ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 杏のパリ細うで繁盛記

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    聡明という言葉がピッタリ。そしてとても読みやすい。パリ滞在記であり育児家族日記。双子&年子&犬2匹。このエッセイをいつ書いていたのだろう。しっかり芯の通った杏さん。もう一冊もぜひ読みたい。

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    2026年07月31日
  • ルバイヤート

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    酒飲みも下戸も隔たりなく読んだらいい本。もちろん読まなくたっていい。でも読めば、昨日以前のこと、明日以降のことはすべてどうだってよくなるし、実際どうだっていいのだってことを思い出す、あるいははじめて本当の意味でどうだっていいということを真剣に考えはじめるきっかけになる

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    2026年07月31日
  • なめらかな世界と、その敵

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    SF好きな気持ちを思い出させてくれた大切な作品。久しぶりに読み直したんですが、やっぱり名作ですね。どの作品も本当に面白い。

    当時は「ひかりより速く、ゆるやかに」がダントツで好きだったんですが、あらためて読むと「ゼロ年代の臨界点」「美亜羽へ贈る拳銃」が良かったです。特にゼロ年代の臨界点は異常に刺さりましたね。思い返せば、異常論文に載っていた「最後のレナディアン語通訳」もめっちゃ好きなので、伴名練作品の中では、こういう架空の歴史や事件を論文形式で紐解いていくのが自分の好みなんだなって気づけたのは、新たな発見でした。

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    2026年07月31日
  • PRIZEープライズー

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    作家という生業に関して言えば、プライズ(賞)を得るには謙虚に生きていては一生手に入らない。控えめにいることはマイナス要素のようです。
    全ての作家さんがそうとは言い切れませんが、この主人公の作家「天羽カイン」は我が強く、自分に正直に物事を言い放つ。直木賞が欲しくてたまらない自己顕示欲の塊です。

    小説の切り取った日常のような作家の世界観に酔いしれつつも、当然の事ながら作家とは1人で成り立つものではないのだなぁと感慨深く読み込めました。また孤独を日常にしなければ、作品は生み出せない職業なのだとも痛感しました。

    サスペンスでもなく、ホラーでもないのに読み進めると、じわっと汗ばむ感覚の場面があります

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    2026年07月31日
  • 竜の医師団6

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    シストラよく頑張ったね(T ^ T)
    しかし竜の名前って公募するものなんだな。
    カテンカに激詰めされるディドウスがなんともかわいそうやら笑えるやら。
    ジアーナさんに胃薬を差し上げたい。

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    2026年07月31日
  • 遺跡発掘師は笑わない 土に埋もれた星は

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    ネタバレ

    カメケンに忍ちゃんがいるってだけで安心感と精神衛生面が大変よろしい。
    それに、手段を選ばないような敵も出てこないし。
    安心して読める。
    遺物が盗まれたり、萌絵が体を張ったりすることに変わりなかったけど。

    春夏秋冬、各一エピソードずつ収めた短編集。
    ミゲルやさくらの掘り下げ話も興味深かったし、何より個人的に大好きな新選組(今回は井上源三郎さん絡み、と言っていいいかな)と縄文土器のお話でテンション爆上がりました。
    忍ちゃんがいるから、無量も無邪気に子供と張り合ったり、ミゲルに先輩風吹かせていたり、忍ちゃんと探偵みたいなことして楽しんでいたり、大変可愛らしかったです。
    こんな平和な時があったのだな

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    2026年07月31日
  • 犯罪前夜

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    もったいないと思いながらもページを捲る手が止められず一気に読んでしまった。
    事件の内容が明らかになる興奮もありながら、丁寧に描かれる登場人物たちの心の機微に触れて心が震えた。
    犯罪者に親近感を持つことは危険な考えなのかもしれないけれどなんだか嫌いになれなかった。

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    2026年07月31日
  • リカバリー・カバヒコ

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    青山美智子さんの作品って、大人から子どもまでそれぞれの視点の描き方が本当に丁寧で大好きです。誰も脇役じゃなくて「みんなが物語の主人公なんだ」って思わせてくれます。

    本作で描かれるのは、頭、口、耳、足、目の5つのエピソード。
    思い通りにならない現実の中で、自分の弱さと向き合う登場人物たちの姿が、まるで自分のことみたいで何度もハッとさせられました……!

    ・自分のために努力する力
    ・必要なことをきちんと伝える力
    ・現実と向き合う力
    ・前向きにやってみる力
    ・弱みを見せる力
    ・素直になる力
    ・愛情を受け取る力

    これらに自ら気づき、勇気を出して行動し、少しずつ自分を取り戻していく姿には本当にジーン

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    2026年07月31日
  • らせん

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    ホラーの傑作『リング』の続編。ハチャメチャに面白かったです。ストーリーを掻いつまんで言ってしまうと凄く荒唐無稽なのに、リアリティが溢れるこまごまとした描写や揺るがない地盤を持った文体により、恐ろしい迫力を本作から感じざるを得ませんでした。
    そんでまだ続編あるの!?こっから!?
    楽しみです。

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    2026年07月31日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    ネタバレ

    定時制に通う生徒には、多かれ少なかれ問題を抱えているものが多い。仲の良かった友達を亡くしたもの、父親にこき使われているもの、日本人が大嫌いなものなど事情はそれぞれ。今回の主役は、進学校をやめて東新宿高校に入った飯干佐那。
    佐那は、小学生の頃、藤竹先生率いる東新宿高校科学部の全日本高校生サイエンス大会を観に来ていた。
    それが元で、科学部再興を目指す。藤竹なき東新宿高校では、以前の科学部は影も形もないなく、1から部を作り上げなければならない。
    努力はすれどなかなか仲間は集まらない。そんな中、副校長の百瀬が佐那の担任里仲に取引を持ちかけ、顧問になるように差し向ける。
    同じクラスのみちる、工作が得意な

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    2026年07月31日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    続きが気になってすぐ読み終わったけど、
    読むたびに主人公が報われなくて、読むたびにやるせ無い気持ちになった。
    最後死ぬためだけに自分の意思で生き延びる幸乃の描写がなんとも言えない。

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    2026年07月31日
  • 深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集

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    共感するところが多かった。
    無意識的に呼吸が浅くなっているのに気づいたら、深く、しっかりと息をしよう。

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    2026年07月31日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ホントつくづく日本の子育てと英国の子育ての違いを見せられた…というか、時代がそうなのか。
    かなり早い段階から「自立」を促しているよなあ。
    大人の私でも息子くんが与えられてる課題こなせそうにない。苦笑。「グッド・ラックの季節」では正しくお母さんと同じ気持ちになった。
    ターバン母さんがフレンドリーになってたのは嬉しかったなあ。
    前回もだが福岡の祖父ちゃんとの話は泣けてしまう。
    言葉も通じないのに、前世でも繋がっていたんだろうか?w
    ちょっと驚いたのが「日本で車を運転しているのは、お年寄りと女性ばかり。男性はどこにいるの?」という息子くんの言葉。…この頃くらいからか、このあとくらいからか、日本では高

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    2026年07月31日
  • ソニー神話を壊した男 出井伸之が創った未来

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    出井さんが社長の時、あるいは退任した時、いい評価はされなかった。
    むしろソニーを弱くしたとか、第二のウォークマンを作れなかったとか、
    悪評の多い人だった。
    しかし、この本はそれを否定している。
    出井さんは10年先を読んで、ソニーを製造業からエンタテイメント業に変革する
    礎を築いた経営者だと。
    盛田さんにも大賀さんにもたてついて、自分の考えを通したと。
    大賀さんに左遷もされたが社長に指名もされた。
    「消去法で選んだ」というセリフは当時有名だったそうな。知らなかったけど。

    製造業としてのソニーに危機感を持っていたのは間違いない。
    その証拠に?今やソニーはパナソニックや日立とは全然違う道を歩んでい

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    2026年07月31日
  • 未来を照らすコトバ ビジネスと人生、さらには社会を変える51のキーワード

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    J-WAVEの番組の書籍版。51のキーワードから現代を鋭く斬る対談。行間にあふれ出る読書愛と人生論。
    ビジネスワードを学びつつ読書の魅力を再認識できる良書。

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    2026年07月31日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    猫とちゅーした時の心情描写、十回は読み直しました。この幸福をこんな素敵な文章に表してくれてありがとう

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    2026年07月31日
  • 幻影の戦

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    「水使いの森」の続編…というか、こっちの方が本編では?!と思うほど読み応えあった。
    「龍の医師団」で著者を知り、前作を読み始めたが、「龍の…」に比べてキャラに重みがある。
    こっちの方が好みかもしれない。
    さて、三部作完結編が楽しみ!

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    2026年07月31日
  • ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒

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    終わってしまった…
    悲しいけど
    さすがです町田先生‼︎
    一生ついていきます‼︎
    ドラマ化、映画化待ってます♪

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    2026年07月31日
  • 新編 日本の面影

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    NHK朝ドラ『ばけばけ』をきっかけに入手。民俗学的関心と文学的表現力を備えたジャーナリストの手になる明治の日本観察記は、その時代から遠く離れた我々に当時の景色を鮮やかに再現して見せてくれる。同時代の日本人の書き手なら、当たり前すぎて書き留めなかったことも多いのではないだろうか。翻訳も読みやすくて良い。当時の(ハーン以外の)欧米人の日本人の扱いは読んでいて辛く、先人が時に無理をして近代化・欧米化を急いだ理由がよくわかる。

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    2026年07月31日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    「仲間」というのがキーワードだろうか。
    どんな形でもいい。タゴサクは「仲間」が欲しかったんではないだろうか。
    だから、明日香が受け入れてくれた。「仲間」にしてくれた。そう思ったのに、利用された。
    だから「もういいや」となったのではないだろうか。
    だとすれば「気持ちはわからなくもない」。
    小説を読んでから映画をネトフリで観たが、あれ?あの人いない?(『国宝/吉田修一』でもそうだった)ってなったけど、いなくても綺麗にまとまっていたし、なんならタゴサクが原作より人間味感じられた。二郎さんすげえ。
    「苦しゅうないわ、バカタレが」
    このやり取りが映画でも再現されてて、唯一の癒しだった。

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    2026年07月31日