小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
この作品普通じゃあない、レベチすぎる。
話が面白い、構成や説明が上手いとかのレベルじゃあない。話の根本的な理論の構築とそれを物語に組込むのが上手すぎる。
“黒暗森林"猜疑連鎖”技術爆発”
一件、単語だけだと意味が分からない。
でもその概要についての説明された後に言葉を見ると、この意味を表す言葉はこれしかない!ってなるの。また、その説明を物語と上手に絡めてるから理解しやすい。
生存本能という生物学的な本質を捉えてるから筋が通ってるし、物語の垣根を超えた宇宙人実在問題の理論だと思う。物語でここまで納得できる理論を作り出せる事ってあるんだ笑。
もう作者は、宇宙社会学という一種の学問の提唱者 -
Posted by ブクログ
陸上強豪校の女子部員達目線で語られる部活動青春譚。
自分は運動が嫌いだった。走るのは特に嫌い。マラソンなんてもっての外でマラソンシーズンの体育の授業は憂鬱だった。運動部なんてとんでもない。陸上部なんてどういう理由で入部するんだろう、理解出来ないと思っていた。根本的に自分とは違う人達なんだろうなと。作中では強豪校故にか才ある子達が集っていた。小さな頃から足が速いと褒めそやされて来た子達。なるほど、輝く素質があったから走るのが好きになり陸上という競技にのめり込んで行くんだなと得心が行った。
走るのは嫌いだ。でも陸上競技を見るのは好きだ。この上なくシンプルな勝負。故に鮮烈。特に短距離走は僅かな時間、 -
Posted by ブクログ
秋吉理香子『月夜行路』講談社文庫。
『序章「暗夜行路」』、『第一話「曽根崎心中」』、『第二話「春琴抄」』、『第三話「黒蜥蜴」』と日本文学の名作のタイトルが付いている。そして、『最終話「月夜行路」』とオリジナルタイトルで本編が締め括られる。
文庫化記念で特別収録掌編として『ある月夜のできごと』と『親友』の2編が収録されており、さらにはドラマ『月夜行路 ―答えは名作の中に―』の放送記念として、俳優の波瑠、麻生久美子、作家の秋吉理香子の鼎談『異色のバディが織りなす「未知」への謎解き旅へ』が収録されている。
最初は、夫の浮気に嫌気が差し、家出した主婦が元彼を探す話かと思っていたら、とんでもなく面 -
Posted by ブクログ
すごい!!すごい!!すごい!!!
こんな素晴らしい小説に出会えたのはいつ以来?
いや、初めてかもしれない!
青春?てほど成熟してないけど確かに誰の中にも存在してた(ような)幼く甘く熱い(!)時代を思わせ、憧れさせるような見事な文章とストーリーでした!
面白い物語って、読み終わるのがもったいないなあと感じながら読み進めるのがいつもの私なのですが、かこの小説はとにかくぐいぐいとペダルを漕ぐように、先へ、先へ、と気持ちが先走りました。
癒知とクミの行動や会話もとっても良いのですが、この小説はとにかくセリフ以外の部分がすごく魅力的です。隅から隅まで、その表現がめちゃくちゃ良い!
「夏に狂ってし -
Posted by ブクログ
詐欺師の話だけれどもコンゲームではなく、詐欺がうまくいっても決して痛快であったりはしない
主人公はそもそも好きで詐欺を始めるのではない
なんならずっと詐欺の世界から離れようとしている
にも関わらず次から次へと大きな詐欺に手を染めることになる
詐欺の手口も巧妙だったり緻密だったりというわけではない
ストーリーの中では巧妙とされているものの仕組みがさらっと描かれるのみ
主題は詐欺師の業だろうか
まるで転落していくように詐欺師としてのし上がっていく主人公
最後、娘に迫る結婚詐欺師や後妻業の女を詐欺師の手腕でねじ伏せる主人公は、カタルシスとともに、来るところまで来たという諦念のようなものがある -
Posted by ブクログ
ネタバレ
初のショートショート。
甘味も辛味も酸味も苦味も、色んな味の詰まった満足感のある1冊でした。
それにしても世界観が独特で、どことなく頭の中で想像するイメージはどれも白黒のものが多かった気がします。
繁栄の花の話は違うけれど。
あと、あとがきが良すぎる。
「まったく雑念としていて、あきれるほど統一がない。浮ついていて、あきっぽく、気まぐれでもある。それでいて、独断的だ。頭がからっぽのくせに、時どき、つまらないことで自己満足におちいり、とくいげに鼻をうごめかす。鼻もちならない態度であり、たちまち鼻についてくる。」
ぜひとも辞書の「人間」といところに記載しておいていただきたい。
-
-
Posted by ブクログ
仏教本をひたすら読んでるとどんどん真剣になって知識も増えて頭ガチガチになったり、他ジャンル例えば量子力学と掛け合わそうとして余計に仏教の方が訳わからんなったりする。この本は読み始めた瞬間から久々に軽快な気分になった。内容も文体も優しくなんといっても他の仏教本にはないゆるい笑いというおもしろさがある。この手の本や語りスタイルは仏教ファンの芸能人や寂聴さんとかそういう人にしか出せない。ある坊さんが書いた本は本人はウケ狙いでおもしろいエピソードとして書いてるつもりなのだが読んでるこちらはサブいといちいち感じてしまうものもある。私に合ってないだけなのだが…。そういう意味で数少ない貴重な本に出会えて良か
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。