小説・文芸の高評価レビュー
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なんだか何気なく読み始めたこのシリーズだが、とても勉強になる部分が多く、鮫島さんの言ってることも深く理解できる部分が多くて、しっかり読んでしまっている。
きっと鮫島さんは、会社としては扱いにくい人間で、正直に言えば目先の売上だけ見て欲しい部分があると思うが、お客様が何を求めているのかという思いを常に持っていて、それを探求し続けるのがすごいし、それが新しいお客様の獲得になるんだなと思う。
自分も目先の売上なり対策に目がいきがちだが、それと同時に先も見ないといけないなと思った。
また、枡家のお母さんの話は、なんだかすごい心に染みた。
色んな思惑や策略が蠢くなか、母の愛だけは確かなものなんだなと -
Posted by ブクログ
面白い。ポル・ポトがやばいのは知ってたけどカンボジアの歴史はよく知らなかった。
革命思想は分かるけど、理想と現実は明確にしなければというか、思想に近づけるために現実の認識を曖昧にして近づいたことにする、という方法では全く良くなっていかないと思う。
農民的に生きて全てを自給自足というのは分かるけど、その為に知識人や異を唱える者を全員殺してしまってはまともな社会は成り立たない、どんな時代にも医師や薬剤師はいただろうから。
思想自体は悪くない気がするけど、現実にどう落とし込むかが全てなんだなあ。難しい。
ストーリー自体も面白かった。ロベーブレソンの村での出来事は百年の孤独のようなマジックリア -
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1959年から開始された北朝鮮への帰還運動による悲劇をめぐる在日朝鮮人の青年二人の物語。
日本国内での、在日朝鮮人に対する執拗ないじめ、勉学に励んだところで就職先もない、健康保険に入れないから病院にもかかれないなどの、絶望的な状況があったところへ、「地上の楽園」北朝鮮への帰還事業が始まった。
これには、朝鮮総連のみならず、共産党、社会党、自民党の超党派の議員、その上、マスコミもこぞってこの事業を賛美する。
優秀な高校生である孔仁学は、北朝鮮を礼賛する本に影響を受けた上、総連にそそのかされ、この運動にのめり込み、多くの人を北朝鮮に送り込むのだった。
あまりの悲惨さにページを捲る手が止まらず一 -
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香りシリーズの最終作。千早先生も同じ人物でシリーズ化したくなかったということで、本作は一香と出会うより前の前日譚。
舞台は京都の香老舗である瑞雲堂。朔と同じ才能を持っていた丹穂の死をきっかけに、朔と出会った姉の真奈。はじめは丹穂にしか作れない香りを朔に依頼し、会社の危機を救おうとする真奈だったが、朔との出会いから、丹穂に嘘の巣と言わしめる瑞雲堂、そして、死してなお、嘘をついた丹穂の嘘が暴かれていく。
本作でも「執着」がキーワードです。
本シリーズの様々な人間模様をみていると、執着するがゆえに嘘をついてしまうことってあるなと思います。色々意見はあると思いますが、個人的には本作が一番好きでした! -
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ネタバレ主人公深瀬が「深瀬和久は人殺しだ」という告発文を受け取ったことにより、過去の出来事を打ち明けていくストーリー。大学4年の夏に高原にいきBBQをしようとして遅れてきた村井を向かえにいくために酒が入った状態で運転歴も浅いまま広沢を送り出し、そのまま事故で死んでしまう。広沢は、争いを好まず、スポーツも万能。そんな広沢同類だと思っていた深瀬は、広沢の知り合いに会うたびに打ちのめされていく。
最後、美穂子とも和解できて、これから広沢のことをもっと知って行こうとした矢先、自分が入れたコーヒーによって広沢が死んでしまっていたことに言葉を失った。
どちらにせよ、広沢は蕎麦アレルギーだったことを言わなかっただろ -
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単行本は1992年刊。「街道をゆくシリーズ」『モンゴル紀行』の、17年後のスピンオフ。
司馬が少年の頃から憧れ、夢膨らませ続けたモンゴル、その地を初めて訪れたのは1972年。その時の現地ガイドは、笑顔を絶やさない、司馬と同い年の女性ツェベクマさん。今回の旅は、その彼女と会うのが主目的。
前半部分はほぼモンゴルの歴史。古来、モンゴルの地にどのような民族が住み、どのような入れ替わりがあったのか。不明の点も多く、そこは司馬の想像も交じる(最近の分子遺伝学的研究を知ったら、喜悦するかもしれない)。そして近現代、モンゴルをめぐるロシアと中国と日本のにらみ合いと交戦。
ツェベクマさんは後半に登場。ロシアの
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