小説・文芸の高評価レビュー
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青崎有吾さんは「ノッキンオン・ロックドドア」から入り、「地雷グリコ」も読んで三作目に手を出したのがこちら。
ファンタジーはあまり好んで読まないのでどうかなと思っていたけれど、思った以上にしっかりミステリで面白かった。
ファンタジー要素も世界観を楽しむためだけというより、謎や推理にうまく絡んでいて、意外とすんなり入れた。
青崎さんの文章は言葉遊びのような小ネタがちょこちょこ挟まっていて人によってはクセを感じるかもしれないけれど、個人的にはこの感じは嫌いじゃない。
軽妙な文章のおかげで、設定のわりに読みやすく感じた。
普段あまり読まないタイプの作品だったけれど、面白くてすごい勢いで読んでしま -
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ネタバレPMSに悩む藤沢さんと、パニック障害を抱える山添くんの話。
互いのことを知っていくうちに、生きづらさを少しずつ共有し、直接的とか分かりやすくとかではなく
気付いたら助け助けられている、そんな関係性
山添くんは最初、穏やかな職場の中で周りと距離を取っている。パニック障害故に、それまで勤めていた会社を辞めざるを得なかったからだ。
「ほんとはこんな職場に来るはずじゃなかったんだ」という気持ちがひしひしと伝わってくる描写が辛かった。
私には、山添くんよりも藤沢さんの方が今の現状を受け入れつつある人なのかなと思っていて、(もちろん罹患してからの時間もあると思うが)
そういう山添くんを藤沢さんがそっと -
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ネタバレある男の死という出来事が序盤で出されるも、なかなかその事件が起きず、それまでがとても長く感じられてもどかしかった。
しかし、主人公2人の血の繋がりについてが仄めかされたり、その男の死の出来事が登場してくると、一気に面白くなり、最後は一気に読み切った。
他の作品でもあったが、やはり血の繋がりがあることを知らずに、血の繋がりのある人に出会うと、運命だと勘違いして恋心が芽生えてしまうものなのか。でも当人達にとっては死を選びたくなるほどの大きな悩みになってしまうことに、すごく不思議な気持ちになった。
「私が彼を好きだったのは、彼が私を好きだったからだ。私は私を好いてくれる彼が好きだったのであって、彼を -
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ネタバレ書架で見かけて。
「書店ガール」という題から勝手に想像していたのは、
過酷な肉体労働、読書や文芸書離れ、電子書籍やネット書店の台頭、
クレーム客や万引きと戦う、変わり者かもしれないがけなげな書店員だった。
書店を取り巻く環境は(想定していたより以前だったが)想定通り。
ただ、書店ガールの副店長理子が戦っていた相手は、
部下とか本部とか経営陣とかだった。
特に最初の方は旧人と新人の女性同士の対立や人間関係のごたごたで、
これ書店、関係ある?と思ったほどだった。
ただ、理子が店長となり、閉店の危機を乗り越えるべく、
もう一人の書店ガール、亜紀と協力して売り上げをあげようと戦うあたりからの
爆 -
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ネタバレ◾️record memo
自身を粗末に扱う生き方を自暴自棄と呼びますが、先を見越して好きなことを忌避してばかりの人生もどうなのでしょう。それはそれで、ちょっとつまらない気もする。と同時に、後先考えぬ行動で、未来の私が取り返しのつかない後悔をするのも恐ろしい。私は未来の私に対して責任がありますから。
とは言え、だ。膝を開いていようが閉じていようが、「女」という属性を背負っているだけで、舐めてかかってくる人はいます。威圧感のある強い女になりたいわけではないけれど、なんでも言うことを聞く都合の良い女とは、絶対に思われたくない。
問題は、「新たなジャストサイズ」を探し当てるのにも、それなりの負
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