了巷説百物語
  • 完結

了巷説百物語

4,400円 (税込)

22pt

〈憑き物落とし〉中禪寺洲齋。
〈化け物遣い〉御行の又市。
〈洞観屋〉稲荷藤兵衛。
彼らが対峙し絡み合う、過去最大の大仕掛けの結末は――?
文学賞3冠を果たした〈巷説百物語〉シリーズ堂々完結!

下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。
凡ての嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから〈洞観屋〉と呼ばれていた。
ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者ども炙り出してくれというのだ。
敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たち――。
依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。
やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるが――。

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了巷説百物語 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     天保11年。老中首座・水野忠邦の改革が進む中、改革支持派の依頼を受けた洞観屋の藤兵衛は、又市たち〈化け物遣い〉のことを調べていた。

     武家社会の存命を図る水野。そこに絡む新たな闇の勢力。生活苦が増す民草。人死にを出さない世のため、小股潜りの又市は一世一代の仕掛けに打って出るが……。

     「巷説百

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    ついに大好きなシリーズが終わってしまう。
    25年もかけて御行の又市シリーズ完結です、寂しい〜
    今作のメインは稲荷藤兵衛(とおかとおべえ)という狐猟師。裏渡世は洞観屋(どうかんや)といって嘘を見破る仕事。
    初めは世の中にいろいろある事件の裏側を探って欲しいっていう、改革を推し進める幕府側に近いところか

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    この一冊がこれまでの巷説シリーズを大河ロマンにしました。それは、ロシアの大文豪も真っ青になるくらいの、あるいは顔を赤らめるくらいの、大河小説です。
    これまでの主人公の活躍を描かずに、彼の動きを伝えてくる。ずっと読者の思いを募らせる。たいしたテクニックです。この騙りに乗せられながら読む楽しさが読んでい

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    1152頁とまさに鈍器本! 中禪寺洲齋が出てきてからは残りの3分の2を1日で読んじゃうくらい面白かった。歌舞伎座で狐花見てからだと中禪寺洲齋が松本幸四郎のイメージになっちゃってちょっと面白い。既刊も読み直したい、けど分厚い!笑

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    最初は1149頁というボリュームの本の分厚さに圧倒され、寝転がって読むこともできずに正面に抱えて読み進めた。
    章立てになっているとおりのまさに長編かつ、これまでの巷説百物語や数えずの井戸などの 登場人物とストーリーを踏まえながら、虚実を見抜く洞観屋藤兵衛と憑き物落としの拝み屋 中禪寺洲齋を交えること

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    巷説百物語のシリーズもついに完結ですか。さみしいですね。まあ「続」から「後」でお話としてはきれいに完結していたのでその後はどうしても前日譚だったりスピンオフ的なものだったりと、面白いには面白いんですがいまいちお話に緊迫感がなかったので今回も心配ではありました。
    いやでも面白かったです。たしかに「続」

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    京極作品の中で一番好きなシリーズ
    完結編だけあってオールスターキャストの読み応え抜群だった
    百介は登場しませんでしたが
    今回は狐猟師にして嘘を見破る道灌屋
    藤兵衛が主役
    クライマックスの戦いは壮絶だった
    又一たちの戦いはこんなに厳しいものだったのかと絶句した
    故に百介を巻き込みたくないという気持ちも

    0
    2024年09月25日

    Posted by ブクログ

    『巷説百物語シリーズ』七作目にして完結編。

    下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛は、凡ての嘘を見破る〈洞観屋〉としても知る人には知られる存在です。
    ある日、藤兵衛に老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者達を炙り出してほしいとの依頼が持ち込まれますが・・。

    やっっっと読み終わりました~・・と

    0
    2024年09月12日

    Posted by ブクログ

    いやあ、面白かった…!
    面白かったのよ……!!
    でも終わってしまった感が強くて………さみし。

    面白すぎて早く読みすすめたかったけど、物語が終わるのが寂しすぎて途中からわざとゆっくり読んでたよ…。

    治平さんのトコは……泣いた。
    めっちゃ泣いた。
    こうなるのは分かってたけど…理由が……ね。

    藤兵衛

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    めちゃくそ面白かった、、、
    でも、これで終わり、、寂しい。
    フィジカルに、もう、凶器になりそうというか、
    鈍器?な厚みにはなっているが、
    どっこい、あっという間に引き込まれて、
    ぐわーーっと読んでしまった。
    早よ読みたいけど、早よ終わってほしない
    ああ、悶えたわ、、読み了てもぅた(涙)

    江戸古事記

    0
    2024年09月01日

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