【感想・ネタバレ】向日葵の咲かない夏のレビュー

あらすじ

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

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Posted by ブクログ

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精神科医としては、幻覚妄想状態の方の主観的視点ではこの物語のように色々疑っているつもりでも信じ込んでしまうものなのかもしれないと思った。

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2026年04月18日

匿名

ネタバレ 購入済み

友達の首吊り死体を見つけ、学校に人を呼びに行っている間に遺体が消えてしまう。虫生まれ変わった友達と遺体探しをする。
話の真相にびっくり。妹のことは何となく分かったが、まさかお婆さんまで?となって、主人公の精神状態に涙が出た。最後の結末にまたゾッとする。
何度も読みたい傑作。

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2025年04月04日

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はじめのうちは、殺された同級生の願いを叶えるというストーリーに沿って進行していく物語も、徐々にその形を失いはじめ、しまいにはこちらを置いてけぼりにして理解の向こう側に行ってしまう。
それなのに、物語の真相が気になってグイグイ読み進めてしまうし、二転三転しながら進む物語の魅力も相まって、不思議な力を持った作品だと思うのである。

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2026年04月25日

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個人的にはすごい好きな作品でした
そもそも語り手がサイコパスしかいないっていうのが素直に面白かったですね
この作者とは別の作品で犯人と刑事の視点で描かれる小説があったんでどちらかが何かしらのギミックがあるのかなって思いながら読んでたらどっちもサイコパスなんかい!みたいな
ただ読みやすいし話の展開も読みづらいしむちゃくちゃ面白かった
この設定を楽しめる人にはすごいおすすめ

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2026年04月24日

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ネタバレ

1回通して読んでみて表面的な内容しか分からなかった、でも2回目所々セリフを読んでみてミチオという少年の性格が少し分かり、結末も分かって★4です

ミチオは愛情が欲しかったんだなって感じた
でもなにか素直になれず、軽く考えてた事が最悪の結果を招き後悔を生む。
「誰だって自分の物語の中にいるじゃないか」
この言葉が繰り返して言う所が印象的です
どんな人も自分の都合のいいような物語を自分の中で描いている これを読んでる君もそうでしょ?
と言われてるように感じた。

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2026年04月22日

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ミチオがただただやばいやつだった
やっぱりこの作者はミスリードがお上手
気持ち悪い系・あり得ない系が苦手だけど、それでも伏線と叙述トリックとまでは行かないけど文章の楽しさを味わえた。映像化不可!

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

10年以上前に読んだはずの再読。内容はほぼ覚えていなかったが、確か、なんかおかしいはず、みたいな認識は持って臨んだ
はるかにその想定を超えるほどの不可解さ。主人公の「ミチオ」の精神が正常ではない。その主観から描かれるストーリーは全てが歪んでいて、読者をミスリードへと誘う。「ミカ」については明らかに三歳児の人間ではないと思い序盤から読むことができたため、たまに意図的な?違和感があれど、自然な表現が施されているなあと感心した。
終盤に訪れる、「あれ、どれが人間?そもそもいない?」混乱しながらも、暴かれる真相。
終始読み味としては不気味だが、展開も早く、予想だにしないもののため、まんまと没入してしまいました。非常に引き込まれる良い作品でした

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2026年04月14日

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やっと読めました。
前評判に違わずおもしろかったです。でも好き嫌いは分かれるだろうなあ。
生まれ変わったS君、てっきりミチオ君の妄想なんだろうと思ってたらミカちゃんにも見えてる?聞こえてる?
ミチオ君のお母さんの行動から何かあったんだろうなとはわかったけど、そういうことだったのか!
結果、ヒトコワでした。
ミチオ君、しあわせになってくれたらいいなと思うけど...どうだろう……

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2026年04月10日

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ネタバレ

読みながら「これ昔読んだことある」と思い出した一冊だった。
全体の話は忘れていたのに、印象的な場面(Sくんを女郎蜘蛛に襲わせようとする場面や、妹の妙に大人びた口調)だけ覚えていた。
再読が故、最後の衝撃はやや薄れたが、本を読む手が止まらない、次、次、と読ませてくる作者の技巧は薄まらず、一気読みしてしまった。

自分ははじめ、「生まれ変わり」との会話を本当の生まれ変わりとして読む、SFファンタジー寄りの解釈をした。読後感も「不思議で不気味な話だったな」くらいだった。
知人から、あれはすべて主人公の妄想、という現実的な解釈を聞いたことで、一気に作品全体が不気味になった。この瞬間に、ようやくこの物語の怖さが腑に落ちた気がした。
大人になっても空想から抜け出せない少年の生き様を恐る恐る覗いた。そんな感覚が残った本だった。

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2026年04月08日

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ネタバレ

夏の景色や空気を近くに感じられるほど表現が素晴らしく、すぐに世界に引き込まれた。
ストーリーは二転三転ありとてもおもしろかったが、母親のミチオに対する態度に厳しいものがあり胸が苦しくなった。この手の描写が苦手なのだと思う。
また、終盤のミチオの覚醒について違和感を感じた。それまでは頼りなかったはずが、急に大人を追い詰めそれを楽しんでいるような状態になったのが気になった。
最後のシーンは読み手によって理解が分かれると思うが、影が一つであったことからミチオだけが生き残って両親やミカは生まれ変わり(実態としてはミチオが作り出しているだけ)だと思った。

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2026年04月06日

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ネタバレ


青春ミステリーなのかと思ったら、完全にホラー。
序盤は展開が面白くなっていきそうだったのに、Sくんが蜘蛛として現れたあたりからあれ…これはファンタジーなのか?でも読み進めると、シリアルキラーすぎて全然ファンタジーでもない。とにかく登場人物がサイコパスすぎて誰1人共感できなくて、途中からはこれはこういう世界観なんだと冷めた目で読み進めた。
みんなが嘘ばかりで結局真実は何だったんだろう?とこちらが迷子になる。
どちらかというの苦手な分野だし、最後までもやもやの残る展開なのに、なんやかんやで気になって最後まで読まされてしまったから不思議な魅力があったのかも。

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2026年04月23日

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ネタバレ

小さい頃に読んだことがあったけど内容はほとんど覚えていなかったため再読
S君の死の真相をミチオ.妹のミカ.S君の幼い子供3人で追求する様子は冒険の様でワクワクしたけど、夢オチに近いような最後の展開は好きじゃなかった
夢オチではないけど、全ての違和感はミチオの妄想でした!って感じでうーん...

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2026年04月17日

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ネタバレ

なるほど、これが噂のどんでん返しか…と思って読んでた
ミスリードが巧みで、亡くなった同級生が蜘蛛になって化けて(?)出たり、歳の割に大人びた妹や、予言?できるおばあちゃんとか、主人公を取り巻く歪な世界を上手く描ききってて見事に騙された

でも、ミチオ母があんなに歪んじゃった理由がなんだか浅く感じてしまって、彼女の中の葛藤や理念をもっと繊細に描写して欲しかったなーという気持ちで星3。
ミチオ母は、あくまでもミチオをソシオパス化させるための薄っぺらい舞台装置でしかない。

ミチオが母にかまって欲しくて、下駄箱で火事が!とか嘘ついて、それに慌てた妊婦の母が階段を滑り落ちて流産してからって、お前が殺した!!などとミチオを恨み続ける…というのはちょっと、説得力がなあ…。
せめてミチオが、子供ならではの残虐性で昔から小動物の類まで手をかけていて、その異常性が胎児の妹にまでも向き…とか、流産した母にとんでもなくおぞましい発言を…とかがあれば納得できたかも

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2026年03月28日

ネタバレ

私には無理でした

叙述トリック小説が好きで手に取ったのですが、冒頭から不快感を煽る描写、おかしな人物たち、場当たり的な行動、主観的で根拠のない推理が続き、最後までセンスが合わず、胸クソ悪かったです。S君が蜘蛛になった時点で「なんだこりゃ…(呆)」となり、正直読むのが苦痛でした。3歳とは思えない口達者なミカは、ミチオ以外の他人には知覚できない存在なのだろうとは分かったので、トカゲという実体があろうがなかろうが、どうでもよかったです。恐らくミチオが聞こえる声、交わす会話だけが妄想で、視覚的なものは常人と同じものが見えているのでしょう。あれ、でも校舎の窓からS君が空を飛んでいるのが見えたんでしたっけ?
「お爺さん」を論破して追い詰めるほどの饒舌さと身体能力を持つ、こんな9歳男子なんているわけない、あぁきっとミチオは自分のことを小学生だと思いこんでいる青年なのだろう、と期待したのですが、そんなオチでもなかったようで…。
ミスリードさせるための異常性を持つ岩村先生はいつのまにか退場してしまいます。彼は一連の事件とは関係なかったけれども、彼の被害に遭った子たちはどうなったんでしょう? もしかしてミチオは自分の記憶にフタをしているだけで、岩村先生の部屋で見たビデオに映っていたのも、S君じゃなくてミチオ自身だったんじゃないの?と勘ぐってしまいました。
最後に部屋に火を放ったミチオにとって、両親が死ぬか、自分が死ぬか、あるいは全員死ぬか、どれでもよかったのでしょうから、ラストシーンやプロローグだって、死んでいくミチオの妄想かもしれません。「ぜーんぶ主人公の妄想でしたっ!」というのはただのちゃぶ台返しであり、私にとって「叙述トリック」ではなかったです。いや、伏線とかあるんだろうけど、読み返す気にもなれない。

#怖い #ドロドロ #ダーク

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2025年02月04日

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