小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
バレエといえばロシア。
ラーゲリといえばロシア(シベリア)。
過去にロシアで起きたことが、今に繋がっている······。
詳しくは知らなかった現実をこの本で知りました。戦争を潜り抜けてきた一人の男性と当時の従軍看護婦たちの現実がすさまじかったです。
それぞれの上司の編集長から、ボリショイ・バレエ団の来日に向けてなにか面白い企画を、と命じられた長瀬一平と水野果耶。2人が最初に話を聞くことになったのは、世界で5本の指ともいわれる名振付家、久我一臣でした。彼の人生の話を聞くことは、戦争体験を聞くことでした。
本当に声もでないほど残酷なのが、戦争なんだと思いました。戦争が終わってもまだ悲惨なことが -
Posted by ブクログ
就活を終えて思った事と同じで、とても共感できた
私の時、就活生は嘘とはまでは言わないけど、誇張してアピールするし、人事も穏やかで優しい人&ノルマはないよって言って入社した
けど実際は、入社したら電話苦手な超消極的な子だったり、人事も厳しい人に担当変わるし、ノルマじゃなく1人ずつ課せられた目標はあった
目標ってノルマの言い方を変えただけなのでは…??笑
印象に残ってるのは、嫌な部分が出てきたとしてもその人が完全なる悪い人って決め付けるのは良くないってこと
その悪いことは、その人の一面にしか過ぎない
その反対もしかり
人を見極めるのは到底無理だけど、側面だけをみて決めつけるのはやめ -
Posted by ブクログ
久坂部羊『砂の宮殿』角川文庫。
医療サスペンス小説。
なかなか面白い。超高齢化社会が到来した日本に於いて、医療は非常に重要な砦となるが、全ての医療従事者が清廉潔白で患者のために愚直に働いているとは限らない。中には私服を肥やし、名声を得ることだけに拘る医療従事者もいるのだろう。そんな医療従事者への不信感を煽る恐ろしい小説だった。
『砂の宮殿』というタイトルは、『高い志も富や名声の前では脆いものだ』ということと舞台となりクリニックが『カエサル・バレスクリニック』という2つにかけたものであろう。
最先端の医療チームを持ち、海外から裕福な患者を集め、自由診療を行うカエサル・バレスクリニックで -
-
Posted by ブクログ
★5.0
「私」と「先生」、そして先生の親友であるKを中心に、人間の心の奥にある孤独や罪悪感を描いた作品。友情と裏切り、愛とエゴ、そして近代という時代の中での人間の孤独を深く描いた小説。
高校の時教科書に載ってて面白かったから全部読んだ。
人間の複雑な気持ちの変化とか弱さ、孤独、罪の意識とか心の深淵を捉えていて、すごく好き。
昔の恋愛がどんなだったか分からないし、先生とKの恋愛に対する思いの深さは計り知れないけど、恋愛に関しは、行動したものがちだと思ってる。口で言ってたって意味ないんだよ先手必勝。
✍︎精神的に向上心のない者は、ばかだ。
#さとの本棚 -
Posted by ブクログ
アルツハイマーは体が生きることを忘れていく。
玄米は彼女の問題を改善し助けた。私のことも助けてくれるだろうか。
記憶の死は、肉体の死より、具体的な恐怖。
私たちは自分の人生を生きていて、それは脳の中で でたくさんのことを積み重ねて記憶として積み上げでいる。
結婚、子供、友人との日常の思い出を少しずつ、思い出せなくなっていく、少しずつゆっくりとなのかもしれないし、作中で繰り返させれるフィラメントが切れるという表現のように唐突にくるのかもしれない。
小説は主人公の視点で進むが、終盤の検査の際に妻が首を縦に振っていたというシーンが一瞬客観的な視点であることが、冷たくと感じるとともにリアルなんだなと
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。