小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
箱根駅伝を目指す学生ランナーたちと、その舞台裏で中継を作り上げるテレビマンたちを描いた物語です。
箱根駅伝は走る人だけの物語じゃないということを、改めて実感しました。
選手たちは故障や挫折、仲間との競争を抱えながら一本の襷にすべてを懸けますが、その裏では番組を成功させるために奔走するスタッフたちもまた、自分たちなりの勝負をしています。
勝者だけではなく、届かなかった人たちにもきちんと光が当てられていて、努力が必ず報われるわけではなく、それでも前へ進まなければならない姿には、スポーツ小説以上の人生のリアルさがあります。
読み進めるうちに、いつの間にか選手だけでなく裏方まで応援している自分がいて、 -
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箱根駅伝を目指す学生ランナーたちと、その舞台裏で中継を作り上げるテレビマンたちを描いた物語です。
箱根駅伝は走る人だけの物語じゃないということを、改めて実感しました。
選手たちは故障や挫折、仲間との競争を抱えながら一本の襷にすべてを懸けますが、その裏では番組を成功させるために奔走するスタッフたちもまた、自分たちなりの勝負をしています。
勝者だけではなく、届かなかった人たちにもきちんと光が当てられていて、努力が必ず報われるわけではなく、それでも前へ進まなければならない姿には、スポーツ小説以上の人生のリアルさがあります。
読み進めるうちに、いつの間にか選手だけでなく裏方まで応援している自分がいて、 -
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複雑な構造の書院をもつ修道院にて、謎の連続殺人がおこる。それを追いながら、様々な宗教談義を行う主人公達。日本で言うと京極夏彦の百鬼夜行シリーズみたいな感じかな、知識が弱くて詳しいことは分からないけど異端にまつわることが謎の根幹にあるのかも。と、思ってたら終盤の書院に居た謎の女とやっちゃって、その後それについての超文学的なレビューで全部吹っ飛んだ。たった一回の行為だったみたいだけど、相当素晴らしかったんだね。
↓
やさしい動きで、彼女の片手が、汗に濡れた私の身体に触れつづけていた。もはや安らぎではなく、炎の絶えたあとに、灰の下に残った火が、最後の輝きを放つかのように、私の奥深くで喜びが走った。い -
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感染症ともテロとも断定できない謎の大量死が四国で発生し、その原因を追う人々が巨大な危機に巻き込まれていくパニックサスペンスです。
コロナ禍を経験する前に出版されたということで、そのクオリティの高さに驚きながらも、想像しやすく軽やかにページが進んでいきました。
読んでいてまず感じたのは、“見えない恐怖ほど人間を簡単に追い詰めるんだな”ということでした。
犯人がいるわけでもなく、何と戦えばいいのかも分からない状況が続くため、事件そのものより社会全体が少しずつ壊れていく過程のほうが印象に残ります。
特に印象的だったのは、災厄が広がるたびに人間の本性が少しずつ露わになっていくところで、冷静さを失う人、 -
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思春期の子どもの心をこうも爽やかに温度感が伝わる形で描ける重松清さんはほんとうに素晴らしいなと思いました。あとがきまで味わい、恵美ちゃんのほんとうに大事なものが見える目について心に残っています。友だちの概念や生き方はさまざまだけど、恵美ちゃんと由香ちゃんのような絆で結ばれる友だちにとても憧れます。
最後の結婚式のシーンでは、写真を観てみんなが思い馳せるところも胸がきゅっと引き締まる思いがしました。
恵美ちゃん-僕はこれから、きみと、きみにかかわりのある何人かの子どもたちの話をしようと思う。
この台詞が、この作品の良い味を出しているとも感じます。
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警察学校を舞台に、風間公親の教場で鍛えられる学生たちを描いたシリーズ第4弾です。
今回のテーマは“一人も辞めさせない”ですが、風間教官は相変わらず感情をほとんど見せない重い空気感は健在です。
学生たちの嘘や甘さを一つずつ暴いていくたびに空気がどんどん張り詰めていきました。
事件そのものより印象に残るのは、追い詰められた時に人間が見せる弱さや保身で、警察学校という閉じた空間だからこそ、小さな綻びが致命傷みたいに広がっていく感じがあります。
風間の厳しさの奥にある“人を簡単に警察官にしてはいけない”という覚悟がじわじわ伝わってきた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
メジャー挑戦から殿堂入りまで、長い時間をかけて積み重ねられてきたインタビューを読んでいると、まず感じるのは“言葉の密度の高さ”でした。
試合の裏話というより、自分をどう保つか、どう疑い続けるかといった内面の話が中心で、成功談を読むというより、一人の職人の思考を横で聞いているような感覚に近いです。
淡々としているのに、どの言葉にも引っかかります。
同じことを続ける難しさや、自分を積み上げていくことの重さは強く伝わってきて、読み終えたあとに自分の甘さを突きつけられるような感覚が残りました。
結果を残し続けてきた漢が過程を大事にする姿は、結局一番大事なことは何かを伝えてくれて、胸に突き刺さりました。
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