ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    カタカナの登場人物の顔立ちを、自分なりに想像しながら読むのも面白かった。あの一文ですが、読んでも意味が分からず「??」が頭に浮かび、数ページ読み進めて「あ、そういうことか!」となりました。自分がアホなせいで、あの一文が"衝撃"の一文にならなかったことが無念。

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    2025年11月25日
  • ぼくらの七日間戦争

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    『負けたっていいのさ。
    やりたいと思ったことをやれば』

    子供のころはこんな気持ちで
    失敗するかどうかなんてまったく気にしないで
    興味のままに行動していた気がします笑

    でも、色んなことを経験した今は、
    「やる前から失敗したらどうしよう?」と不安を先取りしてしまい、”結局うまくいかないこと”や”そもそも行動できないこと”が多くなったんじゃないかな?って思います。

    失敗を恐れずに、やりたい気持ちを目印に
    興味のあることに”何でも”挑戦したい!
    大切なことを思い出させてくれた作品です!

    でもいくらやってみたいとは言っても、
    “空き地で勝手に籠城する”のはダメですよ!笑
    お母さんたちが心配しちゃ

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    2025年11月25日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

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    ネタバレ

    読んでも読んでも章ごとの起承転結が自分の想像する結びに至らず、小説の終わりまでまさにこの物語の重力に引っ張られ続けた。
    そしてまた、この作品がどうしてネタバレ厳禁と言われているのか、どうして誰にも何も話せないのにとにかく読んで!としか言えないのか、気持ちが心から理解できた。


    何かを成し遂げるには結局一歩一歩地道なトライアンドエラーの繰り返しをしていくしかなくて、それはこれまで生きてきて強く実感しているが、その地道なトライアンドエラーを繰り返した人類の過去があったから今この世界の発展があり、そしてその発展は人類がよりよく皆で生きるために遂げられてきたものなのだということを、作者が伝えたいんだ

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    2025年11月25日
  • バチカン奇跡調査官 楽園の十字架

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    ネタバレ

    ジュリア司祭久々に登場しましたね!
    もちろん最後に種明かしされるまで気づきませんでしたが(笑)
    そしてルッジェリ〜!なんと大金持ちのちょっと悪いことしつつも良い人そうな感じをさせておいてジュリア司祭の従兄弟で上司とは。人は見た目ではわかりませんね(小説なので見た目は想像でしかないですが)

    そしてローレン!こちらもちょっとずつ出てくる頻度増えたような気がします。ジュリア司祭たちに狙われてることを悟って脱獄したんでしょうかね?
    まだまだ謎ばかりですが、平賀&ロベルトの調査から目が離せないです

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    2025年11月25日
  • 炎上する君

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    どの短編も、発想が大胆で視点が斜め上。現代社会の矛盾を軽くひねって見せるような、ちょっと刺さるテーマばかりだった。
    なかでも表題作は特別で、2回読み、3回目は10歳の娘に音読した。恋愛ドラマを見れば「オエッ気持ち悪い」と言い、クラスの女子たちの会話にもあまり興味を示さない、まっすぐなタイプの娘。20分以上かかったけれど、「面白い」と笑ってくれて、どこか共感する部分があったようだ。今は同じ空気を持つ友達が身近にいないけれど、いつか自然に分かり合える人に出会えるといいと思う。

    短編は、魅力的な世界ほど唐突に終わってしまう。その“あっさり”がさみしくて、もっとこの奇妙で楽しい世界に浸っていたかった

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    2025年11月25日
  • 皇后の碧

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    土、風、火、水の精霊がいる世界の後宮ミステリファンタジー。あらゆるものが好きすぎる。世界観も、出てくる精霊も、展開も、良すぎてがっつりこの世界にのめり込んだ。どんどん印象が転がって最後でもやっぱり転がりもっと深く知りたくなる。続編、番外編を期待するくらい好き

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    2025年11月25日
  • 天才感染症 上

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    感染系はなんか引き込まれる。見えない敵っていうのが想像力を書きたてられるのでしょうか。

    中学生の時に読んでいまだに衝撃を覚えている、パラサイト・イヴを思い出した。

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    2025年11月25日
  • 猫を処方いたします。3

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    人生に悩んだ人が導かれて辿り着く
    そこではお薬として猫を処方する!
    そんな不思議なメンタルクリニックの第3巻
    ほっこりする四本の短編の最後の物語は前作から続く横軸のストーリー
    今回はクリニックの元凶となった崩壊したペットショップの物語で読むのが辛い部分もあったけど、今作も心温まる癒しの物語達でした

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    2025年11月25日
  • アラコ刑事

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    まず、絵に魅了された。コアラってこんな顔だよね、と思いながら読み進めたら、なんとも深い話に心が持っていかれた。

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    2025年11月25日
  • 近畿地方のある場所について

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    映画を観てとても面白かったので原作も読んでみた。原作は映画とは別物のようでこれもまた面白かった。この原作からよくまああんな映画を作ったもんだと監督さんに感心したよあたしゃ。巻末の付録(多分袋とじ)が強烈に恐ろしかった。順番としては「映画を観てから原作を読む」がオススメです。

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    2025年11月25日
  • 吉村昭の平家物語

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    原文の空気感を残した、簡潔で読みやすい平家物語です。
    時代劇等での義経はイケメン俳優か演じていますが、物語では色白で背が低く、前歯がとくにつきでているとなっています。これが本当の姿でしょう。
    頼朝は、自分が清盛に助けられたために平家を滅ぼすことになった教訓から、平家を根絶やしにします。自分の兄弟までも殺してしまうような猜疑心が強い印象があります。
    最後には頼朝の子孫が味方だったはずの北条氏に殺されてしまうというのは因果応報でしょうか?

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    2025年11月25日
  • 枕草子

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    花や自然を題材にした話も多くしっとりした印象を受けました。貴族の恋愛話は読んでいて今も昔も好きだ嫌いだの気持ちは変わらないと思いました。151段のかわいらしいものなどはなるほどと関心させられました。全体を通して作者の観察力が光る1冊で当時の貴族の生活や文化を知るのにも最適です。是非一般向けの現代語訳も読みたいです。

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    2025年11月25日
  • お探し物は図書室まで

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    基本的にお気に入りの本はきれいなまま残しておきたい派だが、この本だけは特別。
    気になった言葉に線を引き、心が動いた場面に折り目をつけ、その時々の感情を刻み込みたくなる。
    今後も何度でも手に取りたくなるし、読むたびに新しい響き方をするのだろうなぁ。

    きっと年代や性別を問わず、誰しも一つは心に残る言葉と出会えるはず。
    本と出会う時間をこれからも大切にしていきたい。と改めて思わせてくれる一冊だった。

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    2025年11月25日
  • 推し、燃ゆ

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    ネタバレ

    面白かった。あかりさん、ダメ人間のようだけど推しを推すことにかけては極みまでたどり着いた感がある。こういう子ってホストにはまっちゃったりしないかとかいらない心配したけど、最後の綿棒でちょっと安心した。這いつくばってでも少しずつ何かを拾っていってほしい。
    作者さんのあとがきがめちゃめちゃ作品の深いとこまで語っていて純文すごいと思ったりした。文章も鮮やかで読み応えありました。

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    2025年11月25日
  • ふたりの窓の外

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    ネタバレ

    なんだかとても良かった。
    そんな出会い方ないよとは思うけど、この出会い方だからこそのお話。
    鳴宮さんいいなぁ。
    この二人は結果離れてしまうんだろうなと思っていたのに、ラストはにんまり。

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    2025年11月25日
  • きみのことが だいすき

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    絵が可愛くてとても癒されます。
    可愛すぎて、こちらの絵本のレターセット(本)を母にプレゼントしました。
    何度でも読みたい、愛がこもった絵本です。

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    2025年11月25日
  • 近畿地方のある場所について

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    背筋さんの著書は本作が初読。
    小説で袋綴じが付いている珍しさもあって購入した。
    文体が自分に合っているのかスラスラと読むことができた。
    すごく面白かったので何度も読み返そうと思う。

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    2025年11月25日
  • 歩きながら考える

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    まず、国際結婚という自分の境遇に重ねることも多く、面白おかしく共感しながら読ませてもらった。
    溢れる情報や十人十色の価値観の中で生きていく。この世界で繰り返される歴史、日本というユニークな国に生まれ、自分たちが生きている世界の狭さに息苦しくなることも多々。
    なにものにも囚われずに、地球に生きる生き物の一員として、人生で何かを成し得なければならないということはないのではないかと、著者は語る。
    動物はその置かれた世界で、排他せず共生しているということ、ヒトだけが生をややこしくしていることに立ち返って考えたいと思う。

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    2025年11月25日
  • 失墜の王国

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    ネタバレ

    ジョーネスボ、噂に聞く北欧ミステリーの有名作家、今回読んだのは2作品目だが、いやいや噂にたがわぬ面白さ、四六版単行本上下2段組500P超えのボリュームは読み応えあって、中だるみも少なく、全編ずっと緊張感とノアールと諦念が漂い続ける作風で、思ってた以上にのめり込んでしまった。

    主人公兄弟、兄ロイの寡黙さ冷徹さ、弟カールの冷酷な詐欺師っぷり。育った環境が悪かったとも言えるのだが、それよりを周りを囲む人物たち、とりわけ女性陣が絶妙に小ずるくてチクチクとした悪さを仕込んでは、兄弟を追い詰めていく様が怖い。

    そしてその描写に余分な熱量がない、他のノアール作品例えばコスビーとかウィタカーとか、月村了衛

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    2025年11月25日
  • まず良識をみじん切りにします

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    ネタバレ

    YouTubeで紹介動画が流れてきて面白そうだったので購入。
    特に「そうだ、デスゲームを作ろう」が好きだった。
    やっと果たせると思った復讐が果たせず終わってしまった絶望感や未達成感をすごく味わえた

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    2025年11月25日