小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ今回の本は養育里親のストーリーです。
養育里親は期限があるゆえに別れの日がやってくる。
そのタイムリミットの日に向け主人公が揺れ動くさまが超リアルに描かれています。
環境に振り回されてようやく辿り着いた安住の地が終わるとなりゃ動揺もするよな、と思いました。
諦めの境地になっちまう気持ちもわかる。
そんな彼が素敵な廻りあわせで変わるんです。
特に後半の盛り上がりがいいと思いました。
本作は大人視点でも子供視点でも学びの多い作品なのかなと感じました。
養育者達の考え方は参考になりまくると思いますし、大人も完璧じゃないと認める部分も良いです。
少年の苦しむさまに圧倒的なリアリティがありました。
主人 -
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ネタバレ久々の森絵都、読んできた本全部面白かったんやから、もっと頻繁に読めばいいのに、なんかまた間空けてしまったなぁ。
で、この本だが、タイトル観て「あぁ、意識高いとかのフェミ系やな」と短絡的に思ってしまった自分が情けない。
確かに粗筋からして戦後日本で若き女性たち4(5)人を相手にアメリカ流民主主義を浸透させる教室を運営する話なのだから、まぁフェミっぽいこともあるにはあるが…。
そんなのは味付けの一つでしかなく、本題は友情と恋愛と成長の物語なのである。特に登場人物たちそれぞれの過去や背景がうっすらわかり出す中盤以降から、密度と速度が上がりだすあたりの面白さは、さすが森絵都の筆力。時に感情で時に伏 -
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ネタバレ佐野洋子さんが母親を振り返り、振り返り、精算していくエッセイ。
適当に読むのが悪い気がして、静かな部屋で何日かかけて読んだ。人の大切な人生は雑に読んではいけない気がするし。すごく傷ついてきた人の深い揺れ動きみたいなものが漂い続けている。
自分しか覚えてない幼い頃に亡くなった弟、病気で亡くなった兄のこと。その時の父親や母親の反応。
人ってちょっとした過去のことをこうやって覚えているもんだな、と思う。
母親の虐待、絶対に泣かなかった佐野さん。7人いた兄弟が3人まで減っていたこと。
いやまて、これエッセイの体をとった暴露療法では…?
途中ではたと気づいた。カウンセリングルームで似たような書き出し -
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なんともまぁ不思議で魅力的なキャラクターで、めちゃくちゃいいやつかって言われればそうでもないし、くず要素もかなりあるし、なんどけども愛されるし、憎めないし、という表現の難しい男なんですが、、、
人として善良であるべき、それはわかるけどなかなかそうはいかないもんで、そんな中何意識するわけでもなく自然とそうあるこの男かっこいいなと思ったりしました。憧れます。
たとえば人からこんな人いるんだよって聞くととっても良い人そうに見えるんだけどさ、実際そばにいたらそうでもないからね、極端に頼りないし。
ってのがたぶんほんとその通りなんだろうなとは思います。笑 -
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ネタバレ時の流れとともに、いろんなものが大きく変わっていく。穏やかだった日常もなにもかも、戦争がすべてを塗りつぶしていく。それでも変わらないものがある。そんなことを感じさせてくれる作品でした。おもしろかったです。
大正から昭和の時代にかけて、喫茶店「カフェー西行」で女給として働いていた女性たちの人生の足跡を追体験するような物語。
最も秀逸に思ったのは、直接的な戦争の描写がほとんどないのに、その悲惨さがありありと感じ取れることだ。残された人側の、特に女性の目線で、戦争に対する思いが赤裸々に表現され、戦争は国家を運営するお偉いさん方が自分たちの面子を保つためだけにやってることで、国民のことなどまったく考 -
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ああ、項羽と劉邦を読んだなぁと思い出した。受験の漢文対策で読み、クラスメイトに貸したのだったが、難しくて読めないとかなんとか言ってついに帰って来なかったっけ。また読みたいなと思った。
張良は20歳までの3年間、倉海君のもとで剣術や学問を習う。帰国の翌日、韓の公子非が秦へ赴く。韓非について秦にいく方士ふたりに秦の動向を教えてもらうよう手配する。
公子成、横陽君が張良に挨拶に来る。
張良はいつか天下を補佐すると言われていたが、それを聞いた秦王の補佐李斯は張良暗殺を白生に指示する。
白生は張良のもとを訪れる。一見して秦から逃げてきたようだ。韓非子は秦の牢内で殺された。それを知った張良はいずれ秦に -
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ビブリア古書堂シリーズ初の長編に大感動でした。
今回取り上げられたのは日本ミステリーの父、江戸川乱歩。
僕自身推理小説が大好きなのもあって、乱歩の作品やそれらにまつわる小話がどんどん出てくる展開は味わい深かったです。
「人間椅子」くらいしか読んだことがなかったのですが、「少年探偵団シリーズ」もいつか読んでみたいです。
そしてこの4巻では物語の本筋も大きく動き出します。栞子さんが、五浦が、ビブリア古書堂がこれからどうなっていくのか、今後の展開から目が離せないラストでした。
これまで登場したキャラを出しっぱなしにせず、要所要所で活躍させてくれる三上延さんが好きです。
次巻も楽しみです!
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