あらすじ
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。
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素晴らしい
夢中になって読みました。凄い。
物語はとんでもない方向に進んでいきますが、がんばってついていってください。
でもこれ、ミステリかな?ミステリとして読むとスマホ投げ飛ばしたくなるかもしれません。
でも、純粋に読み物として捉えれば、これは本当に素晴らしい。この常軌を逸したお話は、実は結構な人が共感できる世界を持っているのではと思います。
悲しくて寂しくて幻想的なお話です。
Posted by ブクログ
私の好みドンピシャの内容!!
最終的にはミチオだけ生き残ってしまったことが救われなさを感じた。
あそこで全員生き残れば救われたのか、
そもそもお母さんが狂わなければミチオも救われていたのか、お父さんがちゃんと真剣に向き合っていれば救われたのか、
ミチオにとって一番良くない家族の終わりを迎えたのが最悪だけど物語としては最高でした。
読んでいる間ずっと気持ち悪くて楽しかった!
でもこの小説は人にオススメできない笑
Posted by ブクログ
読み始めて、妹3歳のくせに大人びてるなあ…という違和感から始まって、続々と現れてくる謎と疑問。
ラストに向けての次々と明るみになる小気味良さの前では、陰鬱な描写があっても気になりませんでした。
シャドウ読んだ時も思ったけれど、人間心理を表現されるのがとても上手いですね。
Posted by ブクログ
★5.0
凄く好みの分かれる作品ではあると思うけど、めちゃくちゃ刺さる作品でした。 重いミステリーの中に非現実的な描写が織り込まれてるのに違和感を感じさせない 書くわけじゃないけど、とてもじゃないけど真似出来ない作品でしたほんとにすごい ミステリーとしても面白いけど、扱う題材がすごく面白くて重い作品ではあるけど1度は読んでみて欲しい語り継がれる名著でした。
以下ちょっとネタバレ
叙述トリックと言われてはいるけど、個人的にはそう感じなくて。
人それぞれ自分に都合の良いというか自分を守るための物語/嘘を作り上げているよなと痛感した作品。
トリックというよりはその人にとっての嘘も含めた真実を語っていて作中に"嘘を付いた"と何度か表現があるけど、それは果たして嘘なのかなと考えさせられる。
全員が嘘を付いているというよりは、全員が真実を語っていると感じた本当に面白い作品でした。
Posted by ブクログ
精神科医としては、幻覚妄想状態の方の主観的視点ではこの物語のように色々疑っているつもりでも信じ込んでしまうものなのかもしれないと思った。
予想ができない
あまり本を読んだことがなく、久しぶりに読んだのが『向日葵の咲かない夏』でした。きっかけはYouTuberの小澤ゆうたさんが紹介していたので気になり読み始めました。小説があまり得意でない方でも、スラスラと読めてしまいます!途中から早く結末を見たくて、気づいたら長時間読んでいました笑笑
ミステリーなどが好きな方本当にオススメです。
最後のどんでん返しに驚きました
匿名
友達の首吊り死体を見つけ、学校に人を呼びに行っている間に遺体が消えてしまう。虫生まれ変わった友達と遺体探しをする。
話の真相にびっくり。妹のことは何となく分かったが、まさかお婆さんまで?となって、主人公の精神状態に涙が出た。最後の結末にまたゾッとする。
何度も読みたい傑作。
Posted by ブクログ
これ、どう評価したらスッキリするんだろうか。
ほんタメで何度も話題になって、読んだけど。感想が書けない。
一気に読め、惹き込まれる世界観。うぁ、目を背けたくなる場面もあり、どんでん返しあり、サイコあり。
結末は悲しく、でも、不気味さが残る。
これを人に勧めるかどうか。
「なんかすごい物語」
発売当時はどんな評価がされてたんでしょうか。
SFばかり読んでいてミステリーは最近読み始めたので、知らぬ間にこんな進化もしてたんだと驚きました。面白かったです。
ヨビノリさんが夢中なるのも納得。
Posted by ブクログ
3歳ってこんなに流暢に日本語を話せるっけ?と思いながら読み始めたこの本。
登場人物たちは皆どこか歪んでいて、展開にワクワクしながら読み進められて楽しかった。
不気味さに対して「気持ち悪い」と感じるより、「面白い」が勝っていた。
でもどこか他人事ではなく、自分も同じ経験をしたら、もしかするとこうなってしまうのかもしれないとも思った。
心が壊れそうになったとき、自分を守ることができるのは、「自分の物語」なのかもしれない。
Posted by ブクログ
ストーリー ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
キャラ ⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎
文章力 ⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎
読みやすさ ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
トリック ⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎
最後の数行を何度か見返したらトリハダがすんごい。サクサク展開が進んでいく感じで飽きがこない。そこそこわかりやすい伏線が張られているものの、やっぱり全部を読み解く事はできない。叙述トリックもめっちゃ仕込まれてる。あと小説っぽい言い回しが結構好き。
Posted by ブクログ
3回位挫折してやっと読み切れました。
不気味な雰囲気の作品だなぁ...と思いながら読み始め、途中「ええ、不気味....」となり、最後「ええええ終始不気味で終わった...」となりました。
帯にも書いてあったけど、とても印象に残る作品でした。
Posted by ブクログ
これは読み手を闇堕ちさせるやつ
題名と表紙からは想像できなかった世界観
だけど一気読みしてしまった面白さ
常に雰囲気に違和感を感じながら読み進め
なんかあるんだろうなぁ、なんかあるんだろうなぁ
と思いながらもラストは更に上をいく不快感
すっかり没入してました
今後、道尾秀介作品読むの勇気がいる笑
Posted by ブクログ
あらすじからは想像出来ない世界観に引き込まれます。
読み終えてタイトルの意味を考えたり、ずっと不気味でなにかがスッキリしない…そんな気持ちのまま読み進めると次第に明かされてく謎
この不気味でスッキリしない感じを楽しみながら読んで欲しい
日常の違和感系読みたい方ぜひおすすめ
Posted by ブクログ
はじめのうちは、殺された同級生の願いを叶えるというストーリーに沿って進行していく物語も、徐々にその形を失いはじめ、しまいにはこちらを置いてけぼりにして理解の向こう側に行ってしまう。
それなのに、物語の真相が気になってグイグイ読み進めてしまうし、二転三転しながら進む物語の魅力も相まって、不思議な力を持った作品だと思うのである。
Posted by ブクログ
個人的にはすごい好きな作品でした
そもそも語り手がサイコパスしかいないっていうのが素直に面白かったですね
この作者とは別の作品で犯人と刑事の視点で描かれる小説があったんでどちらかが何かしらのギミックがあるのかなって思いながら読んでたらどっちもサイコパスなんかい!みたいな
ただ読みやすいし話の展開も読みづらいしむちゃくちゃ面白かった
この設定を楽しめる人にはすごいおすすめ
Posted by ブクログ
1回通して読んでみて表面的な内容しか分からなかった、でも2回目所々セリフを読んでみてミチオという少年の性格が少し分かり、結末も分かって★4です
ミチオは愛情が欲しかったんだなって感じた
でもなにか素直になれず、軽く考えてた事が最悪の結果を招き後悔を生む。
「誰だって自分の物語の中にいるじゃないか」
この言葉が繰り返して言う所が印象的です
どんな人も自分の都合のいいような物語を自分の中で描いている これを読んでる君もそうでしょ?
と言われてるように感じた。
Posted by ブクログ
びっくりするくらい予測不可能な一冊。
最後の最後まで騙されて、思わず「え??!!」って言葉が出てくる。友達にもおすすめしちゃうくらい。もう一回読めばまた気持ちが変わりそうなそんな一冊でした。
Posted by ブクログ
「大どんでん返し」って紹介されすぎてちょっと物足りなく感じちゃった
でも予想外の部分も多かった!
最後のシーンはどうゆう意味なんだろ色んな解釈があるのかな
Posted by ブクログ
1日で引き込まれて完読。
タイトルや表紙からは想像できない展開。
登場人物が全員、二面性を匂わせてきて終始奇妙な話。
ポップな描写があったかと思えば、
次のページで狂気が見え隠れする。
常に何かが起こりそうな緊迫感と、
後半怒涛の「まって、どゆこと」に出会う。
最終的にしっかり回収してくれて、
それがすっきりするかは別として、
読み終わった後もやっぱり奇妙な気持ちがそのまま残る。
ただ、ひたすらに没頭できることは間違いない。
Posted by ブクログ
S君の、すぐ信じ込んじゃいけないとか、お爺さんの、1度自分の中でそう思ってしまったら考えを変えるのは難しいとか、全部読者に呼びかけてたのかなあ、、と思う展開でした。S君以外にも、ミカやトコお婆さんまでも人間じゃないなんて考え回らなかった、でも、ミカが岩村先生に「
Posted by ブクログ
部類はミステリーかと思いますが、ミステリー要素は強くない作品。
妹に違和感…もしかして…と予想する通りの展開にゾワっとする感覚。
好みが分かれる作品かと思います。
Posted by ブクログ
独特な設定と何回も裏切られる展開が面白かった。
妹の正体に関しては蜘蛛を食べた時点で何となく予想できたけど、殺人に見せかけるという展開までは予想できなかった。
あまりにも触れたことのないタイプのどんでん返しすぎて、評価が難しい…
Posted by ブクログ
青春ミステリーなのかと思ったら、完全にホラー。
序盤は展開が面白くなっていきそうだったのに、Sくんが蜘蛛として現れたあたりからあれ…これはファンタジーなのか?でも読み進めると、シリアルキラーすぎて全然ファンタジーでもない。とにかく登場人物がサイコパスすぎて誰1人共感できなくて、途中からはこれはこういう世界観なんだと冷めた目で読み進めた。
みんなが嘘ばかりで結局真実は何だったんだろう?とこちらが迷子になる。
どちらかというの苦手な分野だし、最後までもやもやの残る展開なのに、なんやかんやで気になって最後まで読まされてしまったから不思議な魅力があったのかも。
Posted by ブクログ
読み終えた瞬間、足元が崩れるような感覚に襲われた。少年の瑞々しい語りの中に、じわじわと毒が混じり込んでいく。死者が転生するという奇妙な設定すら、物語の「歪み」の中では必然として機能し、読者の常識を麻痺させる。
驚愕の真相を経て突きつけられるのは、あまりに孤独で残酷な風景だ。日常という薄皮を一枚めくれば、そこにはひまわりの黄色さえもどす黒く見えるほどの闇が広がっている。ミステリーの枠を超えた、人間の業を煮詰めたような衝撃作だった。
Posted by ブクログ
S君の時間を追っていく話だと思っていたら、色んな視点から色んな疑問が湧いてきて、飽きることなく読み進めることができた。途中で、「え?何が起きた?」と今まで想像していた関係図が崩れ去る場面があり、ヒヤッとし、ゾクッとした不思議な不可解な空気が漂い始める。俗に言う叙述トリックというものだったと終盤に入り、気づくことになった。読者への罠だったこともあり、名前の印象から印象づけていたものがひっくり返り、これがどんでん返しだったのかなと思った。ただとてもスリリングと言えるものではなく、ジワッと「あーなるほど?」となるような程度だった。腑に落ちるようなスカッと感はないものの、この作品ならではの空気感が楽しめたかなと思う。読み終えたあと、Sくんの事件よりミキオくんという少年が不気味で怖くなる話だった。
Posted by ブクログ
これ、ミステリージャンルに入るか。ひたすら不可解で変だった。読後感は不思議さに圧倒され清々しかった。ある意味叙述トリックかな。エッと驚くことがチラホラで全く退屈しないのでお勧め。いつか再読したくなる一冊。
Posted by ブクログ
なるほど、これが噂のどんでん返しか…と思って読んでた
ミスリードが巧みで、亡くなった同級生が蜘蛛になって化けて(?)出たり、歳の割に大人びた妹や、予言?できるおばあちゃんとか、主人公を取り巻く歪な世界を上手く描ききってて見事に騙された
でも、ミチオ母があんなに歪んじゃった理由がなんだか浅く感じてしまって、彼女の中の葛藤や理念をもっと繊細に描写して欲しかったなーという気持ちで星3。
ミチオ母は、あくまでもミチオをソシオパス化させるための薄っぺらい舞台装置でしかない。
ミチオが母にかまって欲しくて、下駄箱で火事が!とか嘘ついて、それに慌てた妊婦の母が階段を滑り落ちて流産してからって、お前が殺した!!などとミチオを恨み続ける…というのはちょっと、説得力がなあ…。
せめてミチオが、子供ならではの残虐性で昔から小動物の類まで手をかけていて、その異常性が胎児の妹にまでも向き…とか、流産した母にとんでもなくおぞましい発言を…とかがあれば納得できたかも
Posted by ブクログ
毎年楽しみにしている新潮文庫の100冊をきっかけに。初めて読む道尾秀介さんの長編。
終業式の日、欠席したクラスメイトの家に届け物をしに行った主人公。主人公がそこで目撃したのはクラスメイトの死体。その後、死体が消えてしまう。
なぜ死体が消えたのか?なぜクラスメイトは死んだのか?
読んでいる途中でところどころ違和感を覚え、終盤に近づくにつれ、あ!そういうことなのか!と驚きながら読んだ。
人間のほの暗い部分が幼い主人公を通して書かれているのが、なんとも言えない気持ちになった。
最後から3行目の文章にゾッとした。
道尾秀介さん、また他の長編も読んでみたい。
向日葵の咲かない夏
登場人物でs君以外人間だと思わされていたところに
まんまと引っかかってしまったのが、なぜか気持ちよかったです。
最後はあんまり理解ができなかったので、また考えてからもう一度読みたいと思いました。
道夫さんの作品初めてですが他の作品も読みたいと思いました。
私には無理でした
叙述トリック小説が好きで手に取ったのですが、冒頭から不快感を煽る描写、おかしな人物たち、場当たり的な行動、主観的で根拠のない推理が続き、最後までセンスが合わず、胸クソ悪かったです。S君が蜘蛛になった時点で「なんだこりゃ…(呆)」となり、正直読むのが苦痛でした。3歳とは思えない口達者なミカは、ミチオ以外の他人には知覚できない存在なのだろうとは分かったので、トカゲという実体があろうがなかろうが、どうでもよかったです。恐らくミチオが聞こえる声、交わす会話だけが妄想で、視覚的なものは常人と同じものが見えているのでしょう。あれ、でも校舎の窓からS君が空を飛んでいるのが見えたんでしたっけ?
「お爺さん」を論破して追い詰めるほどの饒舌さと身体能力を持つ、こんな9歳男子なんているわけない、あぁきっとミチオは自分のことを小学生だと思いこんでいる青年なのだろう、と期待したのですが、そんなオチでもなかったようで…。
ミスリードさせるための異常性を持つ岩村先生はいつのまにか退場してしまいます。彼は一連の事件とは関係なかったけれども、彼の被害に遭った子たちはどうなったんでしょう? もしかしてミチオは自分の記憶にフタをしているだけで、岩村先生の部屋で見たビデオに映っていたのも、S君じゃなくてミチオ自身だったんじゃないの?と勘ぐってしまいました。
最後に部屋に火を放ったミチオにとって、両親が死ぬか、自分が死ぬか、あるいは全員死ぬか、どれでもよかったのでしょうから、ラストシーンやプロローグだって、死んでいくミチオの妄想かもしれません。「ぜーんぶ主人公の妄想でしたっ!」というのはただのちゃぶ台返しであり、私にとって「叙述トリック」ではなかったです。いや、伏線とかあるんだろうけど、読み返す気にもなれない。