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Posted by ブクログ
シリーズ完結編。
山梨県警上吉田署地域課所属特別室というずいぶん長い部署名だが、要は皆閑職に追いやられた面々。
最初はやさぐれ警察官たちの吹き溜まりのような部署なのかと思っていたが、シリーズ二作目になると風向きが変わってきて、それぞれの抱える事情も少しずつ見えてきた。
そしてこの完結編では、桃園巡査と栗柄巡査、それぞれの決着というタイトルで二人の事情が描かれる。
やはり抱えるものはシリアスで、事件もなかなかのサスペンスだったが、シリーズが進むにつれて魅力が増してきたボスこと柿崎警部補が良い味を出して活躍もしてくれた。
彼の愚直さと変化(あるいは成長)が良い具合にこのシリーズと特別室のコミュニケーションを盛り立ててくれている。
何より、三人の関係性が良くなってきたのが嬉しいし楽しい。最後の柿崎の一言もホッとした。
『犬は知っている』の須脇警視正だけでなく、ジャーナリストの渡辺も出てきて、リンクも面白かった。
『犬は~』からの変化もあった。須脇はちょっとキャラクターが違うような。だが渡辺はいい方向に逞しくなっていて良かった。
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