ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • イクサガミ 天

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    出版区で今村先生の出てる回を見て納得した
    スラスラと読める文章、読みやすさ、歴史をそこまで知らなくても楽しい
    漫画で言うとキングダムを読んでる感覚に違い

    登場人物が史実に基づいた人もいるし、Netflixでドラマ化された意味もわかる

    またすごい作品に出会ってしまった。感謝

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    2025年11月24日
  • 赤い月の香り

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    文字から香りのする「透明な夜の香り」に続き、静謐な色と香りの描写が美しい

    新月から満月への月の満ち欠けと並行して少しずつ追い詰められていく主人公に感情移入し、怒りや執着、自分と向き合い赦すことについて考えた

    小瓶に永遠に保存したい隠れ家のような本

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    2025年11月24日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    京都が舞台。
    家庭の事情で医局長の座を退き地域の終末期医療を主に行う病院に勤めるマチ先生。
    妹を病で亡くした経験から、医者は神ではないし、医療に限界があるが、それでも努力をすることが大切だと学ぶ。確かな医療技術と、冷静な判断力持ち、患者一人一人に向き合って心ある会話をかわす。
    彼を取り巻く温かい人間関係が読んでいてとても心地がいい。(大の甘党という人間臭さも良い。)
    まさにトランキライザー。優しい医療系小説。
    最近続巻がでたらしい。早く読みたい。

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    2025年11月24日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    前からタイトルが気になっていて、ようやく読むことができた、町田 そのこさんのデビュー作品で、5編の連作短編集。

    『52ヘルツのクジラたち』や『宙ごはん』、『星を掬う』同様に心にズキズキと突き刺すような描写が多いけれども、決して嫌な読後感にならないのが、魅力の作家さんです❗️

    また『うつくしが丘の不幸の家』のように、少しずつ物語が繋がっていて、読後にはこう繋がっていたんだと、ちょっと驚いてしまうのも魅力のひとつではないでしょうか⁉️

    個人的に好きな話しは、『波間に浮かぶイエロー』と『溺れるスイミー』ですが、特に『波間に浮かぶイエロー』は群を抜いてお気に入りの作品です❗️

    時々読み返したい

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    2025年11月24日
  • クワトロ・フォルマッジ

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    複数視点で物語を描いていて,きれいに伏線を回収したなーとすっきりした本でした.
    意外性がいくつかあってアクセントが効いてましたね
    読んでるうちにピザが食べたくなりました

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    2025年11月24日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

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    今までありそうで(あったかもしれないが)見つけられていなかったテーマ。いろんな分野の先頭を走る研究者が各々愛する論文を語るという、極めて興味深く面白かった本。各々の研究テーマが違うのはもちろん、各々の研究者の感性や語り口がそれぞれ全く違っていたのも面白かった。一般向けに少し噛み砕いてくれている人もいれば、専門用語もりもりで愛が溢れている人もいた。どちらも素晴らしいと思う。いわゆるオタク文化にも通ずるところがあると感じた。専門家から見た「私見を含んだ」サイエンス的エッセイは非常に面白かった。
    大学時代を振り返ると、論文を読むのは嫌いではなかったし、面白かったがやはりどこかタスクの一つになっていて

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    2025年11月24日
  • 星の子

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    信じるってなんだろう
    信じているものが怪しくても本人たちが満足して納得して幸せなら他の人があれこれ言う権利はあるのか
    信じることって悪いことなのか何を信じればいいのかそんなことを考えさせられる作品だった
    淡々と物語は進むが常に信じることについて問われている気がして悶々とした

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    2025年11月24日
  • 竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る

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    これは面白かった!ラノベコーナーに置かれてあるのがもったいないくらい
    内容についてはあまり言及できないが、読者は、ある「2つの違和感」を感じながら読み進めていくことになる。
    あとはぜひ、自分の目で真相を確かめてもらいたい。

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    2025年11月24日
  • キッチン常夜灯

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     文京区本郷、ビルやマンションが立ち並ぶ先の路地裏に、キッチン常夜灯(じょうやとう)はあります。開店は夜の9時、閉店は朝までです。
     オーナーシェフは城崎 恵(きのさき けい)さん、ソムリエは堤 千花(つつみ ちか)さん。二人で店を切り盛りしています。

     常夜灯には、例えば残業の挙句に終電を逃してしまったお客さんがやってきます。彼ら彼女らは疲れ果てて常夜灯にたどり着きます。そして夜中にもかかわらず飛び切りのフレンチを味わい、心も身体も癒すのです。夜遅くに入ってもラストオーダーに追い立てられることはありません。
     お客さんたちは、狭い店の中でお互いのことを見るともなしに見て、自分だけが独りぼっ

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    2025年11月24日
  • 暗黒館の殺人(四)

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    長すぎる。それでも、読めてしまった。それはひとえにシリーズとしての面白さ、そして「暗黒館」という舞台にのめり込まされたためだろう。
    一から読み進めてきたこの三週間、暗黒館に取り憑かれていたと言っても過言ではない。

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    2025年11月24日
  • 世界99 下

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    人間の汚い部分を、よくもここまで表現したなぁ、という感想。
    目を背けたいが、その汚い部分を、自分も含め、皆、何かしら持っているのは認めざるを得ないだろう。
    差別、優越感、周りへの呼応…
    卑しい、こんな人間になりたくない、と思いながら、一方で、自分の内に潜んでいる、それに似通ったものと対峙しながら読み進めることになる。
    図星だからこそ、気分が悪い。

    しかし、自分の内なる汚さに無自覚になるのは、一番危険なことだと思うから、この作品の、いやぁ~な気持ちになる箇所は特に丁寧に読み込む必要があるのかもしれない。
    “自分の力で、世界を素晴らしいものにしてやる” なんて思っている権力ある人たちは、自分の汚

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    2025年11月24日
  • ありか

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    親から子への愛だけでなく、人として生きる上での愛がたくさん詰まった物語だった。
    やっぱり瀬尾まいこ好き!と思わせてくれた本。
    辛くなったとき、心が疲れた時、この本に戻ってきたい。

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    2025年11月24日
  • 黒牢城

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    ネタバレ

    歴史関係に全く疎く、そのテの時代小説も避けてきた。ただ、本作はミステリ、米澤穂信、そして直木賞受賞ということで、読んでみるかぁと手に取った。
    時代小説特有の言い回し、序盤はやはり苦手だったけど、最初の事件が発生してからするすると読んでしまった。それぞれの事件もちゃんとミステリだし、気になっていた火鉢の描写もちゃんと伏線として回収されたし、さすが。明かされた真相、犯行理由がこの時代、背景ならでは。ミステリとしてだけでなく、作品として最高に面白かった。
    陳腐なことしか言えないが、黒田官兵衛の遺訓も心に残った。よもやこんな結末になるとは。言葉で表現できない自分の国語力が悔やまれる。残酷な時代に救いが

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    2025年11月24日
  • 国宝 上 青春篇

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    1964年元旦、俠客たちの抗争の渦中で、この国の宝となる役者は生まれた。
    男の名は、立花喜久雄。

    侠客の家に生まれながらも、その美貌を見初められ、
    上方歌舞伎の大名跡の一門へ。

    極道と梨園、生い立ちも才能も違う俊介と出会い、
    若き二人は芸の道に青春を捧げていく。

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    映画が大ヒットしてて気になったから、
    ミステリー以外の分野を久しぶりに読んでみた。

    めちゃよかった。
    読み始めた時は、名前がいろいろと出てきて、誰?誰?ってなったけど、わかれば読みやすく、物語の進み方も真横で自分

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    2025年11月24日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    これも有名な一冊。ミステリーに興味あるなら早めに読んでおいた方が良いと思います。トリック的にも。

    途中からもしやと思ったがやはり。文章だからこそ面白いので映像にしたら魅力半減でしょう。麻雀シーンは一回手止めてくれと思うなど。
    キャロライン姐のその後を思うとちょっと複雑。

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    2025年11月24日
  • アフターブルー

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    冠婚葬祭業に就いていた事があるので、その業界の世界観みたいなものは細かな描写で伝わればと思う。
    突然大切なものをなくした喪失感から、気持ちの移り変わりを優しく表現されている作品。

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    2025年11月24日
  • 世界は五反田から始まった

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    ネタバレ

    五反田から戸越銀座にかけての昭和の初めから戦後に至るまでの街の歴史と、それにまつわる筆者の家族(筆者の祖父は外房から出てきて小さな工場を作り上げた)の歴史。
    筆者が私と同世代であるためか、親や祖父母に聞いた話が同じ(焼け跡には早く戻って杭を打つべし、とか)。
    五反田を離れるが、国際基督教大学は中島飛行機の工場が米軍に接収されたその跡地にできた(建物の一部は中島飛行機のものをそのまま使っている)、というのには驚いた。
    五反田かいわいに興味のある人や、私と同年代の人は読むべし。
    筆者はあの「転がる香港に苔は生えない」の人。

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    2025年11月24日
  • 拷問依存症

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    櫛木さんの依存性シリーズ4作目は今までで一番残酷でした。怖かった!でもストーリーは面白くて一気読みでした。伏線も回収されるし、どんでん返しもあり、満足です。

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    2025年11月24日
  • 密室殺人ゲーム2.0

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    飛車角落ち読破済み

    前作同様、奇想天外なトリックに度肝を抜かれる
    見事な推理を披露するがまだ先が!

    一般的なミステリーは
    誰が?何故?どうやって?を推理するが、この小説はどうやって?のみに集中して読者と考えられる。

    ぜひおすすめします!

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    2025年11月24日
  • リカバリー・カバヒコ

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    やはり青山さんの本、一気読み。読みやすく伏線もばっちり回収されます。人間誰しもが持つ、負の感情、それをいかに良い方へ回復させるか、上手な解決法を優しく教えてくれる本。カバヒコLOVE。

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    2025年11月24日