小説・文芸の高評価レビュー
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瀬尾さんの作品はじめて読んだけど、すごく心に残る物語だった。
個人的に直ちゃんがとても好きでした。
頭が良くて、いつも機嫌が良くて、なんでもソツなくこなすクールな感じなのに、ユーモラスな感性に溢れているところが最高。
どこか不器用なんだけど、佐和子に対しての距離感がすごく優しい。
登場人物たちが、これでいいのかな?と立ち止まりながら生きているところに、人間らしさを感じたし、大人も迷っていいんだと静かに肯定してくれているような気がして安心した。
別居しているお母さんの存在もすごく良かった。
干渉しすぎず、でもちゃんと佐和子の話を聞いて、必要なときだけ、そっと背中を押すような言葉をくれる。
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Posted by ブクログ
死んだ山田と教室
金子玲介
全10話からなる、死んだ山田が教室のスピーカーに憑依した物語。男子校ならではのノリや会話がいちいち笑える(たくろうのアルファベット三文字大喜利の先駆けも!?)
ファンタジーなイチ設定を取り巻く日常物語は、漫画でもアニメでもドラマでもいい作品になりそうと感じた。と同時に、テンポや間の取り方が読み手に委ねられる活字の良さを再認識させられた。
「バカやってる男子校生を楽しむ」だけには当然留まらない。思春期や生死、成長。人生って、あの合言葉を呟くだけの日常では居られないんだなっていう心苦しさ。。楽しかったあの日々からこんなに考えさせられるとは。
巻末の付録に&quo -
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最初に断っておくと、私は日本の芸能界にも疎い方だし、ましてやK-POPアイドルは更によく分からない。申し訳ないがこの本の著者も存じ上げなかった。けどK-POPアイドル界が熾烈な世界であることは知っている。なのでこの様な世界に飛び込む人はどんな人なんだろうと思って本を手に取った。するとたまたまYouTubeで目にしたK-POPアイドルに惹きつけられ、韓国語も話せなかったのに渡韓し、アイドルになったという経歴だった。残念ながら私には著者のように、激烈に何かに魅了された体験はないため、少し羨ましく思った。しかし人間関係に悩んだり、裏方の仕事をしたりと、著者もキラキラしない時間の方が多いのかなと思うと
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Posted by ブクログ
なにこれ、めちゃくちゃ面白い。今まで読まなかったのが本当にもったいない。
実は中島らもさん、今回が初読。
本作は文庫本三部作の一冊目で、第一部は主人公・大生部(おおうべ)教授のテレビ出演と、妻がハマってしまった新興宗教のインチキを暴くエピソードが中心になっている。
登場人物はとにかく多彩で、第一巻はその紹介や登場にまつわるウンチクがたっぷり。
まだ本格的に活躍しないキャラクターも多いが、背景設定が異様に濃く、人物の書き分けが鮮明なのでまったく退屈しない。
大物風に登場したのに、いきなり修行に失敗する大阿闍梨。
呪術を専門とする一風変わった民族学者の大学教授。
少林寺で鍛えた助手。
一番ま -
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ネタバレ2025年に大ヒットした映画『国宝』を観る前に、原作を読んでおこうと上下巻の文庫を手に取った。歌舞伎についての知識はほとんどなかったが、その不安は読み始めてすぐに消える。語りかけるような地の文と巧みな描写が、読者を自然と物語の世界へ導いてくれるからだ。
物語は長崎・丸山町から始まり、歌舞伎という芸の世界と、そこに生きる人間たちの業を鮮烈に描き出していく。喜久雄という才能が見いだされる瞬間は、まさに圧巻。芸に選ばれてしまった人間の運命、その残酷さと同時に宿る美しさが、胸に深く刻まれる。
映画版も素晴らしい完成度だったが、原作を読むことで、徳次や弁天、そして綾乃といった人物たちの存在がいかに物 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2025年に大ヒットした映画『国宝』を観る前に、原作を読んでおこうと上下巻の文庫を手に取った。歌舞伎についての知識はほとんどなかったが、その不安は読み始めてすぐに消える。語りかけるような地の文と巧みな描写が、読者を自然と物語の世界へ導いてくれるからだ。
物語は長崎・丸山町から始まり、歌舞伎という芸の世界と、そこに生きる人間たちの業を鮮烈に描き出していく。喜久雄という才能が見いだされる瞬間は、まさに圧巻。芸に選ばれてしまった人間の運命、その残酷さと同時に宿る美しさが、胸に深く刻まれる。
映画版も素晴らしい完成度だったが、原作を読むことで、徳次や弁天、そして綾乃といった人物たちの存在がいかに物
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