ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 瞬間、青く燃ゆ

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     衝撃的な幕開けに早くも胸がざわつき始めました。さらに彼女を失った律は心視症を患っていた。彼の前に彗星のごとく現れた、ストーカー被害に悩む麻友との出会いで、早々に不安と期待が入り混じります。
     背後に忍び寄るストーカーの存在もまた不気味で、意図がわからないから余計に怖かった。怖いけど知りたいから読む速度も自然と上がりました。
     そんな不安を駆り立てられるなかで律の親友の大地について。彼が居ることでとても安心感を覚えました。男の子ですが、物語に癒しと花を添えるような頼もしい存在に感じました。さらに、律と大地がストーカーに毅然と立ち向かう姿にも圧倒され、胸熱な展開に引きつけられます。
     律の周囲に

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    2026年06月03日
  • 雲を紡ぐ

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    暖かくなるお話だった。おじいちゃんが死んじゃいそうなフラグ立てた時にこんなに人に死んで欲しくないと思ったことない辛かった。死に方はあっさりしてたけどそこも良くていいね感動。また読みたい。

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    2026年06月03日
  • クローゼット(新潮文庫)

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    気に入った服を長く着続けたかったらどうする?
    乱暴に扱うかい。

    靴だって服だって、自分の身体に馴染むまで
    手入れをしながら大切に使うだろう。

    人との関係だって同じさ、
    丁寧に扱えば長持ちする関係を築ける。
    まずは相手をよく見ることだよ

    『クローゼット』 / 千早茜

    ---

    十八世紀のコルセットやレース、
    バレンシアガのコートにディオールのドレスまで、
    約一万点が眠る服飾美術館。

    ここの洋服補修士の纏子は、
    幼い頃の事件で男性恐怖症を抱えている。

    一方、デパート店員の芳も、
    男だけど女性服が好きというだけで傷ついた過去があった。

    デパートでの展示を機に出会った纏子と芳。
    でも二人

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    2026年06月03日
  • そして、バトンは渡された

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    読み終わって、本屋大賞を受賞したという意味が分かりました。読み応えある作品でしたが、読み終えて、爽快感が残っています。読めて良かった。

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    2026年06月03日
  • 言語化するための小説思考

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    作者の小説を書くにあたっての色々な思考が書かれていて、へーそうなんだーと思って読んだ。
    最終章に小説は「作者が何を表現したか」ではなく、「読者が何を受け取ったか」によって価値が決まる、とあった。
    私は小説をなんのために読むのか。特に発信するわけでもなく、仕事と家事に追われ疲れて読み始めてすぐにうつらうつらしてしまうのに、本が読みたいと思ってしまうのはなぜか?
    たぶん人の思考を知ることが面白いんだろう。
    小川哲さんは面倒くさそうな人だなーと読むたび、YouTubeで見るたび思うのだけれど、そこも含めてなんか魅力的で好き。好みのタイプなんだと思う。好みのタイプの人の思考を知りたい。私の好奇心はしっ

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    2026年06月03日
  • 関係人口~都市と地方を同時並行で生きる~

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    【※本稿はPodcast番組「地方経営者読白」の内容をもとに、AIによって生成した感想文です】

     雨風太陽の代表である高橋博之さんの『関係人口』。同じ地域創生に関わる身として、非常に胸が熱くなる一冊でした。
     特にハッとさせられたのは「休日を増やせ」という視点です。イタリアのバカンス文化に触れ、週末の1泊2日では関係人口は増えないと指摘する部分は、東京から地元を往復していた当時の自分を振り返っても深く頷けました。休日の分散化が地域の受け入れ側の助けになるという考察も極めてリアルです。
     そして一番の驚きは巻末の「社会的財務諸表」。能登の復興支援など、社会へのコミットメントが結果的に企業価値に

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    2026年06月03日
  • 対馬の海に沈む

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    ネタバレ

    杜撰にも程があるだろう。
    JAのシステムには呆れ返った。
    でも背景にはやはり「人」いる。「欲」を満たそうとする人々。積極的ではないものの、流れに身を任せて甘い汁を享受する人々。一方でそれらに抗して告発するも跳ね返されたのも「人」
    事実の羅列だけでなく、筆者の思いも伝わってきた。面白かった。

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    2026年06月03日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    親と子の衝突と邂逅の物語。

    子が親に、親が子に抱えていたものを吐露してほどけていく終盤にはじんわりと目頭が熱くなる。
    バンドあるあるも学生時代を思い出して胸が熱くなった。
    ほどよい距離感の文体、苦しいことも嬉しいことも我が事のように伝わる。

    衝撃的な展開とかそういうのはないが、じんわりと良い小説を読んだ、と思えた。

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    2026年06月03日
  • マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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    ドラァグクイーンのシャールが路地裏にひっそりと構える店。昼はダンスファッション専門店、夜は不定期に開店するカフェ。
    シャールの提供する料理は、食べる人の体調・状況にぴったり合った、優しさや気遣いが込められていて、仕事や日々の生活で疲れたお客の心も体も癒していく。

    ひとつひとつの料理が本当に美味しそうで、食べてみたくなるのはもちろん、シャールがお客にかける言葉にもはっとさせられるものが多く、読んで優しい気持ちになれる。

    シャールがドラァグクイーンという設定も絶妙。
    これがイケメンマスターとか、美人ママとかだと、ここまで話に深み・奥行きが出なかったと思う。

    今のところ、今年読んだ中で指折りの

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    2026年06月03日
  • すこやかなひとりぼっちの守り方

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    すごくすきな本でした。誰にでも、うまくいかないことがあったり、嬉しいことがあったりムカつくことがあったり、別に何も起きなかったり、こっちかと思えばあっちに行ったりするというのは、頭では、わかっているつもりです。それについてジタバタと喚くようなことは、もうしないけれど、「ひとり」について考え込んでしまう時がまぁまぁ時々あります。
    1人が好きで落ち着くのに、でもなぜか高いところに心細く立っているような気分になってしまって落ち着かないよう気持ちになることもあります。そんなまだ未熟な人間なのですが、この本を読んで、「わたしはまだ人生を味わえていないかもしれない、もっと目の前のことを味わっていいのかもし

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    2026年06月03日
  • 月の立つ林で

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    とても良かったです!
    初めの一文で心を掴まれ、気がつけば読み終えていました。
    なんだか心に響く文章が散りばめられていて、もう一度じっかり読みたいと思います。

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    2026年06月03日
  • 彷徨う者たち

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    『護られなかった者たちへ』『境界線』と続く、完結編。

    少しずつ復興が進んだとしても、街が新しく変わろうとしても、そこで亡くした家族の喪失感と悲しみは永遠に癒されるものではない。

    行政や国は、常に新しい未来を創ろうとするかもしれないが、そこで根付いた絆や人間関係は軽んじられてしまう。

    力のあるものが、ないものを搾取する、弱いものは常におびえて過ごす。

    今回の、「密室殺人」のトリック、さすが笘篠刑事!
    そして、身内や知り合いは捜査に参加されない中での、友人だからこその蓮田刑事の覚悟と勇気で、見事に解決に導いた。

    でも、物足りなさを感じるのは、やっぱり終わってほしくないシリーズだからだ。

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    2026年06月03日
  • 往来絵巻 貸本屋おせん

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     江戸時代に 貸本をたぶん籠にいれ風呂敷で包んで 
    貸して歩く なんて商売があったんですね。
    若い女が背負うには 重い荷物です。
    住んでる人は 来てくれるのを楽しみに 
    待ってる 貸本屋です。

    今回は
    らくがき落首
    往来絵巻
    まさかの身投げ
    みつぞろえ
    道楽本屋

    の5編です。
    みつぞろえ は信吉という女房子持ちの男が
    女房と喧嘩して
    貸本しょってるおせんに惚れる

    あとついていくと 入った家で しっぽりやってる。

    え、それ おせん?

    信吉がおせんがらみで 歩いていると
    汚いババアが 声をかけてくる。
    女房以外の女に気をつけなされ!
    と言われる。
    悪鬼退散!

    こっちが本物のおせん

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    2026年06月03日
  • スパイたちの遺灰

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    手に取った瞬間、分厚さに辟易としましたが、没入すれば減っていくページ数が寂しく感じられました。
    他書で得た知識が本書のエピソードとリンクし、ある種の点と線を実感しました。
    台詞回しがオシャレでした。

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    2026年06月03日
  • ブレイクショットの軌跡

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    長かった!!2冊分を一気読みした感じ。
    どうやってこれまでの別の話が交わるのか、と時折思いながら読んでいると、突如あの話の登場人物の名前が!そんな繋がりが!!と心が震えた。どの章も重さはあったけど、世の中ではこんな事もあるのだろうなと胸にささった。ネットやニュースで見聞きする裏側でその後を生きている人達がいる。いつ自分が加害者被害者になるか分からない。深く考えさせられた。でもラストは光があって良かった。

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    2026年06月03日
  • つるかめ助産院

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    妻が妊娠したことをきっかけに、高校生の頃に読んだ『つるかめ助産院』を再読した。

    高校時代に読んだときは、「妊娠ってこんな感じなんだ」「こんな知識があるんだ」くらいの感想だったと思う。物語としては楽しめたものの、その本当の意味までは理解できていなかった。

    しかし今、夫という立場で読み返してみると、まったく違う本に思えた。

    お腹の中で命を育てること。その命を産み出すこと。当たり前のように繰り返されてきた営みの中に、どれほどの奇跡と覚悟があるのかを改めて感じた。そして、出産という経験ができる女性の強さに心を打たれた。

    小川糸さんの作品といえば、私は食事の描写が好きだ。本作にも温かな食の場面は

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    2026年06月03日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    登場人物の個性があるために横文字でもスッとインプットできた。
    テンポがよく展開の仕方もわかりやすく面白かった。
    最後まで読んで良かったなと思える作品。

    原作に忠実な映画にして欲しいという期待を込めて満点つけました。

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    2026年06月03日
  • 百年の時効

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    ネタバレ

    鳥肌と涙が一緒に出た作品は初めてかもしれない。

    時代と人を渡り歩いた事件は、さまざまな角度から
    こうかもしれないという推理を幾つも掻い潜り、
    辿り着いた結末は想像を絶しました。

    鎌田さんだけがこの事件の結末をしれなかったのが私の中では本当に本当に残念でならない。
    彼こそが一番知りたかった人なのではないかと思った。

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    2026年06月03日
  • 新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く

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    大好きなスズキナオさんの新刊。
    「新幹線から見えたすき家へカレーを食べに行く」
    タイトルからグッと掴まれる。
    その他にも「宇宙の全メニューを知り尽くす」
    「一年のうち正月だけ開く茶屋へ飲みに行った」
    「日本最古の地下街の最後を見届けた人に色々聞く」
    などなど…。
    ジャンルで分けると生活史に入るのだろうか。
    自分以外の他人が何を考え、どうやって生活しているのか。
    そこにスズキナオさんが緩く入り込み、
    終始優しい文体で、沢山の人の人生を、
    スズキさんの目を通して読者に伝えてくれる。
    人の温かさ、生活のおかしみ、楽しさ。
    心にじんわりと効く、温かいエッセイです。

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    2026年06月03日
  • AX アックス

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    読みやすいし、展開も面白い。
    シリーズものだと知らなくて、本作から読んでしまったので、他の作品も読みたい。

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    2026年06月03日