小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
詩のような形をした、悲しくて冷たくて優しくて美しい小説。
私自身が過去に見たことのある景色が描写されていて、涙しながら読んだ。私のための小説だった。本当に出会えてよかった。作中に描かれた、決して自分では見たことのない景色も、まるで私の過去に存在したような気がしてくる、そんな愛しい1冊だった。
生も死も表すたくさんの美しい白色を見せてもらった。
掲載されたモノクロ写真も美しく、美術館のようだった。そしてこの美しく繊細な言葉たちを美しい日本語に翻訳した斎藤真理子さんも本当に素晴らしい。『すべての、白いものたちの』としたタイトルも見事すぎて唸ってしまった。
この先の人生でも、何度も読み返したい大 -
Posted by ブクログ
デビュー後二作目が書けなくなった作家が、スランプから抜け出す為にろう者で理髪店を開いていた祖父を題材に本を書こうとした事から始まる実話をもとにしたお話。
それだけで、どんな話か何となくは想像がつくだろう。
だから、私も、そういう話なんだろうなぁと思いながら読み始めた。
だけど、それだけじゃなかった。
何度も何度も『障がい者』をテーマにすることへの葛藤と闘いながらも、取材をする中で自分と向き合い自分の物語を書くために筆をとることにした作者。
思ってもいないタイミングで涙腺を刺激され、自分を含め、今の社会は障がいのある者達にとって、差別的になりすぎていないだろうかと振り返る。
五体満足という -
Posted by ブクログ
藝大の油画と言えば、日本の最高峰…
そこで学ぶ学生達の苦悩というと、想像以上なのだろうと思ってはいた。
我が息子やその友人達も美術を志し、厳しい予備校時代や浪人時代を経験した。
だからこそ彼らの苦悩を少しでもわかりたいと思いながらの読書。
正直とても辛く、未だその余韻でやや思考停止気味…
美術でも音楽でも、芸術を志す者たちにとっては、常にスランプや嫉妬との闘いであり、天才と呼ばれる者たち程プレッシャーとの闘いでもある。
藝大に入れなかった者にしてみれば、藝大に入れたのだから、才能はお墨付きではないかと思う。
でも、それは全くの逆で、藝大生だからこそ、最高の卒制を生み出すことのプレッシャー -
Posted by ブクログ
ネタバレ大阪市内で発生した闇バイトによる連続強盗殺人事件の犯人を大阪府警本部捜査一からの高城が追うが逃げられてします
同じ日、大阪港から観光帆船カティーサーク号のシージャック事件が発生する
この二つの事件の犯人は同一だった
人質の中に大阪経済界のドンの娘である田野玲奈がいたことで父親が警察に圧力をかける
大阪府警の特殊部隊が主犯の狙撃に失敗したことから人質の玲奈が殺されてします
失敗に備えて準備をしていた海上保安庁特殊警備隊(SST)の隊長である岸本達が帆船に乗り込み犯人達を制圧する
このとき犯人の一人(主犯と見られる)である森下諒に襲われ、射殺してしまう
諒は岸本の以前の同期だった
諒は本当に主犯だ
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