小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレすごく良かった。実際に、そしてどこにでもいるように思える登場人物の思いや人生観を軽やかに切り取って、さらに1つの物語にしていくことの凄さ。
回復魔法をかけられてるみたいな小説で、元気が出てきた。そうだ、平凡な暮らしをしている私のなかにもドラマや思いがあって、それをわかってくれたような感覚になったのかもしれない。
物語に出てくる登場人物は、どこか世間の「らしさ」から外れている、または世間の「らしさ」どっぷりだけどそんな自分を見つめ直さざるを得ない人たち。
時田翼はなよなよしてる32歳の農協職員だが、内面にはやりたくないこと、やるべきでないことをしっかり持ってる、存外芯の強い男に見える。
自分の -
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上下巻を通して特に印象に残ったのが、「百人斬り競争」についての考察です。
私は昔この話を聞いた時から、「あの繊細な日本刀で、しかも戦場で百人も斬れるものだろうか」と疑問を感じていました。
山本さんは実際に従軍した経験をもとに、当時の戦場の実態や日本刀の特性を挙げながら、その疑問を理路整然と説明されています。感情ではなく、経験と論理によって語られているので、とても納得できました。
そして何より心に残ったのは、「百人斬り競争」の記事がもたらした悲劇です。
一度報じられた内容は、多くの人に事実として受け止められ、その後も大きな影響を及ぼしました。山本さんの考察を読みながら、報道が人の人生や運 -
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一人暮らしだから薬味とかの香味野菜栽培してみるのってありだなって思った。普通に節約にもなるし。
あといちばん印象的だったのは「会社は給料、仕事内容、人間関係、この3つのどれかひとつでと良ければ続けられるけど、全部がダメなら精神が壊れるからやめたほつがいいって」っていう言葉。正直言ってしまえば就活してる今この3つ全て満たすところなんて難しいよなあって。どこかは妥協しないとって自分の中で思ってたから、この3つのうちどれか2つを満たせば上出来なのでは?って思った。人間関係に関しては働いてみないとわかんない部分も大きいと思うけど。
そして最後の後書きで書いてあったことでも印象的なものがひとつあった。 -
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「早朝始発の殺風景」に似て、複数の短編集が時折重なりながらお話が展開されていくという構成。
高校の時にこの本を知り、関西に引っ越したら読むと心に決め、いざ関西に引っ越して阪急神戸線ユーザーの一人として読んだ。私としても仁川や宝塚、西北など共感できる話題も多くあったが、今津線ユーザーにはたまらない本だろう。
特に面白いと感じたのは、高校生の話す彼氏の話や、武庫川中洲の「生」オブジェの話など、ところどころ現実と交差している点。この本を通して阪急今津線のさらなる魅力を感じるとともに、ぜひ神戸線verの「阪急電車」も出版されることを強く願う。
電車に乗る際、何の気なしにスマホを触ってしまっている -
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隕石衝突で人類滅亡?どうやってもSF色になるやん。
凪良ゆう先生と担当編集さんならどう作り上げるんかな?と思いながら、
普段なら絶対手に取らない設定の小説を凪良ゆう先生の大ファンだから読まなきゃという使命感で手に取りました。
結果、大ハマリ。大感動。有り得ないほどの読書体験。もはやアトラクション。でした。
この世の不条理を受け入れ、歪ながらも形になる。
滅亡しないからこそ諦めていた本当に欲しいもの、やりたいこと、なりたい自分が、滅亡という大ショックな未来がキーとしてどんどん湧き出てくる。
もちろん世界はそうなるよな、うんうん。
ただ、そうなるにも理由があるよな、わかる。
あーーそういう解 -
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老いに対して如何に支え合うかという普遍的な課題、時代は変われども、江戸時代も現代と同じ悩みや葛藤を持ちながら、介護看護に取り組んでいたんだと教えてくれるストーリー。
仕事とは言え、他人の介護看護には親身になって尽くすのに、自分の母親には素直になれない主人公の葛藤、現代も変わらないのではないかと、共感してしまった。
武家時代の忠孝という規範の縛りがあるとは言え、親の介護看護に疲弊し、家族関係が崩壊しかける描写は、制度や仕組みが新しくなった今の時代の「老老介護」や「手厚くならない介護職」の問題に対して何も変わっていないのだな。
介抱人の仕事を通して、死に向かう時間に寄り添い、老いの豊かさに少し -
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ネタバレ「西の魔女が死んだ」は私が大好きな本で何回も読んでいます。何回も読んでいるのにラストシーンでは必ず泣いてしまいます。
おばあちゃんのしている田舎の暮らしにもすごく憧れます。読んでいるだけで自分もスローライフを味わってるようで心が穏やかになるようで癒されます。
この作品集は「西の魔女が死んだ」の他に、その作品に出てくる登場人物のアナザーストーリーの短編も入っており、本編を読み終わった後もより味わい深く楽しめます。短編は短いですがどれもこころがほっこりと温かくなるようなお話で素敵でした。とくに最後の「かまどに小枝を」は、孫を思う大きな愛と温かな気持ちと切なさもあり、短編の中で一番心に残りました。 -
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