ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 普天を我が手に 第三部

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    文句無しの大長編にして大傑作小説。
    奥田英朗真骨頂の群像小説が昭和を駆け抜ける一大青春小説というのが素晴らしい。
    しかし昭和とはなんと激動の時代か。
    小さな島国が世界列強の国に成り上がったあげく、消滅寸前まで戦争に敗れ、経済国家として復活する。
    戦後の三部はリアルな当時の世相や、変化を嫌い、忘れやすい日本人の気質が丁寧に書かれている。
    タイトルの普天は沖縄の普天間の事と思っていたら読み終わって天下を指すと知ったが、沖縄も昭和のピースである。

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    2026年07月29日
  • 人生後半にこそ読みたい秀歌

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    職退きて精神は楽になりましたいのちの維持費が少しかかります   大建雄志郎

    維持費…毎月いくらぐらいかしら。気になる。

    忘れたのではない最初の一字が出ないだけあの人あの人 えーとあの人   永田和宏

    私もたまに「あ」から辿って思い出そうとする。

    この家に君との時間はどれくらゐ残つているか梁よ答へよ   河野裕子

    癌に罹患し、夫である永田和宏との時間はどれほど残っているのか、新築した家の梁に問いかける。

    などなど、歳とるとそっかこうなるのか〜、ではなく、すでに身につまされるものばかり。
    お酒関係では若山牧水と斎藤茂吉がやはり。
    再来年の朝ドラが楽しみ。まだまだ死ねません。

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    2026年07月29日
  • マウス

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    あまりにも良すぎて余韻がやばいです…!
    私の感性は村田沙耶香作品とすごく相性が良いのですが、本作はその中でもかなり上位に入りました
    元々シスターフッドが好きなので余計刺さったのかもしれません
    王道のシスターフッドではありませんが本作も十分それに値すると感じました

    自分らしく生きること、周りから異物扱いされないこと
    そのふたつを共存させるのはとても困難な世の中です
    自分が周りからどう見られているのか…周りの評価を気にせずに生きることができる人などほとんどいないと思います
    誰だって他人から石を投げられるのは怖いはずです
    私だって例に漏れずです
    だからこそ本作の主人公2人に強く惹かれます
    どちらの

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    2026年07月29日
  • 一滴の沈黙

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    相場氏の小説は可視化されていない社会問題を暴いています。

    食品偽造問題の「震える牛」、格差社会の有り様を浮き彫りにした「ガラパゴス」
    そして本作は移民者家族との教育格差を白日のもとに晒します。

    中国人は中間層も含めて本国での加熱する教育問題を避けるために、海外の大学
    に進学し、その国の企業に就職する層が増加しています。

    いわゆる富裕層であれば米国や欧州を目指し、中間層であれば近い日本を目指す
    と言われています。

    当然学費はそれなりにかかりますが今の日本は安いです。たとえ最近法改正され
    た準備金3,000万円であっても払えない額らしいです。

    そういう留学生は日本語はもちろんのこと、他の

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    2026年07月29日
  • DIVE!! 下

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    ネタバレ

    1.4秒の飛翔×12回。秒数にするとごく僅かな時間。ダイブに人生の全てをかけ、オリンピック目指して戦う少年たち。ああもう本当に面白い。主人公キャラ3人だけじゃなくて、周りの人たちもみんな熱があってこの物語の中でちゃんと生きていて、ダイビングの面白さもありながらそれぞれの想いが1.4秒をかけがえないものにしている。次のオリンピックではちゃんとダイブ見てみたい。

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    2026年07月29日
  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    高校三年生
    やっぱり4継は最高です。
    リレーを走ったことがない人も、この小説を読んで4継の爽快感を体験してほしいです。

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    2026年07月29日
  • スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫

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    お菓子が導く、本格青春科学ミステリー

    吃音の少女・菓奈が、お菓子作りを通じて日常の謎に挑む。
    ラノベみたいな表紙で油断していたけど、中身は本格科学ミステリーだ。例えばお菓子の状態や失敗の原因を、調理実験や科学的見地から解き明かしていく展開はとても読み応えがある。最後に明かされる仕掛けは驚くべきもので、誰もがあっと言わされるだろう。
    また、本作は菓奈の成長物語でもある。吃音で人との関わりを避けていた菓奈が、事件を通じて人間関係を作り、自分の心(良い思いも、悪い思いも)と向き合っていく様子は温かく読める。
    ちなみに、タイトルでは「推理が言えない」となっているけど、作中の菓奈は頑張って推理を口に出

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    2026年07月29日
  • パンどろぼうとスイーツおうじ

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    パンどろぼうシリーズ♪


    やっとこちらが借りれましたー(о´∀`о)


    いつ行っても貸出中だから
    いつもは小説で予約満タンにしてるけど
    絵本予約しちゃったぞ!!!
    (もっと早くしなさいよ)


    子どもたちも大喜びでした♪


    ストーリーも面白いし
    絵もユニーク(*^^*)



    特大イラスト、やっぱ最高( ̄∇ ̄)



    今回は迷路や探し絵もあって
    いっぱい楽しめました♪






    (子どもの感想にネタバレあります)







    3歳
    王子長袖!!なーがーそーで!

    ◯ちゃん(自分)が植えた枝豆どこにあるん?
    (姉 え、枝豆植えたん?)
    そうだよ!枝豆とはまわじ
    (え?はまわじ?、、、)

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    2026年07月29日
  • 逆ソクラテス

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    面白かった!!私のお気に入りの本に仲間入り。
    小学生が語り部なのに、子供向けの本になってないところなんかさすが,と思う。

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    2026年07月29日
  • 生贄

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    ネタバレ

    グロかった。ただ二転三転して最後はさすが、と。
    今回は新宿が舞台。サイコパスが沢山出てくる。ジャックザリッパーを崇拝?してる犯人と、女性プロファイラーとの話。...ああやっぱりな、という箇所は沢山あったがそれを超える面白さだった

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    2026年07月29日
  • 神様の暇つぶし

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    香りがする文章ってこういう文章の事をいうんだろうなあと思った。
    多分これからも夏がくる度にこの物語を思い出すと思う。

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    2026年07月29日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    どんてんたんな展開ですごく面白い。
    読んでいて続きが気になったし、ハラハラして面白かった。
    なう(2026/07/29 21:50:22)

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    2026年07月29日
  • 博士の愛した数式

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    小川さんの本に出てくる人物は皆温かく心が豊かだ。
    いつも人に優しくしようと思わせてくれる。
    やさしいほん。この本も読み進めながら、心を満たされつつ愛着が湧いてしまい、終わるのが恋しかった。あたたかい本をありがとう。

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    2026年07月29日
  • 夜の喜劇 東川篤哉短編集

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    大好きな東川篤哉さんの短編集。
    タイトルの通り、子供が寝たあとの夜の時間に読み進めていきました。
    自分も作品の中の1人になった気分になれるような、会話が多めの謎解き作品で、犯人が誰かを考えながら読むのはもちろん、犯人目線で追い詰められていく体験もできます。
    さらにさらに、犯人を当てられても最後まで読むと「わぁ、そうきたかぁ...」な展開もあったり。
    あー、楽しかった。

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    2026年07月29日
  • 幼年期の終わり

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    オーヴァーロードに救われて、結局これどんな結末になる小説なんだ、クラークはさぞ難産しただろう、と思って読み進めると、結局破滅するというのは良かった。オーヴァーロードの上位の存在がいるというのは、ソラリスの海のようなある種のオーヴァーロードのような人やオーヴァーロードにも理解できない存在を想定しているという点で、当たり前だが想像を絶する真実である。ダークマターに秘密があるのかも。私は月で死ぬつもりだ。

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    2026年07月29日
  • 神様の御用人

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    普段、何気なくやっている習慣や日常が昔から続いていて、今は薄れているけれどきちんと意味があって始まったって気づかされた。
    自分の文化を大事にしていきたいと思った。

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    2026年07月29日
  • じゃない!

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    超絶キラキラ画力のチョーヒカル先生の「何かに絵を描いて別のものに見せる」超絶技巧写真本。
    違うものに見えてるのに切ったり中身を出すと全然違うものが出てくるのでとても面白いです。
    荒々しい筆遣いなのに他のものに見えるのは天晴れすぎます。
    子どもも大人も楽しく読める写真集系絵本。
    オススメです。

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    2026年07月29日
  • チリケン

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    ネタバレ

     自分も、佳純のようなコテコテ地理系統の人間。そのため、キャラクターひとりひとりが、自分や周囲の人達と重なって感じられた。 一生の友人には代え難いのですが。
     私は、地理の面白さの1つは、土地の上で起きてることはだいたい扱える、みたいなアバウトさだと考えて。だから、何となく街を歩くのが楽しい、でも楽しみ方は各々違うメンバーが、たまたま集まったチリケンという場の魅力。さらに、そのメンバーが、地理とはまた違うところでお互いのプライベートを開示し距離を縮めていく感じ。本作のこういった描写がとてもリアルに感じられた。
     「でも、悠花のことも大事だっていうのは、それとは別の話だよ」最後の佳純のセリフ、こ

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    2026年07月29日
  • きょうは なにきる?

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    絵本だけど、今の洋服選ぶ時のワクワク感は子供のときから一緒だったんだな、って思えました。
    洋服のイラストがとても綺麗で、こんなお洋服着てみたいと思いました。

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    2026年07月29日
  • メソポタミアのボート三人男

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    メソポタミア文明の発祥の地であるチグリス・ユーフラテス川流域を船で旅する傑作の冒険譚だ。

    高野さんは言わずもがな、イラク水滸伝から引き続きの相棒である山田隊長の凄さも際立つ。物怖じせず現地のコミュニティに入り込む好奇心旺盛な高野さんとそれを冷静に眺めつつ地形や歴史に熟知した山田隊長のコンビが絶妙だ。その土地土地の風土や文化は地形や気候、歴史を踏まえると見え方も違うのだなと実感する。

    旅の先々でその土地の食を堪能し、歴史や植生を楽しむには教養が必須だがなんとも贅沢なことだ。カズオ・イシグロがコロナ禍に言っていた縦の旅を極めている感がある。近所の散歩でもいいから次に旅するときに真似したくなる。

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    2026年07月29日