小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
人間という同族.同族同士だから分かり合えるし怖くない広大な草原や砂漠で出会う同族としての私たち,人々。今の世界中戦争紛争騙し合いをなんとみるか。
自然と共に暮らすモンゴルは周知だが、なにひとつあますことなく、、
羊や山羊の体をそのまままるで鍋やオーブンのようにして料理し食べるボードクなる食べ物はその真骨頂。
人間も動物も食べ物を入れて排出するツツである、
そしてこの草原の人々は、余すところなく捨てるところなく,季節と家畜のよいところを良い時に食したり食べさせたりする。
サインシャイド
ウランバートルから縦貫鉄道で行ける
モンゴル初の劇場
有名なパワースポット
ダンザンラブジャー僧侶の博物館 -
Posted by ブクログ
ネタバレ直木賞、芥川賞、本屋大賞。
世の中にある賞のうち、作者が本当に欲しいものとそれを手に入れる難しさを知った。
編集者の血をみる努力、作家という職業。
私はどれも素敵だと思うし、簡単には言い表せない希望と未来と絶望を知った。
ひとつ分からないのは、天羽カインが『知らなければ良かった』と言ったフレーズ。
「千紘が加筆した事実を知った事」に対する後悔があったが、果たして本当に後悔していたのか?
だとしたら直木賞を断る理由に繋がらない気がする。
知ったからこそ、本物じゃないと思ったわけで、この事実に気づいた自分に感謝しているのではないか?
そして、表紙の女性は千紘なのか、はたまたカインなのか。
間違いなく言えることは、素敵なデザインです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ装丁とタイトルに惹かれたら、群像新人文学賞の受賞作とのことで読んでみた。
なんと言えばいいのか、、、
とても奥深い作品だった。これが新人?どれだけ沢山の文学を読み込み、繊細な心で作品と向き合っているのだろう、と驚かされる。しかも20代前半の女性。作品の前に、作者がこれまで触れてきたものを知りたい!それくらい、作品から作者の内面が静かに滲み出る本だった。
北海道の田舎町で、過酷な家庭環境の中、中学生の姉弟が二人暮らしでギリギリの生活を送っている。摂食障害の姉は死に近づくことで生を感じ、弟は蚕のように一人では生きていけない弱い姉を通して生を感じる。母親がキリスト教に傾倒し、信仰のために家族を捨てて行ったことで、子どもたちは母への愛憎と宗教への嫌悪を抱えながら、共依存して生きていく。
姉が高校進学を機に離れて暮らし始め、姉は下宿先で、弟は友人との共同生活で、それぞれ新しい歳上の友人たちと出会う。
狭窄した世界から旅立ち、初めて家族を通さず個としての自分を認めてもらい、自我を持っていく。嫌悪していた宗教にも、教会に通うことで、母親が信仰したキリスト教ではなく、自分が信仰したいキリスト教を見つけていく、そんな作品でした。
とにかく文体が素晴らしかった!
初めて知る言葉、回りくどくないのに重厚に伝わる言葉選びが本当に見事で、文章のひとつひとつが心に残った。純文学のため難しいように思えるけれど、ゆっくり反芻しながら読むとちゃんと理解できる。
それぞれの生きる苦しさ、尊さ、弱さ、「一人では生きていけない」というメッセージを感じた。
旧約聖書には、神はアダムの肋骨からイブを作ったと記されている。
いろいろな解釈があるけれど、私はここに「人は一人で生きていけないから、もう一人の人間が必要」という意味を見ている。
この作品でも、姉の肋骨が光っている描写があった。肋骨が浮き彫りになるほど痩せこけた姉の肋骨に触れ、その後共依存の二人が離れ、それぞれが生きるきっかけとなる人たちと出会っていくのかな、と思った。
全編通して、キリスト教にまつわる描写が散りばめられていた様に感じた。
もう一度、じっくりと読み返してみたい。
本当に素晴らしい作品でした! -
Posted by ブクログ
ネタバレ気になってたもやもやが全部解消された…!CoCプレイ後みたいな感覚。前巻より浅葱と雨宮が好きな感じの感情の向け方しててとても良かった。互いに惹かれやすい人間(?)同士だもんなあ…。最後、封印の流れを思いっきり断ち切ってくれて良かった。本当に相手を思ってるからできるよね…エゴじゃなくて愛。ありがとう。2人(のこれからと死後)が幸せでありますように…僕は好きだよ、死者がモチーフ的なものとして戻ってくるの。爽快感が凄すぎる。良かった…本当に。
これで漣さんは報われたのだろうか…なんとなくエピローグ的にこれからもメインキャラ組は仲良くやっていきそうな感じがある
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