小説・文芸の高評価レビュー
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澁澤龍彦経由でシュールレアリスム系の芸術に強い影響を受けている、幻想文学作家、山尾悠子の初期作品。
ネットで時々話題に上がるのを見かけては、読んでみたいなぁと思っていた作家さんでした。本作から手に取った理由は、コバルト文庫の少女向け作品として書かれているため、難解なところがなく、読みやすいと専らの噂だったから。
噂に違わず、するすると読めました。非常に美しい文章ですが「耽美」では無くて「綺麗」という印象。粒が揃ったスワロフスキーの硝子ビーズを色目よく並べたかのような文体は、冷蔵庫で良く冷やした梨みたいにシャリッとした爽やかな読後感で、とても良かった。
小説の世界観に差し込まれる酒井駒子の -
Posted by ブクログ
「もうあかんわ」となってしまうような大変な状況。
でも、筆者は「もうあかんわ」とそこから逃げるのではなく、「あかんわ」と笑いにユーモアに変えて、進んでいく。
日記という形式で記され、(執筆当時は)先の見えない、ゴールの見えないなか
本当に辛いことも、大変なことも、投げ出したくなることもあったと思う。
でも、読んでいてもなぜか暗~い気持ちにはならない。
「弱さを追い風にかえるのはユーモアとチャーミング」
作者にぴったりの言葉だとおもった。
あと、個人的に馴染みの深い神戸が舞台だったので余計に状況がイメージしやすくて読んでて楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
彬子女王の美しい日本語、本当面白い。
朝日新聞、京都府新聞に寄稿したエッセイをまとめた一冊
クスッと笑えて、学びも多く、女王の研究気質も現れた誠実な一冊。とても良き
タイトルは気を衒ったものではなく事実、笑
飼い犬の左馬助さまのすけが、子犬を抱く彬子女王に嫉妬してガブっと。山陰芝犬という種類らしく、毛の生え変わる時期に羊の様になる!
彬子の字は、『論語』の「文質彬彬として然る後に君子なり」から取られたもので、内容である実質と外面である文飾とが、ほどよく調和がとれて初めて君子といえる、という意味である。お印に木偏は使えなかったけれど名前に使え、その上、三笠宮殿下のお印である杉が彬の字に入
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