小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレこれは、出版社にブラボー!です。
よくぞ上下巻に分けずに800ページを一冊にまとめてくれました。
だって、もう、止められないもの、続きが気になって。
主人公のかな子は、横濱で知らぬ者のない商家、檜垣澤家の当主の妾の娘。
両親に愛されて育ったが、8歳の時に母が火事に巻き込まれて亡くなったのをきっかけに、父のもとに引き取られる。
しかしその時には父は、卒中の後遺症で寝たきりになり、意思の疎通もままならない状態で、予後が良くなることなく父も亡くなった。
女中部屋住まいから、物置部屋へと少しずつ自分の居場所を広げていくかな子。
自分の居場所は自分で切り開かなければならない。
売れっ子芸者だった母が -
Posted by ブクログ
ネタバレ第二集は第一集と比べて変化していく日常の様があって読み終わったら第三集がすぐに読みたくなった。
特に心揺さぶられたのは先輩の結婚と退職の場面。お世話になっていた先輩がいなくなってしまうシーン。今までずっと三歩を叱っていた先輩が三歩は私が叱らなくても大丈夫って言うけど、三歩は先輩がいないとダメだと言う。この鈍臭い自分をわかってるけどどうすることもできない三歩とその様子を教育係でずっと見てた先輩のやり取りが切ない。
三歩の鈍臭さを二人称で見たらかなり腹が立つと思う。けれど、三歩がマイペースだからこその世界の見え方にすごく惹かれた。こんな見方ができたらもだと楽しく毎日過ごせるだろうなって思わせて -
Posted by ブクログ
【短評】
「第13回日本ファンタジーノベル大賞」に輝いた畠中恵による時代小説。
江戸に大店を構える廻船問屋兼薬種問屋「長崎屋」の跡取り息子・一太郎は、「妖」に縁がある。どういう訳か、病弱な彼の周囲には妖が集い、手代の佐助と仁吉をはじめ、あれこれと甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。そんななか、江戸の町を「薬種屋殺し」が横行し始めーーという物語。
長大なシリーズであることは承知していたが、左もありなん、屋台骨である第一作は流石に面白かった。良質な落語を効いているような軽妙さで以て、江戸の町を活き活きと描写しており、町人になった気分で読書に浸ることが出来た。文章が非常に達者かつ流麗であり、時代掛かっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ再読本、雪穂と亮司がおぞましすぎる、そこまでするか?!という感じだったが、でも実際世の中にこういう人もいるんだろうな、幼少期にそんなことがありながらも運命に抗って自分の人生の舵取りをし(時には自分の意に介さない相手を良くない手を使って懐柔させたり)着実に理想の人生を歩んでいく雪穂の原動力みたいなものは何なのか、誰しもを虜にするほどの魅力はどこで身につけたのか、など心情が書いてない分、この物語のことを自分であれこれ想像したりより楽しめた、発売当時に購入したがドラマも始まり途中までしか読んでいなく、まさに傑作だと思う、私の中でもベスト1かな
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