小説・文芸の高評価レビュー
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作家という生業に関して言えば、プライズ(賞)を得るには謙虚に生きていては一生手に入らない。控えめにいることはマイナス要素のようです。
全ての作家さんがそうとは言い切れませんが、この主人公の作家「天羽カイン」は我が強く、自分に正直に物事を言い放つ。直木賞が欲しくてたまらない自己顕示欲の塊です。
小説の切り取った日常のような作家の世界観に酔いしれつつも、当然の事ながら作家とは1人で成り立つものではないのだなぁと感慨深く読み込めました。また孤独を日常にしなければ、作品は生み出せない職業なのだとも痛感しました。
サスペンスでもなく、ホラーでもないのに読み進めると、じわっと汗ばむ感覚の場面があります -
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ネタバレカメケンに忍ちゃんがいるってだけで安心感と精神衛生面が大変よろしい。
それに、手段を選ばないような敵も出てこないし。
安心して読める。
遺物が盗まれたり、萌絵が体を張ったりすることに変わりなかったけど。
春夏秋冬、各一エピソードずつ収めた短編集。
ミゲルやさくらの掘り下げ話も興味深かったし、何より個人的に大好きな新選組(今回は井上源三郎さん絡み、と言っていいいかな)と縄文土器のお話でテンション爆上がりました。
忍ちゃんがいるから、無量も無邪気に子供と張り合ったり、ミゲルに先輩風吹かせていたり、忍ちゃんと探偵みたいなことして楽しんでいたり、大変可愛らしかったです。
こんな平和な時があったのだな -
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青山美智子さんの作品って、大人から子どもまでそれぞれの視点の描き方が本当に丁寧で大好きです。誰も脇役じゃなくて「みんなが物語の主人公なんだ」って思わせてくれます。
本作で描かれるのは、頭、口、耳、足、目の5つのエピソード。
思い通りにならない現実の中で、自分の弱さと向き合う登場人物たちの姿が、まるで自分のことみたいで何度もハッとさせられました……!
・自分のために努力する力
・必要なことをきちんと伝える力
・現実と向き合う力
・前向きにやってみる力
・弱みを見せる力
・素直になる力
・愛情を受け取る力
これらに自ら気づき、勇気を出して行動し、少しずつ自分を取り戻していく姿には本当にジーン -
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ネタバレ定時制に通う生徒には、多かれ少なかれ問題を抱えているものが多い。仲の良かった友達を亡くしたもの、父親にこき使われているもの、日本人が大嫌いなものなど事情はそれぞれ。今回の主役は、進学校をやめて東新宿高校に入った飯干佐那。
佐那は、小学生の頃、藤竹先生率いる東新宿高校科学部の全日本高校生サイエンス大会を観に来ていた。
それが元で、科学部再興を目指す。藤竹なき東新宿高校では、以前の科学部は影も形もないなく、1から部を作り上げなければならない。
努力はすれどなかなか仲間は集まらない。そんな中、副校長の百瀬が佐那の担任里仲に取引を持ちかけ、顧問になるように差し向ける。
同じクラスのみちる、工作が得意な -
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ネタバレホントつくづく日本の子育てと英国の子育ての違いを見せられた…というか、時代がそうなのか。
かなり早い段階から「自立」を促しているよなあ。
大人の私でも息子くんが与えられてる課題こなせそうにない。苦笑。「グッド・ラックの季節」では正しくお母さんと同じ気持ちになった。
ターバン母さんがフレンドリーになってたのは嬉しかったなあ。
前回もだが福岡の祖父ちゃんとの話は泣けてしまう。
言葉も通じないのに、前世でも繋がっていたんだろうか?w
ちょっと驚いたのが「日本で車を運転しているのは、お年寄りと女性ばかり。男性はどこにいるの?」という息子くんの言葉。…この頃くらいからか、このあとくらいからか、日本では高 -
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出井さんが社長の時、あるいは退任した時、いい評価はされなかった。
むしろソニーを弱くしたとか、第二のウォークマンを作れなかったとか、
悪評の多い人だった。
しかし、この本はそれを否定している。
出井さんは10年先を読んで、ソニーを製造業からエンタテイメント業に変革する
礎を築いた経営者だと。
盛田さんにも大賀さんにもたてついて、自分の考えを通したと。
大賀さんに左遷もされたが社長に指名もされた。
「消去法で選んだ」というセリフは当時有名だったそうな。知らなかったけど。
製造業としてのソニーに危機感を持っていたのは間違いない。
その証拠に?今やソニーはパナソニックや日立とは全然違う道を歩んでい -
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ネタバレ「仲間」というのがキーワードだろうか。
どんな形でもいい。タゴサクは「仲間」が欲しかったんではないだろうか。
だから、明日香が受け入れてくれた。「仲間」にしてくれた。そう思ったのに、利用された。
だから「もういいや」となったのではないだろうか。
だとすれば「気持ちはわからなくもない」。
小説を読んでから映画をネトフリで観たが、あれ?あの人いない?(『国宝/吉田修一』でもそうだった)ってなったけど、いなくても綺麗にまとまっていたし、なんならタゴサクが原作より人間味感じられた。二郎さんすげえ。
「苦しゅうないわ、バカタレが」
このやり取りが映画でも再現されてて、唯一の癒しだった。
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