小説・文芸の高評価レビュー
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シリアルキラーアンソロジー。なんとまあ危険な本です。そしてとても楽しい本。
お気に入りは阿津川辰海「シリアルキラーVS殺し屋」。どっちもどっちな、とんでもなくスリリングで息詰まる対決です。ふたりの間で命を懸けて繰り広げられるゲームとその顛末には、ぞくぞくわくわくしっぱなしでした。
木爾チレン「脳JILL」は、恐ろしくも悲哀を感じてしまった物語です。シリアルキラーには間違いないけれど、そういう言葉で片づけてしまうのはなんとも……やりきれない思いが残りました。
櫛木理宇「テキストブック・キラー」、くわがきあゆ「私の伴侶」、結城真一郎「ご乗車の際は」と、どれもこれも傑作。とにかくやばい人物が多すぎる -
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第50回直木賞受賞作。本屋が選ぶ時代小説大賞も受賞している。水戸藩は内ゲバをやっていたので、明治政府が出来た頃には死に体だったのだ。人材が残っていなかった。だから明治政府に人材を送り込めなかった。あまり水戸藩のことを考えたことがなかったな。
お宿池田屋の娘のお登世は水戸藩のお侍に恋をしている。そこに桜田門外ノ変が起こった。現場に向かって探すが、参加していなかったのか想い人は見つからない。
一年後愛しい林さまとお登世は再会した。水戸で怪我を負っているうちに、仲間が討ち入りしてしまったらしく、叔父、弟、知人が桜田門に散ったという。林は既に脱藩していた。林が水戸へ去った後、晴れて許されて中士の身分 -
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ポッドキャストの番組「ツキない話」で繋がる連作短編集
いつもの青山さんらしくて安心感がある
全五話
・誰かの朔
長年勤めた病院を辞めた四十代の看護師
実家の隣の夫婦から弟が猫を預かる約束をしていたため、代わりに数日間猫のお世話をする事になる
・レゴリス
宅配ドライバーをやっている三十代の売れない芸人
学生の頃に同級生にウケた経験から上京して芸人を志した、コンビを組んだ相方が他の目標を目指して解散した後はピン芸人を続けている
仕事はほとんど泣く、宅配の仕事がメインになっている
夢を諦めきれない彼の決断
「叶えなかったらダメなのかな。夢を持ってるっていうことそのものが、人を輝かせるんじゃない -
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ネタバレ解説にあった映画は観たことはありません。
(それによって評価が分かれる作品かもしれない)
帯にある宣伝文句のとおり、館ものと
警察小説だと思っていました。
いきなり監禁されてこれから起きる殺人事件を
解決しろとか無茶にも程があると思って
いましたが……。
後半からどんでん返しの連続で一番最後に
やられました。こんな世界が許されていいのか。
よくこんな物語を思いつくなと(←褒めてます)
表紙の女性絵が故意にぼやけて不気味だなと
思っていましたが読み終わって
その趣旨が何となくわかった気がします。
カバー裏にショートストーリーが印刷された
作品は初めてでした。
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