ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 最悪

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    ネタバレ

    それぞれに苦しい日々を送る三人の人生が、次第に交錯していく物語である。作中に出てくる「犯罪は家族に後遺症を残す」という言葉が強く印象に残り、読み終えたあとも胸に突き刺さっていた。物語の構成の巧みさだけでなく、奥田英朗が選ぶ言葉一つ一つにウィットが感じられ、自然と物語に引き込まれた。個人的に最も共感した人物は川谷である。家族や仕事、お金といったすべてを投げ出し、いっそ死んでしまいたいと思ってしまう気持ちは、実際に経験したことはないのに、なぜか理解できてしまった。

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    2026年01月28日
  • ブレイクショットの軌跡

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    「ブレイクショット」ビリヤード用語ですが、
    この作品の中ではその元々の意味と、
    架空のSUV車・ブレイクショット の二つの意味合いで用いられています。
    ある期間工として働く青年のお話から始まり、
    ある一台のブレイクショットに関わる人々の、とにかくとにかく壮絶な…言わば地獄の人生を描いたお話でした。
    読んでいて辛くて泣きすぎて寝れなくなって、
    でも止まらなくて気持ちとしては身を削る思いで読み進めていました、、、
    どこか遠いような話かもと思ったら
    身近な、生活の一部のような話もあって、
    かなり自分ごととして読めるところが、この作品の魅力だなと私は思いました。
    目まぐるしい……。ちょっと混沌としてい

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    2026年01月28日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    迫り来る「死」に向き合う人、「死」を見送る人、死が描かれるほどに、それに反して「生きること」がより濃く感じる。エミルとジョアンヌが出会った人、町、村、エウスのミルティユ、漁村のセバスチャン、パーマカルチャーの村のマルコ…どれもが必然で、2人を導いているようだった。
    ジョアンヌが抱える過去は癒しようの無いほど深い傷で、それでもエミルとの旅、出会いを通して、ゆっくりと再生していく。一方、エミルの症状は悪化していくが、彼の望む形で過ごさせてあげようとするジョアンヌの献身に彼女の静かな慈愛を感じた。

    最後の数章はぜひゆっくり味わってほしい。
    ジョアンヌ!そんな状況でエミルの最後を見届けたのねとか、エ

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    2026年01月28日
  • 蜻蛉日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    作者藤原道綱の母
    藤原兼家とのはかない結婚生活の日記
    なかなか家に帰ってきてくれない兼家
    うちの前を素通りしてよその女のところにいく兼家
    切ないねー
    でも兼家も作者のことを大切に思ってるみたいだからもっと甘え上手になって上手くすればいいのにーって読んでて何度も思う笑
    兼家のことが大好きだけどプライドの高さが邪魔して甘えられないのね
    私は兼家に言いたい、この女はやめておけと。傍から見てもめんどくさい笑
    でも自ら惨めさ嫉妬まみれさをさらけ出して書く道綱母も素晴らしい
    とても面白かったです

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    2026年01月28日
  • そして、バトンは渡された

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    血のつながりがなくてもいろんな形の愛情、一緒に過ごした時間があればそれはみんな大切な家族だと改めて思わされる作品でした。
    長い間離れていると次に再会した時に、どうしたものかとぎくしゃくしてしまうものですが、優子には全くそれがない。特に血のつながった父親とは10年以上ぶりに再会したはずですが、違和感のなさに森宮さんが嫉妬を覚えるほどです。愛情ってすごいですね。与えた側も受けた側もその記憶、思い出があればあっという間にあの頃の気持ちに戻れる。
    実の親子でも、逆に愛情を受けて育つことができなければ、久しぶりの再会に居心地の良さは感じないでしょう。
    梨花さんもすごいです。愛情の表現が破天荒すぎますが、

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    2026年01月28日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホ展に行き興味が湧いたので初めての原田マハさんの作品はこちらに。
    フィクションなのに、実在しない登場人物が重吉だけであるが故にまるでノンフィクションのよう。

    とにかく言葉の紡ぎ方や表現が美しく、表情やその場の風景を自分もその場で一緒に見ているかのような感覚になる。最後あたりは泣けてきた。
    最後まで読んでから、また冒頭を読むとあたたかい気持ちになる。ますますゴッホが好きになった。
    原田マハさんの作品が合うみたいなので他も読んでみたい。

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    2026年01月28日
  • 独立記念日

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    原田マハさん、初読み本。面白かったー
    ショートショートストーリーだけど、全てが繋がってていて満足感があった。
    すごく面白い。同じ女性として元気が出る話だった。これを読むと明日も頑張ろうって思える。
    特に「お宿かみわら」の、志郎さんが言った
    「おれの、いまの夢?聞いて笑うなよ。すごく単純だから。奈緒と一緒に生きることだよ。ずっとずっと、一緒に。」って言葉が本当にじーん、ときて読んだ瞬間涙が止まらなかった。
    こんなに短い話なのに、ここまで心に来るものはない。あたたかいお話たくさんで、大好きです。

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    2026年01月28日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 II

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    すっかり知識を蓄えたとは言え、未熟な万能鑑定士が、読み違えもしながら、どうなるのかはらはらしながら読み進めた。
    いろんなことが回収された大どんでん返し。
    おもしろかった

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    2026年01月28日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    ネタバレ

    老人が小舟に乗り、カジキと死闘を繰り広げる話。
    独り言を言いながら、自分を奮い立たせ、手のひらをボロボロにしながらも自分を見失わない。
    大きなカジキを釣り上げるもそれで終わりではなく、自然は厳しい。目に見えない大切なものに気づける物語。

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    2026年01月28日
  • 真犯人

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    警察の面子や自分の手柄のことしか考えていない警察にヤキモキしながらも、実直に一つ一つ捜査していき、ごちゃごちゃに絡まった真相に辿り着く執念が読み応えがあって面白かった。

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    2026年01月28日
  • イクサガミ 天

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    ネタバレ

    読もう読もうと思ってた話題作やっと読み始めたけど、やっぱり話題作になるだけある面白さで一気に読み切った。けど、まさかの右京さまここで居なくなっちゃうとは思わず(いつかは…とは思ったけど)寂しい…

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    2026年01月28日
  • 百年の時効

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    大傑作。3世代にわたる4人の警察官の執念と矜持が数十年前の事件の犯人たちに迫っていく過程が丹念に描かれていて、ページをめくる手が止まらなかった。警察小説として白眉の一冊。

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    2026年01月28日
  • 月の立つ林で

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    ネタバレ

    自意識過剰か運命好きか

    最初のお話から

    人のために働く
    人にしんどくなって辞める
    40すぎ、実家

    私!?
    ってびっくりした。

    ただそれだけじゃなくて

    すれ違いがあっても
    みんな優しさでつながってるなってゆう世界だった。


    読み終わって
    月が見たくなって外へ出ました。

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    2026年01月28日
  • 容疑者Xの献身

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    直木賞受賞の珠玉の一冊。
    とある男の焼死体が河原で発見された。そこに隠された真実と愛の形とは。。
    天才物理学者である湯川と天才数学者である石神だからこそ明かされる衝撃の展開は目を疑うものであった。。

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    2026年01月28日
  • チームⅣ

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     待望の『チーム4』!堂場瞬一氏の著書は数々読んだが、今のところ私はチームシリーズ一択という結論に至っている。今回も感涙。
     池井戸潤氏の『俺たちの箱根駅伝』の読後の興奮を引きずったまま読んだので、6区の雪や雨に報道側がどれ程中継に苦労しているだろうかとか、監督がリアルタイムの状況をテレビから把握している様子にも反応してしまった。
     9区の北川の「ごめん」に「ありがとう」と返した吉池。吉池の走りに「ありがとう」と声をかけた山城。
     考えて言った言葉よりとっさに出た言葉の方が伝わるというけど、そのとおりだね。

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    2026年01月28日
  • ツミデミック

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    『同じ羽の鳥は群れる──類は友を呼ぶってこと』
     
     
    第171回直木賞受賞作。
    新型コロナウイルスがパンデミックを引き起こしていた頃を舞台とした、様々な『罪(ツミ)×パンデミック』を描いた全6遍の短編集。

    僕は物語として“救い”がある『特別縁故者』と『祝福の歌』が個人的に好き。もちろん、物語として“救い”の無い『ロマンス』も中々良かった。

    一穂ミチ作品面白いなぁ。他にも積んでる本が数冊あったと思うので、他の作品を読むのも楽しみにしておこうっと。





    大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。ある日、バイト中に話しかけてきた女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を

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    2026年01月28日
  • 老人ホテル

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    みんなそれぞれの立場で頑張って生きていく姿がよかった。主人公が生活の仕方やお金の稼ぎ方、自分の目標に向かって努力する姿に共感できた。最後のお金の行方はどこへ…

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    2026年01月28日
  • ガラスと雪のように言葉が溶ける 在日韓国人三世とルーマニア人の往復書簡

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    単刀直入にまずはこれから…Stealth(ステルス=賺(ぬか)方)になりますが、見出しで大体は察しますので…では改行後に本題を…。


    確かにね…昔(憲政以前)に日本国籍(or永住権も同じ)取得者同士でもこれは‥これでと辛抱と寛容が効いたのですけども…(今では…)某国際機関の足枷も痾无(あり)効かなくなった中での、こういう対談は…益々重要性を増して機てるのが…痛感している国内外 の御時世ですね…。

    あっ‥四つ星(星4つ)にしましたが…五つに変更してから…投稿します。

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    2026年01月28日
  • 眩光(げんこう)の彼方

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    プロ野球スカウトは元警察官。そんな異色の経歴を持つ主人公だが、そこには複雑な過去があった。。
    元プロ野球選手が犯罪を起こし、それがニュースになるケースを見たことがあるが、それが球団やその選手をプロに導いたスカウトにどのような影響があるのかまでは考えたことがなかった。そして元プロ野球選手に限らず、犯罪を起こした当人やその家族が1日にして人生が変わってしまうリアルを味わうことができる一冊。人生というのは1人で生きているように思えても決してそうではない。そんな当たり前のことではあるが日常ではなかなか感じることができない感情を深く引き出してくれた一冊。

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    2026年01月28日
  • なれのはて

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    ネタバレ

    長いお話。たくさんの登場人物が出てくるし、昔の戦争の時代から現代までいろんな人の過去と現在が混じり合ってわかっていく真実。
    とってもひきこまれて、タイトルの意味がわかってから見る表紙の意味深さよ…

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    2026年01月28日