はつかない」A- 奉公先の器量の悪い娘との縁談話。「豊吉は笑っておふみの肉付きのよい肩に自分の腕を回した」豊吉が、奉公人から若旦那への昇格の瞬間だが、生真面目な豊吉の性格から、この展開は早すぎる
♦「裾継」A 苦しくても今より悪くなければ幸せ。諦念が幸せには肝心
♦「おはぐろとんぼ」S 珍しく(?)タイトル作品が傑作。
♦「日向 -
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優しさが人に与える影響を知れる小説。
3歳の時に芸術家の母が病で亡くなってしまう。
そして時が流れ、なぜ母が亡くなってしまったのか。その秘密を知ることに・・・
姉に息子の息吹の思考があまりにも優しく切ない気持ちが漏れる場面は、
個人的には共感し辛く感じました。
・人は相手には興味がなく、自分のことを多く語る。
・またちょっとした一言で人の人生を左右する恐れのある怖さ。
柑は自分が犯した罪との向き合い方に葛藤する姿は、自分自身でどのように向き合っていいのか本当にわかりませんでした。それでも現状に満足せずに変化を起こすための行動には尊敬を感じました。
この小説からは、人それぞれ感じる部分は
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