ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • バウムガートナー

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    ポール・オースター最後の小説、と身構えて読み始めてしまったが、4321に続く希望と瑞々しさが感じられて爽やかな読後感。もう新作が読めないのは本当に残念だけれど、ありがとうと心から言いたい。

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    2026年07月29日
  • 本日は大安なり

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    面白かった!
    辻村さんの作品はやっぱり読み進める手が止まりません。
    ウエディングプランナーという職業、とても素敵だと思いました。
    自分にはまだその経験がないですが、結婚、そして結婚式という多くの女性が憧れる人生の一大イベントにかける思い、プライド、プロ意識…自分もいつかその時が来たらそういったものを持ち合わせたプランナーさんに出会いたいです。
    登場人物全員がどこか愛おしく、人間らしくて。これからの幸せを願わずにはいられません。

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    2026年07月29日
  • 想像ラジオ

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    ネタバレ

    東日本大震災がもとになった話だった。最初はただのラジオ番組を聞くみたいな感じなのかと思ったら、死者の人たちのラジオだった。死者が届けたい想いと生者が想っていること、通じることはないかもしれないけど、想像することはできる。死んだ人は生きている人に想像されることで死者として存在できるのなら、生き残った人は想像しながら、よりよい未来を作らないといけないな。

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    2026年07月29日
  • 青くて痛くて脆い

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    ネタバレ

    読み終えたあと、タイトルの意味が胸に残りました。

    前半は主人公・楓の視点だけで物語が進むため、私自身も自然と彼に共感していました。しかし後半、その視点が覆された瞬間はかなり衝撃的でした。

    特に印象に残ったのは、「人は人を、間に合わせに使う」という言葉です。

    人は誰もが、自分の見たいように相手を見てしまう。だからこそ、誰かに傷つけられたと思ったときには、自分自身も振り返る必要があるのかもしれません。

    青春は決して爽やかなだけではなく、痛くてもろいもの。その痛みまで含めて青春なのだと感じました。

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    2026年07月29日
  • あの日、君は何をした

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    「あなたが殺したのは誰」がとても高い評価だったので気になって読みました!面白すぎて一気読みでした。
    焦点が当てられたのは殺人犯と間違われた中学生とその家族から始まり、その15年後、不倫相手を殺した容疑者家族へと移っていき、してやられたという感じでした。
    ある意味、母は強いんだなと思いました。

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    2026年07月29日
  • 巡礼の家

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    共に悲しみ、共に苦しむ心。共に生きている者への思いやり。
    感性が揺さぶられるとても優しい物語でした。

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    2026年07月29日
  • わたしのマトカ

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    ますますフィンランドに行きたくなった。
    ガイドブックとはまた違ったフィンランドの魅力が詰まっている本。
    文章が面白くて読みやすいし、読んでいるうちに自分もフィンランドを旅しているみたいな気分になって、一気に読んでしまった。
    恥ずかしがり屋だけど、とても温かいフィンランドの人たちもとても魅力的だし、片桐はいりさんがまた素敵なんです。
    片桐さんの他の本も読んでみようと思った。

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    2026年07月29日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    ネタバレ

    すごく良かった。実際に、そしてどこにでもいるように思える登場人物の思いや人生観を軽やかに切り取って、さらに1つの物語にしていくことの凄さ。
    回復魔法をかけられてるみたいな小説で、元気が出てきた。そうだ、平凡な暮らしをしている私のなかにもドラマや思いがあって、それをわかってくれたような感覚になったのかもしれない。

    物語に出てくる登場人物は、どこか世間の「らしさ」から外れている、または世間の「らしさ」どっぷりだけどそんな自分を見つめ直さざるを得ない人たち。
    時田翼はなよなよしてる32歳の農協職員だが、内面にはやりたくないこと、やるべきでないことをしっかり持ってる、存外芯の強い男に見える。
    自分の

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    2026年07月29日
  • 私の中の日本軍 下

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    上下巻を通して特に印象に残ったのが、「百人斬り競争」についての考察です。

    私は昔この話を聞いた時から、「あの繊細な日本刀で、しかも戦場で百人も斬れるものだろうか」と疑問を感じていました。

    山本さんは実際に従軍した経験をもとに、当時の戦場の実態や日本刀の特性を挙げながら、その疑問を理路整然と説明されています。感情ではなく、経験と論理によって語られているので、とても納得できました。

    そして何より心に残ったのは、「百人斬り競争」の記事がもたらした悲劇です。

    一度報じられた内容は、多くの人に事実として受け止められ、その後も大きな影響を及ぼしました。山本さんの考察を読みながら、報道が人の人生や運

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    2026年07月29日
  • 三千円の使いかた

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    一人暮らしだから薬味とかの香味野菜栽培してみるのってありだなって思った。普通に節約にもなるし。
    あといちばん印象的だったのは「会社は給料、仕事内容、人間関係、この3つのどれかひとつでと良ければ続けられるけど、全部がダメなら精神が壊れるからやめたほつがいいって」っていう言葉。正直言ってしまえば就活してる今この3つ全て満たすところなんて難しいよなあって。どこかは妥協しないとって自分の中で思ってたから、この3つのうちどれか2つを満たせば上出来なのでは?って思った。人間関係に関しては働いてみないとわかんない部分も大きいと思うけど。

    そして最後の後書きで書いてあったことでも印象的なものがひとつあった。

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    2026年07月29日
  • 流星の絆

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    あまりにも有名なのであらすじは省略。

    スリリングかつ、面白さもあって
    それでいて読む手が止まらない。

    ラストスパートに向けての
    警察、有明兄妹の動き、戸神一家の出方…
    全てが釘付けになりました。

    読んでる途中で、東野圭吾さんの死去がニュースで出た時は驚いたな…

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    2026年07月29日
  • 阪急電車
    小説・文芸

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    「早朝始発の殺風景」に似て、複数の短編集が時折重なりながらお話が展開されていくという構成。

    高校の時にこの本を知り、関西に引っ越したら読むと心に決め、いざ関西に引っ越して阪急神戸線ユーザーの一人として読んだ。私としても仁川や宝塚、西北など共感できる話題も多くあったが、今津線ユーザーにはたまらない本だろう。

    特に面白いと感じたのは、高校生の話す彼氏の話や、武庫川中洲の「生」オブジェの話など、ところどころ現実と交差している点。この本を通して阪急今津線のさらなる魅力を感じるとともに、ぜひ神戸線verの「阪急電車」も出版されることを強く願う。

    電車に乗る際、何の気なしにスマホを触ってしまっている

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    2026年07月29日
  • チップス(上) ハゲタカ6

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    新刊が出ることも知らず、ハゲタカを1から読み直していた。
    本屋でたまたま続編が出たことを知った。

    私は今まで、過去の作品としてハゲタカに触れてきた。そこで描かれていることも「かつてあった事象に近似的な出来事」として読んでいた。

    しかし今回はタイムリーな感覚で本作に触れることができた。

    初の女性総理大臣
    思いつきで動くアメリカ大統領
    緊張感のある米中関係

    それらがとても肌感覚を伴って流れ込んでくる。

    初めてのハゲタカ体験だった。

    ストーリーの感想は下巻を読み終わってから振り返ることとする。

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    2026年07月29日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    隕石衝突で人類滅亡?どうやってもSF色になるやん。
    凪良ゆう先生と担当編集さんならどう作り上げるんかな?と思いながら、
    普段なら絶対手に取らない設定の小説を凪良ゆう先生の大ファンだから読まなきゃという使命感で手に取りました。

    結果、大ハマリ。大感動。有り得ないほどの読書体験。もはやアトラクション。でした。

    この世の不条理を受け入れ、歪ながらも形になる。
    滅亡しないからこそ諦めていた本当に欲しいもの、やりたいこと、なりたい自分が、滅亡という大ショックな未来がキーとしてどんどん湧き出てくる。

    もちろん世界はそうなるよな、うんうん。
    ただ、そうなるにも理由があるよな、わかる。
    あーーそういう解

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    2026年07月29日
  • 銀の猫

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    老いに対して如何に支え合うかという普遍的な課題、時代は変われども、江戸時代も現代と同じ悩みや葛藤を持ちながら、介護看護に取り組んでいたんだと教えてくれるストーリー。

    仕事とは言え、他人の介護看護には親身になって尽くすのに、自分の母親には素直になれない主人公の葛藤、現代も変わらないのではないかと、共感してしまった。
    武家時代の忠孝という規範の縛りがあるとは言え、親の介護看護に疲弊し、家族関係が崩壊しかける描写は、制度や仕組みが新しくなった今の時代の「老老介護」や「手厚くならない介護職」の問題に対して何も変わっていないのだな。

    介抱人の仕事を通して、死に向かう時間に寄り添い、老いの豊かさに少し

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    2026年07月29日
  • すべてが円くなるように

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    表紙がフェルメールの絵
    青いターバンの少女とパールのイヤリング
    これだけでも綺麗
    そしてパールつながりの7つの短編
    どの作品も情景が目に浮かぶ
    センスと異国のエスプリを感じる

    最初のフェルメールとの約束が
    一番好き
    手に入らないチケットを譲ってくれた
    エルミタージュ美術館のツアーガイドをしていたコンシェルジュの女性
    故郷を離れ
    アムステルダムで生きていく
    何だかキリッとした覚悟が感じられる
    ラストの描き方 余韻が感じられる

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    2026年07月29日
  • 西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集

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    ネタバレ

    「西の魔女が死んだ」は私が大好きな本で何回も読んでいます。何回も読んでいるのにラストシーンでは必ず泣いてしまいます。
    おばあちゃんのしている田舎の暮らしにもすごく憧れます。読んでいるだけで自分もスローライフを味わってるようで心が穏やかになるようで癒されます。

    この作品集は「西の魔女が死んだ」の他に、その作品に出てくる登場人物のアナザーストーリーの短編も入っており、本編を読み終わった後もより味わい深く楽しめます。短編は短いですがどれもこころがほっこりと温かくなるようなお話で素敵でした。とくに最後の「かまどに小枝を」は、孫を思う大きな愛と温かな気持ちと切なさもあり、短編の中で一番心に残りました。

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    2026年07月29日
  • 本日は、お日柄もよく

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    良い!

    ストーリー的には捻ったところもなく、原田マハさんの文体が軽妙で、何よりも!文章を扱う仕事を取り上げているだけに、小説を書いてみたいと思ってる私としては、何度もパタンと本を閉じて、考えを巡らせる事の多い本でした。

    私も本に、喜びや哀しみや怒りや恐怖で心を動かされた経験があるので、文章で人や社会を動かす、変えていくストーリーにものすごく共感出来ました。

    あー、いつかそういう文章が書けるようになりたいなあ。

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    2026年07月29日
  • 新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士4

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    まさに息をつかせぬほどの展開。
    女官長カリンが真実を話す場面は特に大好きな場面で何度も読んだ。
    ドラ将軍、ナルサスたちの忠義とウォルを1人の人として信用し、認めていることが伝わる場面が多々ありそこにも感動する。
    ウォルが国王からただの1国民に戻れる、リィとイブンと一緒にいる時の空気感もとてもいい。
    とても苦しい状況が続くが、登場人物が生き生きと描かれていてちょっとした会話にもクスッと笑えたり、ふっと気が抜ける場面もあったりしてそのバランスがとてもよく、とにかくみんな大好きだ!と声を大にして言いたい。

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    2026年07月29日
  • 世に棲む日日(一)

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    萩旅行にたまたま行くことになり、そこで吉田松陰ゆかりの地ということを知った。松陰神社や記念館を回ったものの、幕末の人というイメージしかなく、詳しいところがわかりかねたため、勉強したく購入。
    結果大満足。司馬遼太郎の作品は燃えよ剣以来で苦手意識があったが、こちらの方が読みやすく吉田松陰の為人がわかった。

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    2026年07月29日