小説・文芸の高評価レビュー
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ何か大きな力が自分を犯人にしようとしている、という「詰んでいる」状況から主人公がどうやって逃げ出すのか気になって一気読みしてしまった。
主人公は物語の最中ずっと逃げていて、敵に立ち向かおうと決意しても最終的には逃走することになる。それがなんだか、逃げてもいい、逃げるのも生きる手段の一つと言われているみたいでとても良かった。
親友の森田を始め、主人公が逃走するのに何人かの死傷者が出るが、それでも読後感がスッキリとしていて良かったなという気持ちになるのが不思議だった。
主人公の人柄を知る人物があいつはやってないと確信を持っていてそのために国家権力に抗ってでも闘争を手助けするのがとてもグッときた。
-
Posted by ブクログ
この3巻目はなかなか良いです。
没落する平氏の貴族達。それぞれの最期が詳細に綴られていて、涙なしでは読めなかった。
鎌倉に移送される途中に中三位重衡卿の見た各地の景色とものの哀れ。敵である源氏でさえもその最期を思い、袖を濡らす。
維盛卿がお供2人を連れて馴染みの僧をたずねて熊野で出家、最期は沖に出て身投げした時の描写。妻たちの哀しみ。
そして一ノ谷の戦い。景時と義経の身内喧嘩。
読みどころが盛りだくさんで、飽きることがない。
鎌倉の頼朝の動きにも目が離せず。
平家物語といえば、戦い、軍記物と思っていたけれどめちゃくちゃ人情ものやったんや。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。