ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 正体

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    死刑囚が脱獄し逃亡というショッキングなスタート。死刑囚鏑木が名前を偽り、潜伏先で生活を送る。潜伏先で出会う人達がいい人ばかり。
    そして遂に自分の無実を証明できる人物まで辿り着いたが、その人はアルツハイマーを患っていた。。怒涛の展開に読む手が止まらない。めちゃくちゃおもしろい。

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    2025年11月26日
  • 目には目を

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    一気読み。少年院とは育て直すところ、かぁ。目をかけて、愛情をかけてやらなかったら、犯罪に手を染めてしまうのか。愛情をかけてもそうなってしまうのか。分からん。

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    2025年11月26日
  • 植物少女

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    母と娘との静かな会話

    物言えぬ母とのなんとも言えない会話

    この作者だからこそ表現できた作品。

    もっと読んでみたくなる作者ですね。


    ぜひ〜

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    2025年11月26日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    恋愛関連のものは滅多に読まない僕が引き込まれた愉快で珍妙な摩訶不思議恋愛ファンタジー
    魅力的なキャラクターたちに囲まれて、読んでいる最中、ずっと幸せでした!京都へ行こう!

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    2025年11月26日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    森博嗣は約20年ぶりに読んだけれど、相変わらずな感じで安心感があった。
    昔、オフィシャルブログでモリログアカデミーをやっていた頃は日々チェックしていた。変わらず、電車をいじって、犬と遊んで、奥さんと仲良くしてるんだな、と。
    理系の人らしい理路整然とした考え方で、文章にも押し付けなどがなく、スパッとした切り口で綺麗に話すなと思う。
    結局、電車や工作いじって、犬と遊んで、平和にすぎる感じがとても素晴らしい。
    ただ、モリログアカデミーの頃は、たしかまだ大学教授だった気がする。大学教授をやめて、小説家やって、今は森の奥で静かに生きて考えてるのか、と。
    ただ書いていること、やっていることは変わらず、エッ

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    2025年11月26日
  • 時帰りの神様

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    ネタバレ

    鎌倉を舞台にした、神様がくれる時帰りが起きるファンタジー。
    イケメン神主、美人巫女の兄妹がお仕えする一条神社は聖神様をっている。巫女の汀子が夢で見た人が、翌日訪れてくる。兄の雅臣が祝詞を唱え、巫女の汀子が舞を舞うと竹藪がひかり、行きたい過去を訪れることができる。ただし、ひとを生き返らせるなど、大きな変化を起こす事はできない。
    1人目は、高校時代に告白をし、失敗し、校内でその噂が広がり、周りのみんなと微妙な関係になった女性が、その告白を止めに行く話。見事に告白をやめるが、別の男子から告白を受ける展開に。
    2人目は、同期の誰よりも早く出世した男性の話。一度は出世話を断ったが、なんだかんだ昇進してし

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    2025年11月26日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井リョウさんのエッセイ。

    エッセイだと知らずに読み始めた。
    誰しもが日常を過ごす中で経験した恥ずかしい出来事があると思うが、著者の日常は輪をかけて面白く、そして汚い(排泄的な意味で)。

    ただ、それでも何か非日常な機会があれば、とりあえず何も考えずにやる、というスタンスは誰にでも真似できるものではなく、著者のユーモアはそういった経験の積み重ねなんだろうなと思った。

    本を読みながら思わず吹き出してしまったのは初めてかもしれない。
    疲れている時こそ読みたい一冊である。

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    2025年11月26日
  • 悪人 新装版

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    何年も前に「悪人」の映画を見て、「妻夫木くん、金髪似合わんなぁ〜。満島ひかり、安っぽい女の演技上手いわぁ〜」とか思いながら見たんだけど、「国宝」を読んだ後で、そういえば悪人書いたのも吉田修一さんだったなと思って、原作であるこの本を読んでみた。

    程度の差こそあれ、みんな悪人。

    特に殺された佳乃は悪人だと思った。

    裕一は犯罪者だけど悪人ではなかった気がしてる。

    救いのない物語だけど、私は好き。



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    2025年11月26日
  • ナナメの夕暮れ

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    息抜きにサクッと読める本。
    だが内容は濃く、心の内側と対話しているような気持ちになる。
    筆者は本当に文章が上手い。そして心地よい。

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    2025年11月26日
  • コミケへの聖歌

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    ネタバレ

    火山噴火によるカタストロフィーを契機に核戦争が勃発、日本は反知性・科学主義の独裁国家になり、その後内乱の結果東京はじめ都市は消滅。山間へき地にかろうじて人が生き残るも文明は後退し、領主ー大借地農・中借地農ー作人ー野盗等からなる身分制・封建社会になったディストピア。
    マンガ同好会の部活のまねごとをする4人の少女の話から始まるが、4人にも身分の差と身分による役割が隠されている。現状打破や一時的逃避のため、村を脱出し廃京のコミケに行こうとする。

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    2025年11月26日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    ネタバレ

    初読。話題からだいぶ遅れたが本屋に行くたびに気になっていたのでついに購入。これでデビュー作とはおそろし。淡々と語られる戦場の苛烈さ、悲惨さ、歪んでいく人間性。膨大な死者が数として処理されるやりきれなさ。戦場での女性に焦点をあてることで、今までの戦争小説とは違った気づきを得られる。この本を読んだからには精一杯の想像力を駆使して現実の戦争について強い気持ちで考えなくてはならない。

    「もう戦争は終わる。そうしたら、平和の時代は終わらないさ。世界中が戦争の恐ろしさをいやってほど知ったんだもの。きっと世界は、今よりよくなるよ。」

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    2025年11月26日
  • 熟柿

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    熟柿とは期が熟すまで待つという意味。主人公かおりは自分の息子に会いに行こうとするも待ちきれずに失敗するも息子のために生命保険をかけ支払い続ける。木が熟した時、16歳になる息子に会う。16年ぶりに会う息子にどう対峙すれば良いのか。離婚。轢き逃げの罪で刑務所で生活。出所してからの生活。一生懸命働いて生きる意味。どうすれば罪を償えるか。主人公かおりに共感したり、なぜそんなことをと思ったり、どっぷり物語に浸りました。

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    2025年11月26日
  • 六つの村を越えて髭をなびかせる者

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    江戸中期から後期にかけての北方探検家 最上徳内 が主人公。
    出羽の貧しい百姓の長男でありながら勉学において優れた才覚を見せ、蝦夷や千島列島、樺太などの調査を数多く行った。後に江戸幕府普請役となる。

    ちなみに私は勉強不足で 最上徳内 という人物を知りませんでした(^_^;)


    江戸に出た徳内は生涯の師となる本多利明の音羽塾に入門し 算術、天文学、測量、航海術などを学ぶ。
    天明五年二月、時の老中 田沼意次の肝煎で起ち上げられた蝦夷地見分隊に師の推薦を受け 竿取(測量の為の竿を扱う者)として これに加わり蝦夷をめざして江戸を立った。

    拠点となった松前藩では見分隊への監視の目がうるさかった。夷人

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    2025年11月26日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

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    何故こんなに執拗に追い詰めたのか?気に触る事があったのか、最終的に賠償金を求め裁判、教師と生徒と親という立場。読み始め母親の話で、なんて酷い教師だ!と、怒りながら読み進め、ん?なんか誤解?騙されてる?マスコミで取り上げられた情報を信じ鵜呑みにするのも考えものだ。

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    2025年11月26日
  • 魔眼の匣の殺人

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    屍人荘の殺人の続編。
    クローズドサークルと予知能力。この組み合わせがまた面白い。難解ながらも読み進めてしまうし、最後までやられた感が凄い。
    葉村と剣崎の今後も気になるところ。

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    2025年11月26日
  • ストーンサークルの殺人

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    ミステリーとして論理が飛躍せず、真相に辿り着く過程に隙が無くて面白かった。ポーとブラッドショーのキャラクターもやり取りもとても好みだった。動機づけもくどくなく、十分に推し量れて良かった。
    英国ミステリーのドライな会話や皮肉混じりのユーモアや、土地や歴史が絡む世界観などの空気感の違いに惹かれた。

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    2025年11月26日
  • 安倍晋三 回顧録

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    高市さんが総理になったタイミングで、安倍さんが在任時にどのような政策や国交をされてたのか気になって読んでみたいと思い、手に取った本。こういうインタビュー本って聞き手は同調するのが普通かと思ってたけど、この本では聞き手が安倍さんにちょっと喧嘩腰みたいに質問を投げかけてるところもあって、読んでてヒヤヒヤするほどだった。でも、安倍さんの人柄からすると冷静に答えてたんだろうなあ、と想像。各国首相の印象と外交時のエピソード(特にトランプさん)を語ってるところが面白かった。最後の野田さんの追悼演説には涙があふれた。

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    2025年11月26日
  • 小泉八雲集(新潮文庫)

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    朝ドラばけばけ、楽しんでいます。

    八雲の怪談はとても切なく、そして、日本人らしく、もしくはそれ以上に日本の情緒を細やかに表現されており、とても美しいと感じました。

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    2025年11月26日
  • ある男

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    城戸の考え方とか、感性が自分と似ていてすごい共感しながら読めた。めっちゃ自分に向いてる本やと思った。読みやすいのに、考えさせられる本。平野啓一郎もっと読む。

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    2025年11月26日
  • 人間に向いてない

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    ある日息子が虫になってしまう。ひきこもり22歳。夫はそれは息子ではない、虫だから捨ててこいと言う。異形性変異症候群と名づけられたそれは、ニートの人を狙い撃ちに起こる病気で、もとの人間に戻った症例は未だにない。患者家族の会に出てみたり、友達を作ってみたり、いろいろと足掻いてみたりする。

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    2025年11月26日