ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 凍りのくじら

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    理帆子のすこし・不在の個性は自分の居場所を感じられずにいる人には共感しやすい内容であると感じた。
    若尾の行動には人間の怖さがみられるものの、別所が語っていた自尊心の傷つきによっての行動だと捉えると奇妙でも理解できる行動としてその後は読めた。傷つきたくない、それを取り返したいという思いには同じ男性として共感できたため、自分のことを振り返るいいきっかけとなった。
    読み直したい、人におすすめしたい一冊。

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    2026年04月22日
  • 青のナースシューズ

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    看護士を目指す大学生たちを描いたお仕事小説。素直な文章でわかりやすくとても読みやすい。これは自信を持って勧められる1冊に出会えた。本当に良い本。

    看護学校は1クラス40人中男子は5人だけでまだまだ男性看護士の認知度は低い。
    高齢の男性など特に『看護婦さん』のイメージが強いようで、主人公の成道も初めての実習で患者から『男なんかに世話されたくない』と拒否されてしまう。
    そういえば『スチュワーデス』の認識が変えられない年配者が、男性の客室乗務員を怒って拒否した話を聞いた。男性保育士にも担任を拒否する保護者がいたと聞く。そんな差別がまだたくさん残っているとは。

    自分は受け入れられないのでは⋯と落ち

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    2026年04月21日
  • 謎の香りはパン屋から2

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    文章が優しくて、柔くて、
    すごーく癒やされました。

    登場人物たちがみんないい人で、毎晩すこしずつ読んでたんですが、フワフワほっこり気分に毎晩なれました。

    こちらの作品、2巻目から読んたんですが、1巻読んでなくても、全然問題なかったです。

    これから1巻をよむのが楽しみです。

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    2026年04月21日
  • とどけチャイコフスキー

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    中山七里さんの音楽シリーズ最新作

    もともと読書とは無縁の生活だったのだけど、中山七里さんの「さよならドビュッシー」を勧められて読んだことが読書するきっかけになったので、この音楽シリーズが大好きです。
    いや、正直に言おう。
    岬洋介というキャラクターがとても好きなのだ。
    そして装丁も好き。

    今回の舞台はロシア、ロシアの偉大なる作曲家といえばチャイコフスキー!
    チャイコフスキー自身や彼が作曲した協奏曲について詳しく書いてくれていることがとても興味深く、また演奏を文字だけでここまで表現できてしまうのか、という驚きと感動で、このシリーズが本当に大好きです。
    クラシック音楽好きはきっとはまる作品です。

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    2026年04月21日
  • たびたび

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    大好きなさくらももこさん。初めて著者のエッセイを読んだのは小学生のとき。「もものかんづめ」で心を鷲掴みにされ、以来大人になった今も魅了され続けています。

    いつもながら楽しくて笑顔になるエッセイ。
    オランダ、福島、京都、バリ、大阪、新潟、香港、山口、福岡、富良野……と軽いフットワークで日本から世界まで、あちこち旅の様子が綴られています。

    食いだおれ旅に、行き当たりばったりの旅、ときには一人で、気負いなく現地の人や仕事仲間と打ち解けた様子で楽しまれていて、読んでいてとてもリラックスした気持ちになります。

    以前読んだエッセイにも繋がる“富士メンバー”も登場して思わずニンマリ。さくらさんの周りを

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    2026年04月21日
  • 言葉のいらないラブソング

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    お互いに好きなら一緒に過ごしたいと思うことは普通のことだけど、傷つけてしまうなら離れてしまったミュージシャンアキとアパレル会社員莉子。お互いに無いものを持っていて刺激になったり、傷つけてしまったりするけど、2人にとってはマイナスではなく、プラスになる。アキは、普通のミュージシャンで特別なものが一切ないことに悩み続ける場面は、誰もが自分の価値や存在意義で迷うことと同じだと思った。この本を読んで、お互いを尊重しあえて、出会ってよかったなと思えた人に出会えたことは、一生の宝物だと思う。言葉のいらないラブソングの歌詞は、すごく素敵な歌詞で歌が聴きたいと思った。

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    2026年04月21日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    二転三転に見事に振り回されました
    途中までは何となく展開が分かりやすいなとも思ったけど、それすら飛び越して最終的にそういうことかと

    人の本質なんて分からないし、見ている部分は良い面も悪い面も一部分でしかない
    自分の傲慢さに目を覚ませと冷水を掛けられた気分です

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    2026年04月21日
  • 春にして君を離れ

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    幸せな家庭の主婦、ジョーン。バグダッドまで娘に会いに行っていたが、帰る時になって天候不順のため足止めをくらってしまう。有能な主婦としてあくせく生きてきたジョーンは、そこで自分の人生を振り返ってみると…

    ジョーンがどんな人物か前情報を入れた上で買っていたんだけど、自分も子持ち主婦なので、読むのが怖くて積読してた。ちょっと気分が明るくなってきたところで読み始まったら、もう読むのが止められない。ジョーンには共感しないけど、自分も同じことやってんじゃないかと不安に襲われる。

    そしてラストもすごい。もうさすがアガサ・クリスティー。みんな読むべき。

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    2026年04月21日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    面白い!
    たくさんの主人公がいる!
    フラグと伏線を張り巡らしていてピアノを弾いたことない自分でも楽しく読めた。下を読むのが楽しみだけど読み終わりたくない。

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    2026年04月21日
  • 吾輩は猫である

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    「文学作品だから笑えない」なんてこと、ありません。

    私は電車の中で読んで、吹き出しそうになって困りました。

    ネコ踊りとか、空き巣に遭遇しちゃった奥さんの言い分とか。

    肩の力を抜いて読める文学作品です。

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    2026年04月21日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    美術館に行って、絵を見た時に何となく惹かれて目が離せない、でも何でだろう。と思うことがよくあった。この作品はそれに言葉を灯してくれている気がする。多くは語りすぎず、少ない言葉でふっと腑に落ちて、自分で考えれるような。

    つぎに美術館に行ったら、周りの人にもこんな物語があるのかもしれない、と美術館に行くのが楽しみになる本だった

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    2026年04月21日
  • ランペシカ

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    映画を見てるような、情景が、緊迫感が、切なさが場面ごとにあって、ヤイレスーホの、ランペシカの、チポロの、オキクルミさえも、揺らぎ悩み立ち止まる。それぞれの心境に転々としながらも、みんな繋がっているんだなと、大きな広がりで終わった感じがする。
    自分のすぐ近くにも、見守って寄り添っていてくれるのかも、、、

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    2026年04月21日
  • アルプス席の母

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    野球部の親ってどのスポーツより干渉が凄いと思ってたけど、親ってこういう気持ちだよなと感じる場面がたくさんある

    ぜひデビュー作の「ひゃくはち」も面白いから読んで欲しい。早見和真さんの作品は、いわゆる“脇役”に該当する登場人物を“主役”に変えるから面白い。

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    2026年04月21日
  • 海と毒薬(新潮文庫)

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    ネタバレ

    再読。神を持たない日本人の良心のあり方が描かれている。神なきがゆえに、罪を罪として拒絶することもなく、罰を受けることもないかわりに救いもないような。アメリカ人の捕虜を生体解剖して殺した、そのことへの呵責に苛まれる勝呂はまだ良心があって、罪の呵責を背負って生きている。彼にはまだ救いがある気がするけれど(その救いは描かれてはいないけれど)、全てに無感動で己の出世のことしか考えないような医師たちには何があるんだろうか。呵責の念の起きない戸田は戸田で、何も感じない自分を不気味に感じ、勝呂がうらやましいのだと思う。寂寞とした海鳴り。
    作品冒頭では、腕は良いが機械的で人間味を感じさせない変わり者として登場

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    2026年04月21日
  • ブレイクショットの軌跡

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    物語を読んでいる最中は当然だけど俯瞰して物語を観察できる。けれど、もし自分の身に何か起こったとき、果たして正しく決断ができるだろうか、考える程に背筋が寒くなる感覚が。

    父子の会話やお互いへの思い、夢、自信とはなんぞや? 
    突き刺さるものが多い1冊でした。

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    2026年04月21日
  • 大黒屋光太夫(上)

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     白子廻船の船頭頭職を世襲する大黒屋の婿養子となった光太夫は沖船職の役目を引き受け、その航海の途中に見舞われた暴風雨によって、遭難してしまう。絶望的なサバイバルの中、ほとんど奇跡のような形でロシアへと漂着することになった光太夫たちだったが、極寒のロシアを彷徨う中でひとり、またひとりと倒れていき……。

     ということで本作の主人公は、ロシア使節のラクスマンによってロシアから日本に送還されてきた船頭大黒屋光太夫の数奇な人生を描いた一冊です。抑制された文章の隙間から立ち上がってくる漂着劇の壮絶さと絶望的な状況にあっても決して日本へ帰りたい、という思いを捨てなかった光太夫の強い意志が魅力的でした。

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    2026年04月21日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 オバケに夢を食べられる!?

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    ネタバレ

    悪夢を見させているオバケはもっと凶悪なやつかと思いました。バク可愛い!金木犀の匂いがいい夢の匂い、ロマンチックで素敵だなぁと思いました。

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    2026年04月21日
  • 内科・オバケ科 ホオズキ医院 SOS! 七化山のオバケたち

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    ネタバレ

    キツネの親子の物語が切なくて、魂としてだけど会えてよかったです。まさかのカビが原因だったとは!驚きました。

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    2026年04月21日
  • プリズンホテル 1 夏

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    心が洗われる作品。

    任侠団体が取り仕切るホテルを利用するさまざまな人の心を動かしていく。
    素っ頓狂なことばかりだが、人情にあふれ、心がすっと軽くなるようなストーリー展開がとても面白い。

    暴力的な描写が多く、令和の世では嫌厭する人が多いかもしれない。

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    2026年04月21日
  • 言語化するための小説思考

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    思ったよりしっかり〝小説の書き方〟について書いてあって驚いた。なにを書くか、どう書くか、小説の価値はどこにあるか。全ての視点がおもしろかった。

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    2026年04月21日