【感想・ネタバレ】クリムゾンの迷宮のレビュー

あらすじ

藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ? 傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された……」それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。『黒い家』で圧倒的な評価を得た著者が、綿密な取材と斬新な着想で、日本ホラー界の新たな地平を切り拓く、傑作長編。

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感情タグBEST3

購入済み

面白い。

ストーリー自体や結末には目新しさは特にないが、貴志作品独特の心理戦の迫力や表現のリアルさに引き込まれる。一気に読んでしまった。

1
2014年02月17日

Posted by ブクログ

読みやすく、すごく惹き込まれた。
グロテスクなシーンが多く、人怖な内容だった。
終わりが、続くような余韻を残している。

0
2025年10月14日

Posted by ブクログ

クラインの壺にも少しテイストが似ていて、楽しめました。読書の時間が幸せで、いつまでも読んでいたかった。続編希望したい

0
2025年10月08日

Posted by ブクログ

なぜ映画化されないんだ〜…いや、分かるけど。
もったいない。本当に怖いエンタメだ。

映像がありありと頭に浮かんでくるような描写力。
あいつが迫ってくる緊張感、寝てる間に見つかるかもという恐怖。
主人公の絶妙なメタ感が少しの安心感を与えてくれる。最高の精神状態で一気読みしてしまう。
これきっかけでデスゲーム系小説を読み漁りました。

0
2025年10月04日

Posted by ブクログ

サバイバルホラー。とても面白かった

主人公は目が覚めるとゲーム機を片手に荒野にいた
ゲームを着けるとルール説明があり、何か大きな渦に巻き込まれていく

まず設定が面白く最初から引き込まれた
そこから飢えや危険生物のみでなく追い込まれた人間たちの恐ろしい行動の描写に読む手が止まらなかった

貴志祐介の本は初めてだったが、こういった設定が面白い本が多いとのことで、他も読んでみたいと思う

0
2025年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

過酷なデスゲーム。
参加する前の記憶が無い、ゼロサムゲームを匂わせるメッセージ、全員疑心暗鬼になってく感じが序盤から面白い。
全ての違和感が伏線につながりそうで何気ないシーンも気が抜けない。
後半は敵の位置が絶妙にわかるかわからないかの距離感でなんとか逃げ延びていく感じがすごく怖くて、主人公への感情移入、物語への没入感がえぐかった。
日曜日の夜中に読み終わったが怖くて寝れなくなってきつかったです(笑)
でも結末をしったうえで気づけなかった伏線を確認すべく2週目突入してます。そのくらい面白い。

0
2025年09月02日

Posted by ブクログ

デスゲームものという事もあり読み進める手が止まらなかったです。ハラハラ展開多めだけど恋愛やミステリー要素もあり、映像化(出来るかどうかは置いておいて、)しても見応えのある作品になるだろうなと思いました。

0
2025年08月24日

Posted by ブクログ

タイトルと物語の設定が秀逸です。まるで別の惑星かと見紛うような場所でのサバイバルミステリー。面白すぎます。漫画化されており、漫画でも読みました。

0
2025年08月14日

Posted by ブクログ

単なるサバイバルかと思いきや、話が進むにつれて自分が置かれている状況が明かされていき、ホラー展開となっていく。夜中に一気読みしてしまった。超面白かった。

0
2025年08月02日

Posted by ブクログ

ふと目が覚めたら見知らぬ土地にいたところから始まるバトルロワイヤル。テンポよくグイグイページをめくらせる文章力はさすが。

0
2025年06月24日

匿名

ネタバレ 購入済み

目覚めたら見知らぬ場所で、命をかけたサバイバルをすることになる。
誰が敵で誰が味方か、先の展開が読めず最後までドキドキでした。意外なオチみたいなのはなく、ゲームの運営への報いなどもなくちょっとモヤモヤしました。

0
2025年04月04日

購入済み

おもしろい

以前知人に紹介されて一度読んでいるにもかかわらず
2回目でもしっかりと面白い
また忘れた頃に読み返したい作品です

0
2022年04月23日

Posted by ブクログ

続きが気になって一気に読めた。最後どうなるんだろう?と思いながら読んでたけど自分の理解力では最後どういう意味なのか理解できず……。ただ物語自体は面白くて、食料どうする?どこに向かう?なぜここにいる?捕まるのか?等気になることが多すぎてハラハラしながらページをめくるのが楽しかった

0
2025年11月24日

Posted by ブクログ

デスゲーム系で楽しみながら一気に読める作品。
ゲームブックという懐かしい内容があったが、確かにアイテム欄とか分岐の選択とか変貌する敵など、ゲームブックを意識したエンタメだと思う。

0
2025年11月19日

Posted by ブクログ

昔に読んだ記憶があったのだけど、物語の構成も結末も全く記憶がなく、久しぶりの貴志作品を読みたくなり文庫を購入。手に汗握る展開の連続であっという間の一気読みでした。いわゆるゼロサムゲームに主人公が巻き込まれるパターンの物語ですが、自分もその世界にいるようにクリムゾンの世界が鮮やかにイメージでき、息詰まる展開にハラハラしっぱなしに。。
極上のエンターテイメントを体感できました。

0
2025年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラー小説、終始ドキドキして読んだしページをめくる手が止まらなかった。冒険小説にもミステリー小説にも思えたし、中盤からの食屍鬼のセリフ、文体が変わる部分ではこちらまで恐怖を覚えた。
「やがて、記憶は風化するだろう。言葉にならない思いが、あなたの胸を締めつける」
藍はこれからも永遠に組織に利用されると推察されるので、二人が会うことはないだろう。しかし、貴志祐介さんの著すバッドエンドは、ただのバッドエンドじゃない。いつも私たちをなんとも言えない気持ちにさせてくれる。
それにしてもラストが切なすぎる。ホラー小説を題した作品が、こんなに切なくて淡いラストで終わることはあるんだろうか。
終盤まで数々のグロテスクな描写を目の当たりにしつつも、最後までゲームブック通りに小説を読み進めてしまう読者。噴水の近くで笑う藍を想像し、藤木に代わるように淡い思いを抱いてしまった。それは私だけではないと思う。

0
2025年11月10日

Posted by ブクログ

4.5
読書が勝手に考察をしてしまう!
読みやすく、ページをめくる手が止まらない。

いつものように当然、私の考察は当たらない。
映画化されてもおかしくない!
続編も出来そうだけどなー

0
2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

デスゲームだ…!面白かったです!
まず、舞台設定がちょっと不気味で、最初のあたりが一番怖かったかも。デスゲームってわりと屋内で行われることが多かったけど、屋外だったのがなんとなく珍しかったな。年代的なはこちらのほうが先だけど。人間を、グールにしたてていくやり方がなんか周到でえぐかった。食糧あったらそりゃ食べちゃうよ……。最後の真相は結局明かされないままではあったけど、もしかしてしんじゃったのかな…。

0
2025年09月09日

Posted by ブクログ

デスゲームと聞いていたのでドキドキしていたけど、サバイバル要素が強くて読みやすかった。
どうなるの?と気になって結局一日で読み終わってしまった。
貴志祐介さんの本はホラー苦手でも読みやすくて好きです。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

広大な砂漠地帯を舞台にボードゲームのように進んでいくサバイバルホラーの小説でした!

ゲームが好きなのでこういった形式の本は非常に好みです。

大きなトリックとかは無いけど、読みやすくて面白い本でした!

人は飢餓の極限状態に陥るとこんな風になるかもしれません。。。

0
2025年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

狂気と緊張、恐怖で胸焼けするような作品でした。
面白い。

良い点は「物語の基盤の設定」「常に命を感じる緊張感」「飽くなき場面展開」、物足りない点は「終盤の不足感」「抽象的なエンディング」かなぁと思います。

◾️良い点
◯物語の基盤の設定
非現実的な世界観とゼロサムゲームという設定の興味深さですね。ここは地球なの?SFなの?バーチャルなの?示唆されている殺し合いはいつ火蓋を切る?誰が敵?主人どうなる?世界観やゲームの真相は?と様々な謎に対してワクワクしますよね。

◯常に命を感じる緊張感
ゼロサムゲームでは謎の側面と喰う喰われるという緊張感が柱になると思いますが、序盤から敵対や危険人物を示唆されてることで終始主人公と同じで疑心暗鬼に駆られるんですよね。後も弛まないようイベントが用意されているのですが、視聴者だけじゃなく読者も恩恵を享受しちゃってますね…主人公サイドと感情移入しつつも視聴者サイドなんだ…と。

◯飽くなき場面展開
物足りない点でもあるのですが、基本的に座して思考という描写は(環境上当たり前ですが)少なく、動きが常にあるので飽きないです。読書苦手な人でも読みやすいと思いますね。

◾️物足りない点
◯終盤の不足感
今まで積み上げてきたゼロサムゲームの設定を全て投げ出してただのデスゲームになったのはちょっと気になりました。ゲームのクリアをしっかり用意し、途中クリアが見えなくなりつつも突飛な案でクリアする…王道ですがそっちの展開の方が良かったなぁと言う感想です。
てっきり後半は火星の迷宮に記載されている地下迷宮が次なるステージだと思っていたのですが…。
デスゲームならゼロサムゲームを凝る必要あったのかな、ハンガーゲームのようなゲームで良いじゃん、と思ってしまいました。
ただハンガーゲームのようにゲームマスターを打ち倒す…バックにいる組織に迫る…みたいな方針にいかなかったのは好みだなと思いました。

◯抽象的なエンディング
これはただただ好みの問題なのと暗喩を紐解く頭を持っていない私の問題ですが、ハッピーにしろバットにしろ明確な描写、ないしはもう少しボリュームのある帰ってきたと感じるエンディングが欲しかったです。

その他にも他の方が書かれているように主人公の行動等気になる点はあったものの総括するとこれはホラーの読書体験だ、と思わされる面白い本でした。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

綿密に構成されたサバイバルゲーム。極限の中での人間の変貌ぶりには、怖さを感じた。ラスト以降の展開が知りたい。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

最初の入りは、なんだかそこまで興味が持てなかったが、
読み進めるうちに次が気になり次が気になりで
ページを進める手が止まりませんでした。
サバイバルホラー、狂気的な感じが貴志祐介の良さですね。

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2025年06月18日

Posted by ブクログ

この手のジャンルが好きなので、飽きることなく読み終えた。
もっと他の人間とのやり合いもあって良かった気がするが、胸糞展開は好きではないので、このくらいでもちょうど良かったかもしれない。
ただ性格的にスカッとした結末が好きなので、藍が色々隠していたことを本人に追及してほしかった。
あと純粋にホラーやミステリを楽しみたいからセックスはしなくていい。せっかくのめり込んで読んでるのに気が散る。

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

あらすじに惹かれて読みました。
あっという間に読破。
「黒い家」然り、不条理で、絶望的な状況にもがくバトルロワイヤル的描写を書かせたら、このお方の右に出る人いないでしょ。情景がありありと浮かぶ文章力は流石の一言です。

0
2025年06月25日

購入済み

引き込まれ突き放され

まるで映画を観ているかのように映像が次から次へと頭に浮かび、ページをめくる手が止まらなくなった。小説の醍醐味を堪能できた。最後だけが個人的には肩透かしのように感じて残念だった。

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2021年03月23日

ネタバレ 購入済み

クリムゾンの迷宮

普段はサスペンス系を読むので、こういった物語は新鮮でした。現実離れした設定ではありますが、読み進めるごとに先が気になり、一気に読みきりました。
スリリングな展開が多く、ハラハラドキドキでしたが、結末があっさりし過ぎていたのが個人的には少しがっかりしました。

0
2016年04月17日

Posted by 読むコレ

再読。内容盛り沢山で、これぞエンターテインメント! な一冊です。
本作が特に素晴らしいのは、中だるみが全く無い所でしょう。
出だしのサバイバルはゲームのキャラを扱う感覚で少年心をくすぐられますし、それにも慣れてきた頃を見計らった様に作品の本当の狙いが見えてきます。
そしていよいよ終幕となった所から、今度は「実はここからが本番」とばかりにミステリ展開が待っているという。
本作の徹底した娯楽性の追求には、脱帽のうえ脱カツラです。
読み終えて、本作が主人公の物語の出発点でしかなかったと捉えた人は少なくない筈。
続編出して!

0
2014年03月26日

ネタバレ 購入済み

迷宮

タイトル通りの終わらせ方。
面白かったけど気になる点が解明せず満足は出来なかった。
私にはバッドエンディングでもなくグッドエンディングでもない。
コンティニューに思えた。

0
2014年03月01日

Posted by ブクログ

目を覚ました主人公の視界に広がる、深紅色の奇岩。その「深紅(クリムゾン)」は、やがてサバイバルの暴力と交錯し、血の深紅とも重なる。
昔観た映画「トータル・リコール」の火星の風景を思い出すような非現実的で異様な光景でした。

貴志祐介さんの『青の炎』『天使の囀り』と同時期の作品と思うと、現実と虚構の境界をあえて曖昧にしながら、人間の本能や恐怖を描いていた時期なのかな。

この作品は、私の苦手なゲーム的展開。
早く真相に辿り着かないかな、とこの「ゲーム」に潜む悪意の表現へのシフトに期待していましたが、むしろこれは展開そのものを楽しむタイプの小説なのだと思います。
仕組まれた舞台で、読者自身もゲームの一員として惑わされていく、そんな読み心地でした。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

過酷で不条理なサバイバルゲームの顛末を描いた物語。

非現実的な設定ながらも、恐怖感の表現にリアリティが感じられ、筆力の高さが窺えます。

展開に緊張感や迫力もあり、主人公の一つ一つの選択に、ハラハラしながら読みました。

結末は賛否が分かれそうですが、とても印象的で個人的には気に入っています。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

黒い家とは違い、前半から割と怖い。
相変わらず貴志祐介の本に出てくる女性は中谷美紀の様な細身で綺麗な女性が多いw

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・前半☆4、後半☆3
・設定めっちゃ好き
・地球とは思えぬ異世界で参加させられるデスゲーム
・主人公チームだけが情報によって優位にゲームを進められているという優越感
・運営の罠で人ならざるものになった2人組に追われる緊張感
・先が気になってどんどん読み進めてしまう
・最初の道具ドラフトでコンドーム選んだシーンは笑った
・たしかに女性とチームでコンドーム選んでたら、他チームからはこいつ状況わかってんのかよってなるわな
・ラストで藍も運営側でカメラマン役ってのは驚いた
・ただ全体的に引っかかるところもあった(特に後半)
・重要っぽい情報への主人公のすっとぼけ方が気になった
・あと主人公と藍の恋愛シーンでのセリフが現実離れしすぎててちょっと痛々しい
・「あなたとじかに触れ合いたいの」なんて言わんだろ
・主人公のたまに出るアホムーブも気になる
・姿が見たいってだけでルール無視して山登ったり、俺はゲームを抜けるとか言ってバングルを出たのに結局追われて戻ってきちゃったりして結果論ではあるけどこいつ何してんの?状態
・とはいえ前半面白かったので良し!
・自分なら食料求めて南にいって即食屍鬼化してたな笑

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

赤く染まった火星のような世界で目覚める主人公達。理由もわからぬまま、プレイヤーたちは極限の状況で生存をかけたゲームに巻き込まれていく。

プレイヤーたちは、それぞれ異なるアイテムを得られるルートの中から一つを選んで行動を開始します。食料、護身具、情報など、生死に直結する要素を選択する緊張感が読者にも伝わり、まるで自分がゲームブックの中に入り込んだかのような感覚を味わえます。主人公は「情報」のルートを選んだことで、他プレイヤーの動向やアイテムを把握できる立場に立ち、物語が一歩一歩戦略的に進んでいくのが実にスリリングです。

文章は平易で非常に読みやすく、スムーズに物語世界に入り込めます。一方で、ラストはややあっさりとした印象があり、もっと踏み込んだ展開を期待していた読者にはやや物足りなさもあるかもしれません。
シンプルな構成ながらも、ゲーム的な楽しさと人間の本性を描く深みを両立させたサバイバル・スリラー。ジャンルの入門としてもおすすめの作品です。

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

カイジ系の話であったが、さすが貴志さんの作品ということで,予想がつかない流れだった。といっても読むの多分2回目だからうっすらと記憶はあった。
メンバーは偶然に集められたのかな?

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2025年07月19日

Posted by ブクログ


目が覚めたら知らない場所に...という既視感あるデスゲーム系のパッケージだが、作者ならではの恐怖感の作り込み、特に追跡者がいる必勝のシチュエーションでの緊迫感は相変わらずの強度。
この手のシチュエーション物の定めなのか、物語の進行やテーマ性・締め方はかなり軽口でやや中高生向き感は否めない。

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2025年06月05日

Posted by ブクログ

サバイバルホラーって言うんすかね。
アニメとかに向いてそうな感じかな。

ゲームの目的がいまいち分からず読後感はふーんって感じでした。でも伏線回収はさすがでした。
ウォーキングデッド系が好きな方は良いかも!

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2025年05月17日

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