小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレその女アレックス
文春、このミスで2014年版海外部門1位となったのでほとぼりが冷めたところで読んで見ました。
今まで読んだミステリーで最高の点数を付けてよいほどの出来栄えと感動でした。
このミステリーはネタバレをしてはいけません。ネタバレなどしたらほんと首絞められそうです。
物語はアレックスの誘拐事件としての第一部、その後のアレックスの物語としての第二部、そしてアレックスの過去が明らかになる第三部の構成ですが、構成も巧みで思わずうなってしまいました。
また、アレックスをはじめとして、刑事たちの面々も個性的で、感情移入してしまう筆運びも尋常ではありません。
ミステリーファンであれば、読み逃す -
Posted by ブクログ
大好きな作品で、三度目の再読。
雫ちゃんは、生きる上での大切な教訓を示してくれた、素晴らしい人です。
自分の想いに正直に生きなきゃということ。
物事はなるようにしかならないと受け入れること。
決して投げやりにならず、今を味わうということ。
印象的だった場面はたくさんあります。
とりわけ、マスターが亡くなった後、雫ちゃんが食事で大根にお箸をいれて、突然涙を流すシーンです。
なぜかを考えてみると、つらいことが起こった瞬間は意外と大丈夫なのだけれど、その日ご飯を泣きながら食べた経験が自分にもあったからだと思います。
タヒチくん。
葡萄畑で、雫ちゃんが力を振り絞って植えた苗木、
大切に育ててい -
Posted by ブクログ
2025年2月に一時休館した帝国劇場がモチーフとなった短編集。本の遊び紙が、帝国劇場を彷彿させる色でした。
帝国劇場自体がプレゼントの入った箱のようで、中にはたくさんの働く人の矜持と素敵な出来事がつまっているような感じがしました。
ひとつの舞台を作り上げるために、細かいところにまで手が届くような仕事があり、それを読むのが楽しかったです。
帝国劇場を愛おしいと思う気持ちに満ち溢れた人たち、ひとりひとりにスポットライトを浴びさせたようなこの短編集、とても素敵でした。
小川洋子さんの表現力で、帝国劇場への情熱が見事に表現されていました。
私の本棚に、また一冊素敵な本が仲間入りしました。
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Posted by ブクログ
景色や心情の動きを表す描写がすばらしくて、読んでいて情景が目の前にあるかのように感じられる。上巻では、ジョアンヌとエミルがどのように心を通わせていくのかを主に描いていて、下巻がとても気になる。表紙を一枚めくったあとのページが少し明るめの青色で、裏表紙の1ページ前は最初より暗い色であるというところにこだわりを感じた。(分かりにくくてごめんなさい)紙だからこそできる工夫だと思う。ジョアンヌがさりげなく口にする言葉がエミルの心をふんわりと包むような優しくもみんなが忘れてしまいそうな真理を突いていて、自分のこれまでの人生を振り返るきっかけになった。エミルのように旅をすることで、最後の人生を好きなように
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30年前に起きた2児同時誘拐。
囮と思われた1人は無事に保護されたものの、本命と思われたもう1人は行方しれずのまま事件は未解決となり、誘拐が起きてから3年後突然被害者男児が祖父母の家に戻ってきた。
その事件を追い続け解決に至らぬまま亡くなってしまった元刑事、その思いを引き継いだ新聞記者が、執念で真相に迫っていく。
どうして被害者は戻らなかったのか、そこに何があったのか、読み進めていくうちに何ともやるせない気持ちになって、被害者加害者という言葉だけでは片付けられなかった。
そしてこの話は、もう1人の主人公であるギャラリストの女性の視点からも書かれているが、そちらの視点が果たして必要だったのかどう -
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北村薫の話は難しいというよりも、ここまで言ったらわかるだろ的なほっぽり出し感が不親切な気がする。テンポはいいのだけど、放り出されたような気がどうしてもしてしまう。
第1話 旦那さんの車が当て逃げされた。犯人は誰か。
第2話 松本清張vs荒正人
第3話 太宰治の「やってきたのは、ガスコン兵」の謎を解く。
第4話 実家に帰る。父と炬燵を出す。原島先生が中古で買った特典DVDがみられない相談をする。
第5話 星野さんが病気の夫に「君はきゅうり」と言われてその意味を考えている。
第6話 お父さんが救急車で運ばれる。回転性目眩。児童書の担当者が「100万回生きたねこ」を絶望の書だという。
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Posted by ブクログ
雪の降る夜、芝居小屋のそばで若衆・菊之助が父の仇を見事に討ち果たす——その鮮烈な一件から二年後、真相を知りたいと一人の侍が木挽町を訪れるところから物語は動き出す。
この作品の妙は、あだ討ちそのものではなく、それを語る人々の側にある。芝居茶屋、稽古場、衣装部屋、長屋、枡席——芝居小屋に生きる者たちが幕ごとに口を開き、あの夜の輪郭は少しずつ塗り替えられていく。彼らが語るのは事件の断片であると同時に、それぞれが背負った半生でもあり、その積み重ねが群像劇としての厚みを生む。
武士として筋を通すことの厳しさと、市井に生きる者たちのさりげない情の深さ。その対比が押しつけがましさなく描かれ、堅苦しいはず -
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ネタバレグループディスカッションのメンバーになった6人。このうち一人が内定。グループ内で自分以外の人に投票して決める。
それぞれの名前が書かれた封筒が届く。それぞれのばらされたくない過去が書いてあり…。
そういうことだったのかと、何回か思わされた。
最初は青春ですね。誰も腹黒くなく、いい就活生。
みんなの過去をばらす手紙が。
これによって、グループ内投票結果が揺らぐのが面白い。
順番に裏の顔がばらされていく。
会社に相応しい人を選ぶ場が、過去にあくどいことをしてたやつを蹴落とす場に。
どんな会社の採用グループディスカッションだよ、とツッコミ入れたくなりますね。会社側の人事たちは、何も対
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