あらすじ
藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。
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Posted by ブクログ
臨場感がたまりません!
ありえない設定に思えながら、現実を感じさせる描写の秀逸さ。先が分からない恐怖、追われる恐怖、味方も敵も分からない恐怖。
読みながらゾクゾクさせられました。
ラストはもっと知りたい!となりましたが、あの終わり方も著者ならではの腕。
ハズレがない作家さんですね。
Posted by ブクログ
面白くて400ページくらいあるのに一気に読み終わってしまった。
所々に不吉な感じが出てて続きが気になりどんどん読んでさまう。
昔読んだバトルロワイアルをちょっと優しくした感じかなって思った。
ただちょっと設定に無理があるかなと思った。
いくら何でも日本から海外の移動は気付くだろう…
蛇を集めるのも大変そうだし…
それにあの金額は安すぎる。
Posted by ブクログ
この作品は1番好きです!
この本は自分も冒険体験ができると思います
未知の世界で目覚め
不安と恐怖が常につきまとう
サバイバルゲームを強いられ
頭を使わないと死につながる
何がどうなっているのか?
運や仲間、チーム戦に
どう進むべきがベストなのか
かなり昔に、ロールプレイゲームの先駆けとしてアドベンチャーブックがありました。
読んでいくと選択を迫られ、選んだページに進み
選択を間違うと死んでゲームオーバーになるというモノ
ドキドキワクワクしながら
ハマった事を思い出しました。
ぜひ冒険サバイバル好きの方に読んで欲しいです!
Posted by ブクログ
手に汗握る広大な土地を使ったデスゲーム。サバイバル要素もあり、ハラハラした場面が多く、ドキドキしながら読み進めた。終盤のいつ襲われるかわからない追跡劇は心底怖かったです。だれが怪しいかはなんとなく藍かなとは思っていたが、義眼を使ったカメラマンだとは思わなかった。満足感のある一冊でした。
Posted by ブクログ
身に覚えのない場所で目覚める主人公たち。壮大な自然を舞台に、狡猾に仕組まれたデスゲームに巻き込まれる。
文庫本のダブルカバーを飾るちょっと安直とも思われるポップ…
『こわい、コワイ、怖い、でもでもでもでも超超超面白い!!!』
『絶対絶命!死の鬼ごっこ!』
『アドレナリン全開のバトルロワイヤル!』
…でもホントその通りだった(汗)
めっちゃ怖いんだけど、殺るか殺られるかの痺れる心理戦とか、駆け引きが超超超面白かったw
追跡劇は息が詰まりそうな展開で心臓バクバク。
こんな緊迫した状況のなか、サバイバル生活での食糧事情がエグい。最初はお馴染みのバランス栄養食が与えられるが、それが尽きたら自給自足で自分達でなんとかしなければならない。
植物、小動物、爬虫類、両生類、虫…。そのうちまともに調理なんかも出来ず…そのあたりのリアルな食事シーンの描写にゲンナリ。。
ゲームを仕組んだ謎の組織の設定に、若干の粗さを感じたが、スリル満点で全体的に楽しめた。本編が血みどろな感じなのに、エンディングの哀愁漂う余韻が、色々と思索を促すような幕切れだった。
Posted by ブクログ
なぜ映画化されないんだ〜…いや、分かるけど。
もったいない。本当に怖いエンタメだ。
映像がありありと頭に浮かんでくるような描写力。
あいつが迫ってくる緊張感、寝てる間に見つかるかもという恐怖。
主人公の絶妙なメタ感が少しの安心感を与えてくれる。最高の精神状態で一気読みしてしまう。
これきっかけでデスゲーム系小説を読み漁りました。
Posted by ブクログ
サバイバルホラー。とても面白かった
主人公は目が覚めるとゲーム機を片手に荒野にいた
ゲームを着けるとルール説明があり、何か大きな渦に巻き込まれていく
まず設定が面白く最初から引き込まれた
そこから飢えや危険生物のみでなく追い込まれた人間たちの恐ろしい行動の描写に読む手が止まらなかった
貴志祐介の本は初めてだったが、こういった設定が面白い本が多いとのことで、他も読んでみたいと思う
Posted by ブクログ
はじめから最後まで、ぐんぐん引き込まれて一気読み。
主人公とパートナーに終始フォーカスしているため、途中で別れた仲間と再会したときなど、誰だっけこの人?となった。
物語全体のデスゲームの雰囲気がよく伝わり、ハラハラしながらも、どうなっちゃうの!?と止め時をなくす面白さだった。
結局、藍の正体やゲームの詳細が明かされることはなかったので、いつかそこに踏み込んだ続編が出てくれたらなぁと思います。
Posted by ブクログ
過酷なデスゲーム。
参加する前の記憶が無い、ゼロサムゲームを匂わせるメッセージ、全員疑心暗鬼になってく感じが序盤から面白い。
全ての違和感が伏線につながりそうで何気ないシーンも気が抜けない。
後半は敵の位置が絶妙にわかるかわからないかの距離感でなんとか逃げ延びていく感じがすごく怖くて、主人公への感情移入、物語への没入感がえぐかった。
日曜日の夜中に読み終わったが怖くて寝れなくなってきつかったです(笑)
でも結末をしったうえで気づけなかった伏線を確認すべく2週目突入してます。そのくらい面白い。
Posted by ブクログ
デスゲームものという事もあり読み進める手が止まらなかったです。ハラハラ展開多めだけど恋愛やミステリー要素もあり、映像化(出来るかどうかは置いておいて、)しても見応えのある作品になるだろうなと思いました。
匿名
目覚めたら見知らぬ場所で、命をかけたサバイバルをすることになる。
誰が敵で誰が味方か、先の展開が読めず最後までドキドキでした。意外なオチみたいなのはなく、ゲームの運営への報いなどもなくちょっとモヤモヤしました。
Posted by ブクログ
ものすごく面白かった。
どんでん返しのようなものがあるわけではないが、インシテミルのような緊張感や恐怖があり、一つの物語として面白かった。
主人公の心情描写というよりかは作品全体としての構想としての面白さがあって、久しぶりにことでの作品を読んだからか新鮮な感じがした。
読後感も綺麗な終わり方だったと思う。
とてもいい作品だった。
Posted by ブクログ
デスゲームモノはあまり読まないけど最後まで楽しめた。
対比的に描かれてた狩りや食事シーンはゾクッとくる見事な表現。
伏線も少しずつ回収されていくのがよかった。
最後は少し寂しさもある終わり方。
Posted by ブクログ
ぞくぞくした。
結末に至るまでの不快感と光のない展開と、全てが終わってからの清涼感かつ後味に苦味が残る読後感が最高だった。
バトル・ロワイヤル系でも少し珍しい展開ではあった。
Posted by ブクログ
続きが気になって一気に読めた。最後どうなるんだろう?と思いながら読んでたけど自分の理解力では最後どういう意味なのか理解できず……。ただ物語自体は面白くて、食料どうする?どこに向かう?なぜここにいる?捕まるのか?等気になることが多すぎてハラハラしながらページをめくるのが楽しかった
Posted by ブクログ
デスゲーム系で楽しみながら一気に読める作品。
ゲームブックという懐かしい内容があったが、確かにアイテム欄とか分岐の選択とか変貌する敵など、ゲームブックを意識したエンタメだと思う。
Posted by ブクログ
昔に読んだ記憶があったのだけど、物語の構成も結末も全く記憶がなく、久しぶりの貴志作品を読みたくなり文庫を購入。手に汗握る展開の連続であっという間の一気読みでした。いわゆるゼロサムゲームに主人公が巻き込まれるパターンの物語ですが、自分もその世界にいるようにクリムゾンの世界が鮮やかにイメージでき、息詰まる展開にハラハラしっぱなしに。。
極上のエンターテイメントを体感できました。
Posted by ブクログ
ホラー小説、終始ドキドキして読んだしページをめくる手が止まらなかった。冒険小説にもミステリー小説にも思えたし、中盤からの食屍鬼のセリフ、文体が変わる部分ではこちらまで恐怖を覚えた。
「やがて、記憶は風化するだろう。言葉にならない思いが、あなたの胸を締めつける」
藍はこれからも永遠に組織に利用されると思うので、二人が会うことはないだろう。
それにしてもラストが切なすぎる。ホラー小説を題した作品が、こんなに切なくて淡いラストで終わることはあるんだろうか。
終盤まで数々のグロテスクな描写を目の当たりにしつつも、最後までゲームブック通りに小説を読み進めてしまう読者。噴水の近くで笑う藍を想像し、藤木に代わるように淡い思いを抱いてしまった。
Posted by ブクログ
4.5
読書が勝手に考察をしてしまう!
読みやすく、ページをめくる手が止まらない。
いつものように当然、私の考察は当たらない。
映画化されてもおかしくない!
続編も出来そうだけどなー
Posted by ブクログ
デスゲームだ…!面白かったです!
まず、舞台設定がちょっと不気味で、最初のあたりが一番怖かったかも。デスゲームってわりと屋内で行われることが多かったけど、屋外だったのがなんとなく珍しかったな。年代的なはこちらのほうが先だけど。人間を、グールにしたてていくやり方がなんか周到でえぐかった。食糧あったらそりゃ食べちゃうよ……。最後の真相は結局明かされないままではあったけど、もしかしてしんじゃったのかな…。
Posted by ブクログ
デスゲームと聞いていたのでドキドキしていたけど、サバイバル要素が強くて読みやすかった。
どうなるの?と気になって結局一日で読み終わってしまった。
貴志祐介さんの本はホラー苦手でも読みやすくて好きです。
Posted by ブクログ
生々しいけど面白い 非現実的なものをリアルに描けるのが貴志さんの魅力だと思いつつ、貴志さんの本はもっと好きなのがあるから1番とまではいかなかった。
引き込まれ突き放され
まるで映画を観ているかのように映像が次から次へと頭に浮かび、ページをめくる手が止まらなくなった。小説の醍醐味を堪能できた。最後だけが個人的には肩透かしのように感じて残念だった。
Posted by ブクログ
失業中の男が目がさめると深紅色の岩山が連なる大地だった...。携帯ゲーム機から出される何者か の指示でサバイバルゲームに放り込まれるという設定で、参加者が徐々に人間性を失っていく過程を描くのは流石に怖かったです。特に後半からの展開が圧倒的で、ページをめくるのを止められずあっという間に読みきってしまいました。
クリムゾンの迷宮
普段はサスペンス系を読むので、こういった物語は新鮮でした。現実離れした設定ではありますが、読み進めるごとに先が気になり、一気に読みきりました。
スリリングな展開が多く、ハラハラドキドキでしたが、結末があっさりし過ぎていたのが個人的には少しがっかりしました。
Posted by 読むコレ
再読。内容盛り沢山で、これぞエンターテインメント! な一冊です。
本作が特に素晴らしいのは、中だるみが全く無い所でしょう。
出だしのサバイバルはゲームのキャラを扱う感覚で少年心をくすぐられますし、それにも慣れてきた頃を見計らった様に作品の本当の狙いが見えてきます。
そしていよいよ終幕となった所から、今度は「実はここからが本番」とばかりにミステリ展開が待っているという。
本作の徹底した娯楽性の追求には、脱帽のうえ脱カツラです。
読み終えて、本作が主人公の物語の出発点でしかなかったと捉えた人は少なくない筈。
続編出して!
迷宮
タイトル通りの終わらせ方。
面白かったけど気になる点が解明せず満足は出来なかった。
私にはバッドエンディングでもなくグッドエンディングでもない。
コンティニューに思えた。
Posted by ブクログ
私事で恐縮ですが、仕事中、眠くなるとよく営業車を停めて昼寝をすることがあります。←
わずか15分くらいですが、起きると自分が一瞬どこにいるかわからなくなるときがあるのです。
目覚めて本書のようにバングルバングルだったらパニックになるでしょうきっと。
*
バングルバングルを検索すると、たしかに表紙のような風景が見られます。火星?!と思うのも不思議ではありません。
とにかく先が気になって一気に読み進めますが、途中で気がつきました。あ、読んだことあるやつだ…。
はい、久しぶりに楽しめました。
Posted by ブクログ
目を覚ました主人公の視界に広がる、深紅色の奇岩。その「深紅(クリムゾン)」は、やがてサバイバルの暴力と交錯し、血の深紅とも重なる。
昔観た映画「トータル・リコール」の火星の風景を思い出すような非現実的で異様な光景でした。
貴志祐介さんの『青の炎』『天使の囀り』と同時期の作品と思うと、現実と虚構の境界をあえて曖昧にしながら、人間の本能や恐怖を描いていた時期なのかな。
この作品は、私の苦手なゲーム的展開。
早く真相に辿り着かないかな、とこの「ゲーム」に潜む悪意の表現へのシフトに期待していましたが、むしろこれは展開そのものを楽しむタイプの小説なのだと思います。
仕組まれた舞台で、読者自身もゲームの一員として惑わされていく、そんな読み心地でした。
Posted by ブクログ
過酷で不条理なサバイバルゲームの顛末を描いた物語。
非現実的な設定ながらも、恐怖感の表現にリアリティが感じられ、筆力の高さが窺えます。
展開に緊張感や迫力もあり、主人公の一つ一つの選択に、ハラハラしながら読みました。
結末は賛否が分かれそうですが、とても印象的で個人的には気に入っています。