ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 知覧からの手紙 新版

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    穴澤さんと智恵子さんから見たら、こんな時代でも愛を育んできた日々は全て輝いていたと思う。
    ただの若者の純粋な愛が戦争というもので引き裂かれてしまった。何を憎めばいいのか、どこに怒りを向ければいいのか、戦争を体験した人にしか分からない葛藤があっただろうと考える。
    作中に出てくる2人の手紙のやり取りの中の日本語が綺麗だった。読めてよかった

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    2025年12月15日
  • 人生を変えたコント

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    泣いたー!泣いた。後半泣きっぱなしだった。
    実話だから当たり前だけど、描写がリアルで胸にくる。文章にすれば淡々としてテンポ良く進み、一気に読んでしまうけれど、せいやさんの中にあったであろう苦悩、葛藤、意地、前向きさ、喜びへの勝手な自己投影が止まらなかった。

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    2025年12月15日
  • 田村はまだか

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    ネタバレ

    『平場の月』から朝倉かすみが気になって、まずはこちらから。吉川英治文学新人賞受賞作。いやはや、面白かった。
    「ゴドーを待ちながら」風に展開される連作短編集。1話から2話にかけて、おっこれは?という仕掛けあり、終盤にはまさかのハプニングあり。でも結末はやっぱりほっこりできて。
    おまけの「おまえ、井上鏡子だろう」もかなり良かった。ただただ、中年を書くのがうますぎる。二十歳そこそこの小娘にそう思わせるなんて、凄い!の一言である。マスターの花輪春彦さん、すごく好きなキャラなので表紙が大変気に入りました。かなりステキな装丁センス。

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    2025年12月15日
  • 君が夏を走らせる(新潮文庫)

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    先月読んだ「あと少し、もうすこし」に登場していた大田くんが先輩からの依頼のバイトで1歳10ヶ月の子供の世話をするということで、始めはどうなるのかと思った。
    そういえば、わが子も、あんなに小さい時があったなぁと、懐かしくなった。
    始めは、通じてなかった言葉が、時が経つにつれて、だんだんと何となくわかってきて、成長していく大田くんとのやり取りは微笑ましかった。

    「頑張って」って言葉いいよね。言われるとうれしい。その言葉を言ってくれる人がいるのは、本当に頑張れるし、感謝です。

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    2025年12月15日
  • ブンナよ、木からおりてこい

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    #ブンナよ木からおりてこい
    #水上勉
    #新潮社
    #読書記録

    小さな生き物たちが作り出す
    壮大なストーリー。
    トノサマガエルのブンナが木の上という
    非日常的な空間で一冬を過ごして
    命とは何かを学ぶ。
    食べることは生きること。
    生きることは食べること。
    みんな命をいただいて、命をつないでいる。
    当たり前だけど
    その当たり前をちゃんと教えてくれる小説。
    表現が直接的で苦手な人もいるかもしれないけど
    それが現実。
    とても素敵なテーマ性、メッセージ性のある小説でした。

    #Bunna, Come Down From the Tree
    #Mizukami Tsutomu
    #Shinchosha
    #Rea

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    2025年12月15日
  • それから(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前半はなかなか読み進まず、しかし後半は、恋愛が絡んできて面白さが増して一気読み。
    漱石作品5冊目にして、ついに面白かったと思える作品に出会えた。長かった〜。これからも漱石が面白く読めたらいいなぁ。

    高等遊民の代助には何ら共感はできない。
    学歴も高く、外国語もピアノも何でもできる。
    が、働かない。

    食う為の職業は誠実ではない

    とか何とかへ理屈をこねている。理想は高く、ごもっともなご意見ではあるが、現実主義者を蔑んでいるフシがある。
    頭が良い次男坊って、扱いが難しかったのだろう。お見合いで良家か金持ちの家に婿養子に行くのが当たり前だった。
    しかし、代助は気づいてしまった。
    そう、愛に。
    遅い

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    2025年12月15日
  • きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび

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    ネタバレ

    どれも良きストーリー

    一話「妬みの苺シロップ」
    オペレーターの仕事をしている綾
    イジメ、就活、ネガティブで歪んだ考えが先行する。
    立ち上げたブログわたしはあなたが嫌いです通称"ワタキラ"批判に対して称賛の評価にどんどんハマってしまう綾。
    裕紀の癒されるカフェが気になり探し出す。だが、綾がシャールさんの美味しい手料理を食べる事はなかった。代わりに苺シロップのレシピを受け取る。自分で作った料理の美味しさに失っていた大切なものに気づいた様子。素直

    二話「藪入りのジュンサイ冷や麦」
    料理が好きで日本料理のお店に就職した省吾。下積みばかりの仕事にあせりが出てしまう。何をしたいのか

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    2025年12月15日
  • 愛を積むひと

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    最初から最後まで心温まるお話でした。相手のことを常に想い、たとえ今の関係性が良好でなくてもめげずに歩み寄る姿にとても感銘を受けました。久しぶりに涙を流した1冊でした。

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    2025年12月15日
  • 琥珀の夏

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    辻村深月さんの作品

     琥珀の夏

    楽しみマックスで読み進めましたが、すぐに
    少し苦手な内容かも?となり不安に思いながら
    読み進めていきました。

    物語は大人達の理想のもとで暮らしている
    子供達の想いがずっとせつない色彩で
    流れる時間でした。

    ミカちゃんのさみしさを受け止めながら・・

    ノンコちゃん達の絆を大切に想いながら・・・

    そしてうまく感情をあらわせない子供達に
    心をうたれて、シゲルくんやヒサちゃんが
    強くみせた理由と強がりながら傷つけた心の
    時間は息をすることもつらい思いでした。

    大人になった
    美夏さんと法子さんの想いも凄く伝わって
    心が激しく揺れていきました。

    どんな想いで、

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    2025年12月15日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    原田マハさんが書く人たちは、どうしてこんなに魅力的なんだろう。
    貧乏暮らしでとても大変だったはずなのに、その生活の中に明るさが見えて温かい。
    東北弁がさらにほんわかさせるのかな?

    自分の信じた道を迷うことなく突き進む棟方志功もすごいけど、その棟方をどこまでも信じて支えるチヤはさらに素敵だった。

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    2025年12月15日
  • しっぽのカルテ

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    内容は良くある動物もの
    でもそこに村山先生の文章力が加わると最高!!
    何回も目頭が熱くなり、カフェで読んだのを後悔しました

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    2025年12月15日
  • 川のほとりに立つ者は

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    2025/12/14
    寺地はるなさんの小説を今まで読んできて、勝手に思い描いていた優しい感じの物語…という概念をいい意味で覆してくれる一冊だと思います。
    物語のスタートは仲の良かった松木と岩井という幼馴染が、殴り合いの喧嘩をして橋の上から転落して意識不明の重体で入院するところからスタートします。
    松木の彼女の原田清瀬の視点と、その前を遡る形で松木の視点が相互に描かれて物語が進んでいきます。
    当然、何で2人がそんなことになったのかということが読み進めていくうちにわかるのですが、原田清瀬は本当に松木のことを理解して接することができていたのだろうか、ということにだんだんと悩み、本当の彼の姿を理解する

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    2025年12月15日
  • ハンチバック

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    この作者の視点でしか書けない作品。
    健常者という劣等者であることを自覚させられた。
    視野はそれぞれが狭く、それぞれがその狭い世界を生きていることを実感させられる。

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    2025年12月15日
  • 水車小屋のネネ

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    涙あり、心が浄化される物語。
    それぞれが周囲のことを思って支えて、そして支えられた側もそれに応えた行動を何かしらの形でして、良い循環が生まれるという理想的な社会。
    ネネという存在がいたからこそなのかもしれないけれど。
    生活が苦しいとき、自分のことを優先することが幸せなのかなと考えてしまったけど、周りの幸せや成長を支えることで自分の人生がさらに豊かになるんだなということがわかった話。
    コロナを経て、人との繋がりの大切さが感じられたからこそ書かれた話なのではないかと思った。
    あとがきに、コロナ禍だけどウイルスのことを考えないで書けたことに幸せを感じたとあって、作者の人柄にも惹かれた。
    自分を大切に

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    2025年12月15日
  • ももこの話

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    「あのころ まる子だった ももこの話」なのね!
    相変わらずさくらさんのエッセイはぷぷっと笑える。
    フェスタしずおかでヒデキかリンダか、そしてドリフがで悩む姿が笑えた。あとがきで健康について語る部分は読んでいて寂しくなってしまった。もっとさくらさんの作品が読みたかった。

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    2025年12月15日
  • 絶縁病棟

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    その聴診器を持つ人は今回はキワミ医師。
    空気を読むことをちょっと忘れてしまう彼女の前には今回は三人の女性たち。
    「女三界に家なし」「寄生虫」「思いやり家族」どれもこれも身につまされて、聞いたことのある話題、知っている展開、いるいるこんな人…とつい眉間にシワが寄る。心が痛い。

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    2025年12月15日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    読む前はこんな長い本、最後まで読めるか不安だった。でも、読み終わった後は面白かったー!読めて良かったって満足感高かった。
    タイトルからは話の内容が想像できなかった。何となくタイトルかっこいいな〜ぐらい。
    共感できるところは冒頭の夢見るとき。なんでもできる子が転入生としてやってくる。みんなその子と友達になりたがるけど、みんなの知らないところでもう友達で1番の仲良し。そんな奇跡が起こればいいと私も小学校の頃からずっと願ってた。
    あとは、ウレシノの恋愛しか頭にない感じ。『あんまり女の子に免疫ないのか、ちょっと優しくされたり、仲良くなるとすぐつきあいたいってなっちゃうタイプ。ー略ードラマとか漫画とかに

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    2025年12月15日
  • 南海トラフ地震の真実

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    地震予測はできず、いつ起こるかわからない。
    分かることはいつか起きること。

    長期予測は当たらないということが世界規模の統計データで証明されているという論文もある。

    南海トラフ地震の確率で行けば、長期予測モデル自体の不確実さ、予測に使ったデータの不確実さがある。
    そもそも30年というのも科学的に整合があるものでもない。

    防災意識を高めるがために、確率を高く出すという意見は分かるが、だからといってこのように疑義を持たれては元も子もない。

    だったら災害が起きた時のインパクトをもっと強調して防災意識、防災対策予算の獲得をするべきだと思った。

    今年出たばかりの最新の確率も今までの延長と感じたが

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    2025年12月15日
  • 京都くれなゐ荘奇譚(六) 恋は呪いに咲き誇る

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    シリーズ完結。物語が始まった頃には澪の、20歳まで生きられない呪いが解けるのか不安な展開ばかりだったけど、多気女王の心に訴えるとは中々な賭け。澪と多気女王が同一だから成し得た技なのかも。高良が消えてから2年経ってることに驚いたし良く澪はその状況で耐えたと思う。タヌキの照手が大活躍だけどそこにもちゃんと理由があったし最後までかわいさにきゅん。色んな人に支えられ乗り越えた呪い。毎回の色んな邪霊退治や古い土地の歴史や習俗の知識なども本当に面白かった。高良とのくれなゐ荘での生活が微笑ましくていい終わり方だった。

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    2025年12月15日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    まさかまさか最初の最初から騙されてたなんて、、びっくりした
    全く想像もつかない結末だった!ハッピーエンドで終わったからよかったなとは思う
    にしてもテツさん演技うますぎ、詐欺もプロすぎる
    ネタバレした状態でもう一回最初から読んでみたいなと思った
    言葉のミスリードも面白かった

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    2025年12月15日