ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 天翔る

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    映画、あるいはNHK朝ドラで見たい! 傷ついた少女の成長物語、と書くとなんだかありきたりに思われるかもしれないが、彼女の周りの人たちや「エンデュランス」という競技含めて全員の「成長物語」だ。
    特に乗馬シーンは、村山さんご自身乗馬をされるからか臨場感が伝わってくる。
    実際に馬に乗り、駆けさせた経験のある人にしかわからない描写が多々あって、思わず頷いてしまった。
    村山さんの描く世界は、とぎどきハリウッド映画のようにスケールが大きくて、「映画館で見たい!」と思わせるものがある。
    この作品も、できることならばハリウッドで映画化してほしい。漆原は真田広之さんでお願いします。

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    2025年12月18日
  • 獣の奏者 外伝 刹那

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    感無量 エリンのシリーズ全てを読んでからこちらを読むと、なんとも言葉に表せないものが胸に広がる。
    架空であって架空ではない。
    登場人物たちが確かにそこにいて、息をし、心臓を動かし、悩み、愛し、留まり、進む…その様子を実感できる。
    上橋菜穂子先生が描く世界はいつもそうだ。ファンタジーなのに隣に登場人物がいるかのようなリアリティがある。

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    2025年12月18日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

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    人の思い込み。すれ違い。 ビブリア古書堂の事件手帖の続編、娘の扉子ちゃんが出てきます。
    いくつかの短編からなっていますが、「思い込み」「記憶違い」を、うまく使った展開です。個人的には「からたちの花」が泣けてしまいました。
    このシリーズはまだ続くと期待していいのかな?ゆっくり続刊を待ちたいです。

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    2025年12月18日
  • 信仰

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    ネタバレ

    村田沙耶香さんの小説を初めて読んだので、ファンタジーな文に不思議な気持ちになりました。

    1番好きなお話は『気持ちよさという罪』でした!

    ↓↓ネタバレです↓↓
    「自分にとって気持ちがいい多様性」が怖い。「自分にとって気持ちが悪い多様性」が何なのか、ちゃんと自分の中で克明に言語化されて辿り着くまで、その言葉を使って快楽に浸るのが怖い。

    ここの文が大好きです。自分の受け入れやすいもの、自分を傷つけないもの、自分が嫌がるもの全て含めて多様性という便利な言葉に酔ってしまう怖さ。

    正直多様性という言葉を使って、個人個人を見てこなかった私はドキリとしました。
    村田さんが思っていることとは受け取り方が

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    2025年12月18日
  • 毎日読みます

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    同じく読書を愛する人間として、うんうんと思える部分がたくさん。本との親しみ方には、いろんな形がある。

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    2025年12月18日
  • 戦争と平和 (六)

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    ペーチャとカタラーエフの死が前半で、どちらもあっけなく戦場で亡くなり、戦争と平和というタイトルの感じでした。多くの登場人物が亡くなる中で、捕虜の苦しい生活に陥りながらも生きながらえるピエールは、幸運に恵まれた人物と言えると思います。最後はピエールとナターシャ、ニコライとマリアの夫婦の穏やかな生活で締めくくられます。ソーニャのニコライへの片思いが実らなかったのが残念でした。一番最後のエピローグの2の評論文は難解そうなので読んでいません。世界の名作文学と言われた戦争と平和をだいたい読み通せたことがうれしいです。最後になりましたが、レフ・トルストイというとアニメ「月とライカと吸血鬼」という私の好きな

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    2025年12月18日
  • 狼少年ABC

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    ネタバレ

     デビュー作『叫びと祈り』で大きな話題を呼んだのが2010年。第2作『リバーサイド・チルドレン』が刊行されたのが2013年。そして2025年、12年ぶりに懐かしい名前を書店で見かけるとは。忘れかけていたその作家の名は、梓崎優。

     第2作は長編で、第16回大藪春彦賞を受賞するなど高く評価されたが、第3作はデビュー作同様の短編集であり、テイストも初期に戻っただろうか。12年の歳を重ねた分、読書のキャパシティは減っているのだが、本作は読んでよかった。

     最初の「美しい雪の物語」が一押し。ボストンからハワイ島に引っ越した少女が、偶然見つけた日記。そこに書かれているのは、過去でもあり現在でもある。そ

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    2025年12月18日
  • 幼年期の終り

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    フルダイブVR的な話しが書かれていたり、1979年発行の小説とはおえない内容。
    前半はオーバーロードの気長な時間軸で人間が管理され、彼らの目的を徐々に暴く展開であったが、最終的には予想以上に壮大なことになった。
    オーバーマインドはカルダシェフスケールの上位の存在なのは間違いない。

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    2025年12月18日
  • 鉄の骨

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    中堅ゼネコンの現場で働く主人公・平太は、ある日いわゆる「談合課」に突然異動を命じられる

    「談合」は業界を守るための「必要悪」だと諭されて、戸惑いながらも徐々にその考えに染まっていく平太

    一見、単なる社会派小説に思われるが、この平太の人事異動が恋人・萌との距離をつくるキッカケとなってしまう

    萌の方も勤務先の銀行での考えと平太の「仕事」に対するズレから、徐々に同じ銀行の上司に惹かれていく

    企業で働くとは? 生き方とは? 家族とは?
    自分にとって真に近くにいてほしい人とは?

    そうした問いかけを平太や萌の視点を通して読者に語りかけられる

    そして平太と同郷で母とも繋がりがあったと思われるゼネ

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    2025年12月18日
  • 図書館危機 図書館戦争シリーズ(3)

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    ネタバレ

    郁と堂上教官の恋の行方が気になる!
    郁の独創性、私も欲しい…
    郁と家族の関係性、良くなるかな
    稲嶺司令、責任とっちゃうのめっちゃ悲しい、玄田隊長も心配

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    2025年12月18日
  • ルビィ 女性秘匿捜査官・原麻希

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    ネタバレ

    5冊続いた警察小説。一冊一冊は読み応えあるけど一気に読めるくらい。けど最後まではなかなかに長くて、途中複雑すぎたとこもあったけど全体通して面白かった。ただ最後はここで終わりか...と中途半端感が残念だった。もう少しエピローグが欲しかったな。ネタバレになっちゃうけど、あの後も結構な地獄な気がするし。事件としては片付いたけど、主人公のハラマキ捜査官の人生としてはまだまだ苦難があるはず。その辺の葛藤含めて着地点まで読みたかった。

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    2025年12月18日
  • 教室に並んだ背表紙

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    ネタバレ

    再読。
    図書室の司書さんであるしおり先生と、多感で繊細で生きづらさを感じている女の子たちが、本を通して繋がる連作短編集。
    いじめの描写がほんとうに辛くてなかなか読み進められなかった。
    悪口を投げかけられたり、弁当箱に落書きをされたり。
    いじめられっ子の三崎がネットのコメントを読んで、逃げることはだめなことなんだと自分を苦しめていく場面にこちらまで胸が締め付けられる。
    自分も嫌なことや打ちのめされることがあると「人生詰んだ」「こんな自分が立派な大人になんてなれるわけない」と思ってしまうけど、生きている限り今目の前にあることに必死になるしかなくて、その連続の先に今は想像もできない姿の大人になった自

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    2025年12月18日
  • 容疑者Xの献身

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    重く切ない愛を感じた作品です。考えもしなかったようなトリックに驚かされました。映画も見てみようと思います。

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    2025年12月18日
  • 朝が来る

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    痛い。胸が痛い。
    そう思いながら読んでいたところ、最後の、
    あの瞬間で、どっと涙が出てきた。
    声を上げながら泣いてしまった。

    どう間違えてしまったのだろう。
    どこから間違えてしまったのだろう。
    何を選べば良かったのだろう。

    苦しくて、苦しくて、
    でも必死にもがいて生きてきたひかり。
    朝斗の産みの親であるひかり。
    どんな過去があるのだろうと思っていたが、
    とても辛くて苦しい日々だった。

    両親2人ともが教師であり、お堅く、
    ひかりは家の中が窮屈に感じていた。
    特にお母さんは、お母さんらしくしているだけに見えた。子供をしっかり育ててる自分が偉いとでも思っているような、そんな感じ。
    本音で喋れな

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    2025年12月18日
  • 風に立つ

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    ネタバレ

    あんなに距離を置いてた悟が、最終的に委託補導を引き受けるというのは、父親である孝雄もさぞかし驚きを隠せず、喜んだことだろうなと。
    後半春斗がいなくなったり、どうなるかと思ったけど、ホッコリする物語でした。

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    2025年12月18日
  • たとえば孤独という名の噓

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    実に綿密なストーリー立てが用意されているので、章が進む度に新たな事実や逆転とも思える展開が待ち受けページを捲る手が止まらない。
    目黒川で見つかった女性の遺体をめぐる警察の捜査と、公安、中国スパイが三つ巴となり、細かに事件を取り巻く事案のディテールが丁寧に描かれ読み易く、物語に深く感情移入してしまう。
    Liesという本の装丁の文字が意味深く語りかけてくるようで、大変満足できる小説だった。

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    2025年12月18日
  • 桜のような僕の恋人

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    ネタバレ

    ものすごくベタな恋愛小説で、展開は読めるがなぜか泣けてしまう作品。途中で出てくる電気療法の詐欺の話はとても心にくるものがあった。今を大切にしよう、写真をもっとたくさん撮ろうと思えた。

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    2025年12月18日
  • しばらくあかちゃんになりますので

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    誰でも、あかちゃんに戻って自由気ままにダラダラしたい時ってありますよね。
    子供も楽しい。大人も納得な、ヨシタケさんワールド。

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    2025年12月18日
  • 雪国(新潮文庫)

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    『雪国』を読んで気づいたんだ。 愛って、いつも劇的に実るものばかりじゃなくて、ただ相手を見つめることだったり、言わないまま胸にしまっておくひと言だったり、冬の夜に並んで歩く足音みたいなものでもあるんだなって

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    2025年12月18日
  • ねないこはわたし

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    あーあ、せなけいこさんの絵本がもっと好きになっちゃった!あらゆる裏紙を使っていることや、実の子どもに向けて個人的に作っていたものが絵本となり賞を取り、夢を叶えた経緯、おばけへの考え方… 胸を張って好きだと言える!

    まだご存命なのかしら

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    2025年12月18日