あらすじ
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。
...続きを読む感情タグBEST3
素晴らしい
夢中になって読みました。凄い。
物語はとんでもない方向に進んでいきますが、がんばってついていってください。
でもこれ、ミステリかな?ミステリとして読むとスマホ投げ飛ばしたくなるかもしれません。
でも、純粋に読み物として捉えれば、これは本当に素晴らしい。この常軌を逸したお話は、実は結構な人が共感できる世界を持っているのではと思います。
悲しくて寂しくて幻想的なお話です。
Posted by ブクログ
昔読んだ気がするが内容を思い出せなくなっていたため、購入し再読。
細部に関してはここはこうだったかも?など思い出しつつも、大筋の内容を忘れていたのでまた新鮮に面白かった。
ミステリーは大好きだが、ホラーがとても苦手なので、最初の方の少しのホラー展開だけは勘弁してほしかった。笑
全体的に人を選ぶ作品かと思うが、とても面白かった。
Posted by ブクログ
不思議な世界観でした。
話が二転三転四転五転くらいして、やっと六転目で真相にたどり着く…みたいなそんな心地です。
今までのミステリーとはまた違ったジャンルのお話という印象。
最初から最後まで不思議な心地で読んでました。とくにミカちゃんの存在が不思議で不思議で。
まぁ、そういうことなんだろうな~と想像はついていたけどS君にお爺さん、そしてコトお婆ちゃんもとは…
一瞬、製麺所のおじちゃんが犯人か?とも思ったけど、ぜ~んぜんちがいましたね
推理小説は読者への挑戦のために、いろいろ伏線というか証拠となる場面の描写があって、結構いろいろ考えながら読み進めるのが癖となっていたが、今回の作品は考える隙もなくただただひたすらページを捲っていた。
最後の最後まで全体像がわからなくて、早く先読みたいという願望で頭がいっぱいだった。
最後がミチオが死ぬような終わり方だったら、あぁ~…残念だな…と思ってたけど、最後の最後のページであのひとつの影がのびていて、の描写で全て察することができて、最後の最後までよくできた作品でした。
巻末の解説でこれは良し悪しのわかれる作品といわれているが、こんな秀逸な文章の作品を悪いとは思えないな、というのが感想です。めちゃくちゃ良かった!
夏のこの時期に読めたのもよかった。ただ、今年は気温が低いためか蝉の声はまだ聞こえない。
Posted by ブクログ
とても好きな本でした
ファンタジーなのかミステリーなのか
ワールド全開すぎて 飲み込まれ一日で読み終わりました
久しぶりに良い本に出会えました
Posted by ブクログ
ミステリーを初めて読んだ。小さな違和感を自分なりに理由をつけて読み進めちゃったから最後の方でひっくり返されすぎて面白かった。
読後も興奮が止まらなかった本当に大好きな本。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった!
最後の方でどんどん真相が明かされていってすごい衝撃を受けました。
本でしか出来ない展開。ずっと驚きっぱなしでした。
あまりの衝撃に、読み終わってすぐ再読してしまいました。
全てを知って読むと物語を俯瞰して読む事が出来て、いろんな人の言動が違った意味を持っていた事に気づきます。
2回目はまた違った物語を読んでいるかのような満足感…。
全体的に結構気味の悪い話なので読む人は選ぶと思いますが、それも含めていろいろと感情を揺さぶられました。
Posted by ブクログ
なんか不思議な体験だった。途中から妹が母親に向かってなにも話さないのを訝しんだけど、まさかのそっちかい。妹の存在が(母親とミチオで)2つあるとは思わなかったわ。
趣味が悪いけど個人的に最高シーンは蜘蛛プチするとこ。最後からミチオの怒涛の狂気シーンはほんとに心が抉られた。抉られすぎて、蜘蛛プチが最高シーンになっている矛盾。そのあとの妹とのやりとりが鳥肌モノだったけど。最初意味わからなくて、普通に人間に蜘蛛与えてると思ったよ。読んでったら、そうゆうことねってなった。
全体的に好きな小説だった。いままで読んだことがない小説で、私こうゆう系も好きだなと実感。嫌ミス読む才能あります。不思議な夏休みの体験ができて、夏休みの先取りみたいなことしちゃった。
ほんタメで紹介してくださったたくみさん。ありがとうございます。ほんとに、新しい扉ひらいた感じが凄くする。未知なる体験をありがとう。
Posted by ブクログ
読んでいる間から感じていた違和感に、納得した後のラストがとても衝撃的な作品でした
何冊も本を読んでいると、内容を忘れてしまう作品も多いのですが、この作品に関しては一生忘れることがないと思います!
それほど強く印象に残る作品で、読んだ後のなんとも言えない気持ちも癖になりそうです(≧∀≦)
Posted by ブクログ
訳がわからない展開だけど不思議と惹きつけられる文章で読む手が止まらなかった。
からくりというより文学?
どれが嘘でどれが本当か疑心暗鬼になりながら読んでた。
Posted by ブクログ
気持ち悪い小説だった。一気に読んでしまった。
鮮烈な印象。
主人公が精神異常なことはなんとなく察していたが、ほとんどの主人公が生まれ変わりと信じている動物だった。
また、出てくる人間もみんなおかしい。
その奇妙さにドキドキしながらページを捲る手が止められなかった。
人間は自分の物語を作っている、都合のいいことを覚えていて都合の悪いことは忘れる、ということを伝えたかったんだろう。
今の私も先入観や思い込みをして身の回りを認識している。それを自覚するとともに、人間ってそんなもだろうなとも思った。
予想ができない
あまり本を読んだことがなく、久しぶりに読んだのが『向日葵の咲かない夏』でした。きっかけはYouTuberの小澤ゆうたさんが紹介していたので気になり読み始めました。小説があまり得意でない方でも、スラスラと読めてしまいます!途中から早く結末を見たくて、気づいたら長時間読んでいました笑笑
ミステリーなどが好きな方本当にオススメです。
最後のどんでん返しに驚きました
匿名
友達の首吊り死体を見つけ、学校に人を呼びに行っている間に遺体が消えてしまう。虫生まれ変わった友達と遺体探しをする。
話の真相にびっくり。妹のことは何となく分かったが、まさかお婆さんまで?となって、主人公の精神状態に涙が出た。最後の結末にまたゾッとする。
何度も読みたい傑作。
Posted by ブクログ
続けてまたもやYouTube番組『ほんタメ』の推し本。子どもが主人公の話って余り興味ないのだけど、ほんタメが推すなら、と。
小学生が主人公なだけあって、ファンタジーの世界が広がるようなストーリー。しかしこれは推理小説だ、そんなはずはない、とあらゆる設定に疑いの目を向けながら読んだ。
蜘蛛になったS君や、カマドウマになったお爺さん。その他にも。あるトラウマから常に空想の世界とともに生きるミチオ。そんな背景がハッキリと分かるから、彼の目線で描かれる色んな事柄が本当なのか空想なのか、ずっとふわふわと感じながら読み進めていった。
最後の最後の両親とのシーンも、それまでの話の進め方が効いていて、「存在」自体が疑わしく思えてくる、ミステリーだなぁ、上手いなぁと思える終わり方。
久しぶりに一気読み。寝不足だ。
Posted by ブクログ
小学生の頃に読んですごい衝撃だったのをよく覚えている。細かいストーリーは忘れてしまったけれど、当時の私に与えるインパクトはすごかった。また読んでみようかな
Posted by ブクログ
大人になったから、初めて読み切った小説。
数々の謎や事件が気になり、読み進める手が止まりませんでした。
妹のミカが3歳と思えないような発言や空気を読むところがずっと謎で気になっていました。
最後に分かる真実や人間らしい部分、ファンタジー要素もあり、とても吸い込まれる作品だったと思います。
Posted by ブクログ
・主人公のミチオは冷たくあたる母、空気の父親、妹のミカと暮らす小4
・クラスメイトのエス君の死体を見つける
・蜘蛛に生まれ変わったエス君と真相を究明する
死んだ人間の生まれ変わりがある世界なんだーってなんの疑いもなく読み進めていました。
「妹の遺骨の一部を今でも大切に持っている」というのは、ガチの妹なのか、生まれ変わった後の別の姿なのか考えさせられます。一ヶ月程度の発育で骨はできるもんなんでしょうかね。
というか、あの母からガチの妹の遺骨を譲り受けられるとは思いませんので、蜥蜴さんの骨なんでしょう。序盤を読み返してみると、クラスメイトからミチオが書いた蜥蜴をからかわれて、過剰に反応したりしていましたね。
エス君は願って蜘蛛になったそうなのですが、古瀬のじいさんはカマドウマなの気持ち悪いですね。
エス君が飛び去った最初のホームルームの場面とエピローグの場面の理解に苦しんでます。今から他の人の感想を読んできます。
Posted by ブクログ
ずっと読みたかったけど積読されてた本作品をついに読破。読み終わった後、あぁーと言いながら突っ伏してしまった。
終始ジメッとした陰鬱さと気持ち悪さが付きまとう作品(褒め言葉)で、最後の救いのなさといったらもう...
設定の突飛さから読む人を選ぶ本だが、実際自己防衛のために現実逃避すること自体は誰しも経験したことあるかなと。
叙述トリックについて違和感は分かりやすいと思う。登場人物に対して驚きはあるものの、叙述トリック系好きな人は何となくストーリーも読めるかも...ドーンッと綺麗にひっくり返るわけではないので殺戮に至る病などのようなあー!!!という衝撃を求めて読むのはやめた方がいい...
でもトコ婆さんと妹の正体は見抜けなかった...
最後まで読んでから二周目を読むといろんな伏線に気づいてさらに面白くなる本。
プロローグで、新しい生まれ変わりに会ってないとこを見ると主人公のトラウマも消えつつあるのかな?と希望を抱きつつも、いまだにトカゲの遺骨を捨てられないのは過去に縛られてるからなのかなと思ったり...
ぜひ読後の気だるさを味わってください。
Posted by ブクログ
不穏に始まり、はっきりしない謎の不気味さ、違和感を感じたまま読んでた。妹に食べさせたところで、ん?もしかして?って違和感になんとなく輪郭ができてきて、最終的には今まで感じてきたことがはっきりわかって、うわぁって引いたのはこの本が初めて。良い意味で夜勤前に読むもんじゃなかった。引きずったわぁ〜。
Posted by ブクログ
面白かったけど好みは分かれそう。
叙述トリック系だとは思ったけど思ってた結末ではなかった。後味が悪いがそれもこの作品のよさとして捉えるべきなのか。
Posted by ブクログ
はじめての道尾秀介さんの本
評価の高い「向日葵の咲かない夏」を事前に内容を入れずに読み始めた。
ミステリー×ファンタジー×サイコパスホラー
という混ぜるな危険!?な内容なのに
なんてスラスラ読めるのだろう。
動物虐殺の描写は目を瞑りたくなったが、、。
伏線がいろんなところに散りばめられていて、最後怒涛の伏線回収は流石だった。
他にはない(?)展開と内容で面白かった。
Posted by ブクログ
不思議な読書体験でした
終始気持ち悪い雰囲気で、登場人物も狂気じみていて、最後は結局何だったんだと思わせられました(他の方の解説を読んでようやく構造とオチが理解できました…)
主人公含め行動に共感ができず、胸糞悪いエピソードが多く、物語の構造に仕掛けに面白さはあるけれど個人的にはなかなか受け入れがたい印象でした。
賛否分かれそうな小説で。コアなミステリー好き以外には、なかなか人には勧めにくいと思ってしまいました。
Posted by ブクログ
虫と会話をしている主人公。3歳の妹の3歳らしからぬ言葉遣い。特に変だと言わない友人。いろいろと腑に落ちないことが、だんだんと不気味に腑に落ちていく。じわじわと背筋が寒くなる。
いじめられて壊れた2人の少年たちの悲しい話。
Posted by ブクログ
2026/41
夏なので読んでみました〜
ひと夏のお話で、ミチオくんも設定も中々ぶっ飛んでた……
最後はうぉーとなったし、何回かコロコロ転がりました
ミステリーというかファンタジーというか、終わった後なんとも言えない気持ちです
先生は結局なんだったんだろう?
好き嫌いが別れそうな作品
Posted by ブクログ
面白いよーと、人からもSNSからも言われて読み始めました。確かに面白かったけど、終始不気味な感じで、いや、それがいいんだろうけど、ちょっとオカルトチックで、私は苦手でした。それでも、先が気になり、読む手がとまらないとは、素晴らしい作品だと思います。読み終わった後、もう一度読みたくなりました。
Posted by ブクログ
色々な評価を見て心して読んだけど、まず文章は凄く読みやすかった。場面の切り替わりも少なくてサクサク読める。
先生が犯人と思いきや、真実を知ってなんともすっきりは出来ない気持ち。生まれ変わりがキーワードとなる作品。
Posted by ブクログ
ミステリーというかサスペンスというか。
描写が怖くてモヤモヤしたままでいたくなくて1日で全部読み切った...。腕と目が痛い...
登場人物を疑いながら読んでたけど、トコお婆さん!!
最後はよくわからなかったので、他の方の考察を漁ります。
Posted by ブクログ
途中からミチオが一番狂っていることはなんとなく察したが、ミチオの歪んだ世界観を最後まで理解することは出来なかった。
結局両親も死んでしまい、1人になったミチオの今後の人生を思うともっと暗鬱な気持ちになる。
Posted by ブクログ
著者作は『カラスの親指』『カエルの小指』『シャドウ』に続き4作目。
ミカは3歳という設定だが、「いやどんなにマセた子でも、3歳でこんな話し方はしないよな、、」と思いながら読んでいた。まさか最初の数ページに答えがあったとは!
話は事件の謎解き、犯人探しを軸に進むが、トコおばあさんの件もすっかり騙された。そしてミチオの狂気、S君の最期。
正統派ミステリだと思っていたが、この展開はどこか既読感があり、思い出したのが『シャドウ』。さっき、『シャドウ』がこの作品の賛否両論評のアンサーとして出されたと知り納得した。私としては、『シャドウ』のほうが好み。
Posted by ブクログ
とこおばあさんがネコでスミさんが花でミカがトカゲ、、、?
急に言われても追いつけなかった
不気味な話展開でどんどん読み進めていくけど
最後まで読んでもあんまりスッキリした感じはしなかった
好き嫌いが分かれる作品、私はあまり好きではない
自分が読んでいくうちにミチオが作った物語に引き込まれていくのがすごく不気味な感じでした
あとあんまり本を紹介する時にどんでん返しとか使わないでほしい〜知らずに読みたい〜
そんなふうに描かれてよんだから、実は登場人物が人ではなく虫や動物でした、ってわかったときもそこまで震えなかった〜
Posted by ブクログ
・P15
僕は、今年で三歳になった妹のミカが、お母さんのお腹から出てきたときのことを書いた。病院の処置室の外で、お父さんと2人して長椅子に座り、そわそわしながら待っていた。あの思い出を。
私「…」
僕は、今年で三歳になった妹のミカが、お母さんのお腹から""""出てきた""""ときのことを書いた。病院の処置室の外で、お父さんと2人して長椅子に座り、そわそわしながら待っていた。あの思い出を。
私「あ〜、なんだろう、序盤だけどもう既にすごいダメな感じがする」
(終盤付近)
私「よな〜〜〜(まあそもそも3歳でこんなマトモに話せる訳ないからその類だとは思ってましたが…)」
P185
ここ、岩村先生が、ミカを見て且つミカが主人公を呼んでいるのにそれに気づかないの、ご都合か?思ってたが、オチまで読んだら当然か、同じ"人"ではないしトカゲの声は聞こえないのだから
向日葵の咲かない夏
登場人物でs君以外人間だと思わされていたところに
まんまと引っかかってしまったのが、なぜか気持ちよかったです。
最後はあんまり理解ができなかったので、また考えてからもう一度読みたいと思いました。
道夫さんの作品初めてですが他の作品も読みたいと思いました。
私には無理でした
叙述トリック小説が好きで手に取ったのですが、冒頭から不快感を煽る描写、おかしな人物たち、場当たり的な行動、主観的で根拠のない推理が続き、最後までセンスが合わず、胸クソ悪かったです。S君が蜘蛛になった時点で「なんだこりゃ…(呆)」となり、正直読むのが苦痛でした。3歳とは思えない口達者なミカは、ミチオ以外の他人には知覚できない存在なのだろうとは分かったので、トカゲという実体があろうがなかろうが、どうでもよかったです。恐らくミチオが聞こえる声、交わす会話だけが妄想で、視覚的なものは常人と同じものが見えているのでしょう。あれ、でも校舎の窓からS君が空を飛んでいるのが見えたんでしたっけ?
「お爺さん」を論破して追い詰めるほどの饒舌さと身体能力を持つ、こんな9歳男子なんているわけない、あぁきっとミチオは自分のことを小学生だと思いこんでいる青年なのだろう、と期待したのですが、そんなオチでもなかったようで…。
ミスリードさせるための異常性を持つ岩村先生はいつのまにか退場してしまいます。彼は一連の事件とは関係なかったけれども、彼の被害に遭った子たちはどうなったんでしょう? もしかしてミチオは自分の記憶にフタをしているだけで、岩村先生の部屋で見たビデオに映っていたのも、S君じゃなくてミチオ自身だったんじゃないの?と勘ぐってしまいました。
最後に部屋に火を放ったミチオにとって、両親が死ぬか、自分が死ぬか、あるいは全員死ぬか、どれでもよかったのでしょうから、ラストシーンやプロローグだって、死んでいくミチオの妄想かもしれません。「ぜーんぶ主人公の妄想でしたっ!」というのはただのちゃぶ台返しであり、私にとって「叙述トリック」ではなかったです。いや、伏線とかあるんだろうけど、読み返す気にもなれない。