小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
まことさんのレビューを読んで、いてもたってもいられなくなり、直ぐに購入してしまいました! (๑˃̵ᴗ˂̵)و
本作は2つの章から成る物語です。
読む順番は自由ですが、その選択により、結末は大きく変わります。
どちらかの順番で読むと、2人の主人公を含め、多くの人が命を失います。
別の順番で読むと、彼ら(彼女たち)は生き残ります。
殺すか、救うか。
あなたの選択が、人の生死を決定します。
後戻りはできません。
素晴らしい謳い文句(∩ˊᵕˋ∩)・*
もちろん!私は殺す方を取りに行きましたよ♪
絶対殺すっ!!
いっぱい死ぬのはどっち!?(๑•ૅㅁ•๑)
散々悩んで、こっちだ!!!と決め -
Posted by ブクログ
ネタバレ小川洋子さんらしさはあるのだけど、今までに読んだ作品とは少し雰囲気が違う印象。ほかの作品で共通して感じるのは、薄暗くてどことなく埃っぽい空気感。『ミーナの行進』はもっと明るい陽だまりのなか、物語が展開していくようなイメージだった。
日本とドイツ、歳の近い2人の従姉妹(ミーナと朋子)、広くて豪華な芦屋の洋館。少女たちが一緒に暮らしたのはほんの1年にすぎないが、2人にとって忘れることのできない思い出になる。華やかな容姿を持つがなぜか家に帰ってこない伯父さん、一人でじっと何かに耐えるようにウィスキーと煙草を燻らせる伯母さん。双子の妹と家族を哀しい理由(ナチスの迫害)で亡くした過去をもつローザおばあ -
Posted by ブクログ
ビストロを舞台にした美味しい食事と、ちょっとした日常の謎ミステリーを中心にした小説。親しみやすくカジュアルなビストロだけど、料理へのこだわりは一品で、読んでいるとフランス料理を食べたくなる。
ここぞという場面ではヴァンショー(ホットワイン)がいつも出てくるので、飲みたくなりすぎてヴァンショーを飲めるレストランも調べました。
最後に割り切れないチョコレートの話で、既視感にようやく気づいて後で調べたら、「シェフは名探偵」というドラマの原作でした。(知らずに読んでました)
このほかにも、「ヴァンショーをあなたに」、「マカロンはマカロン」も同じシリーズであるようなので、また読みたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレニュースでは、加害者と被害者という文脈でしか書かれないその文字の奥にスポットを当てた作品。
エピローグでは、他人からは平和で穏やかな生活に見えても、本当のことはわからないということを示していて、ひとりひとり違う1日を色んな感情で過ごしているという現実を考えさせる見事な締めくくりだと思った。
いろんな風当たりがありながらも、幸せに暮らす人たちの生活からストーリー流れていくが、だんだん雲行きが怪しくなり、最愛の人、一番身近な人の闇が明かされていく。
誰が亡くなる、誰が加害者になるというのがわかったで進むだけに、心のざわつきが抑えられなかった。
最後の話以外は、主人公が加害者的な位置にいて、 -
Posted by ブクログ
読後感がなんとも言えない 読後感がなんとも言えない、は褒め言葉です。
面白かった、の一言では片付けられないなにかがある。
特に好きなシーンは、冒頭にカケイさんが「あの女医は外国で泣いた女だ」と言い、ヘルパーのみっちゃんが女医に確認すると、おそらく当たっている。
そしてこのみっちゃんは、病院からの帰り道に自身が離婚調停中の身であり、親権を夫に取られるのではないかと危惧していることを明かす。
カケイさんはなんかかっこいいことを言おうと「「チャンスを待て」「まあまあカタチはついたと思う」と伝えると、みっちゃんは泣き出す。
きっと、切羽詰まっているみっちゃんには、カケイさんの言葉が幸せの予言のように聞