ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ゲーテはすべてを言った

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    なるほど、この話は宮本輝の書くものとと似ているのかもしれない。
    最後の最後でそう思った。
    それまでは、うーん、面白くないことはないけど、という感じだったのにそこに気づいたために…
    いや、面白かった。

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    2026年03月31日
  • 准教授・高槻彰良の推察12 破られた約束

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    高槻の祖父に話を聞こうとしていたが祖父は亡くなってしまう。コレでまた真相に辿り着けなくなってしまったと残念に思うが葬式の日祖母と出会う、祖母は離縁されていたがそれまでの話なら出来ると自宅へ招いてくれる。富と栄誉の為に代償を払うと言われていたので祖母を守るために離縁したのではないかと考え、バレリーナの母が足を痛めた事や自分が戻ってきてから祖父が話をしなくなりまるでいない様に扱われる事の意味を考える。クライマックスが近づいてきていると感じる。

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    2026年03月31日
  • 小説の読み方

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    小説の感想が書けるようになるという煽りに惹かれて読んだ。確かに登場人物の変化に着目し、その変化過程や、感じたカタルシスという観点から語ることができるようになりそう。なお、恋空に関する分析が非常に秀逸だった。作者のなかで平野啓一郎ほど明確に言語化されていたとは思わないが、対人コミュニケーションについて「メールのせいで拗れるようになった」みたいな感覚はあったのかもしれない。

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    2026年03月31日
  • 右園死児報告

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    前日譚「久」を読んでからの拝読。
    「久」の三田倉とその仲間たちの努力は、すくなくともいつ崩壊するかも分からない均衡を秘密裏に保つ事はできていた。しかし三田倉達が生きていた時代とは違い現代は簡単に情報が出回る時代。あの時の様に全てを秘密にすることはできない。目に見えていなかった脅威が見えるようになった時、驚異そのものよりも脅威に戸惑い混乱し、狂乱する人間達が一番の脅威になるのだろう。

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    2026年03月31日
  • DANGER

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    バレエといえばロシア。
    ラーゲリといえばロシア(シベリア)。
    過去にロシアで起きたことが、今に繋がっている······。
    詳しくは知らなかった現実をこの本で知りました。戦争を潜り抜けてきた一人の男性と当時の従軍看護婦たちの現実がすさまじかったです。

    それぞれの上司の編集長から、ボリショイ・バレエ団の来日に向けてなにか面白い企画を、と命じられた長瀬一平と水野果耶。2人が最初に話を聞くことになったのは、世界で5本の指ともいわれる名振付家、久我一臣でした。彼の人生の話を聞くことは、戦争体験を聞くことでした。

    本当に声もでないほど残酷なのが、戦争なんだと思いました。戦争が終わってもまだ悲惨なことが

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    2026年03月31日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    就活を終えて思った事と同じで、とても共感できた
    私の時、就活生は嘘とはまでは言わないけど、誇張してアピールするし、人事も穏やかで優しい人&ノルマはないよって言って入社した
    けど実際は、入社したら電話苦手な超消極的な子だったり、人事も厳しい人に担当変わるし、ノルマじゃなく1人ずつ課せられた目標はあった
    目標ってノルマの言い方を変えただけなのでは…??笑

    印象に残ってるのは、嫌な部分が出てきたとしてもその人が完全なる悪い人って決め付けるのは良くないってこと

    その悪いことは、その人の一面にしか過ぎない

    その反対もしかり

    人を見極めるのは到底無理だけど、側面だけをみて決めつけるのはやめ

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    2026年03月31日
  • ちょっと今から仕事やめてくる

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    ネタバレ

    印象的だったのは、純くんのお母さんの「逃げ方を教えてあげていなかったの。〜いつも頑張れ頑張れと励ましながら育ててきた。」というところに同じ...と思った。最後に部長にいうことばはスカッとした!自分の人生を変えられるのも自分。

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    2026年03月31日
  • 砂の宮殿

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    久坂部羊『砂の宮殿』角川文庫。

    医療サスペンス小説。

    なかなか面白い。超高齢化社会が到来した日本に於いて、医療は非常に重要な砦となるが、全ての医療従事者が清廉潔白で患者のために愚直に働いているとは限らない。中には私服を肥やし、名声を得ることだけに拘る医療従事者もいるのだろう。そんな医療従事者への不信感を煽る恐ろしい小説だった。

    『砂の宮殿』というタイトルは、『高い志も富や名声の前では脆いものだ』ということと舞台となりクリニックが『カエサル・バレスクリニック』という2つにかけたものであろう。


    最先端の医療チームを持ち、海外から裕福な患者を集め、自由診療を行うカエサル・バレスクリニックで

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    2026年03月31日
  • 北欧こじらせ日記 決意の3年目編

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    フィンランドでいい過ごし方をされていて、生き方や考え方が勉強になる。何かにトライしての失敗は「ナイスチャレンジ」とプラスにとらえるようにしようと決めた。

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    2026年03月31日
  • 猫のにゃ温泉~復讐屋はじめました~

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    読後感がとてもほっこりして良かった。
    しゃべる猫の復讐はどんな恐ろしい事をするのかと思ったが、存外可愛らしくてそこもほっこりした。

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    2026年03月31日
  • 体は全部知っている

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    最近過去のことをぼんやり考えていることが多かったので、ぴったりな本に出会えた。
    過去の美しいシーンはこの体に染みついていて、これからものちにふと思い出すような瞬間が待っている。
    『止めることのできない時間は惜しむためだけでなく、美しい瞬間を次々に手に入れるために流れていく。』この言葉忘れずに過ごしたい。

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    2026年03月31日
  • 世界99 上

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    冒頭から、ピョコルンという名の謎の生き物が出てきて、読み進めると、姿形等がわかるようになり、それでも判然としない感じだったけど、最後まで読むとそういうことかと一応納得。
    物語としては、全般的に気持ち悪いのだが、世界99という意味には共感できた。
    主人公のトレース、呼応というのは、人間なら誰しもやっていることだと思う、そうした方が、過ごしやすい、生きやすいと思うときがあるから。ただ使いすぎると自我は何なのかってわからなくなるのも、確かにその通りだと思った。
    下巻も、きっと気持ち悪い世界なのだろう。

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    2026年03月31日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    物語は首相暗殺シーンから突然容疑者にされてしまい逃亡する話となり青柳と晴子を中心に進んで行くのだが…
    青柳の森田との別れからスタートして最後まで置かれた状況や時間との闘いに読んでいる自分も苦しくなり結末が気になりすぎて一気読みしてしまった。
    別れたら友達にも戻れない…だけど二人の距離感を自動車のダッシュボートのメモ
    『俺はやっていない青柳、そうだと思った』
    が深すぎる…
    とにかく過去からの伏線回収かオシャレで素晴らしくこれが伊坂ワールドかと…
    控えめ言っても伊坂さん天才かなと思う。

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    2026年03月31日
  • わたしの知る花

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    平さんを巡る連作短編集。
    安寿、奏斗。悦子と平。それぞれが思い合いながら過ごしていて、平さんの詩集や物語が一途すぎて優しかった。

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    2026年03月31日
  • 澁澤龍彦 初期小説集

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    澁澤龍彦さんの短編集
    どれも興味深い
    『エピクロスの肋骨』の中で
    主人公が海の碧いろの部分を
    ペンに浸して紙に書く
    コンデンスミルクのような濃い夜の霧の中に
    ペンを浸して紙に書く
    なんて素敵な‥とおもったり
    ますます
    澁澤龍彦さんにのめり込んでしまいそうな
    麻薬のような
    危ない魅力が溢れている

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    2026年03月31日
  • 楠木建の頭の中 仕事と生活についての雑記

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    個人的にとても面白かった。
    楠木先生の思考の深さには遠く及ばないがこれだけ引き込まれるのはなんとなく楠木先生が価値を置いているものと自分が大切だと感じているものが似ているからなのかも知れないなとこの本を読んでいて改めて感じた。

    雑感をまとめた本だからこそよく面白さがある。

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    2026年03月31日
  • こゝろ

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    ★5.0

    「私」と「先生」、そして先生の親友であるKを中心に、人間の心の奥にある孤独や罪悪感を描いた作品。友情と裏切り、愛とエゴ、そして近代という時代の中での人間の孤独を深く描いた小説。

    高校の時教科書に載ってて面白かったから全部読んだ。
    人間の複雑な気持ちの変化とか弱さ、孤独、罪の意識とか心の深淵を捉えていて、すごく好き。
    昔の恋愛がどんなだったか分からないし、先生とKの恋愛に対する思いの深さは計り知れないけど、恋愛に関しは、行動したものがちだと思ってる。口で言ってたって意味ないんだよ先手必勝。

    ✍︎精神的に向上心のない者は、ばかだ。

    #さとの本棚

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    2026年03月31日
  • ノッキンオン・ロックドドア2

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    セリフ回しのキレと4人の絶妙な関係性がとにかくクール。掛け合いのテンポが心地よい。謎解きも論理的で、伏線がきれいに回収される満足感がある。シリーズの魅力がさらに研ぎ澄まされた感じ。

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    2026年03月31日
  • 私の途中下車人生

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    再読ですが改めて良いと感じました。
    宮脇さんのこれまでがエッセイの様に綴られ旅好きになった経緯が事細かに論じられています。
    いつかこういった旅をしてみたい、日本のあらゆる路線に乗り、制覇したい。そんな事に憧れるきっかけの私にとっての旅のバイブルです。

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    2026年03月31日
  • 明日の記憶

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    アルツハイマーは体が生きることを忘れていく。
    玄米は彼女の問題を改善し助けた。私のことも助けてくれるだろうか。
    記憶の死は、肉体の死より、具体的な恐怖。

    私たちは自分の人生を生きていて、それは脳の中で でたくさんのことを積み重ねて記憶として積み上げでいる。
    結婚、子供、友人との日常の思い出を少しずつ、思い出せなくなっていく、少しずつゆっくりとなのかもしれないし、作中で繰り返させれるフィラメントが切れるという表現のように唐突にくるのかもしれない。
    小説は主人公の視点で進むが、終盤の検査の際に妻が首を縦に振っていたというシーンが一瞬客観的な視点であることが、冷たくと感じるとともにリアルなんだなと

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    2026年03月31日