ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ゆびさきに魔法

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    三浦しをんさんの他の作品を読んだことがあるのだけれど、文章の書き方がかっちりとしていたり、やわらかい雰囲気だったりと作品によって違う味がしているようで面白いと思った。

    「美」は人の心を励まし、日々の暮らしの希望になってこそだ、という文章に心が惹かれた。美容院でイメチェンしたり、ネイルやまつパをすることはなくても生きていけるものである。しかし、ふとした瞬間に心が軽くなったり、モチベーションになってくれたりと理論的には証明できない魅力があると思った。

    コガネムシのシーンはクスッと笑えた。

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    2026年08月21日
  • わたしの良い子

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    作者の作品によくある「普通」って何?
    と考えさせられる内容

    主人公椿の恋人高雄がいい味出している

    臨床心理士の村中直人さんの解説がとてもよく
    短いのに一冊の作品を読んだかのような気にさせてくれた

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    2026年08月21日
  • 夜のピクニック

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    高校生活最後のイベント「歩行祭」。全校生徒が夜を徹して80キロを歩き通す稀で過酷なイベント。
    朝も夜も関係なく歩き続ける環境だから、話せる本音や新しく見える人柄がある。
    高校生、子供と大人の境にいる子たちが想像よりも大人な考えを持っていることに驚かされる。
    高校生たちと共に自分も濃密な1日半を過ごしたような充実感。自身の高校生時代のイベント(林間学校や14キロマラソン、)を思い出して懐古に浸り、若い気持ちも思い出させてくれた満足感。
    恩田陸の世界観は信用できる。

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    2026年08月21日
  • 探偵小石は恋しない

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    ネタバレ

    最後の小石から矢印が伸びるシーンにベタなんだけど、きゅんとしました♡最高!
    ずっと疑問に色々思っていたことが最後に繋がっていって解消され、純粋に驚いて楽しめるミステリでした!

    第四章の最後で蓮杖くんが小石とバッタリ遭遇して、蓮杖=藍沢で小石=照屋とかいう展開熱すぎません???!最高に胸熱でした!

    私は第四章で春風が同性が好きで照屋のことが好きなんだなというのは分かったんですけど、雛未が春風なんて微塵も疑ってなかった…!!
    最近『十角館の殺人』買ったばかりで未読なのですが、蓮杖くんの話のなかに出てきてそんなに面白いの!?って期待値上がりました!笑
    旦那にもお薦めしました!
    9月に続編が出る

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    2026年08月21日
  • 時をかけるゆとり

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    すごくおもしろかったです。

    主に著者の大学時代のエッセイで、
    どの話も男子大学生はこうあって欲しいを体現されていて、
    それらを著者の語彙力を持って書いてあるから、
    爆笑の連続でした。

    エッセイを読んで声を出して笑ったのは初めてかもしれません。

    あとがきに、
    病院の待合室で待ち時間が長い時に読むのに丁度良い、
    とありましたが、
    笑いを堪えるのが大変かもしれません。

    これはゆとり3部作の1つ目。
    あと2つあるのが楽しみでもあり、
    読むのがもったいないような気もするし。
    (手元にあるので確実に読みます(笑))

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    2026年08月21日
  • 炎立つ 壱 北の埋み火

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    奥州に行ってきた。藤原3代に興味ができて、大河ドラマの原作の本を知った。なかなか面白い。アマプラで炎立つの全話は無料だったのだが、正直20年以上前の映像はキツくてギブアップ。文章は昔のものでもキツくないのはありがたい。

    奥州は衣川の屋敷で安倍頼良は贅沢な生活を送っている。子供達もたくさんいて、女子も美人ばかりだ。貞任の婚儀があり、陸奥守である藤原登任が屋敷に出向き、沢山の袖の下を貰う。欲の皮のつっぱった登任は安倍を攻めると言い出すが軍事には明るくない。藤原経清は止めるが、内情を探れと平永衡に安倍への婿入りを命ずる。武辺者で名高い平繁成の手を借りようと言い出す。情報は安倍に筒抜けで、戦を巡って

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    2026年08月21日
  • ミサゴの守る町

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    ネタバレ

    「お父さん、わいも消防士になる!」(いやお前は色々手遅れやろ)

    やーもう期せずしてタイムリーなお話になっちゃいましたね

    本作のクライマックスは雨水の浸水により自動車内に閉じ込められた人を救助するというものなんですが、先日の千葉の豪雨の際も自動車に閉じ込められた人がかなりいて、残念ながら亡くなってしまわれた方もいました
    (亡くなられた方のご冥福をお祈りします)

    備えてます?

    わいはぜんぜんです

    窓ガラス割るトンカチな(トンカチて)
    あれやっぱあったほうがいいよね
    本作の主人公秋月司令補も言ってはりましたわ
    その備えが大切な人の命を守ることに繋がるんです

    他の人を救助するのにも使えるか

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    2026年08月21日
  • ケニアの道端にライオンはいない。 住んで初めてわかったアフリカの話

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    そうな、いないんだ。
    子供の頃からのイメージは覆された!

    まあ、東京にちょんまげのサムライもいないから、そんなものか

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    2026年08月21日
  • 「対話」がやってきた

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    会社で使われる上滑りな言葉に違和感があったので、なるほど私が感じていた違和感はこういうことかとすっきりした。

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    2026年08月21日
  • ブラックサマーの殺人

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    いきなり ポーはいったいまた何に巻き込まれたの????から始まって…

    ずる賢い男と 執拗に追ってくる男との闘いで きっと大丈夫!とわかっていても ハラハラさせられっぱなしだった。

    そして、第3弾も またきっとポーは 何かに巻き込まれるんだろうな…

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    2026年08月21日
  • 海月の骨

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    前作、アフターブルーの続きがまた読めるとは!とても嬉しい。

    今回焦点が当てられるのは特殊清掃の仕事。亡くなった人の人生を、遺品から垣間見ることになる。

    主人公の水生にも鳴海にも影がある。背負いきれないほどの重りを、仕事を通じて、二人が互いに託していく姿が切なく、あたたかい。

    「おせっかい」をして相手の領域に踏み込むことで、孤独死は減るはずだ、というメッセージが印象的。辛いテーマだが、救いのある、あたたかいお話だった。個人的にはアフターブルーより好き。

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    2026年08月21日
  • 晴れの日の木馬たち

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    いゃ〜、ワクワクして、心に迫るものもあり、面白かった。
    早く先を読みたい、でも場面を味わいながらゆっくり読みたい。その二つの思いでワクワクしながら、心の中ですてら頑張れと応援しながら、読んだ。
    優しい人がいっぱい出てきて、癒された。
    すてらがパりへ旅立つところで物語は終わるが、続きが発刊されることを期待します。
    印象に残った文章
    ⒈よう来んさった。倉敷で、これから頑張ってつかあさい。
    ⒉まさか、倉紡に岡山のアリス先生のところで洗礼を受けんさった女工さんがおったとは
    ⒊あのときがあって、いまがある。いまがあるから、明日があるんだ。
    ⒋祈ろう。いつか、君の名を文芸誌の中にみつけられる日がくるように

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    2026年08月21日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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    「まるで、この世界の鏡像だ」と思った。
    退廃的な世界で、どこか神話的な雰囲気もあり、哲学的にも考えさせる。ずっと疑心暗鬼だし、合理的な解決はしない世界だし、
    それなのに、どうしても美しいところが。

    あまり叙情的ではない文章なのに、
    その冷たさの中に、温かさも切なさも感じられて不思議な体験だった。

    「8人の脱走アンドロイドとそれを捕まえる警官を書いたSFだよ」と言ってしまえばそれで終わりだけど、
    このアクション風のプロットを基に「私たちの世界とは」「人間とは」という現実的なテーマに取り組んでいる気がした。

    また、SFと言うだけあって突飛な設定なのに、読者が置いていかれないような共感性もあり

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    2026年08月21日
  • タイム・アフター・タイム

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    チャンプや誠治みたいに、ただただ穏やかにまっすぐに想い合う2人をちゃんと見守ってくれていた人がいて良かったな。取っておいてくれた葉書を読むところはかなり涙腺が緩みました。本を閉じた後のこのブルーにすべてが救われたような気がしたとても良い装丁。

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    2026年08月21日
  • 咲良は上手に説明したい!

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    おもしろくて一気読みしちゃった!
    お仕事小説好きで買ってみたけど、読みやすくて
    説明書もそのまま載せてくれてるから分かりやすくてよかった!
    AEDのやつとドローンのやつはちょっとウルっときてしまった、、、

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    2026年08月21日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    過去に戻れるという若干SF感があるけど、意外にすんなり読める。
    過去や未来をかえることができない。現実はかえることができない。それでも、人の心のあり方でこれからの生きていく活力になる。
    切ないけど、頑張ろうって気持ちになる。いい本だった。

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    2026年08月21日
  • 銀行支店長、走る

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    読み終わって、この経済小説最高ーだと思います。最後、金融庁に告発しなかった貞務支店長も立派だか、銀行を私物化した組長の指示で舎弟鯖江が、専務襲った事件で終わったのは、爽快すぎる。
    銀行と政財界、暴力団の癒着は、いつも言われて来た事だけど、この銀行を取り巻く合併、統廃合は、歴史的にも正に起こるべして事実であった様だ。
    主要登場人物 <うなばら銀行>
    貞務定男 T支店支店長(旧大海洋銀行出身)
    久木原善彦 専務。貞務の同期(旧大海洋銀行)
    柳沢 実 T支店前支店長(旧大海洋銀行)
    長谷千広 T支店副支店長(旧丸日銀行)
    藤沢 勲 T支店融資課長(旧丸日銀行)
    柏木雪乃 T支店行員

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    2026年08月21日
  • フェルマーの最終定理

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    フェルマーが余白に何を見ていたのかは、いまだわからない。

    17世紀、フェルマーは「余白には入りきらない」と書いた。300年以上、オイラーもクンマーも、途中までは進む。部分は埋まるが、全体は埋まらない。谷山豊と志村五郎は、楕円方程式とモジュラー形式が同じ数列を持つのではないか、と言い出す。1984年のフライ、1986年のリベットを経て、フェルマーの式を直接解かなくても、谷山=志村予想の必要な部分を証明すれば、フェルマーの最終定理も証明できる。

    1986年、ワイルズは7年間、130ページで半安定楕円曲線とモジュラー形式の対応を示した。130ページかけてフェルマーの式を計算したのではない。199

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    2026年08月21日
  • ある小説家の死からはじまる物語

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    作中で描かれる登場人物たちの姿は、ほしお先生自身が「書くこと」に向き合う中で感じてきた楽しさや苦悩、現実の葛藤がそのまま映し出されているようだった。深い水の底へと静かに潜っていくような、静謐な空気が心地よい。文章を紡ぎ、それをひとつの「作品」としてかたちにできる人を改めて尊敬する。私も「書くこと」自体は好きだけど、ゼロから物語を生み出す”創作”はやっぱり特別な領域だなあと思う。

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    2026年08月21日
  • 真夏の焼きそば 食堂のおばちゃん⑤

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     二三(ふみ)さんと一子(いちこ)さんが営む「はじめ食堂」では、厨房の万里(ばんり)くんの発案で、夏のメニューとして「ワンコインメニュー」と「テイクアウトメニュー」を始めることとなりました。
     苦慮の末、始めてみたところ、幸い評判はとても良く、ランチタイムのお客様の回転も良くなってきました。
     そんな時にそのランチメニューに「焼きそば」を出すことになりました。

     すると、男性を中心にたくさんの注文があったのです♪
    「男の人は、焼きそばが好きなのねぇ。」
    「こんなに売れるとは思わなかったよ。」と喜びます。

     最近ちょくちょく店に来てくれるようになった二人の男性客も焼きそばを注文しました。
     

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    2026年08月21日